JPS588889Y2 - 消音器用吸音体 - Google Patents

消音器用吸音体

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JPS588889Y2
JPS588889Y2 JP15038078U JP15038078U JPS588889Y2 JP S588889 Y2 JPS588889 Y2 JP S588889Y2 JP 15038078 U JP15038078 U JP 15038078U JP 15038078 U JP15038078 U JP 15038078U JP S588889 Y2 JPS588889 Y2 JP S588889Y2
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JP
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sound
absorbing
inner cylinder
cylinder
silencer
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JPS5567310U (ja
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貞夫 堀内
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は消音器用吸音体に関するものである。
無機質繊維は吸音材としての必要緒特性に優れているこ
とから、各種の吸音部材として広く賞用されている。
消音器においても例外ではなく、多く採用されている。
従来の消音器においては、一般には不定形無機質繊維を
孔明金属板や金網等で出来た内筒と外筒の間に任意の密
度で充填する方法が取られていた。
しかし金属材料による円筒の構造加工のため、工作的に
も多くの時間と費用を要する欠点があった。
本考案は前記の点に鑑み、高密度の無機質繊維板で内筒
を形成し、且つ内筒の形状を工夫し、騒音の直進、圧力
損失を減少せんとするもので別体に内筒を設けることな
く、効率よく消音することができる消音器用吸音体を提
供するのを目的とする。
本考案の構成を第1図乃至第4図に示す第1実施例に基
づき詳細に説明すると、30kg/77+″〜200
kg/m″の高密度無機質繊維板で断面方形の吸音外筒
1を形成する。
そして、外周を孔明板2で保護する。
この吸音外筒1内に吸音内筒3を位置させる。
この吸音内筒3は上壁4を傾斜面で形成し、下壁5を中
間部が隆起した断面円弧で形成し、一方の開口部6より
も他方の開口部7が下方で、且つ開口部6よりも小さく
なるように形成する。
そして、両側壁8,9を夫々上下壁4,5間に吸音外筒
1と接するように位置させる。
尚、吸音内筒3には通常のガラスクロス等の表面層を設
けて保護する。
前記の上下壁4,5及び両側壁8,9は夫々内面に孔明
板10,11,12,13を添わせて保護している。
この際側壁8,9に添わせる孔明板12.13は第2図
に示すように、上下を覆うように外側に向って折曲げ、
こばの保護を行う。
又、前記吸音外筒1と吸音内筒3の上壁4及び下壁5と
の間に低密度の無機質繊維マット又は無機質繊維の吸音
充填材14を充填する。
更に吸音内外筒3,1の端面に方形をした保護板15.
16を密着させる。
この両保護板15゜16は夫々外周を折曲げて吸音外筒
1の外壁に沿う周壁17,1Bを設け、内側に吸音内筒
3の内壁を支持する支持筒19,20を設けて通路21
゜22を形成する。
そして、保護板15.16の上下4個所に板状体で形成
した締結材23.・・・・・・を位置させ、両端を夫々
周壁17,18にネジ24゜・・・・・・で固定するこ
とにより両保護板15.16を連結し、吸音内外筒3,
1を挾持する。
本考案は前記のように構成したもので、直進する騒音気
流は上下壁4,5のいずれかに衝突することになり吸音
を確実に行うことができる。
又、吸音内筒3は高密度無機質繊維板で形成しているの
で、軸方向に対する強度を有し、両端を保護板15.1
6で挾持することにより、その形状を保持することがで
き、従来のように形状を保持するための筒体を必要とし
ない。
又、吸音内筒3の両端は保護板15,16から突出した
支持筒19.20により支持されているので、両端が直
接気流と接することなく、気流による繊維の剥離飛散を
十分に阻止することができ、長期間の使用に耐えること
ができる。
尚、前記実施例においては、吸音内外筒3,1に孔明板
を添わせるように説明したが、これは十分なる補強を行
うためで、流速が5〜30 m/Sec程度の気流に対
しては孔明板を設けなくてもガラスクロス等の表面保護
材の使用のみで無機質繊維が剥離するようなことは一般
的にはないものである。
又、吸音外筒1は高密度の無機質繊維板ではなく、他の
物質を用いてもよいものである。
尚、前記の吸音体は単体で使用することもできるが、大
風量で大きな減音量を必要とする場合には下記のような
組合わせにより使用すると一層良好な吸音効果を発揮す
る。
即ち、第3,4図に示すように、吸音体A、・・・・・
・・・・を開口部6が第3図において左側に位置するよ
うにして3段3列に計9個積み重ねる。
次に吸音体Aの開口部7を左側にして前記吸音体Aの開
口部7と連通ずるようにして3段3列に計9個積み重ね
る。
次に吸音体Aの開口部6を左側にして上壁4を90度回
転させた状態で前記吸音体Aの開口部6と連通させ、更
に同しく上壁4を90度回転させた状態で開口部7を左
側に位置させて開口部を連通させる。
前記のように構成したーブロックの外周を無機質繊維で
形成した吸音材25で囲撓し、更にその外側を遮音板2
6で囲撓して消音器を形成する。
尚、前記の一ブロックは順次数ブロツク連結してもよい
ものである。
又、−ブロックを構成する吸音体の数は実施例の数に限
定されるものではない。
前記のように構成した消音器においては吸音体Aと同様
に直進する騒音気流は勿論、上壁4の傾斜面に沿って侵
入した騒音気流も確実に吸音内筒3に衝突させ、確実に
吸音させることができる。
一般のスプリッター又はセル型消音器においては、長さ
を倍にしても、減音量は倍にはならない。
高周波になるにつれてこの傾向は著しくなってくる。
これは音波の直進をどれ程許すかに関係するものである
から、本考案のように直進音波を極力減少せしめる方式
を用いると、吸音体の長さをそのま5倍にすれば、は7
2倍の減音効果を期待することができる。
それ故、あらかじめ吸音体の消音性能を把握しておけば
、連結させることにより所望の消音量の得られる消音器
を容易に設計することができる。
次に第2実施例を第5図以下に示す図面に基づいて説明
すると、吸音外筒1は第1実施例と同様に形成する。
吸音内筒3′は第5,6図に示すように側壁9’、 1
0’を、吸音外筒1と間隔をおいて内側に、且つ上下を
吸音外筒1と接するように設け、両側壁9’、10’間
に上下壁4’、5’を位置させる。
この上下壁4’、5’は夫々中央側に向って彎曲した断
面翼形に形成する。
そして、吸音内筒3′と吸音外筒1との間に第1実施例
と同様に吸音充填材14を充填する。
尚、上下壁4’、5’の端部は第7図に示すように、孔
明板12.13を裏面から突出するように折曲げ、こば
の保護を行う。
又、保護板15’、16’は、第1実施例と形状は異な
るが、構成は同様である。
そして、両保護板15’、 16’に線状で形成した締
結材23′を貫通し、両者を固定する。
他は全て第1実施例と同様なので、同一符号を付し説明
を省略する。
第2実施例においては、内筒3の上下壁4,5を音波の
進行方向に沿って円弧状に形成しているため、開口部6
の断面積は大きく、漸次減少し、次に増大しているため
、中央を直進する音波以外は壁面に衝突して吸音される
という効果がある。
前記のように構成した吸音体Bは第8,9図に示すよう
に重合連結する。
この際、吸音体Bを横断面において中央から切断した吸
音体B′を設け、開口部Tと開口部6との位置をずらせ
て開口部の中央を直進する音波を衝突させるようにする
と更に良好な吸音効果を得ることができる。
本考案は前記のような構成作用を有するもので、吸音内
筒を高密度の無機質繊維板で形成しているので、形状を
保持するための別物体を必要としない。
又、吸音内筒は内側断面積を変化させているので音波の
直進を防止して壁面に音波を衝突させて十分な吸音効果
を発揮することができる。
又、吸音内筒と外筒との間に吸音充填材を充填している
ので、より一層吸音効果を発揮することができる。
又、吸音内筒の端部は保護板から突出した支持筒で支持
されているので、こばか気流により剥離するようなこと
がなく、更に保護板で挾持するだけなので構造が非常に
簡単でコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る消音器用吸音体の実施例を示すもので
、第1図は第1実施例の縦断面図、第2図は半裁側面図
、第3図はその吸音体を連結した状態を説明する縦断面
図、第4図はその半裁側面図、第5図は第2実施例の縦
断面図、第6図はその半裁側面図、第7図は吸音内筒の
結合状態を示す断面図、第8図は吸音体を連結した状態
を説明する縦断面図、第9図はその切断個所を変えた縦
断側面図である。 尚、図中1は外筒、3,3′は吸音内筒、15゜15’
、16,16’は保護板、19.20は支持筒である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高密度の無機質繊維板で形成した吸音内筒の外側に外筒
    を設け、両筒間に吸音充填材を充填し、両筒の両端を保
    護板で挾持し、保護板に設けた支持筒で吸音内筒の両端
    内壁を支持し、吸音内筒の内側断面積を導入側開口部を
    大きく排出側に向って小さく次に大きくなるようなだら
    かに漸減増させるように形成することにより音波の直進
    並に流体抵抗を減少せしめることを特徴とする消音器用
    吸音体。
JP15038078U 1978-11-02 1978-11-02 消音器用吸音体 Expired JPS588889Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15038078U JPS588889Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02 消音器用吸音体

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JP15038078U JPS588889Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02 消音器用吸音体

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Publication Number Publication Date
JPS5567310U JPS5567310U (ja) 1980-05-09
JPS588889Y2 true JPS588889Y2 (ja) 1983-02-17

Family

ID=29134598

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JP15038078U Expired JPS588889Y2 (ja) 1978-11-02 1978-11-02 消音器用吸音体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648096Y2 (ja) * 1988-02-22 1994-12-07 株式会社明電舎 プレナム形消音器

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JPS5567310U (ja) 1980-05-09

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