JPH0212829Y2 - - Google Patents

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JPH0212829Y2
JPH0212829Y2 JP1981151182U JP15118281U JPH0212829Y2 JP H0212829 Y2 JPH0212829 Y2 JP H0212829Y2 JP 1981151182 U JP1981151182 U JP 1981151182U JP 15118281 U JP15118281 U JP 15118281U JP H0212829 Y2 JPH0212829 Y2 JP H0212829Y2
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JP
Japan
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plate
fixed
side plate
mounting plate
fixed pulley
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JP1981151182U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、脱穀機における機体本体に装備した
伝動プーリ間に懸回せしめた伝動ベルトの張り側
に設ける固定プーリの取付装置に係るものであ
る。
従来、伝動ベルトの張り側に設けられる固定プ
ーリの取付板は、側板における強度上の配慮を何
らはらうことなく、側板に溶接等によつて固定さ
れていたにすぎないため、強度的に弱く固定プー
リに加わる大きな負荷に耐えられずに取付板が側
板とともに変形しあるいは固定プーリが振動して
しまう惧れがあつて、別途の補強対策を講じなけ
ればならなかつた。しかも、取付板は、側板を機
体フレームに固定する際の補強部材とは別個に設
けていたため、部品点数が多くなつて構造が複雑
化してしまう欠点があつた。
本考案は、上記の如き実用に鑑みこれらの欠点
を一掃すべく創案されたものであつて、固定プー
リの取付板を、補強対策を何ら講じることなく側
板に固定したものであつても変形しあるいは振動
することがなく、しかも、側板の機体フレーム固
定用の補強部材としても使用することができる脱
穀機における固定プーリの取付装置を提供するこ
とを目的としたものである。
本考案の構成を、図面に示された一実施例に基
いて説明すると、1は脱穀機の機体本体であつ
て、該機体本体1の上部には、フイードチエン
2、挾扼レール3、扱胴4等を装備した脱穀部5
が構成され、下部には、唐箕6、揺動選別体7等
を装備した選別部8が構成され、これら脱穀部5
と選別部8とからなる機体本体1は機体フレーム
9によつて支承されている。
選別部8は、左右の側板10,10aによつて
覆われているが、一方の側板10には、唐箕用伝
動軸6a、揺動選別体用伝動軸7a、一番スロワ
用伝動軸11、及び駆動軸を兼ねる二番スロワ用
伝動軸12がそれぞれ各部対応位置から突設して
いる。そして、これら各伝動軸6a,7a,1
1,12には伝動プーリ6b,7b,11a,1
2aが装着されている。13は上記各伝動プーリ
6b,7b,11a,12a間に懸回された伝動
ベルトであつて、該伝動ベルト13の張り側には
固定プーリ14が、また逆側にはテンシヨンプー
リ15がそれぞれ配設されている。前記左右側板
10,10a間には、一番物を一番スロワに誘導
案内する流板16及び、該流板16の下方に位置
する底板17とが架設固定されている。そして、
これら側板10,10aの流板16、底板17と
によつてあたかも箱状となるように支持された部
位には、固定プーリ14取付用の取付板18がス
ポツト溶接による固定手段で固定されている。取
付板18から突設した支軸19に前記固定プーリ
14が軸支してあるが、取付板18は支軸19突
設位置よりも上下両方に延長されている。そして
取付板18の延長下端部は水平状に折曲されてお
り、横方向の機体フレーム9に、側板10の下端
部を挾んで側板10とともに緊締具20を介して
締付固定されている。一方、取付板18の上端部
18bは、側板10に回動自在に枢支されたテン
シヨンアーム21に一端が係止されたテンシヨン
プーリ用の弾機22の他端が係止する係止部23
が形成されているが、係止部23を構成する係止
孔23aは複数穿設してあつて、弾機22のテン
シヨンを調節できるようになつている。
尚、図中、24は支軸19用の支持板、25は
受網である。
次に、叙述の如く構成した本考案の作用につい
て説明する。脱穀作業を行うにあたり、穀稈は、
フイードチエン2と挾扼レール3とで挾持搬送さ
れながら脱穀部5で脱穀され、その扱下し物は選
別部8で穀粒と爽雑物とに選別され、穀粒は収納
袋等に収納され爽雑物は機外に排出されることは
従来どおりである。
この様な脱穀作業時において、伝動ベルト13
はテンシヨンプーリ14のテンシヨンによつて適
当な張り状態に緊張されて各伝動プーリ6b,7
b,11a,12aを駆動回転せしめて各部位を
作動せしめることになるが、この場合、張り側に
設けられた固定プーリ14用の取付板18は、側
板10への固定位置が両側板10,10a間に支
架される流板16の固定位置に略一致しているた
め、流板16によつて補強された構造の側板10
位置に固定される状態になる。しかも本実施例で
は、流板16の下方にさらに底板17が設けられ
ているため、取付板18は一層補強された構造の
側板位置に固定される。その上、取付板18は、
下端部18aが側板10とともに機体フレーム9
に固定されているため、このことと、前記側板固
定位置が側板10の流板16及び底板17とによ
つて補強された位置であることとが相俟つて、強
度的にも優れた剛性の高い強固な状態で取付固定
されることになり、従つて、伝動ベルト13の張
り側に設けた固定プーリ14には大きな負荷が加
わるにもかかわらず、取付板が変形破損する惧れ
もなくまた支軸19、固定プーリ14の振動発生
を効果的に防止することができる。
そして、この様に強度的に優れた取付板18
は、水平状に折曲した延長下端部で側板10を挾
んで側板10とともに機体フレーム9に固定して
あるので、側板10の機体フレーム固定用補強部
材の役目を果し、また本実施例では上端部18b
がテンシヨンプーリ用弾機22の係止部23とし
て使用しているため、これら部材が取付板18に
一体化された構造となり、部品点数を少なくして
組立作業を簡略化することができる。
また、弾機22の係止部23が複数の係止孔2
3aによつて構成されているため、伝動ベルト1
3のテンシヨンを自在に調節できるため都合がよ
い。
以上要するに、本考案は、複数の伝動プーリ間
に懸回された伝動ベルトの張り側に固定プーリを
設け、該固定プーリの取付板を機体側板に固定し
てなる脱穀機において、前記取付板の側板への固
定位置を左右の側板間に支架される流板の固定位
置に略一致させると共に、取付板の延長下端部を
水平状に折曲して、側板を挾んで側板とともに機
体フレームに固定してあることから、取付板は、
流板によつて補強された構造の側板部位に、固定
されるうえに、延長した下端部が機体フレームに
固定されているため、強度的に優れた剛性の高い
強固な状態で側板に固定されることになり、従つ
て、取付板は、別途補強部材を用いることなく、
流板と機体フレームとを有効利用して補強でき
て、固定プーリに大きな負荷が加わつたとしても
変形破損や振動発生を効果的に防止することがで
きる。しかも、取付板は、水平状に折曲した延長
下端部で側板を挾んで側板とともに機体フレーム
に固定してあるため、補強された取付板を更に側
板の固定用補強部材とすることができるので、一
層部品点数を少なくして構造の簡略化を図ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る脱穀機における固定プー
リの取付装置の一実施例を示すものであつて、第
1図は脱穀機の全体側面図、第2図は要部拡大側
面図、第3図は要部縦断面図である。 図中、10は側板、13は伝動ベルト、14は
固定プーリ、15はテンシヨンプーリ、16は流
板、18は取付板、22は弾機である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の伝動プーリ間に懸回された伝動ベルトの
    張り側に固定プーリを設け、該固定プーリの取付
    板を機体側板に固定してなる脱穀機において、前
    記取付板の側板への固定位置を左右の側板間に支
    架される流板の固定位置に略一致させると共に、
    取付板の延長下端部を水平状に折曲して、側板を
    挾んで側板とともに機体フレームに固定してある
    ことを特徴とする脱穀機における固定プーリの取
    付装置。
JP15118281U 1981-10-09 1981-10-09 脱穀機における固定プ−リの取付装置 Granted JPS5855444U (ja)

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JP15118281U JPS5855444U (ja) 1981-10-09 1981-10-09 脱穀機における固定プ−リの取付装置

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JP15118281U JPS5855444U (ja) 1981-10-09 1981-10-09 脱穀機における固定プ−リの取付装置

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Publication Number Publication Date
JPS5855444U JPS5855444U (ja) 1983-04-15
JPH0212829Y2 true JPH0212829Y2 (ja) 1990-04-10

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JP15118281U Granted JPS5855444U (ja) 1981-10-09 1981-10-09 脱穀機における固定プ−リの取付装置

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5840012B2 (ja) * 2012-01-30 2016-01-06 株式会社クボタ コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608663Y2 (ja) * 1979-07-23 1985-03-28 ヤンマー農機株式会社 脱穀装置

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JPS5855444U (ja) 1983-04-15

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