JPH06185114A - 鋼管柱の接合方法 - Google Patents
鋼管柱の接合方法Info
- Publication number
- JPH06185114A JPH06185114A JP33440392A JP33440392A JPH06185114A JP H06185114 A JPH06185114 A JP H06185114A JP 33440392 A JP33440392 A JP 33440392A JP 33440392 A JP33440392 A JP 33440392A JP H06185114 A JPH06185114 A JP H06185114A
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- JP
- Japan
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- steel
- columns
- pipe column
- angle steel
- steel pipe
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- Withdrawn
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼管柱の接合部分にエレクションピースの切
断跡が残らず、平滑な柱表面が得られ、耐火被覆、表面
仕上の障害とならず塗装仕上面に見苦しい跡が残らない
鋼管柱の接合方法。 【構成】 鋼管柱の端部にボルト孔を穿孔し、その内面
側にナットとプレートを接着剤あるいは溶接で固定して
配し、表面側に柱長手方向に長い山形鋼とボルト孔に挿
通したボルトをナットに螺着締付けて取付け、上下に接
する鋼管柱を、山形鋼に添付けたスプライスプレートを
ボルト締結して仮接合し、柱間を溶接した後前記山形
鋼、スプライスプレート、ボルトナット等を取り外す。
断跡が残らず、平滑な柱表面が得られ、耐火被覆、表面
仕上の障害とならず塗装仕上面に見苦しい跡が残らない
鋼管柱の接合方法。 【構成】 鋼管柱の端部にボルト孔を穿孔し、その内面
側にナットとプレートを接着剤あるいは溶接で固定して
配し、表面側に柱長手方向に長い山形鋼とボルト孔に挿
通したボルトをナットに螺着締付けて取付け、上下に接
する鋼管柱を、山形鋼に添付けたスプライスプレートを
ボルト締結して仮接合し、柱間を溶接した後前記山形
鋼、スプライスプレート、ボルトナット等を取り外す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鋼管柱建方の際の柱間
の接合方法に関する。
の接合方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、鋼管柱建方の際
の柱間の接合は、図4に示すように、例えば角形鋼管柱
1の接合すべき端部に、柱長手方向に沿うプレート2を
溶接し、上下に接する鋼管柱1,1間をこのプレート2
の両面に添付けたスプライスプレート3をボルト4で締
結し、エレクションピースを形成して仮接合し、その
後、鋼管柱1,1間を溶接5し、接合が終了すると、溶
接してあるプレート2は、柱1表面から10mm前後の位
置でガス切断していた(柱本体を傷付けない配慮か
ら)。このために、柱1の表面には、図5に示すよう
に、切断後の凸部6が残り、耐火被覆工事や仕上工事に
障害となっていた。また、ペイント塗り仕上の場合は凸
部6の切断跡がみにくい形で残った。
の柱間の接合は、図4に示すように、例えば角形鋼管柱
1の接合すべき端部に、柱長手方向に沿うプレート2を
溶接し、上下に接する鋼管柱1,1間をこのプレート2
の両面に添付けたスプライスプレート3をボルト4で締
結し、エレクションピースを形成して仮接合し、その
後、鋼管柱1,1間を溶接5し、接合が終了すると、溶
接してあるプレート2は、柱1表面から10mm前後の位
置でガス切断していた(柱本体を傷付けない配慮か
ら)。このために、柱1の表面には、図5に示すよう
に、切断後の凸部6が残り、耐火被覆工事や仕上工事に
障害となっていた。また、ペイント塗り仕上の場合は凸
部6の切断跡がみにくい形で残った。
【0003】この発明は上記問題点に着目しなされたも
のである。その目的は、鋼管柱の接合端部にエレクショ
ンピースの残部が残らず、平滑な柱表面が得られる鋼管
柱の接合方法を提案するにある。
のである。その目的は、鋼管柱の接合端部にエレクショ
ンピースの残部が残らず、平滑な柱表面が得られる鋼管
柱の接合方法を提案するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この鋼管柱の接合方法
は、接合すべき鋼管柱端部表面に、予め柱長手方向に沿
い山形鋼を、柱を貫通するボルトを用い取付け、現場に
搬入し、柱の建方に際し、上下に接する柱間にまたがる
スプライスプレートを前記山形鋼に添付け配し、ボルト
締結して上下柱を仮接合し、柱間を溶接接合した後、前
記山形鋼、スプライスプレートおよびボルトを取り外す
ことを特徴とする。
は、接合すべき鋼管柱端部表面に、予め柱長手方向に沿
い山形鋼を、柱を貫通するボルトを用い取付け、現場に
搬入し、柱の建方に際し、上下に接する柱間にまたがる
スプライスプレートを前記山形鋼に添付け配し、ボルト
締結して上下柱を仮接合し、柱間を溶接接合した後、前
記山形鋼、スプライスプレートおよびボルトを取り外す
ことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、図1,2に示す実施例により説明す
る。角形の鋼管柱1の端部にボルト孔7を穿孔し、この
ボルト孔7の内側に接着剤あるいは溶接で一体となした
ナット8、プレート9を接着剤あるいは溶接で固定し配
置する。鋼管柱1の外側に柱長手方向に沿い山形鋼10
を前記ナット8に螺着したボルト11を座金12を介し
締結して取付ける。
る。角形の鋼管柱1の端部にボルト孔7を穿孔し、この
ボルト孔7の内側に接着剤あるいは溶接で一体となした
ナット8、プレート9を接着剤あるいは溶接で固定し配
置する。鋼管柱1の外側に柱長手方向に沿い山形鋼10
を前記ナット8に螺着したボルト11を座金12を介し
締結して取付ける。
【0006】この鋼管柱1を現場に搬入し、柱の建方の
際、上下に接する柱1,1にまたがるスプライスプレー
ト3を2の山形鋼10の面に添付け配置し、ボルト1
3、ナット14で締付けエレクションピースを形成し、
鋼管柱1,1を仮接合する。上下に接する鋼管柱1,1
間を溶接5した後、ボルト11,13、ナット14、座
金12を外し、スプライスプレート3および山形鋼10
を取り外す。
際、上下に接する柱1,1にまたがるスプライスプレー
ト3を2の山形鋼10の面に添付け配置し、ボルト1
3、ナット14で締付けエレクションピースを形成し、
鋼管柱1,1を仮接合する。上下に接する鋼管柱1,1
間を溶接5した後、ボルト11,13、ナット14、座
金12を外し、スプライスプレート3および山形鋼10
を取り外す。
【0007】前記、実施例は、角形の鋼管柱の対向する
2側面にそれぞれ2のエレクションピースを設けたが、
図3に示す実施例は角形の鋼管柱1の4側面にそれぞれ
1のエレクションピースを設けた例である。
2側面にそれぞれ2のエレクションピースを設けたが、
図3に示す実施例は角形の鋼管柱1の4側面にそれぞれ
1のエレクションピースを設けた例である。
【0008】なおボルト孔7は残り、断面欠損となる
が、継手部は曲げ応力が小さいところであり、柱の強度
に影響しない。
が、継手部は曲げ応力が小さいところであり、柱の強度
に影響しない。
【0009】
【作用および発明の効果】この発明は以上の構成からな
り、従来のエレクションピースのようにプレートを溶接
で取付けず、鋼管柱を貫通するボルトを用い山形鋼を取
付け、これにスプライスプレートを添付けてエレクショ
ンピースを形成するので、上下に接する鋼管柱間を溶接
接合した後は、エレクションピースを取外しでき、従来
のように溶接したプレートをガス切断した切断跡が残ら
ず、平滑な柱表面が得られる。従って耐火被覆や仕上材
(特に板状のもの)を直接柱表面に取付けができる。ま
た、直接ペイント塗仕上した場合、見苦しい跡が残らな
い。
り、従来のエレクションピースのようにプレートを溶接
で取付けず、鋼管柱を貫通するボルトを用い山形鋼を取
付け、これにスプライスプレートを添付けてエレクショ
ンピースを形成するので、上下に接する鋼管柱間を溶接
接合した後は、エレクションピースを取外しでき、従来
のように溶接したプレートをガス切断した切断跡が残ら
ず、平滑な柱表面が得られる。従って耐火被覆や仕上材
(特に板状のもの)を直接柱表面に取付けができる。ま
た、直接ペイント塗仕上した場合、見苦しい跡が残らな
い。
【0010】従来のエレクションピースは廃棄されてい
たが、この接合方法ではエレクションピースを構成する
山形鋼、スプライスプレート、ボルト、ナット類は再使
用できるので、コストの点でも有利である。
たが、この接合方法ではエレクションピースを構成する
山形鋼、スプライスプレート、ボルト、ナット類は再使
用できるので、コストの点でも有利である。
【図1】(a),(b) は実施例の鋼管柱接合部の側面図およ
びA−A断面図である。
びA−A断面図である。
【図2】図1の鋼管柱接合部の拡大断面図である。
【図3】別の実施例の鋼管柱接合部の断面図である。
【図4】従来の鋼管柱接合部の縦断面図およびB−B断
面図である。
面図である。
【図5】(a),(b) は、従来のプレート切断跡の凸部が残
った鋼管柱接合部の側面図および断面図である。
った鋼管柱接合部の側面図および断面図である。
1…鋼管柱、2…プレート、3…スプライスプレート、
4…ボルト、5…溶接、6…凸部、7…ボルト孔、8…
ナット、9…プレート、10…山形鋼、11…ボルト、
12…座金、13…ボルト、14…ナット。
4…ボルト、5…溶接、6…凸部、7…ボルト孔、8…
ナット、9…プレート、10…山形鋼、11…ボルト、
12…座金、13…ボルト、14…ナット。
Claims (1)
- 【請求項1】 接合すべき鋼管柱端部表面に、予め柱長
手方向に沿い山形鋼を、柱を貫通するボルトを用い取付
け、現場に搬入し柱の建方に際し,上下に接する柱にま
たがるスプライスプレートを前記山形鋼に添付け配し、
ボルト締結して上下柱を仮接合し、柱間を溶接接合した
後、前記山形鋼、スプライスプレート、およびボルトを
取り外すことを特徴とする鋼管柱の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33440392A JPH06185114A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 鋼管柱の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33440392A JPH06185114A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 鋼管柱の接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185114A true JPH06185114A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18276982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33440392A Withdrawn JPH06185114A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 鋼管柱の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06185114A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006205334A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Shiyuuzo Hiwaki | 切断機 |
CN101906849A (zh) * | 2010-07-14 | 2010-12-08 | 中建钢构有限公司 | 钢柱对接的连接装置及安装方法 |
CN102966184A (zh) * | 2012-12-03 | 2013-03-13 | 中建一局钢结构工程有限公司 | 大跨度钢结构桁架预留合拢带装置及其施工方法 |
CN103541576A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-01-29 | 国家电网公司 | 一种新型对接钢管连接件 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP33440392A patent/JPH06185114A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006205334A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Shiyuuzo Hiwaki | 切断機 |
CN101906849A (zh) * | 2010-07-14 | 2010-12-08 | 中建钢构有限公司 | 钢柱对接的连接装置及安装方法 |
CN102966184A (zh) * | 2012-12-03 | 2013-03-13 | 中建一局钢结构工程有限公司 | 大跨度钢结构桁架预留合拢带装置及其施工方法 |
CN103541576A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-01-29 | 国家电网公司 | 一种新型对接钢管连接件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |