JP3248707B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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Description
像形成装置に関し、特に第1の画像担持体上に形成され
たトナー像を、一旦中間転写体上に転写させた後に第2
の画像担持体上に更に転写させ画像形成物を得る複写
機、プリンター、ファックス等の画像形成装置に関す
る。
カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像を順
次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現した画
像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像形成
装置、又はカラー画像形成機能や多色画像形成機能を具
備させた画像形成装置として有効であり、各成分色画像
の重ね合わせズレ(色ズレ)のない画像を得ることが可
能である。
転写装置である画像形成装置の1例の概略を図1に示
す。
画像形成装置(複写機あるいはレーザービームプリンタ
ー)である。中間転写体として中抵抗の弾性ローラー2
0を使用している。
れる回転ドラム型の電子写真感光体(以下感光ドラムと
記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロセ
ススピード)をもって回転駆動される。
(コロナ放電器)2により所定の極性・電位に一様に帯
電処理され、次いで不図示の画像露光手段(カラー原稿
画像の色分解・結像露光光学系、画像情報の時系列電気
デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービーム
を出力するレーザースキャナによる走査露光系等)によ
る画像露光3を受けることにより目的のカラー画像の第
1の色成分像(例えばマゼンタ成分像)に対応した静電
潜像が形成される。
(マゼンタ現像器)により第1色であるマゼンタトナー
Mにより現像される。この時、第2〜第4の現像器4
2、43、44(シアン、イエロー、ブラックの各現像
器)は作動−オフになっていて感光ドラム1には作用せ
ず、上記第1色のマゼンタトナー画像は上記第2〜第4
の現像器42〜44により影響を受けない。
ドラム1と同じ周速度をもって回転駆動されている。
と、その外周面に形成された弾性体層22からなる。
色のマゼンタトナー画像が、感光ドラム1と中間転写体
20とのニップ部を通過する過程で、中間転写体20に
印加される一次転写バイアスにより形成される電界によ
り、中間転写体20の外周面に順次中間転写されてい
く。
トナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、クリ
ーニング装置14により清掃される。
第3色のイエロートナー画像、第4色のブラックトナー
画像が順次中間転写体20上に重畳転写され、目的のカ
ラー画像に対応した合成カラートナー画像が形成され
る。
対し並行に軸受させて下面部に接触させて配設してあ
る。
〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための一次転写
バイアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス電源6
1から印加される。その印加電圧は例えば+2kV〜+
5kVの範囲である。
〜第4色のトナー画像の順次転写実行過程において、転
写ローラー25及び中間転写体クリーナ35は中間転写
体20から離間することも可能である。
ラートナー画像の第2の画像担持体である転写材24へ
の転写は、転写ローラー25が中間転写体20に当接さ
れると共に、給紙カセット9から中間転写体20と転写
ローラー25との当接ニップに所定のタイミングで転写
材24が給送され、同時に二次転写バイアスがバイアス
電源29から転写ローラー25に印加される。この二次
転写バイアスにより中間転写体20から第2の画像担持
体である転写材24へ合成カラートナー画像が転写され
る。トナー画像転写を受けた転写材24は定着器15へ
導入され加熱定着される。
体20上の転写残トナーは中間転写体クリーナ35が当
接されクリーニングされる。
有するカラー電子写真装置は、従来の技術である、転写
ドラム上に第2の画像担持体を張りつけ又は吸着せし
め、そこへ第1の画像担持体上から画像を転写する画像
形成装置を有したカラー電子写真装置、例えば特開昭6
3−301960号公報中で述べられたごとくの転写方
法よりは以下の点で優れている。すなわち、各色のトナ
ー画像の重ね合わせ時の色ズレが少ない。次に、図1で
示されるごとく、第2の画像担持体に何んら加工や制御
(例えば、グリッパーに把持する、吸着する、曲率を持
たせる等)を必要とせずに中間転写体から画像を転写す
ることができるため、第2の画像担持体を多種多様に選
択することができる。例えば、薄い紙(40g/m
2 紙)から厚い紙(200g/m2 紙)までの選択が可
能である。第2の画像担持体の幅の広狭あるいは長さの
長短によらず転写可能である。更には封筒、ハガキ、ラ
ベル紙等までに対応が可能である。
繰り返しの使用によって、へこみ、ひずみ変形等の寸法
精度のくるいが生じにくいため、当該中間転写体の交換
頻度を少なくすることができる。
利点のため、すでに市場においてはこの画像形成装置を
用いたカラー複写機、カラープリンター等が稼動し始め
ている。
前記の利点を十分に生かし、ユーザーに対して真に期待
され、かつ満足を与える装置としては十分機能していな
いのが現状である。すなわち、この中間転写体を用いた
画像形成装置を実際に種々の環境で繰り返し使用する場
合、次のような問題点を未だ有している。
ムから中間転写体への転写効率、及び中間転写体から第
2の画像担持体、例えば紙やOHPシートへの転写効率
が十分に高いものとなっていない。そのため、感光ドラ
ムや中間転写体に具備すべきクリーニング装置が不可欠
となり、かつ多量の転写残トナーをクリーニングするた
めに装置への負荷が大きくなり、当該クリーニング装置
が構成上かなり複雑となり、かつ高価なものとなってし
まっている。
第2の画像担持体に転写された画像の一部分が、図6の
ごとく転写されず、抜けたような画像(中抜け画像)と
なる場合がある。これは(1)で述べたごとく転写効率
が100%に到達していないことにより生ずるものであ
る。この原因としては、中間転写体に使用する材質、表
面性、抵抗、又は転写時の印加バイアスの大きさそのタ
イミング、又は画像形成装置の機械構成等が複合的に作
用するものと思われるが、主たる原因は判明していな
い。しかし、中間転写体の耐久が進むにつれ、又は低温
低湿環境になるほど悪化することは分かっている。
が進むにつれ、当該中間転写体の表面性や抵抗が変化す
ることがある。はなはだしい場合は、中間転写体の表面
で削れが生じ、初期に得られた良好な転写効率や均質な
画像が維持できなくなってしまう。
20には中間転写体クリーナ35が具備されている。こ
れは転写されなかったトナーを、次の一連の転写工程が
始まるまでに、中間転写体上から除去するための装置で
ある。このクリーニング方法としてはブレードクリーニ
ング、ファーブラシクリーニング、又はその併用と種々
あるが、中間転写体20の表面でトナーを転写−付着−
離型というサイクルを数千回、又は数万回繰り返すと、
前記のクリーナ35では除去しきれなかったトナーが中
間転写体20の表面に徐々に堆積し、いわゆるフィルミ
ングが形成されるようになる。このようになると、第1
の画像担持体からのトナーの転写性が悪くなり、フィル
ミングした部分の転写不良による斑点状の白く抜けたよ
うな画像となり、画像品質を下げたり、又は全体の転写
効率の低下を招く。
多くの場合、その材質としては弾性層としてゴム、エラ
ストマー、樹脂等を用い、必要に応じてその上層に被覆
層等を用いる。例えば特開平4−81786号公報、特
開平4−88385号公報、特開平3−242667号
公報、特開平5−333725号公報等にすでにいくつ
かの好ましい材料及び組成について開示されているが、
未だ低温低湿環境から高温高湿環境まで、幅広く抵抗が
安定し、使用できるものは見い出されていない。
述の問題を解決した中間転写体を用いた画像形成装置を
提案するものである。
体から中間転写体への転写効率、及び中間転写体から第
2の画像担持体への転写効率が非常に高い画像形成装置
を提供するものである。
発生しない、いわゆる中抜け画像のない、均一、均質の
画像品質が、第2の画像担持体である紙やOHPシート
の種類に依存せず得られる画像形成装置を提供するもの
である。
といった苛酷な耐久使用を行なっても、変化がなく、初
期と同様な特性を維持し得る画像形成装置を提供するも
のである。
付着によるフィルミングの発生しない画像形成装置を提
供するものである。
した抵抗を有する画像形成装置を提供するものである。
1の画像担持体上に形成された画像を中間転写体上に転
写した後、第2の画像担持体上に更に転写する画像形成
装置において、該中間転写体が、長さ0.1〜0.7μ
mで軸比が3〜10の棒状導電性酸化チタンを含有する
ことを特徴とする画像形成装置である。
でに知られている導電性カーボンや金属粉、導電性酸化
物、イオン系導電剤等よりは、ゴム混練、樹脂練り込
み、溶剤への分散、塗料中への懸濁分散等の処理におい
て、はるかに短時間にかつ均一に分散させることができ
る。このため、従来品の導電性物質の添加量よりは、は
るかに少量で所望の電気抵抗を得ることができる。
の塗料を中間転写体の表面に塗布し、その状態を電子顕
微鏡で観察すると、導電性酸化チタンの形状に方向性が
あるため、塗料皮膜内で、厚み方向では層状に重ね合っ
た状態で、又面方向では一方向に配向、配列した状態で
存在している。
得ることができる。又、表面で比較的整然と配向して導
電性酸化チタンが存在するため、トナーの離型性も増
し、実質的に転写効率も向上することになる。このた
め、耐フィルミング特性も同時に良好となる。
存を低減する効果もある。これは、導電性酸化チタンが
電子伝導性でありかつ相互の接触が緊密であるため、塗
料中の構成成分である樹脂バインダーやその他の添加剤
の影響をあまり受けず、導電性酸化チタンの本来の特性
のみで抵抗を制御しているためと推察している。更に
は、表面に均一に導電性酸化チタンが配向、分散してい
るため、耐摩耗性も向上し、表面特性も従来よりははる
かに長く維持されることになる。
電性酸化チタンは、塗料皮膜内で厚み方向、面方向を問
わず、ランダムにかつ部分的に凝集した状態で存在して
いる。このため、本発明の棒状導電性酸化チタンほどに
は優れた諸特性を得ることはできない。
〜0.7μmである。0.1μm未満であると酸化チタ
ンを製造する工程で棒状の形状を維持することはかなり
難かしく、粒子状又は球状に近い形状となってしまう。
又、1μmを越えると分散性が低下する。軸比は3以上
である。これもあまり軸比が大きくなると分散性に問題
が生じるので、10以下である。
めには、当該棒状酸化チタン表面にアンチモン含有酸化
スズ、酸化インジウム含有酸化スズ等を処理する。
トマー層又は樹脂層に混練、含有せしめる場合、その添
加量は所望の電気抵抗に応じて適宜決めればよい。
タンを塗料中に添加する場合、塗料中の樹脂固型分に対
して、10重量%〜200重量%添加することが好まし
い。10重量%未満であると安定的に電気抵抗を制御す
ることはできず、均一な抵抗の面を形成することができ
ない。又、200重量%を越えると強靱な連続皮膜を形
成することが困難になる。はなはだしい場合は、安定し
た皮膜を形成できず、独立した粒子相互が弱く結合した
皮膜となってしまう。
である円筒状の導電性支持体上に少なくともゴム、エラ
ストマー、樹脂よりなる弾性層を有するローラー形状、
更にはその弾性層の上層に一層以上の被覆層を有するロ
ーラー形状、又は図5に示されるごとくのベルト形状
と、種々の態様を目的、必要に応じて選択することがで
きる。その例を図2〜図5に示す。
使用による耐久性を考慮すると、より好ましい本発明の
態様としてはローラー形状である。
導電性支持体、101は弾性層、102及び103は被
覆層、又104は中間転写ベルトを示す。
ム、鉄、銅及びステンレス等の金属や合金、カーボンや
金属粒子等を分散した導電性樹脂等を用いることがで
き、その形状としては、上述したような円筒状や、円筒
の中心に軸を貫通したもの、円筒の内部に補強を施こし
たもの等が挙げられる。
覆層に使用されるゴム、エラストマー、樹脂としては、
例えば、エラストマーやゴムとしては、スチレン−ブタ
ジエンゴム、ハイスチレンゴム、ブタジエンゴム、イソ
プレンゴム、エチレン−プロピレン共重合体、ニトリル
ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、シリ
コンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、
アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム及びノルボルネ
ンゴム等が挙げられる。又、樹脂類としてはポリスチレ
ン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、
スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピ
レン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレ
ン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレ
ン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸
オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共
重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体
(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−
メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
ブチル共重合体及びスチレン−メタクリル酸フェニル共
重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エス
テル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又はスチレ
ン置換体を含む単重合体又は共重合体)、塩化ビニル樹
脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイ
ン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン
樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重
合体、キシレン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂等が
挙げられる。
mm以上、特には1mm〜10mmであることが好まし
い。又、被覆層の膜厚は、下層の弾性層の柔軟性をその
上層あるいは感光体表面に伝えるための薄層にすること
が好ましく、具体的には3mm以下、更には2mm以
下、特には20μm〜1mmであることが好ましい。
101 〜1013Ω・cmであることが好ましく、特には
102 〜1010Ω・cmであることが好ましい。又、少
なくとも表面層の体積抵抗率はこれらの範囲であること
が好ましい。
発明の棒状導電性酸化チタンを添加することは必須であ
るが、その他のものも本発明の目的を妨げない範囲で適
時添加することができる。
等が挙げられる。具体的には、導電性粒子分散樹脂とし
ては、カーボン、アルミニウム、ニッケル等の導電性粒
子をウレタン、ポリエステル、酢酸ビニル−塩化ビニル
共重合体及びポリメタクリル酸メチル等の樹脂中に分散
したものが挙げられ、導電性樹脂としては、4級アンモ
ニウム塩含有ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアニ
リン、ポリビニルピロール、ポリジアセチレン及びポリ
エチレンイミン等が挙げられる。これらの中でも導電性
のコントロールの点からは、導電性粒子分散樹脂が好ま
しい。
にして製造される。
ールを用意する。ゴム、エラストマー樹脂等を金属ロー
ルの上に熔融成形、注入成形、浸漬塗工あるいはスプレ
ー塗工等により成形することによって弾性層を設ける。
形、注入成形、浸漬塗工あるいはスプレー塗工等により
成形することによって被覆層を設ける。
る。 (棒状導電性酸化チタン製造例)四塩化チタン水溶液の
加水分解より含水酸化チタンを得、更に水性懸濁液とす
る。この水性懸濁液に50%水酸化ナトリウム水溶液を
撹拌しながら徐々に添加する。その後、90〜100℃
の範囲で2時間加熱する。ろ過した後、再度水性懸濁液
とし還流器を有するフラスコに入れる。この中へ40%
塩酸を撹拌しながら添加した後、98℃で2時間加熱す
る。この過程で酸化チタンの結晶を配向させて、棒状酸
化チタンを得る。この時はルチル型の長軸0.5μm、
軸比4.2の棒状酸化チタン水溶液(1)を得た。
℃に加熱し、この中へ塩化スズ及び塩化アンチモンを溶
解した塩酸水溶液を徐々に添加する。このとき重要なの
は、常に棒状酸化チタン水溶液(1)のpHを2〜3に
維持することである。そのため、塩酸水溶液の添加と合
わせて、pH調整のため水酸化ナトリウム水溶液を適時
添加する。
アンチモンの水和物を付着担持させ、十分に洗浄後、ろ
過し、スズ、アンチモン担持棒状酸化チタンケーキを得
る。このケーキを約100℃前後で10〜12時間予備
乾燥後、500℃で0.5〜2時間加熱焼成し、アンチ
モン含有酸化スズ担持棒状導電性酸化チタン(以後酸化
チタンAと称す)を得た。この酸化チタンAは長軸0.
56μm、軸比4.5、粉体抵抗6.2Ωcmであっ
た。
mm、厚み5mmのアルミニウム製円筒状ローラー表面
に下記配合のゴムコンパウンドを金型を用いてトランス
ファー成形することにより、弾性層を有するローラー
(1)を得た。 ゴム配合 NBRゴム 100部(重量部、以下同様) 酸化亜鉛 2部 導電性カーボンブラック 10部 パラフィン系オイル 30部 加硫剤(硫黄) 2部 加硫促進剤(ジベンゾチアジルジスルフィド、MBTS) 3部 次に、その上層に被覆層を得るため、下記の配合に基づ
き塗料を得た。 被覆層用塗料配合 ポリウレタンプレポリマー 50部 酸化チタン(A) 40部 分散助剤 5部 トルエン 100部 硬化剤(イソシアネート系化合物) 50部 この塗料をスプレー塗布により、ローラー(1)表面へ
厚み100μmの被覆層を形成し、その後85℃で1時
間加熱することにより、残存溶剤を除去し、かつ被覆層
に架橋を施こし、強靱な表面層を有する中間転写体
(1)を得た。
った。
ルカラー電子写真装置に装着し、感光体としてOPC感
光ドラムを用いて、繰り返しフルカラー画像複写試験を
行なった。第1の画像担持体である感光ドラムから中間
転写体への転写効率(以後一次転写効率と称す)は96
%、中間転写体から第2の画像担持体である80g/c
m2 紙への転写効率は(以後二次転写効率と称す)は9
4%であった。又、そのフルカラー複写画像は中抜けの
ない文字及び細線が得られ、ベタ画像も均質な画質であ
った。1万枚の耐久試験後も初期と同様な画質が得ら
れ、二次転写効率も93%とほとんど低下が見られなか
った。1万枚後の中間転写体表面を顕微鏡観察しても、
トナーによるフィルミングは全く存在しなかった。
H)、高温高湿環境(32.5℃、85%RH)におけ
る抵抗は8.2×106 Ω、1.4×106 Ωと変化は
見られず安定したものであった。
料配合を以下の様に変更した以外は、実施例1と同様に
して耐久試験を行なった。画質的には2万枚後でも初期
と変らない良好なフルカラー複写画像が得られた。その
結果を表1に示す。 被覆層用塗料配合 アクリル変性ポリウレタン 60部 酸化チタン(A) 30部 導電性酸化スズ 15部 メチルエチルケトン 120部 硬化剤(メラミン系化合物) 40部
料を無端状のポリテトラフルオロエチレンベルトの表面
に塗布し、ベルト状の中間転写体を得た。このベルトを
図5で示されるフルカラー電子写真装置を用い、1万枚
の耐久試験を行なった。その結果を表1に示す。
成しなかった(弾性層のみを有する)中間転写体を用い
た他は、実施例1と同様に耐久試験を行なったが、約3
000枚から徐々に中間転写体の表面にフィルミングが
発生し、1万枚後では画像上に雨を降らした様な細いス
ジとなってフィルミングの悪影響が生じ、画質としては
実用的には不可であった。又、画質としては、初期は無
視し得る微少部分の中抜け画像であったが、1万枚後は
明らかに文字の中央が抜けた不良画像であった。その結
果を表1に示す。
Aの代りに高導電性を有するカーボンブラック5部を用
いた他は、実施例1と同様に耐久試験を行なったが、実
用的には6000〜8000枚前後の耐久性しか有さ
ず、環境依存性も悪く、抵抗変動の大きいものであっ
た。その結果を表1に示す。
1の画像担持体から中間転写体、及び中間転写体から第
2の画像担持体への転写効率が共に高い。紙やOHPシ
ートの種類によらず画像の中抜け等の画像不良のない均
質な画像が得られる。耐久後も良好な特性が維持され
る。中間転写体へのトナー付着によるフィルミングが発
生しない。更に、使用環境によらず中間転写体が安定し
た抵抗を示す。
略断面図である。
る。
る。
る。
略断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の画像担持体上に形成された画像を
中間転写体上に転写した後、第2の画像担持体上に更に
転写する画像形成装置において、該中間転写体が、長さ
0.1〜0.7μmで軸比が3〜10の棒状導電性酸化
チタンを含有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記中間転写体が、弾性層を有するロー
ラーである請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記中間転写体が弾性層及び被覆層を有
するローラーである請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記中間転写体がベルトである請求項1
記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 第1の画像担持体が、感光ドラムであ
り、前記中間転写体が、弾性層を有する剛体ローラーで
ある請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29120194A JP3248707B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 画像形成装置 |
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JP29120194A JP3248707B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 画像形成装置 |
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JPH08146703A JPH08146703A (ja) | 1996-06-07 |
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ID=17765773
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