JPH0617427B2 - 新規な炭化水素樹脂の製造方法 - Google Patents

新規な炭化水素樹脂の製造方法

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JPH0617427B2
JPH0617427B2 JP59266064A JP26606484A JPH0617427B2 JP H0617427 B2 JPH0617427 B2 JP H0617427B2 JP 59266064 A JP59266064 A JP 59266064A JP 26606484 A JP26606484 A JP 26606484A JP H0617427 B2 JPH0617427 B2 JP H0617427B2
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レペル アンドレ
レオ ヒユーズ ヴインセント
チン チユワン ヤツプ レイモンド
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/04Reduction, e.g. hydrogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J153/00Adhesives based on block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J153/02Vinyl aromatic monomers and conjugated dienes
    • C09J153/025Vinyl aromatic monomers and conjugated dienes modified
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2666/00Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石油留出物から得られる或る炭化水素樹脂、
及びブロックコポリマーのための粘着剤としての使用、
及びこのような樹脂及びこのようなコポリマーを含む接
着剤組成物に関する。
一般的に云えば、包装で用いられる合成接着剤は、次の
カテゴリーに分類できる:水性、溶剤型、反応性、ホッ
トメルト及び感圧性接着剤。近年、包装産業においてホ
ットメルト接着剤の使用が極めて増大してきた。ホット
メルト接着剤は一般に、接着されるべき表面の一方に2
50〜450Fの温度範囲で慣用の押出し又はコーティ
ング法により施与される。他方の表面は、溶融物が冷え
るのに十分な時間ホットな表面と接触され、従って固化
すると強い耐久性の結合が形成される。これら接着剤は
典型的には、適当なポリマー及び炭化水素樹脂粘着剤を
含む。ホットメルト接着剤に用いられるに適当な樹脂の
肝要な必要条件は、それらが(i)ポリマーのための良
好な粘着化特性、(ii)良好な物理的特性たとえば良好な
引張強度及び(iii)施与温度における粘度の低減を与え
ることである。
感圧性接着剤もまた、樹脂粘着剤及びポリマーを含む、
それらは環境温度で良好な凝集及び粘着特性を持たねば
ならない。これら接着剤はまた、それらがバルク状態で
用いられるなら、良好な流れ特性を持たねばならない。
そうでなければ、それらは、適当な溶剤に溶解されたと
きに、接着されるべき表面上にコーティング又はスプレ
ーできるような十分のコンシステンシィを持たねばなら
ない。通常、これら接着剤は樹脂及びポリマー(及び、
接着剤を軟かくし、かつ攻撃的(アグレッシブ)粘着を
高めることが必要な場合には更に可塑剤)の混合物から
作られる。感圧接着剤施工に適する樹脂は、(i)ポリ
マーのための良好な粘着化特性、及び(ii)良好な物理的
特性たとえば良好な引張強度を持つ物であり、それはま
た感圧接着剤の施与の容易性のためにポリマー成分の粘
度を下げるように働かねばならない。
感圧接着剤におけるポリマーとして、多数の市販入手で
きるゴム状ブロックコポリマーが広く使用されている。
これらコポリマーを含む配合物から作られた接着剤は、
室温で極めて良い接着及び強度特性を持ち、その良好な
流れ特性の故に慣用の溶融コーティング及び押出法で使
用できる。
本発明は主に、ポリマーが弾性ブロックコポリマー、特
に市販入手できる水素化ブタジエン/スチレンブロック
コポリマー、たとえばシェル社からKraton G(商標)と
して売られている物質であるところの感圧接着剤に関す
る。これら物質が熱及び光安定である。従ってガラスの
接着物質のように光にさらされる場合に使用できるの
で、接着剤として好ましい物質である。しかし、これら
ブロックコポリマーは、慣用の炭化水素樹脂用粘着剤た
とえばエッソ化学から売られているEscorez(商標)5
000及び5380で粘着化することが困難である。な
ぜなら、それらを添加すると、配合物のTgが望ましく
ないほど、増大し、従ってその弾性を低減する傾向があ
るからである。従って、接着剤処方における樹脂の量を
制限し、また接着剤の弾性及び可塑性を保持するめにか
なりの量の延展剤(エクステンダー)オイルを用いるこ
とが必要であった。
本発明者は、樹脂の分子量分布の注意深いコントロール
により、従来ブロックコポリマーを粘着化することが困
難であったこれらの粘着剤として特に有効である物質を
製造できることを見い出した。
従って本発明は、シクロペンタジエン及び所望によりア
ルキル置換シクロペンタジエン、非環式ジエン及びビニ
ル芳香族化合物から誘導されたモノマー単位を含み、9
0℃より低い軟化点を持ち、示差熱分析(DSC:diff
erential scanning calorimetry)で測定したガラス転
移温度(Tg)がその軟化点により35〜70℃低く、
かつ1000を越える分子量の物質の量が全物質の12
重量%より少ないような分子量分布を持つことを特徴と
する水素化炭化水素樹脂を提供する。
そのような樹脂は、その軟化点が80℃より下、とくに
70℃より下、好ましくは45〜80℃の範囲、より好
ましくは50〜70℃の範囲、とくに約63℃のとき、
粘着化目的のために特に適していることが見い出され
た。軟化点は、ASTME−28の方法により測定される。
Tg値は、軟化点より35〜70℃下、好ましくは45
〜60℃下でなければならない。樹脂が30℃より低い
Tgを持つことが特に好ましい。Tgは、示差熱分析で
測定されたガラス転移温度範囲の中央点である。
この樹脂の分子量分布は、ポリスチレン標準に対して較
正されたゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)により測
定される。
樹脂は、シクロペンタジエンを含む原料からたとえばベ
ンゼン又はトルエン溶剤中で220〜270℃、約14
バール圧力で2.0〜4.0時間の熱重合により容易に作る
ことができ、この原料には更にアルキルシクロペンタジ
エン、シクロペンタジエン及びメチルシクロペンタジエ
ンの二量体及び共二量体を含むことができ、それはまた
他の非環式ジエンたとえばピペリレン−1,3及びイソ
プレンを含むことができる。他の共重合しうる不飽和モ
ノマー、たとえばスチレン、α−メチルスチレン、メン
デン及びビニルトルエンなどのビニル芳香族化合物を存
在させてもよい。しかし原料は、重合しうる物質の全重
量に対して少なくとも45重量%、好ましくは少なくと
も60重量%のシクロペンタジエンを含まねばならな
い。そのような反応は一般に、黄色がかった、約600
以下の重量平均分子量及び約80〜120℃の軟化点を
持つ、CPDに富む樹脂を与える。
水素化は、次に不活性炭化水素溶剤での希釈及びたとえ
ば英国特許1202802号又はヨーロッパ特許出願8
1−303319.8号及び82−306853.1号
明細書の方法による水素化により行うことができる。重
合及びストリッピング条件は、本発明の樹脂を得るため
の原料の性質に従って調節される。たとえばCPD及び
/又はメチルCPDに富む原料は、240〜270℃、
好ましくは約245〜255℃、1.5〜3時間、好まし
くは約2時間、溶剤及び温度に依存して5〜15バール
の圧力で重合されて、50〜70℃の範囲の軟化点を持
つ黄色がかった樹脂を与える。次に水素化により、約6
0℃の軟化点、軟化点とTgの間の定義された関係、及
び要求される分子量分布を持つ本発明の樹脂が得られ
る。
あるいは本発明の樹脂は、異る分子量分布を持つ類似の
樹脂から、望む分子量分布を持つ部分を抽出することに
より得ることができる。別の方法として本発明の樹脂
は、上述のやり方で各々作られた液状樹脂及び固体状の
好ましくはフレーク化できる樹脂を混合することにより
得られる。
前述したように、この新規な樹脂は或る接着剤処方にお
ける粘着剤として適当であることが判った。すなわち本
発明の別の局面は、この樹脂及び弾性成分を含む接着剤
処方のための粘着剤として上述の樹脂を用いる方法を提
供する。
本発明は、更に、 (i) エラストマーポリマー、及び (ii) 上述のポリマーの粘着剤として、シクロペンタジ
エン及び/又は置換シクロペンタジエンが誘導されたモ
ノマー単位を含み、90℃より下の軟化点、示差熱分析
(DSC)で測定したガラス転移温度(Tg)がその軟
化点より35〜70℃低く、かつ1000を越える分子
量を持つ物質の量が全物質の12重量%より少ないよう
な分子量分布を持つ水素化炭化水素樹脂 を含む接着剤組成物を提供する。
本発明の接着剤組成物は、特に弾性ポリマーがブロック
コポリマーである感圧接着剤に関する。
ブロックコポリマーはAB型であることができる。すな
わち末端ブロックAが弾性ブロックBに結合される場
合、A−Bブロックコポリマー単位が形成され、この単
位は種々のやり方で又は種々のカップリング剤によりカ
ップリングされてA−B−Aのような構造を与えること
ができ、これは実際に尾/尾配置で互に結合された二つ
のA−Bブロックであることができる。同様のやり方で
式(A−B)Xを持つ放射状ブロックコポリマーを作
ることができる。ここでXは、ハブ(hub)即ち中心の多
官能カップリング剤であり、nは2より大きい数であ
る。カップリング剤法を用いるとXの官能性がA−B分
枝の数を決定する。たとえば、各ブロックAは第1,00
0〜60,000の平均分子量を持ち、各ブロックBは5,
000〜450,000の平均分子量を持つ。ブロックコポ
リマーの全分子量は、100,000又は200,000を
越えることができ、たとえば300,000である。
特に好ましいブロックコポリマーは、中央ブロックBが
ポリジエンから誘導され、Aがポリスチレンブロックを
示す水素化コポリマーである。そのようなコポリマー
は、本発明の新規な樹脂を用いて粘着化すると、感圧粘
着のために高められた優れた特性の組み合せを示す。上
で用いたポリスチレンという言葉は、スチレンそのもの
及びα−メチルスチレン及び他のその誘導体に基づくポ
リマーブロックを包含するものとする。ブロックコポリ
マーの中央ブロックは一般に、ブタジエンから誘導さ
れ、たとえばコポリマーの70重量%以上を成すことが
できる。そのようなコポリマーの例は、シェル社からK
RATON G(商標)として市販されているものであ
る。
接着剤技術において従来用いられているブロックコポリ
マーは、その固有の構造の故に、満足すべき接着剤の候
補として用いるには一つの重大な欠点を持っている。ポ
リブタジエンもポリイソプレンも共に高度に不飽和なの
で、ブロックとしてこれらを含むブロックコポリマーは
熱及び酸化劣化しやすい。従って水素化したコポリマー
はその安定性が改善されているので好ましい。
たとえばSBSブロックコポリマーを用いて作った接着
剤の望ましくない特性を克服するために、これらポリマ
ーの構造を変性する段階が行われてきた。たとえばポリ
ブタジエン又はポリイソプレンの中央不飽和ブロックが
水素化されて飽和中央ブロックとなっているブロックコ
ポリマーが最近開発された。飽和中央ブロックは加工の
点で安定なだけでなく、貯蔵ならびに使用に受ける紫外
光にも安定である。飽和された骨格に特有の優れた熱安
定性は、高温に長時間さらされる接着剤にとって極めて
望ましい特性である。
しかし実際には、これら飽和中央ブロックコポリマーは
粘着化することが困難であることが見い出され、かなり
の量の可塑剤、通常ナフテン油を加えることが必要であ
り、これによってこの三成分配合物の粘着の攻撃性(ア
グレッシブネス)及び他の必要な特性をコントロールで
きる。可塑剤の使用は、接着の長期間劣化を含む感圧接
着剤組成物の製造及び使用に対する多数の有害な作用を
もたらす。さらにオイルの可塑化硬化は、接着強度及び
高温特性に対して有害である。
これら水素化ブロックコポリマーは一般に、GPCで測
定した約25,000〜約300,000、より好ましくは
約30,000〜約200,000、最も好ましくは約50,
000〜約150,000のMnを持つ。このコポリマー
のABA構造において、Aは10,000〜30,000の
数平均分子量のスチレンブロックであり(合計15重量
%)、Bは約125,000の数平均分子量の水素化ポリ
ブタジエンのブロックである(85重量%)。
粘着化及び経済的効果の改善のために、定義した樹脂は
好ましくは大きな割合で混入され、これは接着剤組成物
のブロックコポリマー成分の重量に少なくとも等しい重
量を意味するものである。たとえば組成物が、100部
のゴム当り(phr)100〜250部の樹脂、好ましくは
125〜225phr、より好ましくは150〜200phr
の樹脂を含むことができる。
本発明の接着剤組成物は所望によりさらに可塑化オイル
を含むことができるが、定義した低軟化点樹脂はオイル
の不存在において多い樹脂混入の場合でも一般になお良
好な粘着、接着、接着強度、及びブロックコポリマーエ
ラストマーの良好なホット剪断を与えることが本発明の
接着剤組成物の特徴である。またオイルの不存在は、接
着剤のより良いエージング特性及びオイルの滲出の低
減、従ってしみの低減をもたらす。このような特性は、
テープ又はラベルでの利用におけるように感圧接着剤
(PSA)にとって特に有用である。従って本発明の特
に好ましい実施態様は、オイル又は他の可塑化物質を含
まないところの、上述した成分(i)及び(ii)を含む接
着剤組成物を提供する。
以下の実施例は本発明を例示するものである。
実施例1 コダイマーとして約60%のCPD、10〜15%のメ
チル−CPD及び8%の非環式ジエンを含む原料から2
45℃で2時間の熱重合及び続く水素化により、63℃
の軟化点を持つ樹脂を作った。製造した樹脂の特性は表
1に示す通りであった。
実施例2 実施例1の樹脂を水素化SBSブロックコポリマーのた
めの粘着剤としての適性についてテストした。すなわ
ち、重量部で下記処方に従いオイル及び酸化防止剤と共
にKraton G 1675コポリマーに樹脂を与えた。
Kraton G 1675 100 樹脂 200 Flexon 876 50 Irganox 1076 0.5 比較的多量のパラフィン性オイルFlexon 876を含むこの
処方は、慣用の樹脂が粘着剤として用いられる場合のKr
aton G 1657の製造者に推奨される処方に相当する。
上述の混合物は、良好な混合を保証するために100〜
120℃に加熱したZ刃ミキサーで混合する(約2時
間)ことにより作られた。この混合物の特性は、粘度A
STM−D3236ボールタックPSTC−6、ポリケ
ンタックASTM D2979、ループタックFTM
9、鋼上の剪断PSTC−7、剪断接着失敗温度(SA
FT)、180°剥離及びピックアップ(PSTC−
1)を行うことにより評価した。
種々のテストの結果を表2に示す。
実施例3(比較例) 実施例2に対応する組成物を作った。但し、86℃の軟
化点、+28℃のTgを持ち、15〜18重量%の10
00を越える分子量の物質を含む市販樹脂Escorez 5380
(商標)を用いた。実施例2と同じテストに付し、結果
を表2に示す。
表2から、実施例2の混合物は、比較例よりもかなり低
い粘度及びボールタックを持つことが判る。実施例2の
混合物はまた、低い剥離値を持ち、これは、アセンブリ
ィテープ及びラベルのような或る種の利用においてはよ
り高い剥離値が望ましいけれど、多くのホットメルト感
圧接着剤(HMPSA)のために有用である。また、剪
断及びホット剪断値は、慣用の粘着剤樹脂を入れた物と
比べて、本発明の接着剤組成物においてずっと低い。こ
れは、混合物における多量のオイルにより強調された樹
脂の低い軟化点によると考えられる。
実施例2の組成物の剥離接着、ポリケンタック、ループ
タック、凝集及び高温性能は一般に、この特別の混合物
において最適化されない。これら特性は、比較的多量の
パラフィンオイル含有を低減するか又は除くことにより
改善できる。所望の粘着化/接着特性を与えるためにオ
イル含有を必要とするコポリマー供給者により推奨され
る処方(慣用の樹脂を用いる)との直接比較を与えるた
めに、オイルを実施例2及び3の含めたことに留意され
たい。
実施例4〜13 接着剤組成物におけるオイル及び種々の量及び種々のタ
イプの樹脂の効果を評価した。溶剤(トルエン)混合物
からの性能を、Escorez樹脂5380を含む類似の混合物と
比較した。なぜなら、それはKraton Gゴムのための粘着
剤として認められているからである。
これら実施例で用いられた樹脂1は、ダイマー及びコダ
イマーとして存在する35重量%CPD、11重量%メ
チルCPD(パーセントはモノマー含量に基づく)を含
む原料から、261℃で21/4時間の重合及び続く水素
化により作った。樹脂の特性は次の通りである。
軟化点 61℃ Tg 10℃ セーボルト色 30 臭素価 1.4 ワックス曇点 <75℃ 1000を越える分子量の物質の重量% 7 結果を下記の表3に示す。
Kraton G 1657と共に粘着剤としてのEscorez5380の
使用により一般に達成された結果は下記の通りである。
樹脂量 150−250phr ボールタック <10cm ポリケンタック >500g 180°剥離 >369g/cm これらの値に留意すれば、表3から、200phrの含量で樹
脂1はこれら目標の総てを満す又は越え、一方、同時に
高いループタック、優れた凝集及び平均ホット剪断を与
えることが判るであろう。これら特性は、同じ樹脂含量
でEscorez5380を用いた場合よりもはるかに優れて
おり、Escorez5380及びオイルを含む混合物よりも
良い。パラフィンオイルの存在は、タック特性を向上さ
せるが、凝集及びホットメルトに対して有害である。1
00phrの含量において、本発明の樹脂はボールタック
を更に改善するが、ポリケンタック及びループタックは
いく分下がる。
実施例14〜23 Kraton Gのための粘着剤として市販のEscorez5380
をテストし、次にジオキサンでの溶剤抽出に付し、可溶
及び不溶分画をまたKraton Gのための粘着剤としてテス
トした。これら分画の特性は下記の通りである。
ジオキサン可溶 ジオキサン不溶 (Escorez5380 の84.5%) 軟化点 55℃ 140℃ 重量平均分子量 240 1860 数平均分子量 100 155 Tg 約5℃ 約90℃ 分子量は、ポリイソブチレン標準に対して測定した。
感圧接着剤処方及びその感圧接着特性を表4に示す。
実施例24 コダイマーとして存在する11重量5のメチルシクロペ
ンタジエン、36重量%のシクロペンタジエン及び8重
量%のC非環式ジエン(残部の多くは非重合性物質で
ある)を含む原料を、259〜260℃で21/4時間熱
的に重合し、水素化し、そしてストリッピッグして下記
の特性を持つ樹脂を得た。
軟化点 53℃ Tg +8℃ セーボルト色 30 臭素価 2.3 1000を越える分子量の物質の量 8% 樹脂をKraton G 1657のための粘着剤として評価して、
下記の結果を得た。処方 Kraton G 1657 100 実施例24の生成物 122 Irganox 1076 1.0感圧接着剤特性 粘度(m Pas) 98.000 ボールタック(cm) 3 ポリケン(G) 270 180°剥離(g/cm) 360 ループタック(n/インチ) 3.3 SAFT(℃) 70 ホット剪断(分/℃) 15/60 コーティング量(g/m2) 24 実施例25 実施例24と同じ原料、重合及び水素化条件を用い、し
かしより温和なストリッピンングにより、下記特性を持
つ液状樹脂を得た。
ブルックフィールド粘度(20℃) 65000Cps Tg -35℃ セーボルト色 30 臭素価 2.8 1000を越える分子量の物質の量 3% 実施例26 実施例24と同じ原料から、同じ重合及び水素化条件を
用い、しかしストリッピンング条件は変えて、フレーク
化できる樹脂を作り、下記特性を得た。
軟化点 80℃ Tg 24℃ セーボルト色 30 臭素価 1.9 1000を越える分子量の物質の量 8% 実施例27 実施例25と26の樹脂の等量を互に混合し、下記の樹
脂を得た。
軟化点 40℃ セーボルト色 30 Tg −6℃ 1000を越える分子量の物質の量 5% 実施例28 実施例25の樹脂及びEscorez 5380の等量を互に混合し
て、下記の樹脂を得た。
軟化点 42℃ セーボルト色 30 Tg −4℃ 1000を越える分子量の物質の量 10% 実施例27及び28の生成物をKraton G 1657のための
粘着剤としてテストし、下記の結果を得た。
Kraton G 1657 100 100 実施例27の樹脂 200 実施例28の樹脂 200 粘度(175℃)m Pas 31.200 31.400 ピックアップ g/m2 24 22 ローリングボールタックcm 3.5-4 4 ポリケンタック g 550 520 180°剥離強度 g/cm 420 370 ループタック N/インチ 12 13.5 SAFT ℃ 56 58 ホット剪断 分/℃ 5′40℃ 12′40℃ 金属上の剪断 時間 45 57
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレ レペル フランス国 76190 アルーヴイル ベル フオーセ ルート ド リルボンヌ ラグ ランジユ (番地なし) (72)発明者 ヴインセント レオ ヒユーズ アメリカ合衆国 ルイジアナ州 70816 ベイトン ルージユ レイク ローフオー ド コート 4431 (72)発明者 レイモンド チン チユワン ヤツプ 神奈川県横浜市中区山手町107 山手ハイ ツ401 (56)参考文献 特開 昭57−115473(JP,A) 特開 昭53−133290(JP,A) 特開 昭58−125703(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シクロペンタジエンから誘導されるモノマ
    ー単位を少なくとも40重量%含み、軟化点が90℃よ
    り低く、示差熱分析(DSC)で測定したガラス転移温
    度(Tg)がその軟化点より35〜70℃低く、かつ1
    000を越える分子量を持つ部分が全体の12重量%よ
    り少ないような分子量分布を持つことを特徴とする水素
    化炭化水素樹脂の製造方法であって、重合し得る物質の
    重量に対して少なくとも40重量%のシクロペンタジエ
    ンを含む原料を熱重合に付し、次に生成する炭化水素樹
    脂を触媒的に水素化することを特徴とする該水素化炭化
    水素樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】熱重合が240〜270℃で1.5〜3時
    間、5〜15バールの圧力で行われ、生成する炭化水素
    樹脂が50〜70℃の範囲の軟化点を持つ、特許請求の
    範囲第(1)項記載の方法。
  3. 【請求項3】原料が少なくとも1種のアルキル置換シク
    ロペンタジエンまたは少なくとも1種の非環式ジエンを
    含む、特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
JP59266064A 1983-12-17 1984-12-17 新規な炭化水素樹脂の製造方法 Expired - Lifetime JPH0617427B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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GB8333697 1983-12-17
GB838333697A GB8333697D0 (en) 1983-12-17 1983-12-17 Hydrocarbon resins

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