JPH0675420A - 転写材担持部材及びこの転写材担持部材を用いた画像形成装置 - Google Patents

転写材担持部材及びこの転写材担持部材を用いた画像形成装置

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JPH0675420A
JPH0675420A JP15530893A JP15530893A JPH0675420A JP H0675420 A JPH0675420 A JP H0675420A JP 15530893 A JP15530893 A JP 15530893A JP 15530893 A JP15530893 A JP 15530893A JP H0675420 A JPH0675420 A JP H0675420A
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JP15530893A
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Inventor
Noriko Otani
典子 大谷
Teigo Sakakibara
悌互 榊原
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも下記一般式(1)で示される重合
体を含有する転写材担持部材。 【目的】 機械油の付着、機械的あるいは電気的外力に
よってもクラックを生ずることがなく耐久性に優れる転
写材担持部材を提供する。 【外1】 上記式(1)中、R1 −R16は水素原子、ハロゲン原子
又はアルキル基を示し、Aは2価の基を示し、X及びY
は共重合比を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写材担持部材及びこの
転写材担持部材を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置には電子写真複
写機やプリンターなど種々のものがある。これらの画像
形成装置においては、トナーやインクが記録紙あるいは
プラスチックフィルムなどの転写材に転写して記録が行
なわれる。記録の際、記録紙やプラスチックフィルムな
どの転写材は、転写材担持部材に担持される。転写材担
持部材は、例えば電子写真装置においては、転写材の搬
送、転写帯電、除電及びクリーニングなど様々な機械的
あるいは電気的外力が加えられるため、これら外力に対
する耐久性、即ち機械的強度、耐摩耗性や電気的耐久
性、更にはクリーニング部材などに対する潤滑性に優れ
るといった様々な特性が要求される。
【0003】特に近年、画像の更なる高画質化を実現す
るために現像剤として粒径10μm以下、平均粒径8μ
m程度の所謂小粒径トナー粒子を使用するようになって
きている。そのため転写材担持部材上に付着したトナー
をクリーニングする条件も更に厳しくする必要が生じて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、転写材担持部材
としては、テフロン、ポリエステル、ポリフッ化ビニリ
デン、トリアセテートおよびポリカーボネート等の樹脂
フィルムが用いられてきたが、従来の転写材担持部材
は、機械油の付着や、上記の機械的あるいは電気的外力
により表面にクラックが生じることがあった。転写材担
持部材にクラックが生じると、その部分の電気的特性が
変化するため、トナーが転写材に転写する際に転写ムラ
(トナーの転写量が不均一となること)や転写欠け(転
写すべきトナーが転写しないこと)が発生した。
【0005】本発明は、機械油の付着、機械的あるいは
電気的外力によってもクラックを生ずることがない、耐
久性に優れた転写材担持部材及びこの転写材担持部材を
用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の転写材担持部材
は、下記一般式(1)で示される重合体を含有するもの
である。
【0007】
【外2】 上記式(1)中、R1 −R16は水素原子、ハロゲン原子
又はアルキル基を示し、Aは2価の基を示し、X及びY
が共重合比を示す。
【0008】また、本発明の画像形成装置は、電子写真
感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電手段
と、帯電した前記電子写真感光体に対し像露光を行ない
静電潜像を形成する像露光手段と、静電潜像の形成され
た前記電子写真感光体をトナーで現像してトナー像を形
成する現像手段と、前記トナー像が転写される転写材を
担持する上記の転写材担持部材とを有するものである。
【0009】本発明の転写材担持部材は、下記一般式
(1)で示される重合体を含有するものである。更に、
本発明の転写材担持部材は、下記一般式(1)で示され
る重合体、及び導電性微粒子を含有するものである。
【0010】
【外3】 上記式(1)中、R1 −R16は水素原子、ハロゲン原子
又はアルキル基を示す。アルキル基としては炭素数1〜
5個のものが好ましい。
【0011】Aは2価の基を示す。Aとしては炭素数1
〜8個のもの、あるいはイオウ原子を含有するものが好
ましい。
【0012】X及びYは共重合比を示す。X:Yは5:
95から80:20の範囲が好ましい。
【0013】一般式(1)の重合体の分子量は、粘度平
均分子量で10,000から100,000の範囲が好
まし。
【0014】上記一般式(1)の重合体は、ポリカーボ
ネート樹脂に柔軟性を付与したもので、クラックが発生
しにくい。
【0015】上記一般式(1)の重合体は、例えば界面
重合法によりホモポリマーの副生なしに合成することが
できる。
【0016】上記一般式(1)の重合体を合成するのに
用いられる好ましい単量体としては、例えば以下のもの
がある。
【0017】
【外4】
【0018】
【外5】
【0019】
【外6】
【0020】
【外7】
【0021】本発明の転写材担持部材は、例えば図1に
示すように、外周面に開口10aを有するシリンダー1
0に取り付けて用いられる。図1では、本発明の転写材
担持部材11の一部が省略されて開口10aが見えるよ
うに描かれているが、実際には開口10aは転写材担持
部材11で塞がれている。
【0022】シリンダー10には、開口10aに隣接し
てグリッパ15が設けられている。記録の行なわれる記
録紙やプラスチックフィルムなどの転写材は、端部がグ
リッパ15に把握されて転写材担持部材11上に担持さ
れる。図2及び図3に、シリンダー10を装着した画像
形成装置の例を示した。シリンダー10には、本発明の
転写材担持部材11が取り付けられている。図2に示し
た電子写真装置は、画像担持体としてドラム型感光体を
用いたものである。
【0023】図2において、33は矢印a方向に所定の
周速で回転するドラム型感光体である。ドラム型感光体
33の周囲には、画像形成手段が配置される。画像形成
手段は、感光体33を均一に帯電する一次帯電器34
と、光像Eを照射して感光体33上に静電潜像を形成す
る、例えばレーザービーム露光装置などからなる露光手
段32と、感光体33上の静電潜像を可視画像とする回
転式現像装置31とを少なくとも具備する。
【0024】回転式現像装置31は、イエロー色現像
剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤及びブラック色
現像剤の4色の現像剤を各々収納する4個の現像器31
Y、31M、31C、31Bと、これら4個の現像器を
保持しかつ回転させる円柱形状の筺体31aとからなっ
ている。回転式現像装置31は、筺体31aの回転によ
って所望の現像器を感光体33の外周面と対向する位置
に搬送し、感光体33上の静電潜像を現像剤により現像
する。こうして、感光体33上に可視画像、即ちトナー
像が形成される。
【0025】本発明の転写材担持部材を取り付けたシリ
ンダー10は、感光体33に隣接して設けられ、シリン
ダー10の外周面に、給紙部からレジストローラ36に
より送られてきた転写材Pを担持する。シリンダー10
の内側には転写用放電器21及び除電用放電器23が配
置され、外側には除電用放電器22及び24が配置され
ている。
【0026】感光体33が矢印a方向に回転し、シリン
ダー10が矢印b方向に回転することにより、感光体3
3上のトナー像は、転写材担持部材11上に担持された
転写材Pに接する。トナー像は、転写用放電器21によ
り、トナーの極性とは逆極性のコロナ放電を受けること
により転写材Pに転写される。多色画像を形成する場合
には、必要回数トナー像の転写が繰り返される。
【0027】トナー像の転写した転写材Pは、除電用放
電器22、23及び24により除電を受けつつ分離爪2
8の作用により転写材担持部材11から剥離され搬送ベ
ルト38により定着器39に搬送される。転写材Pは、
定着器39にて熱による画像の定着を受けた後、機外に
排出される。
【0028】他方、感光ドラム33は表面の残留トナー
をクリーニング装置37で除去し、次の画像形成にそな
える。
【0029】また、シリンダー10の転写材担持部材1
1表面も同様にクリーニング装置35a及びクリーニン
グ補助手段35bで清掃され、次の画像形成にそなえ
る。
【0030】転写用放電器21には、図3に示すよう
に、ポリカーボネート樹脂板等の絶縁性部材26が設け
られている。このようにすると、感光体33に向う転写
コロナ量が多くなる。
【0031】図3に示した押圧部材27は、必要に応じ
設けるもので、転写材担持部材11の変形を防止するた
めのものである。この押圧部材27は、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン
テレフタレートなどの、好ましくは体積抵抗率が1010
Ω・cm以上、特に好ましくは1014Ω・cm以上であ
るような合成樹脂フィルムで構成するとよい。
【0032】本発明の転写材担持部材11は、図4に示
すように、エンドレスベルト状にして用いてもよい。
【0033】図4に示した画像形成装置には、感光体4
1a〜41dを有し、その周りに1次帯電器42a〜4
2d、露光手段43a〜43d、現像器44a〜44
d、転写用放電器45a〜45d、除電用放電器46a
〜46d及び47a〜47d、感光体用クリーニング装
置48a〜48dが配置され、更に感光体41a〜41
dの下方にエンドレスベルト状の本発明の転写材担持部
材40が配置されている。転写材担持部材に付着した現
像剤はウレタンブレード49を有する転写材担持部材用
クリーニング装置50により除去される。
【0034】本発明の転写材担持部材には、導電性微粒
子を含有してもよい。転写材及び転写材担持部材は、転
写材が感光体から剥離する際に生ずる剥離放電により帯
電し、その結果転写材及び転写材担持部材に保持された
電荷により転写材上に転写したトナー像が乱れることが
あった。しかしながら、転写材担持部材に導電性微粒子
を含有することにより、転写材及び転写材保持部材の帯
電を防止することができ画像が乱れることがない。とこ
ろで、転写材担持部材にカーボンブラックを分散させる
ことは、特開昭60−10625号公報に記載されてい
る。しかしながら、従来の転写材担持部材の場合、カー
ボンブラックを均一を分散するのが困難であった。この
点、本発明で使用する一般式(1)の重合体は、導電性
微粒子を均一に分散することができ、転写材担持部材を
所望の抵抗値にすることができる。
【0035】本発明の転写材担持部材の体積抵抗率は、
1×102 〜1×1017[Ω・cm]、更には1×10
5 〜1×1016[Ω・cm]が好ましい。本発明におい
て体積抵抗率は、厚み1μm当たり10Vの割合で電圧
印加したときの値である。また、本発明の転写材担持部
材の比誘電率は、2.5以上が好ましい。
【0036】本発明の転写材担持部材に含有する導電性
微粒子としては、例えば導電性カーボンブラック(スー
パーコンダクティブファーネスブラック、コンダクティ
ブファーネスブラック、エクストラコンダクティブファ
ーネスブラック、スーパーアブレイジョンファーネスブ
ラック及びフィブリルカーボン等)、ITO、SnO
2 、TiO2 、BaSO4 、金属粒子(アルミニウム、
金等)などが好ましい。この中でも、特に導電性カーボ
ンブラックが好ましい。
【0037】導電性微粒子の添加量は、本発明の転写材
担持部材100重量部に対して、0.1〜30重量部、
更には1.0〜20重量部が好ましい。また、導電性微
粒子の比表面積は100〜2000m2 /g、更には4
00〜1500m2 /gが好ましい。
【0038】本発明の転写材担持部材には、例えば安定
剤(亜リン酸、ホスファイト等)、酸化防止剤、難燃
剤、潤滑剤、離型剤等を添加してもかまわない。
【0039】本発明の転写材担持部材の厚みは、50〜
300μm、更には70〜200μmが好ましい。
【0040】本発明の転写材担持部材は、一般式(1)
の共重合体に更に他の単量体が共重合したものであって
もかまわない。
【0041】本発明の転写材担持部材は、例えば押出成
形あるいは射出成形により成形することにより得られ、
シート状でも、エンドレスベルト状でもよい。エンドレ
スベルト状転写材担持部材は、シート状転写材担持部材
の両端を、熱融着、超音波融着あるいは接着剤などによ
り接着して得られる。
【0042】本発明の転写材担持部材は、電気的耐久
性、機械的耐久性に優れ、かつ耐油性にも優れるので、
繰り返し使用にも耐え、クリーニング不良も発生せず、
常に安定して良好な画像を得ることができる。特に、現
像剤として小粒径のものを用いた場合においても、本発
明の転写材担持部材によれば良好な画像を得ることがで
きる。
【0043】
【実施例】
実施例1 下記構造式の重合体(粘度平均分子量3.15××10
4 )を用いて、押出成形により厚さ120μmの本発明
の転写材担持部材を作成した。
【0044】
【外8】
【0045】この転写材担持部材を、図1に示すよう
に、シリンダー10の開口10aに取り付け、更にこの
シリンダー10を図2に示す画像形成装置に装着した。
【0046】シリンダー10はアルミニウム製で長さ3
80mm、外径160mmであった。開口10aの大き
さは、シリンダー10の外周面を仮に展開して平面とし
た場合、シリンダー10の回転軸に平行な一辺の長さが
350mm、他の一辺の長さが450mmのものであっ
た。
【0047】また、画像形成装置において、転写用放電
器21の開口幅は19mm、転写用放電器21の放電ワ
イヤーと感光体33の外周面との距離は10.5mm、
転写用放電器21の放電ワイヤーと転写コロナ放電器2
1のシールド板底面との距離は16mmであった。押圧
部材は27にはポリエチレンテレフタレート樹脂フィル
ムを用いた。
【0048】この画像形成装置を用い、10000枚の
転写材に単色の画像を形成する耐久試験を行なった。画
像形成は、感光体33をマイナスに帯電し、更に像露光
した後、平均粒径8μmのトナーを用いて反転現像する
ことにより行なった。画像形成において、感光体33及
びシリンダー10の周速は160mm/secであっ
た。耐久試験の結果を、表1に示した。
【0049】一方、本実施例で作成した転写材担持部材
について耐油試験を行なった。耐油試験は転写材担持部
材に機械油(商品名ユニウェイ180、日本石油製)を
塗布して1週間放置したときの引張破壊強さの変化で評
価した。引張破壊強さは、今田製作所製の引張り試験機
SV−55を用いて測定した。耐油試験の結果を表1に
示した。
【0050】実施例2 実施例1で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量2.52×104 )にかえ、その他は実施例
1と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0051】
【外9】
【0052】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例1と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表1に示した。
【0053】実施例3 実施例1で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量2.15×104 )にかえ、その他は実施例
1と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0054】
【外10】
【0055】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例1と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表1に示した。
【0056】実施例4 実施例1で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量2.90×104 )にかえ、その他は実施例
1と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0057】
【外11】
【0058】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例1と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表1に示した。
【0059】実施例5 下記構造式の重合体(粘度平均分子量3.51×10
4 )を用いて、押出成形により厚さ130μmの樹脂フ
ィルムを作成し、更にこの樹脂フィルムの両端を熱融着
してエンドレスベルト状の本発明の転写材担持部材を得
た。
【0060】
【外12】
【0061】この転写材担持部材を、図4に示す画像形
成装置に装着し、実施例1と同様のトナーを用いて10
000枚の転写材に単色の画像を形成する耐久試験を行
なった。耐久試験の結果を表1に示した。
【0062】また、本実施例で作成した転写材担持部材
について、実施例1と同様に耐油試験を行なった。耐油
試験の結果を表1に示した。
【0063】実施例6 実施例5で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量5.08×104 )にかえ、その他は実施例
5と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0064】
【外13】
【0065】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例5と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表1に示した。
【0066】実施例7 実施例5で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量3.05×104 )にかえ、その他は実施例
5と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0067】
【外14】
【0068】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例5と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表1に示した。
【0069】実施例8 実施例1で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量2.05×104 )にかえ、その他は実施例
5と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0070】
【外15】
【0071】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例5と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表1に示した。
【0072】比較例1 実施例1で用いた重合体をポリカーボネートZ(粘度平
均分子量2.39×104 )にかえ、その他は実施例1
と同様にして転写材担持部材を得た。
【0073】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例1と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表1に示した。
【0074】比較例2 実施例5で用いた重合体を、下記構造式の重合体(重量
平均分子量3.08×104 )にかえ、その他は実施例
5と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0075】
【外16】
【0076】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例5と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表1に示した。
【0077】
【表1】
【0078】実施例9 下記構造式の重合体(粘度平均分子量3.35×10
4 )95重量部及び比表面積800m2 /gのケッチェ
ンブラックEC(ケッチェンブラックインターナショナ
ル社製)5重量部をベント付二軸押出機を用いてペレッ
ト化した。得られたペレットを圧縮成形して厚さ約11
0μmの本発明の転写材担持部材を作成した。この転写
材担持部材の体積抵抗率は1.2×1015[Ω・cm]
であった。
【0079】
【外17】
【0080】この転写材担持部材を、実施例1と同様の
シリンダー10に取り付け、更にこのシリンダー10を
実施例1と同様の画像形成装置に装着した。
【0081】この画像形成装置及び実施例1と同様のト
ナーを用い、10000枚の転写材に多色の画像を形成
する耐久試験を行なった。耐久試験の結果を表2に示し
た。
【0082】また、本実施例で作成した転写材担持部材
について、実施例1と同様に耐油試験を行なった。耐油
試験の結果を表2に示した。
【0083】実施例10 実施例9で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量2.21×104 )にかえ、その他は実施例
9と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0084】
【外18】
【0085】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例9と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表2に示した。また、この転写材担持部材の体
積抵抗率を表2に示した。
【0086】実施例11 実施例9で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量3.01×104 )にかえ、その他は実施例
9と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0087】
【外19】
【0088】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例9と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表2に示した。また、この転写材担持部材の体
積抵抗率を表2に示した。
【0089】実施例12 実施例9で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘度
平均分子量3.85×104 )にかえ、その他は実施例
9と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0090】
【外20】
【0091】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例9と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試
験結果を表2に示した。また、この転写材担持部材の体
積抵抗率を表2に示した。
【0092】実施例13 下記構造式の重合体(粘度平均分子量2.58×10
4 )94重量部及び実施例9と同様のケッチェンブラッ
クEC6重量部を用い、実施例9と同様にして厚さ10
5μmの樹脂フィルムを作成し、更にこの樹脂フィルム
の両端を熱融着してエンドレスベルト状の本発明の転写
材担持部材を得た。
【0093】
【外21】
【0094】この転写材担持部材を、図4に示す画像形
成装置に装着し、実施例1と同様のトナーを用いて10
000枚の転写材に多色の画像を形成する耐久試験を行
なった。耐久試験の結果を表2に示した。
【0095】また、本実施例で作成した転写材担持部材
について、実施例1と同様に耐油試験を行なった。耐油
試験の結果を表2に示した。
【0096】更に、この転写材担持部材の体積抵抗率を
表2に示した。
【0097】実施例14 実施例13で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘
度平均分子量2.63×104 )にかえ、その他は実施
例13と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0098】
【外22】
【0099】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例13と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。
試験結果を表2に示した。
【0100】また、この転写材担持部材の体積抵抗率を
表2に示した。
【0101】実施例15 実施例13で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘
度平均分子量4.57×104 )にかえ、その他は実施
例13と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0102】
【外23】
【0103】こうして得た転写材担持部材を用い、実施
例13と同様にして耐久試験及び耐油試験を行なった。
試験結果を表2に示した。
【0104】また、この転写材担持部材の体積抵抗率を
表2に示した。
【0105】実施例16 実施例13で用いた重合体を、下記構造式の重合体(粘
度平均分子量2.75×104 )にかえ、その他は実施
例13と同様にして本発明の転写材担持部材を得た。
【0106】
【外24】 こうして得た転写材担持部材を用い、実施例13と同様
にして耐久試験及び耐油試験を行なった。試験結果を表
2に示した。
【0107】また、この転写材担持部材の体積抵抗率を
表2に示した。
【0108】
【表2】
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の転写材担
持部材は、表面の機械的強度、弾性、耐摩耗性、耐油性
に優れており、該転写材担持部材を用いた画像形成装置
により、繰り返し画像形成しても常に良好な画像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写材担持部材を取り付けたシリンダ
ーの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の転写材担持部材を用いた画像形成装置
の一例を示す側面図である。
【図3】本発明の転写材担持部材と電子写真感光体との
関係を示す側面図である。
【図4】本発明の転写材担持部材を用いた画像形成装置
の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 シリンダー 11 転写材担持部材 15 グリッパ 21 転写用放電器 31 回転式現像装置 32 露光手段 33 感光体 34 一次帯電器 40 エンドレスベルト状転写材担持部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも下記一般式(1)で示される
    重合体を含有することを特徴とする転写材担持部材。 【外1】 上記式(1)中、R1 −R16は水素原子、ハロゲン原子
    又はアルキル基を示し、Aは2価の基を示し、X及びY
    は共重合比を示す。
  2. 【請求項2】 XとYの比X:Yが、5:95から8
    0:20の範囲内にある請求項1記載の転写材担持部
    材。
  3. 【請求項3】 形状がシート状である請求項1記載の転
    写材担持部材。
  4. 【請求項4】 形状がエンドレスベルト状である請求項
    1記載の転写材担持部材。
  5. 【請求項5】 導電性微粒子を含有する請求項1記載の
    転写材担持部材。
  6. 【請求項6】 前記導電性微粒子が、導電性カーボンブ
    ラック、ITO、SnO2 、TiO2 、BaSO4 及び
    金属粒子のうちから選ばれたものである請求項5記載の
    転写材担持部材。
  7. 【請求項7】 体積抵抗率が、1×102 −1×1017
    [Ω・cm]である請求項1記載の転写材担持部材。
  8. 【請求項8】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
    を帯電させる帯電手段と、帯電した前記電子写真感光体
    に対し像露光を行ない静電潜像を形成する像露光手段
    と、静電潜像の形成された前記電子写真感光体をトナー
    で現像してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー
    像が転写される転写材を担持する請求項1記載の転写材
    担持部材とを有することを特徴とする画像形成装置。
JP15530893A 1992-06-29 1993-06-25 転写材担持部材及びこの転写材担持部材を用いた画像形成装置 Withdrawn JPH0675420A (ja)

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