JP2604343Y2 - 管の防音、防振取付構造 - Google Patents

管の防音、防振取付構造

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JP2604343Y2
JP2604343Y2 JP1993069132U JP6913293U JP2604343Y2 JP 2604343 Y2 JP2604343 Y2 JP 2604343Y2 JP 1993069132 U JP1993069132 U JP 1993069132U JP 6913293 U JP6913293 U JP 6913293U JP 2604343 Y2 JP2604343 Y2 JP 2604343Y2
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JP
Japan
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pipe
mounting
notch
mounting surface
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JP1993069132U
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JPH0738414U (ja
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公人 重久
重太郎 小林
隆 北島
雄司 牧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tobishima Corp
Togawa Rubber Co Ltd
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Tobishima Corp
Togawa Rubber Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄筋コンクリート建物
構造体等に配管される水道管、給湯管あるいは下水管等
管の防音、防振取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、鉄筋コンクリート建物構
造体等に配管される水道管、給湯管あるいは下水管等の
取り付けは、略U字状をなす金属製の取付金具を用い、
該取付金具によって、下水管あるいは水道管等の管を前
記のU字状部で抱き込むようにして建物構造体に固着し
ていた。
【0003】しかしながら、前記取付金具は一般に金属
製で作製されているため、前記管内に水が通過すると、
その通過音及び通過振動が前記取付器具及び鉄筋コンク
リート建物構造体を通じて階下あるいは階上の部屋へ伝
導してしまっていた。すなわち、前記した金属製の取付
金具(例えば、U字状支持サドル)を使用した場合に
は、コンクリート製基礎材と金属製支持サドル、あるい
は金属製の支持サドルと配管表面とが直接に接している
ため配管内の流水音、流水振動が周囲に伝播してしまう
のである。
【0004】そしてさらに従来では、前記取付金具で各
種の管を堅固に支持し、取り付けてしまうため、地震時
にあるいは作業中に生じた外力で、管に極めて強力な曲
げ応力を生じさせてしまい、ひいては破損してしまうこ
とがあった。また、堅固に支持してしまうためウォータ
ーハンマーなどの衝撃音が発生してしまうとの課題もあ
った。
【0005】さらに、管の径が異なるごとに、その径に
あった各種の金属製支持材が必要とされていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、かかる前記
従来の課題を解決するために考案されたものであり、特
に鉄筋コンクリート建物構造体に取り付けられた管の内
部を水が通過してもその通過音、通過振動が階下の部屋
等に伝わらない管の防音、防振取付構造を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本件考案は以下の様に構成されている。すなわち、管
6を平面状をなす取付面7に管取付部材5を介して、前
記取付面7に不接触状態で取り付ける管の防音、防振取
付構造であり、前記管取付部材5は、可撓性を有する弾
性部材からなる基部1及び巻き付け部4を有し、前記基
部1は、該基部1の長手方向略中央位置で幅方向に延出
して切り欠かれた長方形状の切り欠き2と、基部1の他
端11側に設けられた取付穴9とを備え、前記巻き付け
部4は、基部1の一端12側で連続し、前記切り欠き2
とほぼ同様の幅を有すると共に幅方向両側には長手方向
に向かい等間隔を有して幅方向外側に張り出す複数の係
止ヒレ3・・・を備え、基部1の一端12側から巻き付
け部4の他端13側に向かっ1ては取付穴9が間隔をあ
けて複数設けられてなり、管6の外周を前記巻き付け部
4で周方向に巻き付けると共に、該巻き付け部4を他端
13側から前記切り欠き2に貫挿させ前記係止ヒレ3を
切り欠き2近傍の基部1に係止させて基部1と巻き付け
部4とで前記管6の外周を巻いた状態とし、基部1と巻
き付け部4とを交差状態にして管6と取付面7との間に
介在させ、かつ基部1の他端11側と巻き付け部4の他
端13側の各々を引っ張り状態で取付面7に止着して管
6を取付面7に取り付けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】本考案では、コンクリート製基礎材などの取付
面に管を取り付け、支持する取付部材自体を例えばゴム
製で形成し、その取付部材で管を巻き込んであるため、
前記のコンクリートの取付面の部分と管が直接に接する
箇所がなく、管内の通過水音、通過水振動が周囲へ伝播
するのを防止することができる。
【0009】そして、取付部材をゴム製でしかも巻き付
けて取り付けたために地震時や作業中に生じた外力に対
してその取付部材自体が伸び縮みして前記の応力を吸収
し、配管した管に負担をかけることがなく、破損させる
恐れがない。さらに、いわゆるウォーターハンマーなど
の衝撃音に対してもフレキシブルにそれを吸収すること
ができる。
【0010】また、この取付部材であれば、配管径が変
わっても一種類の取付部材で充分に対応することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図に示す好適な実施例に基づ
いて説明する。図1は本考案による管取付部材5を示す
概略図であり、管取付部材5は基部1と巻き付け部4と
を有して構成されている。ここで、基部1は可撓性を有
する弾性部材で略帯状に構成されており、該基部1の所
定箇所すなわち基部1の長手方向略中央位置には幅方向
に延出して切り欠かれた長方形状の切り欠き2が設けら
れている。そして、この基部1の他端11側には取付穴
9が設けられている。
【0012】さらに、前記基部1の一端12側には、前
記切り欠き2とほぼ同様の幅を有し、かつ幅方向両側に
は、長手方向に向かい、等間隔を有して幅方向外側に張
り出す複数の係止ヒレ3・・・が設けられた巻き付け部
4が前記基部1に連続して設けられている。そして、こ
の巻き付け部4も基部1と同様に、可撓性を有する弾性
部材で帯状に形成されている。
【0013】ここで、可撓性を有する弾性部材として
は、ゴムに補強のための山間層として布を挿入してある
ものを使用したが、ゴムのみで形成されていてもよい
し、軟質プラスチックやレーザーなども使用出来る。ま
た、巻き付け部4には図1から理解されるように、基部
1の一端12側から巻き付け部4の他端13側に向か
い、間隔をあけて取付穴9が複数設けられている。
【0014】ここで、先ず、給水管あるいは給湯管等の
管6に図2に示すように管取付部材5を巻き付ける。す
なわち、帯状の巻き付け部4の他端13側を基部1に設
けられた切り欠き2に挿通させ、さらに図2に示すよう
に管6の外周に密着させる。すなわち、巻き付け部4を
他端13側から前記切り欠き2に貫挿させ前記係止ヒレ
3を切り欠き2近傍の基部1に係止させて基部1と巻き
付け部4とで前記管6の外周を巻いた状態とするのであ
る。そして、切り欠き2の箇所では基部1と巻き付け部
4とは互いに交差状態となるのである。
【0015】ここで、管6の太さについては何ら限定さ
れるものではなく、ただ単に管6の太さによって巻き付
け部4の巻き付け部分の長さが変わり、前記巻き付け部
4の両側に設けられた複数の係止ヒレ3・・・の切り欠
き2に対する係止箇所が変わり、さらに巻き付け部4側
で取付面7にクギ8を打ち込んで止着するために使用す
る取付穴9の位置が変わるものとなる。
【0016】そして、図2から理解されるように、基部
1と巻き付け部4とを巻き付けた後、管取付部材5の基
部1の他端11側と巻き付け部4の他端13側の各々を
引っ張り、その引っ張り状態のままで基部1と巻き付け
部4に設けられた取付穴9にクギ8を貫通させ、平面状
をなす取付面7に固着するのである。すると、図2から
理解されるように管6と取付面7との間には基部1及び
巻き付け部4とが交差状態で介在することになり、もっ
て管6を取付面7に不接触の状態にして取付固定するこ
とができる。
【0017】尚、図3は他の取付状態が示されており、
取付面7が壁等の垂直方向に立設されたものの場合に
は、クギ8での取付箇所を1箇所にして取り付けること
ができる。
【0018】
【考案の効果】本考案は以上の構成よりなる。そして本
考案による管の防音、防震取付構造であれば、配管内で
発生する水の通過音、通過振動などに起因する騒音を駆
逐することができる。さらに、フレキシブルに取り付け
られるため、地震時に発生する曲げ応力及び作業中に生
じる外力から管を保護することができる。
【0019】また、管内部の急激な圧力変化から発生す
る応力からも管を保護することができる。さらに様々な
管の径に対し一種類の取付部材で対応することができ
る。また、例えば天井などでの配管作業でも、従来の取
付金物と比較し、著しく高い作業能率で作業を完了させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による管取付部材の概略図である。
【図2】本考案による管の取付構造を示す概略図であ
る。
【図3】管の取付構造の他の例を示す概略図である。
【符号】
1 基部 2 切り欠き 3 係止ヒレ 4 巻き付け部 5 管取付部材 6 管 7 取付面 8 クギ 9 取付穴 11 基部の他端 12 基部の一端 13 巻き付け部の他端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北島 隆 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (72)考案者 牧田 雄司 大阪府堺市上之516番地 株式会社十川 ゴム製造所内 (56)参考文献 実開 昭59−51279(JP,U) 実公 昭52−48400(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 3/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管(6)を平面状をなす取付面(7)に
    管取付部材(5)を介して、前記取付面(7)に不接触
    状態で取り付ける管の防音、防振取付構造であり、 前記管取付部材(5)は、可撓性を有する弾性部材から
    なる基部(1)及び巻き付け部(4)を有し、 前記基部(1)は、該基部(1)の長手方向略中央位置
    で幅方向に延出して切り欠かれた長方形状の切り欠き
    (2)と、基部(1)の他端(11)側に設けられた取
    付穴(9)とを備え、 前記巻き付け部(4)は、基部(1)の一端(12)側
    で連続し、前記切り欠き(2)とほぼ同様の幅を有する
    と共に幅方向両側には、長手方向に向かい等間隔で幅方
    向外側に張り出して設けられた複数の係止ヒレ(3・・
    ・)を備え、基部(1)の一端(12)側から巻き付け
    部(4)の他端(13)側に向かっては取付穴(9)が
    間隔をあけて複数設けられてなり、 管(6)の外周を前記巻き付け部(4)で周方向に巻き
    付けると共に、該巻き付け部(4)を他端(13)側か
    ら前記切り欠き(2)に貫挿させ前記係止ヒレ(3)を
    切り欠き(2)近傍の基部(1)に係止させて基部
    (1)と巻き付け部(4)とで前記管(6)の外周を巻
    いた状態とし、基部(1)と巻き付け部(4)とを交差
    状態にして管(6)と取付面(7)との間に介在させ、
    かつ基部(1)の他端(11)側と巻き付け部(4)の
    他端(13)側の各々を引っ張り状態で取付面(7)に
    止着し、管(6)を取付面(7)に取り付けたことを特
    徴とする管の防音、防振取付構造。
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