JPH0236885Y2 - - Google Patents

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JPH0236885Y2
JPH0236885Y2 JP15858986U JP15858986U JPH0236885Y2 JP H0236885 Y2 JPH0236885 Y2 JP H0236885Y2 JP 15858986 U JP15858986 U JP 15858986U JP 15858986 U JP15858986 U JP 15858986U JP H0236885 Y2 JPH0236885 Y2 JP H0236885Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外板と排気側の多孔内板との間に耐
熱性繊維の吸音体を充填した内燃機関等の消音器
に関する。
〔従来の技術〕
この種の消音器は、例えば特開昭55−137307
号、実開昭54−179342号公報等に公知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種の消音器に於て、グラスウール等の耐熱
性吸音体は消音素子のもつとも重要な1つであ
り、今後の騒音規制の中で欠かせないものであ
る。ただ、このグラスウールの欠点は、ガスの流
速が速くなればなる程飛散してしまいその効果を
失うことにあつた。又耐熱性が650℃程度のため、
排ガス浄化の施してある内燃機関のエンジンに於
てはその工夫にいろいろ対処して来ている。
これらの飛散を防止する手法としてグラスウー
ルの密度を高めるとせつかくの吸音効果を減少す
る。又グラスウールの積層厚さの管理が非常に難
しく、特開昭52−52163号・特開昭54−1735公報
記載のように、内外板間の設定された充填間隙に
締め代分だけ圧縮して一杯に充填することが困難
になつたり、反対に締め代が小さく内外板と隙間
を生じて振動を加えた時に遊んで粉砕されてしま
うという問題点がある。このよう吸音体を充填間
隙寸法内に正しくセツトすることが難かしかつ
た。
又グラスウールの表面にクロスを巻きけたり、
吸音体をバインダ等で硬く成形する方法もしくは
焼付等で硬くする方法が行われるが、硬くなつた
面が目づまりをおこし吸音効果を著しく低下する
欠点があつた。
そこで特開昭54−59467号公報には、排気側に
金属繊維層と、その背後に鉱物繊維層を配し、両
繊維層を結合剤で結合したマツトを製造するに当
り、その組合せマツトの厚さと密度とに関係して
マツトの一つの側から他のマツトの側まで結合剤
の配合量を変るという発明が開示されている。つ
まりマツトの全体の硬さを配合量で調整しようと
いうものである。
本考案は、上記の問題点を解決して、吸音性耐
久性に優れた吸音型消音器を、能率的に安価に生
産することを可能とした消音器を提供することを
目的とする。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、外板3,13と排気側の多孔内板
2,12との間に耐熱性繊維の吸音体1,11を
充填した内燃機関等の消音器において、 上記内外板間の充填間隙寸法Tに締め代Δtを
加えた厚さに積層した吸音体1,11の、多孔内
板に当る内側1a,11aが軟らかく反対の外側
1b,11bが硬くなるように耐熱性バインダで
結合した吸音体1,11を、該内外板2,3,1
2,13間に充填した消音器である。
〔作用〕
吸音体1(第1〜3図例)、11(第4,5図
例)の積層厚さを、排気の当る内側多孔板2,1
2と外板3,13との間隙寸法Tに締め代Δtを
加えた厚さに形成し、その内側1a,11aが軟
らかく外側1b,11bが硬くなるようにバイン
ダで結合した吸音体1,11を、内外板2,3,
12,13間に充填するから、容易に内外板は設
定された間隙寸法マツトに組付けられる。吸音体
は締め代分Δtだけ縮んで内外板に密着して充填
され、その圧縮は当然軟らかい内側1a,11a
で行われるから、目詰まりによる吸音効果の減少
はない。
〔実施例〕
第1〜3図は円筒型消音器を例示するもので、
円筒形吸音体1の内側1aはパンチング内管2
(第2図)の外径より若干小さめに、外側1bは
外管3の内径寸法になるようにT+Δt(Tは内外
管2,3間の仕上り間隙、Δtは吸音材一の圧縮
締め代)に型を用いて成形すると同時に外側1b
は硬く内側1aはソフトになるように例えばバイ
ンダの塗布量を内外加減して成形するものであ
る。上記バインダとしては例えばカオリン及びベ
ントナイトを主成分とする完全無機質のグラスウ
ール接着剤を用いる。
上記の吸音体1を第3図のように内管2にはぶ
せて外管3内に挿入して結合するもので、その際
外側1bは硬いので腰折れすることなく内側1a
は締め代Δt分だけ縮んで容易に内外管2,3間
に充填される。又第2図のように内外管2,3に
隙間なく密着して充填されるから、振動により崩
れることがない。又柔軟な内側1aが締め代Δt
分の厚さだけ圧縮されて十分な通気性を有し且ほ
どよい密度となり、ガス流により飛散することが
ないものである。なお図面は欠円筒として収縮し
て合せ目が密着するようにした例である。
第5図の平形消音器の場合には、第4図のよう
に平らなマツト状に成形した吸音体11を外板1
3の内面に当てがい、孔あき内板12を吸音体1
1の柔軟な面11aに当て、その面側をΔtだけ
圧縮して外板13との充填間隙がTとなるように
押し当てて内板12の周囲を溶接する。
なお、内側のバインダは無くてもよいが、耐熱
性を向上させるためには若干の無機質の耐熱バイ
ンダを用いた方がよい。又耐熱性を向上させるに
は従来のシリカ処理等の代わりに無機質のバイン
ダを選定するのが良い。
ハ 考案の効果 以上の構成であるから、吸音体は常に内外板間
に容易にその設定間隙Tに合致して両板面に密着
充填され振動で揺れて細分して飛散することがな
く耐久的である。またその充填に当つては内板側
のバインダ結合度の小さい軟らかい側が締め代
Δt分だけ収縮するから、縮んでも十分な通気性
を有し吸音性能の低下を来たすことがない。さら
に吸音体の形成品は外側が硬く結合されているの
で、その組付前の単体の扱いに好都合で、又充填
に当つては腰折れを防止して組付作業を能率よく
する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吸音体の斜面図、第2図はそ
の吸音体を装填した消音器の横断正面図、第3図
はその充填する状態の一部縦断側面図、第4図は
変形例の吸音体の正面図、第5図はその吸音体を
充填した平形消音器の横断正面図。 1,11は吸音体、2,12は多孔内板、3,
13は外板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外板と排気側の多孔内板との間に耐熱性繊維の
    吸音体を充填した内燃機関等の消音器において、 上記内外板間の充填間隙寸法Tに締め代Δtを
    加えた厚さに積層した吸音体の、多孔内板に当る
    内側が軟らかく反対の外側が硬くなるように耐熱
    性バインダで結合した吸音体を、該内外板間に充
    填した消音器。
JP15858986U 1986-10-16 1986-10-16 Expired JPH0236885Y2 (ja)

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JP15858986U JPH0236885Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

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JP15858986U JPH0236885Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

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JPS6276221U JPS6276221U (ja) 1987-05-15
JPH0236885Y2 true JPH0236885Y2 (ja) 1990-10-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002339742A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Shinba Iron Works Inc 排気消音器の製造方法と排気消音器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002339742A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Shinba Iron Works Inc 排気消音器の製造方法と排気消音器

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Publication number Publication date
JPS6276221U (ja) 1987-05-15

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