JP2003049458A - 配管方法及び配管具 - Google Patents

配管方法及び配管具

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JP2003049458A
JP2003049458A JP2001238127A JP2001238127A JP2003049458A JP 2003049458 A JP2003049458 A JP 2003049458A JP 2001238127 A JP2001238127 A JP 2001238127A JP 2001238127 A JP2001238127 A JP 2001238127A JP 2003049458 A JP2003049458 A JP 2003049458A
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hot water
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JP2001238127A
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Ryoichi Hiroshige
亮一 広重
Naoki Kanamaru
直樹 金丸
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Mitsui Home Co Ltd
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Home Co Ltd
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自立性を有しない給水給湯管の先端を、躯体
構築前に所定位置に取り出すことができる配管方法を提
案すること、給水給湯管の構造上の特徴に鑑みた各種配
管具を提案することを目的とする。 【解決手段】 可とう性プラスチックからなる通水管K
aの外周に発泡プラスチックを巻き付けてなる給水給湯
管Kを用いる配管方法であって、土間S上を這わせた給
水給湯管Kの先端を立上げサポート10及び床用ジョイ
ントロング20で立上げ仮保持する第一工程と、一階床
F1を構築する第二工程と、立上げ仮保持した給水給湯
管Kの先端を一階床F1に穿設された配管取出孔Faを
通して引っ張り上げ、床用ジョイントロング20を利用
してこれを一階床F1上に固定する第三工程と、を含む
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物(特に戸建
住宅)における給水給湯設備用の給水給湯管を配管する
方法及び該方法に好適に用いられる各種配管具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄筋コンクリート造の集合住宅等
において配管の更新性・施工の省力化を重視したさや管
ヘッダ工法が多用されている。ところが、この工法をそ
のまま戸建住宅に適用したとしても、管を急激に曲げな
ければならないことが多いため結局配管の更新性を発揮
できないこと、シングルレバー水栓を急に閉止した場合
の水撃によりさや管内部に通水管が衝突したりさや管が
躯体に衝突したりして不快な衝突音が発生すること、通
水管の防露性・防寒性・耐紫外線性・耐久性に難点があ
ること、等の理由により、可とう性プラスチックからな
る通水管の外周に発泡プラスチックを巻き付けてなる給
水給湯管(以下、単に「給水給湯管」という。)が開発
されている(特願平10−297706号参照)。
【0003】かかる構造の給水給湯管は、さや管ヘッダ
工法における通水管とさや管の関係と異なり、通水管の
外周に発泡プラスチックからなるカバーが隙間なく巻き
付けられているため、通水管がカバー内で動きこれに衝
突して不快な衝突音を発生することがない。また、発泡
プラスチックは比較的柔らかい材料であるため、カバー
自体が躯体に衝突しても不快な衝突音が発生しない。さ
らに、発泡プラスチックは防露性・防寒性・耐紫外線性
・耐久性に優れる素材であるため、通水管が有効に保護
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
特長を有する給水給湯管を用いて配管を行う場合には、
以下のような問題がある。
【0005】(1)建築工事と設備工事の工程調整上、
給水給湯設備に接続される給水給湯管の先端を、前記給
水給湯設備の設置前までに躯体内から躯体外に取り出
し、その近傍に仮保持しておく必要がある。しかし、前
記給水給湯管は自立性を有しないため、硬質管を用いる
在来工法のように躯体構築前に管の先端を所定位置に取
り出して仮保持しておくことができない。したがって、
特に一階床廻りの配管作業が煩雑となる。すなわち、一
階床廻りの配管においては、自立性を有しないさや管を
用いるさや管ヘッダ工法と同様に、一階床構築後に作業
員が一階床下に潜って一階床の裏側に専用ボックスを取
り付け、この専用ボックスに前記給水給湯管を接続す
る、という床下作業を経なければ、給水給湯管の先端を
床上の所定位置に取り出しておくことができない。した
がって、施工性が悪く、品質の確保も困難である。
【0006】(2)この他にも、さや管ヘッダ工法で用
いられる管と前記給水給湯管には構造上の相違点がある
ため、さや管ヘッダ工法の配管具をそのまま用いて前記
給水給湯管の配管を行うことができない場合やそのまま
用いると不都合を生じる場合があり、前記給水給湯管の
構造上の特徴に鑑みた配管具を別途新たに開発しなけれ
ばならない。
【0007】そこで、本発明は、かかる問題に鑑み、自
立性を有しない給水給湯管の先端を、躯体構築前に所定
位置に取り出すことができる配管方法を提案することを
目的とする。また、これ以外にも本発明は、前記給水給
湯管の構造上の特徴に鑑みた各種配管具を提案すること
をも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、可とう性プラスチックからなる通水管の外周
に発泡プラスチックを巻き付けてなる給水給湯管を用い
る配管方法であって、床下を這わせた前記給水給湯管の
先端を立上げ仮保持する第一工程と、床を構築する第二
工程と、立上げ仮保持した前記給水給湯管の先端を前記
床に穿設された配管取出孔を通して引っ張り上げ、これ
を前記床上に固定する第三工程と、を含むことを特徴と
する。
【0009】かかる配管方法では、給水給湯管が可とう
性を有することを生かし、床構築前に給水給湯管の先端
を立上げ仮保持しておき、床構築後には給水給湯管の先
端を引っ張り上げて床上に固定するだけで済むため、床
構築後に床の裏側に専用ボックスを固定し、この専用ボ
ックスにさや管を固定するというような従来の床下作業
を一切省略できる。特に、床が一階床である場合には作
業員が床下に潜らなくても済むため施工性がよく、その
結果、配管工事にかかる工期の短縮や品質向上を図るこ
とができる。
【0010】また、請求項2に係る発明は、可とう性プ
ラスチックからなる通水管の外周に発泡プラスチックを
巻き付けてなる給水給湯管の先端を立上げ仮保持する配
管具であって、土間上に固定されるベース部と、該ベー
ス部から上方に延出するサポート部と、該サポート部の
途中において前記給水給湯管を把持する把持部と、を備
えることを特徴とする。
【0011】かかる配管具は、請求項1に記載された配
管方法の第一工程を実施するためのものである。すなわ
ち、本配管具の把持部は給水給湯管を把持することがで
きるようになっているため、本配管具を用いれば、床下
を這わせた給水給湯管の先端を立上げ仮保持しておくこ
とができる。なお、床構築後においても本配管具はその
まま存置することになる。
【0012】また、請求項3に係る発明は、可とう性プ
ラスチックからなる通水管の外周に発泡プラスチックを
巻き付けてなる給水給湯管の先端に接続される配管具で
あって、一端が前記通水管の先端に隙間なく嵌入される
管状の本体部と、該本体部と前記通水管とを締結する締
結部と、前記本体部よりも大径の鍔を有し該本体部の他
端に対して着脱自在な環状の躯体固定部と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0013】かかる配管具は、請求項1に記載された配
管方法の主に第三工程を実施するためのものである。す
なわち、まず前記配管方法の第一工程で、立上げ仮保持
すべき給水給湯管の通水管の先端に本配管具の本体部の
一端を嵌入し、締結部を利用して通水管と本体部を締結
しておく。そうすると、第三工程では、床上に引っ張り
上げた給水給湯管の先端に接続された前記本体部の他端
に躯体固定部を係着することにより、この躯体固定部を
利用して給水給湯管の先端を床上に固定することができ
る。なお、躯体固定部は本体部よりも大径の鍔を有する
ため、床に穿設された配管取出孔(給水給湯管の先端を
引っ張り上げるための孔)から床下に落ちてしまうこと
がないようになっている。また、本体部、躯体固定部は
それぞれ管状、環状となっているので、本配管具が通水
空間を塞ぐことはなく、本配管具を取り付けたまま通水
管の先端を給水給湯設備に接続することが可能である。
【0014】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
記載の配管具において、本体部がへ字形の管状であるこ
とを特徴とする。
【0015】かかる配管具は、請求項3に記載の配管具
の作用効果を奏するのみならず、本体部がへ字形の管状
であるため、取り付けスペースを節約することができ
る。したがって、床下の配管立上げ高さに余裕がない場
合であっても一階床廻りの配管を納めることができ、壁
組内空間の幅に余裕がない場合であっても給水給湯管の
先端を壁組外に取り出すことができる。
【0016】また、請求項5に係る発明は、可とう性プ
ラスチックからなる通水管の外周に発泡プラスチックを
巻き付けてなる給水給湯管の先端が接続されるヘッダを
躯体に取り付けるための配管具であって、躯体に固定さ
れるプレートと、このプレートから突出し前記ヘッダを
把持する把持部を有するブラケットと、このブラケット
の突出方向に対して斜めに前記把持部から突出し該把持
部の締付具合を調節するための締付つまみと、を備える
ことを特徴とする。
【0017】かかる配管具においては、締付つまみがブ
ラケットの突出方向に対して斜めに把持部から突出する
ため、狭いスペースに本配管具を設置した場合であって
も、締付つまみを締め付けるための工具の取りまわしが
容易となり、施工性が向上する。
【0018】また、請求項6に係る発明は、可とう性プ
ラスチックからなる通水管の外周に発泡プラスチックを
巻き付けてなる給水給湯管の先端が接続されるヘッダを
保温するための発泡プラスチック製の配管具であって、
前記ヘッダを巻装する円筒形状を呈し、その側面全長に
わたって切込が設けられているとともに、前記ヘッダの
各ジョイントに対応する開口が穿設されてなることを特
徴とする。
【0019】かかる配管具によれば、発泡プラスチック
製円筒形状のカバーがヘッダを外側からすっぽりと覆う
ため、特に寒冷地においてヘッダの凍結を有効に防止す
ることができる。また、側面全長に切込が設けられてい
るため、ヘッダの外側から容易に被せることができ、施
工性に優れる。
【0020】さらに、請求項7に係る発明は、可とう性
プラスチックからなる通水管の外周に発泡プラスチック
を巻き付けてなる給水給湯管の先端が接続されるヘッダ
のジョイント部を保温するための発泡プラスチック製の
配管具であって、前記ヘッダと同等の長さと円弧状断面
を有する曲面体形状を呈し、前記ヘッダの各ジョイント
に対応する開口が穿設されてなることを特徴とする。
【0021】かかる配管具によれば、発泡プラスチック
製曲面体形状のカバーがヘッダの各ジョイントを覆うこ
とができるため、特に請求項6記載の配管具と併用する
ことにより、寒冷地においてヘッダのジョイント部分の
凍結を有効に防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明におい
て、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略
する。
【0023】1.配管方法(一階床) 図1は、本発明の請求項1に係る配管方法の一実施形態
を表す工程図であり、枠組壁工法に係る住宅において一
階床に給水給湯管を配管する手順を示している。ここ
で、説明の便宜上、本配管方法の説明に入る前に、本発
明の請求項2に係る配管具の一実施形態である立上げサ
ポート及び本発明の請求項3に係る配管具の一実施形態
である床用ジョイントロングについて説明を行う。
【0024】(1)立上げサポート 図2に示す立上げサポート10は、給水給湯管Kの先端
を立上げ仮保持する役割を果たすものであり、土間S上
に固定されるベース部たるベース金具11と、ベース金
具11から上方に延出するサポート部たる支柱12と、
支柱12の途中において給水給湯管Kを把持する把持部
たるインシュロック13a,13bと、から構成されて
いる。
【0025】ベース金具11にはビス孔11aが四箇所
穿設されており、これらのビス孔11aにビスを挿入す
ることにより、ベース金具11を土間S上に固定できる
ようになっている。ベース金具11上から垂直に延出す
る支柱12はインシュロック13a,13bを支持する
役割を果たし、その高さ方向の途中には他の部分よりも
少し細くくびれたスライド部12a,12bが形成され
ている。また、インシュロック13a,13bは、給水
給湯管Kの先端を把持する役割を果たすものであり、リ
ング体の内径を締付つまみで調節することができる構成
となっている。そして、インシュロック13a,13b
は、それぞれスライド部12a,12bの範囲で上下方
向にスライドできるように支柱12に取り付けられてい
る。
【0026】(2)床用ジョイントロング 図3に示す床用ジョイントロング20は、給水給湯管K
の先端に接続され、一階床上に取り出した給水給湯管K
の先端を一階床上に固定する役割を果たすものである。
具体的には、管差込部21aが給水給湯管Kの通水管K
aの先端に隙間なく嵌入される直管状の本体部21と、
本体部21と通水管Kaとを締結する締結部たる袋ナッ
ト22及び割リング23と、本体部21の外径よりも大
径の鍔24aを有し本体部21のフランジ係合部21b
に対して着脱自在な環状の躯体固定部たるフランジ24
と、から構成されている。
【0027】この床用ジョイントロング20を通水管K
aの先端に接続するには、図4に示すように、まず本体
部21から袋ナット22、割リング23、フランジ24
を一旦取り外す(図4(a)参照)。次に、袋ナット2
2、割リング23の順にこれらを通水管Kaの先端に通
し、本体部21の管差込部21aを通水管Kaの先端に
確実に差し込む(図4(b)参照)。そして、割リング
23を管差込部21aに突き当たるまで押し付けておき
(図4(c)参照)、袋ナット22を管差込部21aに
対して締め付ける(図4(d)参照)。なお、後述する
ように、一階床の構築後には、先端にネジ溝が切られた
ビス25をフランジ24の共回り防止ビス孔24bに差
し込むことによりフランジ24を本体部21に嵌合して
おき、フランジ24の鍔24aを一階床上面に当接させ
た状態でフランジ24の固定ビス孔24cにビス26を
挿入してフランジ24を一階床に固定することになる
(図1及び図3参照)。
【0028】なお、本体部21、フランジ24はそれぞ
れ直管状、環状となっているので、床用ジョイントロン
グ20を通水管Kaの先端に接続した状態であっても通
水管Kaの通水空間が塞がれないようになっている。ま
た、フランジ24は本体部21の外径よりも大径の鍔2
4aを有するため、床に穿設された配管取出孔(給水給
湯管Kの先端を引っ張り上げるための孔)から給水給湯
管Kが床下に落ちてしまうことがないようになってい
る。
【0029】(3)配管方法 図1(a),(b)は本配管方法の第一工程を表す。す
なわち本工程では、まず図1(a)に示すように、ベー
ス金具11のビス孔11aにビス14を挿入することに
より、立上げサポート10を土間S上に固定する。この
ときの立上げサポート10の固定位置は、給水給湯管K
の先端の立上げ位置や躯体との取合いを考慮して適宜決
定する。
【0030】次に、土間S上に這わせた給水給湯管Kの
先端に床用ジョイントロング20の本体部21を嵌入
し、袋ナット22及び割リング23で締結する(図4参
照)。ここでフランジ24は本体部21から取り外され
ており、給水給湯管K内に異物等が入らないように本体
部21のフランジ係合部21b側の通水空間を養生キャ
ップ27で塞ぐ。なお、ここで述べた床用ジョイントロ
ング20の接続作業、養生キャップ27の装着作業は、
立上げサポート10の設置作業との時間的先後を問わな
い。
【0031】そして、図1(b)に示すように、床用ジ
ョイントロング20の本体部21が接続された給水給湯
管Kの先端を、立上げサポート10のインシュロック1
3a,13bで固定することにより立上げ仮保持する。
このとき、インシュロック13a,13bがそれぞれ床
用ジョイントロング20の本体部21、給水給湯管Kを
把持するようにする。なお、本工程完了時には、インシ
ュロック13a,13bがそれぞれ支柱12のスライド
部12a,12bの最下方に位置しているはずである。
【0032】続いて、第二工程では一階床F1を構築す
る(図示せず)。一階床F1には所定の位置に予め配管
取出孔Faが穿設されており、一階床F1の構築後に配
管取出孔Faを上から覗き込むと、真下に給水給湯管K
の先端(養生キャップ27)が見えるようになってい
る。なお、配管取出孔Faは、一階床F1の構築直前に
穿設してもよいし、一階床F1を構築した後に穿設する
ようにしてもよい。
【0033】引き続き、本配管方法の第三工程を図1
(c),(d)に示す。すなわち、本工程では、まず図
1(c)に示すように、給水給湯管Kが可とう性を有す
ること及びインシュロック13a,13bがそれぞれ支
柱12のスライド部12a,12bの長さ範囲内で上下
方向にスライド可能なことを生かして、一階床F1上か
ら配管取出孔Faを通して給水給湯管Kの先端を引っ張
り上げる。なお、この状態で、インシュロック13a,
13bはそれぞれ支柱12のスライド部12a,12b
の最上方に位置しているはずである。そして、引っ張り
上げた給水給湯管Kの先端から養生キャップ27を取り
外した後、露出した本体部21のフランジ係合部21b
にフランジ24を被せ、共回り防止ビス孔24bにビス
25を差し込むことによりフランジ24を本体部21に
嵌合する。
【0034】次に図1(d)に示すように、フランジ2
4を下方に押し付けることにより給水給湯管Kの先端を
配管取出孔Faから一階床F1の下方に押し込み、フラ
ンジ24の鍔24aを一階床F1上に当接させる。そし
て、フランジ24の固定ビス孔24cにビス26を挿入
することにより、フランジ24を一階床F1上に固定す
る。なお、この状態では、インシュロック13a,13
bはそれぞれ支柱12のスライド部12a,12bの最
下方又はそれよりも若干上方に位置することになる。
【0035】以上のように、本配管方法では、給水給湯
管Kが可とう性を有することを生かし、一階床F1構築
前に給水給湯管Kの先端を立上げ仮保持しておき、一階
床F1構築後には当該一階床F1上から給水給湯管Kの
先端を引っ張り上げて一階床F1に固定するだけで給水
給湯管Kを配管することができるため、一階床F1構築
後に作業員が床下に潜って専用ボックスを固定し、この
専用ボックスにさや管を固定するというような床下作業
を一切省略できる。したがって施工性がよく、配管工事
にかかる工期の短縮や品質向上を図ることができる。な
お、本配管方法の実施は、立上げサポート10や床用ジ
ョイントロング20を使用する場合に限定されないこと
は勿論であり、他の配管具類を使用するものであっても
よい。
【0036】2.配管方法(二階床) 図5は、本発明の請求項1に係る配管方法の他の実施形
態を表す工程図であり、枠組壁工法に係る住宅において
二階床に給水給湯管を配管する手順を示している。ここ
でも、説明の便宜上、本配管方法の説明に入る前に、本
配管方法で使用されるコーナーサポート及び本発明の請
求項3に係る配管具の別の実施形態である床用ジョイン
トについて説明を行う。
【0037】(1)コーナーサポート 図6に示すコーナーサポート30は、立上げサポート1
0と同様に給水給湯管Kの先端を立上げ仮保持する役割
を果たすものであり、一階天井板T上を這わせた給水給
湯管Kを1/4円形状のコーナー部31に沿って垂直に
立ち上げることができるものである。このように二階床
配管において立上げサポート10ではなくコーナーサポ
ート30を用いるのは、通常、一階床下空間よりも二階
床下空間(一階天井ふところ)の高さが低いからであ
る。
【0038】(2)床用ジョイント 図7に示す床用ジョイント40は、床用ジョイントロン
グ20と同様に、給水給湯管Kの先端に接続され、二階
床上に取り出した給水給湯管Kの先端を二階床に固定す
る役割を果たすものであるが、本体部41の長さが床用
ジョイントロング20の本体部21の長さに比べて短い
点のみが異なる。このような違いは、二階床下空間(一
階天井ふところ)の高さが一階床下空間よりも低いた
め、給水給湯管Kの先端の押し込み量が小さくなること
に起因するものである。
【0039】(3)配管方法 図5(a),(b)は本配管方法の第一工程を表す。す
なわち本工程では、まず図5(a)に示すように、コー
ナーサポート30を一階天井板T上に設置する。このと
きのコーナーサポート30の設置位置は、給水給湯管K
の先端の立上げ位置や躯体との取合いを考慮して適宜決
定する。
【0040】そして、図5(b)に示すように、給水給
湯管Kの先端をコーナーサポート30のコーナー部31
に沿って立上げ仮保持する。なお、立上げ仮保持された
給水給湯管Kの先端は、コーナー部31に沿ってスライ
ド可能な状態となっている。
【0041】続いて、第二工程では二階床F2を構築す
る(図示せず)。二階床F2には所定の位置に予め配管
取出孔Faが穿設されており、二階床F2の構築後に配
管取出孔Faを上から覗き込むと、真下に給水給湯管K
の先端が見えるようになっている。なお、配管取出孔F
aは、二階床F2の構築直前に穿設してもよいし、二階
床F2を構築した後に穿設するようにしてもよい。
【0042】引き続き、本配管方法の第三工程を図5
(c)〜(f)に示す。すなわち、本工程では、まず図
5(c)に示すように、給水給湯管Kが可とう性を有す
ることを生かして、二階床F2上から配管取出孔Faを
通して給水給湯管Kの先端を引っ張り上げる。次に、図
5(d)に示すように、引っ張り上げた給水給湯管Kの
先端に床用ジョイント40の本体部41を嵌入し、袋ナ
ット42及び割リング43で締結する。
【0043】そして、図5(e)に示すように、本体部
41のフランジ係合部41bにフランジ44を被せ、共
回り防止ビス孔44bにビス45を差し込むことにより
フランジ44を本体部41に嵌合する。最後に、図5
(f)に示すように、フランジ44を下方に押し付ける
ことにより給水給湯管Kの先端を配管取出孔Faから二
階床F2の下方に押し込み、フランジ44の鍔44aを
二階床F2上に当接させる。そして、フランジ44の固
定ビス孔44cにビス46を挿入することにより、フラ
ンジ44を二階床F2上に固定する。
【0044】以上のように、本配管方法では、給水給湯
管Kが可とう性を有することを生かし、二階床F2構築
前に給水給湯管Kの先端を立上げ仮保持しておき、二階
床F2構築後には当該二階床F2上から給水給湯管Kの
先端を引っ張り上げて二階床F2に固定するだけで給水
給湯管Kを配管することができるため施工性がよく、配
管工事にかかる工期の短縮や品質向上を図ることができ
る。
【0045】なお、本実施形態では、給水給湯管Kの先
端を二階床F2上に引っ張り上げた後でそこに床用ジョ
イント40の本体部41を接続しているが(図5(d)
参照)、給水給湯管Kの先端への床用ジョイント40の
接続作業を二階床F2構築前に行っておいてもよい。
【0046】なお、床用ジョイント40の本体部41は
直管状となっているが、二階床下スペース(一階天井ふ
ところ)の高さが低いときには、図8に示すように、本
体部がへ字形の管状となっているもの(床用ジョイント
エルボ)を使用して納めればよい。本発明の請求項4に
係る配管具の一実施形態であるこの床用ジョイントエル
ボ50は、本体部51の軸線のなす角αが110°にな
っている点のみにおいて床用ジョイント40と異なり、
その他の構成や配管方法については床用ジョイント40
と同様である。なお、角αは110°に限定される訳で
はなく、90°から180°の範囲で任意に設定可能で
ある。
【0047】3.その他の配管具 (1)壁貫通エルボ 図9は、枠組壁工法に係る住宅の一階外壁に、本発明の
請求項3に係る配管具のさらに別の実施形態である壁貫
通エルボを用いて給水給湯管を配管したときの納まりを
表す断面図である。ここで、壁貫通エルボ60は床用ジ
ョイントエルボ50と同様の構成を有している。
【0048】配管手順は床への配管方法とほぼ同様であ
り、まず、土間S上を這い基礎Bの手前で立ち上げられ
た給水給湯管Kの先端に、壁貫通エルボ60の本体部6
1を接続する。そして、この給水給湯管Kをパイプスペ
ースPに通し、その先端を、外壁Wに穿設された配管取
出孔Waから外側に取り出す。続いて、給水給湯管Kの
先端に接続されている壁貫通エルボ60の本体部61に
フランジ64を取り付けた後、これを内側に押し込んで
フランジ64を外壁Wの外側面に当接させてビス固定す
る。その後、給湯器Aの配管を接続する。
【0049】ここで、壁貫通エルボ60の本体部61
は、床用ジョイントエルボ50の本体部51と同様に軸
線のなす角αが110°となっているため、パイプスペ
ースPが狭い場合であっても配管を納めることができ
る。なお、角αは110°に限定される訳ではなく、9
0°から180°の範囲で任意に設定可能である。
【0050】(2)ヘッダ固定金具 図10は、本発明の請求項5に係る配管具の一実施形態
であるヘッダ固定金具を示す斜視図である。同図に示す
ヘッダ固定金具70は、給水給湯管Kの先端が接続され
るヘッダHを、後述するヘッダ保温カバーで巻装した状
態で躯体に取り付ける役割を果たすものであり、躯体に
固定されるプレート71と、プレート71から突出しヘ
ッダHを把持する把持部たるリング体72aを有するブ
ラケット72と、ブラケット72の突出方向に対して斜
めにリング体72aから突出しリング体72aの締付具
合を調節するための締付つまみ73と、を備える。
【0051】プレート71は、ここでは長方形板状であ
り、四隅のビス孔71aにビス74を挿入することによ
って壁や床等の躯体(躯体下地を含む)に固定すること
ができるようになっている。ブラケット72は、ここで
はプレート71から垂直に突出してリング体72aを支
持しており、リング体72aは、ヘッダ保温カバー80
で巻装した状態のヘッダHを挿入することができる内径
を有している。そして、ヘッダ保温カバー80で巻装し
た状態のヘッダHをリング体72aの内側に挿入した
後、締付つまみ73を締め付けることによって、ヘッダ
Hはヘッダ固定金具70を介して躯体に固定されるよう
になっている。
【0052】また、締付つまみ73は、プレート71に
対して水平でも垂直でもなく、プレート71に対して斜
めにリング体72aから突出している。このように締付
つまみ73の突出方向を斜めにすることにより、狭いス
ペースにヘッダ固定金具70を設置した場合であって
も、締付つまみ73を締め付けるための工具の取りまわ
しが容易となり、施工性が向上する。
【0053】(3)ヘッダ保温カバー 図11は、本発明の請求項6に係る配管具の一実施形態
であるヘッダ保温カバーを示す斜視図である。同図に示
すヘッダ保温カバー80は、給水給湯管Kの先端が接続
されるヘッダHを寒冷地等において凍害から有効に保護
する役割を果たすものであり、ヘッダHを巻装する円筒
形状を呈し、全体が発泡プラスチックからなっている。
したがって、ヘッダHの全体を有効に保温することがで
き、特に寒冷地においてヘッダの凍結を有効に防止する
ことができる。
【0054】また、ヘッダ保温カバー80には、側面全
長にわたって切込81が設けられている。したがって、
この切込81を押し広げれば、ヘッダ保温カバー80を
ヘッダHの外側から容易に装着することができるため、
施工性に優れる。さらに、ヘッダ保温カバー80には、
これが巻装するヘッダHの各ヘッダジョイントHa,H
a,…(図13(a)参照)に対応する位置に各ヘッダ
ジョイントHa,Ha,…に対応する大きさ形状のヘッ
ダジョイント開口82,82,…が穿設されている。し
たがって、ヘッダ保温カバー80がヘッダジョイントH
a,Ha,…を塞いでしまうことがなく、現場でヘッダ
ジョイント開口82,82,…を穿設する手間が不要と
なる。なお、本実施形態に示すヘッダ保温カバー80に
おいては、ヘッダジョイント開口82,82,…を結ぶ
形態で切込81が設けられているが、ヘッダジョイント
開口82,82,…と切込81を離して設けることとし
てもよい。
【0055】(4)ヘッダジョイントカバー 図12は、本発明の請求項7に係る配管具の一実施形態
であるヘッダジョイントカバーを示す斜視図である。同
図に示すヘッダジョイントカバー90は、給水給湯管K
の先端が接続されるヘッダHの各ヘッダジョイントH
a,Ha,…を寒冷地等において凍害から有効に保護す
る役割を果たすものであり、ヘッダ保温カバー80と併
用されるものである。すなわち、ヘッダ保温カバー80
がヘッダHの全体を包んで保温するのに対して、ヘッダ
ジョイントカバー90はヘッダHの各ヘッダジョイント
Ha,Ha,…の側面部分を包んで保温するものであ
る。
【0056】具体的には、ヘッダジョイントカバー90
は、ヘッダHと同等の長さと円弧状断面を有する曲面体
形状を呈しており、ヘッダHの各ヘッダジョイントH
a,Ha,…に対応する位置に各ヘッダジョイントH
a,Ha,…に対応する大きさ形状のヘッダジョイント
開口91,91,…が穿設された発泡プラスチック製の
カバーである。したがって、後述するように、ヘッダH
にヘッダ保温カバー80を被せた後、このヘッダジョイ
ントカバー90を取り付けることにより、ヘッダ保温カ
バー80だけではカバーすることができないヘッダジョ
イントHa,Ha,…の側面をカバーし保温することが
できる。
【0057】なお、ヘッダジョイントカバー90には、
その端部とヘッダジョイント開口91,91,…とを結
ぶようにして切込92,92,…が設けられている。こ
れらの切込92,92,…は、複雑な形状のヘッダジョ
イントHa,Ha,…にヘッダジョイント開口91,9
1,…をあわせた状態でヘッダジョイントカバー90を
装着しやすくするためのものである。切込92,92,
…は、ヘッダジョイントカバー90の製造時に設けるこ
とが望ましいが、事後的に現場で設けることとしてもよ
い。
【0058】(5)ヘッダ固定金具、ヘッダ保温カバ
ー、ヘッダジョイントカバーの施工方法図13は、ヘッ
ダ固定金具、ヘッダ保温カバー、ヘッダジョイントカバ
ーの施工手順図である。寒冷地等のヘッダHが凍結する
おそれのある地域において給水給湯管Kを用いて配管を
行う場合には、ヘッダHは次のように施工される。
【0059】まず、図13(a)に示すように、ヘッダ
保温カバー80の両端を所定の長さで切り落とした後、
切込81を押し広げてこれをヘッダHに被せる。両端の
ヘッダ保温カバー80’,80”を切り落とすのは、ヘ
ッダHにおいて両端のオスアダプターHb、オスエルボ
Hcがその他の部分と形状が異なっているからである。
切り落としたヘッダ保温カバー80’,80”は後で使
用することになるので捨てずに取っておく。
【0060】次に、図13(b)に示すように、ヘッダ
保温カバー80を被せたヘッダHを、ヘッダ固定金具7
0のリング体72aに挿入し、締付つまみ73で固定す
る。そして、各給水栓に至る給水給湯管K,K,…をヘ
ッダジョイントHa,Ha,…やオスアダプターHb、
オスエルボHcに接続する。さらに、先ほど切り落とし
たヘッダ保温カバー80’,80”を元の位置に戻すよ
うにしてそれぞれオスアダプターHb、オスエルボHc
に被せる。
【0061】続いて、図13(c)に示すように、ヘッ
ダジョイントカバー90の切込92,92,…を押し広
げることによりヘッダジョイントカバー90のヘッダジ
ョイント開口91,91,…にヘッダHのヘッダジョイ
ントHa,Ha,…をあわせ、ヘッダジョイントカバー
90を装着する。
【0062】最後に、図13(d)に示すように、ヘッ
ダ固定金具70、ヘッダ保温カバー80、ヘッダジョイ
ントカバー90を同色テープ等にて固定する。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る配
管方法では、給水給湯管が可とう性を有することを生か
し、床構築前に給水給湯管の先端を立上げ仮保持してお
き、床構築後には給水給湯管の先端を引っ張り上げて床
上に固定するだけで済むため、床構築後に床の裏側に専
用ボックスを固定し、この専用ボックスにさや管を固定
するというような従来の床下作業を一切省略できる。特
に、床が一階床である場合には作業員が床下に潜らなく
ても済むため施工性がよく、その結果、配管工事にかか
る工期の短縮や品質向上を図ることができる。
【0064】また、請求項2に係る配管具によれば、床
下を這わせた給水給湯管の先端を立上げ仮保持しておく
ことができるので、請求項1に係る配管方法の第一工程
を実施することができる。
【0065】また、請求項3に係る配管具によれば、給
水給湯管の先端を床上に固定することができるので、請
求項1に係る配管方法の第三工程を実施することができ
る。なお、躯体固定部は本体部よりも大径の鍔を有する
ため、床に穿設された配管取出孔から床下に落ちてしま
うことがないようになっている。また、本体部、躯体固
定部はそれぞれ管状、環状となっているので、本配管具
が通水空間を塞ぐことはなく、本配管具を取り付けたま
ま通水管の先端を給水給湯設備に接続することが可能で
ある。
【0066】さらに、請求項4に係る配管具は、本体部
がへ字形の管状であるため、取り付けスペースを節約す
ることができる。したがって、床下の配管立上げ高さに
余裕がない場合であっても一階床廻りの配管を納めるこ
とができ、壁組内空間の幅に余裕がない場合であっても
給水給湯管の先端を壁組外に取り出すことができる。
【0067】また、請求項5に係る配管具においては、
締付つまみがブラケットの突出方向に対して斜めに把持
部から突出するため、狭いスペースに本配管具を設置し
た場合であっても、締付つまみを締め付けるための工具
の取りまわしが容易となり、施工性が向上する。
【0068】また、請求項6に係る配管具によれば、発
泡プラスチック製円筒形状のカバーがヘッダを外側から
すっぽりと覆うため、特に寒冷地においてヘッダの凍結
を有効に防止することができる。また、側面全長に切込
が設けられているため、ヘッダの外側から容易に被せる
ことができ、施工性に優れる。
【0069】さらに、請求項7に係る配管具によれば、
発泡プラスチック製曲面体形状のカバーがヘッダの各ジ
ョイントを覆うことができるため、特に請求項6記載の
配管具と併用することにより、寒冷地においてヘッダの
ジョイント部分の凍結を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係る配管方法の一実施形態
を表す工程図であり、枠組壁工法に係る住宅において一
階床に給水給湯管を配管する手順を示す。
【図2】本発明の請求項2に係る配管具の一実施形態で
ある立上げサポートを示す斜視図である。
【図3】本発明の請求項3に係る配管具の一実施形態で
ある床用ジョイントロングを示す分解斜視図である。
【図4】図3に示す床用ジョイントロングの本体部を給
水給湯管に接続する手順を示す工程図である。
【図5】本発明の請求項1に係る配管方法の別の実施形
態を表す工程図であり、枠組壁工法に係る住宅において
二階床に給水給湯管を配管する手順を示す。
【図6】図5に示す配管方法で用いられるコーナーサポ
ートを示す斜視図である。
【図7】本発明の請求項3に係る配管具の別の実施形態
である床用ジョイントを示す分解斜視図である。
【図8】本発明の請求項4に係る配管具の一実施形態で
ある床用ジョイントエルボを用いて配管を行った場合の
二階床の断面図である。
【図9】本発明の請求項3に係る配管具のさらに別の実
施形態である壁貫通エルボを用いて配管を行った場合の
壁の断面図である。
【図10】本発明の請求項5に係る配管具の一実施形態
であるヘッダ固定金具を示す斜視図である。
【図11】本発明の請求項6に係る配管具の一実施形態
であるヘッダ保温カバーを示す斜視図である。
【図12】本発明の請求項7に係る配管具の一実施形態
であるヘッダジョイントカバーを示す斜視図である。
【図13】図10〜図12に示すヘッダ固定金具、ヘッ
ダ保温カバー、ヘッダジョイントカバーの施工手順図で
ある。
【符号の説明】
10 … 立上げサポート 11 … ベース金具 11a … ビス孔 12 … 支柱 12a,12b … スライド部 13a,13b … インシュロック 14 … ビス 20 … 床用ジョイントロング 21 … 本体部 21a … 管差込部 21b … フランジ係合部 22 … 袋ナット 23 … 割リング 24 … フランジ 24a … 鍔 24b … 共回り防止ビス孔 24c … 固定ビス孔 25 … ビス 26 … ビス 27 … 養生キャップ 30 … コーナーサポート 31 … コーナー部 40 … 床用ジョイント 41 … 本体部 41a … 管差込部 41b … フランジ係合部 42 … 袋ナット 43 … 割リング 44 … フランジ 44a … 鍔 44b … 共回り防止ビス孔 44c … 固定ビス孔 45 … ビス 46 … ビス 50 … 床用ジョイントエルボ 51 … 本体部 60 … 壁貫通エルボ 61 … 本体部 64 … フランジ 70 … ヘッダ固定金具 71 … プレート 71a … ビス孔 72 … ブラケット 72a … リング体 73 … 締付つまみ 74 … ビス 80,80’,80” … ヘッダ保温カバー 81 … 切込 82 … ヘッダジョイント開口 90 … ヘッダジョイントカバー 91 … ヘッダジョイント開口 92 … 切込 A … 給湯器 B … 基礎 F1 … 一階床 F2 … 二階床 Fa … 配管取出孔 H … ヘッダ Ha … ヘッダジョイント Hb … オスアダプター Hc … オスエルボ K … 給水給湯管 Ka … 通水管 P … パイプスペース S … 土間 T … 一階天井板 W … 基礎 Wa … 配管取出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金丸 直樹 東京都目黒区鷹番2丁目14番16号 前澤給 装工業株式会社内 Fターム(参考) 2D060 AA05 AB03 AC01 AC05 3H023 AA05 AB04 AC13 AD02 AE06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可とう性プラスチックからなる通水管の
    外周に発泡プラスチックを巻き付けてなる給水給湯管を
    用いる配管方法であって、 床下を這わせた前記給水給湯管の先端を立上げ仮保持す
    る第一工程と、 床を構築する第二工程と、 立上げ仮保持した前記給水給湯管の先端を前記床に穿設
    された配管取出孔を通して引っ張り上げ、これを前記床
    上に固定する第三工程と、を含むことを特徴とする配管
    方法。
  2. 【請求項2】 可とう性プラスチックからなる通水管の
    外周に発泡プラスチックを巻き付けてなる給水給湯管の
    先端を立上げ仮保持する配管具であって、 土間上に固定されるベース部と、該ベース部から上方に
    延出するサポート部と、該サポート部の途中において前
    記給水給湯管を把持する把持部と、を備えることを特徴
    とする配管具。
  3. 【請求項3】 可とう性プラスチックからなる通水管の
    外周に発泡プラスチックを巻き付けてなる給水給湯管の
    先端に接続される配管具であって、 一端が前記通水管の先端に隙間なく嵌入される管状の本
    体部と、該本体部と前記通水管とを締結する締結部と、
    前記本体部よりも大径の鍔を有し該本体部の他端に対し
    て着脱自在な環状の躯体固定部と、を備えることを特徴
    とする配管具。
  4. 【請求項4】 前記本体部がへ字形の管状であることを
    特徴とする請求項3記載の配管具。
  5. 【請求項5】 可とう性プラスチックからなる通水管の
    外周に発泡プラスチックを巻き付けてなる給水給湯管の
    先端が接続されるヘッダを躯体に取り付けるための配管
    具であって、 躯体に固定されるプレートと、このプレートから突出し
    前記ヘッダを把持する把持部を有するブラケットと、こ
    のブラケットの突出方向に対して斜めに前記把持部から
    突出し該把持部の締付具合を調節するための締付つまみ
    と、を備えることを特徴とする配管具。
  6. 【請求項6】 可とう性プラスチックからなる通水管の
    外周に発泡プラスチックを巻き付けてなる給水給湯管の
    先端が接続されるヘッダを保温するための発泡プラスチ
    ック製の配管具であって、 前記ヘッダを巻装する円筒形状を呈し、その側面全長に
    わたって切込が設けられているとともに、前記ヘッダの
    各ジョイントに対応する開口が穿設されてなる、ことを
    特徴とする配管具。
  7. 【請求項7】 可とう性プラスチックからなる通水管の
    外周に発泡プラスチックを巻き付けてなる給水給湯管の
    先端が接続されるヘッダのジョイント部を保温するため
    の発泡プラスチック製の配管具であって、 前記ヘッダと同等の長さと円弧状断面を有する曲面体形
    状を呈し、前記ヘッダの各ジョイントに対応する開口が
    穿設されてなる、ことを特徴とする配管具。
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