JP4593138B2 - フイルム自動切換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばロール状に巻かれたフイルムロールからフイルムを引き出し移送して連続包装を行う包装機などに適用され、特に包装機を停止させることなく連続的な運転を可能とするフイルムの自動切換装置に関するものである。
従来、充填包装機やストレッチ包装機等に使用されているフイルムは、ロール状に巻かれたフイルムロールのフイルムが消費されて無くなると、人手により包装機を停止して新しいフイルムロールと取り換えて再び包装機を運転していた。この際、フイルムロールのフイルムが全て引き出され、包装機に供給されるフイルムが空の状態になってしまうと、一般的な包装機においては、新しいフイルムロールを再度セットして、フイルムの始端部を引き出し、複数のフイルム送りローラー,折り返し部,シールローラやカッターの間にフイルムを引き回すという煩雑な作業を再度繰り返して行わねばならないという問題があるため、フイルムが無くなる前に事前に機械を停止して新しいフイルムロールと取り換えて再び機械を運転させていた。このためフイルムロールの交換時は包装作業ができなくなり、包装の作業能率を低下させる原因となっていた。また最近のオートメーション化により物品の包装から計数,梱包,出荷までライン化している状況下において、包装機の停止は全ラインの効率低下につながるという問題もある。
そこで、供給中のフイルムロールとは別に予備のフイルムロールを予め包装機にセットしておき、この予備のフイルムロールからフイルムの始端部を繰出してフイルム接続部箇所に隣接して設けた保持部材により停止状態に支持して待機させ、前記供給中のフイルムロールのフイルムが消費されてしまった時、それを検知して供給中のフイルムの終端部と待機中のフイルムの始端部とを前記フイルム接続部箇所にてフイルム同士を接続させて機械を停止させることなく連続してフイルムを供給するようにしたフイルム自動切換装置が提案されている。(たとえば、特許文献1,特許文献2を参照。)
実公平3−48009号公報 実公昭62−31381号公報
特許文献1および特許文献2によるフイルム切換装置においては、供給フイルムロールのフイルムと予備フイルムロールのフイルムの接続手段として熱溶着装置を設け、供給中のフイルムロールのフイルムが所定量消費されたことを検知するとシール部材を作動して互いに密着させて供給中のフイルムと待機中のフイルムとを溶着して、フイルム接続を行うと同時に、新しいフイルムロールに切り換えるようにしている。
前述したようにフイルムの接続時において、今まで供給されていたフイルムの余剰部分を取り除く手段としては、その余剰部分を取り除くための切断刃を熱溶着装置に隣接して設けて余剰部分を切り離すようにしたり、特許文献1のように熱溶着装置によって溶融されたフイルムの余剰部分を手作業にて取り除いたりあるいは特許文献2に示されているように、フイルムが無くなったフイルムロールのロール芯を別の位置へと移動(落下)することにより、今まで繋がっていたフイルムの余剰部分にテンションを加えて熱溶着装置によるフイルムの溶融箇所から自動的に切り離すように構成している。
しかしながら、前者の場合にあっては、熱溶着装置に加えて隣接した位置に専用の切断刃を設けて余剰部分を切断して取り除くようにする必要があるため、構造的に煩雑となりやすく、フイルムの切れが悪くなった際には、切断刃の刃先を交換する必要もある。また特許文献1のように、手作業にて熱溶着装置によって溶融した箇所を手作業にて余剰部分を取り除く必要があるため手間がかかるという問題がある。また後者である特許文献2などにあっては、フイルムの余剰部分の切り離しの手段としてフイルムロールの切り換えと同時に、自動的にロール芯を下側へと落下させる動作に合わせて余剰部分であるフイルムにテンションを加えて溶融している箇所から分断するようにしているが、時として、ロール芯の落下の動きに連れてロール自体が回転して落下してしまうことがあり、この回転によってフイルムが緩んでしまい所定のテンションが加わらない場合があり、分断すべき箇所が繋がった状態となってしまうことがある。このため、人手により余剰部分であるフイルムを引っ張ることで供給側のフイルムと余剰部分であるフイルムとを分離することによって余剰部分のフイルムを取り除く必要がある。
本発明は、従来の問題点に着目し、確実なフィルムの接続による切換えを可能とし連続してフィルムを移送できるフィルム自動切換装置を提供することを目的とするものであって、一方のフィルムロール側を供給位置にて供給状態とし、他方のフィルムロール側を待機位置にて待機状態として前記各フィルムロールのフィルムを繰り出し案内可能に着脱自在に支持するフィルム供給部と、前記フィルム供給部から繰り出される待機フィルムロールのフィルム始端部側を引き出し案内状態にて仮止め支持する待機フィルム保持部と、前記待機フィルム保持部の位置からフィルムの上流側の位置にて前記供給フィルムロールのフィルムの終端部側と前記待機フィルムロールのフィルムの始端部側とを熱溶着により接続し、かつ前記供給フィルムロールの終端部側に位置するフィルムの余剰部分を溶断可能とする熱溶着・溶断機構からなるフィルム接続部と、前記フィルム接続部による前記供給フィルムロールのフィルムの終端部側と前記待機フィルムロールのフィルムの始端部側との熱溶着時に前記供給フィルムロールのフィルムの余剰部分を分離可能とするフィルム端切り離し部と、を備えてなり、前記フィルム端切り離し部は、前記供給フィルムロールのフィルムの余剰部分を押し込み分離するための押し込み部材が前後動可能に設けられたものであることを特徴とするフィルム自動切換装置である。(請求項1)
また、前記フィルム端切り離し部の押し込み部材の先端部は、前記供給フィルムロールのフィルムの余剰部分に対して接触する角度を変更可能に設けてなることを特徴とするフィルム自動切換装置である。(請求項
また、前記フィルム供給部には、前記フィルム接続部による前記待機フィルムロールのフィルムと前記供給フィルムロールのフィルムとの接続動作に当たり、該供給フィルムロールと該待機フィルムロールとを支持する支持枠を、それの中央位置に設けられた回転支軸を介して回転可能に支持すると共に、その支持枠の回転によって搬出側となる前記待機フィルムロールを、前記フィルムロール供給状態へと移行させるローテーション機構
が設けられていることを特徴とするフィルム自動切換装置である。(請求項
また、前記フィルムの条件に合わせて前記熱溶着・溶断機構からなるフィルム接続部の通電磁管を設定してなることを特徴とするフィルム自動切換装置である。(請求項
本発明によるフイルム自動切換装置においては、供給フイルムロールのフイルムの終端部側と待機フイルムロールのフイルムの始端部側とを熱溶着により接続し、かつ供給フイルムロールの終端側に位置するフイルムの余剰部分を溶断可能とする熱溶着・溶断機構からなるフイルム接続部を設けるとともに、フイルム接続部による供給フイルムロールのフイルムの終端部側と待機フイルムロールのフイルムの始端部側との熱溶着時に供給フイルムロールのフイルムの余剰部分を分離可能とするフイルム端切り離し部とを設けてなることにより、フイルムの熱溶着による接続時において、供給フイルムロールのフイルムの終端部側であるフイルムの余剰部分が専用に設けたフイルム端切り離し部によってテンションが加えられ、これにより加熱されて溶融している箇所に引っ張る作用が加えられるため、その溶融箇所から簡単に切り離すことができるものであり、初期の目的を達成することができる。
本発明では、一方のフイルムロール側を供給位置にて供給状態とし、他方のフイルムロール側を待機位置にて待機状態として前記各フイルムロールのフイルムを繰り出し案内可能に着脱自在に支持するフイルム供給部と、前記フイルム供給部から繰り出される待機フイルムロールのフイルム始端部側を引き出し案内状態にて仮止め支持する待機フイルム保持部と、前記待機フイルム保持部の位置からフイルムの上流側の位置にて前記供給フイルムロールのフイルムの終端部側と前記待機フイルムロールのフイルムの始端部側とを熱溶着により接続し、かつ前記供給フイルムロールの終端部側に位置するフイルムの余剰部分を溶断可能とする熱溶着・溶断機構からなるフイルム接続部と、前記フイルム接続部による前記供給フイルムロールのフイルムの終端部側と前記待機フイルムロールのフイルムの始端部側との熱溶着時に前記供給フイルムロールのフイルムの余剰部分を分離可能とするフイルム端切り離し部と、を備えてなることを特徴とするフイルム自動切換装置である。このように構成することによって、フイルムの熱溶着による接続時において、供給フイルムロールのフイルムの終端部側であるフイルムの余剰部分が専用に設けたフイルム端切り離し部によって所定のテンションを加えることができ、これにより加熱されて溶融している箇所に引っ張る作用が加えられるため、その溶融箇所からフイルムの余剰部分を簡単に切り離すことができる。
また前記フイルム端切り離し部には、前記供給フイルムロールのフイルムの余剰部分を押し込み分離するための押し込み部材を前後動可能に設けてなることにより、所定のテンションをフイルムの余剰部分に加えることができるため、簡単にして良好に加熱されて溶融状態のフイルム箇所から分断することができる。
また前記フイルム端切り離し部の押し込み部材の先端部は、前記供給フイルムロールのフイルムの余剰部分に対して接触する角度を変更可能に設けてなることによって、フイルムに対して加わる応力をフイルムの一部に集中させながら溶融箇所から切り離すことができるため、良好に分離することが可能となる。
また前記フイルム供給部には、前記フイルム接続部による前記待機フイルムロールのフイルムと前記供給フイルムロールのフイルムとの接続動作後において、切り換えられて連続的に搬出側へと繰り出し案内される側となる前記待機フイルムロールを前記一方のフイルムロール供給状態位置へと移行するためのローテーション機構を設けてなることにより、フイルムの繰り出しを良好にして、次に準備する待機フイルムロールの切り換えをも簡便に行うことが可能となる。
また前記フイルムの条件に合わせて前記熱溶着・溶断機構からなるフイルム接続部の通電時間を設定してなることにより、フイルムの材質や厚み、幅寸法などの諸条件に合わせて加熱通電することで、フイルムに加える加熱温度を適正な状態に設定することができ、これによりフイルム端切り離し部によって所定のテンションを加えながら溶融状態のフイルム箇所から良好に切り離すことができ、前記フイルム接続部への加熱通電によって前記供給フイルムロールのフイルムの終端部側と前記待機フイルムロールのフイルムの始端部側とを良好に熱溶着により接続することができる。
以下、本発明に係るフイルム自動切換装置の実施例を添付図面を参照にして説明する。
図1から図6は本発明の第1実施例を示すもので、この第1実施例におけるフイルム自動切換装置を充填包装機に適用したものであり、そのフイルム自動切換装置と充填包装機の概略構成とその動作については、図1から図6を参照にして詳述する。
同図において、充填包装機Jの全体概要の構成として、その充填包装機Jの本体側の上方側には、後述するフイルムロールから繰り出し案内されて供給されるフイルムF1を二つ折りに折り返すフイルム折返し機構1が設けられ、このフイルム折返し機構1によって折り返されたフイルムF1が縦シール機構2による一対の縦ヒートシールロール2AでフイルムF1の折り返し端部同士が縦方向に熱シールされながら送り出され、縦シールされ筒状に形成されたフイルムF1を、横シール機構3による一対の横ヒートシールロールに設けたシール部3Aで横方向に所定の間隔にて熱シールしつつ、筒状のフイルムF1内に充填機構4に設けたノズル4Aから被包装物を充填することによって被包装物がフイルムF1によって三方あるいは四方されながら包装袋Pが連続して形成された後、この連続した包装袋Pの横シール箇所の中程をカッタ機構5によって切断することにより被包装物のフイルム包装が行われるように構成されている。
充填包装機Jの本体側方には、フイルム自動切換装置Tが装備されており、このフイルム自動切換装置Tには、少なくとも一方のフイルムロールR1側を供給状態とし、他方のフイルムロールR2側を待機状態に繰り出し案内可能とするフイルム供給部10と、フイルム供給部10から繰り出される待機フイルムロールR2のフイルム始端部FS2側を引き出し案内状態にて仮止め保持する待機フイルム保持部20と、待機フイルム保持部20の位置からフイルムF1,F2の上流側の位置にて供給フイルムロールR1の終端部FE1側と待機フイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側とを熱溶着により接続し、かつ供給フイルムロールR1の終端部FE1側に位置するフイルムF1の余剰部分FY1を溶断可能とするフイルム接続部30と、フイルム接続部30による供給フイルムロールR1のフイルムF1の終端部FE1側と待機フイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側との熱溶着時に供給フイルムロールR1のフイルムF1の余剰部分FY1を分離可能とするフイルム端切り離し部40とがそれぞれ備えられている。
この第1実施例におけるフイルム供給部10は、支持枠11にロール状に巻かれた供給用としてのフイルムロールR1と、待機用としてのフイルムロールR2とをそれぞれ回転可能に支持する軸部からなるロール保持部12,12が2個設けられ、このロール保持部12,12に支持された一方の供給フイルムロールR1から帯状のフイルムF1が搬出側へと供給可能に繰り出し案内されるとともに、他方の待機フイルムロールR2から帯状のフイルムF2が待機状態にして引き出し案内可能に設けられている。
また各ロール保持部12,12は、フイルムロールR1,R2をそれぞれ回転可能にして着脱交換可能に軸支するとともに、フイルムロールR1,R2の回転を制動するための電磁パウダーブレーキなどからなる制動手段Bがそれぞれ設けられている。
また支持枠11上には、それぞれのロール保持部12,12と隣接して案内ローラ13,13がそれぞれ設けられており、搬出側へと繰り出し案内される一方の供給フイルムロールR1から引き出されるフイルムF1を案内ローラ13を介して引き回し配設するように構成している。また他方の待機フイルムロールR2のフイルムF2は、支持ローラ14を介して待機フイルム保持部20側へと引き出し案内されるように構成されている。
また供給フイルムロールR1のフイルムF1が無くなった後に、待機フイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるためのローテーション機構50が設けられている。この実施例におけるローテーション機構50は、各フィルムロールR1,R2を支持する支持枠11の中央箇所に回転駆動用としての回転支軸51が設けられ、この回転支軸51が充填包装機Jの本体側方に軸支され、回転支軸51は駆動源となるモータ52に無端状チェーンやプーリなどを介して連結されている。
前記待機フイルム保持部20は、待機用のフイルム始端部FS2側を幅方向に沿って支持するフレーム21上にフイルム始端部FS2を介して仮止めするためのプレート22が設けられている。この実施例では、プレート22自体の重さによってフイルム始端部FS2の端部を保持しているが、プレート22を図示しないがシリンダの作動によってフレーム21との間にてフイルム始端部FS2の端部を挟み付けて保持したり、あるいはプレート22自体を着磁して、フレーム21との間で磁気結合することによってフイルム始端部FS2の端部を挟み付けて軽く保持するようにしてもよい。
また熱溶着・熱溶断機構からなる前記フイルム接続部30は、少なくとも一方側に加熱シールするためのシール部材31Aを備えたシール板31と、このシール板31と対をなして他方側に対向して配設されたシール受板32とによって構成され、シール受板32側をシリンダ33によって前後移動可能(往復移動)に設けてシール板31と開閉可能に構成している。この実施例におけるシール部材31Aとしては、所定の時間のみを加熱するインパルスシール方法を採用している。
また、第1実施例におけるフイルムF1,F2として、たとえばナイロン樹脂フイルムによるベースフイルム層と、低密度ポリエチレン樹脂フイルムによるシーラント層とからなる積層体層によって形成し、この積層体層からなる包装用のフイルムF1,F2をロール状に巻いてフイルムロールR1,R2を構成しており、フイルムF1,F2の厚みや幅寸法などの諸条件に合わせて前記シール板31に設けたシール部材31Aの加熱時間を設定している。
また、前記フイルム接続部30による供給フイルムロールR1のフイルムF1の終端部FE1側と待機フイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側との熱溶着時において、供給フイルムロールR1のフイルムF1の余剰部分FY1を分離可能とするためにテンションを加えるためのフイルム端切り離し部40が配設されている。このフイルム端切り離し部40は、各フイルムF1,F2の幅方向に沿って押し込み部材となる押圧板41が設けられ、この押圧板41側をフイルムF1に対して押圧付勢したり、あるいは離間したりするように往復移動可能とする駆動手段であるシリンダ42が設けられている。
この際、供給フイルムロールR1から引き出し案内されるフイルムF1は、フイルムロールR1の回転を制動するための電磁パウダーブレーキなどからなる制動手段Bによってロール保持部12にブレーキが懸けられているため、フイルムF1が緩むことなく引き出し案内されているが、フイルム端切り離し部40の押圧板41の前進移動によってフイルムF1の終端部FE1側が横方向から押し圧されることによってさらに所定のテンションが加えられるように構成されている。
また、熱溶着・熱溶断機構からなるフイルム接続部30と充填包装機Jのフイルム折返し機構1との間には、フイルムF1を余裕を持たせて引き回し配設するためのアキュムレート手段60とフイルムF1のテンションに応じて揺動移動するテンション設定手段70が配設されている。この場合、アキュムレート手段60としては、固定ローラ61側と上下動可能とする可動ローラ62側を備えており、フイルム接続部の作動時や供給フイルムロールR1のフイルムF1が無くなった後に、待機フイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるためのローテーション機構50が作動している際に、すなわち供給側のフイルムF1の送りが停止している時に、ローラ61,62間の搬送経路の長さを変えながらフイルムF1をテンション設定手段70を介して充填包装機J側へとフイルムF1を送り出すように構成している。
なお、フイルム供給機構10の支持枠11に設けられたロール保持部12にセットされている供給側のフイルムロールR1の有無あるいは残量を検出する手段として、この実施例においては、フイルムF1の移送速度とロール保持部12の回転速度から求まるフイルムロールR1の外形寸法から算出し、このフイルムF1の有無あるいは残量を検出するようにしている。このようにフイルムF1の消耗状態を検出した場合、フイルムロールR1のフイルムF1から待機用としてのフイルムロールR2へ切り換えるようにフイルムF1の繰り出しを停止するとともに、フイルム接続部30による対をなすシール板31とシール受板32との間にて挟持し、かつフイルム端切り離し部40の押圧板41を前進移動してフイルムF1にテンションを付与し、次いでフイルム接続部30のシール板31に設けられているシール部材31AをフイルムF1,F2の条件に合わせて所定時間通電することによってフイルムF1,F2が融着されて接続されるとともに、その熱溶着箇所からフイルムF1の余剰部分FY1側を溶断するように構成している。
前述した構成において、充填包装機に装備された本願発明の主要部であるフイルム自動切換装置の作動を主体にして説明する。
先ず、フイルム供給機構10にセットされたフイルムロールR1,R2において、供給用としてのフイルムロールR1側のフイルムF1が案内ロール13を介して搬出側である充填包装機J側へと引き出し案内され、フイルムロールから繰り出し案内されて供給されたフイルムF1を二つ折りに折り返すフイルム折返し機構1へと供給され、このフイルム折返し機構1によって折り返されたフイルムF1が縦シール機構2による一対の縦ヒートシールロール2AでフイルムF1の折り返し端部同士が縦方向に熱シールされながら送り出され、縦シールされ筒状に形成されたフイルムF1が横シール機構3による一対の横ヒートシールロールに設けたシール部3Aによって横方向に所定の間隔にて熱シールされつつ、フイルムF1内に充填機構4に設けられたノズル4Aから被包装物を充填することによって被包装物がフイルムF1によって三方あるいは四方されながら包装袋Pが連続して形成される。この連続した包装袋Pの横シール箇所の中程をカッタ機構5によって切断することにより、被包装物が充填された包装袋Pが次々と分離されながら送り出される。
ところで、包装のためのフイルムF1が無くなってしまった場合、先ず供給フイルムロールR1のフイルムF1の繰り出しが停止する。次いで、フイルム接続部30のシリンダ33が作動してシール受板32が前進移動し、この動きによって待機用のフイルム始端部FS2側が押され、待機フイルム保持部20によって仮止め状態にフレーム21とプレート22との間に挟まれていたフイルム始端部FS2が抜け出るとともに、そのフイルム始端部FS2側と繰り出されていた供給用のフイルムF1の終端部FE1側とが対をなすシール板31とシール受板32との間に挟まれて保持される。(図2を参照)
この状態にて、フイルム端切り離し部40の押圧板41をシリンダ42の前進移動によってフイルムF1にテンションを付与し、シール板31に設けられているシール部材31A(インパルスシール方法)によって所定時間加熱することにより、2枚のフイルムF1,F2が重なり合いながら溶融して接続される。(図3を参照)
この際、フイルム端切り離し部40の押圧板41によって供給用のフイルムF1の終端部FE1が横方向から押されているため、シール部材31Aによって徐々に加熱されてフイルムF1が溶融し、その溶融している箇所にテンション作用による引っ張る力が加えられるため、その溶融箇所から切り離される。(図4を参照)
このように、所定のテンションをフイルムF1の余剰部分FY1に加えることによって、簡単にして良好に加熱されて溶融状態のフイルムF1箇所(余剰部分FY1)から分断することができる。
またフイルムF1にテンション作用を加えながら溶融箇所から分断する際、フイルム端切り離し部40の押し込み部材となる押圧板41の先端部側を、図6に示すように、フイルムF1の余剰部分FY1側となるフイルムF1の終端部FE1側に対して接触する角度を変更可能に設けてなることによって、フイルムF1の側端部より順にテンションが加わることによって、スムーズな切り離しが可能となる。すなわち、フイルムF1に対して加わる応力をフイルムF1の一部に集中させながら溶融箇所から漸次切り離すことができるため、良好に分離することが可能となるものであり、フイルムの材質や厚みなどに応じて角度設定することによりフイルムF1を押圧する位置を徐々に移行しながら集中して押しつけることにより、その集中して応力が加えられた溶融箇所から次々と良好にして切り離すことが可能となる。
また余剰部分FY1である供給側のフイルムF1が切り離された後、フイルム接続部30のシリンダ33が作動してシール受板32が後退移動するとともに、フイルム端切り離し部40の押圧板41をシリンダ42の後退移動により最初の位置に復帰作動する。
その後、待機フイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるために、ローテーション機構50に設けられている駆動源となるモータ52を回転駆動して回転支軸51を時計回り方向に半回転させることにより、最初に設定した供給用フイルムの供給位置に待機フイルムロールR2が移送される状態となり、この状態にて同様に供給用のフイルムF1として新たに繰り出される。(図5を参照)
またローテーション機構50によって反転された支持枠11に設けられている軸部からなるロール保持部12に支持されていた空となったフイルムロールのロール芯を取り除いて、新しいフイルムロールをロール保持部12にセットすることによって待機用として次の準備に備えることができるものである。
また図7から図13は本発明の第2実施例を示すもので、前述した第1実施例と同様にして、フイルム自動切換装置を充填包装機に適用したものであり、ここではフイルム自動切換装置の構成を主体にして説明する。
同図において、フイルム自動切換装置Tには、前述した第1実施例とほぼ同様にして、少なくとも一方のフイルムロールR1側を供給状態とし、他方のフイルムロールR2側を待機状態に繰り出し案内可能とするフイルム供給部10と、フイルム供給部10から繰り出される待機フイルムロールR2のフイルム始端部FS2側を引き出し案内状態にて仮止め保持する待機フイルム保持部20と、待機フイルム保持部20の位置からフイルムF1,F2の上流側の位置にて供給フイルムロールR1の終端部FE1側と待機フイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側とを熱溶着により接続し、かつ供給フイルムロールR1の終端部FE1側に位置するフイルムF1の余剰部分FY1を溶断可能とするフイルム接続部30と、フイルム接続部30による供給フイルムロールR1のフイルムF1の終端部FE1側と待機フイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側との熱溶着時に供給フイルムロールR1のフイルムF1の余剰部分FY1を分離可能とするフイルム端切り離し部40と、供給フイルムロールR1のフイルムF1が無くなった後に、待機フイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるためにフイルム供給部10を反転作動するためのローテーション機構50と、がそれぞれ備えられている。
この第2実施例における待機フイルム保持部20は、待機用のフイルム始端部FS2側を幅方向に沿って支持するフレーム21上にフイルム始端部FS2を介して仮止めするためのプレート22が設けられている。この場合、第2実施例では、プレート22をシリンダ23の作動によってフレーム21との間にてフイルム始端部FS2の端部を挟み付けて保持したり、あるいは開放作動可能に設けて構成している。
また熱溶着・熱溶断機構からなるフイルム接続部30は、供給用のフイルムF1側に位置した側面側に加熱シールするためのシール部材31Aを備えたシール板31と、このシール板31と上下方向に対向しては配設されたチューブシリンダ32Aを備えたシール受板32とによって形成されるとともに、供給用のフイルムF1と待機用のフイルムF2とを介してシール板31およびシール受板32と対向する位置にフイルム誘い込み板34が配置され、このフイルム誘い込み板34はシリンダ35の往復作動によって供給用のフイルムF1と待機用のフイルムF2とがシール板31とシール受板32との間に誘い込まれて案内されるように構成されている。
この第2実施例における前記シール板31に設けたシール部材31Aとしては、フイルムF1,F2の諸条件に合わせて所定の時間のみを加熱するインパルスシール方法を採用しており、シール受板32に設けられたチューブシリンダ32Aの膨張による作動に伴って供給用のフイルムF1と待機用のフイルムF2とがシール部材31Aとチューブシリンダ32Aとの間で挟まれることによって加熱シールされるように構成されている。
この第2実施例におけるフイルムF1,F2としては、たとえばポリエチレンテレフタレート樹脂フイルム、アルミ箔などによるベースフイルム層と、低密度ポリエチレン樹脂フイルムなどによるシーラント層とからなる積層体層によって形成し、この積層体層からなる包装用のフイルムF1,F2をロール状に巻いてフイルムロールR1,R2を構成しており、フイルムF1,F2の厚みや幅寸法などの諸条件に合わせて前記シール板31に設けたシール部材31Aの加熱時間を設定している。
また供給フイルムロールR1のフイルム端切り離し部40としては、前述した第1実施例と同様にして各フイルムF1,F2の幅方向に沿って押し込み部材となる押圧板41が設けられ、この押圧板41側をフイルムF1に対して押圧付勢したり、あるいは離間したりするように往復移動可能とする駆動手段であるシリンダ42が設けられている。
また第2実施例では、前記供給フイルムロールR1のフイルム端切り離し部40とは別個にして、熱溶着・熱溶断機構からなるフイルム接続部30の側部には、フイルム誘い込み板34の作動によって供給用のフイルムF1と待機用のフイルムF2の始端部FS2とがシール板31とシール受板32との間に誘い込まれて案内され、その各フイルムF1,F2の後端部を熱溶着・熱溶断機構からなるフイルム接続部30によって溶断される切り屑FKを分離するための切り屑切り離し部100が設けられている。
切り屑切り離し部100としては、フイルムF1,F2の切り屑FKの上下方向から挟み付けて横方向(熱溶着・熱溶断機構からなるフイルム接続部30から離れる方向)へと移動可能に設けられた対をなす挟着部材101,102が設けられており、少なくとも一方側を開閉可能となるように図示はしないがシリンダなどの作動によって上下方向に開閉移動可能に設けて構成している。
またこの実施例では、フイルム誘い込み板34の作動と同期して供給用のフイルムF1を弛ませるためのフイルム弛み手段80がフイルム接続部30より下流側に設けられるとともに、そのフイルム弛み手段80よりさらに下流側に位置して供給用のフイルムF1の送りを停止するフイルム移送停止手段90が設けられている。
この場合、前記フイルム緩み手段80としては、ガイドローラ81をフイルムF1の送り方向に沿って3個設けており、中央に位置したガイドローラ81を支持部材を介してシリンダ82の往復移動に応じて左右に移行することができるように構成しており、通常のフイルムF1の移送時においては、それぞれ3個のガイドローラ81が千鳥状に配列されてフイルムF1が繰り出されるように設けられている。そして、フイルム誘い込み板34の作動と同期してシリンダ82が作動することにより、中央に位置したガイドローラ81が左側へと移行することによってフイルムF1が緩みを生じ、この緩みを利用して前記フイルム誘い込み板34によって待機用のフイルムF2の始端部FS2側と緩みが生じたフイルムF1箇所をシール部材31Aとチューブシリンダ32Aとの間に挿入することがでいるように構成している。
また、前記フイルム移送停止手段90として、前記フイルム緩み手段80の一部を構成する最も搬出側に位置したガイドローラ81と供給用のフイルムF1を介して対向して停止部材91が配置され、この停止部材91をシリンダ92の往復作動することによってガイドローラ81に向けて押圧作動・開放作動の切り替えを可能としている。
なお、このフイルム移送停止手段90の搬出側(フイルムの送り方向下流側)においては、前述した第1実施例とほぼ同様であり、フイルムF1を余裕を持たせて引き回し配設するためのアキュムレート手段60とフイルムF1のテンションに応じて揺動移動するテンション設定手段70の作動説明や充填包装機の構成および動作説明については、ここでは省略する。
前述した構成からなる第2実施例では、図示しないが充填包装機の運転作動に伴い、供給用としてのフイルムロールR1から引き出し案内されたフイルムF1が搬出側へと順次繰り出される。
ところで、供給用のフイルムロールR1側のフイルムF1が消費され所定量以下となった場合、先ず供給フイルムロールR1のフイルムF1の繰り出しが停止し、これと同時にフイルム移送停止手段90のシリンダ92が作動することによって停止部材91が前進作動し、この停止部材91が供給用のフイルムF1を介してガイドローラ81に向けて押し付けて保持する。(図8を参照)
また、供給用のフイルムF1がフイルム移送停止手段90の作動によって保持されている状態において、フイルム緩み手段80のシリンダ82が作動し、上下方向に並んでいる中央に位置したガイドローラ81が左側へと移行することによってフイルムF1に緩みが生じる。これと同時に、フイルム接続部30に設けられたシリンダ35が前進作動することによってフイルム誘い込み板34が待機用のフイルムF2の始端部FS2側と緩みが生じたフイルムF1箇所とをシール部材31Aとチューブシリンダ32Aとの間に向けて押し込みながら挿入する。(図9を参照)
その際、待機用のフイルムF2の始端部FS2側は、待機フイルム保持部20に設けられたプレート22をシリンダ23の作動によってフレーム21側から離れるように移動することによって開放されている。
その後、フイルム誘い込み板34を後退動作すると同時に、フイルム接続部30のシール受板32に設けたチューブシリンダ32Aを膨張することによって待機用のフイルムF2の始端部FS2側と供給用のフイルムF1箇所とをシール部材31Aとチューブシリンダ32Aとによって挟み付けて保持する。この保持状態にて、フイルム端切り離し部40の押圧板41をシリンダ42の前進移動によってフイルムF1にテンションを付与し、かつフイルム接続部30の側部に配置された切り屑切り離し部100に設けられた対をなす挟着部材101,102によって待機用のフイルムF2の始端部FS2側と供給用のフイルムF1箇所との後端部を上下方向から挟み付けて保持する。(図10を参照)
次いで、シール板31に設けられているシール部材31A(インパルスシール方法)を所定時間加熱することにより、すなわち、フイルムF1,F2の材質や幅寸法、フイルムF1,F2の厚みなどの諸条件に合わせて所定の時間を設定して通電加熱することにより、2枚のフイルムF1,F2が重なり合いながら溶融して接続される。
この時、フイルム端切り離し部40の押圧板41によって供給用のフイルムF1の終端部FE2が横方向からテンションを与えているため、シール部材31Aによって加熱されて溶融している箇所にテンション作用による引っ張る力が加えられるため、その溶融箇所から良好に切り離されるものであり、簡単にして良好に加熱されて溶融状態のフイルムF1箇所(余剰部分FY1)から分断される。
また、切り屑切り離し部100に設けられた対をなす挟着部材101,102によって待機用のフイルムF2の始端部FS2側と供給用のフイルムF1箇所との後端部が上下方向から挟み付けて保持されているが、この保持状態にて保持切り屑切り離し部100を熱溶着・熱溶断機構からなるフイルム接続部30から離れる方向へと移動することにより、シール部材31Aによって加熱されて溶融している箇所にテンション作用による引っ張る力が加えられるため、その溶融箇所から後端部側に位置したフイルムF1,F2の切り屑FKが切り離される。(図11を参照)
また、余剰部分FY1である供給側のフイルムF1が切り離された後、フイルム端切り離し部40の押圧板41をシリンダ42の後退移動により最初の位置に復帰作動する。
その後、フイルム接続部30のシール受板32に設けたチューブシリンダ32Aの膨張状態を元の状態に復帰することにより、フイルムF1,F2の挟み付ける作用が解き放されるとともに、フイルム移送停止手段90も復帰作動することにより、新たにセットされた供給用としてのフイルムF1が繰り出し供給される。
この時、待機フイルムロールR2のフイルムF2と切り換えるために、ローテーション機構50に設けられている駆動源となるモータ52を回転駆動して回転支軸51を時計回り方向に半回転させることにより、最初に設定した供給用フイルムの供給位置に待機フイルムロールR2が移送される状態となり、この状態にて同様に供給用のフイルムF1として新たに繰り出される。(図12を参照)
またローテーション機構50によって反転された支持枠11に設けられている軸部からなるロール保持部12に支持されていた空となったフイルムロールのロール芯を取り除いて、新しいフイルムロールをロール保持部12にセットすることによって待機用として次の準備に備えることができる。
また各実施例によるフイルム自動切換装置では、供給用のフイルムロールと待機用のフイルムロールを順次繰り出し案内可能に着脱自在に支持するフイルム供給部10を基準にして縦列方向に、供給フイルムロールR1のフイルムF1の余剰部分FY1を分離可能とするフイルム端切り離し部40と、供給フイルムロールR1の終端部FE1側と待機フイルムロールR2のフイルムF2の始端部FS2側とを熱溶着により接続し、かつ供給フイルムロールR1の終端部FE1側に位置するフイルムF1の余剰部分FY1を溶断可能とするフイルム接続部30と、待機フイルムロールR2のフイルム始端部FS2側を引き出し案内状態にて仮止め保持する待機フイルム保持部20と、を並べて配列して設けることにより、スペースを大きく取ることなくコンパクトに纏めることができるという効果もある。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば各実施例においては、供給用のフイルムロールと待機用のフイルムロールを順次繰り出し案内可能に着脱自在に支持するフイルム供給部10として、2個のフイルムロールを支持するタイプを例にして説明していたが、フイルムロールの数としては3個以上でも順次交換可能にセットすることもできるものであり、またフイルムの材質や厚みなどに応じてフイルム接続部30のシール機構の幅や形状あるいはシール時間やタイミングなど適宜設定すればよいものであり、また各実施例の構成要素の組み合わせにより更なる効果も期待することができるものである。
また各実施例では、フイルムロールの有無あるいは残量を検出する手段として、フイルムF1の移送速度とロール保持部12の回転速度から求まるフイルムロールR1の外形寸法から算出し、このフイルムF1の有無あるいは残量を検出するようにしていたが、光センサをフイルムロールの側方に設けて直接供給フイルムロールの側方に光を当てて反射させ、供給フイルムの消費(残量)が一定度合を超えた時に光が反射不可能となるように設定し、この時に処理装置に信号を送ることによって切り換えるようにしても良いものであり、またフイルムの残量を検出するセンサとしてテンションセンサによって検出するようにしても良いものである。
また各実施例では、供給用のフイルムF1に所定のテンションを加えるためのフイルム端切り離し部40の押し込み部材として、平板状の押圧板41を用いていたが、フリーローラや丸棒などの形状からなる押し込み部材を適用しても良いものである。
また、前述した実施例においては、充填包装機に本願発明のフイルム自動切換装置を充填包装機に適用したものを例にして説明したが、横型ピロー包装機のフイルム供給装置やフイルムロール同士を繋ぐ機構としても流用することができるものである。
本発明の第1実施例を充填包装機に適用したフイルム自動切換装置を示す全体概要正面図である。 図2は、図1におけるフイルム自動切換装置のフイルム接続部などの作動状態を示した動作正面図である。 図3は、図2におけるフイルム自動切換装置のフイルム端切り離し部の作動状態を示した動作正面図である。 図4は、図3におけるフイルム自動切換装置の供給側フイルムの切断状態を示した動作正面図である。 図5は、図4におけるフイルム自動切換装置の切り換え復帰状態を示した動作正面図である。 図6は、第1実施例におけるフイルム自動切換装置において、供給フイルムに対峙するフイルム端切り離し部に設けた押圧板の取り付け角度設定機構を示した概要斜視図である。 図7は、第2実施例におけるフイルム自動切換装置を主体に示した全体概要正面図である。 図8は、図7におけるフイルム自動切換装置のフイルム移送停止手段の作動状態を示した動作正面図である。 図9は、図8におけるフイルム自動切換装置のフイルム接続部などの作動状態を示した動作正面図である。 図10は、図9におけるフイルム自動切換装置のフイルム端切り離し部などの作動状態を示した動作正面図である。 図11は、図10におけるフイルム自動切換装置の供給側フイルムの切断状態とフイルムの切り屑の切断状態を示した動作正面図である。 図12は、図11におけるフイルム自動切換装置の切り換え復帰状態を示した動作正面図である。 図13は第2実施例における供給用フイルムと待機用フイルムとの接続状態と、不要となったフイルム余剰部分とフイルムの切り屑の分離状態とを示す概略正面図である。
符号の説明
10 フイルム供給機構
11 支持枠
12 ロール保持部
13 案内ローラ
14 支持ローラ
20 待機フイルム保持部
21 フレーム
22 プレート
23 シリンダ
30 フイルム接続部
31 シール板
31A シール部材
32 シール受板
32A チューブシリンダ32
33 シリンダ
34 フイルム誘い込み板
35 シリンダ
40 フイルム端切り離し部
41 押圧板
42 シリンダ
50 ローテーション機構
51 回転支軸
52 モータ
60 アキュムレート手段
70 テンション設定手段
80 フイルム弛み手段
90 フイルム移送停止手段
100 切り屑切り離し部
F1、F2 フイルム
FE1 フイルムF1の終端部
FK フイルムF1,F2の切り屑
FS2 フイルムF2の始端部
FY1 余剰部分
R1 供給フイルムロール
R2 待機フイルムロール

Claims (4)

  1. 一方のフィルムロール側を供給位置にて供給状態とし、他方のフィルムロール側を待機位置にて待機状態として前記各フィルムロールのフィルムを繰り出し案内可能に着脱自在に支持するフィルム供給部と、
    前記フィルム供給部から繰り出される待機フィルムロールのフィルム始端部側を引き出し案内状態にて仮止め支持する待機フィルム保持部と、
    前記待機フィルム保持部の位置からフィルムの上流側の位置にて前記供給フィルムロールのフィルムの終端部側と前記待機フィルムロールのフィルムの始端部側とを熱溶着により接続し、かつ前記供給フィルムロールの終端部側に位置するフィルムの余剰部分を溶断可能とする熱溶着・溶断機構からなるフィルム接続部と、
    前記フィルム接続部による前記供給フィルムロールのフィルムの終端部側と前記待機フィルムロールのフィルムの始端部側との熱溶着時に前記供給フィルムロールのフィルムの余剰部分を分離可能とするフィルム端切り離し部と、
    を備えてなり、かつ前記フィルム端切り離し部は、前記供給フィルムロールのフィルムの余剰部分を押し込み分離するための押し込み部材が前後動可能に設けられたものであることを特徴とするフィルム自動切換装置。
  2. 前記フィルム端切り離し部の押し込み部材の先端部は、前記供給フィルムロールのフィルムの余剰部分に対して接触する角度を変更可能に設けてなることを特徴とする請求項に記載のフィルム自動切換装置。
  3. 前記フィルム供給部には、
    前記フィルム接続部による前記待機フィルムロールのフィルムと前記供給フィルムロールのフィルムとの接続動作に当たり、
    該供給フィルムロールと該待機フィルムロールとを支持する支持枠を、それの中央位置に設けられた回転支軸を介して回転可能に支持すると共に、その支持枠の回転によって搬出側となる前記待機フィルムロールを、前記フィルムロール供給状態へと移行させるローテーション機構
    が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム自動切換装置。
  4. 前記フィルムの条件に合わせて前記熱溶着・溶断機構からなるフィルム接続部の通電磁管を設定してなることを特徴とする請求項1に記載のフィルム自動切換装置。
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