JPH0636125Y2 - 独立柱 - Google Patents

独立柱

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JPH0636125Y2
JPH0636125Y2 JP10855288U JP10855288U JPH0636125Y2 JP H0636125 Y2 JPH0636125 Y2 JP H0636125Y2 JP 10855288 U JP10855288 U JP 10855288U JP 10855288 U JP10855288 U JP 10855288U JP H0636125 Y2 JPH0636125 Y2 JP H0636125Y2
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Japan
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pillar
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welded
column
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JP10855288U
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JPH0230427U (ja
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安一 奥井
亮三 辻
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、プレハブ住宅等の金属製構造材によって構
成される建物の独立柱に関する。
〔従来の技術〕
第5図乃至第8図に示すように、プレハブ住宅等の建物
に従来から用いられている金属製の独立柱101は、四角
形の断面形状を有する柱材102の小口103に2段プレート
104が熔接され、該柱材102の端部長手方向に、2段プレ
ート104と柱材102の両方とに繋がった状態でブレース取
付板105が熔接されたものである。該独立柱101の小口10
3に熔接された2段プレート104は、断面がL型のL型プ
レート106を互いの角で熔接して略十字形とし、この略
十字形の一方側に、柱材102の小口103と連結する平板10
7を熔接し、他方側に梁Aと連結される平板107を熔接し
たものである。尚、前記他方側の平板107には、梁Aと
連結するためのボルト穴108が数個所に穿設されてい
る。そして、該2段プレート104の一方側の平板107と柱
材102の小口103とが熔接される。この2段プレート104
は、建物の1階に用いられる独立柱101の場合には、第
5図(a)のように、独立柱101の一方のみに用いられ
ている。その際、独立柱101の他方には、基礎と連結す
るための基礎用プレート109が小口103に熔接されてい
る。また、2階以上の階に用いられる独立柱101の2段
プレート104は、第5図(b)に示すように、柱材102の
両方の小口103にそれぞれ熔接されている。
独立柱101を梁A等に連結する際は、まず、梁Aの下端A
1のボルト穴A12と独立柱101の一方側の2段プレート104
のボルト穴108とを合致させ、同様に他の梁Aの上端A2
のボルト穴A22と他方側の2段プレート104のボルト穴10
8とを合致させる。そして、2段プレート104の2枚の平
板107の間から、前記ボルト穴108にボルト11を差し込
み、ナット12を取り付け、締付具でボルト11を締め付け
て固定する。次に、この独立柱101に対して壁材Bを取
り付ける際は、2段プレート104が柱材102の表面よりも
飛び出している部分を、壁材Bから削っておいてから取
り付ける。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の従来からの独立柱101は、2枚の
L型プレート106を熔接し、該L型プレート106に2枚の
平板107を熔接した2段プレート104を柱材102の小口103
に熔接しているため、熔接個所が多く、そのために、製
作コストが高くなるという問題点がある。また、熔接部
分の強度は他の部分の強度と比べて劣っているため、熔
接個所が多いと独立柱101の強度が低下すると共に、熔
接個所から割れが発生しやすいという問題点がある。更
にまた、壁材Bを独立柱101に取り付ける際には、2段
プレート104が柱材102の表面よりも飛び出している部分
だけを壁材Bから予め切欠かなければならず、加えて、
熔接部分のビード110の分も切欠かなければならないの
で、切削作業を必要とし、且つ、材料の無駄等が生じ、
不経済であるという問題点がある。しかも、2段プレー
ト104の2枚の平板106の間からボルト11を装着するた
め、ボルト11をボルト穴108に挿入しにくく、加えて、
ボルト11を締め付ける作業では、L型プレート106に締
付具が当たって、作業がやりにくいという問題点があ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記事情に鑑みて作業性の向上と経費の削減
および独立柱の強度の向上を目的としたもので、その具
体的手段とするところは、四角形の断面形状を有する柱
材の端部を円柱状とし、該柱材の小口に連結板を具備
し、柱材の端部長手方向に、柱材と連結板の両方とに連
結するブレース取付板を具備したところにある。
〔作用〕
上記手段によると、柱材の端部を円柱状に加工し、小口
に連結板を熔接し、柱材の端部長手方向に、柱材と連結
板の両方とに連結した状態にブレース取付板を熔接す
る。これによって、熔接個所は、柱材の小口と連結板、
柱材の端部及び連結板とブレース取付板に削減される。
また、柱材の端部を円柱状に加工することによって強度
が高められ、柱材の表面より突出するものがなくなる。
〔実施例〕
この考案の実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明す
る。
この実施例の独立柱1は第1図(a)、(b)に示すよ
うに、四角形の断面形状を有する柱材2の端部を円柱状
とし、該柱材2の小口4に連結板5を熔接し、柱材2の
端部3で、柱材2の長手方向に、柱材2と連結板5の両
方に連結する状態にブレース取付板6を熔接したもので
ある。
前記柱材2は、中空状の部材で、端部3を成型機械で円
柱状に圧縮成型したものである。尚、この柱材2は、断
面が四角形の中空状の部材であるため、端部3の断面を
四角形から円形に変更することによって表面積が減り、
第2図及び第3図に示すように、円柱部分の肉厚が四角
形の際の肉厚に比べると増加されている。前記連結板5
は、梁Aと独立柱1を連結するためのもので、数個所に
ボルト穴7が穿設された板状の部材である。前記ブレー
ス取付板6は、中央付近にブレース取付孔8を有する板
状の部材で、独立柱1を用いる場所が耐力壁である場合
に用いられ、柱材2及び連結板5の面に対して直角に熔
接される。尚、ブレース取付板6は柱材2及び連結板5
に対して突き合わせ熔接で取りつけられるため、第4図
に示すように、ブレース取付板6と柱材2との間の隙間
9が開先となってブレース取付板6の熔接が行いやすく
なる。
この実施例の独立柱1を、建物の2階以上の階に用いる
場合は、第1図(a)のように、柱材2の両方の端部3
を円柱状に成型し、それぞれの小口4に連結板5を熔接
し、両方の端部3にブレース取付板6を熔接した独立柱
1が使用される。また、建物の1階に用いる場合は、第
1図(b)のように、一方の端部3を円柱状に成型し
て、その小口4に連結板5を熔接し、ブレース取付板6
を熔接し、他方の小口4には、基礎と連結するためのボ
ルト穴7を数個所に穿設した基礎用連結板10を熔接し、
該基礎用連結板10と少し離れた位置にブレース取付板6
を、前記一方側のブレース取付板6と同じ面に熔接した
独立柱1が使用される。
この独立柱1の施工手順について、第4図(a)及び
(b)に基づいて説明する。
まず、梁Aの下端A1のボルト穴A12と独立柱1の一方側
の連結板5のボルト穴7とを合致させ、同様に、他の梁
Aの上端A2のボルト穴A22、もしくは、基礎のボルト穴
と独立柱1の他方側の連結板5のボルト穴7とを合致さ
せる。続いて、連結板5側のボルト穴7にボルト11をそ
れぞれ差し込んでナット12を取り付け、締付具でボルト
11を締め付け固定する。そして、この独立柱1が耐力壁
に使用される場合(図外)は、ブレース取付板6のブレ
ース取付孔8にブレースの一端を差し込み、相対する独
立柱1のブレース取付板6のブレース取付孔8にブレー
スの他端を差し込んで、ターンバックルを回してブレー
スを締め付ける。尚、壁材Bを取り付ける際は、切欠き
をおこなわないで独立柱1に取り付ける。この実施例で
は、ブレース取付板6が一つの面のみに用いられている
が、使用条件に応じて、ブレース取付板6を1〜4面ま
で自由に装着できる。
〔考案の効果〕
以上の説明からも明らかなように、この考案の独立柱
は、従来の独立柱に比べて熔接個所が少ないため、製作
コストを削減できて経済的である。これに加えて、柱材
の表面よりも飛び出したものがないので壁材を切欠く必
要がなく、材料の無駄もないので、より経済的である。
また、熔接個所が少ないので独立柱の強度が向上する。
更にまた、四角形の断面形状を円形の断面形状に形状変
更することによって、形状を変更した部分の肉厚が増加
して、強度がより一層向上する。しかも、ボルト穴の回
りに障害となるものがないので、ボルトの装着及び締め
付け作業がおこないやすくなって、作業能率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は2階以上の階に用いられる独立柱の全体
説明図、第1図(b)は1階に用いられる独立柱の全体
説明図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は第1
図のIII−III断面図、第4図(a)は梁の下端と独立柱
との連結状態を示す状態説明図、第4図(b)は梁の上
端と独立柱との連結状態を示す状態説明図、第5図
(a)は2階以上の階に用いられる従来の独立柱の全体
説明図、第5図(b)は1階に用いられる従来の独立柱
の全体説明図、第6図は第5図(a)のVI−VI断面図、
第7図は第5図(b)のVII−VII断面図、第8図(a)
は梁の下端と従来の独立柱との連結状態を示す状態説明
図、第8図(b)は梁の上端と従来の独立柱との連結状
態を示す状態説明図。 1…独立柱 2…柱材 3…端部 4…小口 5…連結板 6…ブレース取付板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角形の断面形状を有する柱材の端部を円
    柱状とし、該柱材の小口に連結板を具備し、柱材の端部
    長手方向に、柱材と連結板の両方とに連結するブレース
    取付板を具備したことを特徴とする独立柱。
JP10855288U 1988-08-18 1988-08-18 独立柱 Expired - Lifetime JPH0636125Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10855288U JPH0636125Y2 (ja) 1988-08-18 1988-08-18 独立柱

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JP10855288U JPH0636125Y2 (ja) 1988-08-18 1988-08-18 独立柱

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Publication Number Publication Date
JPH0230427U JPH0230427U (ja) 1990-02-27
JPH0636125Y2 true JPH0636125Y2 (ja) 1994-09-21

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JP5239649B2 (ja) * 2008-09-01 2013-07-17 新日鐵住金株式会社 柱用角形鋼管部材
JP6237674B2 (ja) * 2015-03-03 2017-11-29 マツダ株式会社 車両用構造部材

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