JP3320242B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3320242B2
JP3320242B2 JP06570195A JP6570195A JP3320242B2 JP 3320242 B2 JP3320242 B2 JP 3320242B2 JP 06570195 A JP06570195 A JP 06570195A JP 6570195 A JP6570195 A JP 6570195A JP 3320242 B2 JP3320242 B2 JP 3320242B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式を用いた画
像形成装置に関し、特に第1の画像担持体上に形成され
たトナー像を、一旦中間転写体上に転写させた後に第2
の画像担持体上に更に転写させ画像形成物を得る複写
機、プリンター、ファックス等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】中間転写体を使用した画像形成装置は、
カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像を順
次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現した画
像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像形成
装置、又はカラー画像形成機能や多色画像形成機能を具
備させた画像形成装置として有効であり、各成分色画像
の重ね合わせズレ(色ズレ)のない画像を得ることが可
能である。
【0003】ローラー形状を有する中間転写体を用いた
転写装置である画像形成装置の1例の概略を図1に示
す。
【0004】図1は電子写真プロセスを利用したカラー
画像形成装置(複写機あるいはレーザービームプリンタ
ー)である。中間転写体として中抵抗の弾性ローラー2
0を使用している。
【0005】1は第1の画像担持体として繰返し使用さ
れる回転ドラム型の電子写真感光体(以下感光ドラムと
記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロセ
ススピード)をもって回転駆動される。
【0006】感光ドラム1は回転過程で、一次帯電器
(コロナ放電器)2により所定の極性・電位に一様に帯
電処理され、次いで不図示の画像露光手段(カラー原稿
画像の色分析・結像露光光学系、画像情報の時系列電気
デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービーム
を出力するレーザースキャナによる走査露光系等)によ
る画像露光3を受けることにより目的のカラー画像の第
1の色成分像(例えばマゼンタ成分像)に対応した静電
潜像が形成される。
【0007】次いで、その静電潜像が第1現像器41
(マゼンタ現像器)により第1色であるマゼンタトナー
Mにより現像される。この時、第2〜第4の現像器4
2、43、44(シアン、イエロー、ブラックの各現像
器)は作動−オフになっていて感光ドラム1には作用せ
ず、上記第1色のマゼンタトナー画像は上記第2〜第4
の現像器42〜44により影響を受けない。
【0008】中間転写体20は矢示の反時計方向に感光
ドラム1と同じ周速度をもって回転駆動されている。
【0009】又、中間転写体20はパイプ状の芯金21
と、その外周面に形成された弾性体層22からなる。
【0010】感光ドラム1上に形成担持された上記第1
色のマゼンタトナー画像が、感光ドラム1と中間転写体
20とのニップ部を通過する過程で、中間転写体20に
印加される一時転写バイアスにより形成される電界によ
り、中間転写体20の外周面に順次中間転写されてい
く。
【0011】中間転写体20に対する第1色のマゼンタ
トナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、クリ
ーニング装置14より清掃される。
【0012】以下、同様に第2色のシアントナー画像、
第3色のイエロートナー画像、第4色のブラックトナー
画像が順次中間転写体20上に重畳転写され、目的のカ
ラー画像に対応した合成カラートナー画像が形成され
る。
【0013】25は転写ローラーで、中間転写体20に
対し並行に軸受させて下面部に接触させて配設してあ
る。
【0014】感光ドラム1から中間転写体20への第1
〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための一次転写
バイアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス電源6
1から印加される。その印加電圧は例えば+2kV〜+
5kVの範囲である。
【0015】感光ドラム1から中間転写体20への第1
〜第4色のトナー画像の順次転写実行過程において、転
写ローラー25及び中間転写体クリーナ35は中間転写
体20から離間することも可能である。
【0016】中間転写体20上に重畳転写された合成カ
ラートナー画像の第2の画像担持体である転写材24へ
の転写は、転写ローラー25が中間転写体20に当接さ
れると共に、給紙カセット9から中間転写体20と転写
ローラー25との当接ニップに所定のタイミングで転写
材24が給送され、同時に二次転写バイアスがバイアス
電源29から転写ローラー25に印加される。この二次
転写バイアスにより中間転写体20から第2の画像担持
体である転写材24へ合成カラートナー画像が転写され
る。トナー画像転写を受けた転写材24は定着器15へ
導入され加熱定着される。
【0017】転写材24への画像転写終了後、中間転写
体20上の転写残トナーは中間転写体クリーナ35が当
接されクリーニングされる。
【0018】前述の中間転写体を用いた画像形成装置を
有するカラー電子写真装置は、従来の技術である、転写
ドラム上に第2の画像担持体を張りつけ又は吸着せし
め、そこへ第1の画像担持体上から画像を転写する画像
形成装置を有したカラー電子写真装置、例えば特開昭6
3−301960号公報中で述べられたごとくの転写方
法よりは以下の点で優れている。すなわち、各色のトナ
ー画像の重ね合わせ時の色ズレが少ない。次に、図1で
示されるごとく、第2の画像担持体に何んら加工や制御
(例えば、グリッパーに把持する、吸着する、曲率を持
たせる等)を必要とせずに中間転写体から画像を転写す
ることができるため、第2の画像担持体を多種多様に選
択することができる。例えば、薄い紙(40g/m2
紙)から厚い紙(200g/m2 紙)までの選択が可能
である。第2の画像担持体の幅の広狭あるいは長さの長
短によらず転写可能である。更には封筒、ハガキ、ラベ
ル紙等までに対応が可能である。
【0019】又、中間転写体の剛性が優れているため繰
り返しの使用によって、へこみ、ひずみ変形等の寸法精
度のくるいが生じにくいため、当該中間転写体の交換頻
度を少なくすることができる。
【0020】この様に、中間転写体を用いることによる
利点のため、すでに市場においてはこの画像形成装置を
用いたカラー複写機、カラープリンター等が稼動し始め
ている。
【0021】しかし、これらのカラー電子写真装置は、
前記の利点を十分に生かし、ユーザーに対して真に期待
され、かつ満足を与える装置としては十分機能していな
いのが現状である。すなわち、この中間転写体を用いた
画像形成装置を実際に種々の環境で繰り返し使用する場
合、次のような問題点を未だ有している。
【0022】(1)第1の画像担持体、例えば感光ドラ
ムから中間転写体への転写効率、及び中間転写体から第
2の画像担持体、例えば紙やOHPシートへの転写効率
が十分に高いものとなっていない。そのため、感光ドラ
ムや中間転写体に具備すべきクリーニング装置が不可欠
となり、かつ多量の転写残トナーをクリーニングするた
めに装置への負荷が大きくなり、当該クリーニング装置
が構成上かなり複雑となり、かつ高価なものとなってし
まっている。
【0023】(2)中間転写体に転写された画像、及び
第2の画像担持体に転写された画像の一部分が、図6の
ごとく転写されず、抜けたような画像(中抜け画像)と
なる場合がある。これは(1)で述べたごとく転写効率
が100%に到達していないことにより生ずるものであ
る。この原因としては、中間転写体に使用する材質、表
面性、抵抗、又は転写時の印加バイアスの大きさそのタ
イミング、又は画像形成装置の機械構成等が複合的に作
用するものと思われるが、主たる原因は判明していな
い。しかし、中間転写体の耐久が進むにつれ、又は低温
低湿環境になるほど悪化することは分かっている。
【0024】(3)中間転写体を繰り返し使用し、耐久
が進むにつれ、当該中間転写体の表面性や抵抗が変化す
ることがある。はなはだしい場合は、中間転写体の表面
で削れが生じ、初期に得られた良好な転写効率や均質な
画像が維持できなくなってしまう。
【0025】(4)図1に示されるように、中間転写体
20には中間転写体クリーナ35が具備されている。こ
れは転写されなかったトナーを、次の一連の転写工程が
始まるまでに、中間転写体上から除去するための装置で
ある。このクリーニング方法としてはブレードクリーニ
ング、ファーブラシクリーニング、又はその併用と種々
あるが、中間転写体20の表面でトナーを転写−付着−
離型というサイクルを数千回、又は数万回繰り返すと、
前記のクリーナ35では除去しきれなかったトナーが中
間転写体20の表面に徐々に堆積し、いわゆるフィルミ
ングが形成されるようになる。このようになると、第1
の画像担持体からのトナーの転写性が悪くなり、フィル
ミングした部分の転写不良による斑点状の白く抜けたよ
うな画像となり、画像品質を下げたり、又は全体の転写
効率の低下を招く。
【0026】(5)中間転写体の機能を発現するため、
多くの場合、その材質としては弾性層としてゴム、エラ
ストマー、樹脂等を用い、必要に応じてその上層に被覆
層等を用いる。例えば特開平4−81786号公報、特
開平4−88385号公報、特開平3−242667号
公報、特開平5−333725号公報等にすでにいくつ
かの好ましい材料及び組成について開示されているが、
未だ全ての特性を満足せしめ、幅広く抵抗が安定し、使
用できるものは見い出されていない。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、本発明は前
述の問題を解決した中間転写体を用いた画像形成装置を
提案するものである。
【0028】従って、本発明の目的は、第1の画像担持
体から中間転写体への転写効率、及び中間転写体から第
2の画像担持体への転写効率が非常に高い画像形成装置
を提供するものである。
【0029】別の目的は、画像の微少部分の転写不良の
発生しない、いわゆる中抜け画像のない、均一、均質の
画像品質が、第2の画像担持体である紙やOHPシート
の種類に依存せず得られる画像形成装置を提供するもの
である。
【0030】又別の目的は、中間転写体の繰り返し使用
といった苛酷な耐久使用を行なっても、弾性層と被覆層
間の密着が良好であり、表面の削れ、荒れ等の変化を起
こしにくく、初期と同様な特性を維持し得る画像形成装
置を提供するものである。
【0031】又別の目的は、中間転写体表面へのトナー
付着によるフィルミングの発生しない画像形成装置を提
供するものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、第
1の画像担持体上に形成された画像を中間転写体上に転
写した後、第2の画像担持体上に更に転写する画像形成
装置において、該中間転写体が、少なくともポリエステ
ルポリウレタン及びエポキシ樹脂よりなる被覆層を有
し、該ポリエステルポリウレタン樹脂とエポキシ樹脂の
含有比が98:2〜60:40(重量%比)の範囲にあ
ることを特徴とする画像成形装置である。
【0033】なお、本発明において用いる樹脂の概念
は、ゴム、エラストマー、ポリマー、プラスチックス等
の概念を含包した広義の高分子重合体として使用するも
のとする。
【0034】本発明のポリエステルポリウレタン樹脂に
おいて、ポリエステルを得るために用いるモノマーであ
る、ジカルボン酸及びジアルコールを比較的低分子量の
成分とすることにより、得られる塗膜面を稠密にしかつ
硬度を高め、耐摩擦及び耐研摩性の向上を図っている。
ジカルボン酸、ジアルコール中のメチレン基数が増し分
子量が増加したものを用いると塗膜に若干の可撓性は付
与されるが、硬度がかなり低下する。
【0035】本発明において、ジカルボン酸及びジアル
コールの好ましい態様は以下の通りである。
【0036】HOOC−(CH2A −COOH(A=
0〜6)であり、HO−(CH2 B −OH(B=2〜
5)又はCH3 −CH(OH)−CH2 −OHであり、
より好ましい範囲としてはA=0〜4、B=2〜3であ
る。
【0037】ウレタン塗膜を形成する上でイソシアネー
トの組成及び添加量の選択は重要であるが、本発明にお
いては、ポリエステルを構成するモノマーの選択が本発
明の目的を達成する上でより高い効果を得ることを見い
出した。
【0038】本発明のポリエステルポリウレタン樹脂単
独で中間転写体の弾性層の上層に被覆して用いることも
可能であるが、更に本発明のエポキシ樹脂を添加混合す
ることにより、転写効率及び画質を向上せしめることが
可能である。該エポキシ樹脂を、前記ポリエステルポリ
ウレタン樹脂との量比を越えない範囲で添加することに
より、塗膜面の平滑さを向上させることができ、かつ塗
膜面へのトナーの付着性を低減せしめることを本発明者
等は確認し、本発明を完成するに至った。
【0039】本発明において、とりわけビスフェノール
型エポキシ樹脂は、塗料作成時同時に添加する例えば、
導電性や離型性を付与するための粉末状、固型状の添加
剤を多量に添加しても均一な膜面を形成でき、かつ平滑
に制御し得る分散助剤的役割と膜面の表面エネルギーを
低減する役割の両者の性格を有していると推察してい
る。
【0040】本発明に用いるエポキシ樹脂はビスフェノ
ール型エポキシ樹脂であれば前述の効果は選られるが、
更に被覆層と下層の弾性層との密着を高め、かつ層全体
の可撓性を高めるためには下記一般式(1)で示される
エポキシ樹脂を用いることがより好ましい。
【0041】
【化2】 (R1 及びR2 は水素又は炭素数1〜3のアルキル基、
nは正の整数である。) 本発明のポリエステルポリウレタン樹脂とエポキシ樹脂
の含有比は98:2〜60:40、好ましく95:5〜
70:30(重量%比)である。本発明の含有比は、ポ
リエステルポリウレタン樹脂とエポキシ樹脂の総和重量
を100%とした時の各々の重量%の比とする。
【0042】当該エポキシ樹脂はポリエステルポリウレ
タン樹脂98部に対し2部添加することにより、ポリエ
ステルポリウレタン樹脂単独の場合により、ハーフトー
ン画像のガサツキは有為に改良される。
【0043】2部以下ではトナーの付着性や画質に対し
て、ほとんど効果が得られない。
【0044】40重量%以上添加すると被覆層の硬度が
上がり過ぎ、膜面へのフィルミングの発生や弾性層との
密着不良が生じ、中間転写体の繰り返し使用による耐久
性に難が生じる事となる。
【0045】本発明のポリエステルポリウレタン樹脂
に、本発明の効果を損なわない範囲でポリエーテルポリ
オール化合物を加えることもできる。例えば、ポリ(オ
キシプロピレン)グリコール、ポリ(オキシプロピレ
ン)ポリ(オキシエチレン)グリコール、ポリ(オキシ
ブチレン)グリコール、ポリ(オキシテトラメチレン)
グリコール等のポリ(オキシアルキレン)グリコール
類、ポリ(オキシプロピレン)トリオール、ポリ(オキ
シプロピレン)ポリ(オキシエチレン)トリオール、ポ
リ(オキシブチレン)トリオール等のポリ(オキシアル
キレン)トリオール類、エチレンジアミン、ペンタエリ
スリトール、ソルビトール、スクロース、スターチ等を
開始剤としたポリ(オキシプロピレン)ポリオール、ポ
リ(オキシプロピレン)ポリ(オキシエチレン)ポリオ
ール等のポリ(オキシアルキレン)ポリオール等が挙げ
られる。
【0046】本発明に用いるイソシアネート化合物とし
ては、トリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポ
リメチレンポリフェニルイソシアネート等の芳香族イソ
シアネート化合物、上記イソシアネートの水添化物、ヘ
キサメチレンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネー
ト化合物、及びこれらのイソシアネート化合物のイソシ
アネート基をフェノール、ケトキシム、芳香族第2級ア
ミン、第3級アルコール、アミド、ラクタム、複素環化
合物、亜硫酸塩等でブロックしたブロックイソシアネー
ト化合物等が挙げられる。
【0047】又、重合体の生成を促進する触媒として、
ナフテン酸マグネシウム、ナフテン酸コバルト等のナフ
テン酸塩類、ジブチルスズジラウレート、ジメチルスズ
ジラウレート、塩化第一スズ等のスズ化合物、トリエチ
レンジアミン、N−メチルモルホリン、N,N,N′,
N′−テトラメチルポリメチレンジアミン等のアミン化
合物等を添加してもよい。触媒の添加量は重合体に対
し、0.05〜5重量%が好ましい。
【0048】本発明の被覆層を得るための方法として
は、ポリエステルとジソシアネートの重合体であるポリ
エチレンポリウレタン樹脂及びエポキシ樹脂を適当な溶
剤中に溶解して塗工乾燥して形成することができる。
【0049】その塗工方法としては、スプレー塗工法、
浸漬塗工法、ロールコーター塗工法、カーテンフロー塗
工法等を使用することができる。
【0050】本発明の被覆層の電気抵抗を制御するため
に、必要に応じて、抵抗制御剤として電子伝導体、イオ
ン伝導体を添加することができる。
【0051】好ましい電子伝導体の例としては、導電性
金属酸化物、グラファイト、金属(銅、アルミニウム、
ニッケル及び銀等)及び導電性高分子(ポリアニリン、
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリ
ピリジン、ポリアセン、ポリアズレン、ポリジフェニル
ベンジジン、ポリビニルカルバゾール及びポリ−3−ア
ルキルチオフェン等)が挙げられる。これらのうち金
属、ポリアニリン、ポリピロール及びポリチオフェンが
特に好ましい。好ましいイオン伝導体の例としては、金
属塩及びアンモニウム塩が挙げられる。金属塩としては
I族、又はII族の金属の塩が挙げられ、中でも陽イオン
半径の比較的小さいLi、Na及びKの塩が特に好まし
い。これらの金属塩を構成する陰イオンとしては、ハロ
ゲンイオン(F、Cl、Br及びI等)、チオシアン酸
イオン、過塩素酸イオン、トリフルオロメタンスルフォ
ン酸イオン及びフルオロホウ酸イオン等が挙げられる。
これらのうち特に好ましいものは、チオシアン酸イオ
ン、過塩素酸イオン、トリフルオロメタンスルフォン酸
イオン及びフルオロホウ酸イオンである。又、アンモニ
ウム塩としては、カルボン酸(アジピン酸、フタル酸、
アゼライン酸等)、リン酸、ホウ酸、スルホン酸(アリ
ールスルホン酸等)及びホウフッ化水素酸等の酸のアン
モニウム塩が挙げられる。これらのアンモニウム塩のう
ちカルボン酸アンモニウム塩、リン酸アンモニウム塩及
びホウ酸アンモニウム塩が特に好ましい。電子伝導体及
びイオン伝導体は混合して使用してもよい。
【0052】これらの抵抗制御剤を被覆層として用いる
ため塗料中に添加する場合、塗料中の樹脂固型分に対し
て、1.0重量%〜200重量%添加することが好まし
い。1.0重量%未満であると安定的に電気抵抗を制御
することはできず、均一な抵抗の面を形成することがで
きない場合がある。又、200重量%を越えると強靭な
連続皮膜を形成することが困難になる。はなはだしい場
合は、安定した皮膜を形成できず、独立した粒子相互が
弱く結合した皮膜となってしまう。
【0053】本発明に用いる中間転写体は、例えば剛体
である円筒状の導電性支持体上に少なくともゴム、エラ
ストマー、樹脂よりなる弾性層を有するローラー形状、
更にはその弾性層の上層に一層以上の被覆層を有するロ
ーラー形状、又は図5に示されるごとくのベルト形状
と、種々の形態を目的、必要に応じて選択することがで
きる。その例を図2〜図5に示す。
【0054】画像の重ね合せの色ズレ防止、繰り返しの
使用による耐久性を考慮すると、より好ましい本発明の
態様としてはローラー形状である。
【0055】各図において、100は剛体である円筒状
導電性支持体、101は弾性層、102及び103は被
覆層、又104は中間転写体ベルトを示す。
【0056】円筒状導電性支持体としては、アルミニウ
ム、鉄、銅及びステンレス等の金属や合金、カーボンや
金属粒子等を分散した導電性樹脂等を用いることがで
き、その形状としては、上述したような円筒状や、円筒
の中心に軸を貫通したもの、円筒の内部に補強を施こし
たもの等が挙げられる。
【0057】本発明に用いる中間転写体の弾性層及び被
覆層に使用されるその他のゴム、エラストマー、樹脂と
しては、例えば、エラストマーやゴムとしては、スチレ
ン−ブタジエンゴム、ハイスチレンゴム、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、エチレン−プロピレン共重合体、
ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴ
ム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、ウレ
タンゴム、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム及び
ノルボルネンゴム等が挙げられる。又、樹脂類としては
ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチル
スチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレ
ン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−
アクリル酸オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸
フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステ
ル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、
スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メ
タクリル酸ブチル共重合体及びスチレン−メタクリル酸
フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アク
リル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン
又はスチレン置換体を含む単重合体又は共重合体)、塩
化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ロジン
変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
ポリエステル樹脂、低分子量ポリエチレン、低分子量ポ
リプロピレン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、キシレン樹脂及びポリビニルブチラー
ル樹脂等が挙げられる。
【0058】弾性層の膜厚は0.5mm以上、更には1
mm以上、特には1mm〜10mmであることが好まし
い。又、被覆層の膜厚は、下層の弾性層の柔軟性をその
上層あるいは感光体表面に伝えるための薄層にすること
が好ましく、具体的には3mm以下、更には2mm以
下、特には5μm〜1mmであることが好ましい。
【0059】本発明に用いる中間転写体の体積抵抗率は
101 〜1013Ω・cmであることが好ましく、特には
102 〜1010Ω・cmであることが好ましい。又、少
なくとも表面層の体積抵抗率はこれらの範囲内であるこ
とが好ましい。
【0060】又、本発明に用いられる第1の画像担持体
としてはローラー、ベルト等の感光体が使用可能であ
り、ローラー形状の方が高転写効率及び画像の重ね合せ
(レジストレーション)のズレを最小に抑えることがで
き、本発明においては好適である。これは、剛体の中間
転写体と剛体の感光ドラムが当接するため前記のごとき
好影響が生ずると推察している。
【0061】又、この感光体の感光層としては、OPC
(有機光導電体含有)感光層、とりわけ、その上層に粒
径0.1〜100μmのフッ素樹脂粒子、例えばポリテ
トラフルオロエチレン粒子、ポリビニリデンフルオライ
ド粒子等を含有した層を有する感光層を剛体ローラー表
面に塗布した感光ドラムを用いた場合、中間転写体と感
光体との摩擦を低減し、中間転写体の高耐久性が得ら
れ、かつ、転写効率が向上し、部分的な転写不良を防止
するなどの利点があり、本発明との組合せにより、更に
性能の向上を図ることができる。
【0062】本発明の中間転写体は、例えば以下のよう
にして製造される。
【0063】まず、円筒状導電性支持体としての金属ロ
ールを用意する。ゴム、エラストマー樹脂等を金属ロー
ルの上に熔融成形、注入成形、浸漬塗工あるいはスプレ
ー塗工等により成形することによって弾性層を設ける。
【0064】次に、既述のごとく、被覆層の材料を弾性
層の上に熔融成形、注入成形、浸漬塗工あるいはスプレ
ー塗工等により成形することによって被覆層を設ける。
【0065】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。 (実施例1)直径182mm、長さ320mm、厚み5
mmのアルミニウム製円筒状ローラー表面に下記配合の
ゴムコンパウンドを金型を用いてトランスファー成形す
ることにより、弾性層を有するローラー(1)を得た。
【0066】 ゴム配合 NBRゴム 100部(重量部、以下同様) 酸化亜鉛 2部 導電性カーボンブラック 10部 パラフィン系オイル 30部 加硫剤(硫黄) 2部 加硫促進剤(ジベンゾチアジルジスルフィド、MBTS) 3部 次にその上層に被覆層を得るため、次のような処方配合
及び製造法に基づき被覆層用塗料を調製した。
【0067】アジピン酸36.1部、プロピレングリコ
ール28.1部を縮合してポリエステルを得、更にトリ
エチレンジアミン0.05部、MDI 23.8部を加
え、反応せしめポリエステルポリウレタン樹脂を得た。
これをトルエンに溶解した。前記トルエン溶液にビスフ
ェノールAとエピクロルヒドリンの重合反応より得られ
たエポキシ樹脂12部、導電性酸化チタン52部、ポリ
テトラフルオロエチレン微粉末(粒径1〜2μm)50
部を加え、ペイントシェーカーで約2時間振盪混合を行
なった。更に、ホモミキサーで0.1〜1.0時間混合
分散して被覆層用塗料とした。
【0068】上記塗料をスプレー塗工によりローラー
(1)表面へ厚み約50〜200μmの被覆層を形成
し、その後100℃で2時間乾燥・硬化させ、本発明の
中間転写体(1)を得た。
【0069】この中間転写体(1)を図1に示されるフ
ルカラー電子写真装置に装着し、感光体としてアルミニ
ウムシリンダー上に感光層を有したOPC感光ドラムを
用いて繰り返しフルカラー画像複写試験を行なった。そ
の結果を表1に示す。
【0070】以下に本実施例の作像条件を示す。
【0071】感光体 :OPC感光ドラム(表層
に粒径0.1μmのポリテトラフルオロエチレン粒子を
分散した被覆層を有する。) 表面電位 :−700V カラー現像剤(4色共):非磁性一成分トナー 一次転写電圧 :+900V 二次転写電圧 :+3400V プロセススピード:120mm/s 現像バイアス :−500V
【0072】(実施例2)実施例1において、被覆層用
塗料を以下の様に変更した他は、実施例1と同様にして
耐久試験を行なった。画質的には1万枚後でも初期と変
らない良好なフルカラー画像が得られた。その結果を表
1に示す。
【0073】コハク酸20部、アジピン酸20部、プロ
ピレングリコール12部、及びブチレングリコール20
部を縮合せしめてポリエステルポリオールを得た。
【0074】次に、上記ポリエステルポリオールと水添
MDIを30部を反応せしめポリエステルポリウレタン
樹脂を得た。これに実施例1に用いたエポキシ樹脂を2
6部、また導電性酸化スズを60部を用いた他は、実施
例1と同様にしてトルエンに溶解・分散せしめ被覆層用
塗料とした。
【0075】(実施例3)実施例1で用いた被覆層用塗
料を無端状のポリテトラフルオロエチレンベルトの表面
に塗布し、ベルト状の中間転写体を得た。このベルトを
図5で示されるフルカラー電子写真装置を用い、1万枚
の耐久試験を行なった。その結果は実施例1とほぼ同様
の良好な効果が得られ、ベルト状中間転写体においても
本発明が有用であることが確認された。
【0076】(比較例1)実施例1において被覆層を形
成しなかった(弾性層のみを有する)中間転写体を用い
た他は、実施例1と同様に耐久試験を行なったが、約3
000枚から徐々に中間転写体の表面にフィルミングが
発生し、1万枚後では画像上に雨を降らした様な細いス
ジとなってフィルミングの悪影響が生じ、画質としては
実用的には不可であった。又、画質としては初期は無視
し得る微少部分の中抜け画像であったが、1万枚後は明
らかに文字の中央が抜けた不良画像であった。その結果
を表1に示す。
【0077】(比較例2)被覆層に実施例1で用いたエ
ポキシ樹脂のみを用いること以外、実施例1と同様にし
て耐久試験を行なったが、弾性層との密着不良が耐久試
験途中(約数千枚の時点)から発生すると共に、徐々に
転写効率が低下し始め、画質的にも初期の良好な画像を
維持することができなくなった。
【0078】
【表1】
【0079】
【発明の効果】以上、本発明画像形成装置によれば、第
1の画像担持体から中間転写体、及び中間転写体から第
2の画像担持体への転写効率が共に高い。紙やOHPシ
ートの種類によらず画像の中抜け等の画像不良のない均
質な画像が得られる。耐久後も良好な特性が維持され
る。更に、中間転写体へのトナー付着によるフィルミン
グが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写体を有する電子写真装置の概
略断面図である。
【図2】本発明の中間転写体の1例の模式断面図であ
る。
【図3】本発明の中間転写体の1例の模式断面図であ
る。
【図4】本発明の中間転写体の1例の模式断面図であ
る。
【図5】本発明の中間転写体を有する電子写真装置の概
略断面図である。
【図6】中抜け画像の例である。
フロントページの続き (72)発明者 仲沢 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 芦邊 恒徳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−44527(JP,A) 特開 平4−151159(JP,A) 特開 平6−75389(JP,A) 特開 平3−219258(JP,A) 特開 平6−19337(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 5/147 502 G03G 15/01 114

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像担持体上に形成された画像を
    中間転写体上に転写した後、第2の画像担持体上に更に
    転写する画像形成装置において、該中間転写体が、少な
    くともポリエステルポリウレタン及びエポキシ樹脂より
    なる被覆層を有し、該ポリエステルポリウレタン樹脂と
    エポキシ樹脂の含有比が98:2〜60:40(重量%
    比)の範囲にあることを特徴とする画像成形装置。
  2. 【請求項2】 ポリエステルポリウレタン樹脂が、HO
    OC−(CH2A −COOH(A=0〜6)、及びH
    O−(CH2B−OH(B=2〜5)又はCH3 −C
    H(OH)−CH2 −OHの縮合体であるポリエステル
    と、ジイソシアネートとの重合体である請求項1の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 エポキシ樹脂がビスフェノール型エポキ
    シ樹脂である請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 ビスフェノール型エポキシ樹脂が下記一
    般式(1)で示される化合物である請求項3の画像形成
    装置 【化1】 (R1 及びR2 は水素又は炭素数1〜3のアルキル基、
    nは正の整数である。)
  5. 【請求項5】 前記中間転写体が弾性層を有するローラ
    ーである請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記中間転写体が弾性層及び被覆層を有
    するローラーである請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写体がベルトである請求項1
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 第1の画像担持体が、導電性剛体ローラ
    ー上に感光層を有する感光ドラムであり、前記中間転写
    体が、弾性層を有する剛体ローラーであり、かつ装置が
    電子写真用である請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記感光ドラムがフッ素樹脂粒子を含有
    する表層を有し、かつ装置が電子写真用である請求項8
    の電子写真用画像形成装置。
  10. 【請求項10】 ポリエステルポリウレタン樹脂とエポ
    キシ樹脂の含有比が95:5〜70:30(重量%比)
    の範囲にある請求項1の画像形成装置。
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