JP2588481Y2 - ロールベーラのベール成形感知装置 - Google Patents

ロールベーラのベール成形感知装置

Info

Publication number
JP2588481Y2
JP2588481Y2 JP1992038372U JP3837292U JP2588481Y2 JP 2588481 Y2 JP2588481 Y2 JP 2588481Y2 JP 1992038372 U JP1992038372 U JP 1992038372U JP 3837292 U JP3837292 U JP 3837292U JP 2588481 Y2 JP2588481 Y2 JP 2588481Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bale forming
tension
sensor
bale
forming chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992038372U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0591273U (ja
Inventor
正孝 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATECS CORP
Original Assignee
ATECS CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATECS CORP filed Critical ATECS CORP
Priority to JP1992038372U priority Critical patent/JP2588481Y2/ja
Publication of JPH0591273U publication Critical patent/JPH0591273U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2588481Y2 publication Critical patent/JP2588481Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Harvested Produce (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、刈り取った牧草や脱穀
済の排藁等をロール状のベールに圧縮成形するロールベ
ーラに関する。
【0002】
【従来技術】ロールベーラは、機枠内部のベール成形室
で収集物をロール状のベールに圧縮成形するのである
が、収集物が所定大きさのベールに圧縮成形されたこと
を検出する手段として、実公平2−20937号公報に
示された如く、ベール成形室内で成形されるベールの径
が増大するに伴って張られるエンドレスチェンのテンシ
ョンが所定位置まで移動することによってベール成形完
了を検出するセンサが作動するようにした構成のベール
成形感知装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のベール成形感知
装置は、テンションが所定位置まで移動するとセンサを
作動させるようにしている。このため、ロールベーラを
長時間使用することによってエンドレスチェンが伸びて
くると、ベールが所定の大きさまで成形されてもテンシ
ョンがセンサに感知される位置まで移動せず、作業者が
ベール成形完了を知らずにさらに収集物をベール成形室
内に取り込む作業を続けて、ベールが所定以上の圧力で
圧縮され直径も大きくなることになって、ベールをベー
ル成形室から取り出し難くなったり、ベール成形室が破
損したりすることになる。そこで、本考案では、エンド
レスチェンが伸びたとしても、センサがベール成形完了
を正確に感知するようにすることで、前記の不都合が生
じないようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案では、ベール成形
室1内で圧縮成形されるベールの成形完了をエンドレス
チェン2を張るテンション3の移動で感知すべくしたロ
ールベーラにおいて、テンション3の移動とともに移動
するセンサ作動具4を設け、このセンサ作動具4は、ベ
ール成形室1の開放時のテンション3の戻り位置によっ
てテンション3との位置関係を変更する調整機構6で保
持してセンサ5を作動すべくした。
【0005】
【考案の作用及び効果】ベール成形室1内で収集物がロ
ール状に圧縮成形されて、順次径が増大してくると、エ
ンドレスチェン2に引張力が強く作用してテンション3
が移動する。このテンション3の一定位置までの移動を
テンション3と共に移動するセンサ作動具4がセンサ5
を作動させて、ベール成形完了を検出することになる。
センサ作動具4は、ベール成形室1の開放時のテンショ
ン3の戻り位置によってテンション3との位置関係を変
更する調整機構6で保持しているので、エンドレスチェ
ン2が伸びてきてもベール成形室1内でベールが所定の
圧力と径に圧縮形成されるとテンション3と共にセンサ
作動具4が移動してセンサ5を作動させてベールの成形
完了を確実に検出することになる。
【0006】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。クローラ10からなる走行装置11を装備
した機台12の前方に掻上装置13を設け、機台12上
に搭載した固定機枠14と可動機枠15の内部にベール
成形室1を形成し、このベール成形室1と掻上装置13
との間に搬送装置16を設けている。又、図示を省略し
たが、機台12上の固定機枠14と可動機枠15の側部
には、内部に原動機を搭載した原動枠を設けている。掻
上装置13は、横方向に配列した複数の円弧状ガイド環
17の各配列間隙から放射状に突出させる掻上杆18が
下方から前上方へ回動して地上の収集物を搬送装置16
上へ掻き上げるようにしたもので、ガイド環17の左右
両外側部に立設した側枠19に横架した飛散防止板20
で上部を覆い、前側を該飛散防止板20から吊り下げた
ゴム板等の前覆板21で覆っている。
【0007】搬送装置16は、前下方の掻上装置13で
地上から掻き上げた収集物を後方のベール成形室1内へ
送り込むもので、左右側部において前後の回転軸22,
23に巻き付けた左右のエンドレスチェン24,24間
に棒状の搬送具25を接近して横架した構成である。こ
の搬送装置16の上方には、固定機枠14の左右に横架
した支軸26に横方向所定間隔で線材からなる中間押え
ばね27と後部押えばね28とを自由端側を搬送装置1
6上に僅かの間隙を持たせた状態で沿わせて設けてい
る。さらに、これら押えばね27,28の前側には自由
端を搬送装置16に沿わせた状態で前部押えばね29を
飛散防止板20の内側に取り付けている。
【0008】固定機枠14は、機台12上に固定し、後
部の可動機枠15を上部の枢支軸30で枢支している。
固定機枠14の内部には、取入口31、該取入口31上
方に横架した2本のベール成形用ロール32,33、左
右側部に固定の半円状側壁34,34、前記搬送装置1
6の後端部及び後述する束ね装置35の上端部とでベー
ル成形室1の前半部を構成している。固定機枠14の前
部で搬送装置16の上方にはトワイン供給装置42を設
け、ベール成形室1内でロール状に圧縮成形されたベー
ルにトワインを左右全幅にわたって巻き付け梱包するよ
うにしている。可動機枠15の内部には、上部の枢支軸
30を兼ねた回転軸と下部に横架した回転軸36のそれ
ぞれに左右側部において取り付けたスプロケット37,
38と固定スプロケット39及びテンション3を構成す
るテンションスプロケットに巻き掛けたエンドレスチェ
ン2へ一定間隔で棒状の搬送具40を横架し、左右側部
に固定の半円状側壁41の外周に沿って弧状に湾曲して
移動するようにした束ね装置35と左右側部の半円状側
壁41とでベール成形室1の後半部を形成している。
【0009】可動機枠15には後方へ向けて開閉レバー
43を突設し、この開閉レバー43を持ち上げることで
可動機枠15を上方へ回動させてベール成形室1を開放
できることになる。ベール成形室1内で収集物が圧縮さ
れると束ね装置35の搬送具40が外方へ向って押され
エンドレスチェン2に張力が働きテンションスプロケッ
ト3が移動する。このテンションスプロケット3の移動
状態を検出してベール成形完了をブザー等で作業者に報
知するのであるが、その構造は、図1と図2に示す如く
している。
【0010】センサ5に作用してベール成形完了を検出
させるセンサ作動具4は調整機構6で次の如く保持して
いる。可動機枠15の周囲を形成する壁板44に支軸4
5を軸受46で支持する。この支軸45の壁板44内側
に位置する角形成部47にテンションスプロケット3
を枢支した支持アーム48の基部を嵌合して、支持アー
ム48の回動に伴って支軸45も回動するように取り付
ける。壁板44の外側において、支軸45の角形成部
49に引張ばね51を係止する引張用アーム50の基部
を嵌合させ、その外側の丸軸部52にセンサ作動具4を
嵌合し、さらに外側の小径丸軸部53に爪アーム54を
嵌合し支軸45の端部に螺着したナット55で締め付
け、爪アーム54を支軸45と共に回るよう固定してい
る。センサ作動具4は支軸45に対して軽く回動作用す
ることで回る程度に軸方向へ押し付けて取り付けられて
いる。
【0011】テンションスプロケット3は、引張ばね5
1の引張力が引張用アーム50から支軸45と支持アー
ム48を介してエンドレスチェン2を張るよう作用する
ことになる。センサ作動具4の先端側には爪具56をト
ーションバネ57で爪アーム54の歯部に係合するよう
枢支している。センサ作動具4の先端がテンションスプ
ロケット3の移動に伴って移動する範囲にはセンサ押圧
具58と調整ボルト59とを設けている。センサ押圧具
58は図示を省略したが不安定切換機構で壁板44に枢
支しておりセンサ5側とセンサ作動具4側とで切り換っ
て保持されるようにしている。このセンサ押圧具58
は、ベール成形室1内でベールがトワインで梱包される
ことによってベールの径が縮小してセンサ作動具4がセ
ンサ5から離れるよう動いてもセンサ押圧状態を維持す
るために設けているのであって、可動機枠15を上方へ
回動してベール成形室1を開放するとセンサ作動具4側
へ切り換るようにしている。
【0012】センサ押圧具58は前記の目的で設けるの
で、ベール成形後にセンサ5を押圧し続ける必要のない
場合には取り除いて、センサ作動具4でセンサ5を直接
押圧するようにしてもよい。調整ボルト59は、エンド
レスチェンが伸びてセンサ作動具4がセンサ5から離れ
てくると可動機枠15を上方へ回動して、ベール成形室
1を開放すればエンドレスチェン2が緩んでテンション
スプロケット3が図1の右方向へ移動しセンサ作動具
4に当ってこのセンサ作動具4をテンションスプロケッ
ト3に対して相対的に左方向へ回動させるように調整作
用する。センサ作動具4の位置は爪アーム54と爪具5
6の係合によって回動調整位置に保持されることにな
る。
【0013】以上の如く構成したロールベーラで収集作
業を行うと、次の如くなる。掻上装置13、搬送装置1
6、束ね装置35、及びベール成形用ロール32,33
を駆動しながら走行装置11を走行させると、地面上の
収集物が掻上装置13で搬送装置16へ掻き上げられ、
搬送装置16でベール成形室1内へ収集物が送り込ま
れ、束ね装置35とベール成形用ロール32,33でロ
ール状のベールに圧縮成形される。ベールの成形が進行
すると図1においてテンションスプロケット3が左方向
へ移動し、それに伴ってセンサ作動具4も左方向へ移動
する。センサ作動具4がセンサ押圧具58を押してセン
サ5側へ回動すると、センサ5がベール成形完了を検出
して、作業者にブザーやランプ等で知らせることにな
る。
【0014】その後、走行装置11を停止して、トワイ
ン供給装置42を駆動してトワインをベール成形室1内
のベールに巻き付けて梱包する。そして、開閉レバー4
3を持って可動機枠15を上方へ回動してベール成形室
1を開放しベールを後方へ転り出させる。さらに、収集
作業を行うには、開閉レバー43を押し下げてベール成
形室1を閉じ可動機枠15を固定機枠14に一体的に固
定して、前記の作業を繰り返せばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部の拡大側面図である。
【図2】一部の拡大断面図である。
【図3】全体の側断面図である。
【符号の説明】
1 ベール成形室 2 エンドレスチェン 3 テンション(テンションスプロケット) 4 センサ作動具 5 センサ 6 調整機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベール成形室(1)内で圧縮成形されるベ
    ールの成形完了をエンドレスチェン(2)を張るテンシ
    ョン(3)の移動で感知すべくしたロールベーラにおい
    て、テンション(3)の移動とともに移動するセンサ作
    動具(4)を設け、このセンサ作動具(4)は、ベール
    成形室(1)の開放時のテンション(3)の戻り位置に
    よってテンション(3)との位置関係を変更する調整機
    構(6)で保持してセンサ(5)を作動すべくしたこと
    を特徴とするロールベーラのベール成形感知装置。
JP1992038372U 1992-05-12 1992-05-12 ロールベーラのベール成形感知装置 Expired - Fee Related JP2588481Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992038372U JP2588481Y2 (ja) 1992-05-12 1992-05-12 ロールベーラのベール成形感知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992038372U JP2588481Y2 (ja) 1992-05-12 1992-05-12 ロールベーラのベール成形感知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0591273U JPH0591273U (ja) 1993-12-14
JP2588481Y2 true JP2588481Y2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=12523458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992038372U Expired - Fee Related JP2588481Y2 (ja) 1992-05-12 1992-05-12 ロールベーラのベール成形感知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2588481Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0591273U (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2013249980B2 (en) Continuous bale forming apparatus with a reciprocating bale pushing device
US4782652A (en) Round baler having anti-plugging means
JP3360281B2 (ja) ベール径可変型ロールベーラ
JPS6033809Y2 (ja) ロ−ルベ−ラにおけるトワイン巻付装置
JP4749846B2 (ja) ロールベーラ
GB2102335A (en) Baler and discharge means
JP2588481Y2 (ja) ロールベーラのベール成形感知装置
EP2033894B1 (en) Wrapping machine
JP3554801B2 (ja) ロールベーラのトワイン供給装置
IES970777A2 (en) A bale wrapping machine
JP2509635Y2 (ja) ロ―ルベ―ラにおける安全装置
JP2006325533A (ja) マルチ作業機、及びマルチ作業方法
JPH0445484Y2 (ja)
JPH0510590Y2 (ja)
JPH076757Y2 (ja) ロールベーラのトワイン供給装置
JP3539516B2 (ja) ロールベーラのベール成形感知装置
JPH0513154Y2 (ja)
JPH078183B2 (ja) ロールベーラ
JPH0513155Y2 (ja)
JP2556681B2 (ja) ロ−ルベ−ラの安全装置
JPH06933Y2 (ja) ロールベーラのトワイン供給装置
JPH0445483Y2 (ja)
JPH02142416A (ja) ロールベーラ
JP3644465B2 (ja) ロールベーラ
JPH03119922A (ja) ロールベーラ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees