JPH0510591Y2 - - Google Patents

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JPH0510591Y2
JPH0510591Y2 JP14337986U JP14337986U JPH0510591Y2 JP H0510591 Y2 JPH0510591 Y2 JP H0510591Y2 JP 14337986 U JP14337986 U JP 14337986U JP 14337986 U JP14337986 U JP 14337986U JP H0510591 Y2 JPH0510591 Y2 JP H0510591Y2
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Description

【図面の簡単な説明】
第1図は結束装置の正面説明図、第2図は全体
の側面図、第3図は同平面説明図、第4図はベー
ル形成部の側面図、第5図は駆動系統を示す説明
図、第6図は結束装置の平面説明図、第7図は同
側面説明図、第8図は同背面説明図、第9図及び
第10図は作業クラツチレバーの説明図、第11
図はベール結束説明図である。 A……ベール、3……ベーラ部、4……ピツク
アツプ部、10……結束装置、87,93……ト
ワイン繰出ロール、92……トワイン、99……
カツター、104……トワインガイド、113…
…戻しバネ(トワイン戻し部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 「産業上の利用分野」 本考案は圃場に散在する牧草や藁などの藁草を
    ピツクアツプ部で拾い上げてベーラ部でロール状
    のベールに形成すると共に、このベール外周を結
    束装置より供給されるトワインによつて結束する
    ようにしたロールベーラに関する。 「従来の技術」 従来、特願昭60−111746号明細書に示す如く、
    結束装置からトワインを送出してベールに巻着さ
    せる技術を開発した。 「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、結束装置からトワインを送出
    終了時、カツターでトワインを切断しても結束装
    置のトワインガイドにトワイン繰出し先端部が係
    止維持されていたから、次回の結束作業時、トワ
    インを結束装置から繰出してもトワインガイドに
    トワイン先端部が引掛つた状態でトワインが伸張
    され、トワイン先端部がトワインガイドに巻付き
    易く、安定した結束作業を行い得ない等の問題が
    あつた。 「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、ベールを形成するベーラ部
    と、そのベーラ部前方に装設するピツクアツプ部
    と、前記ベールにトワインを巻装させる結束装置
    とを備え、ロール状のベールを形成してこの外周
    にトワインを巻着させるロールベーラにおいて、
    前記トワインの送出終了時にベール軸芯方向に往
    復動させる前記結束装置のトワインガイドとベー
    ルの間に張設されたトワインを切断するカツター
    を備えると共に、トワインを繰出す結束装置のト
    ワイン繰出しロールと前記トワインガイドとの間
    にトワイン戻し部材を配設し、前記カツターでト
    ワインを切断したときにトワイン繰出し先端部を
    トワイン戻し部材によりトワインガイドから離脱
    させるべく構成したことを特徴とするものであ
    る。 「作用」 従つて、結束作業終了時にトワインガイドから
    トワイン繰出し先端を離脱させるから、次回の結
    束作業ではトワインガイドにトワイン先端部が引
    掛るのを防いでトワインを適正に伸張させ得、結
    束装置とベールの間でトワインが絡まるのを阻止
    してベールに対するトワインの巻付けを適正に行
    い得、従来に比べてトワインの繰出し動作を安定
    させて結束機能の向上などを容易に図り得るもの
    である。 「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
    る。 第1図は結束装置の正面説明図、第2図は全体
    側面図、第3図は同平面図であり、図中1は走行
    ローラ2を有する機台、3は前記機台1に搭載す
    るベーラ部、4は前記ベーラ部前方に昇降可能に
    装設してピツクアツプガイド板5を有するピツク
    アツプ部、6は前記機台1後方に装設してエンジ
    ン7を内設するエンジン部、8は前記エンジン部
    6後方の機体左右中央に配設して操作パネル9を
    有する運転操作部、10は前記ベーラ部3前側に
    内設する結束装置、11は前記運転操作部8左側
    に配設する作業クラツチレバー、12は前記ピツ
    クアツプ部4の支持高さを調節するピツクアツプ
    昇降調節ハンドル、13は前記操作パネル9に備
    える走行クラツチレバー、14,14は左右サイ
    ドクラツチレバー、15は副変速レバーである。 第4図に示す如く、前記ベーラ部3には彎曲形
    状の主及び副整形パイプコンベア16,17を対
    向状に配設させてベール形成室18を形成するも
    ので、第5図にも示す如く、前記副整形パイプコ
    ンベア17は駆動スプロケツト19とアイドラ2
    0間にチエンガイド21を介し左右エンドレスチ
    エン22,22を張架させ、これらチエン22,
    22間に等間隔に複数のベール形成パイプ23…
    …を横架させている。また前記主整形パイプコン
    ベア16は前記ベーラ部3に設ける駆動スプロケ
    ツト24と前記ピツクアツプ部4に設けるアイド
    ルスプロケツト25との間にチエンガイド26,
    27及びテンシヨンローラ28などを介し左右の
    エンドレスチエン29,29を張架させ、これら
    チエン29,29間に等間隔に複数のベール形成
    パイプ30……を横架させている。 さらに、前記アイドルスプロケツト25と同軸
    上にピツクアツプ回動支点軸31を備え、該支点
    軸31に前記ピツクアツプ部4のピツクアツプケ
    ース32基端を上下動自在に支持させると共に、
    該ケース32前端に偏心軸34を介しピツクアツ
    プフインガー35を支持させ、主整形パイプコン
    ベア16を駆動時、前記ピツクアツプフインガー
    35を同時に回転させて圃場の乾草を拾い上げ前
    記ベール形成室18内に送り込むように構成して
    いる。そしてベール形成室18内に送り込まれた
    乾草は前記コンベア16,17の回転でもつてロ
    ール状のベールAに形成されると共に、前記結束
    装置10によつてベールA外周に結束が施され
    て、ベール形成室18左側のベール取出し用ドア
    36より機外に取出されるように構成したもので
    ある。 第5図に示す如く、前記エンジン7の出力軸3
    7に走行ミツシヨン33の入力軸38をプーリ3
    9a,39b及び40a,40bと及びベルト4
    1a,41b並びにテンシヨンローラである低速
    及び高速用走行クラツチ42a,42bを介し連
    動連結させている。また前記出力軸37にカウン
    タ軸43をプーリ44a,44b及び45a,4
    5bと及びベルト46a,46b並びにテンシヨ
    ンローラである低速及び高速用作業クラツチ47
    a,47bを介し連動連結させている。 また前記ベール形成室18からベールAを取出
    すときに主整形パイプコンベア16を後方に開作
    動させる回動支点軸48を備え、スプロケツト4
    9,50及びチエン51を介して前記カウンタ軸
    43にその支点軸48を連結させる。 さらに前記支点軸48に主整形パイプコンベア
    16の駆動スプロケツト軸52をスプロケツト5
    3,54及びチエン55を介し連動連結すると共
    に、前記支点軸48に副整形パイプコンベア17
    の駆動スプロケツト軸56をスプロケツト57,
    58及びチエン59を介して前記支点軸48に連
    結させ、また前記結束装置10の駆動入力軸60
    を低速プーリ61,62又は高速プーリ63,6
    4並びに掛け換えベルト65を介し連動連結さ
    せ、前記作業クラツチ47a,47bの入操作に
    よつてパイプコンベア16,17及び結束装置1
    0を低速又は高速で駆動すると共に、ベルト65
    の掛け換えにより結束装置10を低速(低い切
    藁)又は高速(長藁)で駆動するように構成して
    いる。 一方、前記主整形パイプコンベア16の従動ス
    プロケツト軸66にスプロケツト67,68及び
    チエン69並びにピツクアツプクラツチ70を介
    してピツクアツプドラム71の回転軸72を連結
    させ、前記コンベア16を介してドラム71を回
    転駆動させ、ピツクアツプフインガー35により
    草藁を拾い上げるように構成している。 第1図、第6図乃至第8図に示す如く、前記結
    束装置10はベール形成室18内前部の前記駆動
    スプロケツト軸56の斜上方位置に設けたもの
    で、前記ベーラ部3の側板3a,3a間に連結固
    定する結束ケース73と、前記ケース73に各ス
    プロケツト軸74,75を介し軸支する駆動及び
    従動スプロケツト76,77と、これらスプロケ
    ツト76,77間に張架するランナ駆動部材であ
    るランナ移動チエン80と、前記結束ケース73
    に設ける入力ケース81に内設してこの入力用の
    プーリ62,64からの回転を一対のウオームギ
    ヤ82,83を介し前記駆動スプロケツト76に
    継断自在に伝達する結束クラツチ84と、前記入
    力ケース81に受筒85を介し支持し入力軸60
    に一体連結するロール駆動軸86と、該軸86に
    一方向クラツチ(図示省略)を介して軸支して入
    力軸60に連動連結させる主トワイン繰出しロー
    ル87と、前記受筒85先端のロールケース88
    に揺動支点軸89及び揺動板90を介し支持して
    バネ91力に抗して前記ロール87に圧接させそ
    の回転時圧接力でもつてトワイン92をベールA
    前側に繰出す副トワイン繰出しロール93と、前
    記ロール87,93間下方に位置させてトワイン
    92を左右横方向に自在に案内するトワイン繰出
    し案内用輪状体94と、前記揺動板90に連結し
    てバネ91力に抗しロール93を押し付けるロー
    ル閉動用トワイン供給クラツチワイヤ95と、前
    記結束ケース73下方でこれに略平行に設けるト
    ワインガイドシヤフト96と、前記シヤフト96
    の案内板97に回動支点軸98を介して機体左側
    方に揺動自在に設けて結束完了時トワイン92を
    切断するカツター99と、前記結束ケース73に
    摺動部材100を介して支持して前記チエン80
    に一体取付ける8個の係止ピン101に四角形状
    の係合孔102を介し係合連結させるトワイン横
    送り用ランナ103と、該ランナ103に設ける
    ランナ用トワインガイド104とを備える。 また第3図のように前記エンジン部6左側に小
    巻2個又は大巻1個のトワインロールを内蔵する
    ロールボツクス105を載せ、前記ロールボツク
    ス105からのトワイン92を結束装置10部に
    導入すると共に、第1図のようにロールケース8
    8の案内孔106を介し、前記各ロール87,9
    3間下方の輪状体94にトワイン92先端を挿入
    し、トワイン92を作業状態に装着する。 さらに前記結束クラツチ84を入切操作するシ
    フトフオーク107にクラツチアーム108を連
    結すると共に、そのクラツチアーム108に前記
    トワインガイドシヤフト96の一端を固設させ、
    そのシヤフト96他端を結束ケース73に支持さ
    せ、ベールAが形成されたとき、一方向クラツチ
    を介してトワイン92繰出し方向に回転駆動して
    いる主トワイン繰出しロール87に副トワイン繰
    出しロール93を圧接させ、各ロール87,93
    によりこの下方にトワイン92を繰出すもので、
    第7図のように副整形パイプコンベア17の先端
    側前方でカツタ99下方のトワインガイドシヤフ
    ト96に対向させるべく、ベーラ部3の前部カバ
    ー3b下方に延長状にトワイン送込み部材である
    送込み板109を支軸110を介して前後に揺動
    自在に取付け、前記ローラ87,93から繰出す
    トワイン92をベールAに近いパイプコンベア1
    6上に押出し案内し、コンベア16とベールAの
    間にトワイン92先端を差し入れるように構成し
    ている。 また前記支軸110にアーム110a及びリン
    ク111を介して前記揺動板90を連結させ、ト
    ワイン供給クラツチである前記ワイヤ95を引張
    つて各ロール87,93を圧着操作したとき、こ
    のトワイン供給クラツチ動作と連動して送込み板
    109下端側をベール形成室18方向に揺動変位
    させ、各ロール87,93から下方に繰出される
    トワイン92先端部をその送込み板109により
    ベールA側に押出すもので、結束装置10のトワ
    イン92送出側でトワイン92を挾んでベールA
    に対向させて送込み板109を配設し、従来に比
    べてベールAに一層近いコンベア16上面にトワ
    イン92先端を落下させ、ベールAへのトワイン
    92巻付開始を早め得る一方、第1図及び第7図
    から明らかなように、前記カツター99並びに停
    止位置のトワインガイド104前方下方を送込み
    板109で遮閉し、保守点検時、作業者の手をカ
    ツター99から守ると共に、送込み板109を押
    し込んでこの下方側空間を拡大し、作業を行い易
    いように構成している。 また第1図に示すように、機体右側に設けたド
    ア36側からトワイン92をベールAに巻付き開
    始させるべく、結束装置10の各ロール87,9
    3などのトワイン92落し位置をドア36の近く
    に設けたもので、前記ベールAにトワイン92先
    端が巻付いて、ベールAの回転によりトワイン9
    2が引出されることにより、前記ロール87がこ
    の駆動速度よりも高速で空転されると共に、前記
    トワイン92を引出す張力によりトワインガイド
    シヤフト96を押上げ、クラツチアーム108及
    びシフトフオーク107を介して結束クラツチ8
    4を入操作し、トワイン移動チエン80を駆動し
    てランナ103を機体右側のドア36側に若干移
    動させ、次いで機体左側にランナ103を移動さ
    せ、機体中央にランナ103を戻してトワイン9
    2をカツター99で切断し、ランナ103を停止
    位置に復動させるもので、トワイン92をドア3
    6からの取出し側であるベールA右側に巻付けた
    後、ベールA左側にトワイン92を巻き、ベール
    A左側から中央付近までトワイン92を巻付け戻
    してベールAの結束を完了するように構成してい
    る。 第8図の如く、前記ランナ103が左右移動端
    に到達したとき、チエン80に設けた8個の係止
    ピン101……がランナ103の係合孔89,1
    02の左右内側口縁102a,102bに連続し
    て当接し、ランナ103をこの左右移動端に一時
    的に停止保持し、ベールA左右端にトワイン92
    を重複巻装するように構成している。 また第1図の如く、前記カツター99をこのス
    トツパ112に当接させ、ランナ103の往復
    時、トワイン92がカツター99の背部に摺接
    し、このトワイン92によりカツター99を退入
    させる一方、ランナ103の復動時、カツター9
    9の刃部にトワイン92が引掛つて切断されるよ
    うに構成すると共に、前記トワイン繰出ロール8
    7,93下側の輪状体94とトワインガイド10
    4との間にトワイン戻し部材である戻しバネ11
    3を配設し、前記バネ113上端をロールケース
    88に固定支持させ、また第7図のように前記バ
    ネ113中間を側面視L形に折曲げる一方、前記
    バネ113の下半部を略水平に結束ケース73に
    向けて延設させ、第6図のようにトワイン繰出ロ
    ール87,93側が凹むように前記バネ113の
    水平部を平面視で円弧状に彎曲させるもので、前
    記ランナ103の往動時に前記バネ113の水平
    凹部にトワイン92が引掛り、トワイン92引出
    し力により前記バネ113をこの弾性に抗して変
    形させると共に、前記カツター99でトワイン9
    2を切断したとき、前記バネ113の復元力によ
    りトワインガイド104に係止されていたトワイ
    ン92繰出し先端部をトワインガイド104から
    離脱させ、前記輪体状94を介してこの下方にト
    ワイン92繰出し先端を垂下させて待機させるよ
    うに構成している。 また第1図の如く、前記回動支点軸98を多段
    的に係入させる支点溝99aを前記カツター99
    に形成し、案内板97に固定させた支点軸98を
    前記支点溝99aに貫挿させてスナツプリング9
    8aにより回転自在にカツター99を支持させる
    と共に、その支点軸98を支点溝99aの異なる
    位置に係入させてカツター99を進退させ、トワ
    イン92が当るカツター99の刃部を位置ずれ調
    節し、カツター99の刃部全域を使用してこの耐
    久性を向上し得るように構成している。 さらに第9図及び第10図に示す如く、ベーラ
    部3を低速駆動する低速作業クラツチ47aのク
    ラツチワイヤ114と、ピツクアツプ部4を作動
    制御するピツクアツプクラツチ70のクラツチワ
    イヤ115とを、アーム116を介して作業クラ
    ツチレバー11に連結させると共に、ベーラ部3
    を高速駆動する高速作業クラツチ47bのクラツ
    チワイヤ117と、前記トワイン供給クラツチワ
    イヤ95とを、アーム118を介して作業クラツ
    チレバー11に連結させる。またピツクアツプ部
    4から取入れる草藁によりパイプコンベア16,
    17間のベール形成室18でベールAを形成する
    ベールA成形作業を行う低速作業位置119と、
    前記コンベア16,17間のベールAを回転させ
    てこのベールA外周にトワイン92を巻付ける高
    速作業位置120と、トワイン繰出しロール8
    7,93からトワイン92を繰出す結束装置12
    1とをレバーガイド溝122に形成し、そのレバ
    ーガイド溝122の低速作業位置119に前記作
    業クラツチレバー11を係止させることにより、
    低速作業クラツチ47a及びピツクアツプクラツ
    チ70を継続させ、パイプコンベア16,17及
    びピツクアツプフインガー35を駆動してベール
    A成形作業を行わせる一方、前記作業クラツチレ
    バー11を高速作業位置120に係止させること
    により、ピツクアツプ部4を停止させ、高速作業
    クラツチ47bを継続させ、パイプコンベア1
    6,17を高速駆動してベールAを高速回転さ
    せ、また前記レバー11を結束装置121に移行
    させることにより、繰出しロール87,93から
    トワイン92が送出され、高速回転しているベー
    ルAにトワイン92を巻着させるもので、ベール
    A成形作業時のベーラ部3駆動速度に比べ、ベー
    ルAにトワイン92を巻付ける結束作業時のベー
    ラ部3駆動速度を高速にし、同一速度で各作業を
    行つていた従来に比べて結束時間を短縮させる共
    に、前記ベーラ部3の駆動力を断続制御する作業
    クラツチレバー11に結束装置10の副トワイン
    繰出ロール93を連結させ、その作業クラツチレ
    バー11によりトワイン92を送出し操作するよ
    うに構成している。なお、結束装置121のレバ
    ー11はバネ137より高速作業位置120に復
    帰させるように構成している。 本実施例は上記の如く構成するものにして、ピ
    ツクアツプ部4によつて拾い上げられた乾草は主
    整形パイプコンベア16によつてベール形成室1
    8内に搬入され、主副整形パイプコンベア16,
    17でもつてロール状のベールAに形成される。
    そしてベールAの成形圧が設定以上になつたと
    き、走行クラツチレバー13を切操作し、クロー
    ラ2を停止させると共に、作業クラツチレバー1
    1を低速作業から高速作業に切換え、形成室18
    内のベールAをこの成形作業時に比べて高速で回
    転させる。また前記レバー11の結束操作により
    トワイン92を繰出しロール87,93から送出
    開始すると共に、そのトワイン92先端を送込み
    板109によりベールA方向に押出し、下方のコ
    ンベア16上面にトワイン92を落下させ、トワ
    イン92をベールA側に送出す。さらにトワイン
    92先端がベールAに巻付いて引張られることに
    より結束クラツチ84が入となつてトワイン92
    による結束が開始するもので、結束ケース73の
    ドア36側に位置している前記ランナ103がチ
    エン80の駆動によつて第1図の矢印Lに示す如
    く、機体右側より右側端に、右側端より左側端
    に、左側端より中央に一往復する間にベールA外
    周にロール87,93より繰出されるトワイン9
    2をガイド104を介し第11図の1〜5に示す
    如く螺旋状に巻き付けていくもので、ランナ10
    3が左右移動端に至つて折り返すとき、第8図に
    示す如くチエン80に連結する8個の係止ピン1
    01……が係合孔102の一端縁102a或いは
    102bに接当している間ランナ103の移動を
    停止させ、ベールAの両端部のトワイン92の巻
    き付けを多重とさせベールAの形状崩れの防止を
    図るものである。 また作業クラツチレバー11操作により、ベー
    ルA成形時はベール部3を低速で駆動し、ベール
    A結束時はベール部3を高速で駆動すると共に、
    前記レバー11によりトワイン92を送出し操作
    するもので、ベール部3を高速駆動しているとき
    はピツクアツプ部4を停止させる。 さらに前記レバー11操作により送出されるト
    ワイン92は、送込み板109によりベールA方
    向に押出され、ベールA前方でこの近くの主整形
    パイプコンベア16上に落下すると共に、ドア3
    6近くの機体右側部に前記トワイン92が送出さ
    れ、ベールA右側部にトワイン92始端が巻付い
    た後、ベールA右側端を結束し、次いでベールA
    左側を結束し、中央付近に戻つてトワイン92が
    切断され、結束を完了するもので、前記トワイン
    92がカツター99によつて切断されたとき、ト
    ワイン92引出し力により変形していた戻しバネ
    113が復元し、トワインガイド104に係止さ
    れていたトワイン92繰出し先端部を前記バネ1
    13によつてトワインガイド104から強制的に
    離脱させ、トワイン繰出ロール87,93下方に
    トワイン92繰出し先端を垂下させた状態で次回
    の結束作業まで待機させるものである。 「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、ベー
    ルAを形成するベーラ部3と、そのベーラ部3前
    方に装設するピツクアツプ部4と、前記ベールA
    にトワイン92を巻装させる結束装置10とを備
    え、ロール状のベールAを形成してこの外周にト
    ワイン92を巻着させるロールベーラにおいて、
    前記トワイン92の送出終了時にベールA軸芯方
    向に往復動させる前記結束装置10のトワインガ
    イド104とベールAの間に張設されたトワイン
    92を切断するカツター99を備えると共に、ト
    ワイン92を繰出す結束装置10のトワイン繰出
    しロール87,93と前記トワインガイド104
    との間に戻しバネ113などのトワイン戻し部材
    を配設し、前記カツター99でトワイン92を切
    断したときにトワイン92繰出し先端部をトワイ
    ン戻し部材113によりトワインガイド104か
    ら離脱させるべく構成したもので、結束作業終了
    時にトワインガイド104からトワイン92繰出
    し先端を離脱させるから、次回の結束作業ではト
    ワインガイド104にトワイン92先端部が引掛
    るのを防いでトワイン92を適正に伸張させるこ
    とができ、結束装置10とベールAの間でトワイ
    ン92が絡まるのを阻止してベールAに対するト
    ワイン92の巻付けを適正に行うことができ、従
    来に比べてトワイン92の繰出し動作を安定させ
    て結束機能の向上などを容易に図ることができる
    等の実用的な効果を奏するものである。
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