JPH0618852U - 暖房装置 - Google Patents
暖房装置Info
- Publication number
- JPH0618852U JPH0618852U JP6387992U JP6387992U JPH0618852U JP H0618852 U JPH0618852 U JP H0618852U JP 6387992 U JP6387992 U JP 6387992U JP 6387992 U JP6387992 U JP 6387992U JP H0618852 U JPH0618852 U JP H0618852U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼部を内外二重の燃焼ケースから構成した
暖房装置において、組立を簡単化するとともに、熱交換
器が変わった場合にも熱交換器へ導入される燃焼ガスと
空気との望ましい流れ状態を維持する。 【構成】 燃焼部2を内外二重の燃焼ケース10、11
から構成し、内側燃焼ケース10の内部に燃焼室15、
両燃焼ケース間に空気流通路16を形成して、燃焼室1
5からの燃焼ガス、空気流通路16からの空気をそれぞ
れ熱交換器12の管18内に導入し、燃焼ガスの導入パ
イプ19の先端部にバッフルプレート27を設けて、導
入パイプ19を管18の中心部に位置決めするととも
に、バッフルプレート27によって空気の導入抵抗を容
易に調整できるようにした暖房装置。
暖房装置において、組立を簡単化するとともに、熱交換
器が変わった場合にも熱交換器へ導入される燃焼ガスと
空気との望ましい流れ状態を維持する。 【構成】 燃焼部2を内外二重の燃焼ケース10、11
から構成し、内側燃焼ケース10の内部に燃焼室15、
両燃焼ケース間に空気流通路16を形成して、燃焼室1
5からの燃焼ガス、空気流通路16からの空気をそれぞ
れ熱交換器12の管18内に導入し、燃焼ガスの導入パ
イプ19の先端部にバッフルプレート27を設けて、導
入パイプ19を管18の中心部に位置決めするととも
に、バッフルプレート27によって空気の導入抵抗を容
易に調整できるようにした暖房装置。
Description
【0001】
本考案は、例えばFF式ストーブ等のように燃料を燃焼して生成した高温の燃 焼ガスを熱交換器内に給送し、この熱交換器の放熱により暖房を行うようにした 暖房装置に関するものである。
【0002】
従来、例えば実開昭63−29009号公報に記載されているように、バーナ を有する燃焼室と、燃焼室に接続された管状の熱交換器とを備え、燃焼室の燃焼 ガスを熱交換器内に給送し、該熱交換器の放熱により暖房を行うようにした暖房 装置が知られている。
【0003】
ところで、前記熱交換器には熱伝導率の高い銅製のものを用いるのが好ましい が、銅は耐熱性が低いため、前記暖房装置のように高温の燃焼ガスを直接熱交換 器内に流入するタイプのものでは、高熱によって熱交換器の損傷を来す恐れがあ る。従って、従来では熱交換器に耐熱性の高い鋳鉄製のもの等を用いているが、 耐熱性の高い材料は熱伝導率が低いため、暖房効果が低下するという問題点があ った。
【0004】 このような問題点を解決するために、先に本出願人により、燃焼部を内外二重 の燃焼ケースから構成し、内側燃焼ケースの内部には燃焼室を、内側燃焼ケース と外側燃焼ケースとの間には空気流通路を形成し、燃焼室で生成された燃焼ガス を熱交換器の管内に導入するとともに、空気流通路を通して送られてきた燃焼ガ スよりも低温の空気を上記燃焼ガスの周囲から熱交換器の管内に導入し、熱交換 器の管が過熱されないようにして、熱伝導率の高い材質で熱交換器の管を構成で きるようにした構造が提案されている。
【0005】 本考案は、この本出願人による先の提案の改良に係るもので、燃焼部を内外二 重の燃焼ケースから構成する利点を活かしつつ、組立が簡単で、かつ、同じ燃焼 部に対し熱交換器が異なる場合にも、燃焼部を内外二重の燃焼ケースから構成し たことの効率を維持できるようにした暖房装置を提供することを目的とする。
【0006】
この目的に沿う本考案の暖房装置は、燃焼部に外気を導入し、燃焼部で生成さ れた燃焼ガスを管状の熱交換器に給送し、該熱交換器の放熱により暖房を行う暖 房装置において、前記燃焼部を内外二重の燃焼ケースから構成し、内側燃焼ケー スの内部には燃焼室を、内側燃焼ケースと外側燃焼ケースとの間には空気流通路 をそれぞれ形成し、熱交換器および給気パイプを外側燃焼ケースに接続するとと もに、内側燃焼ケースには空気流通路に連通する燃焼用空気取入口と、前記外側 燃焼ケースと熱交換器との接続部内を熱交換器の管内まで延び、燃焼室で生成さ れた燃焼ガスを熱交換器内に導入する導入パイプとを設け、該導入パイプの先端 部と熱交換器の管内面との間に、実質的に熱交換器の管に内接することにより導 入パイプを熱交換器の管内中心部に位置決めするとともに、前記空気流通路から 熱交換器の管と導入パイプとの間を通して熱交換器の管内に導入される空気の流 れに所定の抵抗をもたせるバッフルプレートを設けたものから成る。
【0007】
このような暖房装置においては、給気パイプから外側燃焼ケース内に流入した 空気が内側燃焼ケースの燃焼用空気取入口と、各燃焼ケース間の空気流通路とに それぞれ分流する。これにより、内側燃焼ケース内の燃焼室にて高温の燃焼ガス が生成されるとともに、空気流通路内の空気が内側燃焼ケースからの熱によって 加熱される。また、燃焼室の燃焼ガスは燃焼ガス導入パイプを介して熱交換器内 の径方向中央に導入され、空気流通路内の空気は外側燃焼ケースの空気出口と導 入パイプとの間から熱交換器内に給送される。これにより、導入パイプから導入 された燃焼ガスと熱交換器の管の内周面との間には、燃焼ガスよりも温度の低い 空気流通路の空気が介在することから、燃焼ガスの高熱が直接熱交換器の管に伝 わることがなくなり、耐熱性は比較的低くても熱伝導率の高い材質で熱交換器の 管を構成することが可能になる。
【0008】 このような作用を最も高めるためには、上記導入パイプは熱交換器の管内にお いて、その中心部に位置されることが望ましい。本考案にあっては、導入パイプ の先端部と熱交換器の管内面との間に、実質的に熱交換器の管に内接することに より導入パイプを熱交換器の管内中心部に位置決めするバッフルプレートが設け られるので、単に導入パイプを熱交換器の管内に挿入するだけで、導入パイプは 、熱交換器の管に対し最も望ましい位置に容易に決められる。
【0009】 また、このバッフルプレートには、所定の抵抗がもたされるので、熱交換器の 種類やサイズが変わった場合にも、この抵抗を調整、設定することで、熱交換器 の管内における望ましいガスおよび空気の流れ状態、すなわち、管内中心部に導 入パイプからの高温の燃焼ガス、その周囲に空気流通路からの比較的低温の空気 の流れが、容易に形成され、かつ維持される。
【0010】
以下に、本考案の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。 図1ないし図3は、本考案の一実施例に係る暖房装置を示している。図におい て、1は暖房装置本体の外装をなす本体ケーシング、2は燃焼部、3は給気パイ プ、4は排気パイプ、5は二重管構造の給排気筒、6はその分岐ボックスをそれ ぞれ示している。
【0011】 本体ケーシング1の上面には空気吹出口7が設けられ、その下面には空気吸入 口8が設けられている。また、本体ケーシング1の下部両端には脚部9が設けら れており、空気吸入口8と床面との間に隙間が形成されるようになっている。
【0012】 燃焼部2は本体ケーシング1内の図1における左側に配置されるとともに、内 外二重に設けられた内側及び外側燃焼ケース10、11からなり、外側燃焼ケー ス11の一側面上部には熱交換器12の一端が接続されている。内側燃焼ケース 10内には気化器13及びバーナ14が配置され、燃焼室15を形成している。 各燃焼ケース10、11間は空気流通路16をなし、内側燃焼ケース10の下部 には空気流通路16に連通する複数の燃焼用空気取入口17が設けられている。 また、内側燃焼ケース10の上部には外側燃焼ケース11の空気出口を介して熱 交換器12の管18内の径方向中央部に開口する導入パイプ19が設けられてい る。
【0013】 給気パイプ3の一端は外側燃焼ケース11の一側面下部に接続され、その他端 は給排気筒5の分岐ボックス6に接続されている。給気パイプ3の中間には送風 ファン20、送風ファン20の駆動用モータ21、電磁ポンプ22、定油面気2 3等を収容する遮音ボックス24が設けられ、電磁ポンプ24は図示しない送油 管を介して燃焼部2の気化器13に接続されている。また、給排気筒5は図3に 示すように建物の屋外へと配置されている。
【0014】 熱交換器12の一端は断熱材25を介して外側燃焼ケース11の一側面上部に 接続され、その他端は排気パイプ4を介して給排気筒5の分岐ボックス6に接続 されている。また、熱交換器12は本体ケーシング1の左右方向に管状に延び、 その外周面には多数の放熱フイン26が設けられている。
【0015】 導入パイプ19は、外側燃焼ケース11と熱交換器12との接続部内を、熱交 換器12の管18内へと延びている。この導入パイプ19の先端部には、バッフ ルプレート27が設けられている。バッフルプレート27は、熱交換器12の管 18の内径よりも僅かに小さい外径の円板に形成され、導入パイプ19を熱交換 器12の管内に挿入した際、実質的に管18に内接できるようになっている。こ のバッフルプレート27の中心部に導入パイプ19の先端部が位置されている。
【0016】 また、バッフルプレート27には空気流通路16から熱交換器12の管18内 へと導入される空気の流れに抵抗をもたせるための複数の孔28が設けられてい る。この抵抗の付与は、孔形成以外の方法、例えばスリット、溝等によってもよ い。そしてこの抵抗値は、接続する熱交換器12の種類やサイズに応じて適宜定 められる。
【0017】 このように構成された実施例装置においては、熱交換器12内に燃焼ガスが給 送され熱交換器12が加熱すると、熱交換器12は本体ケーシング1内に放熱し 、本体ケーシング1内の空気を加熱する。そして、この加熱空気が上昇して本体 ケーシング1の空気吹出口7から放出され、図中白抜き矢印で示すように室内が 自然対流で暖房される。
【0018】 その際、給気パイプ3から外側燃焼ケース11内に流入した空気の一部が図1 の実線矢印で示すように内側燃焼ケース10の燃焼用空気取入口17に流入し、 残りは一点鎖線矢印で示すように各燃焼ケース10、11間の空気流通路16に 流入する。これにより、内側燃焼ケース10内の燃焼室15にて高温の燃焼ガス が生成されるとともに、空気流通路16内の空気が内側燃焼ケース10からの熱 によって加熱される。また、燃焼室15の燃焼ガスは導入パイプ19を介して熱 交換器12の管18内の径方向中央に導入され、空気流通路16内の空気は外側 燃焼ケース11の空気出口と導入パイプ19との間から熱交換器12内に給送さ れる。これにより、導入パイプ19から導入された燃焼ガスと熱交換器12の管 18の内周面との間に燃焼ガスよりも温度の低い空気(空気流通路16からの空 気)が介在することから、燃焼ガスの高熱が直接熱交換器12に伝わることなく 、耐熱性は比較的低くても高熱伝導率の材料で管18を構成することが可能にな る。
【0019】 また、導入パイプ19の先端部にバッフルプレート27が設けられ、バッフル プレート27は熱交換器12の管18に内接して導入パイプ19を管18の中心 部に位置決めできるから、単に導入パイプ19を管18内に挿入するだけで、導 入パイプ19は簡単に最も望ましい位置、つまり管18の中心に位置決めされる 。この中心への位置決めにより、上述の管18の高温化(加熱)防止性能が、最 も望ましい状態で発揮される。
【0020】 さらに、同じ燃焼部2に対し、熱交換器12が変更されて接続される場合には 、上記性能を保つために、その熱交換器12の種類、サイズに応じて空気流通路 16からの空気の流れに適当な抵抗を付与し、その抵抗を調整する必要がある。 バッフルプレート27には、この抵抗をもたせ、かつ抵抗値を調整するための孔 28が設けられている。この抵抗値は、孔28の数や大きさを変えることにより 容易に変更されるから、熱交換器12の管18に導入される燃焼室15からの燃 焼ガスおよび空気流通路16からの空気の流れは、上述の流れ状態を形成するよ うに容易にバランスされる。
【0021】
以上説明したように、本考案の暖房装置によるときは、燃焼部を内外二重の燃 焼ケースから構成して内側燃焼ケース内に燃焼室、両燃焼ケース間に空気流通路 を形成して、燃焼室からの燃焼ガスの周囲に空気流通路からの空気が流れるよう に燃焼ガス、該空気を熱交換器に導入するようにするとともに、導入パイプの先 端部に、単に導入パイプを熱交換器の管に挿入するだけで導入パイプを管中心部 に位置決めできるとともに、空気流通路からの空気の流れに適切な抵抗をもたせ るバッフルプレートを設けたので、熱交換器の管に高熱伝導率の材質の適用を可 能にしつつ、組立てを容易化でき、しかも、同じ燃焼部に対し熱交換器の種類や サイズが変更された場合にも、容易に、燃焼室からの燃焼ガスおよび空気流通路 からの空気を望ましい流れ状態で熱交換器内に導入でき、目標とする性能を確実 に維持することができる。
【図1】本考案の一実施例に係る暖房装置の概略構成図
である。
である。
【図2】図1の暖房装置の導入パイプ部の拡大斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1の暖房装置の設置状態を示す外観斜視図で
ある。
ある。
1 本体ケーシング 2 燃焼部 3 給気パイプ 4 排気パイプ 10 内側燃焼ケース 11 外側燃焼ケース 12 熱交換器 15 燃焼室 16 空気流通路 17 燃焼用空気取入口 18 熱交換器の管 19 導入パイプ 26 放熱フィン 27 バッフルプレート 28 抵抗を付与する孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斎藤 康史 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼部に外気を導入し、燃焼部で生成さ
れた燃焼ガスを管状の熱交換器に給送し、該熱交換器の
放熱により暖房を行う暖房装置において、前記燃焼部を
内外二重の燃焼ケースから構成し、内側燃焼ケースの内
部には燃焼室を、内側燃焼ケースと外側燃焼ケースとの
間には空気流通路をそれぞれ形成し、熱交換器および給
気パイプを外側燃焼ケースに接続するとともに、内側燃
焼ケースには空気流通路に連通する燃焼用空気取入口
と、前記外側燃焼ケースと熱交換器との接続部内を熱交
換器の管内まで延び、燃焼室で生成された燃焼ガスを熱
交換器内に導入する導入パイプとを設け、該導入パイプ
の先端部と熱交換器の管内面との間に、実質的に熱交換
器の管に内接することにより導入パイプを熱交換器の管
内中心部に位置決めするとともに、前記空気流通路から
熱交換器の管と導入パイプとの間を通して熱交換器の管
内に導入される空気の流れに所定の抵抗をもたせるバッ
フルプレートを設けたことを特徴とする暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6387992U JP2552439Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6387992U JP2552439Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 暖房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618852U true JPH0618852U (ja) | 1994-03-11 |
JP2552439Y2 JP2552439Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13242024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6387992U Expired - Lifetime JP2552439Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552439Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP6387992U patent/JP2552439Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2552439Y2 (ja) | 1997-10-29 |
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