JPH0618441Y2 - 脱穀装置の選別部構造 - Google Patents

脱穀装置の選別部構造

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JPH0618441Y2
JPH0618441Y2 JP9529088U JP9529088U JPH0618441Y2 JP H0618441 Y2 JPH0618441 Y2 JP H0618441Y2 JP 9529088 U JP9529088 U JP 9529088U JP 9529088 U JP9529088 U JP 9529088U JP H0618441 Y2 JPH0618441 Y2 JP H0618441Y2
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豊和 川畑
幸夫 波多
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、漏下処理物を揺動選別する複数の選別機構
を、両側板に亘って架設した中抜き枠状の揺動選別ケー
スを備えるとともに、その下方に一番物回収部と二番物
回収部とを配設してある脱穀装置の選別部構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来においては、一般に、前記揺動選別ケースは板金材
で構成してあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来構造の如く、揺動選別ケースを金属
で構成すると、この揺動選別ケースは前後方向に長く、
かつ、脱穀装置の略全幅に亘る横幅を有するものである
ので、貫性質量が大きく、このケースが前後に揺動駆動
されると、機体振動が激しくなり、例えばコンバイン等
においては運転座席をも振動させ、操縦環境が悪化する
等の弊害が生じる問題点があった。
本考案は、揺動選別装置の軽量化を図りながら、かつ、
専用の補強部材を用いることなく、充分な支持強度を得
ることのできる脱穀装置の選別部構造を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、冒記構成の脱穀装置の選別部構造にお
いて、前記揺動選別ケースを合成樹脂で一体成形して構
成するとともに、穀粒を前記一番物回収部上に流下案内
する一番案内部と、二番物を前記二番物回収部上に流下
案内する二番案内部とを、山形形状に一体形成したガイ
ド部材を前記揺動選別ケースの両側板の前後中間部夫々
に亘って架橋連設してある点にあり、その作用・効果は
次の通りである。
〔作用〕
つまり、揺動選別ケースを合成樹脂で構成することで、
金属で構成するものに比較して軽量化が図れるととも
に、その機能上、山形形状に配備される一番物及び二番
物夫々の分岐案内用のガイド部材を、前記ケースの中間
部に架橋連設することで、ケースの機械的強度の補強を
図ることができるのである。
〔考案の効果〕
このように本考案によれば、揺動運動する選別ケースの
軽量化を図り、機体の振動を抑制することができるもの
でありながら、専用の補強部材を用いることなく、従っ
て構造の複雑化を招くことなく、充分な機械的強度を維
持することができることとなり、合成樹脂化に伴う強度
の低下を補うことができるものとなった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に、本考案に係る脱穀装置(1)を示している。こ
の脱穀装置(1)は、フィードチェーン(2)によって挾持搬
送される穀稈の穂先部を扱室(3)において駆動回転する
扱胴(4)とその下方に張設される受網(5)との協働により
扱処理するよう構成するとともに、受網(5)を漏下した
処理物を、下方の選別部(6)において、穀粒、二番物及
び排ワラ屑等に選別するよう構成してある。
前記扱胴(4)は脱穀装置(1)の側壁とともに、上方に向け
て揺動開放可能に構成され、しかも、前記受網(5)は着
脱自在に構成してあり、扱室(3)内の清掃等のメンテナ
ンスを容易に行えるようにしてある。更に詳述すると、
第3図に示すように、前記受網(5)は、ステンレス鋼か
ら成る板体に多数の透孔(7)を打抜き形成して構成して
あり、その外周縁を屈曲加工して補強するとともに、湾
曲方向下面に沿って一対の補強部材(8),(8)を取付けて
ある。又、第4図にも示すように、この受網(5)は取外
しを容易に行えるよう2分割構成として、前記補強部材
(8),(8)の端部を突出させ、分割体の装着時の位置決め
及び連結補強を行うよう構成してある。
又、受網(5)の内周面途中部位及び終端部には、扱残し
防止用の弓金(9),(9)を固着してあり、中間部の弓金(9)
よりも始端部側の透孔(7)は小さなものに形成して単粒
のみ漏下するよう構成し、終端部側の透孔(7)を始端側
の透孔(7)よりも大きく形成してある。しかも、終端側
の弓金(9)は受網(5)の端部を屈曲成形した屈曲部(10)に
沿って固着し、透孔(7)の形成可能な面積が大きくなる
よう構成してある。
次に前記選別部(6)の構造について説明する。
第1図に示すように、扱胴(4)下方に受網(5)から漏下し
た処理物を穀粒、二番物及び排ワラ屑等に選別する揺動
選別装置(11)を配備し、その下方に穀粒を回収する一番
物回収部(12)と二番物を回収する二番物回収部(13)とを
備えるとともに、細かなワラ屑を吹き飛ばす選別ファン
(14)を備えて選別部(6)を構成してある。
前記揺動選別装置(11)は、受網(5)からの漏下物の粗選
別を行うチャフシーブ(16)、チャフシーブ(16)の終端に
連なり長ワラを後方に移送する第1ストローラック(1
7)、扱室(3)の穀稈搬送終端部下方に設けられる第2ス
トローラック(27)、第2ストローラック(27)の下部に一
体的に形成するグレンパン(26)、チャフシーブ(16)から
漏下した処理物の穀粒精選別を行うグレンシーブ(18)等
を、中抜き形状の揺動選別ケース(20)に取付けて構成し
てある。
前記揺動選別ケース(20)は、合成樹脂材を一体成形して
構成することにより、軽量化を図っている。そして、第
5図ないし第7図に示すように、前記揺動選別ケース(2
0)の両側板(19),(19)の上縁部内面には、略全長に亘る
金属製補強板(28),(28)をボルト連結してある。又、前
記グレンパン(26)及び第2ストローラック(27)は合成樹
脂材で一体的に成形して成り、グレンパン(26)を、前記
両補強板(28),(28)から上方に向けて立上げ延設した一
対の金属製取付部材(21),(21)に亘ってボルト連結して
架設してある。
前記チャフシーブ(16)は、各チャフリップ板(16a)を同
時に同方向に揺動させることで開度調節自在に構成して
ある。つまり、各リップ板(16a)の両側部の上部側支点
ピン(29),(29)を前記両補強板(28),(28)に枢支するとと
もに、下部側支点ピン(30),(30)を夫々、リップ板配列
方向に延設した枢支部材(31),(31)に枢支し、この枢支
部材(31)を図示しない操作ワイヤで揺動操作可能に構成
してある。前記第1ストローラック(17)の各ラック板(1
7a)を片持ち支持する支持ステー(22)は金属製であっ
て、揺動選別ケース(20)の両側板(19),(19)に亘って架
設連結してある。
そして、前記グレンシーブ(18)の終端部下方には、穀粒
を一番物回収部(12)上に流下案内する一番案内部(23)
と、二番物を二番物回収部(13)上に流下案内する二番案
内部(24)とを、合成樹脂材で山形形状に一体形成したガ
イド部材(25)を、揺動選別ケース(20)の両側板(19),(1
9)の前後中間部夫々に亘って架設連結してある。このよ
うに、二番物の滞留を防止するとともに、一番物と二番
物とを分岐案内するためのガイド部材(25)を、揺動選別
ケース(20)の補強部材として用いることによって、専用
の補強材を用いることなく、合成樹脂製の揺動選別ケー
ス(20)の強度補強を図ることができる。従って、構造の
複雑化を招くことなく、揺動運動する可動部分の全重量
のうちの多くを占める揺動選別ケース(20)の軽量化を図
ることができるのである。尚、第4図中(33),(33)は脱
穀装置内壁(34)との隙間から処理物が漏下するのを防止
するための可撓性の洩れ防止部材である。
〔別実施例〕
前記ガイド部材(25)は揺動選別ケース(20)と一体成形す
るものでもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀装置の選別部構造の実施例を示
し、第1図は脱穀装置の縦断側面図、第2図は揺動選別
ケースの斜視図、第3図は受網の斜視図、第4図は受網
の断面図、第5図及び第6図は要部の縦断正面図、第7
図は要部側面図である。 (12)……一番物回収部、(13)……二番物回収部、(19),
(19)……側板、(20)……揺動選別ケース、(23)……一番
案内部、(24)……二番案内部、(25)……ガイド部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏下処理物を揺動選別する複数の選別機構
    を、両側板(19),(19)に亘って架設した中抜き枠状の揺
    動選別ケース(20)を備えるとともに、その下方に一番物
    回収部(12)と二番物回収部(13)とを配設してある脱穀装
    置の選別部構造であって、前記揺動選別ケース(20)を合
    成樹脂で一体成形して構成するとともに、穀粒を前記一
    番物回収部(12)上に流下案内する一番案内部(23)と、二
    番物を前記二番物回収部(13)上に流下案内する二番案内
    部(24)とを、山形形状に一体形成したガイド部材(25)を
    前記揺動選別ケース(20)の両側板(19),(19)の前後中間
    部夫々に亘って架橋連設してある脱穀装置の選別部構
    造。
JP9529088U 1988-07-19 1988-07-19 脱穀装置の選別部構造 Expired - Lifetime JPH0618441Y2 (ja)

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