JPH10273973A - スリーブ用型枠 - Google Patents

スリーブ用型枠

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JPH10273973A
JPH10273973A JP8036997A JP8036997A JPH10273973A JP H10273973 A JPH10273973 A JP H10273973A JP 8036997 A JP8036997 A JP 8036997A JP 8036997 A JP8036997 A JP 8036997A JP H10273973 A JPH10273973 A JP H10273973A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型枠への取付けと取り外しが簡単であり、繰
り返し使用できるスリーブ用型枠を提供することであ
る。 【解決手段】 形成すべきスリーブとほぼ同じ径を有す
るパイプ(12)を備え、パイプの壁には、パイプの長
さ全体にわたってパイプの長さ方向に延びた切断部(1
4)が設けられ、切断部をパイプ(12)の周方向に互
いに離れるように押し広げる拡張部材(16)を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、鉄筋コンク
リート建築物のコンクリート躯体にスリーブを形成する
ためのスリーブ用型枠に関し、より詳細には、繰り返し
使用できるスリーブ用型枠に関する。なお、ここでコン
クリート躯体に設ける「スリーブ」とは、コンクリート
躯体に設ける孔をいうものとする。
【0002】
【従来の技術】ビルディングやマンションのような鉄筋
コンクリート建築物においては、給排水、蒸気、温水、
電気等の配管を通すため、梁やスラブ等のようなコンク
リート躯体にスリーブが設けられる。
【0003】従来、このようなスリーブをコンクリート
躯体に形成する方法として、図9に示されるように、型
枠内のスリーブを形成すべき箇所に紙製のスリーブ用型
枠を型枠アンカー等を用いて固定した後、型枠内にコン
クリートを打設し、コンクリートが硬化するのを待って
スリーブ用型枠をコンクリート躯体から抜き取る方法が
知られている。
【0004】或いは、上述の方法において、紙製のスリ
ーブ用型枠の代わりに薄い鉄板製のスパイラルダクト管
を使用し、コンクリートが硬化した後もスパイラルダク
ト管を埋め込んだままにしておく方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来の方法では、紙とコンクリートの摩擦抵抗により、
スリーブ用型枠をコンクリート躯体から抜き取るのに手
間がかかるという課題があった。
【0006】また、スリーブ用型枠の素材が紙であるた
め、型枠自体が水に弱く変形し易いとともに、形成すべ
きスリーブの長さが長い場合には施工精度が悪くなると
いう課題があった。
【0007】一方、後者の従来の方法では、スリーブ内
に配管を敷設した後にスリーブを埋める場合に、スパイ
ラルダクト管にモルタル等が付着しにくいという課題が
あった。
【0008】また、年月を経るとスパイラルダクト管の
小口が錆びてくるという課題もあった。
【0009】また、両方の従来の方法とも、高コストの
紙製スリーブ用型枠やスパイラルダクト管を使用するた
め、施工費用が高くつく問題があった。特に、マンショ
ン工事現場では、各住戸のスリーブの数は多く、また、
住戸タイプ毎に共通の寸法を有している場合が多いにも
かかわらず、上述の方法では、形成すべきスリーブの数
だけ、紙製スリーブ用型枠やスパイラルダクト管を用意
しなければならないため、無駄が多く、改善の必要性が
叫ばれていた。
【0010】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、型枠への取付けと取り外しが簡単であり、繰り返し
使用できるスリーブ用型枠を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係るスリ
ーブ用型枠は、鉄筋コンクリート建築物のコンクリート
躯体にスリーブを形成するためのスリーブ用型枠であっ
て、形成すべきスリーブとほぼ同じ外径を有するパイプ
を備え、前記パイプの壁には、パイプの長さ全体にわた
ってパイプの長さ方向に延びた切断部が設けられ、前記
切断部を前記パイプの周方向に互いに離れるように押し
広げる拡張部材を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0012】本願請求項2に係るスリーブ用型枠は、前
記請求項1のスリーブ用型枠において、前記拡張部材
は、切断部に挿入されるくさび要素と、リブとを有し、
前記リブは、先端にくさび要素が固定された一つのリブ
片と、くさび要素が切断部に挿入されたときに先端が前
記パイプの内壁に当接する複数のリブ片とを有している
ことを特徴とするものである。
【0013】本願請求項3に係るスリーブ用型枠は、前
記請求項2のスリーブ用型枠において、前記くさび要素
には、その長さ方向の両縁部に、前記くさび要素を前記
切断部に挿入したときに前記切断部の両縁部が嵌まる段
部が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】本願請求項4に係るスリーブ用型枠は、前
記請求項1ないし3のいずれかのスリーブ用型枠におい
て、前記パイプの切断部の端部に、面取り部が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0015】本願請求項5に係るスリーブ用型枠は、前
記請求項1のスリーブ用型枠において、前記拡張部材
が、前記パイプの内径とほぼ等しいか又は僅かに大きな
外径を有するパイプからなり、前記パイプの切断部の切
断面は、パイプの内側に向かって拡開する傾斜面に形成
され、前記パイプに前記拡張部材を挿入したときに、拡
開した前記パイプの切断部の空隙に嵌合する横断面形状
を有する分離したくさび要素を備えたことを特徴とする
ものである。
【0016】本願請求項6に係るスリーブ用型枠は、前
記請求項1ないし5のいずれかのスリーブ用型枠におい
て、前記拡張部材の一端に、把手の付いた蓋が取付けら
れていることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
スリーブ用型枠10を示している。スリーブ用型枠10
は、形成すべきスリーブとほぼ同じ径と長さを有するパ
イプ12を備えている。
【0019】パイプ12は好ましくは、塩化ビニル樹脂
で作られている。パイプ12の壁には、パイプ12の長
さ全体にわたってパイプ12の長さ方向に延びた切断部
14が設けられている。
【0020】スリーブ用型枠10は又、切断部14をパ
イプ12の周方向に互いに離れるように押し広げる拡張
部材16を備えている。拡張部材16は、切断部14に
挿入されるくさび要素18と、くさび要素18に取付け
られたリブ20とを有している。
【0021】本実施形態のリブ20は、図2(A)に示
されるように、4つのリブ片20a、20b、20c、
20dからなる十字形の横断面を有しており、隣接する
リブ片は、互いに90°の角度をなすように設けられて
いる。そして、一つのリブ片20aの先端にくさび要素
18が固定されており、他のリブ片20b、20c、2
0dの先端は、拡張部材16を切断部14に挿入したと
き、パイプ12の内壁に当接するようになっている(図
2(A)において、点線は、拡張部材16を切断部14
に挿入したときのパイプ12を示している)。
【0022】これらのリブ片20a、20b、20c、
20dにより、コンクリート打設後にコンクリートの圧
力によってパイプ12が変形するのが防止される。
【0023】なお、図1、図2(A)に示されるリブ2
0は、互いに90°の角度を隔てた4つのリブ片から形
成されているが、リブを、互いに360°/n間隔を隔
てたn個のリブ片(n=3、5又は6以上)によって形
成してもよい。図3(A)にはn=3の場合が示されて
おり、図3(B)にはn=5の場合が示されている。
【0024】くさび要素18には、図2(B)に最も良
く示されるように、長さ方向の両縁部に、拡張部材16
を切断部14に挿入したときに切断部14の両縁部が嵌
まる段部18aが設けられている。これにより、パイプ
12を拡張状態に確実に保持することが可能になる。
【0025】また、くさび要素18の切断部14への挿
入を容易にするため、くさび要素18の先端には好まし
くは、図2(C)に示されるように、面取り部18bが
設けられている。
【0026】同様に、図2(D)に示されるように、パ
イプ12の切断部14の端部にも、面取り部14aが設
けられている。
【0027】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
スリーブ用型枠30を示している。図4(A)に示すよ
うに、スリーブ用型枠30は、切断部34が設けられた
パイプ32を備えている点でスリーブ用型枠10と共通
しているが、切断部34の切断面に傾斜を設けている
点、拡張部材としてパイプ36を使用している点、くさ
び要素として横断面が拡開した切断部34の空隙に嵌合
する分離したくさび要素37を使用する点でスリーブ用
型枠10と相違している。
【0028】スリーブ用型枠30の拡張部材(パイプ3
6)は、パイプ32の内径とほぼ等しいか、或いはパイ
プ32の内径よりも僅かに大きな外径を有するパイプか
らなる。パイプ36とパイプ32の挿入、被挿入の端部
は、挿入を容易にするように面取りをすることが好まし
い。たとえば、挿入されるパイプ32の端部の内周面に
外方に向かって拡開する傾斜面をつけ、挿入するパイプ
36の端部を尖端状に形成することができる。
【0029】図4(B)にこの実施形態によるスリーブ
用型枠30を組み立てたところの横断面を示す。
【0030】図4(B)に示すように、パイプ32にパ
イプ36を挿入すると、パイプ32の切断部34が拡開
する。切断部34の切断面は、内側に向かって広がるよ
うな傾斜面に形成されているので、拡開した切断部34
の空隙は、内周が長い円弧状の横断面形状を有してい
る。くさび要素37は、好ましくはパイプの一部を使用
して形成したものであり、上記拡開した切断部34の空
隙に嵌合する横断面形状にする。このくさび要素37を
拡開した切断部34の空隙に挿入することにより、図4
(B)に示すような状態になる。くさび要素37は、切
断部34と嵌合した状態では脱落することがない。
【0031】この実施形態のスリーブ用型枠30によれ
ば、コンクリート硬化後撤去する時に、最初にパイプ3
6のみを取り外す。このとき、パイプ32に対してパイ
プ36を相対的に回転させる動作を行うことができるの
で、パイプ36の取り外しが容易になる。
【0032】さらに、パイプ36の外周面にグリース等
の潤滑剤を塗布したり、パイプ36の外周面に摩擦抵抗
を減少させる凹凸をつけたり、また、前記両者を組み合
わせパイプ36の外周面に摩擦抵抗を減少させる凹凸を
つけ、さらに潤滑剤を塗布することにより、パイプ36
の取り外しがさらに容易になる。
【0033】パイプ36を取り外した後は、くさび要素
37を取り外す。このとき、くさび要素37は、切断部
34の切断面と干渉することなく、スリーブ内側に向か
って取り外すことができる。従って、くさび要素37の
取り外しを容易に行うことができる。
【0034】くさび要素37を取り外した後は、パイプ
32がそれ自体の弾性によって縮み、コンクリートから
離脱するので、簡単に撤去することができる。
【0035】なお、後述するような垂直のスリーブを形
成する場合に、スリーブ用型枠10のコンクリート躯体
からの抜取りを容易にするため、好ましくは、拡張部材
16の一端に、把手の付いた蓋16aが取付けられてい
る(図7参照)。同様に、図示されていないが、拡張部
材36の一端に蓋を取付けてもよい。
【0036】以上のように構成された本発明のスリーブ
用型枠を用いてスリーブを形成する方法について説明す
る。
【0037】最初に、コンクリート躯体に水平なスリー
ブを形成する方法について説明する。まず、図5に示さ
れるように、コンクリート躯体の型枠(図示せず)の所
定箇所に、1組のスリーブ用型枠アンカー22を釘等で
固定する。このスリーブ用型枠アンカー22は、市販品
を使用してもよい。
【0038】次いで、第1の実施の形態の場合には、図
6(A)に示されるように、パイプ12の切断部14が
拡張部材16のくさび要素18によって押し広げられる
ように、拡張部材16をパイプ12内に挿入する。する
と、パイプ12は、拡張部材16によって押し広げられ
た分だけ、径が大きくなる。
【0039】また、第2の実施の形態の場合には、すで
に説明したように、パイプ36をパイプ32内に挿入
し、くさび要素37を挿入して組み立てる。
【0040】その後、型枠内にコンクリートを打設す
る。コンクリートが硬化するのを待って、拡張部材1
6、36、くさび要素37をパイプ12、32から抜き
取ると、パイプ12、32は、元の径に戻り、図6
(B)に示されるように、コンクリートとパイプ外壁と
の間に隙間が形成される。これにより、図6(C)に示
されるように、コンクリート躯体からパイプ12、32
を容易に抜き取ることができる。
【0041】次に、図7と図8とを参照して、スラブ等
のコンクリート躯体に垂直なスリーブを形成する方法に
ついて説明する。まず、スリーブ用型枠を組み立てる。
この際、パイプ12の安定性を良くするため、高さhの
高いスリーブ用型枠底板22を使用するのが好ましい。
【0042】次いで、第1の実施の形態の場合には、図
7に示されるように、パイプ12の切断部14が拡張部
材16のくさび要素18によって押し広げられるよう
に、蓋16aの付いた拡張部材16をパイプ12内に挿
入する。また、第2の実施の形態の場合には、パイプ3
6をパイプ32内に挿入する。このようにして、パイプ
12、32を拡張する。第2の実施の形態の場合には、
くさび要素37を挿着する。
【0043】次に、図8に示すように、拡張部材16の
くさび要素18にネジ孔を2か所設け、先端に雄ネジを
取付けたスペーサを介して、拡張部材16を型枠に固定
する。第2実施形態の場合は好ましくは、くさび要素3
7とパイプ36の双方を固定するネジ孔を設け、型枠に
固定する。
【0044】なお、パイプ12,32の底部に配置され
る底板は、手摺壁や擁壁内に埋め込んだ状態にされるの
で、薄い金属製のものを使用するのが好ましい。
【0045】その後、型枠内にコンクリートを打設す
る。コンクリートが硬化した後、拡張部材16、36、
くさび要素37をパイプ12、32から抜き取ると、パ
イプ12、32は、元の径に戻り、コンクリートとパイ
プ外壁との間に隙間が形成される。これにより、コンク
リート躯体からパイプ12、32を容易に抜き取ること
ができる。
【0046】なお、拡張部材に蓋が設けられているた
め、抜き取りが容易であるとともに、コンクリートの打
設時にパイプ12、32内へのコンクリートの流入が阻
止される。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、スリーブ用型枠を繰り
返して使用することができるので、コスト削減が可能に
なる。特に、同じ寸法のスリーブを多数作る必要のある
マンション工事現場において効果的である。
【0048】また、従来のように廃棄材が発生しないの
で、廃棄に要する手間が省けるとともに、廃棄材の発生
による環境破壊のおそれが回避される。
【0049】また、パイプが変形しにくいため、従来の
方法よりも、スリーブの施工精度が向上する。
【0050】さらに、型枠への取付けが容易であるた
め、作業の省力化が図られ、ひいてはコスト削減に寄与
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスリーブ用型
枠を示した斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るスリーブ用型
枠の各部を示した図であって、(A)は、図1の線2A
−2Aに沿って見た側面図、(B)は、図1の部分2B
の拡大図、(C)は、図1の部分2Cの拡大図、(D)
は、図1の部分2Dの拡大図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るスリーブ用型
枠の拡張部材の変形形態を示したものであって、(A)
は、隣接するリブが互いに120°間隔を隔てている拡
張部材、(B)は、隣接するリブが互いに72°間隔を
隔てている拡張部材を示した図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るスリーブ用型
枠を示した図であって、図4(A)は第2の実施の形態
に係るスリーブ用型枠の構成要素を分解して示した斜視
図、図4(B)は組み立てた状態の第2実施形態のスリ
ーブ用型枠の横断面図。
【図5】水平なスリーブを形成する際の本発明の第1の
実施の形態に係るスリーブ用型枠の設置を示した図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るスリーブ用型
枠によるスリーブの施工手順を示した図である。
【図7】垂直なスリーブを形成する際の本発明の第1の
実施の形態に係るスリーブ用型枠の設置を示した図であ
る。
【図8】擁壁の天端にスリーブを形成する際の本発明の
第1の実施の形態に係るスリーブ用型枠の設置を示した
ものであって、(A)は、全体断面図、(B)は、
(A)の線8B−線8Bに沿った断面図である。
【図9】従来のスリーブの形成方法を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
10 スリーブ用型枠 12 パイプ 14 切断部 14a 面取り部 16 拡張部材 16a 蓋 18 くさび要素 18a 段部 18b 面取り部 20 リブ 20a リブ片 20b リブ片 20c リブ片 20d リブ片 22 スリーブ用型枠アンカー 30 スリーブ用型枠 32 パイプ 34 切断部 36 パイプ 37 くさび要素

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリート建築物のコンクリート躯
    体にスリーブを形成するためのスリーブ用型枠であっ
    て、 形成すべきスリーブとほぼ同じ外径を有するパイプを備
    え、前記パイプの壁には、パイプの長さ全体にわたって
    パイプの長さ方向に延びた切断部が設けられ、 前記切断部を前記パイプの周方向に互いに離れるように
    押し広げる拡張部材を備えていることを特徴とするスリ
    ーブ用型枠。
  2. 【請求項2】前記拡張部材は、切断部に挿入されるくさ
    び要素と、リブとを有し、 前記リブは、先端にくさび要素が固定された一つのリブ
    片と、くさび要素が切断部に挿入されたときに先端が前
    記パイプの内壁に当接する複数のリブ片とを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のスリーブ用型枠。
  3. 【請求項3】前記くさび要素には、その長さ方向の両縁
    部に、前記くさび要素を前記切断部に挿入したときに前
    記切断部の両縁部が嵌まる段部が設けられていることを
    特徴とする請求項2に記載のスリーブ用型枠。
  4. 【請求項4】前記パイプの切断部の端部に、面取り部が
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載のスリーブ用型枠。
  5. 【請求項5】前記拡張部材が、前記パイプの内径とほぼ
    等しいか又は僅かに大きな外径を有するパイプからな
    り、 前記パイプの切断部の切断面は、パイプの内側に向かっ
    て拡開する傾斜面に形成され、 前記パイプに前記拡張部材を挿入したときに、拡開した
    前記パイプの切断部の空隙に嵌合する横断面形状を有す
    る分離したくさび要素を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のスリーブ用型枠。
  6. 【請求項6】前記拡張部材の一端に、把手の付いた蓋が
    取付けられていることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれか1項に記載のスリーブ用型枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009197400A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toyota Home Kk コンクリート構造体の孔形成方法及びこれに使用される器具
JP2012002003A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 San Rail:Kk 手摺り支柱の立設方法及びこの方法に使用する支柱立設穴形成用金型
JP6277343B1 (ja) * 2017-08-23 2018-02-07 強 下山 貫通孔用スリーブ固定具
JP6336157B1 (ja) * 2017-02-21 2018-06-06 株式会社京都スペーサー スリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法

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