JPH04133134U - 脱穀装置の選別部構造 - Google Patents

脱穀装置の選別部構造

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JPH04133134U
JPH04133134U JP3860491U JP3860491U JPH04133134U JP H04133134 U JPH04133134 U JP H04133134U JP 3860491 U JP3860491 U JP 3860491U JP 3860491 U JP3860491 U JP 3860491U JP H04133134 U JPH04133134 U JP H04133134U
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JP
Japan
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grain pan
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linear member
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Application number
JP3860491U
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English (en)
Inventor
孝夫 庄村
茂文 杉本
重雄 石飛
進 大西
Original Assignee
株式会社クボタ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扱き処理物を揺動移送して、篩い選別するグ
レンパンと篩い線付きストローラックの連設部を、簡単
な組付け作業で対応できるようにする。 【構成】 グレンパン9a及び各桟状部材10aを合成
樹脂材で一体成形し、それらの連設箇所下方側に縦壁部
30を形成して、この縦壁部30から前記各桟状部材1
0aを延設するよう構成するとともに、前記グレンパン
9aの下面側を、揺動選別ケース8の左右側面に架設連
結した金属製板材34により固定支持し、前記縦壁部3
0の上部側箇所及び屈曲成形された前記板材34の縦面
部34cの上部側箇所の夫々に、前記線状部材29が挿
通する挿通孔37,38を形成し、前記線状部材29の
基端側を屈曲成形して、この線状部材29の基端側を前
記板材34の縦面部並びに下方側水平面部34bに支持
固定してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、扱室から漏下した扱処理物を受け止め揺動移送するグレンパンの移 送方向終端から、扱処理物を篩い選別する複数の桟状部材を片持ち状に延設する とともに、各桟状部材に間に片持ち状に延設される線状部材を並列配備してある 脱穀装置の選別部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記脱穀装置の選別部構造において、従来では、前記グレンパン、桟状部材を 板金材で構成するとともに、前記線状部材をピアノ線材で構成し、揺動選別ケー スの左右両内側面に亘って架設したフレーム部材に固定連結する構成してあった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来構造においては、全て金属材で構成されるので、重量が大きくなり、 支持構造が複雑化する欠点があるとともに、前記グレンパンと桟状部材は、フレ ーム部材に対して溶接により固定取付けできるけれども、漏下性能を高め、かつ 、充分な強度を保持させるため鋼材であるピアノ線材からなる前記線状部材は、 溶接固定が行えないので、この線状部材は例えばフレーム部材に設けたボス部材 に一本づつ挿通させてネジにより締付け固定する必要があり、又、この線状部材 は多数本必要であるために組付け作業が煩わしいものとなる欠点もあった。 本考案は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴構成は、冒頭に記載した脱穀装置の選別部構造において、前記グ レンパン及び前記各桟状部材を合成樹脂材を一体成形し前記グレンパンと前記各 桟状部材との連設箇所下方側に縦壁部を形成してこの縦壁部から前記各桟状部材 を延設するよう構成するとともに、前記グレンパンの下面側を、揺動選別ケース の左右側面に架設連結した金属製板材により固定支持し、前記縦壁部の上部側箇 所及び屈曲成形された前記板材の縦面部の上部側箇所の夫々に、前記線状部材が 挿通する挿通孔を形成し、前記線状部材の基端側を屈曲成形して、この線状部材 の基端側を前記板材の縦面部並びに下方側水平面部に支持固定してある点にある 。
【0005】
【作用】
グレンパン及び各桟状部材を合成樹脂材を一体成形して構成するので、軽量化 が図れるとともに、多数の桟状部材を溶接等により組み付ける等の煩わしい加工 作業が不要となる。しかも、片持ち状に延設され、扱処理物を受け止め支持する ために荷重がかかる桟状部材を、グレンパンに対してL字形に成形される縦面部 から延設するので、強固に支持できるものとなり、各桟状部材の上端作用部とグ レンパンとをほぼ同一レベルに揃えることができる。そして、これらを組み付け る際には、前記板材をグレンパンの下面側に固定するとともに、縦壁部における 各桟状部材配設部の裏面側から、線状部材を板材と縦壁部に形成された挿通孔を 夫々挿通させて、屈曲した線状部材の基端部を板材の縦面部並びに下方側水平面 部に支持固定させるだけで対応でき、このようにして片持ち状に延設される線状 部材の左右方向及び上下方向夫々の位置決めを確実に行える。
【0006】
【考案の効果】
従って、合理的構造改良により、漏下してきた扱処理物を載置して揺動移送し ながら篩い選別するグレンパン及び各桟状部材を、比較的軽い合成樹脂材で構成 するので、装置の軽量化が可能となり、又、強固に支持するために必要となる金 属製の板材を有効利用して、剛性の高い材質で設けられる線状部材を精度よく確 実に位置決め固定できるものでありながら、簡単な組付け作業で取付けることが 可能となった。又、線状部材の支持固定のための部材が波板状のグレンパンの下 方側に位置するので、処理物の引っ掛かり等の不具合も生じにくい。
【0007】
【実施例】 以下、実施例を図面に基いて説明する。 図6にコンバイン用の脱穀装置を示している。この脱穀装置は、脱穀フィード チェーン1により刈取穀稈の株元を挟持搬送しながら、扱室2において回転駆動 される扱胴3により扱処理して、扱胴3の外周部に沿って張設した受網4を漏下 した扱処理物を下方の選別部5において、穀粒、ワラ屑等に選別して穀粒を回収 しワラ屑等の塵埃は後方外方に排出するよう構成してある。
【0008】 次に選別部5の構成について説明する。合成樹脂材から成り、クランク式揺動 駆動機構(図示せず)により前後に揺動駆動される揺動選別ケース8の移送方向 上手側に、扱室2から漏下した処理物を揺動移送する第1グレンパン9を形成す るとともに、その第1グレンパン9に連なる状態で第1ストローラック10を配 設し、この第1ストローラック10の下手側にほぼ連なる位置であって、かつ、 扱室2の送塵口11の下方側に対応する位置に第2ストローラック12を配設し てある。又、前記第1グレンパン9の下方位置には浮遊する塵埃を後方に吹き飛 ばすための選別風を生起する唐箕13を設けるとともに、この唐箕13の処理物 移送方向下手側には穀粒を回収する一番物回収部14を配設し、さらにその下手 側に枝付き穀粒等の二番物を回収する二番物回収部15を配設してある。前記二 番物回収部15の上方には前記第2ストローラック12から送りだされるワラ屑 を移送する第3ストローラック16を設けてある。そして、前記一番物回収部1 4の上方には、第1ストローラック10から漏下した処理物を揺動移送する第2 グレンパン17と穀粒選別を行うグレンシーブ18とを備えてある。
【0009】 前記第2グレンパン17は、揺動選別ケース8と一体的に形成される固定グレ ンパン17aと、揺動選別ケース8に対して処理物移送方向に沿ってスライド移 動してグレンシーブ18の漏下面積を変更調節することができる可動グレンパン 17bとで構成してある。可動グレンパン17bは、図5に示すように、一体的 に固定され揺動選別ケース8の横側外方に延設したガイドロッド24を揺動選別 ケース8に形成したガイド部25によりスライド自在に支持するよう構成すると ともに、バネ26により固定グレンパン17aの下方に入り込む位置、即ちグレ ンシーブ18の漏下面積が大きくなる位置に引張り付勢してあり、かつ、操作ワ イヤ27により引き操作してグレンシーブ18の漏下面積が少なくなる方向にス ライド移動できるよう構成してある。
【0010】 前記二番物回収部15に落下した二番物は、横送りスクリュー15aにより機 体横一側に搬送した後、縦スクリューコンベア20により斜め上方に搬送して揺 動選別ケース8上に還元するよう構成してある。前記縦スクリューコンベア20 の搬送終端部には、二番物を単粒化処理する処理機構21を設けてある。つまり 、図7、図8に示すように、スクリュー軸20aの先端部に切込み凹部22を形 成した回転羽根23を一体回転自在に取付けるとともに、スクリューケース20 bの内面に前記切込み凹部22に近接状態で入り込む処理歯28を形成してある 。このようにして、処理歯28と切込み凹部22との共働により二番物を単粒化 処理するようにして処理機構21を構成してある。
【0011】 前記第1グレンパン9の処理物移送方向終端部9aと前記第1ストローラック 10とを合成樹脂材で一体成形して構成するとともに、第1ストローラック10 を構成する片持ち状に延設される波板形状の各桟状部材10aの間にピアノ線材 からなる篩い線29〔線状部材の一例〕を片持ち状に延設してある。以下、上記 終端部グレンパン9a、第1ストローラック10及び篩い線29の取付け構造に ついて説明する。
【0012】 図1〜図3に示すように、終端部グレンパン9aと第1ストローラック10と の連設箇所下方側に縦壁部30を形成してこの縦壁部30から第1ストローラッ ク10を構成する前記各桟状部材10aを片持ち状に延設して、終端部グレンパ ン9aの処理物移送用山形部31と各桟状部材10aの山形部32とがほぼ同一 レベルになるよう構成してある。尚、前記縦壁部30の裏面側の各桟状部材10 aに対応する箇所には補強用リブ33を形成してある。そして、終端部グレンパ ン9aの下面側を、揺動選別ケース8の左右両側内面に亘って架設連結した板金 材からなるフレーム部材34〔板材の一例〕に固定支持してある。このフレーム 部材34は、側面視略Z字状に屈曲成形してあり、終端部グレンパン9aの移送 方向上手側において左右方向に適宜間隔をあけて平坦状連結部35を形成して、 この平坦状連結部35をフレーム部材34の上部側水平面部34aにビス止め固 定してある。又、終端部グレンパン9aの移送方向下手側における前記平坦状連 結部35に対応する箇所の裏面側にボス部36を形成し、フレーム部材34の下 部側水平面部34bにビス止め固定してある。
【0013】 そして、前記フレーム部材34の縦面部34cの上部側及び前記縦壁部30に 上部側夫々における各桟状部材10aの中間位置に、処理物移送方向に沿う挿通 孔37,38を形成してあり、夫々の挿通孔37,38に篩い線29を挿通支持 してある。篩い線29の基端部はフレーム部材34の縦面部34cと下方側水平 面部34bに沿うよう側面視コの字状に屈曲成形してあり、篩い線29のフレー ム部材34の縦面部34cと下方側水平面部34bに沿う箇所夫々において当て 板39を介して左右方向並びに上下方向のガタつきを抑制する状態に支持固定し てある。図4に示すように、各当て板39は複数個の篩い線29を共に押さえ支 持できるようにして、組付け作業を能率よく行えるようにしてある。
【0014】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】終端部グレンパンの切欠側面図
【図2】終端部グレンパンの平面図
【図3】終端部グレンパンの分解側面図
【図4】篩い線取付け部の断面図
【図5】可動グレンパン支持部の平面図
【図6】脱穀装置の側面図
【図7】二番物処理機構の断面図
【図8】二番物処理機構の断面図
【符号の説明】
2 扱室 8 揺動選別ケース 9a グレンパン 10a 桟状部材 29 線状部材 30 縦壁部 34 板材 34b 下方側水平面部 34c 縦面部 37,38 挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大西 進 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室(2)から漏下した扱処理物を受け
    止め揺動移送するグレンパン(9a)の移送方向終端か
    ら、扱処理物を篩い選別する複数の桟状部材(10a)
    を片持ち状に延設するとともに、各桟状部材(10a)
    に間に片持ち状に延設される線状部材(29)を並列配
    備してある脱穀装置の選別部構造であって、前記グレン
    パン(9a)及び前記各桟状部材(10a)を合成樹脂
    材で一体成形し前記グレンパン(9a)と前記各桟状部
    材(10a)との連設箇所下方側に縦壁部(30)を形
    成してこの縦壁部(30)から前記各桟状部材(10
    a)を延設するよう構成するとともに、前記グレンパン
    (9a)の下面側を、揺動選別ケース(8)の左右側面
    に架設連結した金属製板材(34)により固定支持し、
    前記縦壁部(30)の上部側箇所及び屈曲成形された前
    記板材(34)の縦面部(34c)の上部側箇所の夫々
    に、前記線状部材(29)が挿通する挿通孔(37),
    (38)を形成し、前記線状部材(29)の基端側を屈
    曲成形して、この線状部材(29)の基端側を前記板材
    (34)の縦面部(34c)並びに下方側水平面部(3
    4b)に支持固定してある脱穀装置の選別部構造。
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