JPH0618203U - スパイラル式自動ストレッチ包装機 - Google Patents

スパイラル式自動ストレッチ包装機

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JPH0618203U
JPH0618203U JP6197292U JP6197292U JPH0618203U JP H0618203 U JPH0618203 U JP H0618203U JP 6197292 U JP6197292 U JP 6197292U JP 6197292 U JP6197292 U JP 6197292U JP H0618203 U JPH0618203 U JP H0618203U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動スプライサーを備えたスパイラル式自動
ストレッチ包装機。 【構成】 スパイラル式自動ストレッチ包装機におい
て、ベースフレーム上に複数のフィルム巻取を水平支持
するフィルム巻出装置、新たに使用するフィルムの先端
をそれまで使用していたフィルムに継ぎ合せるためのヒ
ートシーラー、それまで使用していたフィルムの残余部
分のみを切断するカッターを設け、さらにベースフレー
ム上の架柱に設けられているフィルム昇降フレームに
は、フィルムを緊張させる張力附与機構とフィルムの送
り方向を90°転換するバーを設ける。 【効果】 包装工程を中断せずに新たに使用するフィル
ム巻取の先端を使用していたフィルムに継ぎ合わせるこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスパイラル式自動ストレッチ包装機に関し、より詳しくはストレッチ フィルムの自動スプライサーを備えたスパイラル式自動ストレッチ包装機に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、パレット上に積上げた被包装物を固定するため、その周囲に、弾性があ り、少くとも片面が粘着性を有する細幅(通常500mm幅)のプラスチックフ ィルムを緊張させながら所定回数、スパイラル状に巻きつける工程を自動的に行 うスパイラル式自動ストレッチ包装機(以下「包装機」という)は知られており 、その基本的な構造は、例えば、実開昭57−95302号公報に開示されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の包装機は包装に用いるストレッチフィルムが 架柱に沿って昇降するフィルム昇降フレーム上に取付けられているフィルム巻取 から供給されるため、ストレッチフィルムを使い切ったときには、包装工程の途 中で機械が停止し、フィルム昇降フレームを原点(通常そのストロークの下死点 )に戻してから、フィルム巻取を交換した後、再び始めから設定したプログラム に従いフィルムを巻直さなければならず、包装工程がその都度中断されるという 問題があり、ストレッチフィルムの自動スプライサーを備えたスパイラル式自動 ストレッチ包装機の開発が望まれてきた。
【0004】 本考案はかかる状況に鑑みなされたものであって、その課題は包装工程を中断 することなく、それまで使用されていたストレッチフィルムに新しいストレッチ フィルムの巻取の先端を継ぎ合せることのできる自動スプライサーを備えたスパ イラル式自動ストレッチ包装機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案の包装機は、ベースフレーム上に、被包装物を 搬出入するコンベア及びフィルム端部を挟持するグリッパーを有し、設定された 回数だけ回転した後に原点で自動的に停止する回転テーブルと、該回転テーブル から独立している架柱と、該架柱に沿って昇降するフィルム昇降フレームと、前 記回転テーブル上の被包装物の側面に接触しうる揺動半径で揺動するフィルム押 えローラーと、該ローラーよりも小さい揺動半径で揺動するフィルム切断用カッ ターとを備えたスパイラル式自動ストレッチ包装機において、前記ベースフレー ム上に複数のフィルム巻取を水平に支持するフィルム巻出装置と、新らたに使用 するフィルムの先端をそれまで使用していたフィルムに継合せるためのヒートシ ーラーと、それまで使用していたフィルムの残余部分のみを切断するカッターと をさらに設け、又、前記フィルム昇降フレームにはフィルムを緊張させる張力附 与機構と、フィルムの送り方向を90°転換する方向転換バーとを設けたことを 特徴とする。
【0006】 又、本考案の包装機において、前記ヒートシーラーとカッターは、フィルムの 巻出し長さを計測するカウンターによって予じめ設定した長さのストレッチフィ ルムが消費されたことが検知されたとき、前記回転テーブルが原点で停止した後 、作動させるのが好ましい。さらに前記方向転換バーの前工程に一対のS字形ガ イドローラーを設けることが好ましい。
【0007】
【作用】
本考案の包装機においては、先ずフィルム巻出装置上に支持されている複数の ストレッチフィルムの巻取のうち、1本からストレッチフィルムを巻出し、ガイ ドローラーでU字形に下方から上方に向って垂直に誘導し、フィルム昇降フレー ム側に取付けられている1対のS字形ガイドローラーと方向転換バーを経由して 、誘導することにより、前記フィルム巻取装置上に水平に支持されているストレ ッチフィルムの巻取から巻出したストレッチフィルムを、その蛇行を防ぎながら 、フィルム幅方向を上下にし、かつ90°方向転換して、架柱に沿って昇降運動 するフィルム昇降フレーム上の張力附与機構に供給することができる。
【0008】 そして、予じめ設定した長さのストレッチフィルムを消費したときは、回転テ ーブルが原点で停止した後に、ヒートシーラーとカッターを作動させ、今まで使 用していたストレッチフィルムと新らたに使用するストレッチフィルムの先端と をヒートシールして継ぎ合せると共に、今まで使用していたストレッチフィルム の残余部分のみを切断することができる。 このようにして、本考案の包装機においては、包装工程を中断することなく、 新らたに使用するストレッチフィルムの巻取の先端を、それまで使用していたフ ィルムに継ぎ合せ、かつ後者の残余部分を切断するという作用が達成される。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の包装機の実施例について詳細に説明するが、 本考案はこれらに限定されない。 図1は本考案の一実施例(以下、第1実施例という)の包装機の側面図、図2 は図1の平面図、図3は図1の要部拡大図、図4は図3の部分拡大図、図5は図 3の部分斜視図である。
【0010】 図中の符号1はベースフレーム、2は回転テーブル、3は(チェーン)コンベ ア、4は架柱、5はフィルム昇降フレーム、6はグリッパー、7はフィルム押え ローラー、8はフィルム切断用カッター、9は被包装物押え装置、10は被包装 物、11a,11bは(ストレッチ)フィルム巻取、12a,12bはストレッ チフィルム、13はフィルム巻出装置、14aはニクロム線、14bはバックア ップ部材、15a,15bは熱線カッター、16は(張力附与機構である)予延 伸機構、17は方向転換バー、18はS字形ガイドローラー、19a,19b, 20,21はガイドローラー、22は邪魔板、23,24はホルダー、25はチ ェーン、26はスプロケット、27はエアシリンダー、28a,28bはクラン プ、29はビームスイッチである。
【0011】 図1〜図5を参照して説明する。第1実施例の包装機はベースフレーム1上に 被包装物10を搬出入する(チェーン)コンベア3を有し、設定された回数だけ 回転した後、設定された位置で自動的に停止する回転テーブル2と、該回転テー ブルから独立して架柱4が設けられている。
【0012】 架柱4には、該架柱に沿って設定されたストロークの範囲で上昇した後、下降 し、かつ上昇と下降の速度を別々に設定できるフィルム昇降フレーム5と、同じ く架柱4に沿って昇降する被包装物押え装置9とが設けられており、一方、前記 回転テーブル2上には、該回転テーブルの停止時には該回転テーブル上より突出 するように閉じてフィルム11aの端部を挟持し、該回転テーブルの回転時には 設定されたタイミングで該回転テーブル上面より突出しないように開いて前記フ ィルム端部を開放するグリッパー6が設けられている。
【0013】 また、ベースフィルム1上には、さらに前記回転テーブル2と対向して、該回 転テーブルの停止直後に、被包装物10の側面に接触しうる揺動半径で揺動して フィルム12a又は12bを被包装物10に添わせると共に、該フィルムの一部 を前記グリッパー6がフィルムを挟持する位置まで移動するフィルム押えローラ ー7と、該フィルム押えローラーより遅れ、より小さい揺動半径で揺動して、フ ィルム押えローラー7とグリッパー6の間でグリッパー6に挟持されているフィ ルム12a又は12bを切断するカッター8が設けられている。これらの基本的 な構成は公知の包装機と異るところはない。
【0014】 本実施例の包装機が公知の装置と大きく相異する点は、フィルム昇降フレーム 5がフィルム巻出装置を備えておらず、別にベースフレーム1上に2本のフィル ム11a,11bを水平に支持するフィルム巻出装置13を備えている点である 。
【0015】 そして、2本のフィルム11a,11bを切替え使用するために、新らたに使 用するフィルム(図1〜4に示す状態では12b)の先端をこれまで使用してい たフィルム(図1〜4に示す状態では12a)に継ぎ合せるためのヒートシーラ ー(14aと14bから成る)と、フィルム12aと12bをヒートシールして 継ぎ合せた後、これまで使用していたフィルム(図では12a)の残余の部分を 切断するためのカッター15a,15bを支持し、水平で、かつ互いに対向する 方向に摺動するホルダー23,24と、前記今まで使用していたフィルムの残余 部分のみを切断する際、前記新らたに使用するフィルムが切断されるのを防ぐ邪 魔板22とを設けた点、及びフィルム昇降フレーム5の側には(張力附与機構で ある)予延伸機構16の他に、フィルム12a又は12bの送り方向を90°方 向転換する方向転換バー17と、フィルム12a又は12bが左右に蛇行するの を防ぐための1対のS字形ガイドローラー18を取付けている点でも相異するも のである。
【0016】 次に本実施例の包装機の作動について説明する。本実施例の包装機の始動に先 立って、フィルム巻出装置13に2本の(ストレッチ)フィルムの巻取11a、 11bを載置し、これら2本の巻取からそれぞれフィルム12a,12bを巻出 し、先ずフィルム12aを図3及び図5に示すようにガイドローラー19a,2 0,21,S字形ガイドローラー18、方向転換バー17を経由して、フィルム 昇降フレーム5上に取付けられている(張力附与機構である)予延伸機構16に 誘導し、更に図1及び図2に示すように回転テーブル2上のグリッパー6にその 先端を挟持させる。次にフィルム12bを図3に示すようにガイドローラー19 bを経由してホルダー24に誘導し、クランプ28bによってホルダー24上に 仮止めする。
【0017】 包装機を始動状態にしておくと、上流の機器からの搬入信号を受けて(チェー ン)コンベア3が回動し、被包装物10を回転テーブル2上に搬入する。被包装 物10が丁度回転テーブル2の中心に位置する所まで進むと、ビームスイッチ2 9が被包装物10の先端を検知して、チェーンコンベアを停止する。次に被包装 物押え装置9が下降し、被包装物10の頂面を押えて停止すると、回転テーブル 2が回転し始め、ストレッチ包装工程が開始される。次いで、フィルム昇降フレ ーム5が架柱4に沿って上昇し、ストレッチフィルム12aを被包装物10の周 囲にスパイラル状に巻付け、又グリッパー6は挟持していたフィルム12aの端 部を解放する。
【0018】 一方、フィルム巻取11aから巻出されたフィルム12aは(張力附与機構で ある)予延伸機構16を通過することにより延伸され、被包装物9の周囲に巻付 けられる前に張力か附与される。フィルム昇降フレーム5は設定されたストロー クの上限に達すると下降を開始し、そしてストロークの下限に達すると停止する 。次いで回転テーブル2が停止すると、フィルム押えローラー7が揺動してフィ ルム12aを被包装物10の側面に添わせると共に該フィルムの一部を開いてい るグリッパー6の上方に移動させる。次にグリッパー6が閉じてフィルム12a を挟持し、次いで、(フィルム切断用)カッター8が揺動して前記フィルム押え ローラー7とグリッパー6の間でフィルム12aを切断する。カッター8は直ち に原点に復帰するが、フィルム押えローラー7は被包装物の側面に接触したまま の状態でいる。次に被包装物押え装置9が上昇し原点に戻り、続いてチェーンコ ンベア3が始動して被包装物10を排出するが、その際、フィルム押えローラー 7はフィルム12aの切断端部を被包装物10の側面にこすり付ける役目をはた し、被包装物10が通過すると原点に復帰する。以上の作動は公知の包装機のそ れと全く同じである。
【0019】 本実施例の包装機においては、ガイドローラー20に、図示されていないエン コーダーが取付けられていて、フィルム12aが一定寸法送られる毎に、同じく 図示されていない制御盤内のカウンターにパルス信号を送り、該カウンターで巻 出されたフィルム12aの長さが計測される。
【0020】 そして、フィルム巻取1本の巻長さ(通常2000メートル)から巻出された 長さ(すなわち消費分)を差引いたフィルムの残量が被包装物1個分の使用量以 下になると、進行中のフィルム巻付工程が完了して、回転テーブル2が停止した 後に、エアシリンダー27が作動してチェーン25を図3の矢印の方向に回動さ せ、ホルダー23と24とを互いに対向する方向に動かし、フィルム12aとフ ィルム12bとをホルダー23と24の間、すなわち、ニクロム線14aとバッ クアップ部材14bの間にはさんでヒートシールすると共に、熱線カッター15 aのみに通電し、フィルム12aの残余の部分を切断する。このとき邪魔板22 が新らたに使用されるフィルム12bと前記熱線カッター15aとの間を遮断し 、該フィルム12bが熱線カッター15aに触れて熔断されるのを防いでいる。
【0021】 このスプライス工程は、上記のように回転テーブル2の停止中、すなわちフィ ルム巻付けが行なわれていないときに行なわれる。ストレッチ包装を終えた被包 装物が搬出され、新らたに未包装の被包装物が搬入されて、フィルムの巻付が再 び開始されると、前記した継ぎ目の部分がフィルム昇降フレーム5の予延伸機構 16を通過するが、前記ガイドローラー20に取付けられているエンコーダーか ら発信されるパルス信号を制御盤内の別のカウンターが捕え、継ぎ目の部分が丁 度予延伸機構16を通過する直前に該機構の延伸ローラーを係合するクラッチを ごく短時間はづし、継ぎ目の部分を延伸せずに通過させる。
【0022】 作業員は消費したフィルム巻取11aの代りに新らしいフィルム巻取をフィル ム巻出装置13に取付け、巻出したフィルムの先端をホルダー23のクランプ2 8aで仮止めしてフィルム巻取交換作業を終了する。
【0023】 次に図6及び図7を参照して、本考案の別の実施例(以下、第2実施例という )について説明する。図6は第2実施例の包装機の要部概略側面図、図7は図6 の部分拡大図である。図中の符号は図1〜図5におけるのと同じ意味を有し、1 1c,11dは第3、第4の(ストレッチ)フィルム巻取、12c,12dはそ れぞれフィルム巻取11c,11dから巻出されたフィルム、15は熱線カッタ ー、19はガイドローラー、28はクランプ、30はターレット、31a,31 b,31c,31dはシャフト、32はターレットを支持するローラーである。
【0024】 本実施例の包装機のフィルム巻出装置13は2本のローラーに支持され、図示 されていないモーターによって90°づつ回転するターレット30を有し、該タ ーレットには4本のフィルム巻取11a,11b,11c,11dを支持できる よう、4本のシャフト31a,31b,31c,31dが取付けられている。こ れらシャフトの近傍にはガイドローラー19と、バックアップ部材14b及びク ランプ28を取付けたホルダー24とが1組づつ配置されている。又、ベースフ レーム1上にはターレット30に近接して、熱線カッター15とニクロム線14 aとを取付けたホルダー24と、該ホルダーを前後進させるエアシリンダー27 が設けられている。そして、これ以外の点では、第1実施例の包装機と異なると ころはない。
【0025】 本実施例の包装機では、始動に先立って、作業員は4本の(ストレッチ)フィ ルム巻取11a,11b,11c,11dをそれぞれターレット30上のシャフ ト31a,31b,31c,31dに取付け、最初に使用するフィルム巻取11 aを除き、フィルム巻取11b,11c,11dからそれぞれフィルム12b, 12c,12dを巻出し、それぞれのホルダー24上にクランプ28で仮止めす る。一方フィルム巻取11aからフィルム12aを巻出し、第1実施例の場合と 同様ガイドローラー19,20,21,S字形ガイドローラー18、方向転換バ ー17を経由してフィルム昇降フレーム5上に取付けられている図示されていな い予延伸機構に誘導し、更に同じく図示されていない回転テーブル上のグリッパ ーにその先端を挟持させる。
【0026】 第1実施例の包装機と同様、ガイドローラー20には図示されていないエンコ ーダーが取付けられていて、前記したようにフィルムの残量が、被包装物1個分 の使用量以下になると、回転テーブルが設定された回数回転して原点で停止した 後に、エアシリンダー27が作動して、ホルダー23をホルダー24に向って前 進させ、ホルダー23上に取付けられているニクロム線14aと、ホルダー24 上に取付けられているバックアップ部材14bとの間でフィルム12aとフィル ム12bをヒートシールして継ぎ合せると共に、熱線カッター15をフィルム1 2aに接触させ、前記継ぎ目の後方でフィルム12aを切断する。その際、図7 に示すように熱線カッター15はフィルム12aのみに接触するがフィルム12 bは接触可能な位置にないので、これを切断することはない。前記ヒートシール と切断が終るとホルダー23は後退し原点に戻る。
【0027】 次にターレット30は図示されていないモーターによって90°だけ図6の矢 印の方向に回転し、フィルム巻取11bは図6に示すフィルム巻取11aの位置 に移動する。これ以外の点ではフィルムの継ぎ目が予延伸機構を通過するとき、 該機構の延伸ローラーを係合するクラッチを短時間はづし、継ぎ目の部分を延伸 せずに通過させる点も含めて、第1実施例の包装機と異なるところはないので詳 細な説明を省略する。 なお、前記張力附与機構としてブレーキローラーとガイドローラーの組合せを 用いてもよく、その場合、前記フィルムの継ぎ目の後方が少くとも被包装物の隅 角部にかかるまで第1実施例と同様な方法でブレーキを解除しておくことが好ま しい。
【0028】
【考案の効果】
本考案の包装機においては、先ずフィルム巻出装置上に支持されている複数の ストレッチフィルムの巻取のうち、1本からストレッチフィルムを巻出しガイド ローラーでU字形に下方から上方に向って垂直に誘導し、フィルム昇降フレーム (側)に取付けられている1対のS字形ガイドローラーと方向転換バーを経由し て、誘導することにより、前記フィルム巻取装置上に水平に支持されているスト レッチフィルムの巻取から巻出したストレッチフィルムを、その蛇行を防ぎなが ら、フィルム幅方向を上下にし、かつ90°方向転換して、架柱に沿って昇降運 動するフィルム昇降フレーム上の張力附与機構に供給することができる。
【0029】 そして、予じめ設定した長さのストレッチフィルムを消費したとき、回転テー ブルが原点で停止した後に、ヒートシーラーとカッターを作動させ、今まで使用 していたストレッチフィルムと新らたに使用するストレッチフィルムの先端とを ヒートシールして継ぎ合せると共に、今まで使用していたストレッチフィルムの 残余部分のみを切断することができる。 以上詳述したように本考案の包装機においては、包装工程を中断することなく 、新らたに使用するストレッチフィルムの(巻取の)先端をそれまで使用してい たフィルムに継ぎ合せることのできる自動スプライサーを備えた(スパイラル式 自動ストレッチ)包装機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の包装機の概略側面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】図3の部分斜視図である。
【図6】本考案の第2実施例の包装機の要部概略側面図
である。
【図7】図6の部分拡大図である。
【符号の説明】
1−ベースフレーム、2−回転テーブル、3−チェーン
コンベア、4−架柱、5−フィルム昇降フレーム、6−
グリッパー、7−フィルム押えローラー、8−カッタ
ー、9−被包装物押え装置、10−被包装物、11a,
11b,11c,11d−(ストレッチ)フィルム巻
取、12a,12b,12c,12d−フィルム、13
−フィルム巻出装置、14a−ニクロム線、14b−バ
ックアップ部材、15,15a,15b−熱線カッタ
ー、16−(張力附与機構である)予延伸機構、17−
方向転換バー、18−S字形ガイドローラー、19,1
9a,19b,20,21−ガイドローラー、22−邪
魔板、23,24−ホルダー、25−チェーン、26−
スプロケット、27−エアシリンダー、28,28a,
28b−クランプ、29−ビームスイッチ、30−ター
レット、31a,31b,31c,31d−シャフト、
32−ターレット支持ローラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩崎 廣司 東京都千代田区外神田3丁目6番4号 王 子製袋株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフレーム上に、被包装物を搬出入
    するコンベア及びフィルム端部を挟持するグリッパーを
    有し、設定された回数だけ回転した後に原点で自動的に
    停止する回転テーブルと、該回転テーブルから独立して
    いる架柱と、該架柱に沿って昇降するフィルム昇降フレ
    ームと、前記回転テーブル上の被包装物の側面に接触し
    うる揺動半径で揺動するフィルム押えローラーと、該ロ
    ーラーよりも小さい揺動半径で揺動するフィルム切断用
    カッターとを備えたスパイラル式自動ストレッチ包装機
    において、前記ベースフレーム上に複数のフィルム巻取
    を水平に支持するフィルム巻出装置と、新らたに使用す
    るフィルムの先端をそれまで使用していたフィルムに継
    ぎ合せるためのヒートシーラーと、それまで使用してい
    たフィルムの残余部分のみを切断するカッターとをさら
    に設け、又、前記フィルム昇降フレームにはフィルムを
    緊張させる張力附与機構と、フィルムの送り方向を90
    °転換する方向転換バーとを設けたことを特徴とするス
    パイラル式自動包装機。
  2. 【請求項2】 前記ヒートシーラーとカッターが、フィ
    ルムの巻出し長さを計測するカウンターによって予じめ
    設定した長さのストレッチフィルムが消費されたことが
    検知され、かつ、前記回転テーブルが原点で停止した後
    に作動する請求項1記載のスパイラル式自動ストレッチ
    包装機。
  3. 【請求項3】 前記方向転換バーの前工程に一対のS字
    形ガイドローラーを設けた請求項1又は請求項2記載の
    スパイラル式自動ストレッチ包装機。
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