JPH061747Y2 - パチンコ機用枠施錠装置 - Google Patents

パチンコ機用枠施錠装置

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JPH061747Y2
JPH061747Y2 JP9661588U JP9661588U JPH061747Y2 JP H061747 Y2 JPH061747 Y2 JP H061747Y2 JP 9661588 U JP9661588 U JP 9661588U JP 9661588 U JP9661588 U JP 9661588U JP H061747 Y2 JPH061747 Y2 JP H061747Y2
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JP
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lock
sliding body
frame locking
front frame
glass frame
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JP9661588U
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JPH0217175U (ja
Inventor
宏 榎本
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京楽産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、パチンコ機の前面枠とガラス枠を一つのキー
で解錠操作し得るパチンコ機用枠施錠装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、この種のパチンコ機用枠施錠装置としては、例え
ば実公昭58−4538号公報記載のものが知られてい
る。
この従来パチンコ機用枠施錠装置は、第12図に示すよう
に、断面L字形の支持プレート101の上下略中間位置に
錠102を設け、該錠102の錠軸103に互いに位置をづらし
た2つの係合突起104,105を有するカム106を固着し、
また支持プレート101には前面枠施錠杆107とガラス枠解
錠操作杆108とを上下方向へ摺動可能に設けると共に、
そのそれぞれに前記カム106の係合突起104,105と係合
可能な係合用孔109,110を形成し、キーによる錠軸103
の正逆回転により前面枠施錠杆107とガラス枠解錠操作
杆108とを上下方向へ摺動させて前面枠およびガラス枠
を開放するようにしている。
[考案が解決しようとする課題] この従来のパチンコ機用枠施錠装置にあっては、カム10
6に設けたそれぞれの係合突起104,105によって前面枠
施錠杆107およびガラス枠解錠操作杆108を上下動させる
ようにしているため、どうしても係合突起104,105に無
理な力が加わって折損したり、或いは係合用孔109,110
との摩擦による損耗が激しく長期間の使用が望めなかっ
た。
また、カム106の係合突起104,105と前面枠施錠杆107、
ガラス枠解錠操作杆108の係合用孔109,110との相互の
係合構造が複雑で組立作業に手間が掛かる上、錠の交換
作業も非常に困難を伴なうという問題点があった。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、構造が簡単
で耐久性に優れ、かつ前面枠及びガラス枠の開放操作を
無理なく円滑に行ない得るようなパチンコ機用枠施錠装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のパチンコ機用枠施
錠装置においては、断面L字形の支持プレートの上下中
間位置に錠を固着すると共に、前面枠施錠杆とガラス枠
解錠操作杆とを上下方向へ摺動可能に装着して一方を上
方に他方を下方に引張ばねで付勢し、該前面枠施錠杆と
ガラス枠解錠操作杆は、前記錠に対応する部分の対向側
縁にそれぞれ縦長切欠を形成してその両縦長切欠によっ
て形成される縦長開口部に係合凸部を有する摺動体を装
着すると共に、一方の縦長切欠の上辺と他方の縦長切欠
の下辺に摺動体の上端と下端を当接させ、さらに前記錠
の錠軸には摺動体の係合凸部に係合しかつ錠の正逆回動
操作によって摺動体を上下動させる係合切欠を設けて構
成したものである。
[作用] 上記のように構成されたパチンコ機用枠施錠装置は、キ
ーを錠に差し込んで正逆回転するとその錠軸に固定され
たカムが回動し、該カムに形成された係合切欠の上下突
縁部が摺動体の係合凸部の上下端面にそれぞれ当接して
該摺動体を上下方向へ摺動する。そして、摺動体の上端
が前面枠施錠杆の縦長切欠の上辺と当接しているため、
摺動体の上昇により前面枠施錠杆が上昇して前面枠を開
放可能とする。また、摺動体の下端がガラス枠解錠操作
杆の縦長切欠の下辺と当接しているため、摺動体の下降
によりガラス枠解錠操作杆は下降してガラス枠を解放可
能とする。
[実施例] 以下本考案の一実施例について図面を参照して説明す
る。第1図において、1はパチンコ機の機枠で、その前
面に前面枠2が開閉自在に装着される。前面枠2の前面
にはガラス枠3が開閉自在に装着される。前面枠2の裏
面には取付枠4が固着され、その取付枠4に遊技盤5が
着脱自在に装着される。また、前面枠2の開放側裏面に
本考案の一実施例のパチンコ機用枠施錠装置6が装着さ
れる。
パチンコ機用枠施錠装置6は、第2〜4図に示すように
縦方向に長くした断面L字形の支持プレート7を有し、
その一方の固定片部8が前面枠2の裏面にビス等で固着
される。この固定片部8のほぼ上下中間位置には錠取付
孔9が穿設され、この錠取付孔9に錠10が取外しできる
ようにねじ11,11で螺着される。また、固定片部8の一
側から垂直状に立上がる支持片部12の前記錠10に対応す
る中間部は、切欠きにより開口されると共に、上下部12
a,12aより離間した位置に対向片12bが形成され、該対
向片12bと上下部12a,12aとの間に後述のガラス枠解錠
操作杆19の挿入間隔が形成される。
13は適宜幅の金属帯板からなる前面枠施錠杆で、支持片
部12の縦方向長さとほぼ等しい長さに形成される。そし
て、その上下端に鉤片14,14がピン15,15で回動自在に
連結されており、該鉤片14,14が軸16,16を介して支持
片部12に枢着されている。また前面枠施錠杆13の下方部
には縦長状の案内孔17が穿設され、該案内孔17にガイド
ピン18を挿入して支持片部12の外側面に上下摺動可能に
取付けられる。19は前記支持片部12の上下部12a,12aと
対向片12bとの間の挿入間隔内に位置したガラス枠解錠
操作杆で、これの上下部に穿設された縦長状の案内孔2
0,20にガイドピン21,21を挿入して支持片部12の内側
面に上下摺動可能に取付けられる。また、このガラス枠
解錠操作杆19の上部後縁には内側方向へ折曲がってガラ
ス枠解錠用レバー片22に上方から係合する係合片23が形
成される。
前記前面枠施錠杆13は、引張ばね24によって常に第2図
実線で示す下方位置に付勢され、これによって上下の鉤
片14,14が機枠1に固定された係止金具25,25と係合さ
れて前面枠2を施錠する。一方、前記ガラス枠解錠操作
杆19は、引張ばね26によって常に上方へ付勢され、ガラ
ス枠解錠用レバー片22を下方に押圧可能なようにその上
方に位置されている。
また、前記前面枠施錠杆13は、錠10に対応する中間部分
がガラス枠解錠操作杆19と同一平面上に位置するように
曲げ加工されて凹段部27が形成され、その凹段部27の前
縁に縦長切欠28が形成される。また、ガラス枠解錠操作
杆19は、これの後縁が第7図に示すように前面枠施錠杆
13の縦長切欠28の縦方向辺28aと接触状をなして並列位
置するようにその横幅が選ばれ、かつその後縁に前記縦
長切欠28に対向する縦長切欠29が形成される。そして、
両縦長切欠28,29によって形成される四角形状の縦長開
口部30に金属材料からなる平板状の摺動体31が装着され
る。
この摺動体31は、上面に四角形状の係合凸部31aが形成
されると共に、両側縁にフランジ部32,32が形成されて
おり、第6図に示すように該フランジ部32,32を支持片
部12の対向片12bと前面枠施錠杆13及びガラス枠解錠操
作杆19との間の隙間に位置させることによって上下摺動
可能に保持される。そして、第8,9図に示すように摺
動体31の上端は前面枠施錠杆13に形成された縦長切欠28
の上辺に当接され、摺動体31の下端はガラス枠解錠操作
杆19に形成された縦長切欠29の下辺に当接されている。
33は前記錠10の錠軸34端部にねじ35で固着された円板状
のカムで、前記摺動体31の係合凸部31aに係合してその
上下端面に当接する係合切欠36を形成している。従っ
て、錠10の錠軸34をキーで正逆回動させることによって
カム33が回動し摺動体31が上下動される。尚、前記係合
切欠36の係合凸部31aに当接する上下突縁部は接触摩擦
が少ないように円みをもたせて形成される。また、摺動
体31の両側縁に形成したフランジ部32,32を支持プレー
ト7の対向片12bと前面枠施錠杆13及びガラス枠解錠操
作杆19との間の隙間に位置させて該摺動体31を保持する
ことにより、錠10を取外しても摺動体31が脱落しないの
で錠10の交換作業が容易にできる。
上記のような構成のパチンコ機用枠施錠装置6は、第9
図において錠軸34をキーで回してカム33を反時計方向に
回転させるとこれの係合切欠36の下部突縁が係合凸部31
aの下面に当接して摺動体31を第10図のように上昇さ
せる。この際に摺動体31の上端が前面枠施錠杆13に形成
した縦長切欠28の上辺に当接されているため、前面枠施
錠杆13は該摺動体31の上端で上方へ押上げられる。これ
によって、鉤片14,14は軸16,16を支点として第2図鎖
線のように下向回動し、該鉤片14,14と係止金具25,25
との係合を解除して前面枠2を開放可能とする。
一方、第9図において錠軸34をキーで回してカム33を時
計方向に回転させるとこれの係合切欠36の上部突縁が係
合凸部31aの上面に当接して摺動体31を第11図に示すよ
うに下降させる。この際に摺動体31の下端がガラス枠解
錠操作杆19に形成した縦長切欠29の下辺に当接されてい
るため、ガラス枠解錠操作杆19は該摺動体31の下端で下
方へ押下げられる。これによって、ガラス枠解錠操作杆
19の係合片23がガラス枠解錠用レバー片22を第3図鎖線
のように押下げることになるためガラス枠3を開放する
ことができる。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されるので、以下に
記載されるような効果を奏する。
前面枠施錠杆及びガラス枠解錠操作杆の上下動をカムと
摺動体による伝動機構により行わせる構成を採用するこ
とによって、前面枠施錠杆及びガラス枠解錠操作杆の上
下動を無理なく円滑にできる。
そして、前面枠施錠杆及びガラス枠解錠操作杆に縦長切
欠を形成すると共に、一方の縦長切欠の上辺と他方の縦
長切欠の下辺にカムの回動で上下動する摺動体の上端と
下端を直接に当接させ、該摺動体の上下端で前面枠施錠
杆及びガラス枠解錠操作杆を上下動させる構成を採用す
ることによって、構造が簡単で伝動が確実となり、かつ
係合離脱に無理を伴わないから破損が少なく耐久性に優
れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は前面枠を開いた状態にパチンコ機の斜視図、第
2図は本考案の一実施例のパチンコ機用枠施錠装置の側
面図、第3図は背面図、第4図は分解斜視図、第5図は
要部の斜視図、第6図は要部の横断平面図、第7図は摺
動体を取外して前面枠施錠杆とガラス枠解錠操作杆の関
連構成を示す部分背面図、第8図は要部の背面図、第9
図は一部断面にして示す要部の側面図、第10図及び第11
図は作用説明図、第12図は従来技術の説明図である。 6…パチンコ機用枠施錠装置、7…支持プレート、10…
錠、13…前面枠施錠杆、19…ガラス枠解錠操作杆、24,
26…引張ばね、28,29…縦長切欠、30…縦長開口部、31
…摺動体、31a…係合凸部、32,32…フランジ部、33…
カム、36…係合切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面L字形の支持プレートの上下中間位置
    に錠を固着すると共に、前面枠施錠杆とガラス枠解錠操
    作杆とを上下方向へ摺動可能に装着して一方を上方に他
    方を下方に引張ばねで付勢し、該前面枠施錠杆とガラス
    枠解錠操作杆は、前記錠に対応する部分の対向側縁にそ
    れぞれ縦長切欠を形成してその両縦長切欠によって形成
    される縦長開口部に係合凸部を有する摺動体を装着する
    と共に、一方の縦長切欠の上辺と他方の縦長切欠の下辺
    に摺動体の上端と下端を当接させ、さらに前記錠の錠軸
    には摺動体の係合凸部に係合しかつ錠の正逆回動操作に
    よって摺動体を上下動させる係合切欠を設けたカムを固
    着して成るパチンコ機用枠施錠装置。
JP9661588U 1988-07-21 1988-07-21 パチンコ機用枠施錠装置 Expired - Lifetime JPH061747Y2 (ja)

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