JP2976220B1 - ガス給湯器 - Google Patents

ガス給湯器

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JP2976220B1
JP2976220B1 JP28749398A JP28749398A JP2976220B1 JP 2976220 B1 JP2976220 B1 JP 2976220B1 JP 28749398 A JP28749398 A JP 28749398A JP 28749398 A JP28749398 A JP 28749398A JP 2976220 B1 JP2976220 B1 JP 2976220B1
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牧彦 森
中平 和佐
貞紀 中村
知宏 宮村
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 低騒音でコンパクトな、しかもNOxの発生
を抑制できるガス給湯器を提供する。 【解決手段】 水管(1)内を流通する流水に対してガス
の燃焼熱を作用させるようにしたガス給湯器において、
水管(1)を平面内で蛇行状に折り返し形成し、この蛇行
状に形成した水管(1)を前後から挟む状態で表面燃焼バ
ーナ(2)をその燃焼面(8)が対向する状態に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瞬間湯沸かし器
等、流水に対して燃焼熱を作用させることにより温湯な
いし熱湯を造出するガス給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来大量の湯を供給できる大型のガス給
湯器では、複数の火口部分を列状に配置してバーナとな
し、このバーナの上方に水管を配置し、各火口部分から
燃料ガスと一次燃焼用空気の混合ガスを噴出させて燃焼
させるとともに、バーナの下側から二次燃焼空気をファ
ンで送風するようにしてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス給湯器で
は、二次燃焼空気を得るために送風ファンを駆動してい
るとことから、使用中に騒音が発生するうえ、高温燃焼
になることからNOxガスが発生しやすく、また、ファ
ン等の強制通風手段を装着しなければならないことか
ら、給湯器として大型化するという問題があった。ま
た、バーナでの燃焼熱を水管に対流伝熱するものであっ
たことから、熱効率を十分上げることができないという
問題があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑み提案された
もので、低騒音でコンパクトな、しかもNOxの発生量
を抑制することのでき、かつ熱効率のよいガス給湯器を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明では、水管内を流通する流水に
対してガスの燃焼熱を作用させるようにしたガス給湯器
において、水管を平面内で蛇行状に折り返して形成し、
この蛇行状に形成した水管を前後から挟む状態で平板状
に形成した表面燃焼バーナをその燃焼面が対向する状態
に配置したことを特徴としており、請求項3に記載の発
明では、水管内を流通する流水に対してガスの燃焼熱を
作用させるようにしたガス給湯器において、表面燃焼バ
ーナをその燃焼面が内周面となる筒体に形成し、この筒
形に形成した表面燃焼バーナの内周面の内側に形成され
る空間内に水管をコイル状に位置させたことを特徴とし
ており、請求項5に記載の発明では、水管内を流通する
流水に対してガスの燃焼熱を作用させるようにしたガス
給湯器において、水管を偏平箱状に形成し、この偏平箱
状に形成した水管を前後から挟む状態で平板状に形成し
た表面燃焼バーナをその燃焼面が対向する状態に配置し
たことを特徴としている。
【0006】
【発明の作用】請求項1に記載した本発明では、平面内
で蛇行状に折り返し形成した水管の前後を平板状に形成
した表面燃焼バーナで挟むようにしていることから、表
面燃焼バーナからの輻射伝熱により熱効率を高めること
ができる。また、表面燃焼バーナを水管に近接して配置
することができるので給湯器として薄く形成することが
できることになる。また、表面燃焼バーナの場合には、
バーナ本体内に燃焼空気の全量を混合させた混合空気を
供給することになるから、二次燃焼空気供給用の送風フ
ァンを省略することができ、使用時の騒音を低減するこ
とができることになる。
【0007】一方、請求項3に記載した本発明では、筒
状に形成した表面燃焼バーナの内周面の内側に形成され
る空間内にコイル状に形成した水管を配置するようにし
ていることから、水管コイルの外周面全体を表面燃焼バ
ーナで覆う状態となり熱効率をより高めることができる
ことになる。したがって、前述の平板対向型給湯器の作
用に加えて、大きな給湯能力の給湯器を小型に形成する
ことができることになる。
【0008】さらに、請求項5に記載した本発明では、
偏平箱型に形成した水管を挟む状態で平板状に形成した
表面燃焼バーナを燃焼面が対向する状態に配置してある
ことから、水管の構造が簡素で低コストに形成すること
ができるものでありながら、平板状に形成した表面燃焼
バーナの燃焼面と水管表面とが対向配置されることにな
るから、偏平箱型の水管はバーナ燃焼面からの輻射熱を
効率よく受けることができ、高い熱効率を発揮すること
ができる。
【0009】そして、いずれの場合も、表面燃焼バーナ
の燃焼面を金属繊維製の織物あるいは編物で構成した場
合には、その織り密度あるいは編込み密度を変更するこ
とにより燃焼面での気体流通抵抗を容易に調整できるこ
とになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図は本発明の実施形態を示し、図
1は給湯器の概略正面図、図2はそのII−II線断面図で
ある。この給湯器は、平面内で蛇行状に折り曲げ形成し
た水管(1)と、この水管(1)内を流れる水を加熱するた
めのバーナ(2)と、このバーナ(2)に燃料ガスを供給す
るガス供給管(3)と、ガス燃料供給管(3)及び水管(1)
の途中に装着した、連動型の流路切換弁(4)及び排気路
(5)で形成してある。
【0011】バーナ(2)は、箱型ケーシング(6)の一側
面を開口部に形成し、この開口部に金属繊維を織成ある
いは編成することにより形成したマット体(7)を張設し
て燃焼面(8)とした表面燃焼バーナで構成してある。
【0012】そして、燃焼面(8)同士が対向する状態で
一対の表面燃焼バーナ(2)を配置し、その一対の燃焼面
(8)同士間の空間に前述の蛇行状に形成した水管(1)を
配置してある。そして、この水管(1)の周面にはリング
状の受熱フィン(9)が多数立設してある。
【0013】図3及び図4は給湯器の別の実施形態を示
し、これはバーナ(2)を二重筒形に形成したもので、そ
の内周壁の全面を開口部に形成し、この開口部分に金属
繊維を織成あるいは編成することにより形成したマット
体(7)を張設して燃焼面(8)とし、燃焼面(8)の内側に
形成される空間にコイル状に形成した水管(1)を配置さ
せたものである。そして、図では省略してあるがコイル
状の水管(1)にもリング状の受熱フィンが立設してあ
る。
【0014】上述の両実施形態では水管(1)の周面にリ
ング状の受熱フィン(9)を立設したものについて説明し
たが、受熱フィン(9)としては、水管(1)の管軸に平行
となるように立設したリボン状に形成したものであって
もよい。
【0015】図5は給湯機の別の実施形態を示し、これ
は水管(1)を偏平箱型に形成し、燃焼面(8)を対向する
状態で配置した平板状表面燃焼バーナ(2)の燃焼面同士
間に前述の偏平箱型水管(1)をその平板部分が燃焼面
(8)に近接する状態で配置したものである。この場合、
図5に仮想線で示したように、偏平箱型水管(1)の内部
に邪魔板(10)を配置し、水管(1)内での流路長を長くし
て、滞留時間を取るようにすることも考えられる。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、平面内で蛇
行状に折り返し形成した水管の前後を平板状に形成した
表面燃焼バーナで挟むようにしていることから、水管に
燃焼火炎が直接作用することがないため、水管と表面燃
焼バーナの燃焼面とを近接して配置することができる。
これにより熱効率を高めることができるうえ、給湯器と
して薄く形成することができる。また、熱源として表面
燃焼バーナを使用した場合には、バーナ本体内に必要な
燃焼空気の全量を混合させた空燃混合気を供給すること
になるから、二次燃焼空気供給用の送風ファンを省略す
ることができ、使用時の騒音を低減することができ、静
粛な給湯器を提供することができる。
【0017】一方、請求項3に記載した発明では、筒状
に形成した表面燃焼バーナの内周面の内側に形成される
空間内にコイル状に形成した水管を配置するようにして
いることから、前述の平板対向型給湯器の効果に加え
て、大きな給湯能力の給湯器を小型に形成することがで
きる。
【0018】さらに、請求項5に記載した発明では、水
管を偏平箱状に形成し、この偏平箱状水管を挟む状態で
平板状に形成した表面燃焼バーナを燃焼面が対向する状
態で配置してあることから、水管の構造が簡素で低コス
トに形成することができる。平板状に形成した表面燃焼
バーナの燃焼面と水管表面とが対向配置されることにな
るから、偏平箱型の水管はバーナ燃焼面からの輻射熱を
効率よく受けることができ、高い熱効率を発揮すること
ができる。
【0019】また表面燃焼バーナは、その低温燃焼の状
態となることから、NOxの発生を抑制することができ
る。
【0020】そして、いずれの場合も、表面燃焼バーナ
の燃焼面を金属繊維製の織物あるいは編物で構成した場
合には、その表面での開口度を変更することにより燃焼
面での気体流通抵抗を容易に調整でき、最適の燃焼条件
で水管内の流水を加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯器の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】別の給湯器の実施形態での要部を示す概略構成
図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】さらに別の実施形態での要部を示す概略構成図
である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1…水管、2…表面燃焼バーナ、8…燃焼面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和佐 中平 滋賀県守山市勝部町1095番地 岩谷産業 株式会社滋賀技術センター内 (72)発明者 中村 貞紀 滋賀県守山市勝部町1095番地 岩谷産業 株式会社滋賀技術センター内 (72)発明者 宮村 知宏 滋賀県守山市勝部町1095番地 株式会社 岩谷ガス開発研究所内 (56)参考文献 実開 昭56−170628(JP,U) 実開 昭62−98956(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水管(1)内を流通する流水に対してガス
    の燃焼熱を作用させるようにしたガス給湯器において、 水管(1)を平面内で蛇行状に折り返して形成し、この蛇
    行状に形成した水管(1)を前後から挟む状態で平板状に
    形成した表面燃焼バーナ(2)をその燃焼面(8)が対向す
    る状態に配置したことを特徴とするガス給湯器。
  2. 【請求項2】 表面燃焼バーナ(2)の燃焼面(8)を金属
    繊維製織物又は金属繊維製編物で形成した請求項1に記
    載のガス給湯器。
  3. 【請求項3】 水管(1)内を流通する流水に対してガス
    の燃焼熱を作用させるようにしたガス給湯器において、 表面燃焼バーナ(2)をその燃焼面(8)が内周面となる筒
    体に形成し、この筒形に形成した表面燃焼バーナ(2)の
    内周面の内側に形成される空間内にコイル状に形成した
    水管(1)を配置したことを特徴とするガス給湯器。
  4. 【請求項4】 表面燃焼バーナ(2)の燃焼面(8)を金属
    繊維製織物又は金属繊維製編物で形成した請求項3に記
    載のガス給湯器。
  5. 【請求項5】 水管(1)内を流通する流水に対してガス
    の燃焼熱を作用させるようにしたガス給湯器において、 水管(1)を偏平箱状に形成し、この偏平箱状に形成した
    水管(1)を前後から挟む状態で平板状に形成した表面燃
    焼バーナ(2)をその燃焼面(8)が対向する状態に配置し
    たことを特徴とするガス給湯器。
  6. 【請求項6】 表面燃焼バーナ(2)の燃焼面(8)を金属
    繊維製織物又は金属繊維製編物で形成した請求項5に記
    載のガス給湯器。
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