JPS6138139Y2 - - Google Patents

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JPS6138139Y2
JPS6138139Y2 JP3364981U JP3364981U JPS6138139Y2 JP S6138139 Y2 JPS6138139 Y2 JP S6138139Y2 JP 3364981 U JP3364981 U JP 3364981U JP 3364981 U JP3364981 U JP 3364981U JP S6138139 Y2 JPS6138139 Y2 JP S6138139Y2
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JP
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jacket
magnetic disk
heat
fabric liner
outer cover
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JP3364981U
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【考案の詳細な説明】 第1図に示す如き磁気デイスクカートリツジ
は、矩形のジヤケツト1の内部に円形の磁気デイ
スク2を可回転に密封収容してなり、そのジヤケ
ツト1は熱可塑性合成樹脂シートからなるアウタ
ーカバー4の内面に熱可塑性合成繊維からなる不
織布ライナー5を熱溶着したものとし、この不織
布ライナー5が磁気デイスク2と摺接する構造に
なつている。
この考案は、かかる構造の磁気デイスクカート
リツジにおいて、ジヤケツト1の製造に際し、ア
ウターカバー4の内面に不織布ライナー5をいか
にスポツト熱溶着するかの点に改良を加えたもの
である。
すなわち、この種のジヤケツト1の製造に際
し、第3図に示す如く、アウターカバー4の内面
に不織布ライナー5を全面にわたつて点在状にス
ポツト熱溶着することは知られている。そして従
来から、この熱溶着工程を経たのち、左右の対称
位置にセントラルウインド6、磁気ヘツド挿入ウ
インド7、インデツクスホール8などをそれぞれ
打抜き形成し、次に左右の中央部から内側にふた
つ折りして三方開放周縁どうしを内部に磁気デイ
スク2を入れて密封着するものとなつていた。
しかし、従来はアウターカバー4に不織布ライ
ナー5をスポツト熱溶着する際に、熱盤側のポン
チが同一径のものを使用しており、全面にわたつ
て各熱溶着点Pの面積が一律に設定されていた。
そのため、ジヤケツト1を次にふたつ折りしたと
きに、このふたつ折り部において第8図および第
9図に示すように、不織布ライナー5がアウター
カバー4から剥がれたり、剥がれやすい状態にな
りがちであつた。このような状態が前後の中央部
に生じると、該当部分に磁気デイスク2の外周が
摺接するので、不織布ライナー5の剥がれが更に
増長され、磁気デイスク2の回転不良を招く。ま
た、磁気ヘツド挿入ウインド7がふたつ折り部の
前後中央部位に近接しているときにはこれに剥が
れた不織布ライナー5がはみ出して性能上更に重
要なトラブルを招くおそれがあつた。
かと云つて、各熱溶着点Pの面積を全面にわた
つて一律に大きく設定することは、不織布ライナ
ー5が磁気デイスク2と大きな面積で接触しない
箇所が点在することになり、不織布ライナー5の
緩衝性能の点からみても好ましくない。磁気デイ
スク2と摺接する部分の不織布ライナー5は可及
的に小さな面積でアウターカバー4にスポツト熱
溶着することが望まれる。
この考案は、かかる事実に着目して、ジヤケツ
トのふたつ折り部のとくに問題となる前後中央部
位においてアウターカバーに不織布ライナーをこ
れが剥がれないように強力にスポツト熱溶着し、
もつて従来の不具合を解消することを目的とする
ものであり、その特徴とするところは該当部分の
熱溶着点の面積を他の部分におけるそれよりも大
きく設定したことにある。
以下、その具体例を図面に基づき説明する。
第1図は磁気デイスクカートリツジを例示して
おり、これは矩形のジヤケツト1とこれの内部に
可回転に密封収納された円形の磁気デイスク2と
からなる。磁気デイスク2は中央にこれを回転駆
動するための駆動軸の挿入孔3を有する。ジヤケ
ツト1は塩化ビニル、ポリプロピレンなどの熱可
塑性合成樹脂シートからなるアウターカバー4の
内面に同じく熱可塑性合成繊維からなる不織布ラ
イナー5を後述する要領で熱溶着してなり、中央
に磁気デイスク2の駆動軸挿入孔3に対応する、
これよりも大径のセントラルウインド6を有し、
その外周に磁気ヘツド挿入ウインド7とインデツ
クスホール8とをそれぞれ有する。そして磁気デ
イスク2がジヤケツト内において不織布ライナー
5と接触して回転駆動されるものとなつている。
そのジヤケツト1の製造に際しては、第3図に
示すように、左右横長の長方形状に截断済のアウ
ターカバー4の内面にこれよりもやや小さく截断
済の不織布ライナー5を上方から重ね合わせ、ア
ウターカバー4に不織布ライナー5を全面にわた
つて適当間隔置きにスポツト熱溶着する。図上P
は多数点在する熱溶着点を示す。次に、ジヤケツ
ト1はその左右中央からふたつ折りされるものと
し、その前後方向に走る仮想ふたつ折り線lの左
右対称位置に前述のセントラルウインド6、磁気
ヘツド挿入ウインド7、インデツクスホール8を
それぞれ打抜き形成する。この打抜き時に、左右
の磁気ヘツド挿入ウインド7・7が仮想ふたつ折
り線lに対して直交する状態で近接するものと
し、かつ仮想ふたつ折り線l上にあつて磁気ヘツ
ド挿入ウインド7よりも前後の外側に位置する箇
所に一対の小孔9・9を打抜き形成しておく。し
かるのち、第4図に示すように、ジヤケツト1を
ふたつ折り線lに沿つて内側にふたつ折りする。
第3図の展開状態において、アウターカバー4の
右半部の三辺に溶着代10a・10b・10cが
連設されており、ジヤケツト2をふたつ折りした
のち、第5図に示すように、前後の溶着代10
a・10bをアウターカバー4の左半部の外面に
折り返して熱溶着する。図上Qがその熱溶着部を
示す。これで、ジヤケツト1が一側に開口11を
有する袋状に形成されるので、該開口11を介し
て内部に磁気デイスク2を挿入する。最後に、残
りの溶着代10cを同じ要領で折り返して熱溶着
することにより開口11を密封着すれば、第1図
に示す製品磁気デイスクカートリツジが得られ
る。この製品状態において、前記小孔9・9は切
欠きとなつて表われ、ジヤケツト1のふたつ折り
部の中央部分に加わる曲げ応力がこれら切欠き状
の小孔9・9に集中して磁気ヘツド挿入ウインド
7に及ばないものとなる。
さて、かかる構造のジヤケツト1において、本
考案はアウターカバー4への不織布ライナー5の
スポツト熱溶着の有り方を問題にする。
すなわち、第6図においてアウターカバー4に
不織布ライナー5を熱溶着するに際し、ジヤケツ
ト1の中央部で、左右の磁気ヘツド挿入ウインド
7・7の間と前後の小孔9・9の間には仮想ふた
つ折り線lをはさんで左右2列で前後向きに図上
合計12箇所をスポツト熱溶着し、これらの各熱溶
着点P′の面積がその余の熱溶着点Pの面積より2
倍程度になるように大きく設定し、もつて問題に
なつていた中央部の熱溶着力を強大にして該当部
分で不織布ライナー5がアウターカバー4から剥
がれるのを確実に防止できるようにしたものであ
る(第2図参照)。
因みに、アウターカバー4に不織布ライナー5
をスポツト熱溶着するための熱盤側のポンチ12
が、従来では第10図に示すように先細り状にな
つており、長期間の使用中に研摩処理しているう
ちに径大になつて熱溶着点Pの面積が大きくなり
過ぎるきらいがあつた。そこで本考案では第7図
に示すように、このポンチ12の下端部を一定範
囲にわたつてストレートに形成したものを使用
し、この点からも従来の不具合を解消するものと
なつている。
なお、本考案は図示例のものに限られない。例
えば磁気ヘツド挿入ウインド7は第3図において
前後向きに形成されていてもよいし、前記小孔
9・9は省略してもよい。また、ジヤケツト1の
ふたつ折り線lに沿う前後間にわたつて一列状に
又は左右数列状にスポツト熱溶着し、その各熱溶
着点P′の面積が一律に大きく設定されたものとし
てもよい。
以上のようにした本考案によれば、アウターカ
バー4の内面に不織布ライナー5を全面にわたつ
て点在状にスポツト熱溶着してジヤケツト1を構
成するについて、ジヤケツト1のふたつ折り線l
をはさんだ左右対称位置に前後方向に入れた多数
の各熱溶着P′の面積がその余の熱溶着点Pの面積
よりも大きく設定されている。したがつて、従来
問題の多かつたジヤケツト1のふたつ折り線lに
沿う前後中央部位において、アウターカバー4に
不織布ライナー5を左右均等で強力にスポツト熱
溶着できることになり、該当箇所におけるアウタ
ーカバー4からの不織布ライナー5の剥がれをよ
く防止できる。
とくに、ジヤケツト1のふたつ折り線lに沿う
前後中央部位において、単に熱溶着密度を高く設
定しただけでは個々の熱溶着点の溶着強度は依然
として弱いので、全体的にみても不織布ライナー
5がアウターカバー4から剥がれ易い余地を残し
ている。また、熱溶着密度を高めれば高めるほ
ど、各ポンチに対する電極の数が増えて煩雑にな
るとともに、各ポンチの温度管理も困難になつて
密なるところで温度低下を招いて溶着不良を生じ
たり、多数のポンチの先端の平面度が出し難くな
る。ところが、本考案では問題箇所における熱溶
着点P′は密度を高くするのではなくて面積を大き
くする形態を採るものとしたので、個々の熱溶着
点P′の溶着強度は強くなり、全体的にみても強力
になる。そして、ポンチの数が増えるわけではな
いから保守管理も容易である利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気デイスクカートリツ
ジの一部切欠き斜視図、第2図は第1図における
B−B線断面図、第3図は本考案の構成部材のひ
とつであるジヤケツトの展開図、第4図はジヤケ
ツトの製造途中における斜視図、第5図はジヤケ
ツトに磁気デイスクを挿入する要領を示す平面
図、第6図は第3図におけるA部の拡大平面図で
ある。第7図はジヤケツトの構成部材であるアウ
ターカバーに不織布ライナーを熱溶着するために
使用する熱盤のポンチを示す正面図である。第8
図は従来例の要部拡大平面図、第9図は第8図に
おけるC−C線断面図である。第10図は従来使
用していた熱溶着用ポンチの正面図である。 1……ジヤケツト、2……磁気デイスク、3…
…駆動軸挿入孔、4……アウターカバー、5……
不織布ライナー、6……セントラルウインド、7
……磁気ヘツド挿入ウインド、8……インデツク
スホール、9……小孔、10a・10b・10c
……溶着代、11……開口、12……ポンチ、l
……ふたつ折り線、P・P′……溶着点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形のジヤケツト1と、中央に駆動軸挿入孔3
    を有し、ジヤケツト内に可回転に密封収納される
    円形の磁気デイスク2とからなり、ジヤケツト1
    が、熱可塑性合成樹脂シートからなるアウターカ
    バー4の内面に熱可塑性合成繊維からなる不織布
    ライナー5が全面にわたつて点在状にスポツト熱
    溶着され、左右の対称位置にセントラルウインド
    6および磁気ヘツド挿入ウインド7がそれぞれ打
    抜き形成され、左右の中央部からふたつ折り線l
    に沿つて内側にふたつ折りされて三方開放周縁ど
    うしが密封着されている磁気デイスクカートリツ
    ジにおいて、ふたつ折り線lの前後の中央部位に
    おけるふたつ折り線lをはさんだ左右対称位置に
    多数の熱溶着点P′が前後方向に入れられており、
    これらの各熱溶着点P′の面積がその余の熱溶着点
    Pの面積よりも大きく設定されていることを特徴
    とする磁気デイスクカートリツジ。
JP3364981U 1981-03-10 1981-03-10 Expired JPS6138139Y2 (ja)

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JP3364981U JPS6138139Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

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JP3364981U JPS6138139Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

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JPS57146286U JPS57146286U (ja) 1982-09-14
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JP3364981U Expired JPS6138139Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

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JPS58183686U (ja) * 1982-05-31 1983-12-07 信越ポリマー株式会社 磁気デイスクカ−トリツジ

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JPS57146286U (ja) 1982-09-14

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