JPH0535488Y2 - - Google Patents
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- JPH0535488Y2 JPH0535488Y2 JP1982080062U JP8006282U JPH0535488Y2 JP H0535488 Y2 JPH0535488 Y2 JP H0535488Y2 JP 1982080062 U JP1982080062 U JP 1982080062U JP 8006282 U JP8006282 U JP 8006282U JP H0535488 Y2 JPH0535488 Y2 JP H0535488Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は新規かつ改良された磁気デイスクカー
トリツジに関するものである。
トリツジに関するものである。
近年、小型コンピユータの磁気記録媒体とし
て、フロツピーデイスクと称する磁気デイスクが
広く使用されるに至つている。この磁気デイスク
は、一般にその中央に磁気デイスク用回転駆動軸
を挿通するための円形開口を設けると共に、その
周囲に磁気ヘツド用の長円形開口を設けた、熱可
塑性プラスチツクシートからなる袋状カバー内に
収容され、また、このカバーの内側にはデイスク
表面に接触してデイスクを回転自在に接触支持す
る不織布からなるクリーニングシート(ライナ
ー)が設けられている。
て、フロツピーデイスクと称する磁気デイスクが
広く使用されるに至つている。この磁気デイスク
は、一般にその中央に磁気デイスク用回転駆動軸
を挿通するための円形開口を設けると共に、その
周囲に磁気ヘツド用の長円形開口を設けた、熱可
塑性プラスチツクシートからなる袋状カバー内に
収容され、また、このカバーの内側にはデイスク
表面に接触してデイスクを回転自在に接触支持す
る不織布からなるクリーニングシート(ライナ
ー)が設けられている。
しかして、上記従来公知の磁気デイスクカート
リツジとしては、例えば第1図、第2図に示した
ようにカバーシート1としての、熱可塑性プラス
チツクシートを所定の外郭寸法形状に裁断し、つ
いで該シートの内側にクリーニングシート2とし
ての熱可塑性プラスチツク繊維の不織布を載置し
てこれらを部分的に斑点模様3として、あるいは
平行な融着線3′として融着(クリーニングシー
トおよびまたはカバーシートが溶融し、他方が一
方に埋め込まれるか、あるいは溶けたり混在する
状態)一体化した後、これを袋状に中央折り曲げ
線A−A′、フラツプ折り曲げ線(図示せず)で
折り曲げ加工し、ついで側方の周縁部をスポツト
融着し、続いて中央の円形開口4ならびにその周
縁の長円形開口5、リリーフノツチ6,6′等を
打抜き加工し、最後に袋状カバーの内部に磁気デ
イスクを収納し、上記残りの一方の周縁部を折曲
げ加工した後、この周縁部をスポツト融着するこ
とにより前記デイスクカートリツジを完成させて
いた。
リツジとしては、例えば第1図、第2図に示した
ようにカバーシート1としての、熱可塑性プラス
チツクシートを所定の外郭寸法形状に裁断し、つ
いで該シートの内側にクリーニングシート2とし
ての熱可塑性プラスチツク繊維の不織布を載置し
てこれらを部分的に斑点模様3として、あるいは
平行な融着線3′として融着(クリーニングシー
トおよびまたはカバーシートが溶融し、他方が一
方に埋め込まれるか、あるいは溶けたり混在する
状態)一体化した後、これを袋状に中央折り曲げ
線A−A′、フラツプ折り曲げ線(図示せず)で
折り曲げ加工し、ついで側方の周縁部をスポツト
融着し、続いて中央の円形開口4ならびにその周
縁の長円形開口5、リリーフノツチ6,6′等を
打抜き加工し、最後に袋状カバーの内部に磁気デ
イスクを収納し、上記残りの一方の周縁部を折曲
げ加工した後、この周縁部をスポツト融着するこ
とにより前記デイスクカートリツジを完成させて
いた。
しかしながら、かかる従来公知の磁気デイスク
カートリツジでは、カバーシート1の折曲げ加工
に際し、その折曲げ角度のわずかな変化によつて
袋状カバーの内部に形成される。磁気デイスクを
回転させるための空〓寸法が微妙に変化し、その
ために磁気デイスクの回転トルクのバラツキが大
きくなるという難点があり、これにはまたカバー
シート1を折り曲げたとき、これに部分融着され
ているクリーニングシート2が第3図に示すよう
にしわを形成するようになるため上記の空〓寸法
の変化がさらに拡大され、これは特に磁気デイス
クとこの折り曲げ部が最も接近するリリーフノツ
チ部6,6′部分で著しく、これによつて磁気デ
イスクの出力低下が生じるという欠点があつた。
カートリツジでは、カバーシート1の折曲げ加工
に際し、その折曲げ角度のわずかな変化によつて
袋状カバーの内部に形成される。磁気デイスクを
回転させるための空〓寸法が微妙に変化し、その
ために磁気デイスクの回転トルクのバラツキが大
きくなるという難点があり、これにはまたカバー
シート1を折り曲げたとき、これに部分融着され
ているクリーニングシート2が第3図に示すよう
にしわを形成するようになるため上記の空〓寸法
の変化がさらに拡大され、これは特に磁気デイス
クとこの折り曲げ部が最も接近するリリーフノツ
チ部6,6′部分で著しく、これによつて磁気デ
イスクの出力低下が生じるという欠点があつた。
本考案はこのような不利を解決した磁気デイス
クカートリツジに関するものであり、これはカバ
ーシートとクリーニングシートとの積層部分の中
央折り曲げ線上にあるリリーフノツチ間を、当該
中央折り曲げ線と交差し、かつノツチ径を越えな
い長さの実線で熱融着して折り曲げ加工してなる
ことを特徴とするものである。
クカートリツジに関するものであり、これはカバ
ーシートとクリーニングシートとの積層部分の中
央折り曲げ線上にあるリリーフノツチ間を、当該
中央折り曲げ線と交差し、かつノツチ径を越えな
い長さの実線で熱融着して折り曲げ加工してなる
ことを特徴とするものである。
これを説明すると、本考案者は前記した従来公
知の磁気デイスクカートリツジの折り曲げ加工時
における不利を解決する手法について種々検討の
結果、このような不利が第1図、第2図に示した
カバーシート1の中央折り曲げ線(中央部分A−
A′線)における折り曲げ加工のためであり、第
3図に示したようなクリーニングシート2のしわ
発生による磁気デイスクの出力低下も第4図に示
したように回転する磁気デイスク7が中央折り曲
げ線A−A′に最も接近するリリーフノツチ6,
6′の間において最も大きく、出力も不安定にな
り易いということを確認した。そこでこれを解決
する手段として、クリーニングシート2をカバー
シート1に融着するにあたつてリリーフノツチ
6,6′間を中央折り曲げ線A−A′をはさんで左
右2列で前後向き(中央折り曲げ線A−A′方向)
に適宜な間隔をおいて数箇所をスポツト融着する
ことも考えられている(実願昭56−33649号;実
開昭57−146286号公報参照)ようであるが、しか
しこれも中央折り曲げ線A−A′線と交差する部
分およびその近傍が融着されていないので、依然
として第3図に示したような折り曲げ状態が発生
し、この不利は完全には解決されるに至らなかつ
た。これを防止するためにはクリーニングシート
2を部分融着したカバーシート1の中央折り曲げ
線A−A′線上にあるリリーフノツチ6,6′間を
中央折り曲げ線A−A′と交差する実線、特にこ
の実線の巾方向の長さ(第1図、第2図における
B−B′線方向の長さ、以下単に長さと称する)
が実質的にそのノツチ径を越えない長さで熱融着
したところ、これによればカバーシート1を折り
曲げてもこのリリースノツチ6,6′の間にはク
リーニングシートのしわが発生せず、しがつて磁
気デイスクの出力低下が防止できることを見い出
して本考案を完成させた。
知の磁気デイスクカートリツジの折り曲げ加工時
における不利を解決する手法について種々検討の
結果、このような不利が第1図、第2図に示した
カバーシート1の中央折り曲げ線(中央部分A−
A′線)における折り曲げ加工のためであり、第
3図に示したようなクリーニングシート2のしわ
発生による磁気デイスクの出力低下も第4図に示
したように回転する磁気デイスク7が中央折り曲
げ線A−A′に最も接近するリリーフノツチ6,
6′の間において最も大きく、出力も不安定にな
り易いということを確認した。そこでこれを解決
する手段として、クリーニングシート2をカバー
シート1に融着するにあたつてリリーフノツチ
6,6′間を中央折り曲げ線A−A′をはさんで左
右2列で前後向き(中央折り曲げ線A−A′方向)
に適宜な間隔をおいて数箇所をスポツト融着する
ことも考えられている(実願昭56−33649号;実
開昭57−146286号公報参照)ようであるが、しか
しこれも中央折り曲げ線A−A′線と交差する部
分およびその近傍が融着されていないので、依然
として第3図に示したような折り曲げ状態が発生
し、この不利は完全には解決されるに至らなかつ
た。これを防止するためにはクリーニングシート
2を部分融着したカバーシート1の中央折り曲げ
線A−A′線上にあるリリーフノツチ6,6′間を
中央折り曲げ線A−A′と交差する実線、特にこ
の実線の巾方向の長さ(第1図、第2図における
B−B′線方向の長さ、以下単に長さと称する)
が実質的にそのノツチ径を越えない長さで熱融着
したところ、これによればカバーシート1を折り
曲げてもこのリリースノツチ6,6′の間にはク
リーニングシートのしわが発生せず、しがつて磁
気デイスクの出力低下が防止できることを見い出
して本考案を完成させた。
本考案の磁気デイスクカートリツジに用いられ
るカバーシート1はその中央折り曲げ線A−
A′線上に設けられているリリースノツチ6,
6′の間を熱融着すること以外は、従来公知のも
のをそのまま使用すればよく、これは例えば塩化
ビニル系樹脂、例えば塩化ビニルホモポリマー、
後塩素化ビニルポリマー、部分架橋塩化ビニルポ
リマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、あ
るいはこれらの一種(重合度を変えたもの)以上
のブレンド体からなるものなどの熱可塑性プラス
チツクシートに磁気デイスクを回転駆動させるた
めの円形開口4と磁気ヘツド用の長円形開口5を
設け、この片面に例えばレイヨンとポリプロピレ
ンとの混織体からなる不織布を部分融着したもの
が例示されるが、このリリーフノツチ6,6′の
間の熱融着は第5図の主要拡大図に示したように
このノツチ径よりも小さい直径をもつ円形の連続
パターン8を形成するような金型を用いて行なつ
たり、これはまた第6図の主要部拡大図に示した
ようにこのノツチ径よりも小さい線分のパターン
とするのが好ましい。なお、この熱融着はこれを
密にする程良好な結果を与えるけれども、この長
さを大きくすると折り曲げ加工時における折り曲
げ角度の変化が大きくなるおそれがあるので、こ
れは実質的にリリーフノツチの径以下、すなわち
リリーフノツチ径の90〜110%の径の範囲(これ
は通常3mm±0.3mm以下とされる)とすべきであ
る。また、本考案ではこの熱融着をリリーフノツ
チ間に限定しているが、これはこの種の磁気デイ
スクカートリツジでは前記したように中央折り曲
げ線上にある2個のリリーフノツチ間の寸法精度
が磁気デイスクの出力(S/N比)の向上に極め
て重要なことであるし、この中央折り曲げ線の全
長にわたつて密に(ベタに)融着してしまうとこ
の部分の剛性が増加しすぎて第4図における中央
折り曲げ線A−A′線が一直線上に揃わず、カバ
ーシートを正確に折り曲げることが難しくなりや
すく、磁気デイスクの装着時に位置ずれが起り、
誤信号発生の原因を作るおそれがあり、これはま
たこの融着部分が長すぎると融着線自体が波打つ
ようになり寸法精度上に悪影響を生じるおそれが
あるからである。
るカバーシート1はその中央折り曲げ線A−
A′線上に設けられているリリースノツチ6,
6′の間を熱融着すること以外は、従来公知のも
のをそのまま使用すればよく、これは例えば塩化
ビニル系樹脂、例えば塩化ビニルホモポリマー、
後塩素化ビニルポリマー、部分架橋塩化ビニルポ
リマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、あ
るいはこれらの一種(重合度を変えたもの)以上
のブレンド体からなるものなどの熱可塑性プラス
チツクシートに磁気デイスクを回転駆動させるた
めの円形開口4と磁気ヘツド用の長円形開口5を
設け、この片面に例えばレイヨンとポリプロピレ
ンとの混織体からなる不織布を部分融着したもの
が例示されるが、このリリーフノツチ6,6′の
間の熱融着は第5図の主要拡大図に示したように
このノツチ径よりも小さい直径をもつ円形の連続
パターン8を形成するような金型を用いて行なつ
たり、これはまた第6図の主要部拡大図に示した
ようにこのノツチ径よりも小さい線分のパターン
とするのが好ましい。なお、この熱融着はこれを
密にする程良好な結果を与えるけれども、この長
さを大きくすると折り曲げ加工時における折り曲
げ角度の変化が大きくなるおそれがあるので、こ
れは実質的にリリーフノツチの径以下、すなわち
リリーフノツチ径の90〜110%の径の範囲(これ
は通常3mm±0.3mm以下とされる)とすべきであ
る。また、本考案ではこの熱融着をリリーフノツ
チ間に限定しているが、これはこの種の磁気デイ
スクカートリツジでは前記したように中央折り曲
げ線上にある2個のリリーフノツチ間の寸法精度
が磁気デイスクの出力(S/N比)の向上に極め
て重要なことであるし、この中央折り曲げ線の全
長にわたつて密に(ベタに)融着してしまうとこ
の部分の剛性が増加しすぎて第4図における中央
折り曲げ線A−A′線が一直線上に揃わず、カバ
ーシートを正確に折り曲げることが難しくなりや
すく、磁気デイスクの装着時に位置ずれが起り、
誤信号発生の原因を作るおそれがあり、これはま
たこの融着部分が長すぎると融着線自体が波打つ
ようになり寸法精度上に悪影響を生じるおそれが
あるからである。
つぎに本考案の実施例および比較例をあげる。
実施例
第1図に示した塩化ビニル樹脂製カバーシート
1にクリーニングシート2を点融着3としたが、
この際中央折り曲げ線(A−A′)上におけるリ
リーフノツチ6,6′間には第6図に示したよう
にこの折り曲げ中央線と交差するように太さ0.2
mm、長さ3mmの線分を3.0mmピツチとした溶着部
を設けたものとし、この折り曲げ中央線を折り曲
げて100枚の5インチフロツピイデイスクを作成
したところ、これらには使用時に磁気デイスクの
出力低下するという事故は発生しなかつたし、こ
れから20枚を任意に抽出し、これらについてのス
ターテイングトルク(デイスクの回転初期のトル
ク)を測定したところ第7図に示したような結果
が得られ、これらはスターテイングトルクが0.2
〜0.4OZ.inに集中していることから問題のないも
のであり、これらについては事後これらを切開し
てみても第3図に示したようなクリーニングシー
ト2のしわ発生は一枚もなつた。
1にクリーニングシート2を点融着3としたが、
この際中央折り曲げ線(A−A′)上におけるリ
リーフノツチ6,6′間には第6図に示したよう
にこの折り曲げ中央線と交差するように太さ0.2
mm、長さ3mmの線分を3.0mmピツチとした溶着部
を設けたものとし、この折り曲げ中央線を折り曲
げて100枚の5インチフロツピイデイスクを作成
したところ、これらには使用時に磁気デイスクの
出力低下するという事故は発生しなかつたし、こ
れから20枚を任意に抽出し、これらについてのス
ターテイングトルク(デイスクの回転初期のトル
ク)を測定したところ第7図に示したような結果
が得られ、これらはスターテイングトルクが0.2
〜0.4OZ.inに集中していることから問題のないも
のであり、これらについては事後これらを切開し
てみても第3図に示したようなクリーニングシー
ト2のしわ発生は一枚もなつた。
比較例 1
しかし、比較のために第8図に示したように上
記における中央折り曲げ線上におけるリリーフノ
ツチ6,6′のヘツド孔間9.6mmの間に中央折り曲
げ線(A−A′)をはさんで2列にドツト大きさ
0.4mmφの12ケの点状融着点を縦方向3.0mmピツ
チ、横方向6mmの間隔で設けたものとし、この中
央折り曲げ線を折り曲げて100枚の5インチフロ
ツピイデイスクを作成し、これらから任意に抽出
した20枚についてそのスターテイングトルクをし
らべたところ第9に示したような結果が得られ、
これらはスターテイングトルクが0.40−0.70OZ.
inと大きく、また範囲も大きくなり、maxも
0.69,minが0.42となつていた。なお、このもの
は使用中にその100枚中の20枚に出力低下があつ
たので、これを切開したところこれには第3図に
示したようにクリーニングシートにしわの発生し
ていることが確認された。
記における中央折り曲げ線上におけるリリーフノ
ツチ6,6′のヘツド孔間9.6mmの間に中央折り曲
げ線(A−A′)をはさんで2列にドツト大きさ
0.4mmφの12ケの点状融着点を縦方向3.0mmピツ
チ、横方向6mmの間隔で設けたものとし、この中
央折り曲げ線を折り曲げて100枚の5インチフロ
ツピイデイスクを作成し、これらから任意に抽出
した20枚についてそのスターテイングトルクをし
らべたところ第9に示したような結果が得られ、
これらはスターテイングトルクが0.40−0.70OZ.
inと大きく、また範囲も大きくなり、maxも
0.69,minが0.42となつていた。なお、このもの
は使用中にその100枚中の20枚に出力低下があつ
たので、これを切開したところこれには第3図に
示したようにクリーニングシートにしわの発生し
ていることが確認された。
比較例 2
また、これについては比較のために第10図に
示したように、中央折り曲げ線上におけるリリー
フノツチ6,6′のヘツド孔間9.6mmの間に、中央
折り曲げ線(A−A′)をはさんで太さ0.2mm、長
さ3mmのミシン目状溶着線を縦方向3mmピツチ、
横方向2mmの間隔で任意に設けたものとし、この
中央線を折り曲げて100枚の5インチフロツピイ
デイスクを作成し、これらから任意に抽出した20
枚についてそのスターテイングトルクを調べたと
ころ、第11図に示したような結果が得られ、こ
れらはスターテイングトルクの範囲が大きくなつ
て、最大が0.48、最小が0.13OZ.inとなつており、
これは折り曲げ時の寸法のバラツキに起因するも
のと推考された。
示したように、中央折り曲げ線上におけるリリー
フノツチ6,6′のヘツド孔間9.6mmの間に、中央
折り曲げ線(A−A′)をはさんで太さ0.2mm、長
さ3mmのミシン目状溶着線を縦方向3mmピツチ、
横方向2mmの間隔で任意に設けたものとし、この
中央線を折り曲げて100枚の5インチフロツピイ
デイスクを作成し、これらから任意に抽出した20
枚についてそのスターテイングトルクを調べたと
ころ、第11図に示したような結果が得られ、こ
れらはスターテイングトルクの範囲が大きくなつ
て、最大が0.48、最小が0.13OZ.inとなつており、
これは折り曲げ時の寸法のバラツキに起因するも
のと推考された。
これを要するに本考案の磁気デイスクカートリ
ツジはクリーニングシートを部分的に融着したカ
バーシートの中央折り曲げ線上のリリーフノツチ
間を中央折り曲げ線と交差し、かつノツチ径を越
えない長さの実線で熱融着してなるものであり、
これによれば折り曲げ時に内側に位置するように
なるクリーニングシートがこの熱融着によつて確
実にカバーシートに融着されているため、この折
り曲げ加工時に少なくともこのリリーフノツチ間
ではこのクリーニングシートがしわになつたり変
形することがなくなるので、従来この部分におけ
るクリーニングシートのしわ、変形によつて生じ
ていた磁気デイスクの出力低下が完全に防止され
るという効果が与えられるほか、これによればリ
リーフノツチ周縁部を寸法精度よく、かつ容易に
形成し得るうえにリリーフノツチ間の強度が向上
するという副次的効果が与えられるので、本考案
は実用性の大きいものである。
ツジはクリーニングシートを部分的に融着したカ
バーシートの中央折り曲げ線上のリリーフノツチ
間を中央折り曲げ線と交差し、かつノツチ径を越
えない長さの実線で熱融着してなるものであり、
これによれば折り曲げ時に内側に位置するように
なるクリーニングシートがこの熱融着によつて確
実にカバーシートに融着されているため、この折
り曲げ加工時に少なくともこのリリーフノツチ間
ではこのクリーニングシートがしわになつたり変
形することがなくなるので、従来この部分におけ
るクリーニングシートのしわ、変形によつて生じ
ていた磁気デイスクの出力低下が完全に防止され
るという効果が与えられるほか、これによればリ
リーフノツチ周縁部を寸法精度よく、かつ容易に
形成し得るうえにリリーフノツチ間の強度が向上
するという副次的効果が与えられるので、本考案
は実用性の大きいものである。
第1図、第2図は従来公知の磁気デイスクカー
トリツジに用いられるカバーシートの代表的実施
態様を示す平面図、第3図はその中央折り曲げ線
A−A′におけるクリーニングシートの変形を示
す縦断面図、第4図は磁気デイスク使用時の磁気
デイスクと中央折り曲げ線A−A′との関係を示
す平面図、第5図および第6図は本考案の代表的
実施態様を示す磁気デイスクカートリツジに用い
られるカバーシートの中央折り曲げ線A−A′上
における融着部の主要部拡大平面図を示したもの
であり、また、第7図は本考案の実施例により作
られたフロツピイデイスクのスターテイングトル
クと枚数との関係図、第8図は比較例1における
カバーシートとクリーニングシートとの融着点分
布を示す平面図、第9図は比較例1により作られ
たフロツピイデイスクのスターテイングトルクと
枚数との関係図、第10図は比較例2におけるカ
バーシートとクリーニングシートとの融着点分布
を示す平面図、第11図は比較例2により作られ
たフロツピイデイスクのスターテイングトルクと
枚数との関係図を示したものである。 1……カバーシート、2……クリーニングシー
ト、3,3′……クリーニングシート融着部、4,
5……開口、6,6′……リリーフノツチ、7…
…磁気デイスク、8,9……融着線。
トリツジに用いられるカバーシートの代表的実施
態様を示す平面図、第3図はその中央折り曲げ線
A−A′におけるクリーニングシートの変形を示
す縦断面図、第4図は磁気デイスク使用時の磁気
デイスクと中央折り曲げ線A−A′との関係を示
す平面図、第5図および第6図は本考案の代表的
実施態様を示す磁気デイスクカートリツジに用い
られるカバーシートの中央折り曲げ線A−A′上
における融着部の主要部拡大平面図を示したもの
であり、また、第7図は本考案の実施例により作
られたフロツピイデイスクのスターテイングトル
クと枚数との関係図、第8図は比較例1における
カバーシートとクリーニングシートとの融着点分
布を示す平面図、第9図は比較例1により作られ
たフロツピイデイスクのスターテイングトルクと
枚数との関係図、第10図は比較例2におけるカ
バーシートとクリーニングシートとの融着点分布
を示す平面図、第11図は比較例2により作られ
たフロツピイデイスクのスターテイングトルクと
枚数との関係図を示したものである。 1……カバーシート、2……クリーニングシー
ト、3,3′……クリーニングシート融着部、4,
5……開口、6,6′……リリーフノツチ、7…
…磁気デイスク、8,9……融着線。
Claims (1)
- カバーシートとクリーニングシートとの積層部
分の中央折り曲げ線上にあるリリーフノツチ間
を、当該中央折り曲げ線と交差し、かつノツチ径
を越えない長さの実線で熱融着して折り曲げ加工
してなることを特徴とする磁気デイスクカートリ
ツジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8006282U JPS58183686U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 磁気デイスクカ−トリツジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8006282U JPS58183686U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 磁気デイスクカ−トリツジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58183686U JPS58183686U (ja) | 1983-12-07 |
JPH0535488Y2 true JPH0535488Y2 (ja) | 1993-09-08 |
Family
ID=30089221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8006282U Granted JPS58183686U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 磁気デイスクカ−トリツジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58183686U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6138139Y2 (ja) * | 1981-03-10 | 1986-11-04 |
-
1982
- 1982-05-31 JP JP8006282U patent/JPS58183686U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58183686U (ja) | 1983-12-07 |
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