JP3554802B2 - ロールベーラの操作装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、刈り倒した牧草や脱穀して地上へ放置した排藁等の収集物を収集してロール状のベールに圧縮し梱包するロールベーラに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロールベーラは、例えば特開昭62−257318号公報に記載されている如く、収集物を地上から拾い上げるピックアップ装置と収集物をロール状に圧縮するベール成形圧縮装置とトワインをベール室内へ送り込み横移動するトワイン供給装置を具備し、走行機台上に搭載している。
このロールベーラで収集作業を行うには、走行機台を走行させながらピックアップ装置を駆動しベール成形圧縮装置を駆動する。ベール成形室でベールがロール状に圧縮されると走行機台の走行を停止してトワイン供給装置を駆動してトワインをベール成形室内へ送り込み、トワインをベールの外周に巻き付けて梱包し、ベール成形室を開いて梱包されたベールを取り出すようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ロールベーラでは、前記の作業を行うため操作盤上に走行クラッチレバー、サイドクラッチレバー等の走行操作レバー類と、ベール成形圧縮装置の駆動を断続するクラッチレバーやトワイン供給装置のクラッチレバーやベール成形室の開閉操作レバー等の作業操作レバー類が多く立設され、作業時の操作が煩雑である。そこで、本発明では、レバー類を少なくすると共に操作を単純化して作業能率が向上するようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、ベール成形圧縮装置37の駆動を断続する作業クラッチ作動具2とトワイン供給装置45の駆動を断続するトワイン作動具3とベール成形室1を開閉する油圧シリンダの作動を断続する開閉作動具4とを設け、作業クラッチ作動具2をクラッチ入り位置に保持したままでトワイン作動具3に係合しさらに開閉作動具4に順次係合するよう連動連結する作業レバー5を操作盤6上に立設し、開閉作動具4に連結する開閉レバー7を前記作業レバー5とは別に操作盤6の側部に設けてロールベーラの操作装置を構成した。
【0005】
【発明の作用及び効果】
このような構成によって収集作業を行うには、まず、作業レバー5を操作してベール成形圧縮装置37を駆動状態にし走行機台を走行させ収集物をピックアップ装置で地上から拾い上げベール成形室1内へ送り込みロール状に圧縮する。収集物が所定径のベールに圧縮成形されると、ベール成形圧縮装置37を駆動したままで作業レバー5をトワイン作動具3の切位置に移動してトワイン作動具3を駆動状態にしトワインをベール成形室1内へ送り込みロール状のベールの外周へ巻き付ける。ベールのトワイン巻き付けが終了すると、作業レバー5を開閉作動具4と係合する位置としベール成形室1を開くよう操作すると、トワインで梱包されたベールがベール成形室から転がり出ることになる。
再び収集作業を続けるには、ベール成形室1を閉じて、走行機台を走行させればよい。
以上の如く、操作盤6上に立設した1本の作業レバー5を操作するだけで収集作業が行え、作業の単純化及び操作盤6上のシンプル化となる。
尚、ベール成形圧縮装置37を駆動しないでベール成形室1を開閉する場合は、収集中ではないが、その際には操作盤6の側部に設けた開閉レバー7を操作して開閉作動具4を作動させればよい。
【0006】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
ロールベーラの全体構成は、第5図と第6図に示す如く、クローラ10からなる走行装置11を装備した走行機台12の前方にピックアップ装置13を設け、走行機台12上に搭載した固定機枠14と可動機枠15との内部にベール成形室1を形成し、このベール成形室1とピックアップ装置13との間に搬入装置16を設けている。走行機台12上の固定機枠14と可動機枠15との側部には、内部に原動機を搭載した原動枠17を設けている。
【0007】
ピックアップ装置13は、横方向に配列した複数の円弧状ガイド環18の各配列間隙から突出させた掻上杆19が下方から前上方へ向けて回動して地上に散在する牧草や排藁等の収集物を上方へ拾い上げるようにしたもので、円弧状ガイド環18の左右両外側部に立設した側枠20上に横架した飛散防止板21で上部を覆い、該飛散防止板21から吊り下げたゴム板からなる前覆板22で前側を覆っており、左右側枠20,20を固定機枠14に横架した回転軸23に枢支して、掻上杆19の先端が地面に接近して回転する収集作用位置と上方の格納位置との間で全体が上下動するようにしている。尚、ピックアップ装置13の上下動は、原動枠17の側部に設けた昇降レバー24の回動操作によって行えるようにしている。
【0008】
搬入装置16は、前方のピックアップ装置13で地面から拾い上げた収集物を後方のベール成形室1内へ送り込むもので、前後の回転軸23,25の左右側部に取り付けたスプロケット26,27にエンドレスチェン28を巻き掛け、この左右のエンドレスチェン28,28にパイプ状の搬送具80を密な間隔で横架した構成である。
搬入装置16の上方には、固定機枠14の左右側板間に横架した支軸29に所定間隔で取り付けた押さえ板30の下端縁と該押さえ板30の先端に取り付けたピアノ線31とで収集物を押さえ付けるようにしている。又、搬入装置16の前部には、前記ピックアップ装置13の飛散防止板21に取り付けたピアノ線32で収集物を押さえ付けるようにしている。
【0009】
固定機枠14は、走行機台12上に固定し、後部の可動機枠15を上部の枢支軸33で枢支して、固定機枠14と可動機枠15との間に介装した油圧シリンダ(図示省略)を伸長すると可動機枠15が上方へ回動して内部のベール成形室1を開放し、ロール状に圧縮梱包されたベールを後方へ転がり出させるようにしている。
固定機枠14と可動機枠15の内部には、固定機枠14側の取込口34の上方に横架した回転軸35と可動機枠15の後下部に横架した回転軸36との左右側部に取り付けたスプロケット37,38に巻き掛けたエンドレスチェン39,39に一定間隔でパイプ状の搬送具81を横架し、内腔側を半円状側壁40,41に設けた円弧状のチェンガイドに沿わせて外周側を2つのガイドスプロケット71,72と1個のテンションスプロケット73によって、回動するようにしてベール成形圧縮装置75を構成している。つまり、左右側壁40,41とベール成形圧縮装置75の搬送具81とで円筒状のベール成形室1が形成されている。テンションスプロケット73は、ベール成形室1内のベールの径が増大するに伴って内方へ移動するようにしている。このテンションスプロケット73の位置によってベール径が判断でき、適宜の位置で収集物の取り込みを停止しトワイン掛けをすることで、ベール径を任意のものとすることができる。
【0010】
固定機枠14と可動機枠15の外周はそれぞれ覆板42,43で覆って、収集物と一緒にベール成形室1内へ入り込んだ粉塵が外方へ飛散しないようにしている。
固定機枠14の前部で搬入装置16の上方には、トワイン供給装置45を設け、ベール成形室1でロール状に圧縮されたベールにトワインTを供給して外周に螺旋状に巻き付けて梱包するようにしている。
固定機枠14の後下部には、ベール成形室1から転がり出るベールを走行装置11の後部へ案内する案内板65を設けている。
【0011】
原動枠17の後上部の操作盤6には、後述する作業レバー5と左右の走行装置11の駆動を断続して旋回方向を替えるサイドクラッチレバー67,67、走行装置11の走行速度を変える変速レバー68、及び走行装置11の駆動を断続する走行クラッチレバー69を立設して、原動枠17の後側に位置した作業者が操縦しながら収集作業を行えるようにしている。70は座席、74は足置台である。
作業レバー5は、図1〜図5に示す如く、原動枠17の内部に横架した支持軸71に下端のカール巻きした部分を外嵌している。
【0012】
支持軸71には、ベール成形圧縮装置75のクラッチにワイヤー72とリンク73で連結した作業クラッチ作動具2と、トワイン供給装置45のトワイン繰り出しを行うトワインクラッチにワイヤー74とリンク75で連結したトワイン作動具3、及び、ベール成形室1を開閉する油圧シリンダを伸縮作動に切り変える油圧切換弁に連結するロッド76を連結する開閉作動具4とを枢支している。
開閉作動具4には、原動枠7の後側に向けて開閉レバー7を突設し、ベール成形室1の開閉をこの開閉レバー7で行えるようにしている。
【0013】
作業レバー5を立設する操作盤6には、ベール成形圧縮装置75の作業クラッチ作動具2に係合してクラッチの断続をするベールクラッチ溝78を前後方向に設け、これに並べてトワイン作動具3を断続する前後方向のトワインクラッチ溝79を設け、ベールクラッチ溝78のクラッチ入位置からトワインクラッチ溝79の切位置で連通させている。さらに、ベールクラッチ溝78の側部に開閉作動具4に係合して開閉作動する開閉溝80を前後方向に設け、トワインクラッチ溝79の切位置から開閉溝80の中立位置に連通している。
作業レバー5は圧縮ばね77によってトワインクラッチ溝79内の切位置で安定するよう付勢している。
【0014】
以上の如く構成したロールベーラで収集作業を行うには、次の如くする。
ピックアップ装置13、搬入装置16を駆動し作業レバー5をベール成形装置37が駆動するクラッチ入位置に操作し、変速レバー68を作業速度に設定し走行クラッチレバー69を走行側にする。すると、地面上に散在する収集物がピックアップ装置13で搬入装置16上へ拾い上げられベール成形室1内へ送り込まれてベール成形圧縮装置75でロール状のベールに圧縮成形される。
【0015】
ベール成形室1内でベールが所定径に圧縮成形されると、走行クラッチレバー69を切にして作業レバー5をトワインクラッチ溝79へ移動してトワイン供給装置45を駆動しトワインをベール成形室1内へ送り込む、するとトワインがベールの外周に螺旋状に巻き付き梱包される。
その後作業レバー5をさらに開閉溝80へ移動してベール成形室1を開く側へ操作してベールを機外へ転がり出させる。
再び収集作業を行うには、ベール成形室1を閉じて前記操作を繰り返せばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部の拡大平断面図である。
【図2】一部の拡大側断面図である。
【図3】一部の拡大側断面図である。
【図4】一部の拡大側断面図である。
【図5】一部の拡大側断面図である。
【図6】全体の側断面図である。
【図7】全体の平面図である。
【符号の説明】
1 ベール成形室
2 作業クラッチ作動具
3 トワイン作動具
4 開閉作動具
5 作業レバー
6 操作盤
7 開閉レバー
75 ベール成形圧縮装置
Claims (1)
- ベール成形圧縮装置(75)の駆動を断続する作業クラッチ作動具(2)とトワイン供給装置(45)の駆動を断続するトワイン作動具(3)とベール成形室(1)を開閉する油圧シリンダの作動を断続する開閉作動具(4)とを設け、作業クラッチ作動具(2)をクラッチ入り位置に保持したままでトワイン作動具(3)に係合しさらに開閉作動具(4)に順次係合するよう連動連結する作業レバー(5)を操作盤(6)上に立設し、開閉作動具(4)に連結する開閉レバー(7)を前記作業レバー(5)とは別に操作盤(6)の側部に設けてなるロールベーラの操作装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JPH08252027A JPH08252027A (ja) | 1996-10-01 |
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1995
- 1995-03-15 JP JP08475795A patent/JP3554802B2/ja not_active Expired - Fee Related
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