JP3406174B2 - 枕木の接続構造 - Google Patents

枕木の接続構造

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JP3406174B2 JP05477197A JP5477197A JP3406174B2 JP 3406174 B2 JP3406174 B2 JP 3406174B2 JP 05477197 A JP05477197 A JP 05477197A JP 5477197 A JP5477197 A JP 5477197A JP 3406174 B2 JP3406174 B2 JP 3406174B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は短尺の枕木を接続し
て長尺の枕木にする枕木の接続構造に関する。特に、繊
維で補強した合成樹脂発泡体からなる枕木を接続すると
きに好適な枕木の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道軌道の分岐部においては、
分岐部の種類(片開き分岐、両開き分岐、振り分け分
岐、複分岐、3分岐、3線式分岐、ダイヤモンドクロッ
シング、シーサースクロッシング等)に応じて長さ6〜
9mの長尺の枕木が必要となる。しかし、複々線地区、
高架線部、あるいは、防音壁等で囲まれた場所等の狭い
場所においては、上記6〜9mの長尺の枕木を一体物で
取り扱うと作業性が低下する。又、枕木の更新等でも、
長尺の枕木は取り扱い難く作業性が低下する。
【0003】一方、繊維で補強した合成樹脂発泡体から
なる枕木は機械的強度が大きく、耐久性に優れ、しか
も、軽く扱い易いので最近次第に多く使用され出した。
この繊維で補強した合成樹脂発泡体からなる長尺の枕木
を複々線地区、高架線部等の狭い場所で使用し易くする
ために、短尺の枕木を施工現場に運搬し、施工現場で長
尺の枕木に接続する接続構造が、特開平5−51901
号公報、特開平5−51902号公報、特開平6−24
0601号公報、特開平6−248604号公報、特開
平8−134801号公報等に記載されている。
【0004】この枕木の接続構造は、第一枕木と第二枕
木にそれぞれ上面から下面に斜め方向に切断した接続端
面を設け、この第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端
面とを衝き合わせ、この衝き合わせた接続部の接続端面
を通過するボルト・ナットで連結したり、この接続部の
上下に鉄板を当接させて、この上側鉄板と下側鉄板とを
ボルト・ナットで連結するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の接続構造は施工現場で簡単に組み立てることができる
ので極めて便利であるが、この接続構造に接続した長尺
の枕木ではまだ機械的強度が不十分であって、この長尺
の枕木を使用した軌道上を実際に列車が通過している
と、長年月使用している間に接続部で折れたり曲がるこ
とがある。そこで、本発明の目的は、枕木の接続部の機
械的強度が従来より大きく、しかも、施工現場で簡単に
長尺の枕木に組み立てることができる枕木の接続構造を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたものであって、請求項1記載の発
明は、第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面とが衝
き合わされ、この衝き合わされた接続部の上下にそれぞ
れ上側金属板と下側金属板が当接され、この上側金属板
と下側金属板がボルト・ナットで連結されている枕木の
接続構造において、前記第一枕木と第二枕木には、第一
枕木の接続端面と第二枕木の接続端面とを衝き合わした
ときに、この衝き合わした接続部に枕木の長手方向に長
く、しかも、上面から下面に貫通した隙間が形成される
形状の接続端面が設けられ、前記下側金属板と上側金属
板のどちらか一方には、枕木とほぼ等しい高さの補強板
が枕木の長手方向に沿って設けられ、第一枕木の接続端
面と第二枕木の接続端面とが衝き合わされ、この第一枕
木の接続端面と第二枕木の接続端面との間に形成される
長手方向に長い隙間に補強板が挿し込まれて、上側金属
板と下側金属板とがボルト・ナットで連結されているも
のである。
【0007】請求項2記載の発明は、第一枕木の接続端
面と第二枕木の接続端面とが衝き合わされ、この衝き合
わされた接続部の上下にそれぞれ上側金属板と下側金属
板が当接され、この上側金属板と下側金属板がボルト・
ナットで連結されている枕木の接続構造において、前記
第一枕木には、一方の側縁から内方にほぼ中央まで切欠
され、その先で枕木の長手方向に切欠され、更にその先
で他方の側縁まで切欠されたZ形の接続端面が設けら
れ、前記第二枕木には、一方の側縁から内方にほぼ中央
まで切欠され、その先で枕木の長手方向に切欠され、更
にその先で他方の側縁まで切欠されたZ形の接続端面が
設けられ、前記上側金属板と下側金属板のどちらか一方
には、枕木とほぼ等しい高さの補強板が枕木の長手方向
に沿って設けられ、第一枕木の接続端面と第二枕木の接
続端面とが、第一枕木の長手方向に切欠された面と第二
枕木の長手方向に切欠された面の間に補強板を挟んで、
衝き合わされ、上側鉄板と下側鉄板とがボルト・ナット
で連結されているものである。
【0008】請求項3記載の発明は、第一枕木の接続端
面と第二枕木の接続端面とが衝き合わされ、この衝き合
わされた接続部の上下にそれぞれ上側金属板と下側金属
板が当接され、この上側金属板と下側金属板がボルト・
ナットで連結されている枕木の接続構造において、前記
第一枕木には、接続端面のほぼ中央に長手方向に長く矩
形状に切欠された上面から下面に貫通する溝が設けら
れ、前記第二枕木には、接続端面のほぼ中央に長手方向
に長く矩形状に切欠された上面から下面に貫通する溝が
設けられ、前記上側金属板と下側金属板のどちから一方
には、枕木とほぼ等しい高さの補強板が枕木の長手方向
に沿って設けられ、第一枕木の接続端面と第二枕木の接
続端面とが衝き合わされ、第一枕木の接続端面に設けら
れた溝と第二枕木の接続端部に設けられた溝の中に補強
板が挿入されて、上側金属板と下側金属板とがボルト・
ナットで連結されているものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
の発明に使用する第一枕木の接続端面、第二枕木の接続
端面および補強板の当接面が接着剤で接着されているも
のである。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1〜4記載
の発明に使用する下側金属板に雌ネジが設けられたボル
ト孔またはナットが溶接されたボルト孔が設けられてい
るものである。
【0011】本発明に使用される第一枕木と第二枕木と
しては木製の枕木や繊維で補強した合成樹脂発泡体から
なる枕木等適宜の枕木が使用できるが、繊維で補強した
合成樹脂発泡体からなる枕木が、接続部の強度が不足し
易いので特に効果的である。この繊維で補強した合成樹
脂発泡体からなる枕木の中でも、長繊維で補強した熱硬
化性樹脂発泡体からなる枕木が好適である。
【0012】この長繊維で補強した熱硬化性樹脂発泡体
に使用する長繊維としては無機質、有機質のいずれも使
用できるがガラス長繊維が最も好ましい。又、熱硬化性
樹脂発泡体としては硬質ポリウレタン樹脂発泡体やポリ
エステル樹脂発泡体が好ましい。特に、密度が0.5〜
1.2g/cm3 のガラス長繊維で補強した硬質ポリウ
レタン樹脂発泡体やポリエステル樹脂発泡体が好適であ
る。
【0013】本発明に使用する金属板や補強板として
は、種々な金属板が使用できるが、機械的強度が大きく
安価な鋼板が好適である。又、錆び難いステンレス鋼板
も好適である。本発明では、上側金属板と下側金属板と
がボルト・ナットで連結されているが、このナットは単
独で使用してもよいし、上側金属板または下側金属板に
溶接等で一体にしていてもよい。又、上側金属板または
下側金属板の通孔の周囲に雌ネジを穿設してナットにし
てもよい。又、ボルトは単独で使用してもよいし、上側
金属板または下側金属板にネジ棒を溶接したボルトでも
よい。
【0014】(作用)請求項1記載の発明では、第一枕
木の接続端面と第二枕木の接続端面とが衝き合わされ、
この第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面との間に
形成される長手方向に長い隙間に補強板が挿し込まれ
て、上側金属板と下側金属板とがボルト・ナットで連結
されている。しかも、この補強板は枕木とほぼ等しい高
さで、下側金属板と上側金属板のどちらか一方に枕木の
長手方向に沿って設けられている。従って、この接続部
では、上側金属板と下側金属板との間に補強板が挿し渡
された状態で、この上側金属板と下側金属板とがボルト
ナットで連結された構造になっている。換言すると、こ
の構造は、上側金属板と下側金属板との間に補強板が設
けられ、丁度H形鋼と似たH形に組み合わされて、曲げ
に対する機械的強度が極めて大きい形状になっている。
【0015】請求項1記載の発明の接続部はかかる構造
になっているから、この枕木の上を列車が通過して、こ
の接続部に荷重がかかっても、このH形に組み合わされ
た上側金属板と下側金属板と補強板が荷重を支えて曲が
ったり撓んだりすることがない。そして、第一枕木や第
二枕木にはほとんど荷重がかからないので、この接続部
が曲がったり折れたりすることがない。
【0016】この請求項1記載の発明の枕木の接続構造
にするには、第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面
とを衝き合せ、この上側金属板と下側金属板とをボルト
・ナットで連結するだけでよいので、長尺の枕木に組み
立てる施工が極めて簡単で、施工現場でも簡単にでき
る。
【0017】請求項2記載の発明では、第一枕木の接続
端面と第二枕木の接続端面とが、第一枕木の長手方向に
切欠された面と第二枕木の長手方向に切欠された面の間
に補強板を挟んで、衝き合わされ、上側鉄板と下側鉄板
とがボルト・ナットで連結されている。しかも、補強板
は枕木とほぼ等しい高さで、上側金属板と下側金属板の
どちらか一方に枕木の長手方向に沿って設けられてい
る。従って、請求項1記載の発明と同様に、この接続部
では、上側金属板と下側金属板との間に補強板が挿し渡
された状態で、この上側金属板と下側金属板とがボルト
ナットで連結されてH形に組み合わされた構造になって
いる。従って、この枕木の上を列車が通過して、この接
続部に荷重がかかっても、機械的強度の大きいH形に組
み合わされた上側金属板と下側金属板と補強板とで荷重
を支えて曲がったり撓んだりすることがない。そして、
第一枕木や第二枕木にはほとんど荷重がかからないの
で、この接続部が曲がったり折れたりすることがない。
【0018】この請求項2記載の発明の枕木の接続構造
にするには、第一枕木の長手方向に切欠された面と第二
枕木の長手方向に切欠された面の間に補強板を挟んで、
衝き合わせ、上側鉄板と下側鉄板とをボルト・ナットで
連結するだけでよいので、長尺の枕木に組み立てる施工
が極めて簡単で、施工現場でも簡単にできる。
【0019】請求項3記載の発明では、第一枕木の接続
端面と第二枕木の接続端面とが衝き合わされ、第一枕木
の接続端面に設けられた溝と第二枕木の接続端部に設け
られた溝の中に補強板が挿入されて、上側金属板と下側
金属板とがボルト・ナットで連結されている。しかも、
補強板は枕木とほぼ等しい高さで、上側金属板と下側金
属板のどちらか一方に枕木の長手方向に沿って設けられ
ている。従って、請求項1記載の発明と同様に、この接
続部では、上側金属板と下側金属板との間に補強板が挿
し渡された状態で、この上側金属板と下側金属板とがボ
ルトナットで連結されてH形に組み合わされた構造にな
っている。従って、この枕木の上を列車が通過して、こ
の接続部に荷重がかかっても、機械的強度の大きいH形
に組み合わされた上側金属板と下側金属板と補強板で荷
重を支えて曲がったり撓んだりすることがない。そし
て、第一枕木や第二枕木にはほとんど荷重がかからない
ので、この接続部が曲がったり折れたりすることがな
い。
【0020】この請求項3記載の発明の枕木の接続構造
にするには、第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面
とを衝き合わせ、上側金属板と下側金属板とがボルト・
ナットで連結するだけでよいので、長尺の枕木に組み立
てる施工が極めて簡単で、施工現場でも簡単にできる。
【0021】請求項4記載の発明では、請求項1〜3記
載の発明に使用する第一枕木の接続端面、第二枕木の接
続端面、補強板が接着剤で接着されているから、全体が
一体になり極めて良好な枕木である。
【0022】請求項5記載の発明では、請求項1〜4記
載の発明に使用する下側金属板に雌ネジが設けられたボ
ルト孔またはナットが溶接されたボルト孔が設けられて
いるから、上側金属板と下側金属板とをボルト・ナット
で連結する際に、上側金属板からボルトをこの下側金属
板に設けられた雌ネジやナットに螺入するだけでよいの
で簡単に連結できる。従って、現場施工工数が少なくな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。 (実施例1)図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1(イ)は枕木の接続部分の正面図、(ロ)は接
続部分の斜視図、(ハ)は(ロ)のA−A線における断
面図、(ニ)は(ロ)のB−B線における断面図、
(ホ)は接続部を分解した状態を示す説明図、図2は上
側金属板の平面図、図3(イ)は下側金属板の平面図、
(ロ)は下側金属板の正面図、図4(イ)は第一枕木の
接続部分の平面図、(ロ)は第一枕木の接続側から見た
側面図、図5は第二枕木の接続部分の平面図、(ロ)は
第二枕木の接続側から見た側面図である。
【0024】図1〜図5において、1は長尺の枕木であ
り、この長尺の枕木1は短尺の第一枕木2と第二枕木3
が衝き合わされ、この衝き合わされた接続部の上下にそ
れぞれ上側金属板4と下側金属板5とが当接され、この
上側金属板4と下側金属板5とがボルト7とナット8で
連結されたものである。第一枕木2および第二枕木3
は、ガラス長繊維で補強したポリウレタン樹脂発泡体か
らなる密度0.5〜1.2g/cm3 の枕木である。
【0025】この第一枕木2の接続端面21は、図4に
示すように、一方の側縁から内方にほぼ中央まで切欠さ
れた面211と、その先で枕木の長手方向に切欠された
面212と、更にその先で他方の側縁まで切欠された面
213とからなるZ形をしている。そして、ボルト孔2
2が3個設けられている。又、第二枕木3の接続端面3
1は、図5に示すように、一方の側縁から内方にほぼ中
央まで切欠された面311と、その先で枕木の長手方向
に切欠された面312と、更にその先で他方の側縁まで
切欠された面313とからなるZ形をしている。
【0026】そして、ボルト孔32が3個設けられてい
る。従って、この第一枕木2の接続端面21と第二枕木
3の接合端面31を衝き合わせると、この衝き合わせた
接続部に長手方向に切欠された面212と312との間
に長手方向に長い隙間が形成されるようになっている。
上側金属板4は、図2に示すように、鋼板からなる金属
板であり、この上側金属板4にはボルト孔41が6個設
けられている。
【0027】下側金属板5は、図3(イ)、(ロ)に示
すように、鋼板からなる金属板であり、この下側金属板
5のほぼ中央には枕木1とほぼ等しい高さの補強板6が
枕木の長手方向に沿って立てられて溶接されて一体に設
けられている。そして、この下側金属板5には、補強板
6を挟んでボルト孔51が6個設けられている。この下
側金属板5の裏側には、ボルト孔51とナット8の孔と
が貫通する状態にナット8が溶接されている。尚、この
実施例ではナット8を溶接しているが、ボルト孔51に
雌ネジを設けてもよい。
【0028】上記補強板6の大きさは、丁度、第一枕木
2の接続端面21と第二枕木3の接続端面31とを付き
合わせたときに形成された長手方向に長い隙間の大きさ
とほぼ同じであり、又、上側金属板4のボルト孔41と
下側金属板5のナット8付きボルト孔51の位置は、丁
度、第一枕木2の接続端面21と第二枕木3の接続端面
31とを付き合わせたときのボルト孔22、32の位置
とほぼ同じである。
【0029】次に、この枕木1の製造方法および作用に
ついて説明する。先ず、第一枕木2、第二枕木3、上側
金属板4、補強板6付き下側金属板5を工場で製造し、
これ等を施工現場に運搬する。次に、施工現場で、第一
枕木2、第二枕木3、上側金属板4、下側金属板5およ
び補強板6の当接面にそれぞれ接着剤を塗布する。次
に、下側金属板5の上に第一枕木2と第二枕木3の接続
部分を載せる。この際、図1(ホ)に示すように、第一
枕木2の接続端面21と第二枕木3の接続端面31と
を、面211と面311とが、又、面213と面313
とが当接し、面212と面312とが補強板6を挟むよ
うにして、衝き合わせる。次に、この接続部分の上に上
側金属板4を載せて、ボルト7をボルト孔41からボル
ト孔22または32を経てボルト孔51に貫通させ、下
側金属板5に溶接されているナット8に螺入して巻き締
める。このようにして、ボルト6本で下側金属板5と上
側金属板4とを連結する。
【0030】このように、第一枕木2、第二枕木3、上
側金属板4、下側金属板5および補強板6の当接面にそ
れぞれ接着剤を塗布し、第一枕木2の接続端面21と第
二枕木3の接続端面31とを面212と面312の間に
補強板6を挟ませながら衝き合わせた状態に、下側金属
板5の上に第一枕木2と第二枕木3の接続部分を載せ、
この接続部分の上に上側金属板4を載せて、ボルト7を
ボルト孔41からボルト孔22または32を経てボルト
孔51に貫通させ、下側金属板5に溶接されているナッ
ト8に螺入して巻き締めるだけでよいから、長尺の枕木
1に組み立てる施工が極めて簡単である。従って、施工
現場でも簡単に組み立てることができる。
【0031】このようにして製造した枕木1は、第一枕
木2の接続端面21と第二枕木3の接続端面31とが、
第一枕木2の長手方向に切欠された面212と第二枕木
3の長手方向に切欠された面312の間に補強板6を挟
んで、衝き合わされ、上側鉄板4と下側鉄板5とがボル
ト7・ナット8で連結されている。しかも、補強板6は
枕木1とほぼ等しい高さで、枕木1の長手方向に沿って
立設されている。従って、この接続部では、上側金属板
4と下側金属板5との間に補強板6が挿し渡された状態
で、この上側金属板4と下側金属板5とがボルトナット
で連結されて機械的強度の大きいH形に組み合わされた
構造になっているので、この枕木の上を列車が通過し
て、この接続部に荷重がかかっても、これ等の金属板で
荷重を支えて曲がったり撓んだりすることがない。そし
て、第一枕木2や第二枕木3にはほとんど荷重がかから
ないので、この接続部が曲がったり折れたりすることが
ない。又、第一枕木2、第二枕木3、上側金属板4、下
側金属板5、補強板6は接着剤で接着して一体になって
いるので、離れることがない。又、下側金属板5のボル
ト孔51にナット8が溶接されているから、上側金属板
4と下側金属板5とをボルト・ナットで連結する際に、
上側金属板4からボルト7をこの下側金属板5に設けら
れたナット8に螺入するだけでよいので簡単に連結で
き、現場施工工数が少なくなるので便利である。
【0032】(実施例2)図6は本発明の他の実施例を
示すもので、(イ)は接続部を斜め方向からみた説明
図、(ロ)は(イ)のC−C線における断面を示す説明
図、(ハ)は接続部を分解した状態を示す説明図であ
る。
【0033】図6において、1aは長尺の枕木であり、
この長尺の枕木1aは短尺の第一枕木2aと第二枕木3
aが衝き合わされ、この衝き合わされた接続部の上下に
それぞれ上側金属板4aと下側金属板5aとが当接さ
れ、この上側金属板4aと下側金属板5aとがボルト7
aとナット8aで連結されたものである。この第一枕木
2aおよび第二枕木3aは、ガラス長繊維で補強したポ
リエステル樹脂発泡体からなる密度0.5〜1.2g/
cm3 の枕木である。この第一枕木2aの接続端面21
aには、ほぼ中央に溝25aが設けられている。この溝
25aは上面から下面まで貫通している。そして、溝2
5aを挟んで両側にそれぞれボルト孔22aが2個ずつ
合計4個設けられている。
【0034】又、第二枕木3aの接続端面31aには、
ほぼ中央に溝35aが設けられている。この溝35aは
上面から下面まで貫通している。そして、溝35aを挟
んで両側にそれぞれボルト孔32aが2個ずつ合計4個
設けられている。上側金属板4aは鋼板からなる金属板
であり、この上側金属板4aにはボルト孔41aが8個
設けられている。下側金属板5aは鋼板からなる金属板
であり、この下側金属板5aのほぼ中央には枕木1aと
ほぼ等しい高さの補強板6aが枕木の長手方向に沿って
立てられ、溶接されて一体に設けられている。そして、
この補強板6aを挟んでボルト孔51aが8個設けられ
ている。
【0035】次に、この枕木1aの製造方法および作用
について説明する。先ず、第一枕木2a、第二枕木3
a、上側金属板4a、補強板6a付き下側金属板5aを
工場で製造し、これを施工現場に運搬する。次に、施工
現場で、下側金属板5aの上に第一枕木2aと第二枕木
3aの接続部分を載せる。この際、(ハ)に示すよう
に、第一枕木2aの接続端面21aと第二枕木3aの接
続端面31aを当接し、この際形成される溝25aと溝
35aの連続した溝の中に補強板6aを入れて衝き合わ
せる。
【0036】次に、この接続部分の上に上側金属板4a
を載せて、ボルト7aをボルト孔51aからボルト孔2
2aまたは32aを経過させボルト孔41aに貫通さ
せ、貫通したボルト7aの先端にナット8aを螺入して
巻き締める。このようにして、ボルト8本で下側金属板
5aと上側金属板4aとを連結する。尚、第一枕木2
a、第二枕木3a、上側金属板4a、下側金属板5aお
よび補強板6aの当接面にそれぞれ接着剤を塗布して、
第一枕木2aと第二枕木3aを衝き合わせ、ボルト7
a、ナット8aで連結して、これ等の当接面を接着剤で
接着してもよい。
【0037】このように、第一枕木2aの接続端面21
aと第二枕木3aの接続端面31aとを溝25aと溝3
5aの中に補強板6aを入れながら衝き合わせた状態
に、下側金属板5aの上に第一枕木2aと第二枕木3a
の接続部分を載せ、この接続部分の上に上側金属板4a
を載せて、ボルト7aをボルト孔51aからボルト孔2
2aまたは32aを経てボルト孔41aに貫通させ、ナ
ット8aに螺入して巻き締めるだけでよいから、長尺の
枕木1aに組み立てる施工が極めて簡単である。従っ
て、施工現場でも簡単に組み立てることができる。
【0038】このようにして製造した枕木1aは第一枕
木2aの接続端面21aと第二枕木3aの接続端面31
aとが衝き合わされ、第一枕木2aの接続端面21aに
設けられた溝25aと第二枕木3aの接続端部31aに
設けられた溝35aの中に補強板6aが挿入されて、上
側金属板4aと下側金属板5aとがボルト7a・ナット
8aで連結されている。しかも、補強板6aは枕木1a
とほぼ等しい高さで、枕木1aの長手方向に沿って立設
されている。従って、この接続部では、この上側金属板
4aと下側金属板5aと補強板6aとが機械的強度の大
きいH形に組み合わされた構造になっているので、この
枕木1aの上を列車が通過して、この接続部に荷重がか
かっても、これ等の金属板4a、5a、6aで荷重を支
えて曲がったり撓んだりすることがない。そして、第一
枕木や第二枕木にはほとんど荷重がかからないので、こ
の接続部が曲がったり折れたりすることがない。
【0039】(実施例3)図7〜図10は本発明の別の
実施例を示すもので、図7は枕木の接続部分の正面図、
図8(イ)は上側金属板の平面図、(ロ)は下側金属板
の平面図、(ハ)は下側金属板の正面図、(ニ)は横側
金属板の正面図、図9(イ)は第一枕木の接続部分の平
面図、(ロ)は第二枕木の接続部分の平面図、図10は
上側金属板を取り除いた状態を示す枕木の接続部分の平
面図である。
【0040】図7〜図10において、1bは長尺の枕木
であり、この長尺の枕木1bは短尺の第一枕木2bと第
二枕木3bが衝き合わされ、この衝き合わされた接続部
の上下にそれぞれ上側金属板4bと下側金属板5bとが
当接され、この上側金属板4bと下側金属板5bとがボ
ルト7bとナット8bで連結され、更に、両側面に横側
金属板9bが当接され、この両側の横側金属板9b、9
bがボルト95b・ナット96bで連結されたものであ
る。この枕木1bを図1〜図5に示す実施例1の枕木と
比較すると、第一枕木2bの接続端面21bと第二枕木
3bの31bにそれぞれ溝215b、315bが設けら
れていること、第一枕木2bの面212bと第二枕木3
bの面312bとの間に溝215bから溝315bに到
る隙間に補強板6bが挿入されていること、両側金属板
9bがボルト95b・ナット96bで連結されて補強さ
れていることが異なる。
【0041】更に詳細に説明する。第一枕木2bおよび
第二枕木3bは、ガラス長繊維で補強したポリウレタン
樹脂発泡体からなる密度0.5〜1.2g/cm3 の枕
木である。
【0042】この第一枕木2bの接続端面21bは、図
9に示すように、一方の側縁から内方にほぼ中央まで切
欠された面211bと、その先で枕木の長手方向に切欠
され、その先で他方の側縁方向に切欠して再び長手方向
にバックして形成された溝215bと面212bと、そ
の先から他方の側縁まで114mm切欠された面213
bとからなる。そして、ボルト孔22bが3個設けられ
ている。
【0043】又、この第一枕木2bの横面にはボルト孔
23bが2個設けられている。又、第二枕木3bの接続
端面31bは、図9に示すように、一方の側縁から内方
にほぼ中央まで切欠された面311bと、その先で枕木
の長手方向に切欠され、その先で他方の側縁方向に切欠
して再び長手方向にバックして形成された溝315bと
面312bと、その先から他方の側縁まで切欠された面
313bとからなる。
【0044】そして、ボルト孔32bが3個設けられて
いる。又、この第二枕木3bの横面にはボルト孔33b
が設けられている。
【0045】従って、この第一枕木2bの接続端面21
bと第二枕木3bの接合端面31bを衝き合わせると、
この衝き合わせた接続部に長手方向に切欠された面21
2と312との間に、溝215bから溝315bに到る
長手方向に長い隙間が形成されている。上側金属板4b
はステンレス板からなる金属板であり、図8(イ)に示
すように、この上側金属板4bには、ボルト孔41bが
6個設けられている。
【0046】下側金属板5bは、図8(ロ)、(ハ)に
示すように、厚み12mm、幅240mm、長さ400
mmのステンレス板からなる金属板であり、この下側金
属板5bのほぼ中央には枕木1bとほぼ等しい高さの補
強板6bが枕木の長手方向に沿って立てられて溶接され
て一体に設けられている。そして、この下側金属板5b
には、補強板6bを挟んで両側縁から60mm内側で、
一端から50mm、200mm、350mmの場所にボ
ルト孔51bが3個ずつ合計6個設けられている。この
下側金属板5bの裏側には、ボルト孔51bとナット8
bの孔とが貫通する状態にナット8bが溶接されてい
る。
【0047】上記補強板6bの大きさは、丁度、第一枕
木2bの接続端面21bと第二枕木3の接続端面31b
とを付き合わせたときに形成される長手方向に長い隙間
の大きさとほぼ同じであり、又、上側金属板4bのボル
ト孔41bと下側金属板5bのナット8b付きボルト孔
51bの位置は、丁度、第一枕木2bの接続端面21b
と第二枕木3bの接続端面31bとを付き合わせたとき
のボルト孔22b、32bの位置とほぼ同じである。
【0048】横側金属板9bはステンレス板からなる金
属板であり、図8(ニ)に示すように、ボルト孔91b
が設けられている。
【0049】次に、この枕木1bの製造方法および作用
について説明する。先ず、第一枕木2b、第二枕木3
b、上側金属板4b、補強板6b付き下側金属板5b、
横側金属板9bを工場で製造し、これ等を施工現場に運
搬する。次に、施工現場で、第一枕木2b、第二枕木3
b、上側金属板4b、下側金属板5bおよび補強板6b
の当接面にそれぞれ接着剤を塗布する。次に、下側金属
板5bの上に第一枕木2bと第二枕木3bの接続部分を
載せる。この際、図10に示すように、第一枕木2bの
接続端面21bと第二枕木3bの接続端面31bとを、
面211bと面311bとが、又、面213bと面31
3bとが当接し、面212bと面312bとが補強板6
bを挟み、溝215b、315bの中に補強板6bが入
るようにして、衝き合わせる。
【0050】次に、この接続部分の上に上側金属板4b
を載せて、ボルト7bをボルト孔41bからボルト孔2
2bまたは32bを経てボルト孔51bに貫通させ、下
側金属板5bに溶接されているナット8bに螺入して巻
き締める。このようにして、ボルト6本で下側金属板5
bと上側金属板4bとを連結する。
【0051】次に、横側金属板9bを第一枕木2bと第
二枕木3bの接続部分の両側の横面に当接させ、ボルト
95bを横側金属体9bのボルト孔91bから枕木2
b、3bのボルト孔23b、33bを経て、反対側の横
側金属板9bに貫通させ、ナット96bに螺入して両側
の横側金属板9b、9bを連結する。このように、第一
枕木2b、第二枕木3b、上側金属板4b、下側金属板
5bおよび補強板6bの当接面にそれぞれ接着剤を塗布
し、第一枕木2bの接続端面21bと第二枕木3bの接
続端面31bとを補強板6bを挟ませながら衝き合わせ
た状態にして、下側金属板5bと上側金属板4bとをボ
ルト7b・ナット8bで連結し、両側の横面に横側金属
板9b、9bをボルト95b・ナット96bで連結する
だけでよいから、長尺の枕木1に組み立てる施工が極め
て簡単である。従って、施工現場でも簡単に組み立てる
ことができる。
【0052】このようにして製造した枕木1bは、第一
枕木2bの接続端面21bと第二枕木3bの接続端面3
1bとが、第一枕木2bの長手方向に切欠された面21
2bと第二枕木3bの長手方向に切欠された面312b
の間に補強板6bを挟んで、衝き合わされ、上側鉄板4
bと下側鉄板5bとがボルト7b・ナット8bで連結さ
れている。しかも、補強板6bは枕木1bとほぼ等しい
高さで、枕木1bの長手方向に沿って立設されている。
しかも、両側は横側金属板9bで挟まれて離れ難くなっ
ている。
【0053】従って、この接続部では、上側金属板4b
と下側金属板5bの間に補強板6bが挿し渡された状態
で、この上側金属板4bと下側金属板5bがボルト7b
・ナット8bで連結されて機械的強度の大きいH形に組
み合わされた構造になっているので、この枕木の上を列
車が通過して、この接続部に荷重がかかっても、これ等
の金属板で荷重を支えて曲がったり撓んだりすることが
ない。そして、第一枕木2bや第二枕木3bにはほとん
ど荷重がかからないので、この接続部が曲がったり折れ
たりすることがない。又、第一枕木2b、第二枕木3
b、上側金属板4b、下側金属板5b、補強板6bは接
着剤で接着され、しかも、両側は横側金属板9bで挟ま
れていて一体になっているので、離れることがない。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、第一枕木の接
続端面と第二枕木の接続端面とが衝き合わされ、この第
一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面との間に形成さ
れる長手方向に長い隙間に補強板が挿し込まれて、上側
金属板と下側金属板とがボルト・ナットで連結されてい
る。しかも、補強板は枕木とほぼ等しい高さで、下側金
属板と上側金属板のどちらか一方に枕木の長手方向に沿
った方向に設けられている。従って、この接続部では、
上側金属板と下側金属板と補強板が機械的強度お大きい
H形に組み合わされていて、曲げに対して極めて強い形
状となっていて、この枕木の上を列車が通過して、この
接続部に荷重がかかっても、これ等の金属板が荷重を支
えて曲がったり撓んだりすることがない。そして、第一
枕木や第二枕木にはほとんど荷重がかからないので、こ
の接続部が曲がったり折れたりすることがなく安心であ
る。
【0055】この請求項1記載の発明の枕木の接続構造
にするには、第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面
との間に形成される長手方向に長い隙間に補強板を挿し
込みながら、第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面
とを衝き合せ、この上側金属板と下側金属板とをボルト
・ナットで連結するだけでよいので、長尺の枕木に組み
立てる施工が極めて簡単で、施工現場でも簡単にでき
る。
【0056】請求項2記載の発明では、第一枕木の接続
端面と第二枕木の接続端面とが、第一枕木の長手方向に
切欠された面と第二枕木の長手方向に切欠された面の間
に補強板を挟んで、衝き合わされ、上側鉄板と下側鉄板
とがボルト・ナットで連結されている。しかも、補強板
は枕木とほぼ等しい高さで、上側金属板と下側金属板の
どちらか一方に枕木の長手方向に沿って設けられてい
る。従って、請求項1記載の発明と同様に、上側金属板
と下側金属板と補強板が機械的強度お大きいH形に組み
合わされていて、曲げに対して極めて強い形状となって
いて、この枕木の上を列車が通過して、この接続部に荷
重がかかっても、これ等の金属板で荷重を支えて曲がっ
たり撓んだりすることがない。そして、第一枕木や第二
枕木にはほとんど荷重がかからないので、この接続部が
曲がったり折れたりすることがないので安心である。
【0057】この請求項2記載の発明の枕木の接続構造
にするには、第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面
とを、第一枕木の長手方向に切欠された面と第二枕木の
長手方向に切欠された面の間に補強板を挟んで、衝き合
わせ、上側鉄板と下側鉄板とをボルト・ナットで連結す
るだけでよいので、長尺の枕木に組み立てる施工が極め
て簡単で、施工現場でも簡単にできる。
【0058】請求項3記載の発明では、第一枕木の接続
端面と第二枕木の接続端面とが衝き合わされ、第一枕木
の接続端面に設けられた溝と第二枕木の接続端部に設け
られた溝の中に補強板が挿入されて、上側金属板と下側
金属板とがボルト・ナットで連結されている。しかも、
補強板は枕木とほぼ等しい高さで、上側金属板と下側金
属板のどちらか一方に枕木の長手方向に沿っ設けられて
ている。従って、請求項1記載の発明と同様に、この接
続部では、上側金属板と下側金属板と補強板が機械的強
度お大きいH形に組み合わされていて、曲げに対して極
めて強い形状となっていて、この枕木の上を列車が通過
して、この接続部に荷重がかかっても、これ等の金属板
が荷重を支えて曲がったり撓んだりすることがない。そ
して、第一枕木や第二枕木にはほとんど荷重がかからな
いので、この接続部が曲がったり折れたりすることがな
いので安心である。
【0059】この請求項3記載の発明の枕木の接続構造
にするには、第一枕木の接続端面に設けられた溝と第二
枕木の接続端部に設けられた溝の中に補強板を挿入しな
がら、第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面とを衝
き合わせ、上側金属板と下側金属板とがボルト・ナット
で連結するだけでよいので、長尺の枕木に組み立てる施
工が極めて簡単で、施工現場でも簡単にできる。
【0060】請求項4記載の発明では、請求項1〜3記
載の発明に使用する第一枕木の接続端面、第二枕木の接
続端面、補強板の当接面が接着剤で接着されているか
ら、全体が一体になり極めて良好な枕木となる。請求項
5記載の発明では、請求項1〜4記載の発明に使用する
下側金属板に雌ネジが設けられたボルト孔またはナット
が溶接されたボルト孔が設けられているから、上側金属
板からボルトをこの下側金属板に設けられた雌ネジやナ
ットに螺入するだけでよいので簡単に連結できる。従っ
て、現場施工工数が少なくなり、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(イ)は枕木
の接続部分の正面図、(ロ)は接続部分の斜視図、
(ハ)は(ロ)のA−A線における断面図、(ニ)は
(ロ)のB−B線における断面図、(ホ)は接続部を分
解した状態を示す説明図である。
【図2】上側金属板の平面図である。
【図3】(イ)は下側金属板の平面図、(ロ)は下側金
属板の正面図である。
【図4】(イ)は第一枕木の接続部分の正面図、(ロ)
は第一枕木の接続側からみた側面図である。
【図5】第二枕木の接続部分の正面図、(ロ)は第二枕
木の接続側からみた側面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すもので、(イ)は接
続部を斜め方向からみた説明図、(ロ)は(イ)のC−
C線における断面を示す説明図、(ハ)は接続部を分解
した状態を示す説明図である。
【図7】本発明の別の実施例を示すもので、は枕木の接
続部分の正面図である。
【図8】(イ)は上側金属板の平面図、(ロ)は下側金
属板の平面図、(ハ)は下側金属板の正面図、(ニ)は
横側金属板の正面図である。
【図9】(イ)は第一枕木の接続部分の平面図、(ロ)
は第二枕木の接続部分の平面図である。
【図10】上側金属板を取り除いた状態を示す枕木の接
続部分の平面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 枕木 2、2a、2b 第一枕木 21、21a、21b 接合端面 212、212b 長手方向に切欠された面 25a 溝 3、3a、3b 第二枕木 31、31a、31b 接合端面 312、312b 長手方向に切欠された面 35a 溝 4、4a、4b 上側金属板 5、5a、5b 下側金属板 6、6a、6b 補強板 9b 横側金属板

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端
    面とが衝き合わされ、この衝き合わされた接続部の上下
    にそれぞれ上側金属板と下側金属板が当接され、この上
    側金属板と下側金属板がボルト・ナットで連結されてい
    る枕木の接続構造において、前記第一枕木と第二枕木に
    は、第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面とを衝き
    合わしたときに、この衝き合わした接続部に枕木の長手
    方向に長く、しかも、上面から下面に貫通した隙間が形
    成される形状の接続端面が設けられ、前記下側金属板と
    上側金属板のどちらか一方には、枕木とほぼ等しい高さ
    の補強板が枕木の長手方向に沿って設けられ、第一枕木
    の接続端面と第二枕木の接続端面とが衝き合わされ、こ
    の第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端面との間に形
    成される長手方向に長い隙間に補強板が挿し込まれて、
    上側金属板と下側金属板とがボルト・ナットで連結され
    ていることを特徴とする枕木の接続構造。
  2. 【請求項2】 第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端
    面とが衝き合わされ、この衝き合わされた接続部の上下
    にそれぞれ上側金属板と下側金属板が当接され、この上
    側金属板と下側金属板がボルト・ナットで連結されてい
    る枕木の接続構造において、前記第一枕木には、一方の
    側縁から内方にほぼ中央まで切欠され、その先で枕木の
    長手方向に切欠され、更にその先で他方の側縁まで切欠
    されたZ形の接続端面が設けられ、前記第二枕木には、
    一方の側縁から内方にほぼ中央まで切欠され、その先で
    枕木の長手方向に切欠され、更にその先で他方の側縁ま
    で切欠されたZ形の接続端面が設けられ、前記上側金属
    板と下側金属板のどちらか一方には、枕木とほぼ等しい
    高さの補強板が枕木の長手方向に沿って設けられ、第一
    枕木の接続端面と第二枕木の接続端面とが、第一枕木の
    長手方向に切欠された面と第二枕木の長手方向に切欠さ
    れた面の間に補強板を挟んで、衝き合わされ、上側鉄板
    と下側鉄板とがボルト・ナットで連結されていることを
    特徴とする枕木の接続構造。
  3. 【請求項3】 第一枕木の接続端面と第二枕木の接続端
    面とが衝き合わされ、この衝き合わされた接続部の上下
    にそれぞれ上側金属板と下側金属板が当接され、この上
    側金属板と下側金属板がボルト・ナットで連結されてい
    る枕木の接続構造において、前記第一枕木には、接続端
    面のほぼ中央に長手方向に長く矩形状に切欠された上面
    から下面に貫通する溝が設けられ、前記第二枕木には、
    接続端面のほぼ中央に長手方向に長く矩形状に切欠され
    た上面から下面に貫通する溝が設けられ、前記上側金属
    板と下側金属板のどちから一方には、枕木とほぼ等しい
    高さの補強板が枕木の長手方向に沿って設けられ、第一
    枕木の接続端面と第二枕木の接続端面とが衝き合わさ
    れ、第一枕木の接続端面に設けられた溝と第二枕木の接
    続端部に設けられた溝の中に補強板が挿入されて、上側
    金属板と下側金属板とがボルト・ナットで連結されてい
    ることを特徴とする枕木の接続構造。
  4. 【請求項4】 第一枕木の接続端面、第二枕木の接続端
    面および補強板の当接面が接着剤で接着されていること
    を特徴とする請求項1〜3記載の枕木の接続構造。
  5. 【請求項5】 下側金属板に雌ネジが設けられたボルト
    孔またはナットが溶接されたボルト孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4記載の枕木の接続構造。
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