JPH06195924A - ディスクカセット - Google Patents

ディスクカセット

Info

Publication number
JPH06195924A
JPH06195924A JP34785692A JP34785692A JPH06195924A JP H06195924 A JPH06195924 A JP H06195924A JP 34785692 A JP34785692 A JP 34785692A JP 34785692 A JP34785692 A JP 34785692A JP H06195924 A JPH06195924 A JP H06195924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
shell
bag
disk
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34785692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP34785692A priority Critical patent/JPH06195924A/ja
Publication of JPH06195924A publication Critical patent/JPH06195924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライナーの繊維がほつれて脱落し、脱落した
繊維片によるエラーを極力防止する。 【構成】 一端側を開口しそれ以外の端部を閉塞した袋
体状にライナー2を構成し、この袋体状のライナー2内
にディスク1を収納し、このディスク1をシェル1内に
回転自在に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクのクリーニン
グを行うライナーを備えたディスクカセットに関し、そ
のライナーの改良に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクカセットが図8に示され
ている。図8において、シェル1は上シェル部1aと下
シェル部1bとから成り、この各シェル部1a,1bの
周縁部が接合されている。このシェル1内には記録媒体
であるディスクDが回転自在に設けられ、このディスク
Dの両面とこの両面に対向する上シェル部1aの内面及
び下シェル部1bの内面との間にはライナー2がそれぞ
れ配置されている。
【0003】この各ライナー2は不織布で形成され、下
シェル部1bの回転用中心孔3及びヘッド挿入孔4に対
応する部分に切欠孔6を有するが、可能な限り前記ディ
スクDの略全面に接触する形状を有している。下方のラ
イナー2は、図9に示す如く、一部を除く全外周縁の一
定間隔のポイントB(実線で図示する)で下シェル部1
bに例えば熱溶着されている。熱溶着されない箇所の近
傍にはリフター5が設けられ、リフター5でライナー2
をディスクD側に持ち上げられている。又、上方のライ
ナー2は全外周縁の一定間隔のポイントで上シェル部1
aに例えば熱溶着されている。而して、各ライナー2が
ディスク回転時にディスクD上のゴミ、ホコリ等をその
ワイピング効果により払拭し、且つ、これを繊維間に取
り込むことによってディスクD表面をクリーニングす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のライナー2は、帯状の不織布の原反7を図10に示
す形状に打ち抜くことによって作られる。そして、不織
布は主としてポリプロピレン、ポリエステル、レーヨン
等の繊維が単体若しくは適度な比率により混合され、バ
インター若しくは熱溶着により各々の繊維がほつれない
ように接合されているため、カッティングされるとその
カッティングエッジ(ライナー2の全輪郭)より繊維が
ほつれて脱落し、脱落した繊維片がドロップアウト等の
エラーの原因になるという欠点があった。
【0005】そこで、本発明はライナーの繊維がほつれ
て脱落することによる上述の不都合を極力防止したディ
スクカセットを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係るディスクカセットは、シェルの回転用中
心孔及びヘッド挿入孔の対応する位置に切欠孔を有し、
且つ、一端側を開口し、それ以外の端部を閉塞した袋体
状にライナーを構成し、この袋体状のライナー内にディ
スクを収納し、このディスクを前記シェル内に回転自在
に配置したものである。
【0007】
【作用】ライナーは袋体状であり3方向の端部が結合さ
れているため、少なくともこの3方向の端部はカッティ
ングラインとならない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1乃至図3は本発明の一実施例を示す。図1
(a)にはディスクカセットの分解斜視図、図1(b)
にはライナーの支持状態を示す断面図がそれぞれ示され
ている。図1(a)において、シェル1は上シェル部1
aと下シェル部1bとから成り、上下シェル部1a,1
bの互いの周縁端が接合されている。上シェル部1aに
はヘッド挿入孔4が、又、下シェル部1bにはヘッド挿
入孔4と回転用中心孔3がそれぞれ形成されている。下
シェル部1bの4隅の位置には係止突部10が、上シェ
ル部1aの4隅の位置には係止受け部11(図1(b)
に示す。)がそれぞれ設けられ、係止突部10と係止受
け部11によってライナー2が支持されている。
【0009】ライナー2は不織布にて形成され、共に略
方形状の上面部2aと下面部2bから成る。そして、上
面部2aと下面部2bの一端側を開口しそれ以外の3方
向の端部を閉塞した袋体状に構成されている。この実施
例では2方向の端部の閉塞は上面部2aと下面部2bを
熱シール部13によって結合することでなされている
が、これに限定されるものではなく両者を結合できる手
段であれば良く、例えば接着剤を用いて結合しても良
い。又、ライナー2の上面部2a及び下面部2bには下
シェル部1bの回転用中心孔3及びヘッド挿入孔4の各
対応位置に切欠孔6a,6bがそれぞれ形成されてい
る。さらに、ライナー2の上面部2a及び下面部2bの
4隅には係止孔12がそれぞれ形成されており、この各
係止孔12が前記各係止突部10に挿入されている。
尚、ライナー2は熱溶着等でシェル1に接着して支持し
ても良い。
【0010】ディスクDはライナー2内に収納された状
態で前記シェル1内に回転自在に配置されている。
【0011】図2にはライナー2の製造工程が示されて
いる。図2(a)に示す如く不織布の原反7を2つ折り
にする。次に、図2(b)に示す如く2つ折りにした原
反7の両端を加熱ローラ15を用いて熱シールし、熱シ
ール部13を介して結合する。さらに、図2(c)に示
す如く熱シールした原反7の長手方向の所定間隔毎に短
手方向に熱シールして熱シール部13を介して結合す
る。最後に、図2(d)にて一点鎖線で示すカッティン
グラインを有するプレスカッター16でカッティングを
行う。すると、図2(e)に示すようなライナー2がで
きあがる。
【0012】図3にはシールプレス体17を用いて熱シ
ールする手段が示されている。図3(a)に示すよう
に、シールプレス体17の下面にはくの字状の熱シール
刃部18が設けられ、シールプレス体17を2つ折りの
原反7に押圧することにより図3(b)に示す如く熱シ
ール部13を形成することができる。熱シール刃部18
の高さlは他の部分への加熱影響がないようl>ライナ
ー厚み×3となるよう設定することが好ましい。
【0013】このように構成されたライナー2は開口側
である一端部と2つの切欠孔6a,6bの周端がカッテ
ィングラインとなるが、閉塞された3方向の端部はカッ
ティングラインとならないため、ライナー2の繊維がほ
つれて脱落する可能性が少ない。
【0014】また、ディスクカセットが製造工程で不良
品と判断された場合にはシェル1を上シェル部1aと下
シェル部1bに分解し、ライナー2を係止突部10より
抜くことによってライナー2とシェル1を分離できるた
め、ライナー2、シェル1等をリサイクル品として容易
に回収できる。
【0015】さらに、ディスクDを製造工程において袋
体状のライナー2内に入れて組立てることによりディス
クDが空気中にさらされることが少なくディスクDが汚
染される可能性が少ない。さらにまた、上下シェル部1
a,1bの隙間等からシェル1内に入ったゴミ等によっ
てディスクDが汚染される可能性も少ない。
【0016】図4にはライナー2の第1変形例の製造工
程が示されている。この第1変形例のライナー2は、図
4(e)に示す如くその上下面部2a,2bの各一部を
それぞれ外側に折り曲げてヘッド挿入孔4の対応位置の
切欠孔6bの端部14を構成してある。他の構成は前記
実施例のものと同様である。
【0017】次に、このライナー2の製造工程について
説明する。図4(a)に示す如く、不織布の原反7の両
端側に等間隔にT字状のスリット19を入れる。次に、
図4(b)に示す如く、このスリット19の両側片部2
0を同一方向に折曲し、折曲した両側片部20を熱シー
ルし、熱シール部13を介して結合する。次に、図4
(c)に示す如く、折曲した両側片部20を外側とする
よう原反7を2つ折りに折曲し、折曲した原反7の長手
方向の所定間隔毎に短手方向に熱シールして隣接2ライ
ンの熱シール部13を介して結合する。最後に、図4
(d)にて一点鎖線で示すカッティングラインでカッテ
ィングする。すると、図4(e)に示すようなライナー
2ができあがる。
【0018】上記ライナー2においては、回転用中心孔
3に対応する切欠孔6aとヘッド挿入孔4に対応する切
欠孔6bの一部のみがカッティングラインとなるため、
前記実施例と較べてさらにカッティングラインが少なく
なりライナー2の繊維がほつれて脱落する可能性が非常
に少ない。又、ディスクDの記録面に当接する箇所にカ
ッティングラインが存在せず、且つ、ヘッド挿入孔4付
近からの繊維の脱落を防止できるため、ほつれた繊維片
がエラーの原因となる可能性も非常に少なくなる。
【0019】図5にはライナー2の第2変形例を示す斜
視図が示されている。この第2変形例のライナー2は熱
シール部13のラインがディスクDに合せて略円弧状に
形成されている点が前記実施例と異なる。又、この第2
変形例では開口側の端部にも熱シール部13が一部設け
られている。
【0020】図6にはライナー2の第3変形例を示す斜
視図が示されている。この第3変形例のライナー2は4
隅の係止孔12の内2つが長孔12aに形成され、環境
の変化等による収縮の影響を受けない利点がある。
【0021】図7には係止突部10の変形例が4種類示
されている。この各係止突部10の形状に合せてライナ
ー2の係止孔12の形状も可変することが好ましい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように請求項1から請求項3
の発明によれば、ライナーを、一端側を開口しそれ以外
の端部を閉塞した袋体状に構成したので、ライナーの繊
維が脱落し、脱落した繊維片によるドロップアウト等の
エラーを極力防止できるという効果を奏する。
【0023】また、請求項2の発明によれば、ライナー
をシェルに係止孔と係止突部によって支持したので、ラ
イナーとシェルを容易に分離でき、ライナー、シェル等
のリサイクルが容易に可能になるという効果もある。
【0024】さらに、請求項3の発明によれば、ヘッド
挿入孔に対応する切欠孔の端部を、上下面部の一部を外
側に折曲して構成したので、カッティングラインの実質
長が少なくなると共にヘッド挿入孔付近からの繊維の脱
落を防止できるため、ほつれた繊維片がエラーの原因と
なる可能性がさらに低くなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はディスクカセットの分解斜視図、
(b)はライナーの支持状態を示す断面図(実施例)。
【図2】(a),(b),(c),(d),(e)はラ
イナーの各製造工程を示す図(実施例)。
【図3】(a)は下面から見たシールプレス体の斜視
図、(b)はシールプレス体を用いて熱シールする工程
を示す図(実施例)。
【図4】(a),(b),(c),(d),(e)はラ
イナーの各製造工程を示す図(ライナーの第1変形
例)。
【図5】ライナーの斜視図(ライナーの第2変形例)。
【図6】ライナーの斜視図(ライナーの第3変形例)。
【図7】(a),(b),(c),(d)はそれぞれ係
止突部の斜視図(係止突部の変形例)。
【図8】ディスクカセットの分解斜視図(従来例)。
【図9】ライナーの取付け状態を示す平面図(従来
例)。
【図10】原反に対する打ち抜き状態を示す図(従来
例)。
【符号の説明】
1…シェル 2…ライナー 2a…上面部 2b…下面部 3…回転用中心孔 4…ヘッド挿入孔 6a,6b…切欠孔 10…係止突部 12…係止孔 D…ディスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルの回転用中心孔及びヘッド挿入孔
    の対応する位置に切欠孔を有し、且つ、一端側を開口
    し、それ以外の端部を閉塞した袋体状にライナーを構成
    し、この袋体状のライナー内にディスクを収納し、この
    ディスクを前記シェル内に回転自在に配置したことを特
    徴とするディスクカセット。
  2. 【請求項2】 前記ライナーに係止孔を設け、この係止
    孔を前記シェルの係止突部に挿入して前記ライナーを前
    記シェルに支持したことを特徴とする請求項1に記載の
    ディスクカセット。
  3. 【請求項3】 前記ライナーの上下面部の各一部をそれ
    ぞれ外側に折り曲げて前記ヘッド挿入孔の対応位置の前
    記切欠孔の端部を構成したことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のディスクカセット。
JP34785692A 1992-12-28 1992-12-28 ディスクカセット Pending JPH06195924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34785692A JPH06195924A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ディスクカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34785692A JPH06195924A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ディスクカセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06195924A true JPH06195924A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18393070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34785692A Pending JPH06195924A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 ディスクカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06195924A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0872842A2 (en) * 1997-04-15 1998-10-21 TDK Corporation Disc cartridge

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0872842A2 (en) * 1997-04-15 1998-10-21 TDK Corporation Disc cartridge
EP0872842A3 (en) * 1997-04-15 1998-12-16 TDK Corporation Disc cartridge

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4452619A (en) Pleated filter element having integral pleat spacers
JPH0428402B2 (ja)
JPH0521725Y2 (ja)
JPH06195924A (ja) ディスクカセット
JPH09287811A (ja) 空気調和機のエアフィルター装置
US2760597A (en) Filter panel with zig-zag corrugations
CA1329146C (en) Filter bag for a filter section
US5969917A (en) Disc cartridge with liners uplifted by lifter units having comb shaped rib-like protrusions
JPH03200588A (ja) 磁気テープカセット用の収納容器
JP3381006B2 (ja) 折り畳み式フィルタ
EP0379117B1 (en) Magnetic disk cartridge
JPH06187761A (ja) ディスクカセット
US5898552A (en) Magnetic disk cartridge having strip liners
JPH07112108A (ja) 折り畳み式フィルタ
JPS6138138Y2 (ja)
JPH08174498A (ja) シート状体の裁断装置
JPS6265282A (ja) ライナ−シ−トの製造方法
JPS6152553B2 (ja)
JPH06195921A (ja) 記録用カセット
JPS6138139Y2 (ja)
EP1097452B1 (en) Magnetic disc cartridge
JPS6040456Y2 (ja) ケ−ス
JPH048538Y2 (ja)
JPH0739112Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JPS6330802Y2 (ja)