JPS5912020Y2 - 排わら結束機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排わら結束機、すなわち、二一ドル・パツカー
を有する結束部とノツタービル・ホルダーを有する結節
部とを上下対向状に配置してその間で結束通路を形或し
伝動ケースから各回動軸を介して前記結束部及び結節部
を駆動するようになっている排わら結束機に関するもの
である。

本考案は、この種の排わら結束機において、構造簡単に
してしかも確実に排わら押圧ガイド作用を行えるように
するもので、伝動ケースに固着され結束部の二一ドル・
パツカー及びドア等の各回動軸を支持する結束部ブラケ
ットの垂下延長部分に、結束通路内の排わらをその排出
方向に沿って押圧ガイドせる排わらガイド部を形或した
排わら結束機を提供しようとするものである。

以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明する。

第１図乃至第２図を参照して、二一ドル１・パツカー２
等を有した結束部３を、コンバイン４から排出される排
わらの搬送通路と連絡された結束通路５の上位置＆貴配
し、ノツタービル６、ホルダー７を有した結節部９及び
放出アーム８を結束通路５の下位置であって前記結束部
３と上下方向でほぼ対向する位置に配し、結束通路５の
下面に沿って株元通路板１０及び穂先通路板１１を配し
、結束通路５終端にはドア１２を配設し、結束通路５巾
外側端に伝動ケース１３を配設し、一該伝動ケース１３
から結束通路５巾方向に沿って、結束部３の方にはパツ
カー軸１４・二一ドル軸１５及びドア軸１６が延出され
、結節部９の方には結節軸１７が延出され、パツカー軸
１４の先端にはパツカ−２に枢着連結された連結作動杆
１８が軸心方向移動不能に外嵌キー止めされ、二一ドル
軸１５の先端部には二一ドル１に枢着連結された連結作
勲杆１９が軸心方向移動不能に外嵌キー止めされ、ドア
軸１６の先端部にはドア１２が軸心方向移動不能に外嵌
キー止めされているとともに二一ドル１の回動中心とし
て二一ドル１が枢着２０されておりさらにパツカ−２の
中間連結杆２１も枢着されており、結節軸１７の先端に
は放出アーム８に連結された連結作動杆２２が軸心方向
移動不能に外嵌されるとともにノツタービル６の回転軸
に装着されたかさ歯車２３と噛み合っているかさ歯車２
４が軸心方向移動不能に外嵌キー止めされている。

そして、パツカー軸１４・ニ一ドル軸１５の双方の外周
を覆う外筒２５と該外筒２５の結束部３側端に一体的に
形或され前記二一ドル軸１５・パツカー軸１４及びドア
軸１６のそれぞれの先端部付近を軸受２６， ２７．
２８支持する軸受板２９とからなる結束部ブラケット３
０が前記伝動ケース１３にボルト３１等によって固着さ
れており、さらに、前記結節軸１７の外周を覆うと共に
その結節部９側端においては結節軸１７の先端部付近を
軸受支持する結節部ブラケット３２が伝動ケース１３に
固一着されている。

すなわち、コンバイン４の動力源から伝動装置３３を介
して伝動ケース１３の人力軸３５に伝達された動力は伝
動ケース１３内のギアやクラッチ機構によって各回動軸
１４， １５， １６， １７に伝達されるのであるが
、パツカー２を結束通路５内に掻込作動させるようには
パツカー軸１４は常時回動させ、二一ドル１を間欠作動
させるためにドアドル軸１５を間欠回動させ、ドア１２
を間欠開閉作動させるためにドア軸１６も間欠回転させ
、ノツタービル６を二一ドル軸１５の間欠作動に合うよ
うに結束軸１７も間欠回転させるようになっている。

次に本考案の要点である、結束部ブラケツ｝ ３０に一
体的に形或した排わらガイド部３６について説明すると
、結束部ブラケット３０の軸受板２９の結束通路５上側
に面する下端面を、第１図に示す如く徘わら長手方向垂
直断面逆凹状とすると共に第２図に示す如く排わら排出
方向で結束通路５上側に沿った形状、すなわち、前記穂
先通路板１１との上下間隔をパツカ−２の掻込作用軌跡
Ｓや排わら束の容量に合わせた間隔とせるような形状に
、垂下延長して排わらガイド部３６を威形したものであ
る。

このように結束部ブラケット３０と同一部材で排わらガ
イド部３６を或形することにより、排わらガイド部３６
を新らたに取り付けるというようなことが不要となり簡
単な構造によって排わらガイドが構威でき、さらに、排
わらガイド部３６が堅固に固定されていることになるの
で排わらを確実にガイドすることができる。

また排わらガイド部３６の排わら長手方向垂直断面を平
面状（第３図Ｂ参照）・円弧状（第３図Ａ）としてもよ
いのであるが、本実施例の如く逆凹状とすると排わらを
その長手方向の一定巾ｌ間をより確実に押圧ガイドでき
て好都合である。

本実施例における排わら結束機の作用について説明する
と、第４図乃至第５図を参照して、コンバインの搬送通
路から穂先を伝動ケース１３側に向けたほぼ水平姿勢と
なった状態で結束通路５始端に排出された排わらはパツ
カ−２によって排わら排出方向イへと掻き込まれる。

このとき、どうしてもパツカ−２が排わらに作用する箇
所は伝動ケース寄りになるので伝動ケース１３寄り側の
排わらの部位（本実施例では穂先側）が先行してしまい
排わらの姿勢が穂先先行状態の姿勢となるおそれがある
が、そこで、排わらガイド部３６は排わらの先行し易い
伝動ケース１３側（穂先側）を排わらガイド部３６で押
圧ガイドするので排わらは整然とした姿勢で結節位置ま
で送り込まれるのである。

そして、ドア１２によって一但停止され二一ドル１・ノ
ツタービル６によって結束された後放出アーム８によっ
て機外へ放出されるのである。

特に本実施例のように穂先が伝動ケース１３側に向いた
排わら姿勢で結束通路５に排出されてくるようにコンバ
イン４の搬送通路と結束通路５が連結されている場合に
は、排わら径の小さい、すなわちボリュームの小なる穂
先側をガイドするので好都合である。

上述のように本考案は、ニードル・パツカー等を有する
結束部とノツタービル・ホルダー等を有する結節部とが
上下対向状に結束通路を挾んで配置され、結束通路終端
にはドアが配置され、結束通路側方に配置した伝動ケー
スから複数の回動輪を介して前記結束部・結節部及びド
ア等を駆動するようになっている排わら結束機において
、前記伝動ケースに固着され二一ドル・パツカー及びド
アを駆動せる前記回動軸を支持する結束部ブラケットの
垂下延長部分に、結束通路内の排わらをその排出方向に
沿って押圧ガイドする排わらガイド部を形威したので、
結束部ブラケットと同一部材で且つ簡単な構造で排わら
ガイド部を構或することができると共に堅固な構造とな
るので確実に排わらを押圧ガイドすることができる。

さらに従来困難であった伝動ケース側の排わらの部位の
押圧ガイドを簡単な構成で押圧ガイドできるという効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】 図は本考案を実施した排わら結束機であって、第１図は
一部切欠背面図、第２図はコンバイン等に装着されると
ともに伝動ケースの上部を除いて示した側面図であり、
第３図Ａ及び第３図Ｂは他の実施例の要部だけを示した
第１図相当図、第４図は排わらガイド部の作用状態を示
した第１図相当の概略説明図である。 １・・・・・・ニ一ドル、２・・・・・・パッカー ３
・・・・・・結束部、５・・・・・・結束通路、６・・
・・・・ノッタービル、９・・・・・・結節部、１２・
・・・・・ドア、１４， １５， １６・・・・・・回
動軸、３０・・・・・・結束部ブラケット、３６・・・
・・・排わらガイド部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 二一ドル・パツカー等を有する結束部とノツタービル・
   ホルダー等を有する結節部とが上下対向状に結束通路を
   挾んで配置され、結束通路終端にドアが配置され、結束
   通路側方に配置した伝動ケースから複数の回動軸を介し
   て前記結束部・結節部及びドア等を駆動するようになっ
   ている排わら結束機において、前記伝動ケースに固着さ
   れ二一ドル・パツカー及びドアを駆動せる前記回動軸を
   軸受支持する結束部ブラケットから垂下延長して、結束
   通路内の排わらをその排出方向に沿って押圧ガイドする
   排わらガイド部を形成したことを特徴とする排わら結束
   機。