JPH0617879A - バランサシャフト付き機関のオイルパン構造 - Google Patents

バランサシャフト付き機関のオイルパン構造

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JPH0617879A
JPH0617879A JP17447492A JP17447492A JPH0617879A JP H0617879 A JPH0617879 A JP H0617879A JP 17447492 A JP17447492 A JP 17447492A JP 17447492 A JP17447492 A JP 17447492A JP H0617879 A JPH0617879 A JP H0617879A
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JP
Japan
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oil pan
oil
balancer
baffle plate
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP17447492A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Iwade
保之 岩出
Yutaka Matayoshi
豊 又吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0617879A publication Critical patent/JPH0617879A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バランサシャフト付き機関のオイルパン構造
の簡素化をはかる。 【構成】 オイルパン内にバランサハウジング6,7が
配置される機関において、バランサハウジング6に潤滑
油面の大部分を覆うバッフルプレート部42を一体形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バランサシャフト付き
機関のオイルパン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用機関等にあっては、アンバラン
スマスを有するバランサシャフトを機関回転に同期して
回転させて、ピストンの慣性力等を相殺するものがあ
る。
【0003】この種の装置として、従来から例えば図6
に示すように、2本のバランサシャフト61をオイルパ
ン62の内部に設けるものがある(実開昭62−928
937号公報、参照)。
【0004】この場合、オイルパン62内には各バラン
サシャフト61の周囲を囲むバランサハウジング63が
設けられ、このバランサハウジング63により潤滑油が
バランサシャフト61のまわりに流れ込まないようにし
て、高速回転するバランサシャフト61によって潤滑油
が撹拌されることを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにオイルパン62の内部にバランサハウジング63が
配置された機関にあっては、オイルパン62に貯溜され
た潤滑油面を全体的に覆うバッフルプレートを取付ける
場合、バッフルプレートをオイルパン62等に支持する
構造が必要となり、オイルパン62の深底化を招くとい
う問題点があった。
【0006】本発明は上記の点に着目し、バランサシャ
フト付き機関のオイルパン構造の簡素化をはかることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンブロ
ックの下方に配置されるオイルパンと、エンジンブロッ
クとオイルパンの間でクランクシャフトと平行に配置さ
れるバランサシャフトと、バランサシャフトにクランク
シャフトの回転を伝達する動力伝達機構とを備える内燃
機関において、前記バランサシャフトを回転可能に収装
するバランサハウジングを前記エンジンブロックに結合
し、このバランサハウジングに前記オイルパンに貯溜さ
れた潤滑油面の変動を抑制するバッフルプレートを一体
形成する。
【0008】
【作用】オイルパンの内部にバランサハウジングが配置
される機関において、バランサハウジングとバッフルプ
レートを一体化することにより、バッフルプレートをオ
イルパン等に支持する構造が不要となり、オイルパンの
深底化を抑えて機関のコンパクト化がはかれる。
【0009】
【実施例】図1、図2、図3に示すように、直列4気筒
機関のエンジンブロック1の下部にはクランクシャフト
19を支承するベアリングキャップ5がボルト9により
締結されるとともに、潤滑油を貯溜する上下オイルパン
2,3が結合され、各オイルパン2,3内には上下バラ
ンサハウジング6,7が設けられ、各バランサハウジン
グ6,7内に2本のバランサシャフト4が回転可能に収
装される。
【0010】図4、図5にも示すように、上下バランサ
ハウジング6,7は各バランサシャフト4を収装するケ
ーシング部11,21と、各バランサシャフト4を支承
する4対の軸受13,23とがそれぞれ一体形成され
る。上下バランサハウジング6,7は各軸受13,23
を挟むようにして配置される6本のボルト8により互い
に締結される。
【0011】各バランサシャフト4は各軸受13,23
に軸受メタル35を介して支承される前後ジャーナル部
36,37と、後側の各ジャーナル部37を挟んで1対
のアンバランスマス部10を有し、前側の各ジャーナル
部36の前後にスラスト軸受メタル38,39がボルト
40を介して締結される。
【0012】図3において、32はクランクシャフト1
9に結合される大ギア、33,34は各バランサシャフ
ト4に結合される小ギアであり、大ギア32に一方の小
ギア33が噛合い、両小ギア33,34が互いに噛合っ
ており、これらにより動力伝達機構が構成される。各バ
ランサシャフト4はクランクシャフト19の2倍の速度
で互い逆方向に回転駆動され、各アンバランスマス部1
0の付与する慣性力によりピストンの慣性力等を相殺す
る。
【0013】図5において、41はケーシング部11の
内側で各バランサシャフト4の上方を覆う天井壁部、4
2はケーシング部11の外側でオイルパン2,3に貯溜
された潤滑油の動揺を抑えるバッフルプレート部であ
り、この天井壁部41とバッフルプレート部42がそれ
ぞれ上バランサハウジング6に一体形成される。
【0014】バッフルプレート部42および天井壁部4
1はクランクシャフト19の直下に位置するその中央部
が左右側部より低くなるように逆ハの字形に傾斜して形
成され、クランクシャフト19のカウンタウェイトまた
はコンロッドの大端部に干渉しないようになっている。
【0015】バッフルプレート部42は平面図(図5)
上において潤滑油面の大部分を覆うように略矩形に形成
される。バッフルプレート部42の外縁部42aとオイ
ルパン2の側壁部2aの間に間隙43が空けられ、バッ
フルプレート部42のケーシング部11より前方に2つ
の開口部44が形成されるとともに、ケーシング部11
より後方に4つの開口部44が形成される。クランク室
45からの潤滑油は間隙43または各開口部44を通っ
てオイルパン2,3内に流下する。
【0016】上バランサハウジング6の天井壁部41に
は4つの開口部49が形成される。各開口部49は各バ
ランサシャフト4のアンバランスマス部10の上方に配
置され、ケーシング部11,21内に入り込んだ潤滑油
を各開口部49から排出するようになっている。
【0017】エンジンブロック1はクランクシャフト1
9の軸受54とスカート部55を結ぶバルクヘッド部5
6が各気筒間に位置して一体形成される。上バランサハ
ウジング6にはバッフルプレート部42から筒状に突出
してバルクヘッド部46に接合する5対のボス47が一
体形成される。上バランサハウジング6は各ボス47を
挿通するボルト9を介してバルクヘッド部46に締結さ
れる。これにより、バッフルプレート部42および上下
バランサハウジング6,7は各ボス47を介してエンジ
ンブロック1の剛性を高める梁として働き、振動や騒音
の低減がはかれる。
【0018】上バランサハウジング6には図示しないオ
イルポンプから潤滑油が導かれるオイルギャラリ51が
形成され、この潤滑油はオイルギャラリ51からベアリ
ングキャップ5に形成された通孔52を通ってクランク
シャフト19の軸受部に供給されるとともに、上バラン
サハウジング6に形成された図示しない油通路または各
バランサシャフト4に形成された油通路53を通して各
バランサシャフト4のジャーナル部36,37に供給さ
れる。
【0019】各オイルパン2,3に貯溜される潤滑油は
図示しないオイルストレーナを介してオイルポンプによ
って吸上げられ、機関各部を潤滑した後、バッフルプレ
ート部42とオイルパン2の間隙43またはバッフルプ
レート部42の各開口部44を通って各オイルパン2,
3内に戻る。車両の揺れ等により各オイルパン2,3内
で動揺する潤滑油は、オイルパン2の大部分を覆うバッ
フルプレート部42によってその油面変動が抑えられ、
潤滑油がクランクシャフト19等に衝突して潤滑油の飛
沫がクランク室45に飛散することを防止したり、オイ
ルストレーナが油面上に露出することを防止する。
【0020】上バランサハウジング6に各バランサシャ
フト4を収装するケーシング部11とバッフルプレート
部42を一体形成し、バッフルプレート部42を各ボス
47を挿通するボルト48を介してエンジンブロック1
に締結したため、オイルパンに対してバッフルプレート
を支持する構造が不要となり、オイルパン2,3の深底
化を抑えて機関のコンパクト化がはかれる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、オイルパ
ン内にバランサハウジングが配置される機関において、
バランサハウジングに潤滑油面の大部分を覆うバッフル
プレートを一体形成することにより、バッフルプレート
をオイルパン等に支持する構造が不要となり、オイルパ
ンの深底化を抑えて、機関を車両に搭載するうえでのレ
イアウトを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、図5のA−A線に沿う
断面図である。
【図2】同じく図5のB−B線に沿う断面図である。
【図3】同じく図5のC−C線に沿う断面図である。
【図4】同じく図5のD−D線に沿うバランサハウジン
グの断面図である。
【図5】同じくバランサハウジングの平面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 エンジンブロック 2 オイルパン 4 バランサシャフト 6 バランサハウジング 11 ケーシング部 41 天井壁部 42 バッフルプレート部 47 ボス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンブロックの下方に配置されるオ
    イルパンと、エンジンブロックとオイルパンの間でクラ
    ンクシャフトと平行に配置されるバランサシャフトと、
    バランサシャフトにクランクシャフトの回転を伝達する
    動力伝達機構とを備える内燃機関において、前記バラン
    サシャフトを回転可能に収装するバランサハウジングを
    前記エンジンブロックに結合し、このバランサハウジン
    グに前記オイルパンに貯溜された潤滑油面の変動を抑制
    するバッフルプレートを一体形成したことを特徴とする
    バランサシャフト付き機関のオイルパン構造。
JP17447492A 1992-07-01 1992-07-01 バランサシャフト付き機関のオイルパン構造 Pending JPH0617879A (ja)

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