JP3327707B2 - 筋かい固定金具 - Google Patents

筋かい固定金具

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JP3327707B2
JP3327707B2 JP27972094A JP27972094A JP3327707B2 JP 3327707 B2 JP3327707 B2 JP 3327707B2 JP 27972094 A JP27972094 A JP 27972094A JP 27972094 A JP27972094 A JP 27972094A JP 3327707 B2 JP3327707 B2 JP 3327707B2
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弘行 永尾
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/18Structures comprising elongated load-supporting parts, e.g. columns, girders, skeletons
    • E04B1/26Structures comprising elongated load-supporting parts, e.g. columns, girders, skeletons the supporting parts consisting of wood
    • E04B2001/2696Shear bracing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造の軸組構造におい
て、筋かいと柱又は横架材とを固定する筋かい固定金具
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、木造の軸組構造では、柱又は間
柱等ほぼ鉛直方向に配設される部材(鉛直材)と、梁、
胴差又は土台等、鉛直材と他の鉛直材との間に横方向に
架設される部材(横架材)とで囲まれる矩形枠体内に筋
かいを設け、構造体に作用する水平力に対し抵抗力を増
強させ、構造体の過大な変形や倒壊を防止している。こ
の様な構造において、木材等による筋かいを鉛直材や横
架材と固定するために、従来より、図9および図10に
示すような筋かい固定金具が用いられている。この様な
筋かい固定金具は、図8に示すように、柱3、土台4及
び梁5等で形成される枠体に筋かい2を固定する場合に
用いられるものである。
【0003】図8及び図9に示す筋かい固定金具101
は、鋼板からなり、ほぼ矩形の筋かい当接部101c
と、この筋かい当接部101cの互いに隣接した2つの
縁から、それぞれ筋かい当接部101cと同一平面をな
すように延設された鉛直材当接部101a及び横架材当
接部101bとを有するものである。この鉛直材当接部
および横架材当接部とにはそれぞれ釘孔131が複数設
けられており、筋かい当接部には複数の釘孔のほかにボ
ルトを貫通することができるボルト孔132が設けられ
ている。また、筋かい当接部101cと鉛直材当接部1
01aとの境界上、及び筋かい当接部101cと横架材
当接部101bとの境界線上には、位置決め用孔133
が設けられている。
【0004】この筋かい固定金具101を用いて筋かい
2を固定する場合には、予め筋かい2にボルト用の孔を
穿設しておき、ボルト71を筋かい当接部101cのボ
ルト用孔132及び筋かい2のボルト用の孔を貫通さ
せ、ナット72で締め付ける。さらに、筋かい当接部1
01cの釘孔131を通して釘を筋かい2に打ち込むこ
とによって、筋かい固定金具101と筋かい2とを固定
する。また、複数の釘を鉛直材当接部101aの釘孔1
31を通して柱(鉛直材)3へ打ち込み、鉛直材当接部
101aを柱3に固定する。同様に、横架材当接部10
1bを土台4(横架材)に固定する。その結果、筋かい
2は、筋かい固定金具101によって柱3及び土台4に
固定支持される。
【0005】図10に示す筋かい固定金具201は、図
8及び図9に示す筋かい固定金具101と同様の筋かい
当接部201cと、この筋かい当接部201cの隣り合
う二辺からそれぞれ筋かい当接部と同一平面を成すよう
に延設された鉛直材当接部201aおよび横架材当接部
201bとを有するものである。ただし、この筋かい固
定金具では、図9に示す筋かい固定金具101に比べて
縦および横方向の寸法が拡大されており、横架材当接部
および鉛直材当接部に設けられた釘孔231の数も増加
されている。この筋かい固定金具は主に3階建木造住宅
を構築する際に用いられるものであり、この筋かい固定
金具を用い、横架材、鉛直材と筋かいとを固定して耐力
壁を構成したときに、水平方向の力に対して壁倍率が約
2.0倍の耐力を有する構造が得られる。
【0006】ここで、壁倍率とは、耐力壁の水平力に対
する抵抗力(耐力)を示す値であって、耐力壁が1メー
トル当たり130Kgの水平力を受けて、120分の1
ラジアンのせん断変形を生じる場合を1.0とした抵抗
力比率を表したものである。例えば、長さ0.91メー
トルの壁倍率1.0の耐力壁の耐力は130kg×1.
0×0.91m=118kg、つまり、118キログラ
ムあることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の様な、
従来の筋かい固定金具は、次の様な問題点を有する。即
ち、筋かい固定金具と筋かいとの結合は主にボルトの締
め付け力に依存しているが、筋かいに穿設されたボルト
用の孔と、挿着されたボルトとの間に隙間が生じるの
で、筋かい材の乾燥収縮等によってナットの締め付けが
ゆるむと、筋かい固定金具と筋かいとの間がずれ、期待
された筋かい強度(筋かいによる耐力補強度)が発揮さ
れない。このため、より抵抗力の大きな構造体に適する
筋かい固定金具を得るためには、筋かい固定金具を大型
化し、多くの釘を併用する必要がある。しかし、筋かい
固定金具を大型化すると取り扱いが不便であり、また、
壁材等他の部材の取り付けに支障を生じるおそれがあ
る。
【0008】例えば、図11に示すように、柱3および
横架材4(土台、梁)に壁下地用のボード6を取り付け
ようとしたときに、柱3と横架材4との接合部に寸法の
大きい筋かい固定金具201が用いられていると、この
部分に釘またはビスを打ち込むことができず、ボード固
定用の釘81またはビスの間隔が開きすぎてしまうこと
になる。また、筋かい固定金具の寸法が大きいために、
柱と横架材とを接合するためのプレートを取り付ける位
置が重複し、このプレートが取り付けられなくなるとい
う問題もある。
【0009】一方、枠体から筋かいへ作用する力が、ボ
ルトを介して伝達されるので、ボルト用の孔の周辺部に
応力の集中を生じ、筋かいにひび割れが発生し易いとい
う問題点、さらには、筋かい当接部のボルト用孔に対応
するように、筋かいに正確にボルト用の孔を穿設する必
要があり、ボルトの締め付けとともに多くの手間を要す
るという問題点もある。
【0010】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、少ない手間で、筋かいを鉛直材や
横架材に固定することができ、寸法を過大にすることな
く、十分に筋かいの強度を発揮させることのできる筋か
い固定金具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、 木構造の建築物にお
ける筋かいを鉛直材及び/または横架材に固定する筋か
い固定金具であって、ほぼ六角形の金属板からなり、そ
の六つの辺をそれぞれ順に第1の辺、第2の辺、第3の
辺、第4の辺、第5の辺、第6の辺としたときに、第1
の辺と第2の辺とに挟まれる内角、及び第1の辺と第6
の辺とに挟まれる内角が135°以上150°以下であ
り、 第2の辺に沿った縁付近の位置、及び第6の辺に
沿った縁付近の位置に、鉛直材または横架材に該筋かい
固定金具を固着するための複数の釘孔を有し、 第1の
辺と対向する第3の辺、第4の辺および第5の辺から、
該六角形の金属板の中央部にかけて、筋かいに固定する
ための複数の釘孔を分散して有する筋かい固定金具を提
供するものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、 請求項1に
記載の筋かい固定金具において、上記ほぼ六角形の金属
板の、第1の辺と第4の辺、第2の辺と第5の辺、及び
第3の辺と第6の辺は、それぞれ平行であり、等しい長
さを有するものとする。
【0013】請求項3に記載の発明は、 請求項2に
記載の筋かい固定金具において、前記金属板の外周の形
状および釘孔の配置を、前記第1の辺の垂直二等分線に
関して対称とし、 前記金属板の外周の形状は、第2の
辺と第3の辺との間の頂角および第5の辺と第6の辺と
の間の頂角を通る線に関しても対称とするものである。
【0014】上記請求項1から請求項3の記載におい
て、ほぼ鉛直方向に配設される部材は、例えば柱、間柱
等である。また、横方向に架設される部材は、例えば
梁、胴差、土台等である。さらに、上記釘孔は、釘に限
らず、ビス等を挿通して用いることもできる。
【0015】
【作用】請求項1に記載の筋かい固定金具では、第3の
辺、第4の辺および第5の辺から該六角形の金属板の中
央部にかけて設けられた釘孔に釘を挿入し、筋かいの端
部に打ち付けることによって、筋かい固定金具が筋かい
に固定される。さらに、第2の辺に沿った部分および第
6の辺に沿った部分をそれぞれ鉛直材および横架材に当
接し、それぞれの釘孔に釘を挿入して打ち付けることに
よって、筋かい固定金具が鉛直材及び横架材に固定され
る。その結果、筋かいは筋かい固定金具によって、鉛直
材及び横架材で形成される枠体内に固定される。このと
き、筋かい当接部と筋かいとは釘によって固定されるの
で、筋かい固定金具と筋かいとは、強固に、ずれること
なく固着される。上記釘は、これに替えてビス等を用い
ても同様に作用する。また、筋かいにあらかじめボルト
孔等の加工をしておく必要がなく、取り付けに手間がか
からず作業の効率が向上する。
【0016】さらに、六角形の第1の辺と第2の辺とに
挟まれる内角、および第1の辺と第6の辺とに挟まれる
内角が135°以上150°以下となっているので、第
2の辺と第6の辺とに沿った部分をそれぞれ鉛直材およ
び横架材に当接すると、この部分に設けられた釘孔が、
鉛直材または、横架材の長手方向の端面より離れた位置
となるので釘またはビスを打ち込むことによる部材の割
れを少なくすることができる。また、第2の辺と第6の
辺は部材の長手方向に沿った面と平行ではなく角度を有
することになるので、釘孔が木目に沿って直列されるの
を避けることができ、部材の割れを少なくすることがで
きる。
【0017】さらに、鉛直材が横架材に接合する部分で
部材側面の中央部に筋かい固定金具が当接されない部分
が生じるので、この部分に鉛直材と横架材を固定するた
めのプレートを取り付けることが可能となる。
【0018】請求項2に記載の筋かい固定金具では、向
かい合う辺がそれぞれ平行となっているので、上記作用
に加えて、この筋かい固定金具を製作するときに、大き
な金属板から複数の六角形の金属板を無駄なく切り出す
ことができ、製作工程の効率化、材料費の低減を図るこ
とができる。
【0019】請求項3に記載の筋かい固定金具では二軸
に関して対称となっているので、筋かいの上部または下
部、筋かいの傾斜方向などを問わずどこにでも用いるこ
とができ、汎用性が拡大する。
【0020】
【実施例】以下、請求項1から請求項3までに記載の発
明に係る筋かい固定金具の実施例を、図面に基づいて具
体的に説明する。図1は、請求項1、請求項2または請
求項3に記載の発明の一実施例である筋かい固定金具1
を示す正面図、側面図および平面図である。また、図2
は、上記図1に示す筋かい固定金具1によって、筋かい
2を柱3と土台4との接合部に取り付けた状態を示す概
略斜視図である。
【0021】この筋かい固定金具1は、約3mm程度の
厚さの鋼板からなる六角形状の板材からなり、対向する
二つの辺すなわち、第1の辺11と第4の辺14とが平
行で、等しい長さ(80mm)を有しており、これらの
辺の間隔が135mmとなっている。これらの辺と隣合
う第2の辺12、第3の辺13、第5の辺15および第
6の辺16は長さが等しく第2の辺12と第5の辺15
と、第3の辺13と第6の辺16とはそれぞれ平行とな
っている。また、上記第2の辺12と第3の辺13とで
形成される頂角22と、第5の辺15と第6の辺16と
で形成される頂角25との間は240mmとなってい
る。
【0022】このような板状材の第2の辺12に沿った
部分および第6の辺16に沿った部分が柱・間柱等の鉛
直材または土台・胴差等の横架材に当接して固定される
枠体当接部1a,1bとなっており、これらの部分に
は、鉛直材または横架材にこの筋かい固定金具を固着す
るための釘孔31が設けられている。一方、第4の辺1
4および第3の辺13・第5の辺15の第4の辺14と
隣接する部分から、第1の辺11の中点11aまでの部
分が筋かい当接部1cとなっており、この筋かい固定金
具と筋かいとを固着するための複数の釘孔32が分散し
て設けられている。
【0023】また、第1の辺11の中点11aから斜め
45°の方向への仮想線41,42上に矩形の小孔33
が設けられている。この小孔33は筋かい固定金具1を
鉛直材または横架材に取り付ける際の位置決め孔であ
り、上記仮想線41,42が枠体当接部1a,1bと筋
かい当接部1cとの境界となるものである。なお上記枠
体当接部1a,1bの釘孔31、筋かい当接部1cの釘
孔32および位置決め孔33は、いずれも第1の辺11
の垂直二等分線43に関して対称に設けられており、こ
の筋かい固定金具1をどのような部位にも取り付けるこ
とができるようになっている。
【0024】この様な筋かい固定金具を用いて筋かいを
固定する場合には、例えば、次の様な手順で行うことが
できる。まず筋かい2の両端部を、固定される柱3、土
台4等に合わせて切り欠き、この切り欠き面に位置決め
孔33を合わせて筋かい固定金具1を固定する。筋かい
固定金具1を筋かいに固定するには、筋かい当接部1c
に設けられた釘孔32から図2(b)に示すようなスク
リュー釘51を筋かい2に打ち付けることによって行
う。このとき、スクリュー釘51の長さは筋かいとして
用いる部材の厚さより短いものとすることが望ましい。
このように部材の厚さより短い釘を用いることによっ
て、部材の割れを少なくすることができる。
【0025】次に筋かい2を、図3に示すように、柱
3,3と梁5と土台4とで形成された枠体内に建て込
み、筋かい2の端部の切り欠き面を柱3と土台4との隅
角部及び柱4と梁6との隅角部に当接させ、枠体当接部
1a,1bの釘孔31から柱3及び土台4もしくは梁5
にスクリュー釘51を打ち込み、固定する。なお本実施
例ではスクリュー釘51を用いたが、このほか普通の
釘、ねじ、ビス、コーチボルト等筋かいおよび枠体当接
部に打ち込んだり、ねじ込んだりすることができるもの
であれば用いることができる。また、上記筋かい固定金
具では、図1に示す第1の辺11の垂直二等分線43に
関して対称な形状および釘孔31,32の配置となって
いるので、この筋かい固定金具1は上下方向または左右
方向を逆にして用いることができ、構造体の様々な部位
で使用することが可能となっている。
【0026】この様にして固定された筋かい2は、釘に
よって強固に固着され、ボルトを用いた場合の様に筋か
いの軸線方向の力によってずれることがなく、枠体に作
用する水平力に対して変形を小さく抑止することができ
る。本実施例の効果を確認するために行った実験の結果
では、図10に示す従来のボルトを併用するものと比
べ、本実施例の筋かい固定金具1では面積を小さくして
いるにもかかわらず、これを用いた耐力壁の壁倍率が
2.0となることが確認されている。
【0027】図4は、柱の両側に筋かいが設けられる部
分に上記実施例の筋かい固定金具を用いた例を示す図で
ある。この図に示すように、第1の辺11と隣り合う第
2の辺12および第6の辺16との間の内角が135°
以上150°以下となっているので、この筋かい固定金
具1を柱3と土台4とにわたって取り付けたときに第2
の辺および第6の辺は部材の縁3a,4aと角度を有
し、柱3と土台4との接合部で部材の中心側に筋かい固
定金具が当接されない部分を作ることができる。したが
って、この部分に図3に示すような尖頭部を有するプレ
ート61や、図5に示すような山形のプレート62、図
6に示すようなT型のプレート63を取り付け、柱3と
土台4とを緊結することができる。
【0028】また、このような筋かい固定金具1は図7
に示すように大きな鋼板から隙間なく切り出して製作さ
れる。このように鋼板の無駄をほとんど生じることな
く、しかも外形が単純であるので、低コストで効率よく
製作することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に記載の筋
かい固定金具では、筋かい当接部と筋かいとは釘によっ
て固着され、筋かいに作用する軸方向力が伝達される。
従って、筋かい固定金具と筋かいとが、ずれることなく
強固に固着されるので、耐力壁の水平方向力に対する抵
抗力を有効に向上させることができる。また、筋かい固
定金具の寸法を大きくすることなく十分な強度が発揮さ
れ、壁下地材等他の部材の取り付けに支障が生じるのを
回避することができる。また、筋かいに予め孔を穿設し
ておいたり、ボルトを締め付ける手間を必要としないの
で、作業性が向上する。さらに、外形が六角形状をな
し、その内角が適切に設定されているので、筋かいとし
て用いる部材、鉛直材、または横架材の割れを少なくす
ることができる。また、柱と横架材とを緊結するための
プレート等も支障なく取り付けることが可能となる。
【0030】請求項2に記載の筋かい固定金具では、向
かい合う辺がそれぞれ平行で、長さが等しくなっている
ので、材料の無駄を生じることなく効率よく製造するこ
とができる。
【0031】請求項3に記載の筋かい固定金具では、外
形および釘孔の配置が第1の辺の垂直二等分線に関して
対称となっているので、筋かいの上部または下部、筋か
いの傾斜方向等を問わずどこにでも用いることができ、
汎用性が拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1から請求項3までに記載の発明に係る
筋かい固定金具の一実施例を示す正面図、側面図および
平面図である。
【図2】図1の筋かい固定金具の使用状態を示す斜視図
である。
【図3】図1の筋かい固定金具を使用して固定された筋
かいを示す図である。
【図4】柱の両側に筋かいが固定される部分に、図1の
筋かい固定金具を用いた例を示す図である。
【図5】柱の両側に筋かいが固定される部分に、図1の
筋かい固定金具を用いた例を示す図である。
【図6】柱の両側に筋かいが固定される部分に、図1の
筋かい固定金具を用いた例を示す図である。
【図7】図1に示す筋かい固定金具を製造するときに、
大きな鋼板から切り出す状態を示す図である。
【図8】筋かい固定金具の使用状態を示す概略図であ
る。
【図9】従来の筋かい固定金具の一例を示す斜視図およ
び正面図である。
【図10】従来の筋かい固定金具の他の例を示す正面図
である。
【図11】図9に示す筋かい固定金具を用いたときの問
題点を示す図である。
【符号の説明】
1 筋かい固定金具 2 筋かい 3 柱(鉛直材) 4 土台(横架材) 5 梁(横架材) 6 壁下地用ボード 11 第1の辺 21 第1の頂角 12 第2の辺 22 第2の頂角 13 第3の辺 23 第3の頂角 14 第4の辺 24 第4の頂角 15 第5の辺 25 第5の頂角 16 第6の辺 26 第6の頂角 31,32 釘孔 33 位置決め用の小孔 41,42 仮想線 43 第1の辺の垂直二等分線 51 スクリュー釘
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−93503(JP,U) 実開 昭47−18921(JP,U) 登録実用新案3013112(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/26 E04B 1/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木構造の建築物における筋かいを鉛直
    材及び/または横架材に固定する筋かい固定金具であっ
    て、 ほぼ六角形の金属板からなり、その六つの辺をそれぞれ
    順に第1の辺、第2の辺、第3の辺、第4の辺、第5の
    辺、第6の辺としたときに、第1の辺と第2の辺とに挟
    まれる内角、及び第1の辺と第6の辺とに挟まれる内角
    が135°以上150°以下であり、 第2の辺に沿った縁付近の位置、及び第6の辺に沿った
    縁付近の位置に、鉛直材または横架材に該筋かい固定金
    具を固着するための複数の釘孔を有し、 第1の辺と対向する第3の辺、第4の辺および第5の辺
    から、該六角形の金属板の中央部にかけて、筋かいに固
    定するための複数の釘孔を分散して有することを特徴と
    する筋かい固定金具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の筋かい固定金具にお
    いて、 上記ほぼ六角形の金属板の、第1の辺と第4の辺、第2
    の辺と第5の辺、及び第3の辺と第6の辺は、それぞれ
    平行であり、等しい長さを有することを特徴とする筋か
    い固定金具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の筋かい固定金具にお
    いて、 前記金属板の外周の形状および釘孔の配置は、前記第1
    の辺の垂直二等分線に関して対称であり、 前記金属板の外周の形状は、第2の辺と第3の辺との間
    の頂角および第5の辺と第6の辺との間の頂角を通る線
    に関しても対称であることを特徴とする筋かい固定金
    具。
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