JPH0619382Y2 - フオ−クリフトトラツク等の産業車輌におけるエンジンの支持構造 - Google Patents

フオ−クリフトトラツク等の産業車輌におけるエンジンの支持構造

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JPH0619382Y2
JPH0619382Y2 JP2092787U JP2092787U JPH0619382Y2 JP H0619382 Y2 JPH0619382 Y2 JP H0619382Y2 JP 2092787 U JP2092787 U JP 2092787U JP 2092787 U JP2092787 U JP 2092787U JP H0619382 Y2 JPH0619382 Y2 JP H0619382Y2
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engine
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front axle
bracket
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実 加藤
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばフォークリフトトラツク等の産業車輌に
おけるエンジンの支持構造に関し、更に具体的にはエン
ジン、トランスミッション、デフキャリア、フロントア
クスルを一体形成し、その一端をフロントアクスルによ
って、他端をエンジンによって支承させる様に設けられ
る産業車輌におけるエンジン側の支持構造に関する。
〔従来の技術〕
一般にフォークリフトトラツク等の産業車輌においては
エンジンを搭載する方法の一つとしてエンジン、トラン
スミッション、デフキャリア、フロントアクスルの各部
を一体に連結させて設け、フロントアクスルをボデイフ
レームに固着する一方、エンジンをボデイフレームより
エンジンルームに向けて延設する支持ブラケットによっ
て支承させる方法(バックボーンタイプの搭載方法)が
ある。
第4図はこの様なバックボーンタイプの搭載方法におけ
るエンジンの具体的な支持構造を表わす図面であって、
ボデイフレームよりエンジンルーム方向に向けて前後各
一対の支持ブラケットa,a及びb,bが対向させて突
設される一方、エンジンcの左右両側壁部には上記支持
ブラケットa,a及びb,bと相対応させて前後各一対
のブラケットd,d及びe,eが水平方向に延在させて
固着される。そして各ブラケットd,d及びe,eは相
対応する支持ブラケットa,a及びb,b上に載置させ
て固着するに、各ブラケットd,d及びe,eと支持ブ
ラケットa,a及びb,b間にはゴムインシュレータ
f,fが介装され、同ゴムインシュレータf,fより上
下方向に延設するボルトg,gに対してナットh,hを
螺合させる事により一体に締結される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかして上記の様なエンジンの支持構造においては、エ
ンジンは支持ブラケットに対して前後左右4箇所におい
て支承されている事により各支持部間に不整合を生じ易
く、不整合を生じた場合には振動が大きくなるという不
具合を生ずる点、又、この様な振動が大きくなるという
不具合を回避するためには支持ブラケットとゴムインシ
ュレータとの間に調整シムを介在させて不整合を矯正し
なければならない点に問題点を有する。
本考案は上記の様な問題点を解決するためにその改善を
試みたものであって、振動の低減効果を高める事に加え
て、支持ブラケットに対して不整合を生ずる事なくエン
ジンを支承させる事が出来る様にする点にその解決すべ
き問題点を有する。即ち、本考案は支持ブラケットとエ
ンジン間に介装されるゴムインシュレータを夫々フロン
トアクスル中心(フロントシャフト)を支点として屈撓
変形させる事が出来る様にする事によって、上記問題点
を解決する様にした事を特徴とするものであって、その
具体的な手段と作用は次の通りである。
〔問題点を解決するための手段〕
エンジン、トランスミッション、デフキャリア、フロン
トアクスルを一体に連設し、フロントアクスル側の一端
をボデイフレームに固着させると共に、エンジン側の一
端をエンジンルームに向けて突設する左右一対の支持フ
レームに固着させて成るフォークリフトトラツク等の産
業車輌において、 前後方向に延在させて帯板状に形成するエンジンサポ
ートサブフレームを設け、同エンジンサポートサブフレ
ームの中間部をその間にゴムインシュレータを介在させ
て上記支持ブラケットに固着する。
エンジンサポートフレームの一端にエンジンの前端部
を上下方向に回動自在に支承させる。更に具体的にはエ
ンジンサポートサブフレームの一端に係合孔を開口させ
ると共に、エンジンの前端部にはフロントピンを突設さ
せ、同フロントピンを上記係合孔に対して上下方向に回
動自在に遊嵌させる。
エンジンサポートフレームの他端にエンジンの後端部
をその間にゴムインシュレータを介在させて固着する。
更に具体的にはエンジンサポートサブフレームの他端に
フランジ部を設けると共に、エンジンの後端部にはフラ
ンジを固着させ、同フランジをその間にゴムインシュレ
ータを介在させて上記フランジ部に対して重合状に固着
させる。
〔作用〕
エンジンはフロントアクスルを支点として上下方向に回
動する作用、即ち、フロントアクスルを支点として振動
する作用が得られると共に、同振動を支持フレームとエ
ンジンサポートサブフレーム間に介装するゴムインシュ
レータ及びエンジンサポートサブフレームとエンジンの
後端部間に介装するゴムインシュレータの屈撓変形を介
して吸収する作用が得られる。換言すれば上記各ゴムイ
ンシュレータをフロントアクスルを支点として屈撓変形
させる事により、上記振動を吸収する作用が得られる。
〔実施例〕
上下の本考案の具体的な実施例を例示の図面について説
明する。
第1図と第2図の両図面において、1はフォークリフト
トラツクの走行車体、2は同走行車体1の前端部にティ
ルトシリンダー3を介して前後傾自在に装着するリフト
機構を示す。そして同走行車体1において、4はボデイ
フレームであって、同ボデイフレーム4には機体の中央
部に位置してエンジンルーム(図示省略)が凹設され、
同エンジンルームにはエンジン5が搭載される。しかし
て同エンジン5にはトランスミッション6、デフキャリ
ア7、フロントアクスル8が一体に連設され、フロント
アクスル8は上記ボデイフレーム4の前端部に固着され
る。そして同フロントアクスル8にはフロントシャフト
9が嵌挿され、同フロントシャフト9の両端部には前輪
10が軸架される。又、エンジンルームにはその左右両
内壁面より左右一対の支持ブラケット11,11が相対
方向に向けて突設され、同支持ブラケット11,11に
は左右一対のエンジンサポートサブフレーム12がその
間にゴムインシュレータ13を介在させて固着される。
更に具体的には同エンジンサポートサブフレーム12は
前後方向に延在させて帯板状に形成され、その中間部分
には上記支持ブラケット11と対向させてブラケット1
2Aが延設されると共に、支持ブラケット11に開口す
る通し孔14と対応させて通し孔15が開口される。そ
して上記ゴムインシュレータ13は上下一対のボルト1
6,16を上下方向に向けて一体に突設させて形成さ
れ、両ボルト16,16は上記両通し孔14,15に挿
通されると共に、その螺子部にはナット17,17が螺
合される。即ち、エンジンサポートサブフレーム12は
ゴムインシュレータ13に突設する両ボルト16,16
に対する両ナット17,17の締め付けを介して支持ブ
ラケット11に固着される。
又、同エンジンサポートサブフレーム12の一端(エン
ジン5の前端部側)には後述するフロントピン18の係
合孔12Bが開口される一方、他端(エンジン5の後端
部側)には水平方向に向けてブラケット12Cが延設さ
れ、同ブラケット12Cには後述するボルト21の通し
孔22が開口される。
一方、エンジン5の左右両側壁部には前端部寄りに位置
して前述のフロントピン18が突設されると共に、後端
部寄りに位置してリヤブラケット23が固着される。即
ち、フロントピン18は前記係合孔12Bと対応させて
突設され、その中心部には後述するボルト24と対応さ
せて螺子孔18′が刻設される。そして同フロントピン
18は前述の係合孔12Bに挿通させ、螺子孔18′に
はボルト24を螺合させるに同ボルト24とフロントピ
ン18の頂面間には係合孔12Bよりも大径寸法を存し
て円盤状に形成する座金25が介装される。即ち、エン
ジンの前端部はフロントピン18に対するボルト24の
締め付けを介してエンジンサポートサブフレーム12の
一端に上下方向に回動自在に支承される。
又、リヤブラケット23は前記ブラケット12Cと対向
させて水平方向に延設されると共に、前記ブラケット1
2Cに開口する通し孔22と対応させて通し孔19が開
口される。そして上記両ブラケット12C,23間には
通し孔22,19を貫通させてボルト21を挿通させる
に、両ブラケット12C,23間にはゴムインシュレー
タ20が介装される。そして又、同ボルト21の先端部
に刻設する螺子部にはナット26を螺合させるに、同ナ
ット26とブラケット12C間にはゴムインシュレータ
27と同ゴムインシュレータ27よりも大径寸法を存し
て円盤状に形成する座金28が介装される。即ち、エン
ジン5の後端部はボルト21とナット26の締め付けを
介してエンジンサポートサブフレーム12の他端に固着
される。
次にその作用について説明する。
エンジン5を駆動させる事により、同エンジン5に振動
を生ずる事となるのであるが、そしてこの様にエンジン
5に振動が生じた場合において、同エンジン5の一方の
端部はフロントアクスル8によって支承されると共に、
同エンジン5のもう一方の端部はフロントピン18を介
してエンジンサポートサブフレーム12に対して上下方
向に回動自在に支承されている事により、同エンジン5
はフロントアクスル8を支点として上下方向に振動する
事となるのであるが、支持ブラケット11とエンジンサ
ポートサブフレーム12間にはゴムインシュレータ13
が介装され、又、エンジンサポートサブフレーム12と
エンジン5の後端部間にはゴムインシュレータ20,2
7が介装されている事により、両ゴムインシュレータ1
3及び20,27の屈撓変形を介して上記エンジン5の
振動を吸収する作用が得られる。そして又、ゴムインシ
ュレータ13及び20,27は支持ブラケット11とエ
ンジンサポートサブフレーム12間及びエンジンサポー
トサブフレーム12とエンジン5の後端部間に夫々左右
二個ずつ配設されている事に加えて、各ゴムインシュレ
ータ13及び20,27は夫々フロントアクスル8を支
点として屈撓変形する事により、各ゴムインシュレータ
13及び20,27間に不整合を生ずる事なく屈撓変形
させる作用が得られ、此により振動の吸収効果を高める
事が出来る。
〔考案の効果〕
本考案は以上の様に構成されるものであって、上記の様
にエンジン、トランスミッション、デフキャリア、フロ
ントアクスルを一体に連設し、その一端をフロントアク
スルによって支承させると共に、他端をエンジンによっ
て支承させる様に設けられるエンジンの支持構造におい
て、前後方向に延在させて帯板状に形成するエンジンサ
ポートサブフレームの中間部をその間にゴムインシュレ
ータを介在させて上記支持ブラケットに固着させ、同エ
ンジンサポートサブフレームの一端にはエンジンの前端
部を上下方向に回動自在に支承させると共に、同エンジ
ンサポートサブフレームの他端にはエンジンの後端部を
その間にゴムインシュレータを介在させて支承させる様
にした事により、そしてフロントアクスルを支点として
エンジンを振動させると共に、この振動を支持フレーム
とエンジンサポートサブフレーム間に介装するゴムイン
シュレータ及びエンジンサポートサブフレームとエンジ
ンの後端部間に介装するゴムインシュレータの屈撓変形
を介して吸収する様にした事により、エンジンの振動を
効果的に低減させる事が出来ると共に、同エンジンをボ
デイフレームに対して不整合を生ずる事なく搭載させる
事が出来るに至った。即ち、振動の吸収効果と組み付け
の作業性に優れたエンジンの支持構造を得る事が出来る
に至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンジンの支持構造を具備するフ
ォークリフトトラツクの側面図、第2図はエンジン支持
構造を表わす分解斜視図、第3図は作用状態を表わす説
明図である。又、第4図は従来のエンジン支持構造を表
わす分解斜視図である。 1……走行機体、2……リフト機構、3……ティルトシ
リンダー、4……ボデイフレーム、5……エンジン、6
……トランスミッション、7……デフキャリア、8……
フロントアクスル、9……フロントシャフト、10……
前輪、11……支持ブラケット、12……エンジンサポ
ートサブフレーム、12A……ブラケット、12B……
係合孔、12C……ブラケット、13……ゴムインシュ
レータ、14……通し孔、15……通し孔、16……ボ
ルト、17……ナット、18……フロントピン、18′
……螺子孔、19……通し孔、20……ゴムインシュレ
ータ、21……ボルト、22……通し孔、23……リヤ
ブラケット、24……ボルト、25……座金、26……
ナット、27……ゴムインシュレータ、28……座金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン、トランスミッション、デフキャ
    リア、フロントアクスルを一体に連設し、フロントアク
    スル側の一端をボデイフレームに固着させると共に、エ
    ンジン側の一端をエンジンルームに向けて突設する左右
    一対の支持フレームに固着させて成るフォークリフトト
    ラック等の産業車輌において、前後方向に延在させて帯
    板状に形成するエンジンサポートサブフレームの中間部
    をその間にゴムインシュレータを介在させて上記支持ブ
    ラケットに固着させ、同エンジンサポートサブフレーム
    の一端にはエンジンの前端部を上下方向に回動自在に支
    承させると共に、同エンジンサポートサブフレームの他
    端にはエンジンの後端部をその間にゴムインシュレータ
    を介在させて固着させて成るフォークリフトトラック等
    の産業車輌におけるエンジンの支持構造。
JP2092787U 1987-02-16 1987-02-16 フオ−クリフトトラツク等の産業車輌におけるエンジンの支持構造 Expired - Lifetime JPH0619382Y2 (ja)

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JPS63128127U JPS63128127U (ja) 1988-08-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013039889A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Kubota Corp 作業車のエンジン支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013039889A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Kubota Corp 作業車のエンジン支持装置

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