JP3399469B2 - 内燃機関のバランサ装置 - Google Patents

内燃機関のバランサ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の回転
振動を抑制するようにクランクシャフトに同期して駆動
されるバランサ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の回転振動を抑制するために、
偏心した断面半円形のウエイト部を有する一対のバラン
サシャフトをクランクシャフトと平行に設け、該バラン
サシャフトをクランクシャフトと同期回転させるように
したバランサ装置が従来から知られている。
【0003】例えば米国特許第4703724号や実開
昭62−28937号公報には、内燃機関のクランクケ
ース内においてシリンダブロック下部にハウジングを取
り付け、このハウジング内に、一対のバランサシャフト
を回転自在に収容するようにした構成のバランサ装置が
示されている。
【0004】このバランサ装置においては、上記バラン
サシャフトは、例えばチェーンやタイミングベルトある
いはギヤ機構を介してクランクシャフトにより駆動され
ることになるが、一般に、上記の先行文献に記載されて
いるように、各バランサシャフトにギヤを設けて、互い
に噛み合わせ、かついずれか一方のバランサシャフトに
チェーン等を介してクランクシャフトの回転を伝達する
構成となっている。つまり、クランクシャフトの回転が
まず一方のバランサシャフトに伝達され、かつ互いに噛
み合う一対のギヤを介して他方のバランサシャフトが逆
方向に駆動される構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記実開昭6
2−28937号公報のものでは、互いに噛み合う一対
のギヤがハウジングの外部に露出した状態で配置されて
おり、従って、クランクケース内で揺動する潤滑油面と
高速回転するギヤとが干渉し、潤滑油の攪拌による損失
の増加や潤滑油中へのエアの混入等を招来する不具合が
ある。
【0006】一方、米国特許第4703724号の装置
では、ハウジング端部に位置するギヤが、ハウジングに
取り付けられたカバー部材によって覆われた構成となっ
ており、潤滑油面とギヤとの干渉が回避されている。し
かしながら、この装置では、ハウジングが、前後両端が
開放された略筒状をなすように、バランサシャフトの全
周に亘って一体に鋳造された構成となっている。そのた
め、バランサシャフトをハウジングに組み付ける際に
は、該バランサシャフトをハウジングに対し軸方向に挿
入することになる。従って、バランサシャフトよりも径
の大きなギヤは、予め別体とする必要があり、バランサ
シャフトのみをハウジングに挿入し、その後に、ハウジ
ングの端部から突出したバランサシャフトの軸部先端
に、ギヤを取り付けることになって、その組立工程が制
約を受ける、という問題がある。また、バランサシャフ
トのウエイト部の外径を、軸受部の内径よりも大きくす
ることができず、偏心質量を十分に大きく確保すること
が一般に困難となる。
【0007】また、上記のように互いに噛み合うギヤを
ハウジング内に収容すると、このギヤに対する何らかの
潤滑機構が必要となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、内
燃機関のクランクケース内においてシリンダブロック下
方に取り付けられたハウジングと、偏心したウエイト部
を有し、かつ上記ハウジング内に回転自在に収容される
とともに、互いに平行にかつ左右に並んで配置された一
対のバランサシャフトと、を備えてなり、一方のバラン
サシャフトがチェーンを介して内燃機関の出力により駆
動されるとともに、一対のバランサシャフトが、互いに
噛み合うギヤをそれぞれ有し、このギヤの噛み合いによ
り双方のバランサシャフトが互いに逆方向に回転する内
燃機関のバランサ装置において、上記ハウジングは、ハ
ウジングアッパとハウジングロアとに上下に分割して構
成され、かつ、回転する上記ウエイト部を上記クランク
ケース内の空間から隔離するように、このハウジングア
ッパおよびハウジングロアの間に上記バランサシャフト
が上記ギヤとともに収容されていることを特徴としてい
る。
【0009】このものでは、ギヤがバランサシャフトと
予め一体化されており、上下に分割可能なハウジングア
ッパとハウジングロアとの間に配置される。組立状態で
は、ギヤはハウジング内に位置し、潤滑油面との干渉は
生じない。
【0010】上記のハウジングアッパとハウジングロア
は、例えばボルト等の適宜な手段で互いに一体化される
が、望ましくは、請求項2のように、上記ハウジングを
シリンダブロック側に固定するための複数のボルトの中
の少なくとも一部のボルトが、上記ハウジングアッパお
よびハウジングロアの双方を貫通し、このボルトによっ
て該ハウジングアッパおよびハウジングロアが共締めさ
れている。なお、この共締め用のボルトの他に、ハウジ
ングアッパとハウジングロア同士を直接に結合するボル
ト等を備えていてもよい。また、上記ハウジングは、必
ずしもシリンダブロックそのものに固定されていなくて
も良く、シリンダブロックに実質的に一体化された部
材、例えばベアリングキャップ等に固定される場合を含
む。
【0011】上記バランサシャフトチェーンを介して
クランクシャフトにより駆動されるものであり、一方の
バランサシャフトの一端が上記ギヤから延びているとと
もに、上記ハウジングの端部の開口部を通して突出して
おり、ここにチェーン駆動のためのスプロケットが取り
付けられている
【0012】また、望ましくは、請求項のように、各
バランサシャフトは、軸方向に離れた少なくとも2つの
ウエイト部を有し、かつこの2つのウエイト部の間の軸
部が、上記ウエイト部の外径よりも小径に形成されてい
るとともに、上記ハウジングアッパおよびハウジングロ
アのそれぞれ半円状をなす軸受部の間に挟持されてい
る。つまり、軸受部の径に制約されずに、ウエイト部の
外径を大きく確保することが可能である。
【0013】さらに、上記ギヤが上記ハウジングアッパ
と上記ハウジングロアとによって覆われているととも
に、上記ハウジングアッパには、上記ギヤの上方位置
に、上方に向かって開口する開口部が設けられている。
この開口部は、クランクケース内に開放されている。
【0014】より具体化した請求項の発明では、上記
開口部は、上記ギヤの直上位置に設けられている。
【0015】すなわち、上記ハウジングが配置されるク
ランクケース内には、クランクシャフトの回転などに伴
って、常に大量の潤滑油滴が飛散している。また、シリ
ンダヘッド側から戻る潤滑油やシリンダへ向けて供給さ
れた潤滑油が、クランクケースの上壁面から下方へ滴下
する。これらの油滴が、上記ハウジングの上面に形成さ
れた開口部を通してハウジング内のギヤに供給される。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、ギヤがハウジング内
に収容されているので、高速回転するギヤと潤滑油面と
の干渉を回避することができ、特に、このギヤの収容を
考慮してハウジングをハウジングアッパおよびハウジン
グロアに分割したことにより、予めギヤと一体化したバ
ランサシャフトをハウジングに組み付けることができ、
かつギヤを覆うための別体のカバー部材等も不要とな
る。しかも、軸受部の径に制約されずにウエイト部の外
径を大きく設定することが可能である。
【0017】また、請求項2のようにシリンダブロック
側へ固定するためのボルトを利用してハウジングアッパ
およびハウジングロアを共締めする構成によれば、部品
点数ならびに工程が減少し、ハウジングをハウジングア
ッパとハウジングロアとに分割したことに伴って派生す
る不利益を著しく低減できる。
【0018】さらに、本発明によれば、複雑な潤滑油通
路を形成することなくハウジング内部のギヤを自然潤滑
することができ、強制潤滑機構を設ける場合の構成の複
雑化やハウジングの大型化といった不具合を回避するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0020】図2は、この発明に係るバランサ装置1を
備えた内燃機関の要部の断面を示すもので、シリンダブ
ロック2のスカート部3下縁のフランジ部4に、フレー
ム状をなすオイルパンアッパ5が取り付けられ、更にそ
の下縁のフランジ部6にオイルパンロア7が取り付けら
れている。上記シリンダブロック2は、ディープスカー
ト形をなし、そのバルクヘッド8にベアリングキャップ
9を介してクランクシャフト10が支持されている。
【0021】バランサ装置1は、上記オイルパンアッパ
5およびオイルパンロア7により構成されるクランクケ
ース11内に収容されており、かつシリンダブロック2
下部に取り付けられている。このバランサ装置1を構成
するハウジング12は、ハウジングアッパ13とハウジ
ングロア14とに2分割して形成されており、その内部
に一対のバランサシャフト15を収容した状態で複数本
のボルト16により一体に結合されている。また、ハウ
ジングアッパ13は、4本の脚部17を有し、この脚部
17ならびにハウジングロア14を貫通するボルト18
によってハウジング12全体がシリンダブロック2のバ
ルクヘッド8に固定されている。つまりハウジングアッ
パ13およびハウジングロア14は、ボルト18によっ
てシリンダブロック2に共締めされている。そして、上
記バランサシャフト15は、その一方がチェーン19を
介してクランクシャフト10に連動しているとともに、
一対のバランサシャフト15同士がハウジング12内部
のギヤ20(図4参照)を介して互いに逆方向に回転す
るように連動している。具体的には、クランクシャフト
10が矢印ωの方向に回転し、これに伴って一対のバラ
ンサシャフト15がそれぞれ矢印ω1,ω2のように回転
する。尚、図2の一点鎖線Wは、カウンタウエイトの回
転軌跡を示している。
【0022】図3,図4は、バランサ装置1の詳細を示
すもので、これらの図にはバランサシャフト15が想像
線でもって示してある。ハウジングアッパ13およびハ
ウジングロア14は、いずれもアルミニウム合金にて鋳
造されたものであって、図3に示すように、分割面を中
心として上下に略対称な形状をなし、その内部に、左右
一対のシャフト収容室21が平行に形成されている。各
シャフト収容室21は、略中央の第1軸受部22によっ
て前後に仕切られている。つまり、前方の第1ウエイト
収容部23と後方の第2ウエイト収容部24とに仕切ら
れている。また、ハウジング12の前端部に位置するギ
ヤ収容部25と第1ウエイト収容部23との間に、第2
軸受部26が設けられている。上記第1,第2軸受部2
2,26には、油孔27および油溝28を介してシリン
ダブロック2側から潤滑油が供給されるようになってい
る。
【0023】バランサシャフト15は、その軸部が上記
第1,第2軸受部22,26に回転自在に支持されてお
り、かつ第1,第2ウエイト収容部23,24に対応す
る部分に、断面半円形(図1参照)をなすウエイト部2
9がそれぞれ形成されている。また前端部に、互いに噛
み合うギヤ20が取り付けられており、このギヤ20が
ギヤ収容部25内に収容されている。上記ウエイト部2
9の外径は、上記第1,第2軸受部22,26に支持さ
れる軸部の径よりも大きい。尚、一方のバランサシャフ
ト15の前端はハウジング12端部の開口部を貫通して
突出し、ここに前述したチェーン19と噛み合うスプロ
ケット31が取り付けられている。
【0024】上記ハウジングアッパ13の上面には、図
3に示すように、バランサシャフト15の軸線と直交す
る方向に沿って、複数のリブ41〜44が設けられてい
る。これらのリブ41〜44によって、ハウジング12
の剛性が向上する。そして、ギヤ収容部25の上方に位
置するリブ42と、ハウジング12の最前端に位置する
リブ41と、の間に、上方へ向かって開口した凹部45
が構成されており、かつこの凹部45の底壁に相当する
部位に、上方へ向かって開口する開口部つまり小孔46
が貫通形成されている。この小孔46は、ギヤ20の上
方位置、特に直上位置に開口しており、この小孔46に
よって、ギヤ収容部25の上部が凹部45の底部に開放
されている。
【0025】左右のシャフト収容室21は、図1に示す
ように、それぞれ独立して形成されている。そして、各
シャフト収容室21の主要部をなす第1,第2ウエイト
収容部22,23は、図に示すように略円筒形に形成さ
れているが、その内周面23a,24aの断面形状は、
完全な真円形ではなく、インボリュート曲線に近似した
形状をなしている。具体的には、ウエイト部29外周面
との間に生じる間隙32が、ハウジング12下部の部分
32aで最も狭く、かつここから各バランサシャフト1
5の回転方向に沿って徐々に大となるように内周面23
a,24aが形成されている。そして、この間隙32が
最も大きくなるハウジング12下部において、接線方向
に向かって開口するようにオイル排出口33が開口形成
されている。つまり、このオイル排出口33を挟んで、
間隙32が最も小さい部分32aと最も大きい部分32
bとが隣あっており、その段差となる部分にオイル排出
口33が開口している。
【0026】また、バランサシャフト15の軸方向につ
いて見ると、図3,図4に明らかなように、上記オイル
排出口33は、第1,第2ウエイト収容部23,24の
前後両端部にのみ設けられている。つまり、第1,第2
軸受部22,26に隣接する一部分に、オイル排出口3
3が開口している。そして、各ウエイト収容部23,2
4の内周面23a,24aは、軸方向について完全な円
筒面ではなく、中央部が若干細く、かつ両端部ほど大径
となる形状をなしている。つまり、軸方向の中央部から
各オイル排出口33へ向かって緩いテーパ面をなしてい
る。これに伴って、オイル排出口33を具備しない各ウ
エイト収容部23,24の中央部には、回転方向につい
ての段差34が図4に示すように山型に屈曲した形で形
成されている。尚、ハウジング12の後端面には機械加
工のための開口部が設けられているが、これは最終的に
合成樹脂等からなるプラグ35でもって閉塞されてい
る。
【0027】上記構成においては、油孔27から第1,
第2軸受部22,26へ供給された潤滑油は、潤滑後に
第1,第2ウエイト収容部23,24へ流出し、かつオ
イル排出口33を通してハウジング12外部へ排出され
る。ここで、各ウエイト収容部23,24内ではウエイ
ト部29が高速回転しているが、その内周面23a,2
4aが回転方向へ沿って徐々に外周側へ位置するように
なっているため、潤滑油が回転方向へ沿ってスムースに
流れ、オイル排出口33から効率良く排出される。特
に、オイル排出口33が軸受部22,26に隣接してい
るため、軸受部22,26から流出した潤滑油が直ちに
排出されるようになる。しかも、遠心力を受けた潤滑油
は、各ウエイト収容部23,24の径が相対的に大きい
前後両端部へ向かうようになり、オイル排出口33へ確
実に案内される。
【0028】尚、クランクケース11内の油面は、機関
が運転されている状態ではハウジング12よりも下方に
位置しており、オイル排出口33は開放状態に保たれて
いる。
【0029】また油面の揺動等によりオイル排出口33
から逆に潤滑油が侵入しようとすることがあるが、上記
構成では、ウエイト部29の回転に沿って潤滑油の入口
となる側の間隙32aが非常に小さくなるため、潤滑油
の侵入が抑制される。
【0030】一方、ハウジング12上面の凹部45に
は、クランクケース11内に飛散する油滴やクランクケ
ース11上壁面から下方へ滴下する油滴が集まる。この
凹部45内の潤滑油は、小孔46を通してギヤ収容部2
5内へ導入され、ギヤ20に供給される。これによっ
て、ギヤ20が的確に潤滑される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るバランサ装置の一実施例を示す
図3のA−A線に沿った断面図。
【図2】このバランサ装置を備えた内燃機関要部の断面
図。
【図3】図2のB−B線に沿った断面図。
【図4】図3のC−C線に沿ったハウジングロアの平面
図。
【符号の説明】
1…バランサ装置 12…ハウジング 13…ハウジングアッパ 14…ハウジングロア 15…バランサシャフト 18…ボルト 20…ギヤ 25…ギヤ収容部 41,42…リブ 45…凹部 46…小孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−347033(JP,A) 実開 平2−33948(JP,U) 実開 昭61−187904(JP,U) 実開 平3−19151(JP,U) 実開 昭63−191245(JP,U) 実開 平5−32852(JP,U) 実開 昭61−91621(JP,U) 実開 昭62−71385(JP,U) 米国特許4703724(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/26 F16C 3/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクケース内においてシ
    リンダブロック下方に取り付けられたハウジングと、 偏心したウエイト部を有し、かつ上記ハウジング内に回
    転自在に収容されるとともに、互いに平行にかつ左右に
    並んで配置された一対のバランサシャフトと、を備えて
    なり、一方のバランサシャフトがチェーンを介して内燃機関の
    出力により駆動されるとともに、 一対のバランサシャフ
    トが、互いに噛み合うギヤをそれぞれ有し、このギヤの
    噛み合いにより双方のバランサシャフトが互いに逆方向
    に回転する内燃機関のバランサ装置において、 上記ハウジングは、ハウジングアッパとハウジングロア
    とに上下に分割して構成され、かつ、回転する上記ウエ
    イト部を上記クランクケース内の空間から隔離するよう
    に、このハウジングアッパおよびハウジングロアの間に
    上記バランサシャフトが上記ギヤとともに収容されて
    り、 一方のバランサシャフトの一端が上記ギヤから延びてい
    るとともに、上記ハウジングの端部の開口部を通して突
    出し、ここにチェーン駆動のためのスプロケットが取り
    付けられており、 上記ギヤが上記ハウジングアッパと上記ハウジングロア
    とによって覆われているとともに、上記ハウジングアッ
    パには、上記ギヤの上方位置に、上方に向かって開口す
    るとともにクランクケース内に開放された開口部が設け
    られている ことを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
  2. 【請求項2】 上記ハウジングをシリンダブロック側に
    固定するための複数のボルトの中の少なくとも一部のボ
    ルトが、上記ハウジングアッパおよびハウジングロアの
    双方を貫通し、このボルトによって該ハウジングアッパ
    およびハウジングロアが共締めされていることを特徴と
    する請求項1に記載の内燃機関のバランサ装置。
  3. 【請求項3】 上記開口部は、上記ギヤの直上位置に設
    けられていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の内燃機関のバランサ装置。
  4. 【請求項4】 各バランサシャフトは、軸方向に離れた
    少なくとも2つのウエイト部を有し、かつこの2つのウ
    エイト部の間の軸部が、上記ウエイト部の外径よりも小
    径に形成されているとともに、上記ハウジングアッパお
    よびハウジングロアのそれぞれ半円状をなす軸受部の間
    に挟持されていることを特徴とする請求項1〜のいず
    れかに記載の内燃機関のバランサ装置。
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