JPH06190959A - 受像シート - Google Patents
受像シートInfo
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- JPH06190959A JPH06190959A JP4359264A JP35926492A JPH06190959A JP H06190959 A JPH06190959 A JP H06190959A JP 4359264 A JP4359264 A JP 4359264A JP 35926492 A JP35926492 A JP 35926492A JP H06190959 A JPH06190959 A JP H06190959A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感熱昇華、感熱溶融、インクジェット、静電
転写、レーザー転写法に対応した受像シートにおいて、
安定した帯電防止性を保ち、表面の保存を変えず、温度
および湿度の影響の少ない帯電防止効果を持った受像シ
ートを提供することである。 【構成】 基材シートとその表面に形成された染料受容
層とからなる受像シートにおいて、上記受容層に、導電
性ウイスカーを含むことを特徴とする受像シート。
転写、レーザー転写法に対応した受像シートにおいて、
安定した帯電防止性を保ち、表面の保存を変えず、温度
および湿度の影響の少ない帯電防止効果を持った受像シ
ートを提供することである。 【構成】 基材シートとその表面に形成された染料受容
層とからなる受像シートにおいて、上記受容層に、導電
性ウイスカーを含むことを特徴とする受像シート。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、受像シートに関し、更
に詳しくは、感熱昇華型、感熱溶融型、インクジェト、
静電転写、およびレーザー転写記録方法に使用する受像
シートに関する。
に詳しくは、感熱昇華型、感熱溶融型、インクジェト、
静電転写、およびレーザー転写記録方法に使用する受像
シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、感熱昇華型、感熱溶融型、インク
ジェット、静電転写、レーザー転写等の記録方法が公知
である。
ジェット、静電転写、レーザー転写等の記録方法が公知
である。
【０００３】一般に熱転写記録方法は、基材シート上に
固体インク層を有する構成の熱転写シートと熱転写受像
シートとを組み合わせて使用され、サーマルヘッドで前
記熱転写シートの基材シート側から熱印加し、前記イン
クを溶融または昇華し、前記熱転写受像シートに転移し
て画像を形成する方法である。
固体インク層を有する構成の熱転写シートと熱転写受像
シートとを組み合わせて使用され、サーマルヘッドで前
記熱転写シートの基材シート側から熱印加し、前記イン
クを溶融または昇華し、前記熱転写受像シートに転移し
て画像を形成する方法である。
【０００４】インクジェットに用いられる受像シート
は、微小小口径のノズルに対向させて使用するもので、
ノズルから噴出した液状インキのしずくを受けとり、文
字、画像等のパターンを形成するものであり、普通紙、
ＯＨＰ等の基材シートの上に、上記ノズルから噴出した
液状インキのしずくを受容するための受容層を設けてな
る。
は、微小小口径のノズルに対向させて使用するもので、
ノズルから噴出した液状インキのしずくを受けとり、文
字、画像等のパターンを形成するものであり、普通紙、
ＯＨＰ等の基材シートの上に、上記ノズルから噴出した
液状インキのしずくを受容するための受容層を設けてな
る。
【０００５】静電転写、レーザー転写用の受像シート
は、普通紙、ＯＨＰ等の基材シートの上に、帯電してい
る静電気トナーを受容するための受容層を設けたもので
ある。これらの転写方法は、帯電気から発生するコロナ
放電により、ドラム上の感光体を均一帯電させ、その感
光体を露光器による投影像により静電潜像を形成させ、
現像部で上記静電潜像を逆極性に帯電した静電トナーを
受像シートの裏側の転写器から発生するコロナ放電また
はバイアス電圧等により受像シート上に転写させ、熱ま
たは圧力によって、受像シート上に融着または圧着され
画像を形成する。
は、普通紙、ＯＨＰ等の基材シートの上に、帯電してい
る静電気トナーを受容するための受容層を設けたもので
ある。これらの転写方法は、帯電気から発生するコロナ
放電により、ドラム上の感光体を均一帯電させ、その感
光体を露光器による投影像により静電潜像を形成させ、
現像部で上記静電潜像を逆極性に帯電した静電トナーを
受像シートの裏側の転写器から発生するコロナ放電また
はバイアス電圧等により受像シート上に転写させ、熱ま
たは圧力によって、受像シート上に融着または圧着され
画像を形成する。
【０００６】近年は、上記転写転写記録方法により、短
時間で３色または４色の多数のドットを受像シートに転
写させ、該多色の色ドットにより現行のフルカラー画像
を形成することができる。
時間で３色または４色の多数のドットを受像シートに転
写させ、該多色の色ドットにより現行のフルカラー画像
を形成することができる。
【０００７】また、上記の如く受像シートの基材シート
がＯＨＰシート、プラスチックカードのようにプラスチ
ックであるものも多数ある。
がＯＨＰシート、プラスチックカードのようにプラスチ
ックであるものも多数ある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記転写記録方法を実
行するために、各転写記録方法に対応した性能をもつ受
容層を基材シート上に設けると共に、受像シートの静電
気対策が行われている。従来、受像シートの静電気防止
対策として、受像シートの受容層および裏面層等に帯電
防止層を設けたりしている。ところが、通常、上記帯電
防止剤はオイルまたはワックス状の物質であり、帯電防
止剤を加えすぎると、帯電防止剤が長期にわたって表面
にブリードし、保存性や印字性能に悪影響を及ぼす欠点
がある。また帯電防止剤が少ないと帯電防止効果が弱か
ったり持続性に支障をきたす。また、上記帯電防止層を
厚く設けると、表面がべたついたり、指紋がつきやすく
なったりする。また、帯電防止層が薄いと、上記帯電防
止剤が少ない場合と同じ傾向を示す。
行するために、各転写記録方法に対応した性能をもつ受
容層を基材シート上に設けると共に、受像シートの静電
気対策が行われている。従来、受像シートの静電気防止
対策として、受像シートの受容層および裏面層等に帯電
防止層を設けたりしている。ところが、通常、上記帯電
防止剤はオイルまたはワックス状の物質であり、帯電防
止剤を加えすぎると、帯電防止剤が長期にわたって表面
にブリードし、保存性や印字性能に悪影響を及ぼす欠点
がある。また帯電防止剤が少ないと帯電防止効果が弱か
ったり持続性に支障をきたす。また、上記帯電防止層を
厚く設けると、表面がべたついたり、指紋がつきやすく
なったりする。また、帯電防止層が薄いと、上記帯電防
止剤が少ない場合と同じ傾向を示す。
【０００９】この様に帯電防止を行うためには、通常、
表面電気抵抗値の管理が必要であり、また上記の帯電防
止の方法では、温度、湿度に大きく作用される事も含め
て、管理が非常に困難である。そこで、本発明は、各種
転写記録方法に対応した受像シートにおいて、安定した
帯電防止性を保ち、表面の保存を変えず、温度および湿
度の影響の少ない帯電防止効果を持った受像シートを提
供することである。
表面電気抵抗値の管理が必要であり、また上記の帯電防
止の方法では、温度、湿度に大きく作用される事も含め
て、管理が非常に困難である。そこで、本発明は、各種
転写記録方法に対応した受像シートにおいて、安定した
帯電防止性を保ち、表面の保存を変えず、温度および湿
度の影響の少ない帯電防止効果を持った受像シートを提
供することである。
【００１０】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、感熱昇華型、感
熱溶融型、インクジェット、静電転写、およびレーザー
転写用受像シートの基材シートとその表面に形成された
受容層とからなり、受容層に導電性ウイスカーを含むこ
とを特徴とする。
によって達成される。即ち、本発明は、感熱昇華型、感
熱溶融型、インクジェット、静電転写、およびレーザー
転写用受像シートの基材シートとその表面に形成された
受容層とからなり、受容層に導電性ウイスカーを含むこ
とを特徴とする。
【００１１】次に、好ましい実施態様を挙げて本発明を
更に、詳細に説明する。本発明の受像シートは、感熱昇
華型、感熱溶融型、インクジェット、静電転写、レーザ
ー転写用の受像シートであって、図１に示すように、基
材シート１の一方の面に受容層２を設け必要に応じて裏
面層３を形成してなるものであり、上記受容層又は裏面
層に、あるいは受容層および裏面層両方に導電性ウイス
カーを含むことを特徴にしている。
更に、詳細に説明する。本発明の受像シートは、感熱昇
華型、感熱溶融型、インクジェット、静電転写、レーザ
ー転写用の受像シートであって、図１に示すように、基
材シート１の一方の面に受容層２を設け必要に応じて裏
面層３を形成してなるものであり、上記受容層又は裏面
層に、あるいは受容層および裏面層両方に導電性ウイス
カーを含むことを特徴にしている。
【００１２】導電性ウイスカーは、例えば、チタン酸カ
リウムウイスカーがあり、比抵抗値が１０0 〜１０2 Ω
・ｃｍ、平均繊維長が１０〜２０μｍ、平均繊維径が
０．２〜０．５μｍが好ましい。 Ａ）基材シート 上記転写方法用の基材シートは、普通紙、ポリプロピレ
ン等の合成紙、普通紙と合成紙の貼り合せ、ＰＥＴ、発
泡ＰＥＴ、塩化ビニル、ポリアミド等のプラスチックフ
ィルム、および前記プラスチックフィルムと前記紙の貼
り合わせが挙げられる。これらの基材シートの厚みは５
０〜２００μｍ程度が一般的である。 Ｂ）受容層 感熱昇華、感熱溶融転写用の受像シートの受容層は、上
記転写シートから昇華または溶融したインクを受容し形
成された画像を維持するためのものである。染料受容層
を形成する為の樹脂としては、例えば、ポリエステル、
塩化酢酸ビニル、ポリアミド、塩化ビニル、酢酸ビニ
ル、ポリカーボネート、ウレタン、セルロース等が挙げ
られ、特に好ましいものは、ポリエステル、塩化酢酸ビ
ニルである。導電性ウイスカーの添加量は、樹脂１００
重量部に対して１重量部が好ましい。
リウムウイスカーがあり、比抵抗値が１０0 〜１０2 Ω
・ｃｍ、平均繊維長が１０〜２０μｍ、平均繊維径が
０．２〜０．５μｍが好ましい。 Ａ）基材シート 上記転写方法用の基材シートは、普通紙、ポリプロピレ
ン等の合成紙、普通紙と合成紙の貼り合せ、ＰＥＴ、発
泡ＰＥＴ、塩化ビニル、ポリアミド等のプラスチックフ
ィルム、および前記プラスチックフィルムと前記紙の貼
り合わせが挙げられる。これらの基材シートの厚みは５
０〜２００μｍ程度が一般的である。 Ｂ）受容層 感熱昇華、感熱溶融転写用の受像シートの受容層は、上
記転写シートから昇華または溶融したインクを受容し形
成された画像を維持するためのものである。染料受容層
を形成する為の樹脂としては、例えば、ポリエステル、
塩化酢酸ビニル、ポリアミド、塩化ビニル、酢酸ビニ
ル、ポリカーボネート、ウレタン、セルロース等が挙げ
られ、特に好ましいものは、ポリエステル、塩化酢酸ビ
ニルである。導電性ウイスカーの添加量は、樹脂１００
重量部に対して１重量部が好ましい。
【００１３】また、上記樹脂には熱転写受像シートとの
剥離性を向上せしめるためために離型剤を含有せしめる
ことができる。上記樹脂に混合して使用する好ましい離
型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル系界
面活性剤、弗素系界面活性剤が挙げられるが、シリコー
ンオイルが望ましい。該シリコーンオイルとしては、エ
ポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル
変性、アルコール変性、弗素変性、アルキルアラルキル
ポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性シリコ
ーンオイルが望ましい。離型剤は１種若しくは２種以上
のものが使用される。また、この離型剤の添加量は染料
受容層形成樹脂１００重量部に対し、０．５〜３０重量
部が好ましい。この添加量を満たさない場合は、熱転写
フィルムと染料受容層の融着若しくは印字感度の低下等
の問題が生じる場合がある。この様な離型剤を染料受容
層に添加することによって、転写後の受容層の表面に離
型剤がブリードアウトして離型層が形成される。
剥離性を向上せしめるためために離型剤を含有せしめる
ことができる。上記樹脂に混合して使用する好ましい離
型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル系界
面活性剤、弗素系界面活性剤が挙げられるが、シリコー
ンオイルが望ましい。該シリコーンオイルとしては、エ
ポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル
変性、アルコール変性、弗素変性、アルキルアラルキル
ポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性シリコ
ーンオイルが望ましい。離型剤は１種若しくは２種以上
のものが使用される。また、この離型剤の添加量は染料
受容層形成樹脂１００重量部に対し、０．５〜３０重量
部が好ましい。この添加量を満たさない場合は、熱転写
フィルムと染料受容層の融着若しくは印字感度の低下等
の問題が生じる場合がある。この様な離型剤を染料受容
層に添加することによって、転写後の受容層の表面に離
型剤がブリードアウトして離型層が形成される。
【００１４】受容層は、上記の基材シートの表面に、上
記の如き樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加えたもの
を、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や水に
分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、スクリー
ン印刷法、グラビアリバース法等の形成手段により塗布
及び乾燥することによって形成される。以上の如く形成
される染料受容層は任意の厚さで良いが、一般的には１
〜５０μｍの厚さである。また、この様な染料受容層は
連続被覆であるのが好ましが、樹脂エマルジョンや樹脂
分散液を使用して、不連続の被覆としてもよい。
記の如き樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加えたもの
を、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や水に
分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、スクリー
ン印刷法、グラビアリバース法等の形成手段により塗布
及び乾燥することによって形成される。以上の如く形成
される染料受容層は任意の厚さで良いが、一般的には１
〜５０μｍの厚さである。また、この様な染料受容層は
連続被覆であるのが好ましが、樹脂エマルジョンや樹脂
分散液を使用して、不連続の被覆としてもよい。
【００１５】インクジェットの受像シートの受容層は、
小口口径ノズルから噴出した液状インキを受容し、形成
された画像を維持するためのものである。
小口口径ノズルから噴出した液状インキを受容し、形成
された画像を維持するためのものである。
【００１６】染料受容層を形成するための樹脂として
は、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、セルロース、ゼラチン、デンプン、アクリルアミ
ド、ＳＢＲ等が挙げられ、特に好ましいものは、ポリビ
ニルアルコールである。導電性ウイスカーの添加量は、
樹脂１００重量部にたいし、１重量部が好ましい。
は、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、セルロース、ゼラチン、デンプン、アクリルアミ
ド、ＳＢＲ等が挙げられ、特に好ましいものは、ポリビ
ニルアルコールである。導電性ウイスカーの添加量は、
樹脂１００重量部にたいし、１重量部が好ましい。
【００１７】また染料受容層の形成方法は、上記感熱昇
華および感熱溶融転写用の受像シートの受容層形成方法
と同様である。形成される染料受容層は、一般的に１〜
５０μｍの厚さである。
華および感熱溶融転写用の受像シートの受容層形成方法
と同様である。形成される染料受容層は、一般的に１〜
５０μｍの厚さである。
【００１８】静電転写、レーザー転写用の場合の染料受
容層を形成する樹脂としては、例えば、ポリエステル、
ポリアミド、アクリル、塩化酢酸ビニル、塩化ビニル、
ＡＳ、ＳＢＲ等挙げられる。特に好ましいものは、ポリ
エステルである。導電性ウイスカーの添加量は、樹脂１
００重量部に対し、１重量部が好ましい。
容層を形成する樹脂としては、例えば、ポリエステル、
ポリアミド、アクリル、塩化酢酸ビニル、塩化ビニル、
ＡＳ、ＳＢＲ等挙げられる。特に好ましいものは、ポリ
エステルである。導電性ウイスカーの添加量は、樹脂１
００重量部に対し、１重量部が好ましい。
【００１９】また染料受容層の形成方法は、上記感熱昇
華および感熱溶融転写用の受像シートの受容層形成方法
と同様である。形成される染料受容層は、一般的に１〜
２０μｍの厚さである。
華および感熱溶融転写用の受像シートの受容層形成方法
と同様である。形成される染料受容層は、一般的に１〜
２０μｍの厚さである。
【００２０】Ｃ）裏面層 裏面層は、基材シートの受容層とは反対の面に形成さ
れ、受像シートがカセット吸引で送る場合、受像シート
同士の滑りが円滑となり、１枚ずつ正確に送り出すこと
ができるためのものである。
れ、受像シートがカセット吸引で送る場合、受像シート
同士の滑りが円滑となり、１枚ずつ正確に送り出すこと
ができるためのものである。
【００２１】上記転写方法に使用される受像シートの裏
面層の組成物として、アクリル、ポリエステル、セルロ
ース、ポリアミド、塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体等が挙げられる。導電性ウイスカーの添加量
は、樹脂１００重量部に対して、１重量部が好ましい。
面層の組成物として、アクリル、ポリエステル、セルロ
ース、ポリアミド、塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体等が挙げられる。導電性ウイスカーの添加量
は、樹脂１００重量部に対して、１重量部が好ましい。
【００２２】裏面層の形成方法は、上記感熱昇華及び感
熱溶融転写法の形成方法と同様である。また裏面層の厚
みは一般的に０．５〜５μｍである。
熱溶融転写法の形成方法と同様である。また裏面層の厚
みは一般的に０．５〜５μｍである。
【００２３】
【作用】本発明においては、受容層に導電性ウイスカー
を含むことによって、帯電防止効果を持ち、印字抜けや
ベタ付きがなく、印字時の搬送性および保存性に優れた
受像シートが提供できる。
を含むことによって、帯電防止効果を持ち、印字抜けや
ベタ付きがなく、印字時の搬送性および保存性に優れた
受像シートが提供できる。
【００２４】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
具体的に説明する。尚、文中に部または％とあるのは特
に断りの無い限り重量基準である。 実施例１ 感熱昇華、感熱溶融転写用 厚さ６０μｍの合成紙（商品名「ユポＦＰＧ−６０」、
王子油化製）、塗布量７２．３ｇ／ｍ2 のコート紙（商
品名「ニュートップ」、神崎製紙製）、および厚さ６０
μｍの合成紙（商品名「ユポＰＧ−６０」、王子油化
製）の順に貼り合わされてなる貼合わせ紙の表面に、下
記の組成の受容層用塗工液をバーコーターにより乾燥時
３．０ｇ／ｍ2 になる割合で塗布し、ドライアーで簡易
乾燥後、８０℃のオーブン中で１０分間乾燥して染料受
容層を形成し、本発明で使用する受像シートを得た。受容層樹脂塗工液 ； ポリエステル（バイロン６００、東洋紡績製） １０部 塩化ビニル／酢酸ビニル共重合樹脂（♯１０００Ａ、電気化学工業製） １０部 導電性ウイスカー（ＷＫ−２００Ｂ、大塚化学製） ０．２部 アミノ変性シリコーン（Ｘ−２２−３０５０Ｅ、信越化学工業製）０．２部 エポキシ変性シリコーン（Ｘ−２２−３０００Ｅ、信越化学工業製） ０．２部 メチルエチルケトン／トルエン（重量比（１／１）） ７９．４部 実施例２ インクジェット用 厚さ１００μｍの白ＰＥＴ（商品名「Ｅ−２０」、東レ
製）の片面に、下記の組成の受容層塗工液を乾燥時２０
μｍになる様にバーコーターにより塗布しドライアーで
簡易乾燥する。次に、基材シートの裏面に裏面プライマ
ー用塗工液および裏面層用塗工液を乾燥時０．５μｍお
よび３μｍになるように、順にバーコーターにより塗布
しドライアーで簡易乾燥し、その後、８０℃のオーブン
中で１０分間乾燥して、受容層および裏面層を形成し本
発明の受像シートを得た。受容層樹脂塗工液 ； ポリビニルアルコール（ＰＶＡ−１１７、クラレ製） １０部 シリカフィラー（ミズカシルＰ−５２７、水沢化学製） ０．１部 ＩＰＡ／水（重量比（１／１）） ８９部裏面層用塗工液 ； ポリアクリル（ＢＲ−８５、三菱レイヨン） １０部 導電性ウイスカー（ＷＫ−３００） ０．１部 メチルエチルケトン／トルエン（重量比（１／１）） ８９部裏面プライマー ； ポリエステルポリオール（アドコート、東洋モートン製） １５部 メチルエチルケトン／ジオキサン（重量比（２／１）） ８５部 実施例３ 静電転写、レーザー転写用 厚さ１００μｍの透明ＰＥＴ（商品名「Ｔ−６０」、東
レ製）の片面に、下記の組成の受容層塗工液を乾燥時２
０μｍになる様にバーコーターにより塗布しドライアー
で簡易乾燥する。次に、基材シートの裏面に裏面プライ
マー用塗工液および裏面層用塗工液を乾燥時０．５μｍ
および３μｍになるように、裏面プライマー用塗工液、
裏面層用塗工液の順にバーコーターにより塗布しドライ
アーで簡易乾燥し、その後、８０℃のオーブン中で１０
分間乾燥して、受容層および裏面層を形成し本発明の受
像シートを得た。受容層用塗工液 ； ポリエステル（タフトンＮＥ−３８２、花王製） ２０部 導電製ウイスカー（ＷＫ−２００Ｂ、大塚化学製） ０．１部 メチルエチルケトン／トルエン（重量比（１／１）） ８９．９部裏面層組成 ； ポリアクリル（ＢＲ−８５、三菱レイヨン製） １０部 導電性ウイスカー（ＷＫ−３００） ０．１部 メチルエチルケトン／トルエン（重量比（１／１）） ８９部裏面プライマー ； ポリエステルポリオール（アドコート、東洋モートン製） １５部 メチルエチルケトン／ジオキサン（重量比（２／１）） ８５部 比較例１〜３ 実施例１〜３の導電性ウイスカーを除いた以外は実施例
１〜３と同様にして積層し、比較例の受像シートを得
た。 比較例４ 比較例１の受容層の上に下記の帯電防止層用塗工液を、
乾燥時０．３μｍになる様に塗布しドライアーで簡易乾
燥後、８０℃のオーブン中で１０分間乾燥して、帯電防
止層を形成し、比較例の受像シートを得た。帯電防止層用塗工液 ； 帯電防止剤（スタチサイド、瀧原産業製） ０．１部 ＩＰＡ ９９．９部 比較例５ 比較例２の受容層の上に下記の帯電防止層用塗工液を乾
燥時０．１μｍになるように塗布し、他は比較例４と同
様にして積層し、比較例の受像シートを得た。帯電防止層用塗工液 ； 帯電防止剤（ＴＢ−１６０、松本油脂製薬製） ０．１部 ＩＰＡ ９９．９部 比較例６ 比較例３の受容層ならびに受容層面の基材シート面上に
下記の帯電防止層用塗工液を乾燥時０．１μｍになるよ
うに塗布し、他は比較例４と同様にして積層し、比較例
の受像シートを得た。
具体的に説明する。尚、文中に部または％とあるのは特
に断りの無い限り重量基準である。 実施例１ 感熱昇華、感熱溶融転写用 厚さ６０μｍの合成紙（商品名「ユポＦＰＧ−６０」、
王子油化製）、塗布量７２．３ｇ／ｍ2 のコート紙（商
品名「ニュートップ」、神崎製紙製）、および厚さ６０
μｍの合成紙（商品名「ユポＰＧ−６０」、王子油化
製）の順に貼り合わされてなる貼合わせ紙の表面に、下
記の組成の受容層用塗工液をバーコーターにより乾燥時
３．０ｇ／ｍ2 になる割合で塗布し、ドライアーで簡易
乾燥後、８０℃のオーブン中で１０分間乾燥して染料受
容層を形成し、本発明で使用する受像シートを得た。受容層樹脂塗工液 ； ポリエステル（バイロン６００、東洋紡績製） １０部 塩化ビニル／酢酸ビニル共重合樹脂（♯１０００Ａ、電気化学工業製） １０部 導電性ウイスカー（ＷＫ−２００Ｂ、大塚化学製） ０．２部 アミノ変性シリコーン（Ｘ−２２−３０５０Ｅ、信越化学工業製）０．２部 エポキシ変性シリコーン（Ｘ−２２−３０００Ｅ、信越化学工業製） ０．２部 メチルエチルケトン／トルエン（重量比（１／１）） ７９．４部 実施例２ インクジェット用 厚さ１００μｍの白ＰＥＴ（商品名「Ｅ−２０」、東レ
製）の片面に、下記の組成の受容層塗工液を乾燥時２０
μｍになる様にバーコーターにより塗布しドライアーで
簡易乾燥する。次に、基材シートの裏面に裏面プライマ
ー用塗工液および裏面層用塗工液を乾燥時０．５μｍお
よび３μｍになるように、順にバーコーターにより塗布
しドライアーで簡易乾燥し、その後、８０℃のオーブン
中で１０分間乾燥して、受容層および裏面層を形成し本
発明の受像シートを得た。受容層樹脂塗工液 ； ポリビニルアルコール（ＰＶＡ−１１７、クラレ製） １０部 シリカフィラー（ミズカシルＰ−５２７、水沢化学製） ０．１部 ＩＰＡ／水（重量比（１／１）） ８９部裏面層用塗工液 ； ポリアクリル（ＢＲ−８５、三菱レイヨン） １０部 導電性ウイスカー（ＷＫ−３００） ０．１部 メチルエチルケトン／トルエン（重量比（１／１）） ８９部裏面プライマー ； ポリエステルポリオール（アドコート、東洋モートン製） １５部 メチルエチルケトン／ジオキサン（重量比（２／１）） ８５部 実施例３ 静電転写、レーザー転写用 厚さ１００μｍの透明ＰＥＴ（商品名「Ｔ−６０」、東
レ製）の片面に、下記の組成の受容層塗工液を乾燥時２
０μｍになる様にバーコーターにより塗布しドライアー
で簡易乾燥する。次に、基材シートの裏面に裏面プライ
マー用塗工液および裏面層用塗工液を乾燥時０．５μｍ
および３μｍになるように、裏面プライマー用塗工液、
裏面層用塗工液の順にバーコーターにより塗布しドライ
アーで簡易乾燥し、その後、８０℃のオーブン中で１０
分間乾燥して、受容層および裏面層を形成し本発明の受
像シートを得た。受容層用塗工液 ； ポリエステル（タフトンＮＥ−３８２、花王製） ２０部 導電製ウイスカー（ＷＫ−２００Ｂ、大塚化学製） ０．１部 メチルエチルケトン／トルエン（重量比（１／１）） ８９．９部裏面層組成 ； ポリアクリル（ＢＲ−８５、三菱レイヨン製） １０部 導電性ウイスカー（ＷＫ−３００） ０．１部 メチルエチルケトン／トルエン（重量比（１／１）） ８９部裏面プライマー ； ポリエステルポリオール（アドコート、東洋モートン製） １５部 メチルエチルケトン／ジオキサン（重量比（２／１）） ８５部 比較例１〜３ 実施例１〜３の導電性ウイスカーを除いた以外は実施例
１〜３と同様にして積層し、比較例の受像シートを得
た。 比較例４ 比較例１の受容層の上に下記の帯電防止層用塗工液を、
乾燥時０．３μｍになる様に塗布しドライアーで簡易乾
燥後、８０℃のオーブン中で１０分間乾燥して、帯電防
止層を形成し、比較例の受像シートを得た。帯電防止層用塗工液 ； 帯電防止剤（スタチサイド、瀧原産業製） ０．１部 ＩＰＡ ９９．９部 比較例５ 比較例２の受容層の上に下記の帯電防止層用塗工液を乾
燥時０．１μｍになるように塗布し、他は比較例４と同
様にして積層し、比較例の受像シートを得た。帯電防止層用塗工液 ； 帯電防止剤（ＴＢ−１６０、松本油脂製薬製） ０．１部 ＩＰＡ ９９．９部 比較例６ 比較例３の受容層ならびに受容層面の基材シート面上に
下記の帯電防止層用塗工液を乾燥時０．１μｍになるよ
うに塗布し、他は比較例４と同様にして積層し、比較例
の受像シートを得た。
【００２５】以上得られた本発明及び比較例の受像シー
トのべたつき、指紋、搬送性の試験をさせたところ、下
記表１の結果が得られた。
トのべたつき、指紋、搬送性の試験をさせたところ、下
記表１の結果が得られた。
【００２６】
【表1 】
【００２７】
【発明の効果】本発明は、受容層、裏面層の両方あるい
は片方に、導電性ウイスカーを添加することにより、管
理された表面電気抵抗が実現でき、静電気による印字搬
送性不良、ごみの付着等の帯電防止材に比べ、受像シー
ト表面のぬめり、指紋のつきがなく、保存性に優れた受
像シートが提供できる。
は片方に、導電性ウイスカーを添加することにより、管
理された表面電気抵抗が実現でき、静電気による印字搬
送性不良、ごみの付着等の帯電防止材に比べ、受像シー
ト表面のぬめり、指紋のつきがなく、保存性に優れた受
像シートが提供できる。
【図１】第１図は本発明の受像シート構造を示す断面図
である。
である。
１ 基材 ２ 受容面 ３ 裏面層
Claims (3)
- 【請求項１】 基材上に受容層が設けられてある受像シ
ートにおいて、受容層に導電性ウイスカーを含むことを
特徴とする受像シート。 - 【請求項２】 基材上に受容層および裏面層が設けられ
てある受像シートにおいて受容層または裏面層に、ある
いは受容層及び裏面層両方に導電性ウイスカーを含むこ
とを特徴とする受像シート。 - 【請求項３】 請求項１の導電性ウイスカーが、チタン
酸カリウムであり、比抵抗値が１×１０0 〜１×１０2
Ω・ｃｍ、平均繊維長が１０〜２０μｍ、平均繊維径が
０．１〜１．０μｍであることを特徴とする請求項１に
記載の受像シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359264A JPH06190959A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359264A JPH06190959A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 受像シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06190959A true JPH06190959A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18463609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4359264A Pending JPH06190959A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 受像シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06190959A (ja) |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6445688A (en) * | 1987-08-17 | 1989-02-20 | Taiho Ind Co | Ohp sheet for thermal transfer |
| JPH04115993A (ja) * | 1990-09-07 | 1992-04-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
| JPH04118232A (ja) * | 1990-09-03 | 1992-04-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層シート |
| JPH04267179A (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-22 | Asahi Glass Co Ltd | 記録用フィルム及びそれへの記録方法 |
| JPH04267180A (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-22 | Asahi Glass Co Ltd | 記録用シートおよび記録物 |
| JPH04366688A (ja) * | 1991-06-13 | 1992-12-18 | Konica Corp | 感熱転写記録用受像シート |
| JPH0516517A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-26 | Asahi Glass Co Ltd | 記録シートおよび記録物 |
| JPH0550739A (ja) * | 1991-08-21 | 1993-03-02 | Asahi Glass Co Ltd | 記録シートおよび記録物 |
| JPH06115949A (ja) * | 1992-10-02 | 1994-04-26 | Hitachi Cable Ltd | 屈折率分布を有する石英系ガラス体の製造方法 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4359264A patent/JPH06190959A/ja active Pending
Patent Citations (9)
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021001 |