JP3607401B2 - トラスの接合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、立体トラス等において鋼管等からなる軸部材の相互の接合を行うトラスの接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駐車場や工場,集会場等の建造物において、図16に平面図で示すような屋根の骨組みとなる立体トラス50を、パイプ製の軸部材と、これら軸部材を相互に接合する軸間接合体とで構成したものがある。
図17は、図16の立体トラス50の符号Aで示す接合部を示す。軸間接合体51は球状に形成されて、各方向に軸部材52を接合する複数のねじ孔53が設けてある。軸部材52は鋼管からなり、その端部に溶接したエンド部材55にボルト54が螺合させてあり、そのボルト54を前記軸間接合体51のねじ孔53にねじ込むことにより、軸間接合体51を介して軸部材52が相互に接合される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記構成の場合、軸間接合体51を3次元空間で位置決めするのが容易でなく、建方が難しい。また、鋳造品等からなる特殊形状の軸間接合体51を用いるため、部材コストが高くなる。これらのため、一般的な用途に利用し難く、用途が限定される。
【0004】
この発明は、このような課題を解消し、施工が容易で、コストも安く、一般的な用途に利用できるトラスの接合構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1のトラスの接合構造は、以下の構成としたものである。パイプ材からなる主材の中間部に偏平加工部を設け、互いにく字状に屈曲した主材接合片および斜材接合片からなる2枚の接合プレートを設ける。これら接合プレートは、互いに斜材接合片が開くように反対向きとして前記主材の前記偏平加工部の両面に主材接合片を各々重ねる。これら偏平加工部と主材接合片の重なり部分に取付金物を重ね、これら偏平加工部、主材接合片、および取付金物の重なり部分をこれらの部材に貫通したボルトで接合する。前記取付金物を形鋼製のつなぎ材にボルト接合し、前記各接合プレートの斜材接合片に各々2本の互いにハ字状に開く斜材の端部をボルト接合する。これら斜材はパイプ製として前記端部を偏平加工部とする。
この構成によれば、主材や斜材等の3次元空間で延びる各部材を、順次個別にボルト接合でき、そのため建方が容易にできる。また、主材や斜材の接合部分となる箇所は偏平加工部とし、これに接合プレート等の板状部材を重ね、全て板状の部分でボルト接合する構成としているため、ボルト接合も簡単にかつ確実に行える。しかも、特殊な材料を使用せず、全て一般的な部材を組み合わせており、また主材や斜材をパイプ材としているため、材料コストが安く、安価なトラスとできる。前記偏平加工部や接合プレート等の加工は、一般のNC工作機械で対応できる。
【0006】
前記トラスの接合構造において、前記主材をトラスの上弦材とし、前記主材の偏平加工部と主材接合片の重なり部分に補強座金を重ね、前記取付金物を立ち姿勢のアングル材としてその下部を前記補強座金の中央よりも一端側部分に重ね、前記主材の偏平加工部、主材接合片、補強座金、および取付金物の重なり部分をこれらの部材に貫通したボルトで接合し、かつ前記補強座金の中央よりも他端側部分で前記偏平加工部、主材接合片、および補強座金の重なり部分をこれらの部材に貫通したボルトで接合し、前記取付金物の上部を、前記主材の上方で前記主材と直交する方向に架設されたつなぎ材にボルト接合するようにしてもよい。この構成の場合、取付金物としてアングル材の切片を使用できるので加工が容易である。また、補強座金により剛性を確保できる。
また、前記トラスの接合構造において、前記主材をトラスの上弦材とし、前記取付金物を2枚設けて各々前記各接合プレートの外面に重ね、これら取付金物は、前記接合プレートに下部が重なる正面形状L字状の金物本体部と、この金物本体部の立ち上がり部分の内側縁から外向きに直角に折れ曲がった折曲片とでなる板金折曲加工材とし、この取付金物の前記折曲片を、前記主材の上方で前記主材と直交する方向に架設されたつなぎ材にボルト接合してもよい。この構成の場合、取付金物が補強座金を兼ねるので、部品点数を削減でき、コストを一層低減できる。
【0007】
この発明の他のトラスの接合構造は、以下の構成としたものである。パイプ材からなるトラス上弦材となる主材の中間部に偏平加工部を垂直に設け、この偏平加工部の両面に各々接合プレートを重ねる。これら接合プレートは、前記偏平加工部に重なる主材接合片の下端から斜材接合片が斜め外側へ延び、かつ主材接合片の上端から水平片が外側へ延びる折板状とする。これら主材の偏平加工部と2枚の接合プレートとを、これらの部材を貫通するボルトで接合し、両接合プレートの前記水平片にわたってアングル材状の取付金物の横片部分を重ねる。この取付金物の立ち片部分は、前記主材の上方で前記主材と直交する方向に架設されたつなぎ材にボルト接合する。前記各接合プレートに各々2本の互いにハ字状に開く斜材の端部をボルト接合する。これら斜材はパイプ製として前記端部を偏平加工部とする。
この構成の場合も、一般的な材料により容易にかつ安価に施工でき、一般な用途に利用できると共に、接合プレートの水平片により水平方向への曲げに対する剛性を確保できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施形態を図1ないし図3と共に説明する。このトラスの接合構造は、図3(A),(B)に平面図および正面図で示す立体トラス1の接合構造であって、図3(A)の符号Bで示す接合部を図1に分解斜視図で示すように構成したものである。すなわち、図3において水平方向に配置して前記立体トラス1の上弦材とした主材2はパイプ材からなり、その中間部に偏平加工部2aを設ける。この偏平加工部2aに複数のボルト挿通孔5を設ける。前記偏平加工部2aを挟む位置に2枚の接合プレート6,6を配置する。これら接合プレート6は、互いにく字状に屈曲した主材接合片6aおよび斜材接合片6bからなり、互いに斜材接合片6bが開くように反対向きとして前記主材2の前記偏平加工部2aの両面に主材接合片6aを各々重ねる。前記接合プレート6の主材接合片6aには、前記偏平加工部2aのボルト挿通孔5に整合する複数のボルト挿通孔7を設ける。各斜材4はパイプ材からなり、各接合プレート6に対して2本ずつが互いにハ字状に開いて配置される。これら斜材4は、その先端を偏平加工部4aとしてあり、この偏平加工部4aを接合プレート6の斜材接合片6bにボルト8で接合する。各斜材4は、前記斜材接合片6bの傾き方向にも傾斜しており、両接合プレート6,6に接合される合計4本の斜材4は、四角錐の各稜線に沿った配置となる。
【0009】
前記両接合プレート6の主材接合片6aの外面側には、その主材接合片6aのボルト挿通孔7に整合する複数のボルト挿通孔9を有する補強座金10をそれぞれ重ねる。その一方の補強座金10の外面側の、一端側に偏った部分には、アングル材からなる立ち姿勢の取付金物11の一片11aを重ねる。この取付金物11の前記一片11aの下端部にはボルト挿通孔12を設け、そのボルト挿通孔12から、これに対応する前記補強座金10,主材接合片6a,偏平加工部2a,主材接合片6a,補強座金10の各ボルト挿通孔9,7,5,7,9を貫通するボルト13で、前記取付金物11,補強座金10,主材接合片6a,偏平加工部2aの重なり部をボルト接合する。これとは別に、前記補強座金10の他端側に偏った部分のボルト挿通孔9から、これに対応する前記主材接合片6a,偏平加工部2a,主材接合片6a,補強座金10の各ボルト挿通孔7,5,7,9を貫通するボルト13によって、前記補強座金10,主材接合片6a,偏平加工部2aの重なり部をボルト接合する。
【0010】
前記主材2の上方には、この主材2と直交する水平方向に沿って溝形鋼からなるつなぎ材3を架設する。前記取付金物11の他の一片11bの上端部にはボルト挿通孔14を設け、そのボルト挿通孔14からこれに対応させて前記つなぎ材3に設けたボルト挿通孔15を貫通するボルト16によって、取付金物11の上端部をつなぎ材3にボルト接合する。図3のように、隣合う主材2,2の中間位置の下方には、前記立体トラス1の下弦材となる同様の主材2Aを同じ方向に向けて水平に配置し、この下側主材2Aに前記斜材4の下端を前記接合構造と同様にして接合する。
なお、前記構成において、各接合部のボルト本数は、立体トラス1の規模に応じて増減してよい。
【0011】
前記トラスの接合構造では、従来例の球状の軸間接合体のような特殊な材料が要らないので、低コストで容易に施工でき、平面トラス等の一般的なトラスにも適用できる。また、接合プレート6の斜材接合片6bに斜材4を接合しているので、斜材接合片6bの曲げ角度θ(図2(B))を変えることにより、斜材4の角度を容易に調整できる。さらに、取付金物11としてアングル材の切片を使用するので、加工が容易である。また、補強座金10を使用しているので、接合部の剛性を確保できる。
【0012】
図4および図5は、この発明のトラスの接合構造の第2の実施態様を示す。この接合構造では、前記第1の実施態様における補強座金10を省略すると共に、前記両接合プレート6の各主材接合片6aの外面側に各々重なる2枚の取付金物21を設ける。これら取付金物21は、前記接合プレート6に下部が重なる正面形状L字状の金物本体部21aと、この金物本体部21aの立上がり部分の内側縁から外向きに直角に折れ曲がった折曲片21bとからなる板金折曲加工材である。その金物本体部21aには、前記接合プレート6の主材接合片6aのボルト挿通孔7に整合する複数のボルト挿通孔22を設け、前記折曲片21bにもボルト挿通孔24を設ける。前記一方の金物本体部21aのボルト挿通孔22から、前記主材接合片6a,偏平加工部2a,主材接合片6a,および他方の金物本体部21aの各ボルト挿通孔7,5,7,22を貫通するボルト13により、前記主材接合片6aと偏平加工部2aの重なり部分に、両取付金物21をボルト接合する。また、前記両折曲片21bのボルト挿通孔24から、これらに対応させて前記つなぎ材3に設けた各ボルト挿通孔15を貫通するボルト16によって、前記両取付金物21をつなぎ材3にボルト接合する。その他の構成は先の実施態様と同様である。
この接合構造では、取付金物21が第1の実施態様における補強座金10を兼ねるので、部品点数を削減できる。
【0013】
図6および図7は、この発明のトラスの接合構造の第3の実施態様を示す。この接合構造では、第1の実施態様における両接合プレート6を、それらの主材接合片6aの上端から水平片6cがそれぞれ外側へ延びる板状とし、それら水平片6cにボルト挿通孔25を設ける。また、取付金物31はアングル材からなり、その横片部分31aに前記両水平片6cの各ボルト挿通孔25に整合するボルト挿通孔32を設け、取付金物31の立ち片部分31bにもボルト挿通孔34を設ける。この取付金物31の横片部分31aを前記両水平片6cに重ね、その水平片6cの前記ボルト挿通孔25から前記取付金物31の横片部分31aの前記ボルト挿通孔32に貫通するボルト35によって、前記取付金物31を両接合プレート6にボルト接合する。また、前記取付金物31の立ち片部分31bのボルト挿通孔34から、これに対応させて前記つなぎ材3に設けたボルト挿通孔15に貫通するボルト36によって、取付金物31をつなぎ材3にボルト接合する。主材2の偏平加工部2aおよび接合プレート6の主材接合片6aの重なり部分をボルト13で接合すること、およびその他の構成は先の実施態様と同じである。
この実施態様では、主材2の偏平加工部2aと接合プレート6が重なる部分の水平方向への曲げに対する剛性を、接合プレート6に設けた水平片6cによって確保できる。
【0014】
図8および図9は、この発明のトラスの接合構造の第4の実施態様を示す。この実施態様の接合構造は、図6および図7に示す第3の実施態様における取付金物31を、2本のつなぎ材3,3の接続部分にボルト接合するようにしたものである。すなわち、接続される2本のつなぎ材3,3の接続端部に各々設けた各ボルト挿通孔15,15に対応させて、前記取付金物31の立ち片部分31bに2個のボルト挿通孔34を設け、これら各ボルト挿通孔34から2本のつなぎ材3の対応するボルト挿通孔15に貫通するボルト36により、両つなぎ材3,3に跨がって取付金物31をボルト接合する。その他の構成は図6および図7の実施態様と同じである。これにより、つなぎ材3への取付金物31のボルト接合で、同時に両つなぎ材3,3を接合することができ、部品点数を削減することができる。
【0015】
図10および図11は、前記立体トラス1における上下の弦材となる主材2,2A同士の接合構造の各例を示す。図10に示す例では、各主材2(2A)の接合端部を偏平加工部2bとし、その偏平加工部2bの両側部寄りに複数のボルト挿通孔37を設けると共に、偏平加工部2bの先端中央から主材軸方向に向けて嵌合用切欠38を設ける。これら両偏平加工部2b,2bの嵌合用切欠38,38を図10(A)に鎖線で示すように互いに噛み合わせて、両偏平加工部2b,2bを互いに垂直に交差させ、その交差部分の各コーナ部に、アングル材からなる4個の接合金物39を重ねる。各接合金物39の各片39aに設けられて前記偏平加工部2bのボルト挿通孔37に整合する複数のボルト挿通孔40から、これらに対応する偏平加工部2bのボルト挿通孔37に貫通するボルト41によって、図10(B)のように偏平加工部2bと接合金物39の重なり部分をボルト接合する。これにより、両主材2,2(2A,2A)の接合部に、その軸方向に垂直な方向への曲げに対する十分な剛性を持たせることができる。
【0016】
図11に示す例では、図10の例における偏平加工部2bの嵌合用切欠38を省略し、両偏平加工部2b,2b同士をそれらの偏平面が面一となるように突き合わせ、図10の例における4個の接合金物39を図11(B)のように前記両偏平加工部2bに跨がらせて重ね合わせ、その重なり部分をボルト41で接合している。同じ偏平面上で隣合う接合金物39,39の、偏平面に対して垂直姿勢となる片39aの重なり部分は、それらの互いに整合するボルト挿通孔40に貫通するボルト(図示せず)によって接合する。これにより、両主材2,2(2A,2A)の接合部において、偏平加工部2bに対して垂直姿勢となる片39aが、偏平加工部2bの偏平面に垂直な方向への曲げに対するリブとして作用し、十分な剛性を確保できる。
【0017】
図12ないし図15は、前記主材2,2Aの端部を柱又はプレートにボルト接合するための主材2,2Aの構造の各例を示す。図12に示す例では、主材2(2A)の端部の偏平加工部2bの片面を平坦面2baとし、他の片面ではその両側部を残して平坦面2bbにプレス加工し、管状に残される両側部をリブ2bcとしたものであり、前記平坦面2bbには軸方向に並べて2個のボルト接合用のボルト挿通孔42を設ける。この偏平加工部2bは、その片面の平坦面2ba側を、H形鋼等からなる柱43に垂直姿勢で溶接した接合プレート44に重ね、その重なり部分を、前記接合プレート44に設けたボルト挿通孔(図示せず)からこれに対応する前記偏平加工部2bのボルト挿通孔42に貫通するボルト45によってボルト接合する。この場合、主材2(2A)の偏平加工部2bの片面が平坦面2baとしてあるので、この平坦面2baを相手部材に対する接合面とすることにより、柱43側に加工の簡単な接合プレート44を取付けただけで、主材2(2A)を容易にボルト接合でき、その施工が簡単になる。又、リブ2bcにより剛性向上出来る。
【0018】
図13に示す例は、図12に示す例におけるボルト挿通孔42を、前記平坦面2bbにおいて軸方向に2列に並べて4個設け、接合強度をアップするようにしたものである。その他の構成は図12の例と同様である。
【0019】
図14に示す例は、図12の例において、プレス加工前の主材2(2A)の端部に同主材内に挿入可能な外径の内径管材を挿入してから、前記偏平加工部2bをプレス加工し、これにより偏平加工部2bの内側に前記内径管材からなる補強芯材2dを設けたものである。これにより、偏平加工部2bの強度を簡単にアップすることができる。また、主材2(2A)がステンレスやアルミニュウム等のような溶接の難しい部材からなる場合にも、溶接によらず簡単に補強できる。
【0020】
図15に示す例は、図14の例におけるボルト挿通孔42を、前記平坦面2bbにおいて軸方向に2列に並べて4個設け、接合強度をアップするようにしたものである。その他の構成は図14の例と同様である。
なお、図14,図15の例では、プレス加工前の主材2(2A)の端部内に内径管材を挿入することにより補強芯材2dとしたが、これに限らずプレス加工前の主材2(2A)の端部の外側に管材を嵌め込んでから、前記偏平加工部2bをプレス加工し、内側に位置する主材2(2A)自体の端部を補強芯材としてもよい。
【0021】
【発明の効果】
この発明のトラスの接合構造は、このように主材および斜材に、接合部を偏平加工部としたパイプ材を用い、これに所定形状のプレート状の部材、あるいはアングル材等を組み合わせたものであるため、特殊な材料が不要で、主材および斜材にも安価なパイプ材が使用でき、低コストのトラスを作れる。また、偏平加工部やプレート状部材を重ねてボルト接合する構成のため、建方が容易となる。これらのため、一般的な用途に利用することができる。
請求項2の発明の場合は、補強座金を重ねるため、剛性確保が容易となる。
請求項3の発明の場合は、取付金物が補強座金を兼ねるので、部品点数を削減しながら、剛性確保が図れる。
請求項4の発明の場合は、接合プレートの水平片で水平方向の曲げに対する剛性確保が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかるトラスの接合構造の分解斜視図である。
【図2】(A)は同接合構造の正面図、(B)は同側面図である。
【図3】(A)は同接合構造を用いた立体トラスの平面図、(B)は同正面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態にかかるトラスの接合構造の分解斜視図である。
【図5】同接合構造の正面図である。
【図6】この発明の第3の実施形態にかかるトラスの接合構造の分解斜視図である。
【図7】(A)は同接合構造の正面図、(B)は同側面図である。
【図8】この発明の第4の実施形態にかかるトラスの接合構造の分解斜視図である。
【図9】同接合構造の正面図である。
【図10】(A)は前記立体トラスに使用可能な主材接合構造の第1例を示す分解斜視図、(B)は同接合状態を示す斜視図である。
【図11】(A)は前記主材接合構造の第2例を示す分解斜視図、(B)は同接合状態を示す斜視図である。
【図12】(A)は前記立体トラスに使用可能な主材の端部構造の第1例を示す斜視図、(B)は同主材端部の柱への接合状態を示す正面図、(C)は同側面断面図である。
【図13】前記主材端部構造の第2例を示す斜視図である。
【図14】同主材端部構造の第3例を示す斜視図である。
【図15】同主材端部構造の第4例を示す斜視図である。
【図16】従来例の立体トラスの平面図である。
【図17】同立体トラスの接合構造を示す正面図である。
【符号の説明】
2…主材、2a…偏平加工部、3…つなぎ材、4…斜材、4a…偏平加工部、6…接合プレート、6a…主材接合片、6b…斜材接合片、6c…水平片、8,13,16,35,36…ボルト、10…補強座金、11,21,31…取付金物、21…取付金物、21a…金物本体部、21b…折曲片、31a…横片部分、31b…立ち片部分

Claims (4)

  1. パイプ材からなる主材の中間部に偏平加工部を設け、互いにく字状に屈曲した主材接合片および斜材接合片からなる2枚の接合プレートを設け、これら接合プレートは、互いに斜材接合片が開くように反対向きとして前記主材の前記偏平加工部の両面に前記主材接合片を各々重ね、これら偏平加工部と主材接合片の重なり部分に取付金物を重ね、これら偏平加工部、主材接合片、および取付金物の重なり部分をこれらの部材に貫通したボルトで接合し、前記取付金物を形鋼製のつなぎ材にボルト接合し、前記各接合プレートの斜材接合片に各々2本の互いにハ字状に開く斜材の端部をボルト接合し、これら斜材はパイプ製として前記端部を偏平加工部としたトラスの接合構造。
  2. 請求項1記載のトラスの接合構造において、前記主材をトラスの上弦材とし、前記主材の偏平加工部と主材接合片の重なり部分に補強座金を重ね、前記取付金物を立ち姿勢のアングル材としてその下部を前記補強座金の中央よりも一端側部分に重ね、前記主材の偏平加工部、主材接合片、補強座金、および取付金物の重なり部分をこれらの部材に貫通したボルトで接合し、かつ前記補強座金の中央よりも他端側部分で前記偏平加工部、主材接合片、および補強座金の重なり部分をこれらの部材に貫通したボルトで接合し、前記取付金物の上部を、前記主材の上方で前記主材と直交する方向に架設されたつなぎ材にボルト接合したトラスの接合構造。
  3. 請求項1記載のトラスの接合構造において、前記主材をトラスの上弦材とし、前記取付金物を2枚設けて各々前記各接合プレートの外面に重ね、これら取付金物は、前記接合プレートに下部が重なる正面形状L字状の金物本体部と、この金物本体部の立ち上がり部分の内側縁から外向きに直角に折れ曲がった折曲片とでなる板金折曲加工材とし、この取付金物の前記折曲片を、前記主材の上方で前記主材と直交する方向に架設されたつなぎ材にボルト接合したトラスの接合構造。
  4. パイプ材からなるトラス上弦材となる主材の中間部に偏平加工部を垂直に設け、この偏平加工部の両面に各々接合プレートを重ね、これら接合プレートは、前記偏平加工部に重なる主材接合片の下端から斜材接合片が斜め外側へ延び、かつ主材接合片の上端から水平片が外側へ延びる折板状とし、これら主材の偏平加工部と2枚の接合プレートとを、これらの部材を貫通するボルトで接合し、両接合プレートの前記水平片にわたってアングル材状の取付金物の横片部分を重ね、この取付金物の立ち片部分を、前記主材の上方で前記主材と直交する方向に架設されたつなぎ材にボルト接合し、前記各接合プレートに各々2本の互いにハ字状に開く斜材の端部をボルト接合し、これら斜材はパイプ製として前記端部を偏平加工部としたトラスの接合構造。
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