JPH061934Y2 - 吸遮音パネル継手 - Google Patents

吸遮音パネル継手

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JPH061934Y2
JPH061934Y2 JP12120287U JP12120287U JPH061934Y2 JP H061934 Y2 JPH061934 Y2 JP H061934Y2 JP 12120287 U JP12120287 U JP 12120287U JP 12120287 U JP12120287 U JP 12120287U JP H061934 Y2 JPH061934 Y2 JP H061934Y2
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JP
Japan
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sound absorbing
sound
insulating panel
plate
frame
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JP12120287U
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JPS6426402U (ja
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博 宮村
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Sasakura Engineering Co Ltd
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Sasakura Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、吸遮音パネルの面積を拡大する場合の継手に
関するものである。
(従来の技術と問題点) 吸遮音パネル1は、一般に第4図のように多孔板2と鉄
製外板3に囲まれ、内部にグラスウールなどの吸音材4
が充填されており、更に軽量溝形鋼で製作し、ウェッブ
5を外側に開口部を内側に向けた枠6で縁取りされたパ
ネルが、例えば120×240cmの大きさで一単位とし
て取扱われている。
従って、広範囲にパネルを取りつける場合は、例えば第
5図のように、軽量溝形鋼の枠6のウェッブ5を背中合
わせに溶接7するとか、或は第6図のように外側に当て
板8を配置してボルト止め9するなどの作業が行われて
いるが、これらの方式では前記ウェッブのつき合わせ部
分10からの音の漏洩があり、機能を十分果たし得ない
ほか、溶接7、ボルト締め9等の煩雑な作業を要してい
た。
また各種ボード用つぎて金具の先行技術として、実開昭
62-91802号公報に第7図のように密着した2枚の金物a
がり、ボードbをウェッブ両側に差込んだ例があるが、
この二重の板間の僅かな隙間より音が漏洩する恐れがあ
った。
これらの欠点を改良するのが本考案の目的であり、継手
間からの音の漏洩を防ぐとともに、特に継手部材に弾力
製を附与した点に特徴があり、組立を容易にしている。
(構成) 上記に鑑み本考案は吸遮音パネルの拡張を音の漏洩なく
簡単に実施できるもので、板材の垂直板部に連続して上
下において各々反対方向に約90°折り曲げ、更にその
先端を垂直板部に向い、かつ外側へ約180°折り曲げ
たのち、垂直板部に向い、かつ内側へ再度約180°折
り曲げて弾力的な二重板部を形成した継手部材の上下二
重板部間に枠材を軽量溝形鋼状材で形成し、かつ当該材
開口部を外側向きに構成し、当該枠材で構成した内部空
間に吸音材を充填し多孔板又は/及び無垢板で狭持した
吸遮音パネルの枠材の開口部に吸音材を充填し、当該吸
遮音パネル枠材部を前記継手部材の垂直板部まで圧入挾
持させた吸遮音パネル継手を要旨とするものであって、
二重板部が整然と並び、かつ漏音は大部分が吸音材に吸
収される。
(作用効果) 本考案の吸遮音パネル継手による吸遮音パネルの拡張は
単に該パネル枠の開口部にグラスウール等の吸音材を充
填して継手部材に差込むことによって実施でき、上記の
ように継手部の漏音はグラスウール等の吸音材に吸音さ
れて、漏洩する隙間がないから減音するに効果がある。
また、上下二重板部は各々僅かな空間を保って二重にな
っているので、弾力製に富み吸遮音パネルの圧入は容易
となり、ウェッブも左右にほぼ対称に吸遮音パネルを挾
持できるので、ウェッブを中心に弾力性は一層増大し、
しかも特殊な工具類は使用せずにパネルの拡張を簡単に
実施できる。
また、この継手部材は一枚の板より成形したから製作は
容易となり、材料費も僅少ですみ経済的にも有利とな
る。
このように本考案の吸遮音パネル継手は従来例における
パネルの拡張に比べて遮音性能が向上し、継手を増設す
ることにより遮音性能を低下させることなく、一層大面
積の展開が可能となり、しかも二重板部が恰も柱のよう
になり、吸遮音パネルは整然と並び美観的にも有利とな
り、簡単な構成の割にその効果は多大である。
(実施例) 第1図は、本考案を用いた吸遮音パネルの部分的斜視図
で、殆んどが前第4図と同じであり、多孔板2と鉄製外
板3の間にグラスウール等の吸音材4が充填され、端部
11の軽量溝形鋼状材枠6が前記第4図の場合と逆方向
となり開口部12が外部に開放し、しかも該開口部12
にはグラスウール等の吸音材4が充填されている。
第2図は本考案の基本となる継手部材13であって、1
枚の鉄板より成形され、板材の中心部分である一重のウ
ェッブ14を残してこれに連続して上下にそれぞれ約9
0°曲折した板部15,15′は端部16,16′にお
いて内側に空間17,17′を保ってウェッブ14に向
って各々約180°折り曲げたのち端部19,19′を
再びウェッブ14側に向って、内側に約180°曲折
し、ウェッブとの間に空所20を保つまで伸延して弾力
的な上下二重板部18,18′を構成する。従って、こ
の継手13はウェッブ14を中心にほぼ断面I形の形状
をなしており、かつ曲折した場合ウェッブが中心に左右
対称に湾曲し、可撓性に富み破壊が少くなる効果があ
る。この継手部材13の使用については第3図に示すよ
うに、上下二重板部18,18′間に吸遮音パネルの軽
量溝形鋼状材の枠の開口部12をウェッブを境にして吸
音材を充填したままウェッブ14まで圧入し挾持させ
る。この場合、弾力性のある二重板部18,18′及び
継手部材のウェッブ14を中心とした対称形の構成、更
には板材端部と継手部材のウェッブ14との間の空所2
0,20′が吸遮音パネル1,1′の圧入とその後の挾
持に役立つ。
なお、実装置においては二重板部の板の間隔は第2図、
第3図では理解し易いように各板間の空間17,1
7′、空所20を広くとって画いたが実装置においては
僅少であり、更に両側の吸遮音パネルの軽量溝形鋼状材
の枠の開口部12,12′にもグラスウール等の吸音材
4を充填しているので金属面の接触面積は僅少となり、
大部分が金属と吸音材との接触となって、従来装置の金
属と金属の接触部位に較べて漏音は比較にならない程僅
少となる。
しかもこの吸遮音パネルを継ぎ足す場合は当該パネルの
枠開口部にグラスウール等の吸音材を充填して単に弾力
性のある継手部材に圧入するだけでよく、簡単・便利で
ある。大面積、或は強風等を想定して二重板材18,1
8′を開口部フランジ21,21′にビス止め22して
もよい。
このように本考案の吸遮音パネル継手は構造が簡単で継
手部材は1枚板より工作でき、組立、解体等が容易であ
り、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吸遮音パネルの一部斜視図、第2図は
空所を誇張して画いた継手部材斜視図、第3図は第2図
に示した継手部材の使用中の部分的斜視図、第4図は従
来例の吸遮音パネル、第5図、第6図、第7図は従来例
におけるパネル拡張方法を示す断面図である。 1…吸遮音パネル、2…多孔板 3…鉄製外板、4…吸音材 5…ウェッブ、6…軽量形鋼状材 7…溶接、8…当て板 9…ボルト、10…つき合わせ部分 a…金物、b…ボード 11…端部、12…開口部 13…継手部材、14…ウェッブ 15,15′…板部、16,16′…端部 17…空間、18,18′…二重板部 19,19′…他端の端部、20…空所 21′…開口部フランジ、22…ビス止め

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材の垂直板部に連続して上下において各
    々反対方向に約90°折り曲げ、更にその先端を垂直板
    部に向い、かつ外側へ約180°折り曲げたのち、垂直
    板部に向い、かつ内側へ再度約180°折り曲げて弾力
    的な二重板部を形成した継手部材の上下二重板部間に枠
    材を軽量溝形鋼状材で形成し、かつ当該材開口部を外側
    向きに構成し、当該枠材で構成した内部空間に吸音材を
    充填し多孔板又は/及び無垢板で狭持した吸遮音パネル
    の枠材の開口部に吸音材を充填し、当該吸遮音パネル枠
    材部を前記継手部材の垂直板部まで圧入挾持させた吸遮
    音パネル継手。
JP12120287U 1987-08-06 1987-08-06 吸遮音パネル継手 Expired - Lifetime JPH061934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12120287U JPH061934Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 吸遮音パネル継手

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JP12120287U JPH061934Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 吸遮音パネル継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6426402U JPS6426402U (ja) 1989-02-15
JPH061934Y2 true JPH061934Y2 (ja) 1994-01-19

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ID=31367995

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JP12120287U Expired - Lifetime JPH061934Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 吸遮音パネル継手

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JP (1) JPH061934Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020167A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 大成建設株式会社 吸音部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017020167A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 大成建設株式会社 吸音部材

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Publication number Publication date
JPS6426402U (ja) 1989-02-15

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