JPH02258520A - ロール紙のフィルム包装方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ１発明の目的 （産業上の利用分野） 本発明は、製紙業界等において用いるロール紙のフィル
ム包装方法及びその装置。詳しくは、所定径に巻上げた
製品ロール紙の外周の全体及び端面にポリエチレン等の
フィルムをスパイラル状に巻いて包装する方法とその装
置に関する。

（従来の技術） 従来、所定径に巻かれた製品ロール紙を保護する包装は
、図面第８図に示すように、ロール紙５５の幅よりやや
広い紙製資材５３により二重或は三重に巻き付けて耳部
を端面に折込み、更に、この上へ防水のため同幅の合成
樹脂製のフィルムを巻いて、端面に当板５４を接着し補
強していた。

（発明が解決しようとする課題） 前記した包装では、紙とフィルムとの二重包装のためロ
ール紙の付は替え等の作業が二度手間となって能率が低
下する上に、ロール紙幅が変わるとその都度このロール
紙に適合するサイズの異なった包装資材を用意しなけれ
ばならないので包装コストが高騰する。

紙製資材による包装ではその包持力が弱いため、前記ロ
ール紙を複数個並べて一度に包装したときは、運搬作業
や積載時に各ロール紙にずれを生じたり、ひどい場合は
包装資材が破損してロール紙を分離、散乱させてしまう
。

なされたもので、所定径に巻上げた製品ロル紙の外周の
全体及び端面にポリエチレン等のフィルムをスパイラル
状に巻いて包装することにより、一定幅の単一フィルム
により幅の異なるロール紙の包装や、複数ロール紙の同
時包装を可能とした方法とその装置を提供することを目
的としている。

口　発明の構成 （問題点を解決するための手段） 前記した目的を達成するだめの本発明の手段は、 ロール紙を横方向に支持させ、このロール紙の両端面に
当板を当接して密着させた後、該ロール紙を所定速度で
回転させながらその周面及び端面に、ロール紙より短幅
で長尺のフィルムを供給するとともに、このフィルムに
緊張を与えつつ該フィルム又はロール紙を左右に往復さ
せて、前記ロール紙へ前記フィルムをスパイラル状、か
つ、その一部又は全部が重合するように複数層巻き付け
るロール紙のフィルム包装方法と、 ロール紙を横方向に支持させて回転駆動する手段と、ロ
ール紙の端面に当板を密着させる押付は手段と、ｉｉ？
ｉ紀ロール紙へ緊張させて繰出すフィルムの供給手段と
、該フィルム又はロール紙を左右に移動させる往復手段
と、前記フィルムのたるみ防止手段とをｉｌｌ！λさせ
たロール紙のフィルム包装装置の構成とにある。

用） 次ぎに本発明に関する方法及び装置の作用を説明すると
、 ロール紙を横向きにして駆動手段に支持させた後、この
ロール紙と同径に形成した一対の当板を両端面に当接さ
せて、押付は手段により前記端面に密着させ、フィルム
ロールより繰出されるフィルムを供給手段を介してロー
ル紙に止付ける。

次に、ロール紙を駆動手段により回転させるとフィルム
はロール紙の回転により引張られながら繰出されるもの
で、往復手段を駆動して前記フィルムを一側へ移動させ
ると、定ピツチのフィルムの重合代を形成しながら、ロ
ール紙の周面にはスパイラル状に巻かれる。

ロール紙の端部に達したフィルムは更に移（作 動じてその一部が端縁よりはみ出すが、フィルムの緊張
力により、はみ出されたフィルムは自然に内側に折曲が
り、ｊｊｉｊ　２当板面へ密着してロール紙の回転と共
に巻かれて全周に縁取りされる。

縁取りしたフィルムは次ぎに往復手段により前記と反対
方向へ移動され、ロール紙の回転により繰出されて前記
同様一定ピツチの重合代を形成しながらスパイラル状に
巻かれるもので、他側の端部に達したフィルムは更に移
動してその一部が端縁よりはみ出すが、フィルムの緊張
力により、はみ出されたフィルムは自然に内側に折れ曲
がり、前記当板面へ！着しロール紙の回転と共に巻かれ
て全周に縁取りされる。

更に往復手段を操作してフィルムを他側へ移動させ、前
記同様の操作を行なってロール紙上を散性（すさせると
、第７図に示すように、ロール紙の全周及び両端部の一
部に適度の緊張力でフィルムが複数層に巻かれるもので
ある。

（実　施　例） 次に本発明に関するロール紙のフィルム包装方法に用い
る装置の一実施例を図面に基づいて説明する。

本発明の方法及び装置において包装されるロール紙１は
、製紙された長尺なもので幅３００〜３．３００　ｍｍ
、径５５０〜１，８００ｍｍ程度に巻かれたものを用い
る。又、このロール紙はロール径が同一であれば２〜１
２本を同時に包装することも可能である。

このロール紙の包装に使用する資材は、ポリプロピレン
により幅は約５００　ｍｍでロール状に形成したものを
用いる。

第２図及び第３図は本発明の実施例の装置を示すもので
、ロール紙ｌの駆動手段Ａと、当板２の押付は手段Ｂと
、フィルム３の供給手段Ｃと、フィルム３の往復手段り
と、フィルム３のたるみ防止手段Ｅとにより構成される
。

これら手段Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、Ｅの構成を更に詳細に説明
すると、 駆動手段Ａは、第１〜３図に示すように、所定の間隔で
平行に並設した一対の回転ローラ４，４を、床５に設け
た凹部に軸６，６支して、その上面が床５よりわずかに
突出するように取付け、ロール紙１が床５上を転勤する
だけでその据付が容易にできるようにしてあり、前記一
方の回転軸６に減速機付の変速モータ７を連係して、希
望速度で回転することにより、前記回転ローラ４，４の
間に載置したロール紙１の周面を駆動して、ロール紙１
に所定速度の回転力を与えるようにしである。

尚、この駆動手段Ａは、第４図に示すように、ロール紙
１の紙管８を移動体９，９に設けた挟持部材１０．１０
により挟持させ、この−方の挟持部材１０に減速機付の
変速モータ７を連係して、希望速度で回転する中心駆動
としても良いもので、前記移動体９，９の下部にはねじ
式等の開閉手段１１を係合させて、幅の異なるロール紙
１の支持ができるようにしである。

押付は手段Ｂは、ロール紙１の端部に該ロール紙１と同
径に形成して表面にワックスコートを施した複面段ボー
ル等の当板２を密着させるもので、この当板２により輸
送時。

積上時のロール紙１の耳部の損傷を防止し、更に、ロー
ル紙の防水、防湿を計るもので、第２図に示すように、
流体シリンダ又はねじ等の加圧部材１２へ連係させた支
持体１３に押え鈑１４を取付けて、前記加圧部材１２の
操作により前記押え板１４の当板２への当接、離隔を行
なう。

供給手段Ｃは、後記する往復手段りに連係させた可動台
１５に載置させであるもので、第３図に示すように、中
間ローラ１６．１７と引張りローラ１８と駆動ローラ１
９とを移動板２０へ軸支し、該移動板２０へ前記可動台
１５に立設した支持枠２１へ取付けた流体シリンダ等の
加圧部材２２を連係させて、この加圧部材２２を操作す
ることにより、フィルムロール３°から引き出されたフ
ィルム３を引張ってこれに一定の緊張力を与えるもので
、このフィルム３を前記ローラ１６．１７．１８．１９
を介して該駆動ローラ１９面に当接させた送出部材２３
における加圧ローラ２４との間へ誘導する。

この送出部材２３は第３図及び第６図に示すように、加
圧ローラ２４と移送ベルト２５と吸気体２６とにより構
成され、加圧ローラ２４は側枠２７、２７の上端に軸支
して前記駆動ローラ１９と連回りし、移送ベルト２５は
側枠２７．２７における加圧ローラ２４の下側において
、その上下に軸支したローラ２８．２９及び中間ローラ
３０へ、表面に摩擦材をコーティングした複数条の移送
ベルト２５を張設して、前記加圧ローラ２４軸をその一
端を移動板２０に枢着した１字状レバー３１に吊持させ
、この１字状レバー３１の他端を支持枠２１に取付けた
クレビス型シリンダ３２のロッド３３に取付けて、該シ
リンダ３２の操作により駆動ローラ１９と加圧ローラ２
４との隙間を開閉させる。

又、この送出部材２３は支持枠２１に取付けた流体シリ
ンダ３４を連係させて、ロール紙１面への移送ベルト２
５の当接面を調整できるようにしである。

吸気体２６は第６図に示すように、前記上下ローラ２８
．２９の間に設けてフィルム３が移送する対応面に多数
の吸気孔３５を設け、この孔３５から吸気して前記移送
ベルト２５ヘフイルム３を密着させる。

往復手段りは、前記駆動手段Ａへ載置したロール紙１上
において、前記可動台１５に設けた供給子１９　Ｃのフ
ィルム３を左右に往復させて、ロール紙１ヘスバイラル
状にフィルム３を巻付けるもので、第２図に示すように
、床５へ門形に立設したフレーム３６ヘロール紙ｌを挟
んで所定の間隔が形成されるように軸３７、３７支した
鎖車３８．３ｇへ、チェーン３９を掛は渡し、該チェー
ン３９の両端末を前記可動台１５へ固定しであるもので
、該可動台１５に付設したコロ４１を前記梁部に設けた
水平ガイド４０へ進退自在に係合しである。

前記鎖車軸３７．３７の一方には減速機付モータ４２を
連係して、このモータ４２を正逆に回転させることによ
り可動台１５を左右に移動させる。

又、このモータ４２はロール紙ｌの両端部を検出する光
センサー等の検知器４３．４４により可動台１５が移動
する左右限を制御される。

尚、前記往復手段りは、第５図に示すように、駆動手段
Ａの支持台４５を水平ガイド４６へ移動自在に係合し、
この支持台４５に流体シリンダ又はねじ等の往復部材４
７を連係して、ロール紙ｌを左右に移動させても良い。

たるみ防止手段Ｅは、前記可動台１５の上部に軸支した
フィルムロール３°面へ、抑えローラ４８を当接させて
フィルム３の繰出量を蜆制して緊張した状態に常時保持
させ、フィルム３が前記ロール３°の回転惰性によりた
るみ現象を防止するもので、支持枠２１へ一端を枢着し
たアーム４９の他端に、油圧等の駆動モータ５０により
チェーン、ベルト５１等を介して駆動される抑えローラ
４８を軸支し、このアーム４９の中間に流体シリンダ等
の押付部材５２を連係してあり、フィルム３の繰出しに
より径の変化に追従させる。

第２図においてｆは、可動台１５より垂下させてロール
紙１の端部外方に配設した当板２の押え部材で、当板２
の表面が波を打っている場合は、当板２の上部において
所定圧により当接させて、フィルム３が端部へ折れ曲が
るまで押付け、当板２をロール紙の端面へ確実に密着さ
せる。

次に前記した構成の装置において実施した一例を説明す
る。

１．０００　ｍｍφ×１．００Ｏｍｍ幅に巻いたクラフ
ト紙のロール紙を、駆動手段により３００　ｍ／ｍｉｎ
で回転させながら５００　ｍｍ幅のポリプロピレンフィ
ルムをロール紙に２２８ｍ／ｍｉｎにより供給させてフ
ィルムへ緊張力を与えつつ、５層に巻いてその全周及び
端面の一部へ包装したところ、１本を２５秒間で作業を
終了し、ロール紙の周面及び端面に適度なテンションに
より巻かれて、水が掛かっても内部には浸透することも
な（、又、端部も当板により確実に保護されて耳部が損
傷することがなかった。

又、１．０００　ｘ　５００　ψ同上のロール紙３本を
その端部なそれぞれ接続して１本に同時包装したところ
、４０秒で作業を終了し、運搬や積載時に中のロール紙
がずれたりして巻いた包装が剥れることがなかった。

ハ　発明の効果 前述したように本発明の方法及び装置は、ロール紙を横
方向に支持させるため、フィルムを水平に往復させるこ
とができるので、常に一定巻付は高さにおいて包装作業
ができて包装精度が向上し、その移動距離が長くなって
も確実に行なえる。

フィルムに緊張力を与えて巻（ため、包装されたロール
紙が引き締まり、複数本のロール紙包装であっても運搬
や積み上げ作業中、包装がほどけてロール紙を損傷する
ことがな（、又、フィルム包装のため耐水性に優れ、内
部のロール紙の保護を確実にする。

単幅の単一フィルムにより異なった幅のロール紙及び複
数本のロール紙を重合させてスパイラル状に包装するこ
とができるので、使用するフィルムは一種類だけで足り
、サイズの異なるロール紙をその駆動手段へランダムに
供給させても、その都度装置の運転を停止させることな
く連続包装作業ができ、しかも、そのためのフィルムロ
ールの付は替えがないので作業能率が向上するものであ
り、加えて、複数本のロール紙を同時包装するときは、
輸送の合理化が計れそのコストも軽減される。

押付は手段によりロール紙の端面の全周へ当板を確実に
密着させることができるので、フィルムがロール紙の耳
部において正確に折り曲がり、フィルムによる当板の固
定を確実にすることができる。

等の格別な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に関する装置においてその実施例を概略
的に示す斜視図。第２図は同上正面図。第３図は同上側
面図。第４図は駆動手段の他の例を示す正面図。第５図
は往復手段の他の例を示す正面図。第６図は供給手段を
示す拡大側面図。第７図はフィルム包装されたロール紙
の一部拡大半断面図。第８図は従来の方法により祇資材
で包装されたロール紙の半断面図である。 図において１はロール紙、２は当板、３はフィルム、Ａ
はロール紙１の駆動手段、Ｂは当板２の押付は手段、Ｃ
はフィルム３の供給手段、Ｄはフィルム３の往復手段、
Ｅはフィルム３のたるみ防止手段である。 ！ 第 図 ／ 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ロール紙を横方向に支持させ、このロール紙の両
   端面に当板を当接して密着させた後、該ロール紙を所定
   速度で回転させながらその周面及び端面に、ロール紙よ
   り短幅で長尺のフィルムを供給するとともに、このフィ
   ルムに緊張を与えつつ該フィルム又はロール紙を左右に
   往復させて、前記ロール紙へ前記フィルムをスパイラル
   状、かつ、その一部又は全部が重合するように複数層巻
   き付けることを特徴とするロール紙のフィルム包装方法
   。
2. （２）ロール紙を横方向に支持させて回転駆動する手段
   と、ロール紙の端面に当板を密着させる押付け手段と、
   前記ロール紙へ緊張させて繰出すフィルムの供給手段と
   、該フィルム又はロール紙を左右に移動させる往復手段
   と、前記フィルムのたるみ防止手段とを備えさせたこと
   を特徴とするロール紙のフィルム包装装置。