JPH06332212A - 転写材担持部材及びそれを有する画像形成装置 - Google Patents

転写材担持部材及びそれを有する画像形成装置

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JPH06332212A
JPH06332212A JP14544993A JP14544993A JPH06332212A JP H06332212 A JPH06332212 A JP H06332212A JP 14544993 A JP14544993 A JP 14544993A JP 14544993 A JP14544993 A JP 14544993A JP H06332212 A JPH06332212 A JP H06332212A
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JP
Japan
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transfer material
carrying member
material carrying
transfer
polymer
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Application number
JP14544993A
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English (en)
Inventor
Noriko Otani
典子 大谷
Teigo Sakakibara
悌互 榊原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 表面の機械的強度、潤滑性、耐摩耗性及び耐
油性に優れた転写材担持部材及び画像形成装置を提供す
る。 【構成】 下記一般式(1) (式中、R1 ないしR28は水素原子、アルキル基等、R
29はアルキレン基、R30はアルキレン基等、Aは2価の
基を示し、W、X、Y及びZは共重合比、nは1以上の
整数を示す)の重合体を含有する転写材担持部材、該重
合体及び導電性カーボンブラックを含有する転写材担持
部材、これら転写材担持部材を有する画像形成装置。 【効果】 表面の機械的強度、潤滑性、耐摩耗性及び耐
油性に優れた転写材担持部材、並びに繰り返し耐久して
も常に良好な転写が行なわれ、常に安定で良好な画像が
得られる画像形成装置を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写材担持部材及び画像
形成装置に関するものであり、特に電子写真方式あるい
は静電記録方式などにより形成された画像担持体上のト
ナー像を転写材に転写する転写材担持部材、および該転
写材担持部材を有する画像形成装置に関するものであ
る。このような画像形成装置としては、白黒、モノカラ
ーあるいはフルカラーの電子写真複写機、プリンター、
その他種々の記録機器などがある。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像担持体上の画像を転写材
に転写するときに用いられる転写材担持部材としては様
々なものがある。例えば、帯電−像露光−トナー現像−
転写−クリーニングといった像形成手段を有する電子写
真装置においては、感光体上のトナー画像を転写材(例
えば紙)に転写する手段として図1および図2に示され
るような転写ドラムおよび転写装置が挙げられる。
【0003】転写ドラム10は、両端に配置されたシリ
ンダ12,13およびこれらのシリンダを連結する連結
部14とから構成される支持体を有し、この支持体の外
周面開口域には、転写材担持部材11が張設される。ま
た前記連結部14には、給紙装置から送給された転写材
を把持する転写材グリッパ15を有する。更に転写ドラ
ム10の内側及び外側には転写用放電器21、及び除電
手段を構成する内側除電用放電器23及び外側除電用放
電器22,24が配置される。
【0004】転写工程において、転写材担持部材11に
は転写材の搬送、転写帯電、除電およびクリーニングな
ど様々な機械的あるいは電気的外力が加えられるため、
これら外力に対する耐久性、即ち機械的強度、耐摩耗性
や電気的耐久性、更にはクリーニング部材などに対する
潤滑性に優れるといった様々な特性が要求される。
【0005】特に近年、画像の更なる高画質化を実現す
るために潜像を高精細にし、その潜像再現性を向上させ
るべく、現像剤として粒径10μm以下、平均粒径8μ
m程度の所謂小粒径トナー粒子を使用するようになって
きている。そのため転写材担持部材上のトナーをクリー
ニングをする条件も更に厳しくする必要が生じている。
【0006】従来、転写材担持部材としては、テフロ
ン、ポリエステル、ポリフッ化ビニリデン、トリアセテ
ートおよびポリカーボネート等の樹脂フィルムが用いら
れてきたが、更に優れた機械的強度、耐油性、耐摩耗
性、電気的耐久性および潤滑性を有する転写材担持部材
が望まれている。
【0007】また、これらの樹脂フィルムを転写材担持
部材として用いた場合、転写直後に転写材が感光ドラム
より剥離される時に剥離放電が生じ、転写材がこの剥離
放電に起因して帯電し、この帯電電荷は逃げることがで
きずに転写材および転写材担持部材に保持されてしまい
転写材上のトナー画像が乱れたり、次回の転写帯電が均
一に行われない場合があった。このような場合、転写電
流値の精密な制御、あるいは転写材担持部材上の残留電
荷を逆帯電又はAC帯電により消去するなど、転写条件
の厳密な設定が必要であった。
【0008】このような欠点を改良するために特開昭6
0−10625号公報に示されているように、転写材担
持部材に用いる樹脂にカーボンブラックを分散して樹脂
フィルムの体積抵抗を任意にコントロールする方法が試
みられている。しかしながら、従来転写材担持部材に使
用されている樹脂にカーボンブラックを分散した場合、
樹脂中にカーボンブラックを均一に分散することは非常
に困難なことであり、上記のカーボン分散樹脂フィルム
の堆積抵抗を広範囲で測定した場合は目標とする抵抗値
を示していても、微少部分の抵抗値はカーボンブラック
の分散不良により不均一になっていた。このフィルムを
転写材担持部材に用いた場合はフィルムの抵抗が不均一
であるため、転写ムラや転写ヌケなどによる画像欠陥が
生じやすかった。
【0009】また、分散性が悪いためカーボン分散樹脂
フィルムは生産安定性、膜強度、抵抗コントロールなど
に問題があった。
【0010】特に近年、画像の更なる高画質化を実現す
るために潜像を高精細にし、その潜像再現性を向上させ
るべく現像剤として、粒径10μm以下、平均粒径8μ
m程度の所謂小粒径トナー粒子を使用するようになって
きている。そのため転写時に転写材担持部材上の極く軽
微な電位ムラをトナー粒子がひろい易いので、更に帯電
ムラの生じにくい転写材担持部材が望まれていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
特性に優れ、常に良好な画像を得ることのできる転写材
担持部材及び前記転写材担持部材を有する画像形成装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下記
一般式(1)及び(2)
【0013】
【化3】
【0014】(式中、R1 ないしR28は水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基又はアリール基、R29はアルキレ
ン基、R30は炭素数1〜15のアルキレン基、アリーレ
ン基又はアルキル置換アリーレン基、Aは2価の基を示
し、W、X、Y及びZは共重合比を示し、nは1以上の
整数を示す)で示される重合体を含有することを特徴と
する転写材担持部材である。
【0015】また本発明は、下記一般式(1)及び
(2)
【0016】
【化4】
【0017】(式中、R1 ないしR28は水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基又はアリール基、R29はアルキレ
ン基、R30は炭素数1〜15のアルキレン基、アリーレ
ン基又はアルキル置換アリーレン基、Aは2価の基を示
し、W、X、Y及びZは共重合比を示し、nは1以上の
整数を示す)で示される重合体、及び導電性カーボンブ
ラックを含有することを特徴とする転写材担持部材であ
る。
【0018】また本発明は、上記転写材担持部材を有す
ることを特徴とする画像形成装置である。
【0019】前記の共重合体に含有される一般式(1)
で示される重合体はポリカーボネート樹脂に好適な柔軟
性を付与したものであり、フェノール基の自由回転を妨
げず、かつ嵩高くない基を導入し柔軟性を向上させる目
的で使用される。またその共重合組成比としてはW:X
が5:95から80:20の範囲が可能でありその分子
量としては10,000から100,000の範囲が可
能である。また一般式(2)で示される重合体は適正な
潤滑性を与えるために導入される。またその共重合組成
比としてはY:Zが99:1から70:30の範囲が可
能であり、その分子量としては10,000から10
0,000好ましくは20,000〜40,000の範
囲が可能である。
【0020】かかる重合体は界面重縮合法を用いてホモ
ポリマーの副生無しに合成される。前述の共重合体を与
える各種の単量体としては具体的には例えば次のジフェ
ノール化合物が挙げられる。
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】
【化7】
【0024】
【化8】
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】本発明においては一般式(1)及び(2)
の混合比は耐久性、電気的安定性、環境安定性など考慮
しなければならないが、一般式(2)の重量割合が5〜
95重量%、好ましくは20〜80重量%である。
【0028】本発明の転写材担持部材には所望に応じ
て、従来、ポリカーボネート樹脂に公知の種々の添加剤
類が配合可能であり、例えば、安定剤としては特に亜リ
ン酸、またはホスファイトが好適である。また離型剤と
しては飽和脂肪酸のモノマーあるいは多価アルコールの
エステルが挙げられ、ステアリルステアレート、ベヘニ
ルベヘネート、ペンタエリスリトールテトラステアレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサオクトエートなどが
好適なものとして例示される。
【0029】又、酸化防止剤、難燃剤、潤滑剤を配合す
ることも可能である。
【0030】又本発明の共重合体は一般式(1)及び
(2)で示される構成単位以外の単量体成分と重合化す
るこもできる。
【0031】本発明の転写材担持部材においては一般式
(1)および一般式(2)の重合体を含有することによ
り、機械的強度、耐油性、耐摩耗性、潤滑性などの特性
が非常に優れている。
【0032】すなわち、一般式(1)のみでは得られな
かった潤滑性は一般式(2)の重合体を含有させること
によって発現され、一般式(2)の構造を選択すること
によって、機械的特性が損われることなく潤滑性を任意
にコントロールすることができる。
【0033】また一般式(2)の重合体は耐薬品性があ
るため、転写材担持部材が電子写真装置内において機械
油などによる汚染を受けても、転写材担持部材表面から
油が侵入して樹脂膜の強度低下、その他の異常を発生さ
せる確率が低い。
【0034】さらに一般式(1)及び一般式(2)の重
合体の含有比及び構造によって、一般式(1)のみ、或
いは一般式(2)のみ含有する転写材部材よりも機械的
強度が飛躍的に向上して、繰り返し画像出しを行っても
耐摩耗性が優れているため、常に安定な画像を得ること
ができるのである。
【0035】本発明の転写材担持体は、前記共重合体
を、例えば押出成形または射出成形などの方法で樹脂フ
ィルムに成形することができる。樹脂フィルムはシート
状でも、シート端部を熱融着、超音波融着および接着剤
などの手段により接着することによりエンドレスベルト
状としても良く、用いる画像形成装置によって任意の最
も好ましい形状にするのが良い。樹脂フィルムの膜厚は
50μm〜300μm、特には70μm〜200μmが
好ましい。
【0036】本発明に用いられる樹脂フィルムは、電気
的耐久性、機械的強度や耐久性に優れ、かつ潤滑性にも
優れるので、転写材の搬送、転写帯電、除電およびクリ
ーニングなど様々な外力を受ける転写材担持部材に用い
ると、繰り返し使用にも耐え、クリーニング不良も発生
せず、常に安定して良好な画像を得ることができる。特
に、現像方法として所謂小粒径トナーを用いた場合にお
いても、本発明の転写材担持部材は非常に優れた電気
的、機械的特性を有するため安定して良好な画像を得る
ことができる。
【0037】次に、本発明の転写材担持部材が、更に導
電性カーボンブラックを含有する場合について説明す
る。
【0038】導電性カーボンブラックとしては、例えば
スーパーコンダクティブファーネスブラック、コンダク
ティブファーネスブラック、エクストラコンダクティブ
ファーネスブラック、スーパーアブレイジョンファーネ
スブラックおよびフィブリルカーボン等があげられる。
導電性カーボンブラックの添加量は本発明の転写材担持
部材100重量部に対して0.1〜30重量部である。
導電性カーボンブラックを配合する方法はそれ自体公知
の方法、例えばコポリカーボネート粉末と導電性カーボ
ンブラックとを単純ブレンドすることができる。溶融混
練はバッチ、連続のいずれも可能である。
【0039】さらに本発明においては一般式(1)及び
一般式(2)を同時に含有しているため、前述したよう
な従来転写材担持部材として用いられていた樹脂に比較
して非常に優れた分散性を有するため、機械的強度や潤
滑性を損なうことなく、従来よりも大量の導電性カーボ
ンブラックを均一に分散することができる。
【0040】そのため、本発明に用いられる共重合体を
導電性カーボン分散樹脂フィルムとした際も、広範囲に
わたって抵抗ムラが非常に小さく、抵抗のコントロール
も容易となり、かかるフィルムを転写材担持部材に用い
ると、特に多色画像形成のようにトナー画像を重ねて転
写するために大きな転写電圧を用いなくてはならない場
合においても、常にムラのない安定した転写電界を得る
ことができ、転写ムラのない良好な画像を得ることがで
きる。また、転写材担持部材上の電位ムラの影響が出易
い、所謂小粒径のトナーを用いる場合にも本発明の転写
材担持部材は特に有効である。
【0041】更に、本発明の転写材担持部材は優れた機
械的強度や潤滑性を有するため、画像形成装置内で繰り
返し使用された後も十分に本発明の効果を発揮すること
ができる。
【0042】また、本発明の転写材担持部材は、良好な
画像が得られるばかりでなく、生産安定性についても非
常に優れている。
【0043】本発明に用いられる導電性カーボン分散樹
脂フィルムは押出成形、射出成形などの方法により成形
されることができる。かかる樹脂フィルムの体積抵抗率
1×102 〔Ω・cm〕〜1×1017〔Ω・cm〕が好
ましく、比誘電率は2.5以上であることが好ましい。
形状はシート状でも、シート端部を熱融着、超音波融着
および接着剤による接着などの手段によりエンドレスベ
ルド状としても良く、用いる画像形成装置によって任意
の最も好ましい形状にするのが良い。フィルムの膜厚は
体積抵抗や比誘電率によって異なるが50μm〜300
μm、特には70μm〜200μmが好ましい。
【0044】本発明の転写材担持部材を有する画像形成
装置の態様の具体例を図3および図4に示す。図3およ
び図4に示される画像形成装置はいずれも多色(フルカ
ラー)画像形成装置の例である。
【0045】まず、図3を参照し簡単に説明する。図3
に示される多色電子写真複写装置には、回転自在に軸支
され矢印a方向に回転する画像担持体、すなわち感光ド
ラム33が配置され、その外周部に画像形成手段が配置
される。画像形成手段は任意の手段とし得るが、本例で
は、感光ドラム33を均一に帯電する一次帯電器34
と、色分解された光像又はこれに相当する光像を照射
し、感光ドラム33上に静電潜像を形成する、例えばレ
ーザービーム露光装置などからなる露光手段32と、感
光ドラム33上の静電潜像を可視画像とする回転式現像
装置31とを具備する。
【0046】回転式現像装置31は、イエロー色現像
剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤およびブラック
色現像剤の4色の現像剤を各々収納する4個の現像器3
1Y,31M,31C,31Bkと、これら4個の現像
器を保持しかつ回転自在に軸支された略円柱形状の筐体
とからなっている。前記回転式現像装置31は、筐体の
回転によって所望の現像器を感光ドラム33の外周面と
対向する位置に搬送し、感光ドラム上の静電潜像の現像
を行い4色分のフルカラー現像が可能となるように構成
されている。
【0047】感光ドラム33上の可視画像、すなわち、
トナー像は、転写装置10に担持されて搬送される転写
材Pに転写される。本例において転写装置10は回転自
在に軸支された転写ドラムである。
【0048】以下に上述した構成の多色電子写真複写装
置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明する。
【0049】感光ドラム33に一次帯電器34により均
一な帯電を行った後露光手段32にて画像情報に応じた
光像Eを照射し、感光ドラム33上に静電潜像が形成さ
れる。該静電潜像は、回転式現像装置31により感光ド
ラム33に樹脂を基材としたトナーによりトナー像とし
て可視化される。
【0050】一方、転写材Pはレジストローラ36によ
り画像と同期して転写ドラム10へと送られ、グリッパ
15等によりその先端部を把持され、図中矢印b方向に
搬送される。
【0051】次いで、感光ドラム33と当接する領域に
おいて転写ドラム10が有する本発明の転写材担持部材
11の背面から転写用放電器21によってトナーと逆極
性のコロナ放電を受けることにより感光ドラム33上の
トナー像が転写材Pに転写される。
【0052】転写材Pは必要回数の転写工程が行われた
後、除電用放電器22,23および24により除電を受
けつつ分離爪28の作用により転写ドラム10から剥離
され搬送ベルト38により定着器39にて熱による定着
を受けた後、機外に排出される。
【0053】他方、感光ドラム33は、表面の残留トナ
ーをクリーニング装置37で清掃された後再度画像形成
プロセスに供せられる。
【0054】また、転写ドラム10の転写材担持部材1
1表面も同様にブレードまたはファーブラシ等を有する
クリーニング装置35a及びクリーニング補助手段35
bの作用により清掃された後再度、画像形成プロセスに
供せられる。
【0055】本発明においては、図2に示すように、転
写用コロナ放電器21の転写ドラム10の回転方向(矢
印bの方向)下流側シールド板に絶縁性部材26、例え
ばポリカーボネート樹脂板などを設けて、転写コロナの
うち感光ドラム33方向に向かう転写コロナ量を多くし
た構成とすることが好ましい。
【0056】又、本発明においては転写材担持部材11
の導入側から、その移動方向下流側に向けて伸びる、弾
性を有した押圧部材27を設けてもよい。この押圧部材
27は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリエチレンテレフタレートなどの、好まし
くは体積抵抗率が1010Ω・cm以上、特に好ましくは
1014Ω・cm以上であるような合成樹脂フィルムで構
成し、転写部の全域にわたって配設される。
【0057】又、該押圧部材27は、それ自身の持つ弾
性力により転写材担持部材11を押圧し、その転写材担
持部材11側の先端部は転写材Pが感光ドラム33に接
触し終えた位置、もしくは接触を開始する位置、又は極
力近接した位置に対応する位置とするのが好ましい。
【0058】図4には、形状をエンドレスベルト状にし
た場合の本発明の転写材担持部材を用いた画像形成装置
の具体例が示されている。
【0059】図4に示された画像形成装置は、感光ドラ
ム41a〜41dを有し、その回りに1次帯電器42a
〜42d、露光手段43a〜43d、現像器44a〜4
4d、転写帯電器45a〜45d、除電放電器46a〜
46d及び47a〜47d、感光ドラム用クリーニング
装置48a〜48dが配置され、更にこれらのユニット
を貫通するように感光ドラムの下方にエンドレスベルト
状の本発明の転写材担持部材40が配置され、ウレタン
ブレード49を有する転写材担持部材用クリーニング装
置50が配置される。
【0060】転写材P′は給紙ローラにより給紙された
後、エンドレスベルト状転写材担持部材40により各転
写用放電器45a〜45dが配置された転写部を通して
搬送される。
【0061】以下、実施例にて本発明を更に詳細に説明
する。
【0062】尚、カーボンブラックの分散性はTEMで
カーボンブラックの平均粒径を測定することで評価し
た。
【0063】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施
例中、部は重量部を示す。 実施例1 下記構造式
【0064】
【化11】
【0065】の重合体(粘度平均分子量3.09×10
4 )4部、及び下記構造式
【0066】
【化12】
【0067】の重合体(粘度平均分子量2.02×10
4 )6部を用いて、押出成型により厚さ100μmのフ
ィルムシートを得た。
【0068】この樹脂フィルムの潤滑性を評価するため
に表面性試験機(HEIDON−14、新東科学(株)
製)を用いて荷重10gの時のウレタンブレードに対す
る滑り性を測定した。その結果センサーの出力値は、ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの出力値を1とする
と、0.47であった。なおこの場合、センサーの出力
値が小さい方が滑り抵抗が小さい、すなわち潤滑性が高
いことを示す。
【0069】またこの樹脂フィルムの機械的強度を引張
り試験機(今田製作所(製)SV−55)を用いて測定
した。その結果引張破壊強さは612kg/cm2 であ
った。
【0070】さらにこの樹脂フィルムの耐油性を試験す
るためにフィルム上にユニウェイ180(日本石油製)
を塗布し、1週間放置した後、上述の引張試験により機
械的強度を測定した。その結果引張破壊強さは567k
g/cm2 であった。
【0071】この樹脂フィルムを用いて図1及び図2に
示されるような転写ドラムを作成した。
【0072】即ち、転写材担持部材11として、前記樹
脂フィルムを2つのアルミニウムシリンダ12,13の
間に張架して転写ドラム10を作成した。転写材担持部
材11の両端部は転写ドラム10を構成する2つのアル
ミニウムシリンダ12,13を連結する連結部14上に
固定した。
【0073】本実施例においては転写ドラム10の直径
を160mm、移動速度を160mm/secと設定し
た。同時に感光ドラム33などの移動スピードであるプ
ロセススピードも160mm/secとした。又、転写
用コロナ放電器21の開口幅は19mmに、放電ワイヤ
ー25と感光ドラム33の外周面との距離は10.5m
mに、放電ワイヤー25と転写コロナ放電器21のシー
ルド板底面との距離は16mmに、それぞれ設定した。
【0074】また、押圧部材27としてはポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムを用いた。
【0075】本実施例においては、図3に示されるよう
な画像形成装置にてマイナス極性に帯電された感光ドラ
ム33に潜像を形成し、平均粒径が8μmのトナーを用
いて反転現像にてトナー画像を得た。この時、トナー
は、樹脂を色材その他微量の帯電制御性や潤滑性を向上
させるための添加剤などにより構成され、現像器中でキ
ャリヤ粒子と摩擦帯電されてマイナス極性に帯電するも
のであった。
【0076】その後該トナー画像を、上記構成の転写装
置により転写材に転写した。次いで転写材は、転写ドラ
ム10より分離し、定着器にて定着した。
【0077】本実施例においては転写ドラム10の転写
材担持部材11の表面を、ウレタンブレードを有するク
リーニング装置35a、及びクリーニング補助手段35
bによりクリーニングする。
【0078】上記構成の多色電子写真複写装置にて10
000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果初期
画像は転写ムラなどのない良好な画像であり、耐久後も
初期と同様の良好な画像を得ることができた。
【0079】実施例2 実施例1で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0080】
【化13】
【0081】(粘度平均分子量3.01×104 )を4
部、および下記構造式の重合体
【0082】
【化14】
【0083】(粘度平均分子量2.50×104 )を6
部用いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材を作成
し、実施例1と同様に評価した。
【0084】その結果を表1に示す。
【0085】実施例3 実施例1で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0086】
【化15】
【0087】(粘度平均分子量3.95×104 )を5
部、および下記構造式の重合体
【0088】
【化16】
【0089】(粘度平均分子量4.01×104 )を5
部用いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材を作成
し、実施例1と同様に評価した。
【0090】その結果を表1に示す。
【0091】実施例4 実施例1で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0092】
【化17】
【0093】(粘度平均分子量3.05×104 )を
5.5部、および下記構造式の重合体
【0094】
【化18】
【0095】(粘度平均分子量2.50×104 )を
4.5部用いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材
を作成し、実施例1と同様に評価した。
【0096】その結果を表1に示す。
【0097】比較例1 実施例1で用いたポリカーボネート樹脂2種の代わりに
ポリカーボネートZ(粘度平均分子量2.51×1
4 )を用いた以外は、実施例1と同様にして転写材担
持部材を作成し、実施例1と同様に評価した。
【0098】その結果を表1に示す。
【0099】実施例5 実施例1で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0100】
【化19】
【0101】(粘度平均分子量8.50×104 )を5
部、および下記構造式の重合体
【0102】
【化20】
【0103】(粘度平均分子量2.84×104 )を5
部用い、膜厚110μmとした以外は実施例1と同様に
転写材担持部材を作成した。
【0104】この樹脂フィルムの表面潤滑性及び機械的
強度を実施例1と同様にして評価した。その結果を表1
に示す。
【0105】またこの樹脂フィルムを熱融着によりエン
ドレスベルト状に成形し、図4で示される画像形成装置
と実施例1で用いたトナーと同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない良好な画像
を得ることができた。
【0106】更に上記電子写真複写装置にて10000
枚の画像だしテストを行った。その結果、耐久後も初期
と同様のムラのない安定した画像を得ることができた。
【0107】実施例6 実施例5で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0108】
【化21】
【0109】(粘度平均分子量3.51×104 )を5
部、および下記構造式の重合体
【0110】
【化22】
【0111】(粘度平均分子量2.95×104 )を5
部用いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成
し、実施例5と同様に評価した。
【0112】その結果を表1に示す。
【0113】実施例7 実施例5で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0114】
【化23】
【0115】(粘度平均分子量2.35×104 )を5
部、および下記構造式の重合体
【0116】
【化24】
【0117】(粘度平均分子量3.56×104 )を5
部用いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成
し、実施例5と同様に評価した。
【0118】その結果を表1に示す。
【0119】実施例8 実施例5で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0120】
【化25】
【0121】(粘度平均分子量3.04×104 )を6
部、および下記構造式の重合体
【0122】
【化26】
【0123】(粘度平均分子量2.98×104 )を4
部用いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成
し、実施例5と同様に評価した。
【0124】その結果を表1に示す。
【0125】比較例2 実施例5で用いたポリカーボネート樹脂2種の代わりに
下記式
【0126】
【化27】
【0127】で示される構造を有する重合体(重量平均
分子量5.0×104 )を用いた他は実施例5と同様に
転写材担持部材を作成し、実施例5と同様に評価した。
【0128】その結果を表1に示す。
【0129】
【表1】
【0130】実施例9 下記構造式
【0131】
【化28】
【0132】の重合体(粘度平均分子量2.30×10
4 )40部、及び下記構造式
【0133】
【化29】
【0134】の重合体(粘度平均分子量3.05×10
4 )55部及び比表面積800m2 /gのケッチェンブ
ラックEC(ケッチェンブラックインターナショナル社
製)5部をベント付二軸押出機を用いてペレット化し
た。得られたペレットを圧縮成形して厚さ約100μm
の樹脂フィルムを作成した。
【0135】得られた樹脂フィルムの体積抵抗率は1.
2×1015〔Ω・cm〕であった。又、カーボンブラッ
クの分散性は非常に良く平均粒径を観察したところ0.
3μmであった。
【0136】又、この樹脂フィルムの潤滑性を評価する
ために表面性試験機(HEIDON−14、新東科学
(株)製)を用いて荷重10gの時のウレタンブレード
に対する滑り性を測定した。その結果センサーの出力値
は、ポリエチレンフタレートフィルムの出力値を1とす
ると、0.48であった。なおこの場合、センサーの出
力値が小さい方が滑り抵抗が小さい、即ち潤滑性が高い
ことを示す。
【0137】又、このフィルムの機械的強度を引張り試
験機(今田製作所製SV−55)を用いて測定した。そ
の結果、引張破壊強さは599kg/cm2 であった。
【0138】さらにこの樹脂フィルムの耐油性を試験す
るためにフィルム上にユニウェイ180(日本石油製)
を塗布し、一週間放置した後、上述の引張試験により機
械的強度を測定した。その結果引張破壊強さは545k
g/cm2 であった。
【0139】上記樹脂フィルムを用いて図1に示される
ような転写ドラムを作成した。即ち、図1に示す転写材
担持部材11として、前記樹脂フィルムを2つのアルミ
ニウムシリンダ12,13の間に張架して転写ドラム1
0を作成した。転写材担持部材11の両端部は転写ドラ
ム10を構成する2つのアルミニウムシリンダ12,1
3を連結する連結部14上に固定した。
【0140】本実施例においては転写ドラム10の直径
を160mm、移動速度を160mm/secと設定し
た。同時に感光ドラム33などの移動スピードであるプ
ロセススピードも160mm/secとした。又、転写
用コロナ放電器21の開口幅は19mmに、放電ワイヤ
ー25と感光ドラム33の外周面との距離は10.5m
mに、放電ワイヤー25と転写用コロナ放電器21のシ
ールド板底面との距離は16mmに、それぞれ設定し
た。
【0141】又、押圧部材27としてはポリエチレンテ
レフタレート樹脂フィルムを用いた。
【0142】本発明者らは、本実施例においては図3に
示されるような画像形成装置にてマイナス極性に帯電さ
れ感光ドラム33に潜像を形成し、平均粒径8μmのト
ナーを用いて反転現像にてトナー画像を得た。この時、
トナーは樹脂を色材その他微量の帯電制御性や潤滑性を
向上させるための添加剤などにより構成され、現像器中
でキャリヤ粒子と摩擦帯電されてマイナス極性に帯電す
るものであった。
【0143】その後該トナー画像を上記構成の転写装置
により転写材に転写した。次いで転写材は転写ドラム1
0より分離し、定着器にて定着した。
【0144】本実施例においては転写ドラム10の転写
材担持部材11の表面をウレタンブレードを有するクリ
ーニング装置35a、及びクリーニング補助手段35b
によりクリーニングする。
【0145】上記構成の多色電子写真複写装置にて10
000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果初期
画像は転写ムラなどのない良好な画像であり、耐久後も
初期と同様の良好な画像を得ることができた。
【0146】実施例10 実施例9で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0147】
【化30】
【0148】(粘度平均分子量2.21×104 )を4
2部、および下記構造式の重合体
【0149】
【化31】
【0150】(粘度平均分子量3.09×104 )を5
3部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
【0151】その結果を表2に示す。
【0152】実施例11 実施例9で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0153】
【化32】
【0154】(粘度平均分子量2.21×104 )を2
0部、および下記構造式の重合体
【0155】
【化33】
【0156】(粘度平均分子量2.88×104 )を7
5部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
【0157】その結果を表2に示す。
【0158】実施例12 実施例9で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0159】
【化34】
【0160】(粘度平均分子量2.55×104 )を3
4部、および下記構造式の重合体
【0161】
【化35】
【0162】(粘度平均分子量2.84×104 )を6
1部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
【0163】その結果を表2に示す。
【0164】比較例3 実施例9で用いたポリカーボネート樹脂2種の代わりに
ポリカーボネートZ樹脂(粘度平均分子量2.35×1
4 )を用いた以外は、実施例9と同様にして転写材担
持部材を作成し、実施例9と同様に評価した。
【0165】その結果を表2に示す。
【0166】実施例13 実施例9で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
【0167】
【化36】
【0168】(粘度平均分子量2.33×104 )を6
0部、および下記構造式の重合体
【0169】
【化37】
【0170】(粘度平均分子量3.38×104 )を3
4部用い、ケッチェンブラックの量を6重量部、膜厚1
05μmとした以外は実施例9と同様に転写材担持部材
を作成した。
【0171】この樹脂フィルムの体積抵抗率、カーボン
ブラックの分散性及び表面潤滑性を実施例9と同様にし
て評価した。
【0172】その結果を表2に示す。
【0173】またこの樹脂フィルムを熱融着によりエン
ドレスベルト状に成形し、図4で示される画像形成装置
と実施例9で用いたトナーと同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない良好な画像
を得ることができた。
【0174】更に上記電子写真複写装置にて10000
枚の画像出しテストを行った。その結果、耐久後も初期
と同様のムラのない安定した画像を得ることができた。
【0175】実施例14 実施例13で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を
有する重合体
【0176】
【化38】
【0177】(粘度平均分子量2.89×104 )を6
4部、および下記構造式の重合体
【0178】
【化39】
【0179】(粘度平均分子量3.09×104 )を3
0部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
【0180】その結果を表2に示す。
【0181】実施例15 実施例13で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を
有する重合体
【0182】
【化40】
【0183】(粘度平均分子量2.05×104 )を5
0部、および下記構造式の重合体
【0184】
【化41】
【0185】(粘度平均分子量2.56×104 )を4
4部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
【0186】その結果を表2に示す。
【0187】実施例16 実施例13で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を
有する重合体
【0188】
【0189】
【化42】
【0190】(粘度平均分子量2.25×104 )を6
4部、および下記構造式の重合体
【0191】
【化43】
【0192】(粘度平均分子量2.33×104 )を3
0部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
【0193】その結果を表2に示す。
【0194】比較例4 実施例13で用いたポリカーボネート樹脂2種の代わり
に下記式
【0195】
【化44】
【0196】で示される構造を有する重合体(重量平均
分子量2.08×104 )を用いた他は実施例13と同
様に転写材担持部材を作成し、実施例13と同様に評価
した。その結果を表2に示す。
【0197】
【表2】
【0198】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は一般式
(1)と一般式(2)とで示される構造の重合体、並び
に該重合体及び導電性カーボンブラックを含有する転写
材担持部材及び該転写材担持部材を用いた画像形成装置
である。該転写材担持部材は、表面の機械的強度、耐油
性、耐摩耗性及び潤滑性に優れており、該転写材担持部
材を用いた画像形成装置により、繰り返し耐久しても常
に良好な転写が行われ、常に安定で良好な画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写材担持部材を用いた転写ドラムの
概略構成例である。
【図2】本発明の転写材担持部材を用いた転写装置の概
略構成例である。
【図3】シート状の本発明の転写材担持部材を用いた画
像形成装置の概略構成例である。
【図4】本発明の転写材担持体を用いた画像形成装置の
概略構成例である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)及び(2) 【化1】 (式中、R1 ないしR28は水素原子、ハロゲン原子、ア
    ルキル基又はアリール基、R29はアルキレン基、R30
    炭素数1〜15のアルキレン基、アリーレン基又はアル
    キル置換アリーレン基、Aは2価の基を示し、W、X、
    Y及びZは共重合比を示し、nは1以上の整数を示す)
    で示される重合体を含有することを特徴とする転写材担
    持部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の転写材担持部材を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 下記一般式(1) 【化2】 (式中、R1 ないしR28は水素原子、ハロゲン原子、ア
    ルキル基又はアリール基、R29はアルキレン基、R30
    炭素数1〜15のアルキレン基、アリーレン基又はアル
    キル置換アリーレン基、Aは2価の基を示し、W、X、
    Y及びZは共重合比を示し、nは1以上の整数を示す)
    で示される重合体、及び導電性カーボンブラックを含有
    することを特徴とする転写材担持部材。
  4. 【請求項4】 前記導電性カーボンブラックの含有量が
    前記転写材担持部材100重量部に対し、0.1〜30
    重量部である請求項3記載の転写材担持部材。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の転写材担持部材を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の転写材担持部材を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11242350A (ja) * 1998-02-26 1999-09-07 Mita Ind Co Ltd 静電潜像担持体及びそれを用いた画像形成装置
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CN103460139A (zh) * 2011-04-12 2013-12-18 佳能株式会社 电子照相感光构件、处理盒、电子照相设备和电子照相感光构件的制造方法

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