JP6336157B1 - スリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法 - Google Patents

スリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6336157B1
JP6336157B1 JP2017030047A JP2017030047A JP6336157B1 JP 6336157 B1 JP6336157 B1 JP 6336157B1 JP 2017030047 A JP2017030047 A JP 2017030047A JP 2017030047 A JP2017030047 A JP 2017030047A JP 6336157 B1 JP6336157 B1 JP 6336157B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve tube
main body
slit
flat bar
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017030047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018135664A (ja
Inventor
坂口 伸宏
伸宏 坂口
昌宏 衞藤
昌宏 衞藤
昇 伊勢田
昇 伊勢田
啓明 廣芳
啓明 廣芳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2017030047A priority Critical patent/JP6336157B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6336157B1 publication Critical patent/JP6336157B1/ja
Publication of JP2018135664A publication Critical patent/JP2018135664A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

【課題】スリットを有する単独のスリーブ管本体のみを用い、製造作業及び取り外し作業の簡単化を図ることができるスリーブ管及びその製造方法並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法を提供する。【解決手段】打設造形されるコンクリート壁に貫通孔を形成する際に用いられる合成樹脂製のスリーブ管本体10を備えたスリーブ管1を前提とする。スリーブ管本体10のスリット11を、スリーブ管本体10の軸線方向全域に亘る鋼製のフラットバー2の半径方向外方側端部21がスリーブ管本体10を拡径させるように圧入された状態で閉止する。スリーブ管本体10の周壁内部に、その軸線方向の両端部において先端がスリット11に向かうように起立した状態で倒伏可能に設置された支持脚3を設ける。そして、スリット11を閉止した状態のフラットバー2を、各支持脚3の先端に凹設した凹部311に半径方向内方側端部22を挿通した状態で保持している。【選択図】図1

Description

本発明は、打設造形されるコンクリート製構造物に貫通孔を形成する際に用いられるスリーブ管本体を備えたスリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法に関する。
一般に、打設造形されるコンクリート壁などのコンクリート製構造物に貫通孔を形成する場合には、スリーブ管(空洞管)と呼ばれる円筒部材を配置した状態で、当該スリーブ管の外周囲にコンクリートを打設し、コンクリートが硬まって造形されるコンクリート製構造物からスリーブ管を除去することで貫通孔を形成していた。
しかし、スリーブ管としては、紙製のものが広く用いられている関係上、コンクリートからの剥離性が悪く、コンクリートが硬化した後は抜き取ることができない。そのため、コンクリートが硬化した後、スリーブ管を変形させたり破ったりしながら、コンクリートから引き剥していた。このように、紙製のスリーブ管では、コンクリートから除去する際に変形・破損が余儀なくされるため、再利用が不可能である。また、スリーブ管をコンクリートから除去する作業に時間を要し、作業者の負担も大きい。
そこで、従来より、円筒管の周壁を軸線方向に延びるスリットが設けられた弾性力を有するスリーブ管本体と、このスリーブ管本体の内径よりも大きな外径を有し、円筒管の周壁を軸線方向に延びるスリットが設けられた弾性力を有する第1調節管と、この第1調節管の内径よりも大きな外径を有し、円筒管の周壁を軸線方向に延びるスリットが設けられた弾性力を有する第2調節管とを備えたスリーブ管が知られている(特許文献1参照)。
この場合、第1調節管のスリットを拡間材の嵌合により拡げて拡径された状態の第1調節管の内部に第2調節管を挿入してから拡間材を取り外して第1調節管の内周面を第2調節管の外周面に圧接させておく。次いで、スリーブ管本体のスリットを拡間材の嵌合により拡げて拡径された状態のスリーブ管本体の内部に第1調節管を第2調節管と共に挿入してから拡間材を取り外してスリーブ管本体の内周面を第1調節管の外周面に圧接させる。このとき、スリーブ管本体、第1及び第2調節管のスリットは、互いに周方向で不一致となるようにしている。
特開2005−200963号公報
ところが、前記従来のものでは、スリーブ管が、スリーブ管本体、第1及び第2調節管の3つの管によって構成されているため、製造するに当たり、スリーブ管本体及び第1調節管のスリットを拡げて拡径させる必要があり、それぞれの拡径作業が非常に煩わしく時間を要することになる。しかも、スリーブ管の製造時に、スリ−ブ管本体のスリットによる空間をテープによって塞ぐ作業が不可欠であり、テープを用いたことによる製造工数及び経費の増加が余儀なくされる。
更に、スリットによる空間をテープによって閉塞していると、コンクリートの打設時にテープの張力を超えたコンクリートがスリ−ブ管本体のスリットの空間に侵入するおそれがあり、第1調節管を取り外した際のスリ−ブ管本体の縮径が十分に見込めずに貫通孔からのスリーブ管本体の円滑な取り外しが危惧される。その上、コンクリート製構造物の貫通孔からスリーブ管本体を取り外す際に3つの管を順に取り外す必要があり、スリーブ管本体の取り外し作業に時間を要する上、取り外し作業が非常に煩わしいものとなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、筒管の周壁を軸線方向に延びるスリットを有する単独のスリーブ管本体のみを用い、製造作業及び取り外し作業の簡単化を図ることができるスリーブ管及びその製造方法並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、打設造形されるコンクリート製構造物に貫通孔を形成する際に用いられる合成樹脂製のスリーブ管本体を備えたスリーブ管として、前記スリーブ管本体に、その周壁を軸線方向に延びるスリットを設ける。更に、前記スリットを、前記スリーブ管本体の軸線方向全域に亘って延びる鋼製のフラットバーの半径方向外方側端部が前記スリーブ管本体を拡径させるように圧入された状態で閉止するとともに、前記スリーブ管本体の周壁内部に、その軸線方向の少なくとも両端部において先端がそれぞれ前記スリットに向かうように起立した状態で倒伏可能に設置された支持脚を設ける。そして、前記スリットを閉止した状態のフラットバーを、前記各支持脚の先端に凹設された凹部に半径方向内方側端部をそれぞれ挿通した状態で保持することを特徴としている。
また、前記フラットバーの半径方向外方側端を、前記スリーブ管本体の周壁の外面よりも半径方向外方へ若干量突出させることがこのましい。
また、前記スリーブ管本体の軸線方向両端部のうちの少なくとも一方に、当該スリーブ管本体を前記コンクリート製構造物の貫通孔から取り外す際にフック部材を係止可能に開口するようにテープ材で閉止された係止孔を設けることがこのましい。
また、前記スリーブ管本体のスリットを、その周壁の外方から前記フラットバーと共にテープ材により被覆することがこのましい。
また、前記フラットバーの長手方向両端のうちの少なくとも一方に、当該フラットバーを前記スリーブ管本体のスリットから取り外す際に前記各支持脚を倒伏させた状態で半径方向内方側への打撃を付与する段差部を設けることがこのましい。
更に、前記フラットバーの長手方向両端のうちの少なくとも一方に、当該フラットバーを前記スリーブ管本体のスリットから取り外す際にフック部材を係止する係止孔を設けることがこのましい。
これに対し、打設造形されるコンクリート製構造物に貫通孔を形成する際に用いられる合成樹脂製のスリーブ管本体を備えたスリーブ管の製造方法として、前記スリーブ管本体の周壁を軸線方向に延びるスリットに対し、そのスリーブ管本体の軸線方向全域に亘って延びる鋼製のフラットバーの半径方向外方側端部を、前記スリーブ管本体を拡径させるように圧入して当該スリットを閉止する。その後、前記スリットを閉止した状態のフラットバーの半径方向内方側端部を、前記スリーブ管本体の周壁内部の軸線方向の少なくとも両端部において先端がそれぞれ前記スリットに向かうように起立した状態で倒伏可能に設置した支持脚の先端に凹設されている凹部にそれぞれ挿通して保持することを特徴としている。
また、スリーブ管を用いて打設造形されたコンクリート製構造物に形成される貫通孔の製造方法であってもよい。
以上、要するに、スリーブ管本体のスリットをフラットバーの半径方向外方側端部によってスリーブ管本体を拡径させるように圧入した状態で閉止し、そのフラットバーを、スリーブ管本体の周壁内部における軸線方向の少なくとも両端部においてスリットに向かうような起立状態で倒伏可能に設置した支持脚の先端の凹部に半径方向内方側端部をそれぞれ挿通した状態で保持することで、スリーブ管本体のスリットを圧入されるフラットバーによって確実に閉止することができる。これにより、コンクリートの打設時にコンクリートがスリ−ブ管本体のスリットに侵入することがなく、フラットバーを取り外した際のスリ−ブ管本体の縮径が十分に見込め、貫通孔からスリーブ管本体を円滑に取り外すことができる。その上、コンクリート製構造物の貫通孔からスリーブ管を取り外す際に単一のスリーブ管のみを取り外せばよく、スリーブ管の取り外し作業を短時間でかつ容易に行うことができる。
しかも、単一のスリーブ管本体によってスリーブ管が構成されているため、製造するに当たり、単一のスリーブ管本体のスリットのみを拡げて拡径すればよく、拡径作業が簡単で作業時間の短縮化を図ることができる。また、スリーブ管の製造時に、スリ−ブ管本体のスリットをフラットバーの半径方向外方側端部によって閉止することで、テープによってスリットを塞ぐ作業を必須とはせず、製造工数及び経費の削減化を図ることができる。
また、フラットバーの半径方向外方側端をスリーブ管本体の周壁の外面よりも半径方向外方へ若干量突出させることで、コンクリートの打設時にスリ−ブ管本体のスリットへのコンクリートの侵入を確実に防止し、フラットバーを取り外した際のスリ−ブ管本体の十分な縮径が可能となって、貫通孔からスリーブ管本体をより円滑に取り外すことができる。
また、スリーブ管本体の軸線方向両端部のうちの少なくとも一方に、フック部材を係止可能に開口するようにテープ材で閉止された係止孔を設けることで、スリーブ管本体をコンクリート製構造物の貫通孔から取り外す作業がフック部材によってより短時間でかつ簡単に行うことができる。
また、スリーブ管本体のスリットをその周壁の外方からフラットバーと共にテープ材により被覆することで、コンクリートの打設時にスリ−ブ管本体のスリットへのコンクリートの侵入をより確実に防止し、フラットバーを取り外した際のスリ−ブ管本体の縮径が十分に見込め、貫通孔からスリーブ管本体をより円滑に取り外すことができる。
また、フラットバーの長手方向両端のうちの少なくとも一方に、各支持脚を倒伏させた状態で半径方向内方側への打撃を付与する段差部を設けることで、フラットバーをスリーブ管本体のスリットから取り外す作業をより円滑に行うことができる。
更に、フラットバーの長手方向両端のうちの少なくとも一方にフック部材を係止する係止孔を設けることで、フラットバーをスリーブ管本体のスリットから取り外す際に係止具によってより簡単に取り外し作業を行うことができる。
これに対し、スリーブ管本体のスリットに対し鋼製のフラットバーの半径方向外方側端部を圧入して当該スリットを閉止した後、そのフラットバーの半径方向内方側端部を、スリーブ管本体の周壁内部の軸線方向の少なくとも両端部においてスリットに向かうように起立した状態で倒伏可能に設置した支持脚の先端の凹部にそれぞれ挿通して保持することで、スリーブ管本体のスリットを圧入されるフラットバーによって確実に閉止できる。これにより、打設したコンクリートがスリ−ブ管本体のスリットに侵入することがなく、フラットバーを取り外した際のスリ−ブ管本体の縮径が十分に見込め、貫通孔からスリーブ管本体を円滑に取り外すことができる。その上、コンクリート製構造物の貫通孔からスリーブ管を取り外す際に単一のスリーブ管のみを取り外せばよく、スリーブ管の取り外し作業を短時間でかつ容易に行うことができる。
しかも、単一のスリーブ管本体によって構成したスリーブ管を製造するに当たり、単一のスリーブ管本体のスリットのみを拡げて拡径すればよく、拡径作業が簡単で時間を要することがない。また、スリーブ管の製造時に、スリ−ブ管本体のスリットをフラットバーの半径方向外方側端部によって閉止していることにより、テープによってスリットを塞ぐ作業を必須とせずに製造工数及び経費の削減化を図ることができる。
また、スリーブ管を用いて打設造形されたコンクリート製構造物に形成される貫通孔を製造することで、フラットバーを取り外した際に十分なスリ−ブ管本体の縮径が見込め、貫通孔からスリーブ管本体を円滑に取り外せてコンクリート製構造物に貫通孔を簡単に形成することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るスリーブ管の斜視図である。 図1のスリーブ管を軸線方向一端側から見た側面図である。 図1のスリーブ管をスリット付近で切断した縦断面図である。 図2のスリーブ管のスリットの間隔とフラットバーの厚さとの関係を示す説明図である。 図1のスリーブ管に設けられる支持脚の分解斜視図である。 図2のスリーブ管により貫通孔が形成された状態を示すコンクリート壁の正面図である。 図6のスリーブ管の周壁内面から支持脚を取り外した状態を示すコンクリート壁の正面図である。 図7のスリーブ管のスリットからフラットバーを取り外した状態を示すコンクリート壁の正面図である。 図8のスリーブ管を貫通孔から取り外した状態を示すコンクリート壁の正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスリーブ管を軸線方向一端側から見た側面図である。 図10のスリーブ管をスリット付近で切断した縦断面図である。 各実施の形態の変形例に係るスリーブ管に設置される支持脚を示し、(a)は支持脚を軸線方向から見た正面図、(b)は支持脚の側面図である。 各実施の形態のその他の変形例に係るスリーブ管に設置される支持脚を示し、(a)は支持脚を軸線方向から見た正面図、(b)は支持脚の側面図である。 各実施の形態のその他の変形例に係るスリーブ管に設置される支持脚を示し、(a)は支持脚を軸線方向から見た正面図、(b)は支持脚の側面図である。 各実施の形態のその他の変形例に係るスリーブ管に設置される支持脚を示し、(a)は支持脚を軸線方向から見た正面図、(b)は支持脚の側面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るスリーブ管の一例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るスリーブ管の斜視図、図2はスリーブ管を軸線方向一端側から見た側面図、図3はスリーブ管をスリット付近で切断した縦断面図をそれぞれ示している。
図1〜図3において、スリーブ管1は、打設造形されるコンクリート製構造物としてのコンクリート壁A内を略水平方向に貫通する貫通孔A1を形成する際に用いられる合成樹脂製のスリーブ管本体10を備えている。このスリーブ管本体10には、その周壁を軸線方向に延びるスリット11が設けられている。このスリット11は、スリーブ管本体10の周方向に略4mmの間隔αを存して周壁の軸線方向両端部間に亘って形成され、スリーブ管本体10を断面有端円環状としている。この場合、スリーブ管本体10は、軸線方向の長さが1500mmに、外径が114mmに、管厚が6.6mmにそれぞれ設定されている。
図4はスリーブ管1のスリット11の間隔とフラットバーの厚さとの関係を示す説明図を示している。この図4において、スリーブ管1は、スリーブ管本体10の軸線方向全域に亘って延びる鋼製のフラットバー2を備えている。フラットバー2は、その短手方向がスリーブ管本体10の半径方向へ延びて板状に形成されている。また、フラットバー2は、その厚さβがスリット11の間隔αよりも若干量(例えば1〜2mm)だけ大きく設定され、幅(短手方向の長さ)が38mmに設定されている。そして、スリット11は、フラットバー2の半径方向外方側端部21がスリーブ管本体10を拡径させるように圧入された状態で閉止されている。この場合、スリーブ管本体10には、その構造上、スリット11の形成によって当該スリット11の間隔αを狭めるような縮径方向の力が作用しているため、実際のスリット11の間隔αは、図面で表示される間隔よりも狭い間隔となる。
図5はスリーブ管1に設けられる支持脚の分解斜視図を示している。この図5に示すように、スリーブ管1は、フラットバー2の両端部を保持する支持脚3,3を備えている。各支持脚3は、先端がそれぞれスリット11に向かうように起立した状態でスリーブ管本体10の周壁内部に倒伏可能に設置されている。そして、各支持脚3は、フラットバー2を保持する保持側片31と、スリーブ管本体10の周壁内部に設置された設置側片32と、保持側片31の下端部と設置側片32の上端部とをスリーブ管本体10の軸線方向から締結するボルト33及びナット34とを備えている。この場合、支持脚3(保持側片31及び設置側片32)は、スリーブ管本体10の軸線方向から見て幅が略30mmに設定されている。
また、各支持脚3の保持側片31は、その先端に凹設された凹部311を有し、スリット11を半径方向外方側端部21により閉止したフラットバー2の半径方向内方側端部22を凹部311にそれぞれ挿通した状態で保持している。一方、各支持脚3の設置側片32は、その下端にスリーブ管本体10の軸線方向両側に向かって突出する一対の脚体321,321を有している。そして、各支持脚3は、ボルト33及びナット34による締結を解除することで、保持側片31と設置側片32とに分割され、より倒伏し易い状態が得られる。この場合、ナット34としては、設置側片32に取り付けられたウェルドナットが適用されている。
フラットバー2の半径方向外方側端部21は、各支持脚3の保持側片31の凹部311に半径方向内方側端部22がそれぞれ挿通された保持状態で、スリーブ管本体10の周壁の外面よりも半径方向外方へ若干量(例えば1〜2mm程度)突出するような短手方向長さに設定されている。凹部311の幅γ(スリーブ管本体10の周方向への幅)は、フラットバー2の厚さβよりも若干大きめ(例えば8mm程度)に形成され、凹部311に対するフラットバー2の半径方向外方側端部21の挿通がスムーズに行えるようにしている。
また、スリーブ管本体10の軸線方向両端部には、当該スリーブ管本体10をコンクリート壁Aの貫通孔A1から取り外す際に、図示しないフック部材を係止可能に開口するようにテープ材41で閉止された一対の係止孔12,12がそれぞれ設けられている。この一対の係止孔12,12は、スリーブ管本体10の軸線方向両端部においてその周方向に互いに略180°離間した位置に開口している。そして、テープ材41は、スリーブ管本体10の周壁の外面に貼着されている。また、スリーブ管本体10のスリット11は、その周壁の外方からフラットバー2の半径方向外方側端部21と共にテープ材42により被覆されるように当該テープ材42がスリーブ管本体10の周壁の外面に貼着されている。
また、フラットバー2の長手方向両端には、当該フラットバー2をスリーブ管本体10のスリット11から取り外す際に、各支持脚3を倒伏させた状態つまり保持側片31と設置側片32とを分割させた状態で、半径方向内方側への打撃を付与する段差部23がそれぞれ設けられている。この各段差部23は、フラットバー2の両端面において半径方向外方端から半径方向外方端に近付くに従い軸線方向内方側に位置するような傾斜面231によって形成されている。
更に、フラットバー2の長手方向両端には、当該フラットバー2をスリーブ管本体10のスリット11から取り外す際に、図示しないフック部材を係止する係止孔24がそれぞれ設けられている。この各係止孔24は、各支持脚3の保持側片31の凹部311による保持位置よりもそれぞれ軸線方向外寄りに位置している。
次に、打設造形されるコンクリート壁Aに貫通孔A1を形成する際に用いられるスリーブ管本体10を備えたスリーブ管1の製造方法を図6に基づいて説明する。図6はスリーブ管1により貫通孔A1が形成された状態を示すコンクリート壁Aの正面図を示している。
先ず、図6に示すように、スリーブ管本体10の周壁のスリット11に対し、スリーブ管本体10の周壁内部に挿通したフラットバー2の半径方向外方側端部21を、スリーブ管本体10を拡径させるように半径方向内方から圧入して当該スリット11を閉止する。このとき、スリーブ管本体10の軸線方向両端部の係止孔12は、それぞれテープ材41で閉止されている。
その後、スリーブ管本体10の周壁内部にその両端よりそれぞれ支持脚3,3を挿入する。このとき、保持側片31と設置側片32とをボルト33及びナット34により予め締結した状態でスリーブ管本体10の周壁内部に挿入する。また、各支持脚3は、スリーブ管本体10の軸線方向両端部において先端がそれぞれ当該スリーブ管本体10の上端に位置するスリット11に向かうように起立した状態で設置する。
それから、スリット11を閉止した状態のフラットバー2の半径方向内方側端部22を、スリーブ管本体10の周壁内部の軸線方向両端部においてそれぞれ支持脚3の先端の凹部311つまり各支持脚3の保持側片31の先端の凹部311にそれぞれ挿通して保持する。このとき、フラットバー2の半径方向外方側端部21は、スリーブ管本体10の周壁の外面よりも半径方向外方へ若干量(例えば1〜2mm程度)突出している。
しかる後、スリーブ管本体10のスリット11をその周壁の外方からフラットバー2の半径方向外方側端部21と共にテープ材42により被覆するように、当該テープ材42をスリーブ管本体10の周壁外面に貼着しておく。このとき、スリーブ管本体10の周壁外面に、テープ材41,42の上から水性又は油性の剥離材を塗布することで、打設造形されるコンクリート壁Aの貫通孔A1に対するスリーブ管本体10の剥離性を高めるようにしてもよい。この場合、スリーブ管本体10のスリット11は、フラットバー2の半径方向外方側端部21によって閉止されているので、テープ材42による被覆して塞ぐ作業は必須ではない。
この状態で、打設造形されるコンクリート壁Aに対する貫通孔A1の形成位置に、スリーブ管本体10をその軸線回りに回転可能な状態で配置した後、スリーブ管本体10の外周囲にコンクリートを打設する。このとき、コンクリートの打設に伴ってスリーブ管本体10は、フラットバー2が錘となって、スリット11が下向きとなるように軸線回りに略180°回転する。
その後、コンクリートが硬まるまで待機し、コンクリート壁Aを造形する。
図7はスリーブ管1の周壁内面から支持脚3を取り外した状態を示すコンクリート壁Aの正面図、図8はスリーブ管1のスリット11からフラットバー2を取り外した状態を示すコンクリート壁Aの正面図、図9はスリーブ管1を貫通孔A1から取り外した状態を示すコンクリート壁Aの正面図をそれぞれ示している。
図7に示すように、コンクリート壁Aが造形されると、スリーブ管本体10の周壁内面から支持脚3を取り外し、それから、図8に示すように、スリーブ管本体10のスリット11からフラットバー2を取り外す。このフラットバー2の取り外しに際し、その長手方向両端の段差部23に対し図示しないハンマーなどによって半径方向内方側への打撃をそれぞれ付与してスリット11からフラットバー2を取り外した後、一方の段差部23近傍の係止孔24にフック部材を係止し、このフック部材を引き寄せてフラットバー2をスリーブ管本体10の周壁内部から取り外す。このとき、スリーブ管本体10は、スリット11からフラットバー2を取り外した際に縮径し、コンクリート壁Aの貫通孔A1に対し離間している。
その後、スリーブ管本体10の軸線方向両端部のうちのいずれか一方において一対の係止孔12,12のうちの少なくとも一方に、フック部材を係止する。そして、フック部材を引き寄せることで、図9に示すように、スリーブ管本体10をコンクリート壁Aの貫通孔A1から取り外し、コンクリート壁Aに貫通孔A1を形成する。
したがって、本実施の形態では、スリーブ管本体10のスリット11をフラットバー2の半径方向外方側端部21によってスリーブ管本体10を拡径させるように圧入した状態で閉止し、そのフラットバー2が、スリーブ管本体10の周壁内部の軸線方向両端部において各支持脚3の保持側片31先端の凹部311に半径方向内方側端部22をそれぞれ挿通した状態で保持されているので、スリーブ管本体10のスリット11を圧入されるフラットバー2によって確実に閉止することができる。これにより、コンクリート壁Aの打設時にコンクリートがスリ−ブ管本体10のスリット11に侵入することがなく、フラットバー2を取り外した際のスリ−ブ管本体10の縮径が十分に見込め、貫通孔A1からスリーブ管本体10を円滑に取り外すことができる。その上、コンクリート壁Aの貫通孔A1からスリーブ管本体10を取り外す際に単一のスリーブ管本体10のみを取り外せばよく、スリーブ管本体10の取り外し作業を短時間でかつ容易に行うことができる。
しかも、単一のスリーブ管本体10によってスリーブ管1が構成されているため、製造するに当たり、単一のスリーブ管本体10のスリット11のみを拡げて拡径すればよく、拡径作業が簡単で作業時間の短縮化を図ることができる。また、スリーブ管1の製造時に、スリ−ブ管本体10のスリット11がフラットバー2の半径方向外方側端部21によって閉止されていることにより、テープによってスリット11を塞ぐ作業を必須とはせず、製造工数及び経費の削減化を図ることができる。
また、フラットバー2の半径方向外方側端部21がスリーブ管本体10の周壁の外面よりも半径方向外方へ若干量突出しているので、コンクリートの打設時にスリ−ブ管本体10のスリット11へのコンクリートの侵入を確実に防止し、フラットバー2を取り外した際のスリ−ブ管本体10の十分な縮径が可能となり、貫通孔A1からスリーブ管本体10を円滑に取り外すことができ、コンクリート壁Aに貫通孔A1を簡単に形成することができる。
また、スリーブ管本体10の軸線方向両端部に、フック部材を係止可能に開口するようにテープ材41で周壁の外面から貼着されて閉止される一対の係止孔12,12がそれぞれ設けられているので、スリーブ管本体10をコンクリート壁Aの貫通孔A1から取り外す作業がフック部材によってより短時間でかつ簡単に行うことができる。
また、スリーブ管本体10のスリット11がその周壁の外方からフラットバー2の半径方向外方側端部21と共にテープ材42によって被覆されているので、コンクリートの打設時にスリ−ブ管本体10のスリット11へのコンクリートの侵入をより確実に防止し、フラットバー2を取り外した際のスリ−ブ管本体10の縮径が十分に見込め、貫通孔A1からスリーブ管本体10をより円滑に取り外すことができる。
また、フラットバー2の長手方向両端に、各支持脚3を倒伏させた状態で半径方向内方側への打撃を付与する段差部23が設けられているので、段差部23に対する半径方向内方側への打撃の付与によって、フラットバー2をスリット11から取り外す作業をより円滑に行うことができる。
更に、フラットバー2の長手方向両端にフック部材を係止する係止孔24がそれぞれ設けられているので、フラットバー2をスリーブ管本体10のスリット11から取り外す際に係止具によってより簡単に取り外し作業を行うことができる。
次に、本考案の第2の実施の形態を図10及び図11に基づいて説明する。
この第2の実施の形態では、スリーブ管本体及び支持脚の大きさを変更している。スリーブ管本体及び支持脚の大きさを除くその他の構成は、第1の実施の形態を同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10は本発明の第2の実施の形態に係るスリーブ管を軸線方向一端側から見た側面図、図11はスリーブ管をスリット付近で切断した縦断面図をそれぞれ示している。
図10及び図11に示すように、スリーブ管5は、軸線方向の長さが1500mmに、外径が370mmに、管厚が10.5mmにそれぞれ設定されたスリーブ管本体50を備えている。また、支持脚51は、保持側片52と設置側片53とに分割され、保持側片52の下端部と設置側片53の上端部とがボルト33及びナット34により締結されている。そして、支持脚51は、保持側片52の先端に凹部311を有し、スリーブ管本体50の軸線方向から見て幅が略60mmに設定されている。
この実施の形態では、スリーブ管本体50の大きさが変更されているものの、前記第1の実施の形態と同一の作用効果を奏することができる。
なお、本発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、前記各実施の形態では、軸線方向の長さを1500mmに、外径を114mmに、管厚を6.6mmにそれぞれ設定したスリーブ管本体10及び各支持脚3を備えたスリーブ管1や、軸線方向の長さを1500mmに、外径を370mmに、管厚を10.5mmにそれぞれ設定したスリーブ管本体50及び各支持脚51を備えたスリーブ管5を用いたが、スリーブ管本体の大きさはこれらに限定されるものではなく、図12〜図15に示すように、それぞれ大きさが異なるスリーブ管本体60〜90及び支持脚61〜91を備えたスリーブ管6〜9にも適用できるのはいうまでもない。
具体的には、図12の(a)及び(b)に示すように、軸線方向の長さを1500mmに、外径を184mmに、管厚を4.7mmにそれぞれ設定したスリーブ管本体60と、互いに分割された保持側片62及び設置側片63を有する支持脚61とを備えたスリーブ管6や、図13の(a)及び(b)に示すように、軸線方向の長さを1500mmに、外径を133.7mmに、管厚を6.0mmにそれぞれ設定したスリーブ管本体70と、互いに分割された保持側片72及び設置側片73を有する支持脚71とを備えたスリーブ管7であってもよい。また、図14の(a)及び(b)に示すように、軸線方向の長さを1500mmに、外径を113.3mmに、管厚を6.0mmにそれぞれ設定したスリーブ管本体80と、互いに分割された保持側片82及び設置側片83を有する支持脚81とを備えたスリーブ管8や、図15の(a)及び(b)に示すように、軸線方向の長さを1500mmに、外径を87.3mmに、管厚を6mmにそれぞれ設定したスリーブ管本体90と、互いに分割された保持側片92及び設置側片93を有する支持脚91とを備えたスリーブ管9であってもよい。
また、前記各実施の形態では、フラットバー2の厚さβをスリット11の間隔αよりも1mmだけ大きく設定したが、フラットバーの厚さはこれに限定されるものではなく、フラットバーの厚さは、スリットの間隔よりも2mm〜8mm程度の若干量だけ大きく設定されていてもよい。この場合、フラットバーの厚さの増大に伴ってフラットバー2を取り外した際のスリーブ管1,5〜8の縮径率が大きくなり、コンクリート壁Aの貫通孔A1からスリーブ管本体10を取り外す作業をより簡単かつ迅速に行うことが可能となる。
更に、前記各実施の形態では、フラットバー2の半径方向外方側端部21を、スリーブ管本体10の周壁の外面よりも半径方向外方へ1〜2mm程度突出させたが、フラットバーの半径方向外方側端部がスリーブ管本体の周壁の外面と一致していてもよく、要するに、コンクリートの打設時にフラットバーの半径方向外方側端部によってスリ−ブ管本体のスリットへのコンクリートの侵入が阻止されていればよい。
また、前記各実施の形態では、各支持脚3を保持側片31と設置側片32とに分割したが、保持側片と設置側片とがボルト及びナットを不要にした一体成形の支持脚であってもよい。
また、前記各実施の形態では、フラットバー2の長手方向両端に段差部23,23及び係止孔24,24をそれぞれ設けたが、フラットバー2の長手方向両端のうちの一方のみに段差部及び係止孔が設けられていてもよい。
更に、前記各実施の形態では、スリーブ管本体10の軸線方向両端部に一対の係止孔12,12をそれぞれ設けたが、スリーブ管本体の軸線方向両端部に単一の係止孔、若しくは、スリーブ管本体の軸線方向両端部の一方のみに一対の係止孔又は単一の係止孔が設けられていてもよい。また、前記各実施の形態では、スリーブ管本体10,50〜90の軸線方向の長さを1500mmに設定したが、スリーブ管本体の軸線方向の長さは、これに限定されるものではない。
また、前記各実施の形態では、支持脚3をスリーブ管本体10,50〜90の軸線方向両端部にそれぞれ設けたが、スリーブ管本体の軸線方向両端部を含む3ヶ所以上に支持脚が設けられていてもよい。
また、前記各実施の形態では、フラットバー2の厚さβをスリット11の間隔αよりも若干量(例えば1〜2mm)だけ大きく、かつ幅を38mmに設定したが、スリーブ管本体の外径に応じて変更可能である。具体的には、スリーブ管本体の外径が200mmya350mmであれば、フラットバーは、厚さ6mm×幅50mm〜厚さ22mm×幅50mmの範囲で変更可能である。
更に、前記各実施の形態では、スリーブ管1,5〜9を用いてコンクリート製構造物としてのコンクリート壁Aに貫通孔A1を形成する場合について述べたが、コンクリート製の梁、柱又は床などのコンクリート製構造物に貫通孔を設ける場合にもスリーブ管が適用できるのはいうまでもない。
A コンクリート壁(コンクリート製構造物)
A1 貫通孔
1 スリーブ管
10 スリーブ管本体
11 スリット
12 係止孔
2 フラットバー
21 半径方向外方側端部
22 半径方向内方側端部
23 段差部
24 係止孔
3 支持脚
311 凹部
41 テープ材
42 テープ材
5〜9 スリーブ管
50〜90 スリーブ管本体

Claims (8)

  1. 打設造形されるコンクリート製構造物に貫通孔を形成する際に用いられる合成樹脂製のスリーブ管本体を備えたスリーブ管であって、
    前記スリーブ管本体には、その周壁を軸線方向に延びるスリットが設けられ、
    前記スリットは、前記スリーブ管本体の軸線方向全域に亘って延びる鋼製のフラットバーの半径方向外方側端部が前記スリーブ管本体を拡径させるように圧入された状態で閉止されているとともに、
    前記スリーブ管本体の周壁内部には、その軸線方向の少なくとも両端部において先端がそれぞれ前記スリットに向かうように起立した状態で倒伏可能に設置された支持脚が設けられており、
    前記スリットを閉止した状態のフラットバーは、前記各支持脚の先端に凹設された凹部に半径方向内方側端部がそれぞれ挿通された状態で保持されていることを特徴とするスリーブ管。
  2. 前記フラットバーの半径方向外方側端は、前記スリーブ管本体の周壁の外面よりも半径方向外方へ若干量突出している請求項1に記載のスリーブ管。
  3. 前記スリーブ管本体の軸線方向両端部のうちの少なくとも一方には、当該スリーブ管本体を前記コンクリート製構造物の貫通孔から取り外す際にフック部材を係止可能に開口するようにテープ材で閉止された係止孔が設けられている請求項1又は請求項2に記載のスリーブ管。
  4. 前記スリーブ管本体のスリットは、その周壁の外方から前記フラットバーと共にテープ材により被覆されている請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のスリーブ管。
  5. 前記フラットバーの長手方向両端のうちの少なくとも一方には、当該フラットバーを前記スリーブ管本体のスリットから取り外す際に前記各支持脚を倒伏させた状態で半径方向内方側への打撃を付与する段差部が設けられている請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のスリーブ管。
  6. 前記フラットバーの長手方向両端のうちの少なくとも一方には、当該フラットバーを前記スリーブ管本体のスリットから取り外す際にフック部材を係止する係止孔が設けられている請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のスリーブ管。
  7. 打設造形されるコンクリート製構造物に貫通孔を形成する際に用いられる合成樹脂製のスリーブ管本体を備えたスリーブ管の製造方法であって、
    前記スリーブ管本体の周壁を軸線方向に延びるスリットに対し、そのスリーブ管本体の軸線方向全域に亘って延びる鋼製のフラットバーの半径方向外方側端部を、前記スリーブ管本体を拡径させるように圧入して当該スリットを閉止した後、
    そのスリットを閉止した状態のフラットバーの半径方向内方側端部を、前記スリーブ管本体の周壁内部の軸線方向の少なくとも両端部において先端がそれぞれ前記スリットに向かうように起立した状態で倒伏可能に設置した支持脚の先端に凹設されている凹部にそれぞれ挿通して保持していることを特徴とするスリーブ管の製造方法。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のスリーブ管を用いて打設造形されたコンクリート製構造物に形成される貫通孔の製造方法。
JP2017030047A 2017-02-21 2017-02-21 スリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法 Active JP6336157B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017030047A JP6336157B1 (ja) 2017-02-21 2017-02-21 スリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017030047A JP6336157B1 (ja) 2017-02-21 2017-02-21 スリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6336157B1 true JP6336157B1 (ja) 2018-06-06
JP2018135664A JP2018135664A (ja) 2018-08-30

Family

ID=62487228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017030047A Active JP6336157B1 (ja) 2017-02-21 2017-02-21 スリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6336157B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108643206A (zh) * 2018-06-11 2018-10-12 广西路建工程集团有限公司 免封底混凝土钢吊箱底板和钢护筒连接装置及其施工方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10273973A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Ando Corp スリーブ用型枠
WO2002014624A1 (en) * 2000-08-17 2002-02-21 Pro Collection Aps A method of forming a cavity in the casting of preferably parallel earth walls, a sleeve for embedding in concrete, and a use as well as a method of making such a sleeve
JP2009197400A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toyota Home Kk コンクリート構造体の孔形成方法及びこれに使用される器具
JP2016113844A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社京都スペーサー スリーブ管及びこのスリーブ管を用いたコンクリート構造体の貫通孔形成方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10273973A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Ando Corp スリーブ用型枠
WO2002014624A1 (en) * 2000-08-17 2002-02-21 Pro Collection Aps A method of forming a cavity in the casting of preferably parallel earth walls, a sleeve for embedding in concrete, and a use as well as a method of making such a sleeve
JP2009197400A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toyota Home Kk コンクリート構造体の孔形成方法及びこれに使用される器具
JP2016113844A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社京都スペーサー スリーブ管及びこのスリーブ管を用いたコンクリート構造体の貫通孔形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108643206A (zh) * 2018-06-11 2018-10-12 广西路建工程集团有限公司 免封底混凝土钢吊箱底板和钢护筒连接装置及其施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018135664A (ja) 2018-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3143915A (en) Anchor bolts
EP3032117B1 (en) Anchor bolt
JP2002201717A (ja) アンカー
JP6336157B1 (ja) スリーブ管及びその製造方法、並びにスリーブ管を用いた貫通孔の製造方法
US1497859A (en) Nailhead washer
KR101404938B1 (ko) 펀칭작업이 필요없는 개선된 세트 앵커볼트
JPH05346108A (ja) ブラインドピン固定具
KR20190019654A (ko) 폼타이에 결합되는 거푸집 고정구
JP4270406B1 (ja) 貫通孔形成器具、外皮材保持部材及びコンクリート構造物の貫通孔形成方法
JP2015527539A (ja) 拡張ボルト
KR200473296Y1 (ko) 세트 앙카
JP6706126B2 (ja) アンカー、アンカーの製造方法、アンカーの施工方法、及びスリーブ打込治具
KR101051265B1 (ko) 셋트 앵커볼트의 슬리브 성형방법 및 그 제품
US20030108399A1 (en) Expansion bolt
US20120117786A1 (en) blind rivet and fastening method thereof
JP6231506B2 (ja) アンカーボルト
KR101691770B1 (ko) 건축용 앵커
KR200394428Y1 (ko) 앵커볼트
JP5305684B2 (ja) コンクリート構造体の孔形成方法及びこれに使用される器具
JP7267813B2 (ja) アンカー、アンカー抜取用工具、アンカーユニット、アンカーの撤去方法
KR102325683B1 (ko) 구조재 정착용 커플러를 이용한 신규구조물의 정착 시공방법
KR200308709Y1 (ko) 앵커볼트
KR200485838Y1 (ko) 벽 고정용 앵커볼트
JPH0953398A (ja) ロックボルト落下防止金具
JP2019203294A (ja) アンカーシステム、アンカー、アンカー施工用工具

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6336157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250