JP2746056B2 - 防水パンのレベル調節方法 - Google Patents

防水パンのレベル調節方法

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JP2746056B2 JP5144587A JP14458793A JP2746056B2 JP 2746056 B2 JP2746056 B2 JP 2746056B2 JP 5144587 A JP5144587 A JP 5144587A JP 14458793 A JP14458793 A JP 14458793A JP 2746056 B2 JP2746056 B2 JP 2746056B2
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嘉幸 山岡
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防水パンのレベル調節方
法に係り、特に足ボルトを簡単に回転させることがで
き、レベル調整作業がきわめて容易かつ迅速に行なえる
防水パンのレベル調節方法に関する。
【0002】
【従来の技術】防水パンは、ユニットバスルームなどの
ユニットルームの床面を構成するための部材である。こ
の防水パンの裏面には足ボルトが螺着されており、該足
ボルトを回すことにより防水パンのレベル調節を行なう
よう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の防水パンにおい
ては、そのレベル調節を行なうには、防水パンの側方か
ら工具を防水パンの下側(裏側)に差し込まなければな
らず、作業性が悪かった。また、ユニットルーム構築ス
ペースの周囲に壁が立設されていると、防水パンの下側
に工具を差し込むことができず、防水パンのレベル調節
が著しく困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の防水パンのレ
ベル調節方法は、防水パン本体と、該防水パン本体の上
面に張り付けられた床材と、該防水パン本体の下面側に
設けられた足ボルトとを有する防水パンのレベルを調節
する方法において、該防水パン本体のうち前記足ボルト
の上方部位に貫通孔を設けておき、該貫通孔に上方から
工具を差し込んで該足ボルトを回転させて防水パン本体
をレベル調整し、その後、該貫通孔をテープで塞ぎ、こ
のテープの上から前記床材を張り付けるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0005】請求項2の防水パンのレベル調節方法は、
周囲部分に比べて高位となっている高段部を有する防水
パン本体と、該高段部の下面側に設けられた足ボルトと
を有する防水パンのレベルを調節する方法において、該
足ボルトの上方の前記高段部に貫通孔を設けておき、該
貫通孔に上方から工具を差し込んで該足ボルトを回転さ
せて防水パン本体をレベル調節し、その後、該貫通孔を
テープで塞ぐようにしたことを特徴とするものである。
【0006】なお、請求項2において、高段部としては
例えば壁パネル載置部が挙げられる。
【0007】
【作用】請求項1,2の防水パンのレベル調節方法にお
いては、貫通孔を通して上方から工具を差し込み、該足
ボルトの長さを変化させることによって、防水パンの高
さを調節できる。従って、工具を側方から該防水パンの
下側に差し込むことなく、該防水パンのレベル調節を行
なえる。
【0008】請求項1においては、この貫通孔は、テー
プと、その上に張り付けられた床材(例えばタイル)に
よって塞がれるため、漏水のおそれは全くない。
【0009】請求項2の防水パンのレベル調節方法にお
いても、貫通孔はテープで塞がれる。請求項2では、貫
通孔は高段部に設けられているため、この貫通孔が水に
浸されることがなく、このテープによって十分に漏水が
防止される。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係る防水パンのレベル調
節方法を示す要部縦断面図、第2図及び第3図は同方法
を説明する要部斜視図、第4図は同方法におけるタイル
張り付け状態を説明する縦断面図である。
【0011】この防水パン10は、FRP(ガラス繊維
強化樹脂)製の防水パン本体12と、該防水パン本体1
2の上面に接着剤14で張り付けられたタイル16と、
防水パン本体12の裏面(下面)にオーバーレイなどに
より固着された補強フレーム18とを備えている。この
補強フレーム18にはナット20が溶接等により固着さ
れており、該ナット20に足ボルト22が螺着されてい
る。24は床スラブを示す。
【0012】補強フレーム18には、この足ボルト22
の上端が挿通される開口26が設けられている。足ボル
ト22の上端面には、足ボルト22を回転させるための
工具28の係合溝30が設けられている。防水パン本体
12のうち足ボルト22の鉛直上方位置には、この工具
28を挿通させるための貫通孔32が穿設されている。
【0013】タイル16は、この貫通孔32が露出する
ように、該貫通孔32の部分を残して予め防水パン本体
12の上面に張り付けられている。現場に搬入され、床
スラブ24上にこの防水パン10を敷設した後、工具2
8を貫通孔32に上方から差し込み、ナット20を回転
させ、防水パン10のレベル出しを行なう。
【0014】レベル調整が終了した後、第2図に示すよ
うに、接着剤(例えば、商品名ネジロック)34を貫通
孔32内に垂らし込み、足ボルト22をナット20に対
し固着させる。然る後、第3図に示すように、ステンレ
ステープ36を防水パン本体12に張り付け、貫通孔3
2を塞ぐ。(なお、このとき、テープ貼付面の汚れやほ
こりを十分に取っておく。)次いで、第4図に示す如
く、タイル38を防水パン本体12に張り付け、その後
タイル38の周囲に目地を充填し、防水パンのレベル調
節作業を終了する。
【0015】このような防水パンのレベル調節方法によ
ると、防水パン10の上側から工具28を用いて足ボル
ト22を回転させることができ、レベル調節作業がきわ
めて容易かつ迅速に行なえる。
【0016】第5図乃至第9図は本発明の別の実施例に
係る防水パンのレベル調節方法を説明する断面図であ
る。
【0017】防水パン40の周縁部分には、壁パネル4
2(第8,9図参照)を立設するための壁パネル載置部
44が設けられている。この壁パネル載置部44の下側
には補強アングル46がオーバーレイなどにより固着さ
れている。この補強アングル46にナット48(第6
図)が溶接等により固着されており、このナット48に
足ボルト22がねじ込まれている。
【0018】補強アングル46は、本実施例ではコ字形
断面形状のものであり、その下面部及び上面部にはそれ
ぞれ開口50,52が穿設されている。足ボルト50
は、下側の開口52に挿通されている。足ボルト50の
鉛直上方位置において、壁パネル載置部44に貫通孔5
4が穿設されている。
【0019】本実施例においても、工具28を防水パン
40の上方から貫通孔54に挿入する。そして、工具2
8の先端を足ボルト22の上端の係合溝30に係合さ
せ、足ボルト22を回転させて防水パン40のレベル調
節を行なう。その後、貫通孔54を塞ぐようにステンレ
ステープ56を壁パネル載置部44に張り付け、その後
壁パネル42を該壁パネル載置部44上に立設する。第
8,9図の符号58,60はそれぞれシリコンコーキン
グを示す。
【0020】本実施例においても、防水パン40の上方
から工具28を貫通孔54に差し込んで足ボルト22の
回転を行なうことができ、防水パン40のレベル調節を
きわめて容易かつ迅速に行なうことができる。
【0021】なお、レベル調整後に足ボルト22を固定
する場合、上記実施例と同様に接着剤を用いても良い
が、工具を差し込めるときにはロックナットを足ボルト
22に締め込んでも良い。
【0022】上記実施例は本発明の一例であって、本発
明は上記以外の箇所に足ボルトが設けられていても良
い。例えば、防水パン上に袖壁や仕切壁或いは浴槽エプ
ロンなどを立設するに際し、防水パンの床面部分に部分
的に高段部を設ける場合があるが、この高段部の下側に
足ボルトを配置する場合にも本発明を適用できる。
【0023】更に、防水パン上に浴槽を載置する場合、
浴槽の脚を載せるための高段部を設ける場合があるが、
この高段部の下側に足ボルトを配置する場合にも本発明
を適用できる。
【0024】第10図はそのような実施例方法を説明す
る分解斜視図である。第10図において、防水パン64
には、エプロン66を立設するための高段部68と、浴
槽の脚を載せるための高段部70とが設けられている。
防水パン64の下側に補強フレーム70がオーバーレイ
等により固着されており、この補強フレーム70に溶接
等により固着されたナット(図示略)に足ボルト72,
74が螺着されている。フレーム70にはこれら足ボル
ト72,74が挿通される開口(図示略)が穿設されて
いる。防水パン64のうち足ボルト72,74の鉛直上
方位置に貫通孔76,78が穿設されており、これら貫
通孔76,78に工具を上方から差し込んで足ボルト7
2,74を回転させ、防水パン64のレベル調節を行な
う。その後、ステンレステープ80,82を高段部6
8,70に張り付け、更に必要に応じシリコンコーキン
グを施す。高段部70では、シリコンコーキングの代わ
りに、FRPマットをオーバーレイしても良い。
【0025】この第10図の実施例においても、防水パ
ン64のレベル調節をきわめて容易かつ迅速に行なうこ
とができる。
【0026】上記実施例においては、テープとしてステ
ンレステープが用いられているが、このステンレステー
プは高強度で破れにくく、しかも耐食性に優れているの
で好適である。但し、本発明ではアルミテープや合成樹
脂テープなどを用いても良い。このテープは、予め粘着
剤や接着剤が付着されているものであっても良く、現場
において接着剤や粘着剤が該テープ又は防水パンに付着
されて防水パンに接合されるものであっても良い。
【0027】防水パンに上記の貫通孔を形成するのに好
適な方法を第11,12図を参照して次に説明する。第
11図において、FRP製の防水パン本体88の裏側
(第11図においては上面側)に補強フレーム90がオ
ーバーレイ等により固着されている。補強フレーム90
には開口92が穿設されると共に、該開口90と同軸的
にナット94が溶接等により固着されている。短いパイ
プ96をこのナット94及び開口92に差し込み、この
パイプ96内にドリル98を差し込んで防水パン本体8
8に貫通孔を穿設する。その後、バリ取りなどの仕上げ
処理を施し、貫通孔穿設作業が終了する。このパイプ9
6をナット94内に差し込んでおくことにより、ドリル
98がナット94の雌螺子を傷付けることが防止され
る。
【0028】
【発明の効果】以上の通り、本発明の防水パンのレベル
調節方法によると、防水パンに設けられた貫通孔に上方
から工具を差し込んで足ボルトを回転させ、防水パンの
レベル調節を行なうことができ、このレベル調節作業が
きわめて容易かつ迅速に行なえるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例方法を説明する縦断面図であ
る。
【図2】実施例方法を説明する要部斜視図である。
【図3】実施例方法を説明する要部斜視図である。
【図4】実施例方法を説明する縦断面図である。
【図5】別の実施例方法を説明する斜視断面図である。
【図6】図5の実施例方法を説明する縦断面図である。
【図7】図5の実施例方法を説明する斜視図である。
【図8】図5の実施例方法を説明する縦断面図である。
【図9】図5の実施例方法を説明する縦断面図である。
【図10】さらに別の実施例方法を説明する分解斜視図
である。
【図11】防水パンに貫通孔を穿設する方法を説明する
縦断面図である。
【図12】防水パンに貫通孔を穿設する方法を説明する
縦断面図である。
【符号の説明】
10,40,64 防水パン 12,88 防水パン本体 16 タイル 18,70,90 補強フレーム 22,72,74 足ボルト 32,54,76,78 貫通孔 46 補強アングル 36,56,80,82 ステンレステープ 44 壁パネル載置部 68,70 高段部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水パン本体と、該防水パン本体の上面
    に張り付けられた床材と、該防水パン本体の下面側に設
    けられた足ボルトとを有する防水パンのレベルを調節す
    る方法において、 該防水パン本体のうち前記足ボルトの上方部位に貫通孔
    を設けておき、該貫通孔に上方から工具を差し込んで該
    足ボルトを回転させて防水パン本体をレベル調整し、そ
    の後、該貫通孔をテープで塞ぎ、このテープの上から前
    記床材を張り付けるようにしたことを特徴とする防水パ
    ンのレベル調節方法。
  2. 【請求項2】 周囲部分に比べて高位となっている高段
    部を有する防水パン本体と、該高段部の下面側に設けら
    れた足ボルトとを有する防水パンのレベルを調節する方
    法において、 該足ボルトの上方の前記高段部に貫通孔を設けておき、
    該貫通孔に上方から工具を差し込んで該足ボルトを回転
    させて防水パン本体をレベル調節し、その後、該貫通孔
    をテープで塞ぐようにしたことを特徴とする防水パンの
    レベル調節方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記高段部は壁パネ
    ル載置部である防水パンのレベル調節方法。
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JP5914796B2 (ja) * 2012-06-13 2016-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 床パン設置構造

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