JP3199152B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3199152B2 JP30184994A JP30184994A JP3199152B2 JP 3199152 B2 JP3199152 B2 JP 3199152B2 JP 30184994 A JP30184994 A JP 30184994A JP 30184994 A JP30184994 A JP 30184994A JP 3199152 B2 JP3199152 B2 JP 3199152B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式を用いた画
像形成装置に関し、特に第1の画像担持体上に形成され
たトナー像を、一旦中間転写体上に転写させた後に第2
の画像担持体上に更に転写させ画像形成物を得る複写
機、プリンター、ファックス等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】中間転写体を使用した画像形成装置は、
カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像を順
次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現した画
像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像形成
装置、またはカラー画像形成機能や多色画像形成機能を
具備させた画像形成装置として有効であり、各成分色画
像の重ね合わせズレ(色ズレ)のない画像を得ることが
可能である。
【0003】ローラ形状を有する中間転写体を用いた転
写装置である画像形成装置の一例の概略図を図1に示
す。
【0004】図1は電子写真プロセスを利用したカラー
画像形成装置(複写機あるいはレーザービームプリンタ
ー)である。中間転写体として中低抗の弾性ローラ6を
使用している。
【0005】1は第1の画像担持体として繰り返し使用
される回転ドラム型の電子写真感光体(以下感光ドラム
と記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロ
セススピード)をもって回転駆動される。
【0006】感光ドラム1は回転過程で、1次帯電器
(コロナ放電器)2により所定の極性・電位に一様に帯
電処理され、次いで矢図示の画像露光手段(カラー原稿
画像の色分解・結像露光光学系、画像情報の時系列電気
デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービーム
を出力するレーザースキャナによる走査露光系等)によ
る画像露光3を受けることにより目的のカラー画像の第
1の色成分像(例えばマゼンタ成分像)に対応した静電
潜像が形成される。
【0007】次いで、その静電潜像が第1現像器41
(マゼンタ現像器)により第1色であるマゼンタトナー
Mにより現像される。この時第2〜第4の現像器42、
43、44(シアン、イエロー、ブラックの各現像器)
は作動−オフになっていて感光ドラム1には作用せず、
上記第1色のマゼンタトナー画像は上記第2〜第4の現
像器42〜44により影響を受けない。
【0008】中間被写体6は矢示の反時計方向に感光ド
ラム1と同じ周速度をもって回転駆動されている。
【0009】本実施例の中間転写体6は、パイプ状の芯
金61と、その外周面に形成された弾性層62からな
る。
【0010】感光ドラム1上に形成担持された上記第1
色のマゼンタトナー画像が、感光ドラム1と中間転写体
6とのニップ部を通過する過程で、中間転写体6に印加
される一次転写バイアスにより形成される電界により、
中間転写体6の外周面に順次中間転写されていく。
【0011】中間転写体6に対応する第1色のマゼンタ
トナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、クリ
ーニング装置5により清掃される。
【0012】以下、同様に第2色のシアントナー画像、
第3色のイエロートナー画像、第4色のブラックトナー
画像が順次中間転写体6上に重畳転写され、目的のカラ
ー画像に対応した合成カラートナー画像が形成される。
【0013】13は転写ローラで、中間転写体6に対応
し平行に軸受させて下面部に接触させて配設してある。
【0014】感光ドラム1から中間転写体6への第1〜
第4色のトナー画像の順次重畳転写のための一次転写バ
イアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス電源12
から印加される。その印加電圧は例えば+2kV〜+5
kVの範囲である。
【0015】感光ドラム1から中間転写体6への第1〜
第4色のトナー画像の順次転写実行工程において、転写
ローラ13及び中間転写体クリーナ7は中間転写体6か
ら離間することも可能である。
【0016】中間転写体6上に重畳転写された合成カラ
ートナー画像の第2の画像担持体である転写材8への転
写は、転写ローラ13が中間転写体6に当接されると共
に、給紙カセット9から中間転写体6と転写ローラ13
との当接ニップに所定のタイミングで転写材8が給送さ
れ、同時に二次転写バイアスがバイアス電源10から転
写ローラ13に印加される。この二次転写バイアスによ
り中間転写体6から第2の画像担持体である転写材8へ
合成カラートナー画像が転写される。トナー画像転写を
受けた転写材8は定着器11へ導入され加熱定着され
る。
【0017】転写材8の画像転写終了後、中間転写材上
6の転写残トナーは中間転写体クリーナ7が当接されク
リーニングされる。
【0018】前述の中間転写体を用いた画像形成装置を
有するカラー電子写真装置は、従来の技術である転写ド
ラム上に第2の画像担持体を張り付け又は吸着せしめ、
そこへ第1の画像担持体上から画像を転写する画像形成
装置を有したカラー電子写真装置、例えば特開昭63−
301960号公報中で述べられたごとくの転写方法よ
りは以下の点で優れている。すなわち、各色のトナー画
像の重ね合わせ時の色ズレが少ない。次に図1で示され
るごとく、第2の画像担持体になんら加工、制御(例え
ばグリッパーに把持する、吸着する、曲率をもたせる
等)を必要とせずに中間転写体から画像を転写すること
ができるため、第2の画像担持体を多種多様に選択する
ことができる。
【0019】例えば薄い紙(40g/m2 紙)から厚い
紙(200g/m2 紙)までの選択が可能である。第2
の画像担持体の幅の広狭、あるいは長さの長短によらず
転写可能である。さらには封筒、ハガキ、ラベル紙等ま
でに対応が可能である。
【0020】また、中間転写体の剛性が優れているた
め、繰り返しの使用による、へこみ、ひずみ、変形等の
寸法精度の狂いが生じにくいため、当該中間転写体の交
換頻度を少なくすることができる。
【0021】このように、中間転写体を用いることによ
る利点のため、すでに市場においてはこの画像形成装置
を用いたカラー複写機、カラープリンター等が稼働し始
めている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この中間転写
体を用いた画像形成装置を実際に種々の環境でかつ繰り
返し使用する場合、次のような問題点を未だ有してい
る。
【0023】(1)第1の画像担持体、例えば感光ドラ
ムから中間転写体への転写効率、及び中間転写体から第
2の画像担持体、例えば紙やOHPシートへの転写効率
が十分に高いものとなっていない。そのため、感光ドラ
ムや中間転写体に具備すべきクリーニング装置が不可欠
となりかつ、多量の転写残トナーをクリーニングするた
めに部材への負荷が大きくなり、部材が短寿命化すると
同時に当該クリーニング装置が構成上かなり複雑とな
り、高価なものとなってしまう。
【0024】(2)中間転写体に転写された画像、及び
第2の画像担持体に転写された画像の一部が図6のごと
く転写されず、抜けたような画像(以後中抜け画像と称
す)となる場合がある。これは、(1)で述べたごとく
転写効率が100%達成してないことにより生ずるもの
である。この原因としては、中間転写体に使用する材
質、表面性、抵抗、または転写時の印加バイアスの大き
さ、そのタイミングまたは画像形成装置の機械構成等が
複合的に作用するものと思われるが、主たる原因は判明
していない。しかし、中間転写体の耐久が進むにつれ、
または低温低湿環境になるほど悪化することは解ってい
る。
【0025】(3)中間転写体を繰り返し使用し、耐久
が進むに連れ、当該中間転写体の表面性や抵抗が変化す
ることがある。はなはだしい場合は中間転写体の表面で
削れが生じ、初期に得られた良好な転写効率や、均質な
画像が維持できなくなってしまう。
【0026】(4)図1に示されるように、中間転写体
6には中間転写体クリーナ7が具備されている。これは
転写されなかったトナーを、次の一連の転写工程が始ま
るまでに中間転写体から除去するための装置である。こ
のクリーニング方法としては、ブレードクリーニング、
ファーブラシクリーニング、またはその併用と種々ある
が、中間転写体6の表面でトナーを転写−付着−離型と
いうサイクルを数千回、または数万回繰り返すと、前記
のクリーナ7では除去しきれなかったトナーが中間転写
体6の表面に徐々に堆積し、いわゆるフィルミングが形
成されるようになる。このようになると第1の画像担持
体からのトナーの転写性が悪くなりフィルミングした部
分の転写不良による斑点状の白く抜けたような画像とな
り画像品質を下げたり、または全体の転写効率の低下を
招く。
【0027】しかるに、本発明は、前述の問題を解決し
た中間転写体を用いた画像形成装置を提案するものであ
る。
【0028】本発明の目的は、第1の画像担持体から中
間転写体への転写効率、及び中間転写体から第2の画像
担持体への転写効率が非常に高い画像形成装置を提供す
るものである。別の目的は、画像の微小部分の転写不良
の発生しない、いわゆる中抜け画像のない、均一、均質
の画像品質が第2の画像担持体である紙やOHPシート
の種類に依存せず得られる画像形成装置を提供するもの
である。また別の目的は、中間転写体の繰り返し使用に
よる苛酷な耐久使用を行っても変化がなく、初期と同様
な特性を維持し得る画像形成装置を提供するものであ
る。また別の目的は、中間転写体表面へのトナー付着に
よるフィルミングの発生しない画像形成装置を提供する
ものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、第
1の画像担持体上に形成された画像を中間転写体に転写
した後、第2の画像担持体上に更に転写する画像形成装
置において、前記中間転写体の表面層がフッ素系化合物
粉体及びフッ素系グラフトポリマーを含有することを特
徴とする画像形成装置である。
【0030】中間転写体を上記のような構成にした場
合、フッ素系化合物粉体が中間転写体表面層で均一に分
散し、トナーの離型性が大きくなり、転写効率が向上す
る。このため、耐フィルミング特性も同時に良好とな
り、また、簡単なクリーニング装置でクリーニングでき
ることから、中間転写体表面への負荷が小さくなり、結
果として中間転写体の寿命の向上につながる。
【0031】以下、本発明を詳細に説明する。
【0032】本発明に用いる中間転写体は、例えば、円
筒状の導電性支持体上に少なくともゴム、エラストマ
ー、樹脂よりなる弾性層を有するローラ形状、さらには
その弾性層の上層に一層以上の被覆層を有するローラ形
状、または、図5に示されるごとくのベルト形状と、種
々の態様を目的、必要に応じて選択することができる。
その例を図2〜図5に示す。画像の重ね合わせの色ズ
レ、繰り返しの使用による耐久性を考慮すると、より好
ましくは本発明の態様としてはローラ形状である。各図
において、61は剛体である円筒状導電性支持体、62
は弾性層、63,64は被覆層、または65は中間転写
ベルトを示す。
【0033】円筒状導電性支持体としては、アルミニウ
ム、鉄、銅及びステンレス等の金属や合金、カーボンや
金属粒子等を分散した導電性樹脂等を用いることがで
き、その形状としては、上述したような円筒状や、円筒
の中心に軸を貫通したもの、円筒の内部に補強を施した
もの等が挙げられる。
【0034】本発明に用いる中間転写体の弾性層、及び
被覆層に使用されるゴム、エラストマー、樹脂として、
例えば、エラストマーやゴムとしては、スチレン−ブタ
ジエンゴム、ハイスチレンゴム、ブタジエンゴム、イソ
プレンゴム、エチレン−プロピレン共重合体、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴ
ム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、ウレ
タンゴム、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム及び
ノルボルネンゴム等が挙げられる。また、樹脂類として
はポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチ
ルスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレ
ン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸
オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共
重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体
(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−
メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロロアクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アク
リル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン
またはスチレン置換体を含む単重合体または共重合
体)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合
体、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、ポリウレ
タン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ケトン樹脂、
エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂
及びポリビニルブチラール樹脂等が挙げられる。また、
これらのゴム、エラストマー、樹脂を2種類以上組み合
わせて使用してもうよい。
【0035】次に、本発明に用いられるフッ素系化合物
粉体としては、四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エ
チレン樹脂、四フッ化エチレン六フッ化プロピレン樹
脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ
化二塩化エチレン樹脂及びそれらの共重合体、フッ化炭
素等の中から1種あるいはそれ以上が適宜選択される
が、特に四フッ化エチレン樹脂粉体、フッ化ビニリデン
樹脂粉体、フッ化炭素粉体が好ましい。粉体の分子量や
粉体の粒径は市販グレードから適宜選択して用いること
ができるが、特に低分子量グレードのものが好ましい。
【0036】また、本発明に適用するフッ素系グラフト
ポリマーは、片末端に重合性官能基を有し、かつ一定の
繰り返し単位を有する分子量が1000〜10000程
度のオリゴマー(以下マクロマーと称す)と重合性単量
体との共重合により得ることができる。フッ素系グラフ
トポリマーの構成は、(i)非フッ素系重合性単量体か
ら合成した非フッ素系マクロマーとフッ素系重合性単量
体の共重合の場合、幹がフッ素系セグメントで枝が非フ
ッ素系セグメント、(ii)フッ素系重合性単量体から合
成したフッ素系マクロマーと非フッ素系重合性単量体の
共重合の場合、幹が非フッ素系セグメントで枝がフッ素
系セグメントとなる。
【0037】フッ素系グラフトポリマーは、上記のよう
にフッ素系セグメントと非フッ素系セグメントがそれぞ
れ局在化しており、フッ素系セグメントがフッ素系化合
物粉体に、非フッ素系セグメントがフッ素系化合物粉体
以外の表面層の樹脂(以下表面層樹脂と称す)に、それ
ぞれ配向した機能分離形態をとっている。特に、フッ素
系セグメントが連続して配列しているため、フッ素系セ
グメントがフッ素系化合物粉体に高密度で、かつ効率良
く吸着し、さらに非フッ素系セグメントが表面層樹脂に
配向するため、従来の分散剤には見られなかったフッ素
系化合物粉体の分散安定性向上効果が発現されているも
のである。
【0038】また、一般にフッ素系化合物粉体は、いく
つかの粉体が集まった凝集体で存在しているものである
が、本発明のフッ素系グラフトポリマーを分散剤として
用いることにより、一次粒子まで均一に分散されるもの
である。
【0039】このような機能分離効果を最大限に利用す
るためには、マクロマーの分子量を上記のように100
0〜10000程度に調節する必要がある。
【0040】すなわち、分子量が1000未満であると
セグメントの長さが短すぎるため、フッ素系セグメント
の場合にはフッ素系化合物粉体への吸着効率が減少し、
また、非フッ素系セグメントの場合には表面層樹脂への
配向が弱まり、何れにおいてもフッ素系化合物粉体の分
散安定性が阻害される。
【0041】一方、分子量が10000を越えると添加
される表面層樹脂との相溶性が減少する。特にフッ素系
セグメントにおいてこの現象は顕著であり、セグメント
樹脂層中で縮まったコイル状形態を取るため、フッ素系
化合物粉体に対する吸着活性点数が減少し、分散安定性
が阻害される。
【0042】また、フッ素系グラフトポリマー自身の分
子量も大きく影響を与え、10000〜100000が
好ましい範囲である。分子量が10000未満であると
分散安定機能の発現が不十分であり、100000を越
えると添加される表面層樹脂との相溶性が減少するた
め、同様に分散安定機能が発現されなくなる。フッ素系
グラフトポリマー中におけるフッ素系セグメントの比率
は5〜90重量%が好ましく、10〜70重量%がさら
に好ましい。
【0043】フッ素系セグメントの比率が5重量%未満
ではフッ素系化合物粉体の分散安定機能が十分に発揮で
きず、90重量%を超えると添加される表面層樹脂との
相溶性が悪くなる。
【0044】フッ素系グラフトポリマーの添加量はフッ
素系化合物粉体に対して0.1〜30重量%が適当であ
り、特に1〜20重量%が好ましい。
【0045】以下に本発明に用いるフッ素系グラフトポ
リマーの好ましい具体例を示す。
【0046】<A−1>フッ素系グラフトポリマーが、
片末端に重合性官能基を有し、かつ一定の繰り返し単位
を有する一般式(I)で示される非フッ素系マクロマー
と、化合物(II)から選ばれるフッ素系重合性単量体と
の共重合体 一般式(I)
【0047】
【化1】 式中、R1 は水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、ハ
ロゲン置換アルキル基、アリール基を示し、A1 はアル
キレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖を示し、A2
【0048】
【化2】 (R2 〜R11は水素原子、アルキル基、ハロゲン置換ア
ルキル基を示す)を示し、A3 はアルキレン鎖、ハロゲ
ン置換アルキレン鎖を示し、A4 は重合性単量体とし
て、低分子量直鎖状不飽和炭化水素、ハロゲン化ビニ
ル、有機酸のビニルエステル、ビニル芳香族化合物、ア
クリル酸及びメタクリル酸エステル類、N−ビニル化合
物、ビニルケイ素化合物、無水マレイン酸、マレイン酸
及びフマル酸のエステル類の1種及び2種以上が重合し
た繰り返し単位ユニットを示し、aは正の整数を示す。
【0049】化合物(II)は、フッ素置換低分子量直鎖
状不飽和炭化水素、フッ素置換ハロゲン化ビニル、フッ
素置換有機酸のビニルエステル、フッ素置換アルキルビ
ニルエーテル、アクリル酸及びメタクリル酸のフッ素置
換アルキルエステル及びアミド、アクリル酸及びメタク
リル酸のフッ素置換芳香族含有エステル及びアミド、フ
ッ化無水マレイン、マレイン酸及びフマル酸のフッ素置
換アルキルエステル、α−フッ化スチレン及びα,β,
β−フッ化スチレンを示す。
【0050】<A−2>フッ素系グラフトポリマーが、
片末端に重合性官能基を有し、かつ一定の繰り返し単位
を有する一般式(III )で示される非フッ素系マクロマ
ーと、化合物(IV)から選ばれる非フッ素系重合性単量
体との共重合体 一般式(III )
【0051】
【化3】 式中、A5 は重合性単量体として、フッ素置換低分子量
直鎖状不飽和炭化水素、フッ素置換ハロゲン化ビニル、
フッ素置換有機酸のビニルエステル、フッ素置換アルキ
ルビニルエーテル、アクリル酸及びメタクリル酸のフッ
素置換アルキルエステル及びアミド、アクリル酸及びメ
タクリル酸のフッ素置換芳香族含有エステル及びアミ
ド、フッ化無水マレイン酸、マレイン酸及びフマル酸の
フッ素置換アルキルエステル、α−フッ化スチレン及び
α,β,β−フッ化スチレンの1種及び2種以上が重合
した繰り返し単位ユニットを示す。
【0052】R1 、A1 、A2 、A3 及びaは前記と同
じ意味である。
【0053】化合物(IV) は、低分子量直鎖状不飽和炭
化水素、ハロゲン化ビニル、有機酸のビニルエステル、
ビニル芳香族化合物、アクリル酸及びメタクリル酸エス
テル類、N−ビニル化合物、ビニルケイ素化合物、無水
マレイン酸、マレイン酸及びフマル酸のエステル類を示
す。
【0054】A−1におけるマクロマーの合成は、英国
特許第1,096,912号明細書に開示されているよ
うに、ラジカル重合により連鎖移動剤を用いて末端カル
ボン酸、アルコール等のプレポリマーを合成し、エポキ
シ基との反応で二重結合を導入する方法によって達成さ
れる。
【0055】メチルメタクリレートのマクロマーの合成
例を下記合成式(1)に示す。
【0056】
【化4】
【0057】このようにして合成したメチルメタクリレ
ートマクロマーとフッ素系重合性単量体を共重合すれ
ば、幹にフッ素系セグメント、枝に非フッ素系セグメン
ト(メチルメタクリレートマクロマー)を有するフッ素
系セグメント、枝に非フッ素系セグメント(メタルメタ
クリレートマクロマー)を有するフッ素系グラフトポリ
マーを得ることができる。
【0058】フッ素系重合性単量体は、分子中にフッ素
原子を有し、かつ重合性官能基を有する化合物であれば
よく、その官能基に応じた反応形態により重合される。
【0059】前記化合物(II)から選ばれるフッ素系重
合性単量体の好ましい具体例を以下に示すが、使用でき
る化合物の範囲はここに挙げた範囲に何ら限定されるも
のではない。
【0060】フッ素系重合性単量体の具体例
【0061】
【化5】 (上記化合物中、R2 は水素原子、ハロゲン原子または
メチル基を有し、R3 は水素原子、ハロゲン原子、アリ
キル基、アルコキシ基またはニトリル基を示し、その数
種類の組み合わせでもよく、kは0〜4の整数、mは1
〜5の整数であり、k+m=5であり、Rfは少なくと
も1個以上フッ素原子で置換されたアルキル基を示
す。) A−2における化合物(IV)から選ばれる非フッ素系化
合性単量体は、形成されたフッ素系グラフトポリマーが
添加される表面層樹脂と相溶するもの、あるいは完全に
相溶しないまでも類似構造を有し両者間に少しでも親和
性があるものを選択することが好ましい。
【0062】また、前述のメチルメタクリレートマクロ
マーの合成において、メチルメタクリレートの代わりに
フッ素重合性単量体を用いれば、フッ素系マクロマーを
得ることができ、このマクロマーと非フッ素系重合性単
量体との共重合から枝がフッ素系セグメント、幹が非フ
ッ素系セグメントのフッ素系グラフトポリマーA−2を
得ることができる。
【0063】<B−1>フッ素系グラフトポリマーが、
片末端に重合性官能基を有し、かつ一定の繰り返し単位
を有する一般式(V)で示される非フッ素系マクロマー
と化合物(II)から選ばれるフッ素系重合性単量体との
共重合体 一般式(V)
【0064】
【化6】 式中、R12は水素原子、アルキル基、ハロゲン原子また
はハロゲン置換アルキル基を示し、A6 はアルキレン鎖
を示し、Xは、
【0065】
【化7】 (R13は水素原子またはアルキル基を示す)を示し、b
は0または正の整数を示し、A7
【0066】
【化8】 〔R14は水素原子またはアルキル基、A8 、A9 及びA
10はアルキレン鎖、シクロアルキレン鎖、置換または未
置換のアリーレン鎖、
【0067】
【化9】 (R15、R16、R17及びR18は水素原子、アルキル基、
あるいはアルキレン鎖によってR15とR16またはR17
18で環を形成してもよい)を示す〕を示す。
【0068】A3 、A4 、a及び化合物(II)は前記と
同じ意味である。
【0069】<B−2>フッ素系グラフトポリマーが、
片末端に重合性官能基を有し、かつ一定の繰り返し単位
を有する一般式(VI)で示されるフッ素系マクロマーと
化合物(IV)から選ばれる非フッ素系重合性単量体との
共重合体 一般式(VI)
【0070】
【化10】 式中、R12、X、A3 、A5 、A6 、A7 、a、b及び
化合物(IV)は前記と同じ意味である。
【0071】B−1におけるマクロマーの合成は、英国
特許第3,689,593号明細書に開示されているよ
うに、ラジカル重合により連鎖移動剤を用いて末端カル
ボン酸、アルコール等のプレポリマーを合成し、イソシ
アナート基と反応させて二重結合を導入する方法によっ
て達成される。
【0072】メチルメタクリレートのマクロマーの合成
例を下記合成式(2)に示す。
【0073】
【化11】
【0074】このようにして合成されたメチルメタクリ
レートマクロマーとフッ素系共重合性単量体を共重合し
ても前記と同様に、幹にフッ素系セグメント、枝に非フ
ッ素系セグメント(メチルメタクリレートマクロマー)
を有するフッ素系グラフトポリマーを得ることができ
る。
【0075】B−2における化合物(IV)から選ばれる
非フッ素系化合性単量体は、形成されたフッ素系グラフ
トポリマーが添加される表面層樹脂と相溶するもの、あ
るいは完全に相溶しないまでも類似構造を有し両者間に
少しでも親和性があるものを選択することが好ましい。
【0076】また、前述のメチルメタクリレートマクロ
マーの合成において、メチルメタクリレートの代わりに
フッ素系重合性単量体を用いればフッ素系マクロマーを
得ることができ、このマクロマーと非フッ素系重合性単
量体との共重合から枝がフッ素系セグメント、幹が非フ
ッ素系セグメントのフッ素系グラフトポリマーB−2を
得ることができる。
【0077】<C−1>フッ素系グラフトポリマーが、
片末端に重合性官能基を有し、かつ一定の繰り返し単位
を有する一般式(VII )で示されるリビングポリマー中
間体と一般式(VIII)で示される化合物との反応により
形成された非フッ素系マクロマーと化合物(II)から選
ばれるフッ素系重合性単量体との共重合体 一般式(VII )
【0078】
【化12】 式中、R19は水素原子、アルキル基またはアリール基を
示し、A11はスチレン、α−アルキルスチレン、α−オ
レフィン、アクリル酸及びメタクリル酸エステル類、α
−シアノアクリル酸及びα−シアノメタクリル酸エステ
ルの少なくとも1種類が重合した繰り返し単位ユニット
を示し、nは正の整数を示し、R20はアルキレン鎖、m
は0または正の整数を示し、Mはアルカリ金属を示す。
【0079】一般式(VIII)
【0080】
【化13】 式中、R21は水素原子、アルキル基またはアリール基を
示し、A12
【0081】
【化14】 を示し、A23は置換または未置換のアルキレン鎖を示
し、c及びdは0または1であり、Yはハロゲン原子を
示す。
【0082】C−1におけるマクロマーの合成は、米国
特許第3,786,116号明細書や米国特許第3,9
28,255号明細書に開示されているように、不飽和
二重結合を有する化合物を停止剤として用いるアニオン
重合方法を用いることにより達成される。
【0083】スチレンのマクロマー合成例を下記合成式
(3)に示す。
【0084】
【化15】
【0085】このように合成したスチレンマクロマーと
フッ素系重合性単量体を共重合すれば、幹にフッ素系セ
グメント、枝に非フッ素系セグメント(スチレンマクロ
マー)を有するフッ素系ポリマーを得ることができる。
【0086】この場合、マクロマーの重合成分は形成さ
れたフッ素系グラフトポリマーが添加される表面層樹脂
と相溶するもの、あるいは完全に相溶しないまでも類似
構造を有し、両者間に少しでも親和性があるものを選択
することが必要である。
【0087】また、中間転写体の添加剤としてカーボン
ブラック、グラファイト、カーボン繊維、金属粉、導電
性金属酸化物、有機金属化合物、有機金属塩、導電性高
分子等を用いてもよい。
【0088】中間転写体の弾性層の膜厚は0.5mm以
上、さらに1mm以上、特には1mm〜10mmである
ことが好ましい。また、被覆層の膜厚は、下層の弾性層
の柔軟性をさらにその上の上層あるいは感光体表面に伝
えるための薄層にすることが好ましく、具体的には3m
m以下、さらには2mm以下、特には20μm〜1mm
であることが好ましい。
【0089】本発明に用いる中間転写体の体積抵抗率
は、101 〜1013Ω・cmであることが好ましく、特
には、102 〜1010Ω・cmであることが好ましい。
さらには、少なくとも表面積の体積抵抗率はこれらの範
囲内であることが好ましい。
【0090】本発明に用いられる第1の画像担持体とし
ては、一般的な感光層を有する電子写真感光体を用いる
ことができるが、転写効率のことを考慮して、感光層上
に四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、
四フッ化エチレン六フッ化プロピレン樹脂、フッ化ビニ
ル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレ
ン樹脂及びそれらの共重合体等のフッ素系樹脂粉体を含
有する表面層を有する電子写真感光体を用いることが好
ましく、さらに画像の重ね合わせの色ズレを考慮して剛
体の感光ドラムが好ましい。
【0091】本発明の中間転写体は、例えば以下のよう
にして製造される。まず、円筒状導電性支持体としての
金属ロールを用意する。ゴム、エラストマー、樹脂等を
金属ロール上に溶融成形、注入成形、浸漬塗工あるいは
スプレー塗工等により成形することによって弾性層を設
ける。次に、被覆層の材料を弾性層の上に溶融成形、注
入成形、浸漬塗工あるいはスプレー塗工等により成形す
ることによって被覆層を設ける。
【0092】
【実施例】以下、実施例について説明する。 (実施例1)直径182mm、長さ320mm、厚み5
mmのアルミ製円筒状ローラ表面に弾性層としてカーボ
ンブラックを分散させたNBRを用い、表層塗料として
2液混合型ポリエステルポリウレン樹脂中に四フッ化エ
チレン樹脂粉体とフッ素系グラフトポリマー(<A−1
>タイプ、分子量:45000)を添加して分散させた
ものを弾性層上にスプレー塗布し、85℃で2時間硬化
させて被覆層を形成して中間転写体を得た。この中間転
写体を図1に示されるフルカラー電子写真装置に装着
し、感光体として剛体のOPC感光ドラムを用い、80
g/cm2 紙上にフルカラー画像プリント試験を行い、
転写効率(一次転写効率=中間転写体上画像濃度/(中
間転写体上画像濃度+感光ドラム上残画像濃度)、二次
転写効率=転写材上画像濃度/(転写材上画像濃度+中
間転写体上残画像濃度)とした)の測定、目視により画
質、フィルミングの評価を行った。測定結果及び評価結
果を表1に示す。
【0093】以下に本実施例の作像条件を示す。
【0094】感光体:OPC感光ドラム 表面電位:−700V カラー現像剤(4色共):非磁性一成分トナー 一次転写電圧:+900V 二次転写電圧:+3400V プロセススピード:120mm/sec 現像バイアス:−500V
【0095】(実施例2)実施例1で用いた被覆層用塗
料を無端状のSBRベルトの表面に塗布し、図5で示さ
れるフルカラー電子写真装置を用いた以外は実施例1と
同様に試験を行った。測定結果及び評価結果を表1に示
す。
【0096】(実施例3)直径182mm、長さ320
mm、厚み5mmのアルミ製円筒状ローラ表面にカーボ
ンブラックと四フッ化エチレン樹脂粉体とフッ素系グラ
フトポリマー(<C−1>タイプ、分子量:6200
0)とを添加して分散させたSBR単層を中間転写体と
して用いた以外は実施例1と同様に試験を行った。測定
結果及び評価結果を表1に示す。
【0097】(実施例4)第1の画像担持体として、導
電性剛体ローラ上に感光層と四フッ化エチレン樹脂粉体
を含有する表面層を有する剛体の感光ドラムを用いた以
外は実施例1と同様に試験を行った。測定結果及び評価
結果を表1に示す。
【0098】(比較例1)被覆層用塗料として2液混合
型ポリエステルポリウレタン樹脂に四フッ化エチレン樹
脂粉体をフッ素系グラフトポリマーを添加せずに分散さ
せたものを用いた以外は実施例1と同様に試験を行っ
た。測定結果及び評価結果を表1に示す。
【0099】(比較例2)被覆層用塗料としてポリアミ
ド樹脂を用い、塗膜の乾燥条件を100℃で1時間にし
た以外は実施例1と同様に試験を行った。測定結果及び
評価結果を表1に示す。
【0100】(比較例3)被覆層用塗料として2液混合
型ポリエステルポリウレタン樹脂にフッ素系グラフトポ
リマーを添加したものを用いた以外は実施例1と同様に
試験を行った。測定結果及び評価結果を表1に示す。
【0101】
【表1】
【0102】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の画像担
持体上に形成された画像を中間転写体に転写した後、第
2の画像担持体上に更に転写する画像形成装置におい
て、前記中間転写体の表面層がフッ素系化合物粉体及び
フッ素系グラフトポリマーを含有していることにより、
転写効率の向上、画質の向上、フィルミングの防止及び
耐久性の向上が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1,実施例3,実施例4,比較
例1〜比較例3を説明する図である。
【図2】本発明の実施例3における中間転写体の概略図
である。
【図3】本発明の実施例1,実施例4,比較例1〜比較
例3における中間転写体の概略図である。
【図4】3層以上の層を有する中間転写体の概略図であ
る。
【図5】本発明の実施例2を説明する図である。
【図6】中抜け画像の例である。
【符号の説明】
1 電子写真感光体 2 一次帯電器 3 画像露光 41,42,43,44 現像器 5 電子写真感光体クリーナ 6 中間転写体 7 中間転写体クリーナ 8 転写材 9 給紙カセット 11 定着器 13 転写ローラ 61 円筒状導電性支持体 62 弾性層 63,64 被覆層 65 中間転写ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦邊 恒徳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小林 廣行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−67551(JP,A) 特開 平4−81786(JP,A) 特開 平5−303295(JP,A) 実開 平4−75361(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 - 15/103

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像担持体上に形成された画像を
    中間転写体上に転写した後、第2の画像担持体上に更に
    転写する画像形成装置において、前記中間転写体の表面
    層がフッ素系化合物粉体及びフッ素系グラフトポリマー
    を含有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 中間転写体が、弾性層を有するローラで
    ある請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 中間転写体が、少なくとも弾性層及び被
    覆層を有するローラである請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 中間転写体がベルトである請求項1記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 第1の画像担持体が、導電性支持体上に
    感光層とフッ素系樹脂粉体を含有する表面層を有する電
    子写真感光体である請求項1から請求項4の何れか1項
    に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 第1の画像担持体が、導電性剛体ローラ
    上に感光層とフッ素系樹脂粉体を含有する表面層を有す
    る感光ドラムである請求項2または請求項3記載の画像
    形成装置。
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