JP3134921B2 - 断熱装置の製造方法 - Google Patents
断熱装置の製造方法Info
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Description
装置の製造方法に係り、とりわけ、該配管が所定の湾曲
率に曲げられたエルボ部分に好適する。
ラスウール、ロックウール等の繊維素が層状に配向され
た繊維体による断熱装置が外套される。上記断熱装置と
して用いられる繊維体は、基本的形状は筒状であり、配
管へは、筒状の繊維体に形成した軸方向の開口より該繊
維体を拡開して所定の配管部に該繊維体を係合し、その
後、開口をテープ等で止着することにより、装着され
る。
(軸の曲率で以下湾曲率という)に湾曲したエルボ部と
からなり、直状部へは直筒状に形成した繊維体を装着
し、エルボ部へは湾曲筒状の繊維体を装着することにな
る。この場合、上記直状部へ装着すめ繊維体は、板状の
繊維体を例えばローリング成形したロール状の原材又は
始めからロール状又は半ロール状に繊維素を固めた原材
から作成し、また、管径の違いには幾つかの型を設け
て、径の異なるロール状の原材を用意している。
の種類によって管径や曲率が異なるので、単純なローリ
ング成形やロール状に固めることはできない。そこで、
それぞれの管径や曲率に応じた専用型を用いて湾曲筒状
の繊維体を用意しているのが現状である。
る成形では、エルボ部の管径の違いと湾曲率の違いの組
み合わせによって該専用型を多種類用意しなければなら
ない。従って、従来、湾曲筒状の繊維体を製作するため
には、直筒状の繊維体の場合より曲率の種類と管径の種
類との乗積分だけ型が必要になり、設備コストが嵩むと
いう欠点がある。
エルボ部の曲率の違いに応じた湾曲筒状の繊維体を製作
し得、かつ、エルボ部への装着が容易な断熱装置の製造
方法を提供することを解決すべき課題とする。
項1の発明の技術的手段は、配管のエルボ部に外套され
る断熱装置の製造方法であって、繊維体で構成された外
皮を有する直筒状の原材を、配管の曲率に応じて軸直角
面とのなす角度が設定された交互に正負に変る軸斜め角
面で裁断し、得られる平面台形筒状分割片の軸方向長さ
が大きい側部同士及び軸方向長さが小さい側部同士を当
接し該外皮上に接合シートを貼ることにより該各分割片
が個別に開かないように該湾曲状の筒体として一体化
し、該一体化された湾曲状の筒体を、その軸を含む面で
該外皮の一部を残して湾曲半筒ピースに二分し、あるい
はその軸を含む面で二分し、その後該外皮上にシートを
貼って一端側が開閉可能な構成としたことにある。
する軸斜め角面の角度、すなわち、原材の軸直角面に対
し交互に正負に変える裁断する面の角度を変更すること
によって、該裁断により得られる平面台形筒状分割片を
その軸方向長さが大きい側部同士及び軸方向長さが小さ
い側部同士を当接し一体化して形成される湾曲状の筒体
が、配管の曲率に応じた曲率のものとすることができ
る。
に角度を変えた軸斜め角面で複数の分割片に裁断し、該
分割片の軸方向の長さが小さい側部同士と同軸方向の長
さが大きい側部同士が一致するように裁断端面同士を接
合用シートによって接合することにより製作できる。そ
して、曲率の違いに対しては、軸直角面に対し正負に違
える軸斜め角面の角度を変えることによって、任意の曲
率のエルボ部に対処できる。
湾曲成形する必要はなく、同径の直管用の原材を上述し
た本発明の技術的手段により裁断するだけで、任意の曲
率のエルボ部に整合した湾曲筒状の繊維体を製作するこ
とができ、設備コストを大幅に低減することができる。
また、湾曲筒状に一体化した筒体を該残存外皮或は後付
けのシートで連結された湾曲半筒ピースに二分すること
により、外皮或は後付けのシートで連結されない一側端
が開閉可能となり、湾曲半筒ピースを開いて配管に容易
に装着することができる。
説明する。図1及び図2は本発明の製造方法によって製
作できる断熱装置を示し、本断熱装置1は、図1に示す
ように、湾曲状の半筒ピース2、3を主体に構成されて
いる。これら半筒ピース2、3は、配管におけるエルボ
部に外套される仮想の湾曲筒体を湾曲の軸(方向A参
照)を含む唯一の平面内の内側切断線P1 と外側切断線
P2 で二つに切断した湾曲半筒体に相応する。
繊維素が層状に配向された繊維体であり、その湾曲率
は、配管におけるエルボ部の湾曲率にほぼ一致されてい
る。そして、エルボ部に装着する場合、内側切断線P1
での切断端面5同士、外側切断線P2 での切断端面6同
士が接着等により接合されて、図2に示すような湾曲状
の筒体6となる。
軸方向Aの間隔(長さ)が内側ほど小さく外側ほど大き
な間隔で軸直角面に沿い所定個に裁断されたほぼ三角形
の分割片2a,2b,2cと、分割片3a,3b,3c
が同順で中間部分に配列され、その両端に中間部分の分
割片2a、3a等より全体に軸方向長が大きい分割片2
A、2Bと同様に大きい分割片3A、3Bとが配列され
ている。隣接する各分割片同士、例えば2Aと2a、2
aと2b…、3bと3c、3cと3B…は、軸直角面に
一致した裁断端面同士が接着材等により結合される。
び分割片3a〜3c、3A,3Bの外周面には、アルミ
箔等の金属箔4が貼設されている。ここで、中央同士の
分割片2b、3bに貼設された金属箔4aは、外側切断
線P1 での切断の際に切り残されている。これにより半
筒ピース2、3は、湾曲状の筒体6の背となる部分が上
記金属箔4aで連結されることになる。
ール状の原材に予め外皮として貼設されているものを切
断せずに残したものでも、湾曲状の筒体6を半筒ピース
2,3に裁断後に両ピースを連結すべく外側切断線P1
の一部に沿って接合用シートとしての金属箔で接合して
もよい。更に、両端の分割片2A,2Bと、3A,3B
の内周面には、それぞれ周方向の繊維素を剥離して溝7
が形成される。該溝7は、例えばエルボ部の突起(図
略)と係合して軸方向に対する位置決めを容易としてい
る。
ス2はエルボ部の下半分に装着され、半筒ピース3はエ
ルボ部の下半分に装着される。その際、各切断端面5,
6に接着材を塗布する。また、この切断端面5,6同士
の接合部には、テープを貼設して補強する。このような
作業により、断熱装置1は容易にエルボ部に装着するこ
とができる。湾曲状の筒体6が半筒ピース2、3にセパ
レートされているため、大きく拡開でき、湾曲率が大き
くエルボ部へも容易に装着することができる。
ルボ部へ装着後の断熱装置1をカバー8で覆ってもよ
い。該カバー8は、内側に軸方向Aとほぼ平行な一つの
開口8aを有し、該開口8aを強制的に拡開して断熱装
置1に被せる。この開口8aは後にテープ(図略)で止
着する。次に上記断熱装置1の製作過程を図3に基づい
て説明する。
材は、ローリング成形若しくは繊維素を固める段階でロ
ール状に形成される。この原材には点線のハッチングで
示すように、軸方向A′と平行な開口10を有している
(すなわち、軸方向に切込みが入れられている)。な
お、このロール状の原材には、外周面に既に金属箔4
(図1参照)が貼設されているものとする。
うな直筒状の原材を、配管の曲率に応じ、軸方向A′の
軸直角面に対し交互に正負とする角度を設定したた軸斜
め角面9a,9bで平面台形筒状の分割片2′に裁断
し、この後、各分割片2′を開口10と対称の切断面1
1で切断して得られる。ただし切断面11での裁断に際
しては、金属箔4aに相当する部分、すなわち、図3で
は中央の軸方向A′の長さSの大きい側部を一定の条件
で残す。一定の条件とは、例えば配管に装着した時、図
1のように湾曲の中央部分に位置させる分割片2b,3
bの金属箔4を切残す。そして、分割片2′が切断面1
1で切断して得られた三角形の分割片のうち、金属箔4
aで連なった上下二つの分割片と、任意の分割片の計6
個を取り出して、図1のような配管の曲率に整合した分
割片2a〜2c、3a〜3cの組とする。
c、3a〜3cの組は、軸方向A′の長さTの小さい側
部同士と、軸方向A′の長さSの大きい側部同士が一致
するように裁断端面同士を接合することにより、図1に
示すような半筒ピース2,3に製作される。なお、両端
の分割片3A,2Aは、分割片2a〜2c、3a〜3c
を切断した後、所定の軸方向長を計測して軸方向A′と
直角面で裁断すればよい。
6を製作する場合、湾曲率の違いに対しては、軸斜め面
9a,9bの角度を変えることによって対処できる。ま
た、上記第1実施例のように、湾曲状の筒体6を軸を含
む唯一の平面内の内外二つの切断線P1 ,P2 で切断す
ることにより、一対の半筒ピース2,3は対称形とな
り、同一形状のもの同士の接合で湾曲状の筒体6を完成
し、管理が容易になる。
れば、配管のエルボ部分に装着される湾曲状の筒体を、
直筒状の原材より簡単な技術的手法によって任意の曲率
に形成でき、設備コストを大幅に低減して、製作コスト
を廉価にできる。
装着する前の状態を示す斜視図である。
説明するための説明図である。
した状態を示す説明図である。
は6は湾曲状の筒体、7は溝、P1 ,P2 は切断線であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 配管のエルボ部に外套される断熱装置の
製造方法であって、繊維体で構成された外皮を有する直
筒状の原材を、配管の曲率に応じて軸直角面とのなす角
度が設定された交互に正負に変る軸斜め角面で裁断し、
得られる平面台形筒状分割片の軸方向長さが大きい側部
同士及び軸方向長さが小さい側部同士を当接し該外皮上
に接合シートを貼ることにより該各分割片が個別に開か
ないように該湾曲状の筒体として一体化し、該一体化さ
れた湾曲状の筒体を、その軸を含む面で該外皮の一部を
残して湾曲半筒ピースに二分し、あるいはその軸を含む
面で二分し、その後該外皮上にシートを貼って一端側が
開閉可能な構成とすることを特徴とする断熱装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08278315A JP3134921B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 断熱装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08278315A JP3134921B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 断熱装置の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6165528A Division JP2731116B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 断熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133290A JPH09133290A (ja) | 1997-05-20 |
JP3134921B2 true JP3134921B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17595633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08278315A Expired - Fee Related JP3134921B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 断熱装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134921B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20090007549U (ko) * | 2008-01-22 | 2009-07-27 | 주식회사 세운티.엔.에스 | 엘보용 유리섬유단열재 |
JP6523022B2 (ja) * | 2015-04-02 | 2019-05-29 | 積水化学工業株式会社 | 耐熱耐震性配管システム |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP08278315A patent/JP3134921B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09133290A (ja) | 1997-05-20 |
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