JP2836417B2 - 埋込ボックス支持具 - Google Patents

埋込ボックス支持具

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JP2836417B2 JP5004967A JP496793A JP2836417B2 JP 2836417 B2 JP2836417 B2 JP 2836417B2 JP 5004967 A JP5004967 A JP 5004967A JP 496793 A JP496793 A JP 496793A JP 2836417 B2 JP2836417 B2 JP 2836417B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不特定方向に折り曲
げ可能でかつ埋込ボックスを型枠に押圧支持し得る強度
と所要長さとを有する棒状材を利用して、埋込ボックス
をコンクリート打設空間の所要位置に予め固定しておく
ための埋込ボックス支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の埋込ボックス支持具(以下、支持
具と称する)としては、特公平3−58023号公報に
開示されたものがある。このものは、図7に示すよう
に、鉄筋に固定される線状の支持棒A と、支持棒A を保
持して埋込ボックス10に取り付けられる板状の取付体B
とからなる。支持棒A は、折曲可能であり、曲げられた
状態で埋込ボックス10を型枠に押圧できる突っ張り強度
を有する。
【0003】取付体B は、埋込ボックス10の背面に当接
する矩形状のもので、埋込ボックス10の背面の所定の位
置に設けられている取付孔11に嵌挿する突片C を有す
る。この突片C を取付孔11に嵌挿して折り曲げることに
より、取付体B は埋込ボックス10に取り付けられる。ま
た、取付体B は、埋込ボックス10に取り付けられた状態
で埋込ボックス10の背面中央に設けられている貫通孔13
a と一致するようなねじ孔D を有する。このねじ孔D に
は雌ねじが刻設してあり、埋込ボックス10を型枠に引き
寄せて強固に密接させる引き寄せ部材、例えばスタッド
ボルトが螺合される。また、取付体B は、その両端部に
支持棒A を保持するための固着部E を有しており、支持
棒A は、取付体B の両端に沿うように保持されて左右外
方に突出している。
【0004】このものを使用した埋込ボックス10の埋設
を説明すると、まず、取付体B を埋込ボックス10に取り
付ける。次に、支持棒A を折り曲げ、針金等を用いて鉄
筋に固定する。その際、曲げ具合を調節することによ
り、埋込ボックス10を所要の位置に据えることができ
る。そして、埋込ボックス10の開口部に型枠を当接さ
せ、コンクリートを打設する。このように、上述の支持
具は、型枠の設置を待たずに埋込ボックス10を所要の位
置に配設することができ、その作業も容易に行うことが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
支持具は、埋込ボックスの背面の大部分を覆うような矩
形状の取付板と、取付板の両端から左右外方に突出する
長い線状の支持棒と、からなるものであるため、支持具
全体の占有面積が非常に広くなる。従って、保管の際に
場所をとる、運搬が容易でない等の不便が生じてしまう
のである。また、スタッドボルトを使用する場合、取付
体のねじ孔との螺合は、型枠設置後、その型枠を介して
行われるので、目視することができず、どの程度螺合さ
せるかは大体の目安によっている。そのため、必要以上
に螺合してスタッドボルトの先端部分をボックス背面及
び取付体から過度に突出させてしまう恐れがある。その
状態でコンクリートを打設すると、コンクリート硬化後
にスタッドボルトを引き抜くことが不可能となるので、
コンクリートを打設してからコンクリートが硬化するま
でにスタッドボルトを引き抜く必要があるが、コンクリ
ート打設時の現場は、危険であったり、立ち入るのが難
しい場合が多い。最悪の場合、コンクリート硬化後に、
壁面と面一になった埋込ボックスの狭い開口部からスタ
ッドボルトを切断するという困難な作業を行わなければ
ならない。
【0006】また、上述のものは、埋込ボックスが雌ね
じを刻設した締付孔を背面に有するものである場合、埋
込ボックスの締付孔と取付体のねじ孔が連なり、スタッ
ドボルトをうまく螺合させることができない可能性があ
る。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、運搬や保管を効率的に行
うことができ、引き寄せ部材を用いた埋込ボックスの埋
設作業を容易にする埋込ボックス支持具を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の埋込ボックス支持具は、不特定方向
に折り曲げ可能でかつ埋込ボックスを型枠に押圧支持し
得る強度と所要長さとを有する棒状材を利用して、埋込
ボックスをコンクリート打設空間の所要位置に配設する
ためのものであって、前記棒状材を一対、互いに略当接
状態にしてなる第1支持部材と、第1支持部材の長手方
向の中間付近において一対の棒状材を固定する固定部及
び埋込ボックスを支持する支持部を一対有した第2支持
部材と、よりなる構成としている。
【0009】そして、第2支持部材の支持部が、埋込ボ
ックスの背面に設けられている取付孔に挿入されるよう
固定部から連設された板状片である構成としている。
【0010】さらに、板状片の基端近傍に埋込ボックス
の取付孔周縁を載置する段部が設けてある構成としてい
る。
【0011】また、この埋込ボックス支持具を、第2支
持部材の一対の支持部の内方に位置する第1支持部材及
び/又は第2支持部材の固定部が、埋込ボックスから所
定距離だけ遠ざかる方向に湾曲せしめられている構成と
すると、埋込ボックスを型枠に引き寄せるための雄ねじ
を有した引き寄せ部材を使用する場合、その締め付け力
を十分生かすことができ、また、その先端部分のボック
ス背面からの突出度を一定にできて過度に突出するのを
防げる
【0012】また、請求項記載の埋込ボックス支持具
は、請求項1記載の第2支持部材の一対の支持部の内方
に、雄ねじ部材が貫通する埋込ボックス背面の貫通孔を
塞ぐ大きさを有するとともに中央にねじ孔を刻設した雌
ねじ部材を着脱自在に配設してなる構成としている。
【0013】そして、雌ねじ部材は、その周縁からノッ
クアウトとは重ならずに複数の取付孔を塞ぐ閉塞部を連
設してなり、閉塞部には、第2支持部材の一対の支持部
が挿通する挿通孔と、埋込ボックスの取付孔に嵌合する
凸部と、を設けてなる構成としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の構成によれば、第1支持部材を
一対の棒状材が互いに略当接状態にあるものとしたの
で、支持具全体の占有面積が従来に比べて非常に小さく
なる。
【0015】また、第2支持部材の支持部が、埋込ボッ
クスの背面に予め設けられている取付孔に挿入される板
状片であるので、挿入して折り曲げるだけで埋込ボック
スを支持することができる。
【0016】また、板状片の基端近傍に埋込ボックスの
取付孔周縁を載置する段部を設けるので、板状片の取付
孔への挿入度合が一定となる。
【0017】ここで、第1支持部材及び/又は第2支持
部材の固定部が、埋込ボックスから所定距離だけ遠ざか
る方向に湾曲せしめられている、埋込ボックスを型枠
に引き寄せるための雄ねじを有した引き寄せ部材を使用
する場合、その締め付け力を十分生かすことができ、ま
た、その先端部分のボックス背面からの突出度を一定に
できて過度に突出するのを防げる。
【0018】請求項記載の構成によれば、第2支持部
材の一対の支持部の内方に、雄ねじ部材が貫通する埋込
ボックス背面の貫通孔を塞ぐ大きさを有するとともに中
央にねじ孔を刻設した雌ねじ部材を着脱自在に配設して
なるので、引き寄せ部材と螺合する雌ねじが刻設されて
いない埋込ボックスに対して、引き寄せ部材を使用する
ことができる。
【0019】また、雌ねじ部材は、その周縁からノック
アウトとは重ならずに複数の取付孔を塞ぐ閉塞部を連設
してなり、閉塞部には、第2支持部材の一対の支持部が
挿通する挿通孔と、埋込ボックスの取付孔に嵌合する凸
部と、を設けてなるので、ノックアウトの利用を妨げず
に、打設したコンクリートが取付孔からボックス内へ侵
入するのを防ぐことができ、かつ、第2支持部材の固定
部と埋込ボックスの背面とに挟持されるときの位置決め
が容易に行える
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図3に
基づいて説明する。この埋込ボックス支持具(以下、支
持具と称する)は、折り曲げ可能な一対の棒状材1a,1a
が互いに略当接状態にある第1支持部材1 と、第1支持
部材1 の長手方向の中間付近において一対の棒状材1a,1
a を固定する固定部3 及び埋込ボックス10を支持する支
持部である板状片4 を一対有した第2支持部材2 と、か
らなる。
【0021】第1支持部材1 は、コンクリート打設空間
に縦横に配設されている鉄筋14に固定できるよう十分な
長さを有する。例えば、棒状材1a,1a の長さが550m
m、直径が4mm程度のものである。この第1支持部材1
は、使用時には、略当接状態から端部が互いに離間する
ように変形されて大略X字状をなし、結束具15等により
鉄筋14に固定される。その際、棒状材1a,1a を適宜折り
曲げることによって、埋込ボックス10が所要の位置を得
るよう調整することができる。
【0022】なお、ここでは、2本の棒状材が並設され
て略当接状態にあるものを一対の棒状材としているが、
例えば、二つに折り畳んだ棒状材を2本、互いに先端が
逆方向を向くようにして後述する第2支持部材の固定部
で連結したものでもよく、実質的に一対の棒状材であれ
ばよい。
【0023】第2支持部材2 は、前述したように、第1
支持部材1 を固定する固定部3 及び埋込ボックス10を支
持する板状片4 を一対有する。固定部3 は、例えば厚さ
1mm程度の薄い鉄板を、略当接状態にある一対の棒状材
1a,1a の中間付近においてかしめて形成したもので、大
略筒状をなす。また、板状片44は、埋込ボックス10の背
面の所定の位置に設けられている取付孔11に挿入できる
ように固定部3 の両端から連設される。この板状片4 に
は、その基端近傍に埋込ボックス10の取付孔11の周縁を
載置する段部5 を設けてある。この段部5 は、埋込ボッ
クス10の取り付け具合を安定させるためのものである。
【0024】なお、固定部は、例えば、互いの間に適当
な間隔を置く一対のリング状のものでもよい。また、固
定部は、例えば溶接によって固着してもよい。さらに、
支持部は、板状片に替えて、例えば雄ねじを有する突起
片にして、ナット等を螺合させるものでもよい。
【0025】板状片4 による埋込ボックス10の支持を説
明すると、まず、板状片4 をその段部5 が埋込ボックス
10の取付孔11の周縁を載置するまで取付孔11に挿入す
る。そして、板状片4 を埋込ボックス10の背面の裏側に
当接するように折り曲げると、埋込ボックス10と係合し
た状態となり、埋込ボックス10を支持する。
【0026】さらに、第2支持部材2 の固定部3 は、板
状片4 が埋込ボックス10を支持したとき、埋込ボックス
10の背面から所定距離だけ遠ざかる方向に、第1支持部
材1の中間付近と共に湾曲せしめられている。これによ
り、埋込ボックス10を型枠16に引き寄せて強固に密接さ
せる引き寄せ部材、例えばスタッドボルト17を使用した
場合、その先端部分は、埋込ボックス10の背面中央の雌
ねじを刻設してある締付孔12から若干、例えば10.5
mm程度突出した状態で固定部3 に突き当たり、それ以上
進まなくなる。従って、スタッドボルト17の締めつけ力
を生かし、かつコンクリート硬化後でもスタッドボルト
17を引き抜くことができる。
【0027】なお、前述のように、固定部を一対のリン
グ状のものとした場合は、第1支持部材のみが湾曲する
ことになる。また、前述のように、第1支持部材が、二
つに折り畳んだ棒状材を2本、互いに先端が逆方向を向
くようにして固定部で連結したものである場合、第2支
持部材のみが湾曲することになる。
【0028】この支持具を用いた埋込ボックス10の埋設
作業について説明すると、まず、前述のようにして、板
状片4 で埋込ボックス10を支持する。次に、第1支持部
材1の棒状材1a,1a を四方へ拡げ、結束具15等を用いて
鉄筋14に固定する。このとき、棒状材1a,1a を適宜折り
曲げて、埋込ボックス10を所要の位置に据える。そし
て、埋込ボックス10の開口部に型枠16を当接させ、コン
クリートを打設する。このとき、スタッドボルト17を使
用する場合は、埋込ボックス10の開口部に型枠16を当接
させ、スタッドボルト17を型枠16に貫通して埋込ボック
ス10の背面の締付孔12に螺合した後、コンクリートを打
設する。そして、コンクリート硬化後にスタッドボルト
17を引き抜く。このようにして、埋込ボックス10を、コ
ンクリート打設空間の所要の位置に埋設する。
【0029】次に、本発明の第2実施例を図4乃至図6
に基づいて説明する。この支持具は、第1支持部材1
と、第2支持部材2 と、ねじ部材6 からなる。第1支持
部材1及び第2支持部材2 は、第1実施例と同様のもの
である。ねじ部材6 は、中央にスタッドボルト17と螺合
する雌ねじを刻設したものであり、スタッドボルト17が
貫通する埋込ボックス10の貫通孔13a を塞ぐ大きさを有
する。このねじ部材6 は、第2支持部材2 の一対の板状
片4,4 の内方に配設され、固定部3 と埋込ボックス10の
背面とに挟持される。また、ねじ部材6 は、その周縁か
ら複数の取付孔11を塞ぐ閉塞部7 を連設している。この
閉塞部7 は、電線管18を接続するための埋込ボックス10
のノックアウト13と重なってその使用を妨げることがな
いように設けられ、コンクリート打設時にコンクリート
が埋込ボックス10の取付孔11に侵入するのを防ぐ。
【0030】詳しくは、埋込ボックス10の背面には、サ
イコロの5の目のように中央と四隅近傍にノックアウト
13が設けられており、取付孔11は、四隅のノックアウト
13間近傍に、複数設けられている。閉塞部7 は、それら
の取付孔11を塞ぐために連設されているので、大略十字
状をなす。また、すべての取付孔11を塞いでしまうと、
第2支持部材2 の板状片4 を取付孔11に挿入することが
できないので、閉塞部7 の一部に挿通孔8 を設けてあ
る。さらに、閉塞部7 は、他の取付孔11を塞ぐと共に取
付孔11に嵌合する凸部9 を有するので、第2支持部材2
の固定部3 と埋込ボックス10の背面とに挟持されるとき
の位置決めが容易に行える。
【0031】ところで、埋込ボックス10は、壁面と面一
になるように配設されてコンセントを収容したりする一
般的な規格品であり、一面が開口した箱体をなし、各面
に複数のノックアウト13を有する。通常、スタッドボル
ト17の貫通は、背面中央のノックアウト13を打ち抜いて
できる貫通孔13a から行われる。また、背面の所定の位
置には複数の取付孔11が予め設けられている。さらに、
背面中央にスタッドボルト17を貫通するための雌ねじが
刻設された締付孔12が設けられているものもある。第1
実施例の支持具は、埋込ボックス10が締付孔12を有する
場合は特に問題ないが、そうでない場合には、スタッド
ボルト17を使用することができない。本実施例の支持具
は、埋込ボックス10に締付孔12がない場合に、スタッド
ボルト17を使用することを可能にするものである。
【0032】本実施例の支持具による埋込ボックス10の
埋設作業について説明すると、まず、ねじ部材6 を埋込
ボックス10の取付孔11に嵌合する。次に、ねじ部材6 を
挟持するようにして、支持具に埋込ボックス10を支持さ
せる。次に、第1支持部材1の棒状材1a,1a を四方へ拡
げ、結束具15等を用いて鉄筋14に固定する。このとき、
棒状材1a,1a を適宜折り曲げて、埋込ボックス10を所要
の位置に据える。次に、埋込ボックス10の開口部に型枠
16を当接させ、スタッドボルト17を型枠16に貫通する。
そして、スタッドボルト17を埋込ボックス10の背面の貫
通孔13a を通してねじ部材6 と螺合した後、コンクリー
トを打設する。スタッドボルト17は、コンクリート硬化
後に引き抜けばよい。
【0033】なお、ねじ部材の閉塞部の挿通孔は、切り
抜いて形成したものでもよく、切り欠いて形成したもの
でもよい。また、ねじ部材は、貫通孔に嵌合する凸部を
有するものでもよい。また、ねじ部材は、例えば大略田
字状でもよいし、閉塞部のない略円形のものでもよく、
少なくとも埋込ボックスの貫通孔を塞ぐ大きさを有して
いればよい。また、ねじ部材は、支持具に溶接等によっ
て固着されていてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の埋込ボックス支持具は、
第1支持部材が一対の棒状材を互いに略当接状態にした
ものなので、支持具全体の占有面積が従来に比べて非常
に小さくなり、従って、運搬や保管等を効率よく行うこ
とができる。
【0035】また、第2支持部材の支持部が、埋込ボッ
クスの背面に予め設けられている取付孔に挿入される板
状片であるので、挿入して折り曲げるだけで埋込ボック
スを支持することができる。
【0036】また、板状片の基端近傍に埋込ボックスの
取付孔周縁を載置する段部が設けてあるので、板状片の
取付孔への挿入度合が一定となり、埋込ボックスの取り
付け具合の安定性が向上する。
【0037】ここで、第1支持部材及び/又は第2支持
部材の固定部が、埋込ボックスから所定距離だけ遠ざか
る方向に湾曲せしめられていると、引き寄せ部材を使用
する場合、その締め付け力を十分生かすことができ、ま
た、その先端部分のボックス背面からの突出度を一定に
できて過度に突出するのを防げる。従って、コンクリー
ト硬化後でも容易に引き寄せ部材を引き抜くことができ
る。
【0038】請求項記載の埋込ボックス支持具は、請
求項記載の効果に加え、第2支持部材の一対の支持部
の内方に、雄ねじ部材が貫通する埋込ボックス背面の貫
通孔を塞ぐ大きさを有するとともに中央にねじ孔を刻設
した雌ねじ部材を着脱自在に配設してなるので、引き寄
せ部材と螺合する雌ねじが刻設されていない埋込ボック
スに対して、引き寄せ部材を使用することができる。
【0039】また、雌ねじ部材は、その周縁からノック
アウトとは重ならずに複数の取付孔を塞ぐ閉塞部を連設
してなり、閉塞部には、第2支持部材の一対の支持部が
挿通する挿通孔と、埋込ボックスの取付孔に嵌合する凸
部と、を設けてなるので、ノックアウトの利用を妨げず
に、打設したコンクリートが取付孔からボックス内へ侵
入するのを防ぐことができ、かつ、第2支持部材の固定
部と埋込ボックスの背面とに挟持されるときの位置決め
が容易に行える
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す支持具及び埋込ボッ
クスの斜視図である。
【図2】その埋込ボックスを支持した状態を示す斜視図
である。
【図3】そのスタッドボルトが螺合された状態を示す一
部を切り欠いた断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す支持具及び埋込ボッ
クスの分解斜視図である。
【図5】そのねじ部材を第2支持部材の板状片の内方に
配設した状態を示す斜視図である。
【図6】その埋込ボックスを支持した状態を示す斜視図
である。
【図7】従来例を示す支持具及び埋込ボックスの斜視図
である。
【符号の説明】
1 第1支持部材 1a 棒状材 2 第2支持部材 3 固定部 4 板状片(支持部) 5 段部 6 ねじ部材 7 閉塞部 10 埋込ボックス 11 取付孔 13a 貫通孔 17 引き寄せ部材(スタッドボルト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/12 H02G 3/08 E04G 9/10 104

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不特定方向に折り曲げ可能でかつ埋込
    ボックスを型枠に押圧支持し得る強度と所要長さとを有
    する棒状材を利用して、埋込ボックスをコンクリート打
    設空間の所要位置に配設するためのものであって、前記
    棒状材を一対、互いに略当接状態にしてなる第1支持部
    材と、第1支持部材の長手方向の中間付近において一対
    の棒状材を固定する固定部及び埋込ボックスを支持する
    支持部を一対有した第2支持部材と、からなり、前記第
    2支持部材の支持部は、埋込ボックスの背面に設けられ
    ている取付孔に挿入されるよう固定部から連設された板
    状片であり、前記板状片は、その基端近傍に埋込ボック
    スの取付孔周縁を載置する段部が設けてある埋込ボック
    ス支持具。
  2. 【請求項2】 前記第2支持部材の一対の支持部の内
    方に、前記雄ねじ部材が貫通する埋込ボックス背面の貫
    通孔を塞ぐ大きさを有するとともに中央にねじ孔を刻設
    した雌ねじ部材を着脱自在に配設し、前記雌ねじ部材
    は、その周縁からノックアウトとは重ならずに複数の取
    付孔を塞ぐ閉塞部を連設してなり、閉塞部には、第2支
    持部材の一対の支持部が挿通する挿通孔と、埋込ボック
    スの取付孔に嵌合する凸部と、を設けてなる請求項1記
    載の埋込ボックス支持具。
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