JP2607232B2 - ロールベーラ - Google Patents

ロールベーラ

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JP2607232B2
JP2607232B2 JP31720895A JP31720895A JP2607232B2 JP 2607232 B2 JP2607232 B2 JP 2607232B2 JP 31720895 A JP31720895 A JP 31720895A JP 31720895 A JP31720895 A JP 31720895A JP 2607232 B2 JP2607232 B2 JP 2607232B2
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野 允 久 小
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圃場に散在する牧草
や藁などの藁草をピックアップ部で拾い上げてベーラ部
でロール状のベールに形成すると共に、このベール外周
を結束装置より供給されるトワインによって結束するよ
うにしたロールベーラに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、ベーラ部のベー
ラが所定大きさになったとき、ベールを回転させてトワ
インを巻付けていたが、ベールを形成するときの回転と
トワインを巻付けるときの回転が略同一であったから、
トワインを巻付ける結束時間の短縮などを容易に図り得
ない等の問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、ベー
ルを形成するベーラ部と、そのベーラ部前方に装設する
ピックアップ部と、前記ベールにトワインを巻装させる
結束装置とを備え、ロール状のベールを形成してこの外
周にトワインを巻着させるロールベーラにおいて、前記
ベーラ部の駆動速度を切換える作業レバーを設け、前記
ベーラ部を高速駆動し乍ら結束装置を作動させてトワイ
ン送出し動作を行わせるように構成したもので、ベーラ
部の駆動速度を切換えてベール形成時の回転よりもトワ
イン巻付け時の回転を高速にすることにより、トワイン
を巻付ける結束時間を容易に短縮し得、走行出力が不要
な結束作業にエンジン駆動力を有効に活用して作業能率
の向上などを容易に図り得るものである。
【0004】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1はベール形成部の説明図、図2は全
体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行ク
ローラ(2)を有する機台、(3)は前記機台(1)に
搭載するベーラ部、(4)は前記ベーラ部前方に昇降可
能に装設してピックアップガイド板(5)を有するピッ
クアップ部、(6)は前記機台(1)後方に装設してエ
ンジン(7)を内設するエンジン部、(8)は前記エン
ジン部(6)後方の機体左右中央に配設して操作パネル
(9)を有する運転操作部、(10)は前記ベーラ部
(3)前側に内設する結束装置、(11)は前記運転操
作部(8)左側に配設する作業クラッチレバー、(1
2)は前記ピックアップ部(4)の支持高さを調節する
ピックアップ昇降調節ハンドル、(13)は前記操作パ
ネル(9)に備える走行クラッチレバー、(14)(1
4)は左右サイドクラッチレバー、(15)は副変速レ
バーである。
【0005】前記ベーラ部(3)には彎曲形状の主及び
副整形パイプコンベア(16)(17)を対向状に配設
させてベール形成室(18)を形成するもので、図4に
も示す如く、前記副整形パイプコンベア(17)は駆動
スプロケット(19)とアイドラ(20)間にチェンガ
イド(21)を介し左右エンドレスチェン(22)(2
2)を張架させ、これらチェン(22)(22)間に等
間隔に複数のベール形成パイプ(23)…を横架させて
いる。また前記主整形パイプコンベア(16)は前記ベ
ーラ部(3)に設ける駆動スプロケット(24)と前記
ピックアップ部(4)に設けるアイドルスプロケット
(25)との間にチェンガイド(26)(27)及びテ
ンションローラ(28)などを介し左右のエンドレスチ
ェン(29)(29)を張架させ、これらチェン(2
9)(29)間に等間隔に複数のベール形成パイプ(3
0)…を横架させている。
【0006】さらに、前記アイドルスプロケット(2
5)と同軸上にピックアップ回動支点軸(31)を備
え、該支点軸(31)に前記ピックアップ部(4)のピ
ックアップケース(32)基端を上下動自在に支持させ
ると共に、該ケース(32)前端に偏心軸(34)を介
しピックアップフィンガー(35)を支持させ、主整形
パイプコンベア(16)を駆動時、前記ピックアップフ
ィンガー(35)を同時に回転させて圃場の乾草を拾い
上げ前記ベール形成室(18)内に送り込むように構成
している。そしてベール形成室(18)内に送り込まれ
た乾草は前記コンベア(16)(17)の回転でもって
ロール状のベール(A)に形成されると共に、前記結束
装置(10)によってベール(A)外周に結束が施され
て、ベール形成室(18)左側のベール取出し用ドア
(36)より機外に取出されるように構成したものであ
る。
【0007】図4に示す如く、前記エンジン(7)の出
力軸(37)に走行ミッション(33)の入力軸(3
8)をプーリ(39a)(39b)及び(40a)(4
0b)と及びベルト(41a)(41b)並びにテンシ
ョンローラである低速及び高速用走行クラッチ(42
a)(42b)を介し連動連結させている。また前記出
力軸(37)にカウンタ軸(43)をプーリ(44a)
(44b)及び(45a)(45b)と及びベルト(4
6a)(46b)並びにテンションローラである低速及
び高速用作業クラッチ(47a)(47b)を介し連動
連結させている。
【0008】また前記ベール形成室(18)からベール
(A)を取出すときに主整形パイプコンベア(16)を
後方に開作動させる回動支点軸(48)を備え、スプロ
ケット(49)(50)及びチェン(51)を介して前
記カウンタ軸(43)にその支点軸(48)を連結させ
る。
【0009】さらに前記支点軸(48)に主整形パイプ
コンベア(16)の駆動スプロケット軸(52)をスプ
ロケット(53)(54)及びチェン(55)を介し連
動連結すると共に、前記支点軸(48)に副整形パイプ
コンベア(17)の駆動スプロケット軸(56)をスプ
ロケット(57)(58)及びチェン(59)を介して
前記支点軸(48)に連結させ、また前記結束装置(1
0)の駆動入力軸(60)を低速プーリ(61)(6
2)又は高速プーリ(63)(64)並びに掛け換えベ
ルト(65)を介し連動連結させ、前記作業クラッチ
(47a)(47b)の入操作によってパイプコンベア
(16)(17)及び結束装置(10)を低速又は高速
で駆動すると共に、ベルト(65)の掛け換えにより結
束装置(10)を低速(短い切藁)又は高速(長藁)で
駆動するように構成している。
【0010】一方、前記主整形パイプコンベア(16)
の従動スプロケット軸(66)にスプロケット(67)
(68)及びチェン(69)並びにピックアップクラッ
チ(70)を介してピックアップドラム(71)の回転
軸(72)を連結させ、前記コンベア(16)を介して
ドラム(71)を回転駆動させ、ピックアップフィンガ
ー(35)により草藁を拾い上げるように構成してい
る。
【0011】図1、図5乃至図8に示す如く、前記結束
装置(10)はベール形成室(18)内前部の前記駆動
スプロケット軸(56)の斜上方位置に設けたもので、
前記ベーラ部(3)の側板(3a)(3a)間に連結固
定する結束ケース(73)と、前記ケース(73)に各
スプロケット軸(74)(75)を介し軸支する駆動及
び従動スプロケット(76)(77)と、これらスプロ
ケット(76)(77)間に張架するランナ駆動部材で
あるランナ移動チェン(80)と、前記結束ケース(7
3)に設ける入力ケース(81)に内設してこの入力用
のプーリ(62)(64)からの回転を一対のウオーム
ギヤ(82)(83)を介し前記駆動スプロケット(7
6)に継断自在に伝達する結束クラッチ(84)と、前
記入力ケース(81)に受筒(85)を介し支持し入力
軸(60)に一体連結するロール駆動軸(86)と、該
軸(86)に一方向クラッチ(図示省略)を介して軸支
して入力軸(60)に連動連結させる主トワイン繰出し
ロール(87)と、前記受筒(85)先端のロールケー
ス(88)に揺動支点軸(89)及び揺動板(90a)
(90b)を介し支持してバネ(91)力に抗して前記
ロール(87)に圧接させその回転時圧接力でもってト
ワイン(92)をベール(A)前側に繰出す副トワイン
繰出しロール(93)と、前記ロール(87)(93)
間下方に位置させてトワイン(92)を左右横方向に自
在に案内するトワイン繰出し案内用輪状体(94)と、
前記揺動板(90a)に連結してバネ(91)力に抗し
ロール(93)を押し付けるロール閉動用トワイン供給
クラッチワイヤ(95)と、前記結束ケース(73)下
方でこれに略平行に設けるトワインガイドシャフト(9
6)と、前記シャフト(96)の案内板(97)に回動
支点軸(98)を介して機体左側方に揺動自在に設けて
結束完了時トワイン(92)を切断するカッタ(99)
と、前記結束ケース(73)に摺動部材(100)を介
して支持して前記チェン(80)に一体取付ける8個の
係止ピン(101)に四角形状の係合孔(102)を介
し係合連結させるトワイン横送り用ランナ(103)
と、該ランナ(103)に設けるランナ用トワインガイ
ド(104)とを備える。
【0012】また図3のように前記エンジン部(6)左
側に小巻2個又は大巻1個のトワインロールを内蔵する
ロールボックス(105)を載せ、前記ロールボックス
(105)からのトワイン(92)を結束装置(10)
部に導入すると共に、図5のようにロールケース(8
8)の案内孔(106)を介し、前記各ロール(87)
(93)間下方の輪状体(94)にトワイン(92)先
端を挿入し、トワイン(92)を作業状態に装着する。
【0013】さらに前記結束クラッチ(84)を入切操
作するシフトフォーク(107)にクラッチアーム(1
08)を連結すると共に、そのクラッチアーム(10
8)に前記トワインガイドシャフト(96)の一端を固
設させ、そのシャフト(96)他端を結束ケース(7
3)に支持させ、ベール(A)が形成されたとき、一方
向クラッチを介してトワイン(92)繰出し方向に回転
駆動している主トワイン繰出しロール(87)に副トワ
イン繰出しロール(93)を圧接させ、各ロール(8
7)(93)によりこの下方にトワイン(92)を繰出
すもので、図7のように副整形パイプコンベア(17)
の先端側前方でカッタ(99)下方のトワインガイドシ
ャフト(96)に対向させるべく、ベーラ部(3)の前
部カバー(3b)下方に延長状にトワイン送込み部材で
ある送込み板(109)を支軸(110)を介して前後
に揺動自在に取付け、前記ローラ(87)(93)から
繰出すトワイン(92)をベール(A)に近いパイプコ
ンベア(16)上に押出し案内し、コンベア(16)と
ベール(A)の間にトワイン(92)先端を差し入れる
ように構成している。
【0014】また前記支軸(110)にアーム(11
1)及びリンク(112)を介して前記揺動板(90
b)を連結させ、トワイン供給クラッチである前記ワイ
ヤ(95)を引張って各ロール(87)(93)を圧着
操作したとき、このトワイン供給クラッチ動作と連動し
て送込み板(109)下端側をベール形成室(18)方
向に揺動変位させ、各ロール(87)(93)から下方
に繰出されるトワイン(92)先端部をその送込み板
(109)によりベール(A)側に押出すもので、結束
装置(10)のトワイン(92)送出側でトワイン(9
2)を挾んでベール(A)に対向させて送込み板(10
9)を配設し、従来に比べてベール(A)に一層近いコ
ンベア(16)上面にトワイン(92)先端を落下さ
せ、ベール(A)へのトワイン(92)巻付開始を早め
得る一方、図5及び図7から明らかなように、前記カッ
ター(99)並びに停止位置のトワインガイド(10
4)前方下方を送込み板(109)で遮閉し、保守点検
時、作業者の手をカッター(99)から守ると共に、送
込み板(109)を押し込んでこの下方側空間を拡大
し、作業を行い易いように構成している。
【0015】また図5に示すように、機体右側に設けた
ドア(36)側からトワイン(92)をベール(A)に
巻付き開始させるべく、結束装置(10)の各ロール
(87)(93)などのトワイン(92)落し位置をド
ア(36)の近くに設けたもので、前記ベール(A)に
トワイン(92)先端が巻付いて、ベール(A)の回転
によりトワイン(92)が引出されることにより、前記
ロール(87)がこの駆動速度よりも高速で空転される
と共に、前記トワイン(92)を引出す張力によりトワ
インガイドシャフト(96)を押上げ、クラッチアーム
(108)及びシフトフォーク(107)を介して結束
クラッチ(84)を入操作し、トワイン移動チェン(8
0)を駆動してランナ(103)を機体右側のドア(3
6)側に若干移動させ、次いで機体左側にランナ(10
3)を移動させ、機体中央にランナ(103)を戻して
トワイン(92)をカッター(99)で切断し、ランナ
(103)を停止位置に復動させるもので、トワイン
(92)をドア(36)からの取出し側であるベール
(A)右側に巻付けた後、ベール(A)左側にトワイン
(92)を巻き、ベール(A)左側から中央付近までト
ワイン(92)を巻付け戻してベール(A)の結束を完
了するように構成している。
【0016】図8の如く、前記ランナ(103)が左右
移動端に到達したとき、チェン(80)に設けた8個の
係止ピン(101)…がランナ(103)の係合孔(8
9)(102)の左右内側口縁(102a)(102
b)に連続して当接し、ランナ(103)をこの左右移
動端に一時的に停止保持し、ベール(A)左右端にトワ
イン(92)を重複巻装するように構成している。
【0017】また図5の如く、前記カッタ(99)をこ
のストッパ(113)に当接させ、ランナ(103)の
往動時、トワイン(92)がカッタ(99)の背部に摺
接し、このトワイン(92)によりカッタ(99)を退
入させる一方、ランナ(103)の復動時、カッタ(9
9)の刃部にトワイン(92)が引掛って切断されるよ
うに構成している。
【0018】さらに図9及び図10に示す如く、ベーラ
部(3)を低速駆動する低速作業クラッチ(47a)の
クラッチワイヤ(114)と、ピックアップ部(4)を
作動制御するピックアップクラッチ(70)のクラッチ
ワイヤ(115)とを、アーム(116)を介して作業
クラッチレバー(11)に連結させると共に、ベーラ部
(3)を高速駆動する高速作業クラッチ(47b)のク
ラッチワイヤ(117)と、前記トワイン供給クラッチ
ワイヤ(95)とを、アーム(118)を介して作業ク
ラッチレバー(11)に連結させる。またピックアップ
部(4)から取入れる草藁によりパイプコンベア(1
6)(17)間のベール形成室(18)でベール(A)
を形成するベール(A)成形作業を行う低速作業位置
(119)と、前記コンベア(16)(17)間のベー
ル(A)を回転させてこのベール(A)外周にトワイン
(92)を巻付ける高速作業位置(120)と、トワイ
ン繰出しロール(87)(93)からトワイン(92)
を繰出す結束位置(121)とをレバーガイド溝(12
2)に形成し、そのレバーガイド溝(122)の低速作
業位置(119)に前記作業クラッチレバー(11)を
係止させることにより、低速作業クラッチ(47a)及
びピックアップクラッチ(70)を継続させ、パイプコ
ンベア(16)(17)及びピックアップフィンガー
(35)を駆動してベール(A)成形作業を行わせる一
方、前記作業クラッチレバー(11)を高速作業位置
(120)に係止させることにより、ピックアップ部
(4)を停止させ、高速作業クラッチ(47b)を継続
させ、パイプコンベア(16)(17)を高速駆動して
ベール(A)を高速回転させ、また前記レバー(11)
を結束位置(121)に移行させることにより、繰出し
ロール(87)(93)からトワイン(92)が送出さ
れ、高速回転しているベール(A)にトワイン(92)
を巻着させるもので、ベール(A)成形作業時のベーラ
部(3)駆動速度に比べ、ベール(A)にトワイン(9
2)を巻付ける結束作業時のベーラ部(3)駆動速度を
高速にし、同一速度で各作業を行っていた従来に比べて
結束時間を短縮させると共に、前記ベーラ部(3)の駆
動力を断続制御する作業クラッチレバー(11)に結束
装置(10)の副トワイン繰出ロール(93)を連結さ
せ、その作業クラッチレバー(11)によりトワイン
(92)を送出し操作するように構成している。なお、
結束位置(121)のレバー(11)はバネ(137)
より高速作業位置(120)に復帰させるように構成し
ている。
【0019】上記から明らかなように、ベール(A)を
形成するベーラ部(3)と、そのベーラ部(3)前方に
装設するピックアップ部(4)と、前記ベール(A)に
トワイン(92)を巻装させる結束装置(10)とを備
え、ロール状のベール(A)を形成してこの外周にトワ
イン(92)を巻着させるロールベーラにおいて、前記
ベーラ部(3)の駆動速度を切換える作業レバーである
作業クラッチレバー(11)を設け、前記ベーラ部
(3)を高速駆動し乍ら結束装置(10)を作動させて
トワイン(92)送出し動作を行わせるように構成して
いる。
【0020】次いで、図11乃至図13に示す如く、前
記エンジン部(6)右側にレバーケース(123)を固
設し、そのケース(123)にピックアップ昇降調節ハ
ンドル(12)を回転自在に支持させると共に、前記ハ
ンドル(12)のネジ部(124)に微調節部材である
摺動子(125)を螺着させ、回り止め兼用アウタ受
(126)を前記摺動子(125)に固設し、また前記
ケース(123)の長孔(127)から突出させる回り
止め兼用のインジケータ(128)を前記アウタ受(1
26)に一体連結させる。そして前記ピックアップ部
(4)のピックアップケース(32)に一端を連結する
ピックアップ昇降操作ワイヤ(129)を備え、そのワ
イヤ(129)のアウタ(130)を前記アウタ受(1
26)に固定させると共に、前記エンジン部(6)に支
点軸(131)(132)を介して前後及び左右に揺動
自在に昇降レバー(133)を取付け、そのレバー(1
33)に前記ワイヤ(129)を連結させる。また前記
レバー(133)のガイド溝(134)をレバーケース
(123)に形成し、ガイド溝(134)の上昇位置
(135)と下降位置(136)に前記レバー(13
3)を係止させ、前記レバー(133)の前後揺動操作
により、前記ワイヤ(129)を進退させてピックアッ
プ部(4)を上昇位置又は下降位置のいずれかに移行さ
せると共に、前記ハンドル(12)の正逆転操作によ
り、ハンドル(12)の軸芯方向に摺動子(125)を
移動させ、アウタ受(126)をハンドル(12)のネ
ジ部(124)に沿わせて変位させ、前記レバー(13
3)に対しアウタ受(126)を接離させてピックアッ
プ部(4)を昇降させ、前記レバー(133)下降位置
のピックアップ部(4)の支持高さを微調節するように
構成している。なお、前記アウタ受(126)にレバー
ストッパ(138)を固定し、レバー(133)の下降
側移動をそのストッパ(138)により規制するように
構成している。
【0021】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、ピックアップ部(4)によって拾い上げられた乾草
は主整形パイプコンベア(16)によってベール形成室
(18)内に搬入され、主副整形パイプコンベア(1
6)(17)でもってロール状のベール(A)に形成さ
れる。そしてベール(A)の成形圧が設定以上になった
とき、走行クラッチレバー(13)を切操作し、クロー
ラ(2)を停止させると共に、作業クラッチレバー(1
1)を低速作業から高速作業に切換え、形成室(18)
内のベール(A)をこの成形作業時に比べて高速で回転
させる。また前記レバー(11)の結束操作によりトワ
イン(92)を繰出しロール(87)(93)から送出
開始すると共に、そのトワイン(92)先端を送込み板
(109)によりベール(A)方向に押出し、下方のコ
ンベア(16)上面にトワイン(92)を落下させ、ト
ワイン(92)をベール(A)側に送出す。さらにトワ
イン(92)先端がベール(A)に巻付いて引張られる
ことにより結束クラッチ(84)が入となってトワイン
(92)による結束が開始するもので、結束ケース(7
3)のドア(36)側に位置している前記ランナ(10
3)がチェン(80)の駆動によって図5の矢印(L)
方向に示す如く、機体右側より右側端に、右側端より左
側端に、左側端より中央に一往復する間にベール(A)
外周にロール(87)(93)より繰出されるトワイン
(92)をガイド(104)を介し図14の(1)〜
(5)に示す如く螺旋状に巻き付けていくもので、ラン
ナ(103)が左右移動端に至って折り返すとき、図8
に示す如くチェン(80)に連結する8個の係止ピン
(101)…が係合孔(102)の一端縁(102a)
或いは(102b)に接当している間ランナ(103)
の移動を停止させ、ベール(A)の両端部のトワイン
(92)の巻き付けを多重とさせベール(A)の形状崩
れの防止を図るものである。
【0022】上記のようにベール(A)の成形並びに結
束を行うもので、昇降レバー(133)操作によりピッ
クアップ部(4)を路上走行(非作業)位置に上昇さ
せ、またピックアップ部(4)を作業位置に下降させる
と共に、昇降調節ハンドル(12)操作により作業位置
に降下させたピックアップ部(4)の地上高さを微調節
する。
【0023】また作業クラッチレバー(11)操作によ
り、ベール(A)成形時はベール部(3)を低速で駆動
し、ベール(A)結束時はベール部(3)を高速で駆動
すると共に、前記レバー(11)によりトワイン(9
2)を送出し操作するもので、ベール部(3)を高速駆
動しているときはピックアップ部(4)を停止させる。
【0024】なお、ベール部(3)の高速駆動時のピッ
クアップ部(4)の停止動作は省略することもできる。
【0025】さらに前記レバー(11)操作により送出
されるトワイン(92)は、送込み板(109)により
ベール(A)方向に押出され、ベール(A)前方でこの
近くの主整形パイプコンベア(16)上に落下すると共
に、ドア(36)近くの機体右側部に前記トワイン(9
2)が送出され、ベール(A)右側部にトワイン(9
2)始端が巻付いた後、ベール(A)右側端を結束し、
次いでベール(A)左側を結束し、中央付近に戻ってト
ワイン(92)が切断され、結束を完了するものであ
る。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、ベール(A)を形成するベーラ部(3)と、そのベ
ーラ部(3)前方に装設するピックアップ部(4)と、
前記ベール(A)にトワイン(92)を巻装させる結束
装置(10)とを備え、ロール状のベール(A)を形成
してこの外周にトワイン(92)を巻着させるロールベ
ーラにおいて、前記ベーラ部(3)の駆動速度を切換え
る作業レバー(11)を設け、前記ベーラ部(3)を高
速駆動し乍ら結束装置(10)を作動させてトワイン
(92)送出し動作を行わせるように構成したもので、
ベーラ部(3)の駆動速度を切換えてベール(A)形成
時の回転よりもトワイン(92)巻付け時の回転を高速
にすることにより、トワイン(92)を巻付ける結束時
間を容易に短縮でき、走行出力が不要な結束作業にエン
ジン(7)駆動力を有効に活用して作業能率の向上など
を容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベール形成部の側面説明図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面説明図。
【図4】駆動系統を示す説明図。
【図5】結束装置部の正面説明図。
【図6】同平面説明図。
【図7】同側面説明図。
【図8】同背面説明図。
【図9】作業クラッチレバーの説明図。
【図10】同説明図。
【図11】ピックアップ昇降操作部の説明図。
【図12】同説明図。
【図13】同説明図。
【図14】ベール結束説明図。
【符号の説明】
(A) ベール (3) ベーラ部 (4) ピックアップ部 (10) 結束装置 (11) 作業クラッチレバー(作業レバー) (92) トワイン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベールを形成するベーラ部と、そのベー
    ラ部前方に装設するピックアップ部と、前記ベールにト
    ワインを巻装させる結束装置とを備え、ロール状のベー
    ルを形成してこの外周にトワインを巻着させるロールベ
    ーラにおいて、前記ベーラ部の駆動速度を切換える作業
    レバーを設け、前記ベーラ部を高速駆動し乍ら結束装置
    を作動させてトワイン送出し動作を行わせるように構成
    したことを特徴とするロールベーラ。
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