JP3554801B2 - ロールベーラのトワイン供給装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、刈り倒した牧草や脱穀して地上へ放置した排藁等の収集物を収集してロール状のベールに圧縮し梱包するロールベーラにおいて、ベール成形室でロール状に圧縮成形されたベールの全幅外周にトワインを螺旋状に巻き付けて梱包するロールベーラのトワイン供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロールベーラにおいては、ベール成形室でロール状に圧縮したベールの外周にトワインを螺旋状に巻き掛けて梱包することが行われている。
そして、ベールへのトワイン巻き掛けは、ベールの端部へ多重にトワインを巻き掛けて型崩れしないようにすることが行われている。
例えば特公平6−65263号公報に記載のロールベーラの結束装置では、トワインを案内保持するライナに係合孔を設け、この係合孔に横送りチェンに設けた複数の係止ピンを嵌入して、横送りチェンの左右両端側で複数の係止ピンが順次係合孔に当接してライナの横移動をベール端部位置で一時的に停止し、トワインをベールの両端部に重複して巻き付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記ロールベーラの結束装置では、ライナが横送りチェンの左右両端に達したとき、複数の係止ピンが順次係合孔に係合してライナの中央側への移動を阻止するものであるが、係合孔の内側に当接して最外側に達した後反転して内方へ移動する際に次のピンが係合孔の内側に当接するようになるため、ライナが僅かながら左右に揺動するようなことになり、トワインをベールの同一位置に巻き付けられないため緩み易く、梱包後のベール取扱い中にトワインがベールからほどけることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、ベール成形室1へ投入したトワインTをガイドするトワインガイド2の取付部4をベール成形室1の外側に横架したエンドレスチェン3に係合させて往復横移動させてなるロールベーラのトワイン供給装置において、トワインガイド2の取付部4に適宜の横幅を有する係合孔5を形成し、エンドレスチェン3の長手に沿って側方へ突出したピン6,7に両端を巻き掛けた板ばね8を前記係合孔5に嵌入し、エンドレスチェン3の左右反転位置で該板ばね8の外周が係合孔5に連続して圧接した状態となってトワインガイド2の横移動が一時的に停止状態となるようにした。
【0005】
【発明の作用及び効果】
前記構成によれば、ベール成形室1へ投入したトワインTがトワインガイド2でガイドされながらベール成形室1内のベールの外周に巻き付けられる。トワインガイド2はベール成形室1の外側に横架したエンドレスチェン3へピン6,7で取り付けた板ばね8がトワインガイド取付部4に形成した係合孔5に係合してエンドレスチェン3の回動に伴って往復横移動するので、トワインTが回転しているベールの外周に螺旋状に巻き付くのであるが、エンドレスチェン3の左右反転位置ではエンドレスチェン3の弧状屈曲に伴って板ばね8が円弧状に屈曲し、トワイン取付部4の係合孔5へ板ばね8の円弧状外周部が圧接しながら移動してトワインガイド2を左右の最外側位置で横移動が停止した状態に保持し、その間にベール成形室1内へ引き込まれるトワインTがベールの同一位置へ重ね巻きされることになる。このトワインガイド2の横移動停止は、板ばね8の円弧状外周に係合孔5の内縁が圧接した状態で行われるため、同一位置停止が持続され、ベールへのトワインTの巻き付けが同一位置で多重に巻き付けられ、型崩れ等が生じ難い。
【0006】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
ロールベーラの全体構成は、第5図と第6図に示す如く、クローラ10からなる走行装置11を装備した走行機台12の前方にピックアップ装置13を設け、走行機台12上に搭載した固定機枠14と可動機枠15との内部にベール成形室1を形成し、このベール成形室1とピックアップ装置13との間に搬入装置16を設けている。走行機台12上の固定機枠14と可動機枠15との側部には、内部に原動機を搭載した原動枠17を設けている。
【0007】
ピックアップ装置13は、横方向に配列した複数の円弧状ガイド環18の各配列間隙から突出させた掻上杆19が下方から前上方へ向けて回動して地上に散在する牧草や排藁等の収集物を上方へ拾い上げるようにしたもので、円弧状ガイド環18の左右両外側部に立設した側枠20上に横架した飛散防止板21で上部を覆い、該飛散防止板21から吊り下げたゴム板からなる前覆板22で前側を覆っており、左右側枠20,20を固定機枠14に横架した回転軸23に枢支して、掻上杆19の先端が地面に接近して回転する収集作用位置と上方の格納位置との間で全体が上下動するようにしている。尚、ピックアップ装置13の上下動は、原動枠17の側部に設けた昇降レバー24の回動操作によって行えるようにしている。
【0008】
搬入装置16は、前方のピックアップ装置13で地面から拾い上げた収集物を後方のベール成形室1内へ送り込むもので、前後の回転軸23,25の左右側部に取り付けたスプロケット26,27にエンドレスチェン28を巻き掛け、この左右のエンドレスチェン28,28にパイプ状の搬送具80を密な間隔で横架した構成である。
搬入装置16の上方には、固定機枠14の左右側板間に横架した支軸29に所定間隔で取り付けた押さえ板30の下端縁と該押さえ板30の先端に取り付けたピアノ線31とで収集物を押さえ付けるようにしている。又、搬入装置16の前部には、前記ピックアップ装置13の飛散防止板21に取り付けたピアノ線32で収集物を押さえ付けるようにしている。
【0009】
固定機枠14は、走行機台12上に固定し、後部の可動機枠15を上部の枢支軸33で枢支して、固定機枠14と可動機枠15との間に介装した油圧シリンダ(図示省略)を伸長すると可動機枠15が上方へ回動して内部のベール成形室1を開放し、ロール状に圧縮梱包されたベールを後方へ転がり出させるようにしている。
固定機枠14と可動機枠15の内部には、固定機枠14側の取込口34の上方に横架した回転軸35と可動機枠15の後下部に横架した回転軸36との左右側部に取り付けたスプロケット37,38に巻き掛けたエンドレスチェン39,39に一定間隔でパイプ状の搬送具81を横架し、内腔側を半円状側壁40,41に設けた円弧状のチェンガイドに沿わせて外周側を2つのガイドスプロケット71,72と1個のテンションスプロケット73によって、回動するようにしてベール成形送り装置75を構成している。つまり、左右側壁40,41とベール成形送り装置75の搬送具81とで円筒状のベール成形室1が形成されている。テンションスプロケット73は、ベール成形室1内のベールの径が増大するに伴って内方へ移動するようにしている。このテンションスプロケット73の位置によってベール径が判断でき、適宜の位置で収集物の取り込みを停止しトワイン掛けをすることで、ベール径を任意のものとすることができる。
【0010】
固定機枠14と可動機枠15の外周はそれぞれ覆板42,43で覆って、収集物と一緒にベール成形室1内へ入り込んだ粉塵が外方へ飛散しないようにしている。
固定機枠14の前部で搬入装置16の上方には、トワイン供給装置45を設け、ベール成形室1でロール状に圧縮されたベールにトワインTを供給して外周に螺旋状に巻き付けて梱包するようにしている。
このトワイン供給装置45は、図1に示す如く、横長直方体状のチェンケース46の左右両側部に枢支したスプロケット47,48にエンドレスチェン3を巻き掛け、このエンドレスチェン3に係合させたトワインガイド2を図示軌跡49の如く左右へ往復移動させるようにしたものである。
【0011】
一方のスプロケット48を取り付けた駆動軸50には、トワインTを巻き掛ける溝部を形成したプーリ51を取り付け、このプーリ51の溝部に巻き掛けたトワインTがベール成形室1内のベールに巻き付いて強制的に引き込まれる力で駆動軸50が回転し、スプロケット48を介してエンドレスチェン3を駆動するようにしている。
チェンケース46の左右略中央において前方へ突出させたブラケット52には、上下一対の送出ロール53,54を枢支している。下側大径送出ロール53は、その軸55を側方へ伸ばして適宜に回転・停止を可能にし、上側の小径ロール54は下側の大径ロール53との間にトワインTを挟み込むようばね56で下方へ付勢している。
【0012】
57,58はチェンケースに枢支した方向変更用ロールで、プーリ51に巻き掛け、中継プーリ59を介して送出ロール53,54に導くトワインTを挟み込んでいる。
60は、ベールへの巻き付けが終わったトワインTを切断する切刃である。
トワインガイド2のエンドレスチェン3への取付状態を示すのが図2乃至図4である。
エンドレスチェン3の数リンク間にピン6,7,61を側方へ突出し、この外側のピン6,7にわたって板ばね8の端部カール巻き部分を係合ピン62で止めている。トワインガイド2の取付部4は四角の係合孔5を形成した板でエンドレスチェン3の側部でチェンケース46内に収納し、係合孔5に前記板ばね8を嵌入している。
【0013】
エンドレスチェン3が駆動されると板ばね8が横移動しトワインガイド2の取付部4がそれに伴って横移動するが、エンドレスチェン3の左右反転位置では、板ばね8がエンドレスチェン3の回動部で円弧状に曲がり、トワインガイド2の取付部4がこの間横移動停止状態となる。この横移動停止時にベール成形室1内のベールの同一位置へトワインTが多重に巻き付けられる。
【0014】
9は、トワインガイド2が左右往復移動して戻ったことを感知するためのセンサで、板ばね8が当接することでON信号を出力するようにしている。
トワイン供給装置45を使用するには、原動枠17の前部に設けたトワインケース64内に収納したトワインロール63から引き出したトワインTをまずプーリ51に巻き掛け、さらに中継プーリ59に巻き掛け、反転ロール57,58に挟み、送出ロール53,54間に挟み下方へ僅かに垂らしておく。
そして、ベール成形室1内で収集物がロール状に圧縮梱包されると、送出ロール53を駆動してトワインTの先端を搬入装置16上へ落下させてベール成形室1内へ送り込み、トワインTがベールに巻き付くとベールの回転でトワインTが引き出されるので送出ロール53の駆動を停止する。一方、トワインガイド2は、トワインを巻き掛けたプーリ51が回転させられることで横移動を開始してトワインTを引っ掛けながら左右往復移動した後、トワインTが切刃60で切断されて移動停止し、センサ9が終了を感知してブザーを鳴らしベールの梱包が完了する。
【0015】
固定機枠14の後下部には、ベール成形室1から転がり出るベールを走行装置11の後部へ案内する案内板65を設けている。
原動枠17の後上部には、トワイン供給装置45の駆動を断続するのとベール成形室1開閉するのを1本で行えるようにした作業・開閉兼用レバー66、左右の走行装置11の駆動を断続して旋回方向を変えるサイドクラッチレバー67,67、走行装置11の走行速度を変える変速レバー68及び走行装置11の駆動を断続する走行クラッチレバー69を設けて、原動枠17の後側に位置した作業者が操縦を行えるようにしている。70は座席、74は足置台である。
【0016】
以上の如く構成したロールベーラで収集作業を行うには、次の如くする。
ピックアップ装置13、搬入装置16、ベール成形送り装置を駆動しながら走行装置11を走行させると、地面上に散在する収集物がピックアップ装置13で搬入装置16上へ拾い上げられ搬入装置16でベール成形室1内へ送り込まれ、ベール成形送り装置75でロール状のベールに圧縮成形される。
ベール成形室1内でベールが所定圧に圧縮されると、走行装置11を停止してトワイン供給装置45を駆動してトワインTをベール成形室1内へ送り込み、トワインTをベールの外周に螺旋状に巻き付けて梱包する。
その後、可動機枠15を上方へ回動してベール成形室1を開放し、ベールを機体の後方へ転がり出させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の一部正面図である。
【図2】一部の拡大正断面図である。
【図3】一部の拡大平面図である。
【図4】一部の拡大正面図である。
【図5】全体の側断面図である。
【図6】全体の平面図である。
【符号の説明】
1 ベール成形室
2 トワインガイド
3 エンドレスチェン
4 取付部
5 係合孔
6 ピン
7 ピン
8 板ばね
9 センサ
T トワイン
【産業上の利用分野】
本発明は、刈り倒した牧草や脱穀して地上へ放置した排藁等の収集物を収集してロール状のベールに圧縮し梱包するロールベーラにおいて、ベール成形室でロール状に圧縮成形されたベールの全幅外周にトワインを螺旋状に巻き付けて梱包するロールベーラのトワイン供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロールベーラにおいては、ベール成形室でロール状に圧縮したベールの外周にトワインを螺旋状に巻き掛けて梱包することが行われている。
そして、ベールへのトワイン巻き掛けは、ベールの端部へ多重にトワインを巻き掛けて型崩れしないようにすることが行われている。
例えば特公平6−65263号公報に記載のロールベーラの結束装置では、トワインを案内保持するライナに係合孔を設け、この係合孔に横送りチェンに設けた複数の係止ピンを嵌入して、横送りチェンの左右両端側で複数の係止ピンが順次係合孔に当接してライナの横移動をベール端部位置で一時的に停止し、トワインをベールの両端部に重複して巻き付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記ロールベーラの結束装置では、ライナが横送りチェンの左右両端に達したとき、複数の係止ピンが順次係合孔に係合してライナの中央側への移動を阻止するものであるが、係合孔の内側に当接して最外側に達した後反転して内方へ移動する際に次のピンが係合孔の内側に当接するようになるため、ライナが僅かながら左右に揺動するようなことになり、トワインをベールの同一位置に巻き付けられないため緩み易く、梱包後のベール取扱い中にトワインがベールからほどけることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、ベール成形室1へ投入したトワインTをガイドするトワインガイド2の取付部4をベール成形室1の外側に横架したエンドレスチェン3に係合させて往復横移動させてなるロールベーラのトワイン供給装置において、トワインガイド2の取付部4に適宜の横幅を有する係合孔5を形成し、エンドレスチェン3の長手に沿って側方へ突出したピン6,7に両端を巻き掛けた板ばね8を前記係合孔5に嵌入し、エンドレスチェン3の左右反転位置で該板ばね8の外周が係合孔5に連続して圧接した状態となってトワインガイド2の横移動が一時的に停止状態となるようにした。
【0005】
【発明の作用及び効果】
前記構成によれば、ベール成形室1へ投入したトワインTがトワインガイド2でガイドされながらベール成形室1内のベールの外周に巻き付けられる。トワインガイド2はベール成形室1の外側に横架したエンドレスチェン3へピン6,7で取り付けた板ばね8がトワインガイド取付部4に形成した係合孔5に係合してエンドレスチェン3の回動に伴って往復横移動するので、トワインTが回転しているベールの外周に螺旋状に巻き付くのであるが、エンドレスチェン3の左右反転位置ではエンドレスチェン3の弧状屈曲に伴って板ばね8が円弧状に屈曲し、トワイン取付部4の係合孔5へ板ばね8の円弧状外周部が圧接しながら移動してトワインガイド2を左右の最外側位置で横移動が停止した状態に保持し、その間にベール成形室1内へ引き込まれるトワインTがベールの同一位置へ重ね巻きされることになる。このトワインガイド2の横移動停止は、板ばね8の円弧状外周に係合孔5の内縁が圧接した状態で行われるため、同一位置停止が持続され、ベールへのトワインTの巻き付けが同一位置で多重に巻き付けられ、型崩れ等が生じ難い。
【0006】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
ロールベーラの全体構成は、第5図と第6図に示す如く、クローラ10からなる走行装置11を装備した走行機台12の前方にピックアップ装置13を設け、走行機台12上に搭載した固定機枠14と可動機枠15との内部にベール成形室1を形成し、このベール成形室1とピックアップ装置13との間に搬入装置16を設けている。走行機台12上の固定機枠14と可動機枠15との側部には、内部に原動機を搭載した原動枠17を設けている。
【0007】
ピックアップ装置13は、横方向に配列した複数の円弧状ガイド環18の各配列間隙から突出させた掻上杆19が下方から前上方へ向けて回動して地上に散在する牧草や排藁等の収集物を上方へ拾い上げるようにしたもので、円弧状ガイド環18の左右両外側部に立設した側枠20上に横架した飛散防止板21で上部を覆い、該飛散防止板21から吊り下げたゴム板からなる前覆板22で前側を覆っており、左右側枠20,20を固定機枠14に横架した回転軸23に枢支して、掻上杆19の先端が地面に接近して回転する収集作用位置と上方の格納位置との間で全体が上下動するようにしている。尚、ピックアップ装置13の上下動は、原動枠17の側部に設けた昇降レバー24の回動操作によって行えるようにしている。
【0008】
搬入装置16は、前方のピックアップ装置13で地面から拾い上げた収集物を後方のベール成形室1内へ送り込むもので、前後の回転軸23,25の左右側部に取り付けたスプロケット26,27にエンドレスチェン28を巻き掛け、この左右のエンドレスチェン28,28にパイプ状の搬送具80を密な間隔で横架した構成である。
搬入装置16の上方には、固定機枠14の左右側板間に横架した支軸29に所定間隔で取り付けた押さえ板30の下端縁と該押さえ板30の先端に取り付けたピアノ線31とで収集物を押さえ付けるようにしている。又、搬入装置16の前部には、前記ピックアップ装置13の飛散防止板21に取り付けたピアノ線32で収集物を押さえ付けるようにしている。
【0009】
固定機枠14は、走行機台12上に固定し、後部の可動機枠15を上部の枢支軸33で枢支して、固定機枠14と可動機枠15との間に介装した油圧シリンダ(図示省略)を伸長すると可動機枠15が上方へ回動して内部のベール成形室1を開放し、ロール状に圧縮梱包されたベールを後方へ転がり出させるようにしている。
固定機枠14と可動機枠15の内部には、固定機枠14側の取込口34の上方に横架した回転軸35と可動機枠15の後下部に横架した回転軸36との左右側部に取り付けたスプロケット37,38に巻き掛けたエンドレスチェン39,39に一定間隔でパイプ状の搬送具81を横架し、内腔側を半円状側壁40,41に設けた円弧状のチェンガイドに沿わせて外周側を2つのガイドスプロケット71,72と1個のテンションスプロケット73によって、回動するようにしてベール成形送り装置75を構成している。つまり、左右側壁40,41とベール成形送り装置75の搬送具81とで円筒状のベール成形室1が形成されている。テンションスプロケット73は、ベール成形室1内のベールの径が増大するに伴って内方へ移動するようにしている。このテンションスプロケット73の位置によってベール径が判断でき、適宜の位置で収集物の取り込みを停止しトワイン掛けをすることで、ベール径を任意のものとすることができる。
【0010】
固定機枠14と可動機枠15の外周はそれぞれ覆板42,43で覆って、収集物と一緒にベール成形室1内へ入り込んだ粉塵が外方へ飛散しないようにしている。
固定機枠14の前部で搬入装置16の上方には、トワイン供給装置45を設け、ベール成形室1でロール状に圧縮されたベールにトワインTを供給して外周に螺旋状に巻き付けて梱包するようにしている。
このトワイン供給装置45は、図1に示す如く、横長直方体状のチェンケース46の左右両側部に枢支したスプロケット47,48にエンドレスチェン3を巻き掛け、このエンドレスチェン3に係合させたトワインガイド2を図示軌跡49の如く左右へ往復移動させるようにしたものである。
【0011】
一方のスプロケット48を取り付けた駆動軸50には、トワインTを巻き掛ける溝部を形成したプーリ51を取り付け、このプーリ51の溝部に巻き掛けたトワインTがベール成形室1内のベールに巻き付いて強制的に引き込まれる力で駆動軸50が回転し、スプロケット48を介してエンドレスチェン3を駆動するようにしている。
チェンケース46の左右略中央において前方へ突出させたブラケット52には、上下一対の送出ロール53,54を枢支している。下側大径送出ロール53は、その軸55を側方へ伸ばして適宜に回転・停止を可能にし、上側の小径ロール54は下側の大径ロール53との間にトワインTを挟み込むようばね56で下方へ付勢している。
【0012】
57,58はチェンケースに枢支した方向変更用ロールで、プーリ51に巻き掛け、中継プーリ59を介して送出ロール53,54に導くトワインTを挟み込んでいる。
60は、ベールへの巻き付けが終わったトワインTを切断する切刃である。
トワインガイド2のエンドレスチェン3への取付状態を示すのが図2乃至図4である。
エンドレスチェン3の数リンク間にピン6,7,61を側方へ突出し、この外側のピン6,7にわたって板ばね8の端部カール巻き部分を係合ピン62で止めている。トワインガイド2の取付部4は四角の係合孔5を形成した板でエンドレスチェン3の側部でチェンケース46内に収納し、係合孔5に前記板ばね8を嵌入している。
【0013】
エンドレスチェン3が駆動されると板ばね8が横移動しトワインガイド2の取付部4がそれに伴って横移動するが、エンドレスチェン3の左右反転位置では、板ばね8がエンドレスチェン3の回動部で円弧状に曲がり、トワインガイド2の取付部4がこの間横移動停止状態となる。この横移動停止時にベール成形室1内のベールの同一位置へトワインTが多重に巻き付けられる。
【0014】
9は、トワインガイド2が左右往復移動して戻ったことを感知するためのセンサで、板ばね8が当接することでON信号を出力するようにしている。
トワイン供給装置45を使用するには、原動枠17の前部に設けたトワインケース64内に収納したトワインロール63から引き出したトワインTをまずプーリ51に巻き掛け、さらに中継プーリ59に巻き掛け、反転ロール57,58に挟み、送出ロール53,54間に挟み下方へ僅かに垂らしておく。
そして、ベール成形室1内で収集物がロール状に圧縮梱包されると、送出ロール53を駆動してトワインTの先端を搬入装置16上へ落下させてベール成形室1内へ送り込み、トワインTがベールに巻き付くとベールの回転でトワインTが引き出されるので送出ロール53の駆動を停止する。一方、トワインガイド2は、トワインを巻き掛けたプーリ51が回転させられることで横移動を開始してトワインTを引っ掛けながら左右往復移動した後、トワインTが切刃60で切断されて移動停止し、センサ9が終了を感知してブザーを鳴らしベールの梱包が完了する。
【0015】
固定機枠14の後下部には、ベール成形室1から転がり出るベールを走行装置11の後部へ案内する案内板65を設けている。
原動枠17の後上部には、トワイン供給装置45の駆動を断続するのとベール成形室1開閉するのを1本で行えるようにした作業・開閉兼用レバー66、左右の走行装置11の駆動を断続して旋回方向を変えるサイドクラッチレバー67,67、走行装置11の走行速度を変える変速レバー68及び走行装置11の駆動を断続する走行クラッチレバー69を設けて、原動枠17の後側に位置した作業者が操縦を行えるようにしている。70は座席、74は足置台である。
【0016】
以上の如く構成したロールベーラで収集作業を行うには、次の如くする。
ピックアップ装置13、搬入装置16、ベール成形送り装置を駆動しながら走行装置11を走行させると、地面上に散在する収集物がピックアップ装置13で搬入装置16上へ拾い上げられ搬入装置16でベール成形室1内へ送り込まれ、ベール成形送り装置75でロール状のベールに圧縮成形される。
ベール成形室1内でベールが所定圧に圧縮されると、走行装置11を停止してトワイン供給装置45を駆動してトワインTをベール成形室1内へ送り込み、トワインTをベールの外周に螺旋状に巻き付けて梱包する。
その後、可動機枠15を上方へ回動してベール成形室1を開放し、ベールを機体の後方へ転がり出させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の一部正面図である。
【図2】一部の拡大正断面図である。
【図3】一部の拡大平面図である。
【図4】一部の拡大正面図である。
【図5】全体の側断面図である。
【図6】全体の平面図である。
【符号の説明】
1 ベール成形室
2 トワインガイド
3 エンドレスチェン
4 取付部
5 係合孔
6 ピン
7 ピン
8 板ばね
9 センサ
T トワイン
Claims (2)
- ベール成形室(1)へ投入したトワイン(T)をガイドするトワインガイド(2)の取付部(4)をベール成形室(1)の外側に横架したエンドレスチェン(3)に係合させて往復横移動させてなるロールベーラのトワイン供給装置において、トワインガイド(2)の取付部(4)に適宜の横幅を有する係合孔(5)を形成し、エンドレスチェン(3)の長手に沿って側方へ突出したピン(6),(7)に両端を巻き掛けた板ばね(8)を前記係合孔(5)に嵌入し、エンドレスチェン(3)の左右反転位置で該板ばね(8)の外周が係合孔(5)に連続して圧接した状態となってトワインガイド(2)の横移動が一時的に停止状態となるようにしてなるロールベーラのトワイン供給装置。
- 板ばね(8)の横移動を感知するセンサ(9)を設けてトワインガイド(2)の位置を検出すべくしてなる請求項1に記載のロールベーラのトワイン供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08475595A JP3554801B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | ロールベーラのトワイン供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08475595A JP3554801B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | ロールベーラのトワイン供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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