JPH06174187A - 断熱用管 - Google Patents

断熱用管

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Publication number
JPH06174187A
JPH06174187A JP32696792A JP32696792A JPH06174187A JP H06174187 A JPH06174187 A JP H06174187A JP 32696792 A JP32696792 A JP 32696792A JP 32696792 A JP32696792 A JP 32696792A JP H06174187 A JPH06174187 A JP H06174187A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
pipe
insulating material
outer pipes
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP32696792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Nakamura
村 正 信 中
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Tube Forming KK
Original Assignee
Tube Forming KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内、外管の間に挿入される断熱材が曲げ加工
によって切れることがなく、内、外管間に空洞部が生じ
ないようにした断熱用管を提供する。 【構成】 内管3と外管4との2重管構造でその内、外
管の間にグラスウール等の繊維質の断熱材2が挿入され
た断熱管において、前記断熱材は、管の曲げるべき部位
に対応する箇所にその巻成時の衝合わせ端から交互に周
方向に切目5,5…が施されており、内、外管の曲げ加
工時に前記切目部分を均等に分散して伸展したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断熱用管に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図4に略示するように、自動車の
エンジン(a)の排気系に触媒による排気浄化装置
(b)を有する場合、この排気浄化装置まで排気ガスを
高温のまま導くことが触媒との反応時間を早めるうえで
望ましい。
【0003】このようなことから、エンジンに用いられ
るエキゾーストマニホールド(c)は一般に金属管によ
る内、外2重管構造とされ、その内、外管の間にグラス
ウール等の繊維質の断熱材を封入し、この2重管を所定
のマニホールド形状に曲げ加工してエキゾーストマニホ
ールドを形成するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに2重管の間隙
に筒状に巻成した断熱材を挿入したのち曲げ加工を施す
と、曲げた部分の伸び側の断熱材が引張られて千切れ、
内、外管の間に空洞部ができて断熱作用が失われ、内管
(一般にステレンス製)からの熱が外管(一般に鋼管
製)に直接伝わり、外管を早期に劣化させるという問題
があった。
【0005】本発明はこれに鑑み、内、外管の間に挿入
される断熱材の切れをなくし、空洞化することなく平均
して断熱材がおかれるようにした断熱用管を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本発明は、内管と外管と
の2重管構造でその内、外管の間にグラスウール等の繊
維質の断熱材が挿入された断熱管において、前記断熱材
は、管の曲げるべき部位に対応する箇所にその巻成時の
衝合わせ端から交互に周方向に切目が施されており、
内、外管の曲げ加工時に前記切目部分を均等に分散して
伸展したことを特徴とする。
【0007】
【作用】内管と外管との間に挿入される断熱材にその巻
成時の衝合わせ端から周方向に交互に切目が施されてい
るので、内、外管を曲げ加工したとき断熱材の曲り部分
の切目が管の曲げにならって均等に伸展し、曲げ部分の
伸び側の内、外管の間に大きな空洞部を生じることがな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0009】図1は本発明による断熱用管1の曲がり部
分の断面を示し、図2は挿入前の断熱材2を、図3はそ
の展開状態をそれぞれ示している。
【0010】断熱用管1は、ステンレス製の内管3と鋼
管製の外管4との2重管構造で、その内管3と外管4と
の間にグラスウール等の繊維質の断熱材2が挿入されて
いる。
【0011】この断熱材2は、図2のように丸めて筒状
に巻成する際の衝合わせ端2a,2aからその端縁に交
差する方向に互い違いに切目5,5…が施されており、
筒状に丸めた状態では切目5,5…の残余部(切れてい
ない部分)5a,5a…で連なった筒を構成するように
なっている。
【0012】この筒状に丸めた断熱材2を内管3と外管
4との間に挿入し、内、外管3,4を曲げ加工したとき
その伸び側では断熱材2の各切目5,5…が均等に分散
して伸び、大きな空洞部が生じることなく断熱材2が位
置される。したがって断熱材2の衝合わせ端2a,2a
が内、外管3,4の圧縮側になるような方向に曲げるこ
とが望ましい。また切目5,5…のピッチPはなるべく
小さくすることが好ましいが、外管4の外径が54φ、
内管3の外径が45φ、外管4の肉厚1.5t、内管の
肉厚0.8t、断熱材2の厚さ3tとするとき、これを
100Rで60°の範囲曲げる場合、切目5,5…のピ
ッチPは6m/m 程度でよい。そして切目5,5…を入れ
る領域は、内、外管3,4が曲げられる範囲に施せば足
りる。
【0013】上記の断熱用管1を図4に示したようなエ
キゾーストマニホールドCに使用した場合、内管3内を
流れる高温の排気ガスの熱により外管4が劣化すること
が防がれ、また内管3の熱が外管4の周面を通じて放散
が防され、これらにより触媒による排気浄化装置bへ高
温の排気ガスを到達させることができ、触媒との反応を
促進することができる。
【0014】なお、断熱材2を内、外管3,4の間に挿
入する際に接着剤を用いて内、外管3,4に接着して固
定するようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
外2重管構造としてその間に断熱材を挿入し、この内外
管を曲げ加工しても曲げによる引張り側で断熱材がその
切目により均等に伸びて大きな空洞部を生じることがな
く、曲がり部分での断熱作用を失なわず、内管に高温流
体が流れても外管(鋼管)を劣化させることを防ぐこと
ができる。また断熱材は筒状に巻成して内外管の間に挿
入することに支障はないので、従来と同様な工程で製造
することができ、コストアップもないなどの優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による断熱用管の一実施例を示す要部の
断面図。
【図2】図1に用いる断熱材の巻成時の一部の斜視図。
【図3】図2の展開図。
【図4】本発明の適用対象例を示す説明図。
【符号の説明】
1 断熱用管 2 断熱材 2a 衝合わせ端 3 内管 4 外管 5 切目 5a 残余部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内管と外管との2重管構造でその内、外管
    の間にグラスウール等の繊維質の断熱材が挿入された断
    熱管において、前記断熱材は、管の曲げるべき部位に対
    応する箇所にその巻成時の衝合わせ端から交互に周方向
    に切目が施されており、内、外管の曲げ加工時に前記切
    目部分を均等に分散して伸展したことを特徴とする断熱
    用管。
JP32696792A 1992-12-07 1992-12-07 断熱用管 Pending JPH06174187A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071583A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器及びこれを備えた給湯器
US20100260551A1 (en) * 2007-10-02 2010-10-14 Logstor A/S Bendable Pre-Insulated Pipeline Assembly
CN111810770A (zh) * 2019-04-10 2020-10-23 青岛海尔电冰箱有限公司 真空绝热板及其制备方法、使用该真空绝热板的冰箱

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