JPH0617446U - ロ−ルベ−ラにおける結束時間短縮装置 - Google Patents
ロ−ルベ−ラにおける結束時間短縮装置Info
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- JPH0617446U JPH0617446U JP6433492U JP6433492U JPH0617446U JP H0617446 U JPH0617446 U JP H0617446U JP 6433492 U JP6433492 U JP 6433492U JP 6433492 U JP6433492 U JP 6433492U JP H0617446 U JPH0617446 U JP H0617446U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 結束時間の短縮ができ、騒音の低下と摩耗を
防止する。 【構成】 ロ−ルベ−ラにおいて、主コンベヤ(1)に
変速装置(8)を介装し作業クラッチレバ−に変速装置
(8)を連動連結して、作業クラッチレバ−を結束位置
に操作することにより変速装置(8)を高速側に切換え
る。
防止する。 【構成】 ロ−ルベ−ラにおいて、主コンベヤ(1)に
変速装置(8)を介装し作業クラッチレバ−に変速装置
(8)を連動連結して、作業クラッチレバ−を結束位置
に操作することにより変速装置(8)を高速側に切換え
る。
Description
【0001】
本考案は、湾曲せる主副コンベヤを対向状に設けてベ−ルを形成するベ−ル形 成室と、ベ−ル形成室の前方に設けるピックアップ部と、ベ−ルに紐を巻着する 結束装置とを備えて、主コンベヤによりピックアップ部から取り込まれる材料を ロ−ル状のベ−ルに形成しその外周に紐を巻着するロ−ルベ−ラにおける結束時 間短縮装置に関するものである。
【0002】
上記のような、牧草や藁などの材料をピックアップ部で拾い上げ主コンベヤに よりベ−ル形成室に取り込んでロ−ル状のベ−ルを形成し、結束装置によりベ− ルの外周に紐を巻着するところのロ−ルベ−ラにおいては、結束作業の時間短縮 をはかるために材料を拾い上げてベ−ル形成室でベ−ルを形成するまでは作業ク ラッチレバ−を低速側に操作して行い、結束時は高速側に切換えて結束時間を短 縮するようにしている。しかし、この従来の方法によると結束時間は短縮されて も作業クラッチレバ−の高速側への切換えによって材料の拾い上げから結束に至 る全体が高速となって、騒音が高く結束に関係ない部分までも摩耗するなどの問 題点がある。
【0003】
そこで、本考案は従来のものにおいて結束時間の短縮は取りあえず解決はされ てはいるものの、騒音は高くなり結束に関係ない部分の摩耗が激しいという問題 点があることから、結束時間を短縮でき且つ前記の問題点を解消することのでき る結束時間短縮装置を提供するを目的として考案されたものである。
【0004】
本考案は、前項に記載の結束時間短縮装置を提供するを目的として、湾曲せる 主副コンベヤを対向状に設けてベ−ルを形成するベ−ル形成室と、ベ−ル形成室 の前方に設けるピックアップ部と、ベ−ルに紐を巻着する結束装置とを備えて、 主コンベヤにより材料をピックアップ部からベ−ル形成室に取り込んでロ−ル状 のベ−ルを形成しその外周に紐を巻着するロ−ルベ−ラにおいて、前記主コンベ ヤに変速装置を介装し該変速装置を作業クラッチレバ−に連動連結して、その作 業クラッチレバ−を結束位置に操作することにより変速装置を高速側に切換える 構成にしたのである。
【0005】
このように構成したのであるから、作業クラッチレバ−を作業位置にして低速 とし機体を走行させれば材料はピックアップ部で拾い上げられ主コンベヤにより ベ−ル形成室に取り込まれて対向状の主副コンベヤによりロ−ル状のベ−ルに形 成され、そのベ−ルが完成されると完成ベ−ル圧によって前記主コンベヤが解放 する側に姿勢変更させられ、その姿勢変更により作業クラッチレバ−を結束位置 に操作するのである。そうすると、変速装置は高速側に切換って主コンベヤは低 速回動から高速回動となり完成ベ−ルをベ−ル形成室内で高速で回転させて外周 への紐の巻着を早め結束時間は短縮される。
【0006】
以下、本考案による結束時間短縮装置に関して実施例図を参照し説明すると、 (9)は走行クロ−ラ(10)を有する機台、(11)は前記機台(9)に搭載 するベ−ラ部、(4)はこのベ−ラ部(11)の前方に上下動可能に装設してピ ックアップフィンガ−(12)を有するピックアップ部、(E)は前記機台(9 )後方に設置したエンジン、(13)は前記エンジン(E)後方に設けた操作パ ネル(14)を有する運転操作部であり、前記ベ−ラ部(11)はベ−ル形成用 のコンベヤである湾曲して対向状に設けた主副コンベヤ(1)(2)と、紐(7 )を巻着する結束装置(6)を有するとともに、前記運転操作部(13)の操作 パネル(14)に走行クラッチレバ−(16)と左右サイドクラッチレバ−(1 7)(17)並びに主変速レバ−(18)を備え、操作パネル(14)の横に作 業クラッチレバ−(15)が装着され、(19)は前記ピックアップ部(4)を 上下動するピックアップ昇降レバ−、(20)は同ピックアップ部(4)の支持 高さを調節するピックアップ昇降調節ハンドル、(21)は副変速レバ−であっ て、ピックアップ部(4)によって拾い上げられた材料は主コンベヤ(1)によ ってベ−ル形成室(3)内に送られて取り込まれ、主副コンベヤ(1)(2)で もってロ−ル状のベ−ル(5)に形成されるのである。
【0007】 そして、前記の主コンベヤ(1)を支持案内するチャンバ−(22)は下端を 入力軸(23)に揺動自在に支持させてあって、前記のベ−ル形成室(3)内に 送られて取り込まれ形成される一定大きさのロ−ル状の完成ベ−ル(5)圧によ って上端がわの駆動軸(24)と一体に矢印(ホ)方向に揺動して解放する側に 姿勢変更可能に設けられている。
【0008】 また、前記主コンベヤ(1)前端がわの従動軸(25)と同軸上にピックアッ プ部の回動支点軸(26)を備え、該支点軸(26)に前記ピックアップ部(4 )の側板(27)の基端がわを回動自在に支持させるとともに、該側板(27) を前記ピックアップ昇降レバ−(19)に連動連結して上下動操作可能にし、前 端がわ寄りには偏心軸(28)を介し前記ピックアップフィンガ−(12)を支 持させ、このピックアップフィンガ−(12)と主コンベヤ(1)によって材料 を拾い上げ前記ベ−ル形成室(3)に送り込むように構成している。
【0009】 (6)はベ−ル形成室(3)に取り込まれて一定の大きさに形成された完成ベ −ル(5)の外周に紐(7)を巻着する結束装置で、駆動ロ−ル(29)がわに 従動ロ−ル(30)を圧接して紐(7)を繰出す繰出機構(31)と、この紐( 7)をベ−ル形成室(3)の幅方向に移動させる横送り機構(32)と、ベ−ル (5)外周への巻着完了により紐(7)を切断するカッタ−と、横送り機構(3 2)への動力の断続を行うクラッチ部を備えたもので、その構造は従来のものと 同じであるので詳細な説明は省略することにする。
【0010】 そして、前記ベ−ラ部(11)の左側機壁には開閉自在のドア(33)が設け られてドア(33)の開放によって紐(7)の巻着されたベ−ル(5)が押出し 機構(図示省略)により機体の側方に取出されるようになっている。
【0011】 即ち、作業クラッチレバ−(15)を作業位置(イ)にして機体を走行させる と材料は回転するピックアップフィンガ−(12)により拾い上げられ主コンベ ヤ(1)によってベ−ル形成室(3)に取り込まれ副コンベヤ(2)との協同に よりロ−ル状のベ−ル(5)に形成され、そのベ−ル(5)が一定の大きさに完 成されるとその完成ベ−ル(5)圧によってチャンバ−(22)が矢印(ホ)の ように解放する側に姿勢変更させられ、その姿勢変更により作業クラッチレバ− (15)を紐繰出位置(ロ)に操作すると繰出機構(31)により紐(7)が繰 出され主コンベヤ(1)によって回転しているロ−ル状のベ−ル(5)に巻付く 。このとき、作業クラッチレバ−(15)を結束位置(ハ)に戻すと横送り機構 (32)はそのクラッチ部が「入」となって紐(7)を横送りし、ベ−ル(5) の外周に螺旋状に巻着するようになって巻着を完了し紐(7)はカッタ−によっ て切断される。そこで、作業クラッチレバ−(15)を放出位置(ニ)にすれば ドア(33)が開放し押出し機構によって巻着後のベ−ル(5)は機体の側方に 取出されるのである。
【0012】 次に、各部への動力伝達手段について記載すると、前記エンジン(E)の出力 軸(34)から走行ミッション(M)の入力軸(35)をプ−リ−(36)(3 7)(38)(39)とベルト(40)(41)及びテンションロ−ラである低 速及び高速用の走行クラッチ(42a)(42b)を介して伝動させ、また、前 記の出力軸(34)に中間軸(43)をプ−リ−(44)(45)とベルト(4 6)及びテンションロ−ラである作業用クラッチ(47)を介して連動連結させ 、前記主コンベヤ(1)を後方の解放側に姿勢変更させるところの支点軸を兼ね る入力軸(23)にはスプロケット(48)(49)とチエン(50)を介して 中間軸(43)から動力を供給している。
【0013】 そして、前記主コンベヤ(1)上端がわの駆動軸(24)に入力軸(23)の スプロケット(51)からチエン(52)を介して伝動させるのであるが、この 駆動軸(24)への伝動経路中に前記チャンバ−(22)の側部に一体的に取着 され大小異径のギヤ群を備えた変速装置(8)が介装されて主コンベヤ(1)を 高速または低速に切換自在になっている。
【0014】 また、前記入力軸(23)に副コンベヤ(2)の駆動軸(53)をスプロケッ ト(54)(55)とチエン(56)を介して連動連結させるとともに、結束装 置(6)の駆動入力軸(57)をプ−リ−(58)(59)とベルト(60)に よって伝動させ、さらに、主コンベヤ(1)前端がわの従動軸(25)からスプ ロケット(61)(62)とチエン(63)を介してピックアップドラム(64 )の回転軸(65)を伝動しピックアップフィンガ−(12)により材料を拾い 上げるようにしているが、従動軸(25)とスプロケット(61)の間に遠心式 クラッチ(66)を設け、この遠心式クラッチ(66)は低速回転で「入」とな り高速回転で「切」になるように構成されている。
【0015】 そして、前記の変速装置(8)はワイヤ−(67)によって作業クラッチレバ −(15)に連繋されてこの作業クラッチレバ−(15)を結束位置(ハ)に操 作したときのみ高速側に切換り、結束位置(ハ)を除く中立以外の位置では低速 側に変速されるようになっている。
【0016】 なお、前記の主副コンベヤ(1)(2)は湾曲して対向状に設けられベ−ル形 成室(3)を形成するのであるが、主コンベヤ(1)は上端がわの駆動軸(24 )とピックアップ部(4)がわに位置する前端がわの従動軸(25)に軸着する 駆動スプロケット(68)(68)と従動スプロケット(69)(69)にそれ ぞれチエン(70)(70)を懸回させこの左右のチエン(70)(70)間に ベ−ル形成パイプ(71)を等間隔に横架させたものであり、また副コンベヤ( 2)も同様に下端がわの駆動軸(53)と上端がわの従動軸(72)に軸着する 駆動スプロケット(73)(73)と従動スプロケット(74)(74)にそれ ぞれチエン(75)(75)を懸回させこの左右のチエン(75)(75)間に ベ−ル形成パイプ(76)を等間隔に横架させたものである。
【0017】 また、前記副コンベヤ(2)の駆動軸(53)に駆動スプロケット(73)( 73)を軸着せずにこれら駆動軸(53)と駆動スプロケット(73)(73) の間にワンウエイクラッチを介装して主コンベヤ(1)が高速回動に切換ったと き高速側には自由に回転するようにしてある。
【0018】 これによって、作業クラッチレバ−(15)を紐繰出位置(ロ)から結束位置 (ハ)に戻すと結束装置(6)中の横送り機構(32)はそのクラッチ部が「入 」となって紐(7)の横送りを開始するのであるが、これと同時ワイヤ−(67 )を介して変速装置(8)は低速から高速側に切換り主コンベヤ(1)は高速で 回動し完成ベ−ル(5)をベ−ル形成室(3)内で高速回転させ紐(7)の横送 りとともに螺旋状の巻着作業が早くなる。また、このとき副コンベヤ(2)はワ ンウエイクラッチによって高速側に自由に回動し紐巻着時の完成ベ−ル(5)の 高速回転にブレ−キをかけるようなことがないのである。そして、ピックアップ 部(4)のピックアップドラム(64)は主コンベヤ(1)の高速側への切換え によって遠心式クラッチ(66)が働いて自動的に「切」となりピックアップド ラム(64)はその回転を停止するのである。
【0019】
本考案は以上説明したように、湾曲せる主副コンベヤ(1)(2)を対向状に 設けてベ−ル(5)を形成するベ−ル形成室(3)と、ベ−ル形成室(3)の前 方に設けるピックアップ部(4)と、ベ−ル(5)に紐(7)を巻着する結束装 置(6)とを備えて、主コンベヤ(1)により材料をピックアップ部(4)から ベ−ル形成室(3)に取り込んでロ−ル状のベ−ル(5)を形成しその外周に紐 (7)を巻着するロ−ルベ−ラにおいて、前記主コンベヤ(1)に変速装置(8 )を介装し該変速装置(8)を作業クラッチレバ−(15)に連動連結して、そ の作業クラッチレバ−(15)を結束位置(ハ)に操作することにより変速装置 (8)を高速側に切換える構成にしたことを特徴とするものであるから、完成ベ −ル(5)の外周に紐(7)を巻着するとき主コンベヤ(1)は低速回動から高 速回動になってベ−ル(5)をベ−ル形成室(3)内で高速回転させるので紐( 7)の巻着を早め結束時間は短縮されるようになるとともに、結束に関係ない部 分は高速回転しないから、騒音は低下し摩耗を抑え破損を回避する等の効果があ る。
【図1】本考案要部の拡大側面図である。
【図2】各部への動力伝達図である。
【図3】作業クラッチレバ−の操作位置を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】ロ−ルベ−ラ全体の概略を示す側面図である。
【図5】同全体の概略平面図である。
1 主コンベヤ 2 副コンベヤ 3 ベ−ル形成室 4 ピックアップ部 5 ベ−ル 6 結束装置 7 紐 8 変速装置 15 作業クラッチレバ− ハ 結束位置
Claims (1)
- 【請求項1】 湾曲せる主副コンベヤ(1)(2)を対
向状に設けてベ−ル(5)を形成するベ−ル形成室
(3)と、ベ−ル形成室(3)の前方に設けるピックア
ップ部(4)と、ベ−ル(5)に紐(7)を巻着する結
束装置(6)とを備えて、主コンベヤ(1)により材料
をピックアップ部(4)からベ−ル形成室(3)に取り
込んでロ−ル状のベ−ル(5)を形成しその外周に紐
(7)を巻着するロ−ルベ−ラにおいて、前記主コンベ
ヤ(1)に変速装置(8)を介装し該変速装置(8)を
作業クラッチレバ−(15)に連動連結して、その作業
クラッチレバ−(15)を結束位置(ハ)に操作するこ
とにより変速装置(8)を高速側に切換える構成にした
ことを特徴とするロ−ルベ−ラにおける結束時間短縮装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064334U JP2568259Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ロールベーラにおける結束時間短縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064334U JP2568259Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ロールベーラにおける結束時間短縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617446U true JPH0617446U (ja) | 1994-03-08 |
JP2568259Y2 JP2568259Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=13255244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992064334U Expired - Lifetime JP2568259Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ロールベーラにおける結束時間短縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568259Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62210916A (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-17 | ヤンマー農機株式会社 | ロ−ルベ−ラの駆動方法 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP1992064334U patent/JP2568259Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62210916A (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-17 | ヤンマー農機株式会社 | ロ−ルベ−ラの駆動方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2568259Y2 (ja) | 1998-04-08 |
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