JPH072058B2 - ロ−ルベ−ラ - Google Patents

ロ−ルベ−ラ

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JPH072058B2
JPH072058B2 JP60007660A JP766085A JPH072058B2 JP H072058 B2 JPH072058 B2 JP H072058B2 JP 60007660 A JP60007660 A JP 60007660A JP 766085 A JP766085 A JP 766085A JP H072058 B2 JPH072058 B2 JP H072058B2
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bale
clutch
pin
shaft
plate
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JP60007660A
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雅宣 中村
允久 小野
泰治 水倉
隆尚 松木
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は圃場に散在する牧草や藁などをピックアップ部
で拾い上げてベール形成室でロール状に梱包するように
したロールベーラに関する 「従来の技術」 従来、特開昭59−196012号公報に示す如く、ベール形成
室の上側を開放してベールを取出す技術があった。
「発明が解決しようとする課題」 前記従来技術は、ピックアップ部にベールを取出すこと
によって次作業が行えない不具合を解消できたが、コン
ベアを上方に持上げて開放し、ベールを上方に持上げて
取出す作業を行う必要があり、ベール取出し作業の省力
化を容易に行い得ない等の問題があった。また、機体側
方にベールを取出す技術が開発されたが、コンベアを大
きな角度で開放させる必要があり、しかもピックアップ
部の藁草を機体上側の高位置に搬送した後にコンベアに
供給させる必要がある等の構造上の問題があった。
「課題を解決するための手段」 然るに、本発明は、機体前部にピックアップ部を設けて
地上の藁草を拾い上げ、ピックアップ部から後方のベー
ル形成室に前面下側を介して藁草を差込むと共に、上部
及び下部コンベアによりベール形成室でロール状のベー
ルを形成するロールベーラにおいて、前記コンベアを側
面視円形に内設させたベール形成室一側部の機体側面に
ベール取出し用側方ドアを開閉自在に設けたことを特徴
とする。
「作用」 従って、ドア開操作によりベール形成室の横方向にベー
ルを引出せるから、従来のコンベア及びベール持上げ作
業を必要にし、従来よりも低位置でかつピックアップ部
と異なる方向にベールを取出し得、ベール取出し作業の
省力化並びにピックアップ部など藁草拾い上げ構造の簡
略化などを容易に行い得、機体構造の簡略化並びに取扱
い操作性の向上などを容易に図り得るものである。
「実施例」 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図はベール形成部の説明図、第2図は全体側面図、
第3図は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ
(2)を有する機台、(3)は前記機台(1)に搭載す
るベーラ部、(4)は前記ベーラ部前方に昇降可能に装
設してピックアップフィンガー(5)を有するピックア
ップ部、(6)は前記機台(1)後方に装設してエンジ
ン(7)を内設するエンジン部、(8)は前記エンジン
部(6)後方の機体左右中央に配設する操作パネル
(9)を有する運転操作部であり、前記ベーラ部(3)
に結束装置(10)及び作業クラッチレバー(11)を有す
ると共に、前記操作パネル(9)に走行クラッチレバー
(12)及び左右サイドクラッチレバー(13)(13)並び
に変速クラッチレバー(14)を有する。
前記ベーラ部(3)のベール形成室(15)内には上部パ
イプコンベア(16)及び下部パイプコンベア(17)を対
向状に配設するもので、第4図にも示す如く上部パイプ
コンベア(16)は駆動スプロケット(18)とアイドラ
(19)間にチェンガイド(20)を介し左右の上部エンド
レスチェン(21)(21)を張架させ、これらチェン(2
1)(21)間にボルト(22)を介し等間隔に複数のベー
ル形成上部パイプ(23)…を横架させている。また第5
図乃至第8図にも示す如く、前記下部パイプコンベア
(17)は前記ベール形成室(15)に設ける駆動スプロケ
ット(24)と前記ピックアップ部(4)と設けるアイド
ルスプロケット(25)と間にチェンガイド(26)(27)
及びテンションローラ(28)を介し左右の下部エンドレ
スチェン(29)(29)を張架させ、これらチェン(29)
(29)間にボルト(30)を介し等間隔に複数のベール形
成下部パイプ(31)…を横架させている。
さらに、前記チェンガイド(27)の前端にピックアップ
回動支点軸(32)を備え、該支点軸(32)に前記ピック
アップ部(4)のピックアップケース(33)基端を上下
動自在に支持させている。前記アイドルスプロケット
(25)はピックアップケース(33)前端に固設する支軸
(34)に遊転軸支させると共に、前記支軸(34)に一体
固設する偏心軸(35)に各ピックアップフィンガー(3
6)の基端を枢支させ、且つ各フィンガー(36)の先端
を前記スプロケット(25)に一体連設するフィンガー胴
(37)の各開口(38)より外側に突出させて、前記胴
(37)の回転によるフィンガー(36)の回動時その突出
長さを適宜可変させて圃場の乾草を拾い上げ前記下部パ
イプコンベア(17)により直接的にベール形成室(15)
内に取入れ、上下部パイプコンベア(16)(17)の回転
でもってこの形成室(15)内の乾草をロール状のベール
に形成するように構成している。
第9図乃至第12図に示す如く、前記ピックアップケース
(33)は支持ホルダ(39)及びワイヤ(40)を介しピッ
クアップ昇降装置(41)に連結させるもので、前記昇降
装置(41)はピックアップ操作ボックス(42)にピック
アップ高さ調節用操作ハンドル(43)と、該ハンドル
(43)に一体連結する回転ネジ軸(44)と、これらハン
ドル(43)及びネジ軸(44)を支持する受台(45)と、
該受台(45)を回動軸(46)及び受金具(47)を介し前
記ボックス(42)に支持する支軸(48)と、前記ネジ軸
(44)に結合連結する摺動体(49)と、該摺動体(49)
に揺動ピン(50)を介し一端を連結させ他端を前記ワイ
ヤ(40)に連結するワイヤリンク(51)と、前記軸(4
6)を中心にハンドル(43)に反時計方向の持上げ力と
付勢するバネ(52)とを備え、前記ハンドル(43)によ
る摺動体(49)のスライド操作でもって前記ピックアッ
プ部(4)の昇降量調節を行う一方、第9図及び第12図
のピックアップ部(4)の上げ及び下げ位置よりボック
ス(42)のガイド溝(53)に沿わせ前記軸(46)を中心
にハンドル(43)を反時計方向に回動させ同図仮想線状
態に収納したとき、前記ワイヤリンク(51)を介してワ
イヤ(40)を引張りピックアップ部(4)を最上昇位置
に持上げ調節るように構成している。またこの際第9図
の上げ調節位置或いは第12図の下げ調節位置より最上昇
位置に持上げた状態のとき前記ワイヤ(40)のアウタ受
け金具(54)のボックス枢支軸(55)とワイヤ(40)と
リンク(51)の連結ピン(58)間の距離(l1)(l2)を
略同等(l1≒l2)とさせ、ピックアップ部(4)の何れ
の調節位置にあっても前記ハンドル(43)を同図仮想線
状態に収納状態とさせたとき常に略同一最上昇高さ位置
にピックアップ部(4)を持上げ保持するように構成し
ている。
第13図乃至第14図に示す如く、前記上部パイプコンベア
(16)を支持するチェンガイド(20)は前端を前記駆動
スプロケット(18)の駆動軸(57)に揺動自在に支持さ
せ、ベーラ部(3)側板(3a)に回動支点ピン(58)を
介し揺動可能に枢支する支点越えリンク(59)に、前記
ガイド(20)後端をピン(60)(61)及び位置保持機構
である支点越えバネ(62)を介し支持させている。また
前記側板(3a)にはベール(A)の形成直径が一定以上
大となったときその外周圧力を検出するベール圧検出装
置である検出スイッチ(63)と、該スイッチ(63)を操
作するスイッチ操作板(64)とを備えるもので、前記操
作板(64)を支点軸(65)を介し側板(3a)に支持さ
せ、前記操作板(64)と側板(3a)間に張架する支点越
えバネ(66)によって操作板(64)の調節ボルト(67)
を前記チェンガイド(20)の固定ピン(68)に常時は当
接保持させ、ベール(A)径がに一定以上となりその接
触圧によって前記チェンガイド(20)が軸(57)を中心
に一定角度(α)上方に開いたとき、前記ピン(68)及
びボルト(67)を介し操作板(64)を支点軸(65)を中
心にバネ(66)力でもって支点越えさせ前記スイッチ
(63)をオン作動させて警報装置を駆動し作業者にベー
ル形成完了を報知せしめるように構成している。また前
記操作板(64)とチェンガイド(20)の固定ピン(61)
間に復帰用板バネ(69)を調節していて、チェンガイド
(20)が元の状態位置に戻ったとき操作板(64)も復帰
させスイッチ(63)の作動解除を行うように構成してい
る。さらに前記側板(3a)には前記ピン(61)の移動範
囲を規制するガイド規制板(70)を設けていて、前記軸
(57)を中心にチェンガイド(20)が定常位置より一定
角度(β)上方に開いた状態のとき軸(57)及びピン
(58)を結ぶライン(b)よりバネ(62)を支点越えさ
せて規制板(70)の一端側に前記ピン(61)を当接係止
させ、これらガイド(20)及びリンク(59)を第13図仮
想線状態に位置保持させ上部パイプコンベア(16)を開
状態とさせるように構成している。またさらに左右側板
(3a)(3a)に枢支する左右の支点越えリンク(59)
(59)には長孔(71)(71)を介し左右のロッド(72)
(72)を連結していて、前記ベール形成室(15)の左側
を開放する側方ドア(73)の連結リンク(74)に左側の
前記ロッド(72)他端を直接的に、また右側の前記ロッ
ド(72)他端をリンク(75)(76)を介し連結させて、
上部パイプコンベア(16)と側方ドア(73)とを連動さ
せて開放状態とするように構成している。
上記から明らかなように、機体前部にピックアップ部
(4)を設けて地上の藁草を拾い上げ、ピックアップ部
(4)から後方のベール形成室(15)に前面下側を介し
て藁草を差込むと共に、上部及び下部コンベア(16)
(17)によりベール形成室(19)でロール状のベール
(A)を形成するロールベーラにおいて、前記コンベア
(16)(17)を側面視円形に内設させたベール形成室
(15)一側部の機体側面にベール(A)取出し用側方ド
ア(73)を開閉自在に設ける。そして、上部パイプコン
ベア(16)上方に持上げてベール形成室(15)を開放さ
せる従来操作を不要にし、またベール形成室(15)から
ベール(A)を上方に持上げた後に機外に取出す従来操
作を不要にし、機体側面からベール(A)を容易に引出
すことができると共に、機体上面高位置からコンベア
(16)(17)に藁草を投入させる従来構造を不要にし、
ピックアップ部(4)の藁草を最短系路を介してコンベ
ア(16)(17)に供給できるように構成している。
第15図乃至第21図に示す如く、前記結束装置(10)はベ
ール形成室(15)内後部の上部パイプコンベア(16)の
アイドラ(19)と下部パイプコンベア(17)の駆動スプ
ロケット(24)の略中間位置に設けていて、前記側板
(3a)に駆動入力ケース(77)を介し連結固定する結束
ケース(78)と、前記ケース(78)に各スプロケット軸
(79)(80)を介し軸支する駆動及び従動スプロケット
(81)(82)と、これらスプロケット(81)(82)間に
張架するチェン(83)と、前記入力ケース(77)に内設
してこの入力スプロケット(84)からの回転を一対のウ
オームギヤ(85)を介し前記駆動スプロケット(81)に
継断自在に伝達する結束クラッチ(86)と、前記チェン
(83)にスプロケット(87)及び回転軸(88)を介し連
動連結するトワイン繰出し用主回転体(89)と、該回転
体(89)に引張バネ(90)を介し圧接させその圧接力で
もってトワイン(91)を順次前方の送出し口(92)より
繰出すトワイン繰出し用副回転体(93)と、前記チェン
(83)に一体取付けする係止ピン(94)に四角形状の係
合孔(95)を介し連結し回転子(78a)を介するその左
右移動時前記送出し口(92)より繰出されるトワイン
(91)をガイド金具(96)より前方に送出させベール
(A)外周に左及び右方向より螺旋状に巻き付けていく
トワイン案内体であるランナ(97)と、巻き付け始め時
トワイン(91)を前記ガイド金具(96)の斜面部(96
a)を滑らせてガイド孔部(96b)に案内導入させるトワ
イン案内板(98)とを備え、前記結束クラッチ(86)の
入動作によるランナ(97)の左右移動時前記送出し口
(92)より繰出されるトワイン(91)をガイド金具(9
6)の案内により形成されるベール(A)外周部に螺旋
状に巻き付けていくように構成している。なお前記主回
転体(89)のスプロケット(87)には一方向クラッチ
(87a)が内設されていてベール(A)にトワイン(9
1)が巻き付いて以後トワイン(91)の繰出し速度が増
大したとき主回転体(89)をフリー回転させるように構
成したものである。
また、前記回転体(89)(93)前方の結束ケース(78)
前面にトワイン切断用のカッタ(99)を回動支点軸(10
0)を介し取付けていて、ベール(A)に対するトワイ
ン(91)の1回の巻き付け完了の都度前記ランナ(97)
に植設するピン(101)をカッタ(99)のカム状突起部
(99a)に当接させることにより、カッタ(99)の切断
部を持上げ動作させ前記ガイド金具(96)に保持するト
ワイン(91)を切断するように構成している。
さらに、前記結束クラッチ(86)は走行クラッチに連動
させるもので、結束クラッチ(86)のクラッチアーム
(102)に一端を連結するクラッチ操作板(103)と、該
操作板(103)にピン(104a)(104b)を介し常時クラ
ッチ入方向側のバネ力を付勢するクラッチバネ(104)
と、前記ランナ(97)に支点ピン(105)を介し中間を
支持させて常時は捩りバネ(106)力でもって一端側の
ピン(107)側を起立させ前記操作板(103)の傾斜クラ
ッチ作用面(103a)に当接させてバネ(104)力に抗し
操作板(103)を切状態に保持するクラッチ切換アーム
(108)と、一端をワイヤ(109)を介し走行クラッチレ
バー(12)に連結させ走行クラッチ切状態のときピン
(110a)(110b)間のバネ(110)力に抗し傾斜作用面
(111a)を前記アーム(108)の解除ピン(112)に当接
させて前記ピン(107)による操作板(103)の押圧解除
を行う作動開始板(111)と、前記バネ(106)に対し切
換アーム(108)を定常位置に保持するストッパー(11
3)とを備え、作業クラッチレバー(11)の入状態で走
行クラッチレバー(12)を切操作したとき前記ワイヤ
(109)を介し開始板(111)を第20図実線矢印方向に引
張って前記作用面(111a)でもって切換アーム(108)
をピン(105)を中心に時計方向の同図仮想線状態に切
換えて操作板(103)に対するピン(107)の押圧解除を
行って操作板(103)を左実線矢印方向にスライドさせ
前記結束クラッチ(86)を入とするように構成してい
る。
第22図乃至第23図に示す如く、前記開始板(111)と走
行クラッチレバー(12)との間には手動結束クラッチレ
バー(114)とカム部材(115)とを備え、レバーボック
ス(116)の固定軸(117)に前記レバー(114)とカム
部材(115)の各基端を軸支させるもので、前記カム部
材(115)は先端を前記ワイヤ(109)に連結させ前記ク
ラッチレバー(114)の係合面(114a)に当接係止させ
るクラッチピン(118)を中間に備えると共に、前記軸
(117)の固定ピン(119)に係合するカム溝(120)と
該部材(115)をレバー(114)方向に押圧する圧縮バネ
(121)とを基端に備え、前記レバー(114)が走行クラ
ッチレバー(12)に連動して或いは単独操作によって第
22図仮想線位置の走行クラッチ切方向側に回動したとき
一定回動範囲は前記ピン(118)との係合でもってカム
部材(115)を軸(117)を中心に反時計方向に回動させ
ると共に、前記カム溝(120)の案内でバネ(121)に抗
しカム部材(115)が第23図実線矢印方向に一定以上後
退してピン(118)と係合面(114a)との係合解除が行
われる一定回動範囲以上回動するとき前記開始板(11
1)のバネ(110)力でもってカム部材(115)を元の位
置つまり開始板(111)がピン(110a)に当接しクラッ
チピン(118)が元の定常位置に戻る状態に復帰させる
ように構成している。つまり前記開始板(111)は前記
レバー(12)(114)の切操作のとき操作直後のみ第20
図仮想線位置までスライドさせ前記ピン(107)による
操作板(103)の押圧解除を行い、そり以後開始板(11
1)を元の状態位置に復帰させるもので、前記操作板(1
03)の押圧解除によって結束クラッチ(86)が入となり
ランナ(97)が一往復動作して元の位置に戻ったとき前
記ピン(107)によって操作板(103)を押圧して結束ク
ラッチ(86)を再び切とするように構成したものであ
る。
第24図乃至第25図に示す如く、前記側方ドア(73)はブ
ラケット(122)及び回動支点軸(123)を介し側板(3
a)に開閉自在に取付けたもので、一側に固定板(124)
及び軸(125)を介し把手(126)を一体付設すると共
に、前記軸(125)にバネ(127)力を付勢するフック
(128)を取付けて、前記側板(3a)に一体固設するロ
ック部材(129)に前記フック(128)を適宜係合させて
ドア(73)のロックを行う一方、前記軸(125)を中心
に把手(126)を回動させロック部材(129)とフック
(128)の係合解除を行ったときドア(73)を開放する
ように構成している。
第26図に示す如く、前記エンジン(7)の出力軸(13
0)に走行ミッション部の入力軸(131)をプーリ(13
2)(133)及びベルト(134)並びにテンションローラ
である走行クラッチ(135)を介し連動連結させてい
る。また前記出力軸(130)にカウンタ軸(136)をプー
リ(132)(137)及びベルト(138)並びにテンション
ローラである作業クラッチ(139)を介し連動連結させ
ている。さらに前記カウンタ軸(136)に下部パイプコ
ンベア(17)の駆動スプロケット軸(140)をスプロケ
ット(141)(142)及びチェン(143)を介し連動連結
すると共に、前記スプロケット軸(140)に上部パイプ
コンベア(16)の前記駆動軸(57)及び結束装置(10)
の駆動入力軸(144)をスプロケット(145)(146)(8
4)及びチェン(147)並びにテンションスプロケット
(148)を介し連動連結させ、前記作業クラッチ(139)
の入操作によって上下部パイプコンベア(16)(17)及
び結束装置(10)を駆動するように構成している。
第27図乃至第28図に示す如く、前記ベール形成室(15)
内にベール(A)の外部取出し装置(149)を内設する
もので、前記側板(3a)のベール形成右側壁(150)に
形成する凹部溝(151)にベール横送り装置であるベー
ル引出し板(152)を埋設させ、該板(152)をロッド
(153)及びロッドガイド(154)を介し左側板(3a)外
側の引出し用ハンドル(155)に連結させ、前記ドア(7
3)の開放時ハンドル(155)を引出し操作することによ
りベール(A)の右側面を前記引出し板(152)で押圧
してベール形成室(15)左外側にベール(A)左側部を
突出させるように構成している。なお第1図中(4a)は
拾い上げられた乾草をベール形成室(15)迄ガイド杆
(4b)に沿って案内する取付位置変更可能に設けるピッ
クアップガイド板である。
また、第16図乃至乃至第17図及び第29図に示す如く、前
記ランナ(97)が中央位置に位置するときこれを検知す
る常閉の中央検出スイッチ(156)と、前記作業クラッ
チ(139)の入を検知する常開の作業クラッチスイッチ
(157)とを備え、手動スイッチ(158)及び常開の前記
ベール圧検出スイッチ(63)並びにこれら各スイッチ
(156)(157)を介してバッテリ(159)に警報装置で
ある警報ブザー(160)を直列接続させ、ベール圧一定
以上となったとき前記警報ブザー(160)を作動させる
ように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものにして、ピックアッ
プ部(4)によって拾い上げられた乾草は下部パイプコ
ンベア(17)によってベール形成室(15)内に搬入さ
れ、その上下部パイプコンベア(16)(17)でもってロ
ール状のベール(A)に形成される。そして今ベール
(A)の直径が設定の一定直径以上に形成される状態の
とき、そのベール(A)圧によって上部パイプコンベア
(16)の前記チェンガイド(20)が支点越えバネ(62)
に抗し軸(57)を中心に一定角度(α)上方に押し上げ
られて前記スイッチ(63)をオン作動させ警報装置を駆
動しベール(A)形成完了を作業者に報知する。
而して前記走行クラッチレバー(12)を介して走行クラ
ッチ(134)を切操作するとき前記開始板(111).切換
アーム(108)並びに操作板(103)を介し結束クラッチ
(86)が入状態となってトワイン(91)による結束が開
始する。即ち結束ケース(78)の略中央位置にある前記
ランナ(97)がチェン(83)の駆動によって第16図の矢
印方向に示す如く、中央より右側に、右側より左側に、
左側より中央に一往復する間にベール(A)外周に送出
し口(92)より繰出されるトワイン(91)をガイド金具
(96)を介し第30図の(1)〜(5)に示す如く螺旋状
に巻き付けていくもので、ランナ(97)が左右移動端に
至って折り返すとき、第18図仮想線に示す如くチェン
(83)に連結する係止ピン(94)が係合孔(95)の一端
縁(95a)より他端縁(95b)に接当する迄の間ランナ
(97)の移動を停止させ、ベール(A)の両端部のトワ
イン(91)の巻き付けを多重とさせベール(A)の形状
崩れの防止を図るものである。そしてランナ(97)が再
び中央位置に戻るトワイン(91)の巻き付け完了時にあ
っては、ランナ(97)に植設する前記ピン(101)がカ
ッタ(99)のカム状突起部(99a)に当接してカッタ(9
9)の切断部を持上げトワイン(91)を切断する。
つまり今走行クラッチレバー(12)が切状態に切換わる
と、前記クラッチレバー(114)が第22図仮想線位置に
揺動変位し前記係合面(114a)に係合するクラッチピン
(118)を介しカム部材(115)が軸(117)を中心に反
時計方向に回動してワイヤ(109)が引張られ前記開始
板(111)が入方向にスライドするもので、この途中カ
ム部材(115)が一定範囲以上回動するとき前記ピン(1
19)に対するカム溝(120)の案内によってカム部材(1
15)が後退しクラッチピン(118)とクラッチレバー(1
14)との係合解除が行われて前記開始板(111)がバネ
(110)力で元の切状態位置に戻る。このように前記開
始板(111)は走行クラッチレバー(12)が切操作され
た直後の一動作だけ第20図仮想線位置までスライドする
もので常時は同図実線位置に位置保持されるもので、こ
のスライド操作時その作用面(111a)でもって解除ピン
(112)を押し上げて切換アーム(108)を切換え、前記
操作板(103)に対するピン(107)の押圧解除を行って
結束クラッチ(86)を入とする。そしてこのクラッチ
(86)の入によってランナ(97)が切換アーム(108)
とともに中央より右側に、右側より左側に、左側より中
央に一往復移動するもので、このランナ(97)の移動中
にあっては前記切換アーム(108)は捩りバネ(106)力
でもって定常姿勢を維持させ再びランナ(97)が左側よ
り中央位置に戻る状態のとき前記クラッチピン(107)
を操作板(103)の作用面(103a)に当接させて操作板
(103)をスライドさせ結束クラッチ(86)を切とする
と共にランナ(97)の移動を停止させる。また結束クラ
ッチ(86)の入時にあっては、主副回転体(89)(93)
が回転しトワイン(91)が送出し口(92)及び前記案内
板(98)を介し前方に繰出されるもので、前記案内板
(98)上に繰出されたトワイン(91)はランナ(97)の
右移動時(第19図においては左)前記ガイド金具(96)
の斜面部(96a)を滑ってガイド孔部(96b)に導入さ
れ、以後該孔部(96b)を介しベール(A)外周にトワ
イン(91)が供給され、前記ランナ(97)が左側より中
央位置に戻ってランナ(97)のピン(101)がカッタ(9
9)のカム状突起部(99a)に当接し該カッタ(99)を持
上げたときトワイン(91)を切断し結束が完了する一
方、走行クラッチレバー(12)の切状態中にあってトワ
イン(91)による結束を行いたいような場合には前記レ
バー(114)操作を行うもので、この場合第22図仮想線
位置にレバー(114)はあって結束作業を行う場合一旦
同図実線位置にレバー(114)を戻し再び元の仮想線位
置に引上げ操作することにより前述動作同様結束クラッ
チ(86)が入となって結束が開始される。
次に前記把手(126)を操作しロック部材(129)に対す
るフック(128)の係合解除を行ってドア(73)を開放
するとき、前記リンク(74)(75)(76)及びロッド
(72)を介してチェンガイド(20)を一定角度(β)上
動させ、上部パイプコンベア(16)とベール(A)との
間に隙間を開成させ、ベール(A)を横方向にスライド
させて取出す場合の容易化を図っている。
またこのベール(A)の左外側に取出しの際にあって
は、第30図(5)の左破線矢印方向のベール(A)の取
出しに対しトワイン(91)の巻き終り方向が右方向とな
っているため、取出し時にこのトワイン(91)の巻き終
り端に接触抵抗が加わっても締まり方向となってトワイ
ン(91)が弛むような不都合が防止される。
一方、作業終了時などにおいて前記操作ハンドル(43)
操作によってピックアップ部(4)を最上昇位置に持上
げる場合にあっては、ピックアップ部(4)の何れの調
節位置にあっても前記ハンドル(43)を略直立状態の収
納位置に位置させることにより常に略同一の最上昇高き
位置に安定保持させることができる。
また、作業中ピックアップ部(4)で拾い上げられた乾
草はベール形成を兼ねる単一の下部パイプコンベア(1
7)によってベール形成室(15)に搬入されるため、途
中乾草が受継ぎ不良で詰ったりすることなくスムーズに
搬入される。さらにピックアップフィンガー(36)の回
転と下部パイプコンベア(17)の回転が同期するため回
転差がなく良好に拾い上げてコンベア(17)に受継ぎす
ることができる。
「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、機体前部にピ
ックアップ部(4)を設けて地上の藁草を拾い上げ、ピ
ックアップ部(4)から後方のベール形成室(15)に前
面下側を介して藁草を差込むと共に、上部及び下部コン
ベア(16)(17)によりベール形成室(19)でロール状
のベール(A)を形成するロールベーラにおいて、前記
コンベア(16)(17)を側面視円形に内設させたベール
形成室(15)一側部の機体側面にベール(A)取出し用
側方ドア(73)を開閉自在に設けたもので、ドア(73)
開操作によりベール形成室(15)の横方向にベール
(A)を引出せるから、従来のコンベア及びベール持上
げ作業を不要にし、従来よりも低位置でかつピックアッ
プ部(4)と異なる方向にベール(A)を取出すことが
でき、ベール取出し作業の省力化並びにピックアップ部
(4)など藁草拾い上げ構造の簡略化などを容易に行う
ことができ、機体構造の簡略化並びに取扱い操作性の向
上などを容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はベール形成部の説明図、第2図は全体の側面
図、第3図は同平面図、第4図は上部パイプコンベア部
の平面説明図、第5図は第1図のII−II線視図、第6図
は同III−III線視図、第7図はピックアップ部の平面説
明図、第8図は同側面説明図、第9図はピックアップ昇
降装置部の断面説明図、第10図は同縦断面図、第11図は
同部分平面図、第12図は第10図の作動状態説明図、第13
図は上部パイプコンベア部の説明図、第14図は同平面説
明図、第15図は結束装置部の断面説明図、第16図は同平
面説明図、第17図は同部分拡大説明図、第18図はランナ
部の底面説明図、第19図は同正面説明図、第20図は結束
クラッチ部の背面説明図、第21図は同平面説明図、第22
図は結束クラッチ操作部の拡大説明図、第23図は同平面
説明図、第24図はドア部の平面説明図、第25図は同部分
拡大説明図、第26図は駆動系統説明図、第27図はベール
引出し装置部の平面説明図、第28図は同側面説明図、第
29図は電気回路図、第30図は結束状態を示す説明図であ
る。 (4)…ピックアップ部 (15)…ベール形成室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水倉 泰治 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 松木 隆尚 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−196012(JP,A) 実開 昭60−62245(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体前部にピックアップ部(4)を設けて
    地上の藁草を拾い上げ、ピックアップ部(4)から後方
    のベール形成室(15)に前面下側を介して藁草を差込む
    と共に、上部及び下部コンベア(16)(17)によりベー
    ル形成室(19)でロール状のベール(A)を形成するロ
    ールベーラにおいて、前記コンベア(16)(17)を側面
    視円形に内設させたベール形成室(15)一側部の機体側
    面にベール(A)取出し用側方ドア(73)を開閉自在に
    設けたことを特徴とするロールベーラ。
JP60007660A 1985-01-18 1985-01-18 ロ−ルベ−ラ Expired - Lifetime JPH072058B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196012A (ja) * 1983-04-22 1984-11-07 株式会社四国製作所 走行型ロ−ルベ−ラ−
JPS6062245U (ja) * 1983-10-01 1985-05-01 株式会社 四国製作所 自走式ロールベーラ

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