JP4574896B2 - 排気消音器の製造方法と排気消音器 - Google Patents

排気消音器の製造方法と排気消音器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車等の車両に用いられる排気消音器に係り、特に、グラスウール等による排気消音器の製造方法とこの排気消音器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動二輪車等のエンジンからの排気ガスは、二重構造にした排気系二重パイプから触媒を介して排気消音器に至り、ここで消音されて外気に排出されている。この排気消音器は、多数の小孔をあけた内管(以下、多孔内管という)と、この多孔内管の外周を覆う外管との間にグラスウール等の吸音材を充填し、排気音の吸収作用と断熱作用が得るようになっている。
【0003】
上記グラスウールによる排気消音器の製造方法には、(1)グラスウールを排気管内に装填するとき、外管の内側にパンチング加工された多孔内管を配置し、この間にグラスウールの吸音材を充填させる製造方法(2)多孔内管にグラスウールの吸音材を巻き付け、グラスウールの外側に針金又はテープを巻き付けて固定し、これを外管の内側に挿入配置する製造方法(3)グラスウールにバインダーをどぶ漬けする等して浸透させるとともに円筒状の芯金に巻き付け形成し、そのまま焼付け(乾燥)し、焼付け後、芯金から取り外したグラスウールを所定長さに切断して円筒状の吸音材を形成し、この吸音材を外管と多孔内管の間の空間内に挿入配置する製造方法(4)多孔内管にバインダーをどぶ漬けする等して浸透させたグラスウールを巻き付け・焼付けを行った後に、外管内に挿入配置する製造方法等が提供されている。
【0004】
上記従来の製造方法には、各種の問題が指摘されている。先ず、外管の内側にパンチング加工された多孔内管を配置し、この間にグラスウールの吸音材を充填させる製造方法や、多孔内管にグラスウールの吸音材を巻き付け、針金又はテープによりグラスウールの外側に巻き付けて固定し、これを外管の内側に挿入配置する製造方法では、グラスウールがガラス繊維でできているため、細かいガラス繊維が製造作業中に飛散し、作業環境を悪化させる。
【0005】
また、グラスウールにバインダーを浸透させるとともに円筒状の芯金に巻き付け形成して焼き付け、この焼き付け後、芯金から取り外したグラスウールを所定長さに切断して円筒状の吸音材を形成し、この吸音材を外管と多孔内管との間の空間内に挿入配置する製造方法では、グラスウールの成形焼き付けにより、作業環境は改善されるが、製造コスト高となる。更に、バインダーを浸透させるため、消音性能を低下させたり、バインダーの耐熱温度が550℃程度と排気温度700℃よりも低いため耐久性を損なう。
【0006】
そして、多孔内管にバインダーを多量に含んで浸透させたグラスウールを巻き付け・焼き付けを行った後に、外管内に挿入する製造方法では、焼き付け時間が4時間程度かかって製造工程が分断される。更に、鉄又はステンレスの関連部品にバインダーが付着すると、溶接不良を起こすという問題を発生させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の排気消音器が持つ問題点に鑑みてなされたもので、第1の目的は、接着剤の使用量を減少させて吸音性能の維持・製造コストの低減・製造工程時間の節減・溶接不良の低減等が達成できるグラスウールによる吸音材を使用した排気消音器の製造方法とこの排気消音器を提供することにある。また、第2の目的は、グラスウールの飛散を無くしたグラスウールによる吸音材を使用した排気消音器の製造方法とこの排気消音器を提供することにある。
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本発明の請求項1記載の排気消音器の製造方法は、グラスウールやシリカウール等の吸音シートの内外両面に吸音シートよりも長い寸法に裁断した2枚のグラスクロスを相互に反対側が吸音シートの両端から突出させて接着する工程と、上記吸音シートを多孔内管に巻回させるとともに外側グラスクロスの突出部をこのグラスクロス外面に接着または止着手段により固定して筒状の吸音材を形成する工程と、上記筒状の吸音材を多孔内管とともに外管へ挿入する工程と、を具備したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項記載の排気消音器は、グラスウールやシリカウール等の吸音シートの内外両面に吸音シートよりも長い寸法に裁断した2枚のグラスクロスを相互に反対側が吸音シートの両端から突出させて接着し、吸音シートを多孔内管に巻回させるとともに外側グラスクロスの突出部をこのグラスクロス外面に接着または止着手段により固定して筒状の吸音材を形成し、上記筒状の吸音材を多孔内管とともに外管へ挿入してなることを特徴とするものである。
【0012】
請求項記載の排気消音器の製造方法は、請求項記載の排気消音器の製造方法において、吸音シート及びグラスクロスを長尺状に形成し、多孔内管に2周以上巻回することを特徴とするものである。
【0013】
請求項記載の排気消音器は、請求項記載の排気消音器において、吸音シート及びグラスクロスを長尺状に形成し、多孔内管に2周以上巻回してなることを特徴とするものである。
【0014】
請求項記載の排気消音器の製造方法は、請求項1または3記載の排気消音器の製造方法において、吸音シートの内面側にグラスクロスに代えてスチールウールマットまたはステンレスウールマットを接着することを特徴とするものである。
【0015】
請求項記載の排気消音器は、請求項2または4記載の排気消音器において、吸音シートの内面側にグラスクロスに代えてスチールウールマットまたはステンレスウールマットを接着してなることを特徴とするものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】
本発明に係る請求項1の排気消音器の製造方法によると、外側グラスクロスがグラスウールを包囲し、このグラスウールの飛散が最小限に抑えられて作業環境の改善が図れる。また、接着剤の使用量が少なく節約できる。また、吸音性能を発揮する排気消音器が簡単に製造でき、製造コストが低減できるとともに接着剤の焼付け工程も無く、製造工程時間の節減や溶接不良の低減等が達成される。
【0019】
請求項の排気消音器によると、外側グラスクロスがグラスウールを包囲しており、このグラスウールの飛散を最小限に抑えられる。また、接着剤の塗布が吸音シートとグラスクロスの接着に要する部分だけに限られ、この使用量が少なく節約できるとともに、高い吸音性能を発揮できる。
【0020】
請求項3及び4の排気消音器の製造方法とこの排気消音器によると、吸音シート及びグラスクロスを2周以上巻回させて形成されているから、外側のグラスクロスで吸音シートを締め上げて吸音材の密度が高められ、外管への挿入が容易となって作業性が良く、吸音性能も一層高められる。
【0021】
請求項5及び6の排気消音器の製造方法とこの排気消音器によると、吸音シートの内面側にグラスクロスに代えてスチールウールシート又はステンレスウールマットを接着しているから、高い排気温度700℃に対して、耐熱温度の高いスチールウールマット又はスチールウールマットが多孔内管に巻回されて吸音材を前記高温から保護する。これにより、排気消音器の耐久性が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。図1〜図3は、参考例の排気消音器の製造方法とこの排気消音器を示す。
【0023】
先ず、図1と図2において、排気消音器100は、主として外管1と、多孔内管3からなり、この両管の間に空間5を形成している。上記空間5内に吸音材10が挿入配置されている。尚、7はエンジンからの排気吸入管、8は隔壁、9は連絡管、9Aは排気管である。
【0024】
続いて、図3を参照して排気消音器100の製造方法を説明する。図3(a)に示すように、グラスウールやシリカウール等の吸音シート13を所定寸法に裁断し、この吸音シート13における両端部13A、13Bを、同方向に斜めにカットする。この手段としては例えば熊手状の掻き取り具11により掻き取って斜めにカットして形成される。
【0025】
次に、図3(b)に示すように、吸音シート13における両端部のカット面13A、13Bに接着剤Bを塗布させる。続いて、図3(c)に示すように、上記吸音シート13を多孔内管3に巻回するとともに両端部13A、13Bを接着剤Bにより接着する。これにより、筒状の吸音材10が形成される。次に、図3(d)に示すように、上記筒状の吸音材10を多孔内管3とともに外管1内に挿入させ、排気消音器100が製造される。
【0026】
上記排気消音器100は、吸音材10が、グラスウールやシリカウール等により形成された吸音シート13が筒状に形成され、その両端部13A、13Bが接着剤Bで接着されたものである。そして、この筒状の吸音材10が外管1と多孔内管3との間の空間5内に挿入された構成となっている。
【0027】
参考例による排気消音器100の製造方法とこの排気消音器100によると次のような効果を奏することができる。先ず、吸音材10は、グラスウールやシリカウール等の吸音シート13における両端部13A、13Bを、同方向に斜めにカットされ、この両端部にバインダーとなる接着剤Bが塗布された状態で吸音シート13を多孔内管3に筒状に巻回するとともに両端部を接着剤で接着される。これで、接着剤の塗布は吸音シート13の両端部だけに限られるから、この使用量が少なく節約できる。
【0028】
したがって、従来のように、グラスウールにバインダーを浸透させるとともに円筒状の芯金に巻き付け形成して焼き付け、この焼き付け後、芯金から取り外したグラスウールを所定長さに切断して円筒状の吸音材を形成する方法では、バインダーの使用量が多く、また、グラスウールにバインダーを浸透させる工程、バインダーの焼き付け工程等、多くの工程がかかり、製造コスト高となり、焼き付け時間が4時間程度かかって製造工程が分断されるなどの問題やバインダーの使用量が多いため消音性能を低下させたり、バインダーの耐熱温度が550℃程度と排気温度700℃よりも低いため耐久性を損なうとか、鉄又はステンレスの関連部品にバインダーが付着すると、溶接不良を起こすといった問題を生じるのに対し、本実施形態の場合には、接着剤の使用量が少なくて済み、簡単な製造方法の採用により製造コストが低減でき、且つ、接着剤の焼付け工程も無く、製造工程時間の節減や溶接不良の低減等が達成される。
【0029】
また、排気消音器100は、吸音材10における接着剤の塗布が吸音シートの両端部だけに限られ、この使用量が少ないから高い吸音性能を発揮することができる。
【0030】
次に、図4を参照して本発明の第実施形態の排気消音器200を説明する。図4は排気消音器200の製造方法を工程順に示すものである、まず、吸音材20の構成であるが、図4(a)(b)に示すように、グラスウールやシリカウール等の吸音シート23とこの吸音シート23よりも長尺寸法に裁断した2枚のグラスクロス25,27を準備する。この吸音シート23における内外両面に接着剤を塗布し、吸音シート23よりも長尺寸法に裁断した2枚のグラスクロス25,27を相互に反対側が吸音シートの両端から突出するようにして接着し、吸音シート23の両端に突出部25A,27Aが突出した吸音材20が形成される。
【0031】
次に、上記吸音材20を多孔内管3に巻回するとともに外側グラスクロス27の突出部27Aをこのグラスクロス27の外面に接着手段Sまたは止着手段により固定される。上記接着手段Sとしては、図4(c)に示すように、接着剤B又は両面テープB1を適用し、又、止着手段としては、ホッチキスB2が適用される。尚、この時、内側グラスクロス25の突出部25Aを多孔内管3の表面に沿わせ、またはこれに接着して巻回する。
【0032】
しかして、上記吸音材20は、多孔内管3に巻回されて筒状をなし、且つ外側グラスクロスの突出部27Aがこのグラスクロス27の外面に固定されて取り付けられる。次に、上記吸音材20を多孔内管3と一体とした状態で外管1内に挿入する。
【0033】
上記製造方法により製造された排気消音器200は、吸音材20について、グラスウールやシリカウール等の吸音シート23における内外両面に、この吸音シートよりも長尺寸法に裁断した2枚のグラスクロスを相互に反対側が吸音シート23の両端から突出して接着されており、上記吸音シート23が多孔内管3に筒状に巻回され且つ外側グラスクロス27の突出部27Aがこのグラスクロス外面に固定されたものであり、上記筒状の吸音材20を多孔内管3と外管1との間の空間5内に挿入した構成となっている。
【0034】
本発明の第実施形態による吸音材20を使用した排気消音器200の製造方法とこの排気消音器200によると、次のような効果を奏することができる。先ず、吸音材20は、外側グラスクロス27がグラスウールの吸音シート23を包囲しており、グラスウールの飛散を最小限に抑えられ、作業環境の改善が図れる。
【0035】
更に、吸音シート23における内外両面に、この吸音シートよりも長尺寸法に裁断した2枚のグラスクロスを相互に反対側が吸音シート23の両端から突出して接着しているから、接着剤Bの使用量が少なく節約できる。また、簡単な製造方法の採用により製造コストが低減でき、且つ、接着剤の焼付け工程も無く、製造工程時間の節減や溶接不良の低減等が達成される。
【0036】
更に、上記構成の排気消音器200によると、吸音材20は、グラスウールやシリカウール等の吸音シート23における内外両面に、この吸音シートよりも長尺寸法に裁断した2枚のグラスクロス25,27で挟み込んだ構成としたからグラスウールが飛散することがなく、また、吸音材20における接着剤の塗布が吸音シートの両面だけに限られ、この使用量が少ないから、高い吸音性能を発揮することができる。
【0037】
次に、図5を参照して本発明の第実施形態の排気消音器300とその製造方法について説明する。上記第実施形態における吸音シート23及びグラスクロス25,27について、図5に示す第実施形態となる吸音材30は、上記吸音シート33及びグラスクロス35,37を長尺状に形成し、多孔内管に2周以上巻回するようにしたものである。その他の構成は、上記実施形態と同一につき説明を省略する。
【0038】
上記排気消音器300によると、長い寸法に裁断した上記吸音シート33及びグラスクロス35,37を、2周以上巻回させているから、外側のグラスクロス37が吸音シート33を締め上げて吸音材30の密度が高められる。これにより、外管1への挿入が容易となって作業性が良くなり、排気消音器の吸音性能が一層高められる。
【0039】
次に、図6、図7を参照して本発明の第実施形態の排気消音器400とその製造方法について説明する。図6に示すように、吸音材40は、グラスウールやシリカウール等の吸音シート43と、この外面側をグラスクロス47とし、内面側のグラスクロスを、スチールウールマット又はステンレスウールマット45とした構成としている。図7は、吸音材40を多孔内管3に巻回させて段歩を固定した状態で吸音材40を外管1に挿入した状態を示す。その他の構成は、上記実施形態と同一につき、説明を省略する。
【0040】
上記排気消音器400によると、吸音材40は、グラスウールやシリカウール等の吸音シート43と、この外面側をグラスクロス47とし、内面側のグラスクロスを、スチールウールマット又はステンレスウールマット45としているから、高い排気温度700℃に対して、耐熱温度の高いスチールウールマット又はステンレスウールマット45が多孔内管3側に配置されるので、吸音材40を前記高温から保護する。これにより、排気消音器400の耐久性が向上する。
【0041】
更に、上記第実施形態の変更例として、上記吸音シート43と、この外面側をグラスクロス47とし、内面側のグラスクロスを、スチールウールマット又はステンレスウールマット45に代えた構成とし、これを長尺状に形成し、多孔内管に2周以上巻回するようにしたものである。その他の構成は、上記実施形態と同一につき説明を省略する。
【0042】
上記構成によると、長い寸法に裁断した上記吸音シート43及びグラスクロス47及びスチールウールマット又はステンレスウールマット45を、2周以上巻回させているから、外側のグラスクロス47が吸音シート43を締め上げて吸音材40の密度が高められる。これにより、外管1への挿入が容易となって作業性が良くなり、排気消音器の吸音性能が一層高められる。また、高い排気温度700℃に対して、耐熱温度の高いスチールウールマット又はステンレスウールマット45が多孔内管3側に配置されるので、吸音材40を前記高温から保護する。これにより、排気消音器400の耐久性が向上する。
【0043】
本発明に係る排気消音器の製造方法とこの排気消音器については、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で適宜設計変更が自由に行える。例えば吸音材についてはグラスウールに限らず、ロックウール等を使用してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の排気消音器の製造方法と排気消音器によると、接着剤の使用量が少なく節約でき、所期の吸音性能を発揮する排気消音器が容易に製造でき、その製造コストを低減でき、且つ、接着剤の焼付け工程も無く、製造工程時間の節減や溶接不良の低減等が達成できる。
【0045】
また、上記排気消音器は、接着剤の使用量が少なく、これにより、高い吸音性能を発揮できる。
【0046】
また、吸音材をグラスウール等の吸音シートにおける内外両面にこの吸音シートよりも長尺寸法に裁断した2枚のグラスクロスを相互に反対側が吸音シートの両端から突出するように接着し、上記吸音シートを多孔内管に筒状に巻回するとともに外側グラスクロスの突出部をこのグラスクロス外面に固定し、上記筒状の吸音材を多孔内管とともに外管内に挿入した場合には、外側グラスクロスがグラスウールを包囲してこのグラスウールの飛散が防止できる。
【0047】
また、上記排気消音器によると、グラスウールの飛散が防止されるとともに、接着剤の使用量が少なく、高い吸音性能を発揮できる。
【0048】
また、吸音シート及びグラスクロスを、2周以上巻回させた場合には、外側のグラスクロスが吸音シートを締め上げて吸音材の密度が高くでき、外管への挿入が容易となり作業性がよくなり、吸音性能も一層高くできる。
【0049】
また、吸音シートの内面側のグラスクロスを、スチールウールマット又はステンレスウールマットとした場合には、高い排気温度700℃に対して、耐熱温度の高いスチールウール又はスチールウールマットが多孔内管側に配置されて吸音材を前記高温から保護でき、排気消音器の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例の吸音材及び排気消音器の断面図である。
【図2】 参考例の吸音材及び排気消音器を切開した斜視図である。
【図3】 参考例の吸音材及び排気消音器の製法説明図である。
【図4】 本発明に係る第実施形態の吸音材及び排気消音器の製法説明図である。
【図5】 本発明に係る第実施形態の吸音材及び排気消音器の製法説明図である。
【図6】 本発明に係る第実施形態の吸音材の断面図である。
【図7】 本発明に係る第実施形態の吸音材を巻回した断面図である。
【符号の説明】
1 外管
3 多孔内管
7 排気吸入管
8 隔壁
9 連絡管
10 吸音材
13 吸音シート
13A,13B 両端部
20 吸音材
23 吸音シート
25,27 グラスクロス
25A,27A 突出部
30 吸音材
33 吸音シート
35,37 グラスクロス
40 吸音材
43 吸音シート
45 スチールウールマット・ステンレスウールマット
47 グラスクロス
100 排気消音器
200 排気消音器
300 排気消音器
400 排気消音器
B 接着剤
B1 両面テープ
B2 ホッチキス
N 接着剤
S 固定手段

Claims (6)

  1. グラスウールやシリカウール等の吸音シートの内外両面に吸音シートよりも長い寸法に裁断した2枚のグラスクロスを相互に反対側が吸音シートの両端から突出させて接着する工程と、上記吸音シートを多孔内管に巻回させるとともに外側グラスクロスの突出部をこのグラスクロス外面に接着または止着手段により固定して筒状の吸音材を形成する工程と、上記筒状の吸音材を多孔内管とともに外管へ挿入する工程と、を具備したことを特徴とする排気消音器の製造方法。
  2. グラスウールやシリカウール等の吸音シートの内外両面に吸音シートよりも長い寸法に裁断した2枚のグラスクロスを相互に反対側が吸音シートの両端から突出させて接着し、上記吸音シートを多孔内管に巻回させるとともに外側グラスクロスの突出部をこのグラスクロス外面に接着または止着手段により固定して筒状の吸音材を形成し、上記筒状の吸音材を多孔内管とともに外管へ挿入してなることを特徴とする排気消音器。
  3. 吸音シート及びグラスクロスを長尺状に形成し、多孔内管に2周以上巻回することを特徴とする請求項記載の排気消音器の製造方法。
  4. 吸音シート及びグラスクロスを長尺状に形成し、多孔内管に2周以上巻回してなることを特徴とする請求項記載の排気消音器。
  5. 吸音シートの内面側にグラスクロスに代えてスチールウールマットまたはステンレスウールマットを接着することを特徴とする請求項1または3記載の排気消音器の製造方法。
  6. 吸音シートの内面側にグラスクロスに代えてスチールウールマットまたはステンレスウールマットを接着してなることを特徴とする請求項2または4記載の排気消音器。
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