JPH0619336A - 転写材担持部材及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

転写材担持部材及びそれを用いた画像形成装置

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JPH0619336A
JPH0619336A JP19280292A JP19280292A JPH0619336A JP H0619336 A JPH0619336 A JP H0619336A JP 19280292 A JP19280292 A JP 19280292A JP 19280292 A JP19280292 A JP 19280292A JP H0619336 A JPH0619336 A JP H0619336A
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JP19280292A
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Noriko Otani
典子 大谷
Teigo Sakakibara
悌互 榊原
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記の一般式(1)等 (式中、R1〜R16は水素原子、アルキル基、アリール
基、又はハロゲン原子を表し、Aは2官能基を表し、
W,Xは共重合比を表し、nは1以上の整数を表す。)
で表される重合体を含有する。 【効果】 表面の機械的強度、耐油性、耐摩耗性、潤滑
性に優れており、良好な画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写材担持体及びこれを
用いた画像形成装置に関するものであり、特に電子写真
方式あるいは静電記録方式などにより形成された画像担
持体上のトナー像を転写材に転写する転写材担持部材、
および該転写材担持部材を用いた画像形成装置に関する
ものである。このような画像形成装置としては、白黒、
モノカラーあるいはフルカラーの電子写真複写機、プリ
ンター、その他種々の記録機器などがある。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像担持体上の画像を転写材
に転写するときに用いられる転写材担持部材としては様
々なものである。例えば、帯電−像露光−トナー現像−
転写−クリーニングといった像形成手段を有する電子写
真装置においては、感光体上のトナー画像を転写材(例
えば紙)に転写する手段として図1および図2に示され
るような転写ドラムおよび転写装置が挙げられる。
【0003】転写ドラム10は、両端に配置されたシリ
ンダ12,13と、これらのシリンダを連結する連結部
14とから構成される支持体を有し、この支持体の外周
面開口域には、転写材担持部材1が張設される。また連
結部14には、給紙装置から送給された転写材を把持す
る転写材グリッパ15を有する。更に転写ドラム10の
内側及び外側には、図2に示すように、転写用放電器2
1、及び除電手段を構成する内側除電用放電器23及び
外側除電用放電器22,24が配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】転写工程において、転
写材担持部材11には転写材の搬送、転写帯電、除電お
よびクリーニングなど様々な機械的あるいは電気的外力
が加えられるため、これら外力に対する耐久性、即ち機
械的強度、耐摩耗性、電気的耐久性、更にはクリーニン
グ部材などに対する潤滑性に優れるといった様々な特性
が要求される。
【0005】特に近年、画像の更なる高画質化を実現す
るために潜像を高精細にし、その潜像再現性を向上させ
るべく、現像剤として粒径10μm以下、平均粒径8μ
m程度の所謂小粒径トナー粒子を使用するようになって
きている。そのため転写材担持部材上のトナーをクリー
ニングする条件も更に厳しくする必要が生じている。従
来、転写材担持部材としては、テフロン、ポリエステ
ル、ポリフッ化ビニリデン、トリアセテートおよびポリ
カーボネート等の樹脂フィルムが用いられてきたが、更
に優れた機械的強度、耐油性、耐摩耗性、電気的耐久性
および潤滑性を有する転写材担持部材が望まれている。
【0006】本発明の目的は上記の特性に優れ、常に良
好な画像を得ることのできる転写材担持部材、及びこの
転写材担持部材を用いた画像形成装置を提供することに
ある。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明は、下記式(1)
及び(2)
【0008】
【化3】 (式中、R1〜R28は水素原子、アルキル基、アリール
基、又はハロゲン原子を表し、R29はアルキレン基、R
30は炭素数1個から15個のアルキレン基、アリーレン
基、アルキル置換アリーレン基、Aは2官能基を表し、
W,X,Y,Zは共重合比を表し、nは1以上の整数を
表す。)で表される重合体を含有することを特徴とする
転写材担持部材が提供される。
【0009】また本発明は、上記転写材担持部材を用い
た画像形成装置をも提供する。
【0010】前記の共重合体に包含される一般式(1)
で示される重合体は、ポリカーボネート樹脂に好適な柔
軟性を付与したものであり、フェノール基の自由回転を
妨げず、かつ嵩高くない基を導入し柔軟性を向上させる
目的で使用される。またその共重合組成比としてはW:
Xが5:95から80:20の範囲が適当であり、その
分子量としては10,000から100,000の範囲
が好ましい。また一般式(2)で示される重合体は、適
正な潤滑性を与えるために導入される。またその共重合
組成比としてはY:Zが99:1から70:30の範囲
が適当であり、その分子量としては10,000から1
00,000、好ましくは20,000〜40,000
の範囲が適当である。
【0011】このような重合体は、界面重縮合法を用い
てホモポリマーの副生無しに合成される。前述の共重合
体を与える各種の単量体としては、具体的には例えば以
下の表に示すようなジフェノール化合物が挙げられる。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】
【表5】
【0017】
【表6】 本発明において、一般式(1)及び(2)の混合比は、
耐久性、電気的安定性、環境安定性などを考慮して選択
しなければならないが、一般式(2)の重量割合が5〜
95重量%、好ましくは20〜80重量%が良い。
【0018】本発明の転写材担持部材には、所望に応じ
て、従来からポリカーボネート樹脂に公知の種々の添加
剤類が配合可能であり、例えば安定剤としては特に亜リ
ン酸、またはホスファイトが好適である。また離型剤と
しては、飽和脂肪酸のモノマーあるいは多価アルコール
のエステルが挙げられ、ステアリルステアレート、ベヘ
ニルベヘネート、ペンタエリスリトールテトラステアレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサオクトエートなど
が好適なものとして例示される。
【0019】又、酸化防止剤、難燃剤、潤滑剤を配合す
ることも可能である。
【0020】本発明に使用される共重合体は、一般式
(1)及び(2)で示される構成単位以外の単量体成分
と重合させることもできる。
【0021】本発明の転写材担持部材においては、一般
式(1)および一般式(2)の重合体を含有することに
より、機械的強度、耐油性、耐摩擦性、潤滑性などの特
性が非常に優れている。
【0022】すなわち、一般式(1)のみでは得られな
かった潤滑性は一般式(2)の重合体を含有させること
によって発現され、一般式(2)の構造を選択すること
によって、機械的特性を損うことなく潤滑性を任意にコ
ントロールすることができる。
【0023】また一般式(2)の重合体は耐薬品性があ
るため、転写材担持部材が電子写真装置内において機械
油などによる汚染を受けても、転写材担持部材表面から
油が侵入して樹脂膜の強度低下その他の異常を発生させ
る危険性が低い。
【0024】さらに一般式(1)及び一般式(2)の重
合体の含有比及び構造によって、一般式(1)のみ、或
いは一般式(2)のみ含有する転写材部材よりも機械的
強度が飛躍的に向上して、繰り返し画像出しを行っても
耐摩耗性が優れているために、常に安定な画像を得るこ
とができるのである。
【0025】本発明の転写材担持体は、前記共重合体
を、例えば押出成形または射出成形などの方法で樹脂フ
ィルムに成形することができる。樹脂フィルムはシート
状でも、あるいはシート端部を熱融着、超音波融着およ
び接着剤などの手段により接着することによりエンドレ
スベルト状としても良く、用いる画像形成装置によって
任意の最も好ましい形状にするのが良い。樹脂フィルム
の膜厚は50μm〜300μm、特には70μm〜20
0μmが好ましい。
【0026】本発明に用いられる樹脂フィルムは、電気
的耐久性、機械的強度や耐久性に優れ、かつ潤滑性にも
優れるので、転写材の搬送、転写帯電、除電およびクリ
ーニングなど様々な外力を受ける転写材担持部材に用い
ると、繰り返し使用にも耐え、クリーニング不良も発生
せず、常に安定して良好な画像を得ることができる。特
に、現像方法として、いわゆる小粒径トナーを用いた場
合においても、本発明の転写材担持部材は、非常に優れ
た電気的、機械的特性を有するため安定して良好な画像
を得ることができる。
【0027】本発明の転写材担持部材を有する画像形成
装置の態様の具体例を図3および図4に示す。図3およ
び図4に示される画像形成装置はいずれも多色(フルカ
ラー)画像形成装置の例である。
【0028】まず図3を参照して簡単に説明する。図3
に示される多色電子写真複写装置には、回転自在に軸支
されて矢印a方向に回転する画像担持体、すなわち感光
ドラム33が配置され、その外周部に画像形成手段が配
置される。画像形成手段は任意の手段とし得るが、本例
では、感光ドラム33を均一に帯電する一次帯電器34
と、色分解された光像又はこれに相当する光像を照射
し、感光ドラム33上に静電潜像を形成する、例えばレ
ーザービーム露光装置などからなる露光手段32と、感
光ドラム33上の静電潜像を可視画像とする回転式現像
装置31とを具備する。
【0029】回転式現像装置31は、イエロー色現像
剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤およびブラック
色現像剤の4色の現像剤を各々収納する4個の現像器3
1Y、31M、31C、31Bkと、これら4個の現像
器を保持しかつ回転自在に軸支された略円柱形状の筺体
とからなっている。前記回転式現像装置31は、筐体の
回転によって所望の現像器を感光ドラム33の外周面と
対向する位置に搬送し、感光ドラム上の静電潜像の現像
を行い4色分のフルカラー現像が可能となるように構成
されている。
【0030】感光ドラム33上の可視画像、すなわち、
トナー像は、転写装置10に担持されて搬送される転写
材Pに転写される。本例において転写装置10は回転自
在に軸支された転写ドラムである。
【0031】以下に上述した構成の多色電子写真複写装
置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明する。
【0032】感光ドラム33に一次帯電器34により均
一な帯電を行った後露光手段32にて画像情報に応じた
光像Eを照射し、感光ドラム33上に静電潜像が形成さ
れる。該静電潜像は、回転式現像装置31により感光ド
ラム33に樹脂を基材としたトナーによりトナー像とし
て可視化される。
【0033】一方、転写材Pはレジストローラ36によ
り画像と同期して転写ドラム10へと送られ、グリッパ
15等によりその先端部を把持され、図中矢印b方向に
搬送される。
【0034】次いで、感光ドラム33と当接する領域に
おいて転写ドラム10が有する本発明の転写材担持部材
11の背面から転写用放電器21によってトナーと逆極
性のコロナ放電を受けることにより感光ドラム33上の
トナー像が転写材Pに転写される。
【0035】転写材Pは必要回数の転写工程が行われた
後、除電用放電器22、23および24により除電を受
けつつ分離爪28の作用により転写ドラム10から剥離
され搬送ベルト38により定着器39にて熱による定着
を受けた後、機外に排出される。
【0036】他方、感光ドラム33は、表面の残留トナ
ーをクリーニング装置37で清掃された後再度画像形成
プロセスに供せられる。
【0037】また、転写ドラム10の転写材担持部材1
1表面も同様にブレードまたはファーブラシ等を有する
クリーニング装置35a及びクリーニング補助手段35
bの作用により清掃された後再度、画像形成プロセスに
供せられる。
【0038】本発明においては、図2に示すように、転
写用コロナ放電器21の転写ドラム10の回転方向(矢
印bの方向)下流側シールド板に絶縁性部材26、例え
ばポリカーボネート樹脂板などを設けて、転写コロナの
うち感光ドラム33方向に向かう転写コロナ量を多くし
た構成とすることが好ましい。
【0039】又、本発明においては、転写材担持部材1
1の導入側から、その移動方向下流側に向けて伸びる、
弾性を有した押圧部材27を設けてもよい。この押圧部
材27は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリエチレンテレフタレートなどの、好ま
しくは体積抵抗率が1010Ω・cm以上、特に好ましく
は1014Ω・cm以上であるような合成樹脂フィルムで
構成し、転写部の全域にわたって配設される。
【0040】押圧部材27は、それ自身の持つ弾性力に
より転写材担持部材11を押圧し、その転写材担持部材
11側の先端部は転写材Pが感光ドラム33に接触し終
えた位置、もしくは接触を開始する位置、又は極力近接
した位置に対応する位置とするのが好ましい。
【0041】図4には、形状をエンドレスベルト状にし
た場合の本発明の転写材担持部材を用いた画像形成装置
の具体例が示されている。
【0042】図4に示された画像形成装置は、感光ドラ
ム41a〜41dを有し、その回りに一次帯電器42a
〜42d、露光手段43a〜43d、現像器44a〜4
4d、転写帯電器45a〜45d、除電放電器46a〜
46d及び47a〜47d、感光ドラム用クリーニング
装置48a〜48dが配置され、更にこれらのユニット
を貫通するように感光ドラムの下方にエンドレスベルト
状の本発明の転写材坦持部材40が配置され、ウレタン
ブレード49を有する転写材坦持部材用クリーニング装
置50が配置される。
【0043】転写材P´は給紙ローラにより給紙された
後、エンドレスベルト状転写材坦持部材40により、各
転写用放電器45a〜45dが配置された転写部を通し
て搬送される。
【0044】以下、実施例にもとづいて本発明を更に詳
細に説明する。
【0045】
【実施例】
[実施例1]下記構造式
【0046】
【化4】 の重合体(粘度平均分子量3.15×104)5.5
部、及び下記構造式
【0047】
【化5】 の重合体(粘度平均分子量3.03×104)4.5部
を用いて、押出成型により厚さ110μmのフィルムシ
ートを得た。
【0048】この樹脂フィルムの潤滑性を評価するため
に表面性試験機(HEIDON−14、新東科学(株)
製)を用いて荷重10gの時のウレタンブレードに対す
る滑り性を測定した。その結果、センサーの出力値は、
ポリエチレンテレフタレートフィルムの出力値を1とす
ると0.45であった。なおこの場合、センサーの出力
値が小さい方が滑り抵抗が小さい、すなわち潤滑性が高
いことを示す。
【0049】またこの樹脂フィルムの機械的強度を引張
り試験機(今田製作所(製)SV−55)を用いて測定
した。その結果引張破壊強さは610kg/cm2であ
った。
【0050】さらにこの樹脂フィルムの耐油性を試験す
るために、フィルム上に商品名「ユニウエイ180」
(日本石油製)を塗布し、一週間放置した後、上述の引
張試験により機械的強度を測定した。その結果、引張破
壊強さは583kg/cm2であった。
【0051】この樹脂フィルムを用いて図1及び図2に
示されるような転写ドラムを作成した。
【0052】即ち、転写材担持部材11として、前記樹
脂フィルムを2つのアルミニウムシリンダ12,13の
間に張架して転写ドラム10を作成した。転写材担持部
材11の両端部は転写ドラム10を構成する2つのアル
ミニウムシリンダ12,13を連結する連結部14上に
固定した。
【0053】本実施例においては、転写ドラム10の直
径を160mm、移動速度を160mm/secと設定
した。同時に感光ドラム33などの移動スピードである
プロセススピードも160mm/secとした。又、転
写用コロナ放電器21の開口幅は19mmに、放電ワイ
ヤー25と感光ドラム33の外周面との距離は10.5
mmに、放電ワイヤー25と転写用コロナ放電器21の
シールド板底面との距離は16mmに、それぞれ設定し
た。
【0054】また押圧部材27としては、ポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムを用いた。
【0055】本実施例においては、図3に示されるよう
な画像形成装置にてマイナス極性に帯電された感光ドラ
ム33に潜像を形成し、平均粒径が8μmのトナーを用
いて反転現像にてトナー画像を得た。この時、トナー
は、樹脂を色材その他微量の帯電制御性や潤滑性を向上
させるための添加剤などにより構成され、現像器中でキ
ャリヤ粒子と摩擦帯電されてマイナス極性に帯電するも
のであった。
【0056】その後該トナー画像を、上記構成の転写装
置により転写材に転写した。次いで転写材は、転写ドラ
ム10より分離し、定着器にて定着した。
【0057】本実施例においては、転写ドラム10の転
写材担持部材11の表面を、ウレタンブレードを有する
クリーニング装置35a、及びクリーニング補助手段3
5bによりクリーニングする。
【0058】上記構成の多色電子写真複写装置にて10
000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果、初
期画像は転写ムラなどのない良好な画像であり、耐久後
も初期と同様の良好な画像を得ることができた。結果を
表7に示す。
【0059】[実施例2]実施例1で用いたポリマーの
代わりに下記の構造式を有する重合体
【0060】
【化6】 (粘度平均分子量2.62×104)を5部、および下
記構造式の重合体
【0061】
【化7】 (粘度平均分子量3.21×104)を5部用いた以外
は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、実施例1
と同様に評価した。
【0062】その結果を表7に示す。
【0063】[実施例3]実施例1で用いたポリマーの
代わりに下記の構造式を有する重合体
【0064】
【化8】 (粘度平均分子量3.13×104)を5部、および下
記構造式の重合体
【0065】
【化9】 (粘度平均分子量3.05×104)を5部用いた以外
は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、実施例1
と同様に評価した。
【0066】その結果を表7に示す。
【0067】[実施例4]実施例1で用いたポリマーの
代わりに下記の構造式を有する重合体
【0068】
【化10】 (粘度平均分子量3.01×104)を4部、および下
記構造式の重合体
【0069】
【化11】 (粘度平均分子量2.25×104)を6部用いた以外
は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、実施例1
と同様に評価した。
【0070】その結果を表7に示す。
【0071】[比較例1]実施例1で用いたポリカーボ
ネート樹脂2種の代わりにポリカーボネートZ(粘度平
均分子量2.01×104)を用いた以外は、実施例1
と同様にして転写材担持部材を作成し、実施例1と同様
に評価した。
【0072】その結果を表7に示す。
【0073】[実施例5]実施例1で用いたポリマーの
代わりに下記の構造式を有する重合体
【0074】
【化12】 (粘度平均分子量8.51×104)を4.5部、およ
び下記構造式の重合体
【0075】
【化13】 (粘度平均分子量2.51×104)を5.5部用い、
膜厚120μmとした以外は実施例1と同様に転写材担
持部材を作成した。
【0076】この樹脂フィルムの表面潤滑性及び機械的
強度を実施例1と同様にして評価した。その結果を表7
に示す。
【0077】またこの樹脂フィルムを熱融着によりエン
ドレスベルト状に成形し、図4で示される画像形成装置
と実施例1で用いたトナーと同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない良好な画像
を得ることができた。
【0078】更に上記電子写真複写装置にて10000
枚の画像出しテストを行った。その結果、耐久後も初期
と同様のムラのない安定した画像を得ることができた。
その結果を表7に示す。
【0079】[実施例6]実施例5で用いたポリマーの
代わりに下記の構造式を有する重合体
【0080】
【化14】 (粘度平均分子量8.52×104)を3.5部、およ
び下記構造式の重合体
【0081】
【化15】 (粘度平均分子量3.05×104)を6.5部用いた
以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、実施
例5と同様に評価した。
【0082】その結果を表7に示す。
【0083】[実施例7]実施例5で用いたポリマーの
代わりに下記の構造式を有する重合体
【0084】
【化16】 (粘度平均分子量2.81×104)を4部、および下
記構造式の重合体
【0085】
【化17】 (粘度平均分子量2.01×104)を6部用いた以外
は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、実施例5
と同様に評価した。
【0086】その結果を表7に示す。
【0087】[実施例8]実施例5で用いたポリマーの
代わりに下記の構造式を有する重合体
【0088】
【化18】 (粘度平均分子量2.04×104)を3.5部、およ
び下記構造式の重合体
【0089】
【化19】 (粘度平均分子量2.50×104)を6.5部用いた
以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、実施
例5と同様に評価した。
【0090】その結果を表7に示す。
【0091】[比較例2]実施例5で用いたポリカーボ
ネート樹脂2種の代わりに下記式
【0092】
【化20】 で示される構造を有する重合体(重量平均分子量2.5
3×104)を用いた以外は実施例5と同様に転写材担
持部材を作成し、実施例5と同様に評価した。
【0093】その結果を表7に示す。
【0094】
【表7】
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、一般式(1)と一
般式(2)とで示される構造をそれぞれ有する共重合体
を含有する転写材担持部材とすることにより、転写材担
持部材は、表面の機械的強度、耐油性、耐摩耗性、潤滑
性に優れており、またこの転写材担持部材を用いた画像
形成装置により、繰り返し耐久しても常に良好な転写が
行われ、常に安定で良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による転写材坦持部材を備え
た画像形成装置の断面図。
【図2】図1の画像形成装置に設けられた転写装置の要
部の断面図。
【図3】図2の転写装置の斜視図。
【図4】本発明の他の実施例による転写材坦持部材を備
えた画像形成装置の断面図。
【符号の説明】
10 転写ドラム 11 転写材坦持部材 12,13 シリンダ 14 連結部 15 転写材グリッパ 21 転写用放電器 23 内側除電用放電器 22,24 外側除電用放電器 31 回転式現像装置 33 感光ドラム 34 一次帯電器 37 クリーニング装置 38 搬送ベルト 39 定着器 40 転写材坦持部材 41a〜41d 感光ドラム 42a〜42d 1次帯電器 43a〜43d 露光手段 44a〜44d 現像器 45a〜45d 転写帯電器 46a〜46d,47a〜47d 除電放電器 48a〜48d クリーニング装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)及び(2) 【化1】 (式中、R1〜R28は水素原子、アルキル基、アリール
    基、又はハロゲン原子を表し、R29はアルキレン基、R
    30は炭素数1個から15個のアルキレン基、アリーレン
    基、アルキル置換アリーレン基、Aは2官能基を表し、
    W,X,Y,Zは共重合比を表し、nは1以上の整数を
    表す。)でそれぞれ表される重合体を含有することを特
    徴とする転写材担持部材。
  2. 【請求項2】 画像担持体及び転写材担持部材を有する
    画像形成装置において、該転写材担持部材が、下記式
    (1)及び(2) 【化2】 (式中、R1〜R28は水素原子、アルキル基、アリール
    基、又はハロゲン原子を表し、R29はアルキレン基、R
    30は炭素数1個から15個のアルキレン基、アリーレン
    基、アルキル置換アリーレン基、Aは2官能基を表し、
    W,X,Y,Zは共重合比を表し、nは1以上の整数を
    表す。)でそれぞれ表される重合体を含有することを特
    徴とする画像形成装置。
JP19280292A 1992-06-29 1992-06-29 転写材担持部材及びそれを用いた画像形成装置 Pending JPH0619336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08127657A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Dow Corning Asia Ltd ジフェニルシロキサン硬化物の製法及び硬化物
JP4854824B1 (ja) * 2011-04-14 2012-01-18 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置、および電子写真感光体の製造方法

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