JPH06172631A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH06172631A
JPH06172631A JP4351096A JP35109692A JPH06172631A JP H06172631 A JPH06172631 A JP H06172631A JP 4351096 A JP4351096 A JP 4351096A JP 35109692 A JP35109692 A JP 35109692A JP H06172631 A JPH06172631 A JP H06172631A
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JP
Japan
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group
polymer
monomer unit
functional group
molecular weight
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Application number
JP4351096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Fujita
雅幸 藤田
Michihide Honma
道英 本間
Hiroshi Wakabayashi
宏 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実用的に重要な硬化性が改善された、低粘度
で優れた力学的性質を示す硬化性組成物を開発するこ
と。 【構成】 反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン重
合体と(メタ)アクリル酸エステル系重合体をブレンド
してなる硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2種以上の硬化性重合体
を含有する硬化性組成物に関する。さらに詳しくは、架
橋硬化可能なアクリル酸エステルおよび(または)メタ
アクリル酸エステル系重合体と架橋硬化可能なオキシア
ルキレン重合体とを含有する、低粘度で優れた力学的性
質を有し、硬化時適度な硬化速度を有する硬化性組成物
に関する。(以下、アクリル酸エステルおよび(また
は)メタアクリル酸エステルを(メタ)アクリル酸エス
テルという)。
【0002】
【従来の技術】反応性シリコン官能基を有するオキシア
ルキレン重合体と反応性シリコン官能基を有してもよい
(メタ)アクリル酸エステル系重合体をブレンドする方
法は、特開昭59−122541号公報、特開昭60−
31556号および特開昭63−112642号公報に
提案されている。
【0003】これらの方法の中では、特開昭63−11
2642号公報に示されている長鎖アルキル(メタ)ア
クリル酸エステル含有共重合体をブレンドする方法が各
種実用特性の点から優れている。しかし、アクリル酸エ
ステル系重合体は一般にオキシアルキレン重合体と比較
すると凝集力が大であり、粘度が高くなる傾向にあり、
実用化する上で大きな問題点であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、実用
的に重要な硬化性が改善された、低粘度で優れた力学的
性質を示す硬化性組成物を開発することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は反応性ケイ
素基を有するオキシアルキレン重合体と(メタ)アクリ
ル酸エステル系重合体をブレンドする方法を検討した結
果、分子量分布の狭いオキシプロピレン重合体を使用し
た場合に、特異的に低粘度となり、また硬化時の硬化特
性が改善されるという効果を見出し、本発明に到達し
た。
【0006】すなわち本発明の課題は、 (A)重合主鎖が下記式〔化2〕で示される繰り返し単
位を含有し、
【0007】
【化2】
【0008】水酸基または加水分解性基の結合したケイ
素原子を含むケイ素含有官能基を少なくとも1個有する
オキシプロピレン重合体であって、Mw /Mn が1.6
以下で数平均分子量が6,000以上であるオキシプロ
ピレン重合体、 (B)シロキサン結合を形成することによって架橋しう
るケイ素含有官能基を有し、分子鎖が実質的に、(1)
炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
エステル単量体単位および(または)メタアクリル酸ア
ルキルエステル単量体単位と、(2)炭素数10以上の
アルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単量体
単位および(または)メタアクリル酸アルキルエステル
単量体単位、とからなる共重合体、からなる硬化性組成
物の開発によって達成される。
【0009】本発明に使用される(A)成分のオキシプ
ロピレン重合体に含有されているケイ素含有官能基は特
に限定されるものではないが、代表的なものを示すと、
例えば、下記一般式〔化3〕で表される基が上げられ
る。
【0010】
【化3】
【0011】〔式中、R1 及びR2 は、いずれも炭素数
1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、
炭素数7〜20のアラルキル基または(R′)3SiO−
で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1 または
2 が2個以上存在する時、それらは同一であってもよ
く、異なっていてもよい。ここでR′は炭素数1〜20
の1価の炭化水素基であり、3個のR′は同一であって
もよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加水分
解性基を示し、Xが2個以上存在するとき、それらは同
一であってもよく、異なっていてもよい。aは0、1、
2または3を、bは0、1、または2をそれぞれ示す。
また、m個の下記〔化4〕基におけるbは異なっていて
もよい。mは0〜19の整数を示す。但し、a+Σb≧
1を満足するものとする。〕
【0012】
【化4】
【0013】上記Xで示される加水分解性基は特に限定
されず、従来公知の加水分解性基であればよい。具体的
には、例えば、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、
アルケニルオキシ基等が挙げられる。これらの内では、
水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメ
ート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカ
プト基及びアルケニルオキシ基が好ましいが、加水分解
性が穏やかで取扱いやすいという観点からメトキシ基等
のアルコキシ基が特に好ましい。
【0014】この加水分解性基や水酸基は1個のケイ素
原子に1〜3個結合することができ、(a+Σb)は1
〜5であるのが好ましい。加水分解性基や水酸基が反応
性ケイ素中に2個以上存在する場合には、それらは同一
であってもよく、異なっていてもよい。反応性ケイ素中
に、ケイ素原子は1個あってもよく、2個以上あっても
よいが、シロキサン結合等によりケイ素原子の連結され
た反応性ケイ素基の場合には、20個程度あってもよ
い。
【0015】なお、下記〔化5〕の一般式で表される反
応性ケイ素基が、入手容易の点からは好ましい。
【0016】
【化5】
【0017】〔式中、R2 、X,aは前記と同じ。〕ま
た、上記〔化5〕の一般式におけるR1 及びR2 の具体
例としては、例えば、メチル基、エチル基などのアルキ
ル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェ
ニル基などのアリール基、ベンジル基などのアラルキル
基、R′がメチル基やフェニル基などである(R′)3
iO−で示されるトリオルガノシロキシ基などが挙げら
れる。R1 、R2 、R′としてはメチル基が特に好まし
い。
【0018】反応性ケイ素基はオキシプロピレン重合体
1分子中に少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個存
在するのがよい。重合体1分子中に含まれる反応性ケイ
素基の数が1個未満になると、硬化性が不十分になり、
良好なゴム弾性挙動を発現しにくくなる。反応性ケイ素
基はオキシプロピレン重合体分子鎖の末端に存在しても
よく、内部に存在してもよい。反応性ケイ素基が分子鎖
の末端に存在すると、最終的に形成される硬化物に含ま
れるオキシプロピレン重合体成分の有効網目鎖量が多く
なるため、高強度、高伸びで、低弾性率を示すゴム状硬
化物が得られやすくなる。
【0019】本発明に使用される(A)成分における重
合鎖を構成するオキシプロピレン重合体は、下記〔化
6〕
【0020】
【化6】
【0021】で表される繰り返し単位を含有するもので
ある。このオキシプロピレン重合体は、直鎖状であって
も分枝状であってもよく、あるいは、これらの混合物で
あってもよい。また、他の単量体等が含まれていてもよ
いが、上記〔化6〕で表される単量体単位が重合体中に
50重量%以上、好ましくは80重量%以上存在するこ
とが好ましい。
【0022】このオキシプロピレン重合体の数平均分子
量(Mn )としては6,000以上のものが有効に使用
され得るが、好ましくは6,000〜60,000、よ
り好ましくは7,000〜30,000の数平均分子量
を有するものがよい。さらに、このオキシプロピレン重
合体においては、重量平均分子量と数平均分子量との比
(Mw /Mn )が1.6以下であり、極めて分子量分布
が狭い(Mw /Mn 比が小さい。Mw /Mn の値は好ま
しくは1.5以下であり、さらに好ましくは1.4以下
である。分子量分布は各種の方法で測定可能であるが通
常ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法での測定が
一般的である。このように数平均分子量が大きいにもか
かわらず分子量分布が狭いので、反応性シリコン官能基
含有(メタ)アクリル酸エステル系重合体との組成物に
した時に、分子量分布の広い反応性ケイ素基を有するオ
キシプロピレン重合体を用いた組成物に比較して本発明
の組成物は低粘度であり、良好な作業性を示す。
【0023】本発明の(A)成分となる反応性ケイ素基
を有するオキシプロピレン重合体は官能基を有するオキ
シプロピレン重合体に反応性ケイ素基を導入することに
よって得るのが好ましい。高分子量で分子量分布が狭
い、官能基を有するオキシプロピレン重合体は、オキシ
プロピレンの通常の重合法(苛性アルカリを用いるアニ
オン重合法)やこの重合体を原料とした鎖延長反応方法
によって得ることは極めて困難であるが、特殊な重合法
である特開昭61−197631号、特開昭61−21
5622号、特開昭61−215623号、特開昭61
−218632号、特公昭46−27250号及び特公
昭59−15336号などに記載された方法により得る
ことができる。なお、反応性ケイ素基を導入すると分子
量分布は導入前の重合体に比較し広がる傾向にあるの
で、導入前の重合体の分子量分布はできるだけ狭いこと
が好ましい。
【0024】反応性ケイ素基の導入は公知の方法で行え
ばよい。すなわち、例えば、以下の方法があげられる。 (1)末端に水酸基等の官能基を有するオキシアルキレ
ン重合体に、この官能基に対して反応性を示す活性基及
び不飽和基を有する有機化合物を反応させ、次いで、得
られた反応生成物に加水分解性基を有するヒドロシラン
を作用させてヒドロシリル化する。
【0025】(2)末端に水酸基、エポキシ基やイソシ
アネート基等の官能基(以下、Y官能基という)を有す
るオキシプロピレン重合体に、このY官能基に対して反
応性を示す官能基(以下、Y′官能基という)及び反応
性ケイ素基を有する化合物を反応させる。 このY′官能基を有するケイ素化合物としては、γ−
(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンなどのようなアミノ基含有シラン類;γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジメトキシシランなどのようなメルカプト基含有
シラン類;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシランなどのようなエポキシシラン類;ビニ
ルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシランなどのようなビニル型不飽
和基含有シラン基;γ−クロロプロピルトリメトキシシ
ランなどのような塩素原子含有シラン類;γ−イソシア
ネートプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアネー
トプロピルメチルジメトキシシランなどのようなイソシ
アネート含有シラン類;メチルジメトキシシラン、トリ
メトキシシラン、メチルジエトキシシランなどのような
ハイドロシラン類などが具体的に例示され得るが、これ
らに限定されるものではない。
【0026】以上の方法の中で、(1)の方法、または
(2)のうち末端に水酸基を有する重合体とイソシアネ
ート基及び反応性ケイ素基を有する化合物を反応させる
方法、が好ましい。本発明の(B)成分として用いる硬
化性共重合体(以下、共重合体(B)という)における
(1)の単量体単位である炭素数1〜8のアルキル基を
有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体単位
は、
【0027】
【化7】
【0028】(式中、R3 は炭素数1〜8のアルキル
基、R4 は水素原子またはメチル基を示す)で表わされ
る。また(2)の単量体単位である炭素数10以上のア
ルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル
単量体単位は、
【0029】
【化8】
【0030】(式中、R4 は前記に同じ、R5 は炭素数
10以上のアルキル基を示す)で表わされる。前記〔化
7〕中のR3 としては、たとえばメチル基、エチル基、
プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、2−エチル
ヘキシル基などの炭素数1〜8、好ましくは1〜4、さ
らに好ましくは1〜2のアルキル基があげられる。な
お、R3のアルキル基は単独でもよく、2種以上混合し
ていてもよい。
【0031】前記〔化8〕のR5 としては、たとえばラ
ウリル基、トリデシル基、セチル基、ステアリル基、炭
素数22のアルキル基、ベヘニル基などの炭素数10以
上、通常は10〜30、好ましくは10〜20の長鎖の
アルキル基があげられる。なお、R5 のアルキル基はR
3 のばあいと同様、単独でもよく、たとえば炭素数12
と13との混合物のように、2種以上混合したものであ
ってもよい。
【0032】共重合体(B)の分子鎖は実質的に(1)
および(2)の単量体単位からなるが、ここでいう実質
的にとは共重合体(B)中に存在する(1)および
(2)の単量体単位の合計が50重量%をこえることを
意味する。(1)および(2)の単量体単位の合計は好
ましくは70重量%以上である。また(1)の単量体単
位と(2)の単量体単位の存在比は重量比で95:5〜
40:60が好ましく、90:10〜60:40がさら
に好ましい。
【0033】共重合体(B)に含有されていてもよい
(1)および(2)以外の単量体単位としては、たとえ
ばアクリル酸、メタクリル酸などのアクリル酸;アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、N−メチロールメタクリルアミドなどのアミド
基、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
トなどのエポキシ基、ジエチルアミノエチルアクリレー
ト、ジエチルアミノエチルメタクリレート、アミノエチ
ルビニルエーテルなどのアミノ基を含む単量体;その他
アクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、ア
ルキルビニルエーテル、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、エチレンなどに基因する単量体単位が
あげられる。
【0034】共重合体(B)は、数平均分子量で500
〜100,000のものが取扱いの容易さの点から好ま
しい。共重合体(B)におけるシロキサン結合を形成す
ることによって架橋しうるケイ素含有官能基(反応性シ
リコン官能基)はよく知られた官能基であり、室温にお
いても架橋しうるという特徴を有する。この反応性シリ
コン官能基の代表例は、
【0035】
【化9】
【0036】(式中、R6 は炭素数1〜20の置換もし
くは非置換の1価の有機基またはトリオルガノシロキシ
基、Xは水酸基または異種もしくは同種の加水分解性
基、aは0、1または2の整数、bは0、1、2または
3の整数でa=2でかつb=3にならない、mは0〜1
8の整数)で表わされる。経済性などの点から好ましい
反応性シリコン官能基は
【0037】
【化10】
【0038】(式中、R6 は前記に同じ、nは0、1ま
たは2の整数)で表わされる基である。共重合体(B)
中の反応性シリコン官能基の個数は充分な硬化性をうる
点から平均1個以上、さらには1.1個以上、とくには
1.5個以上が好ましく、また見掛け上反応性シリコン
官能基1個当りの数平均分子量が300〜4000にな
るように存在することが好ましい。
【0039】〔化9〕における加水分解性基の具体例と
しては、たとえばハロゲン原子、水素原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオ
キシ基などがあげられる。これらのうちでも加水分解性
のマイルドさの点からメトキシ基、エトキシ基などのア
ルコキシ基が好ましい。
【0040】また〔化9〕におけるR6 の具体例として
は、たとえばメチル基、エチル基などのアルキル基、シ
クロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェニル基な
どのアリール基、ベンジル基などのアラルキル基などが
あげられる。さらにR6 は(R6 3 SiO−(R6
前記に同じ)で示されるトリオルガノシロキシ基であっ
てもよい。これらのうちではメチル基がとくに好まし
い。
【0041】本発明に用いる共重合体(B)は、ビニル
重合、たとえばラジカル反応によるビニル重合により、
〔化7〕および〔化8〕で表わされる単位を与える単量
体を通常の溶液重合法や塊重合法などにより重合させる
ことによりえられる。反応は前記単量体および要すれば
ラジカル開始剤などを、好ましくは数平均分子量500
〜100,000の共重合体(B)を得るために必要に
応じてn−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカ
プタンのごとき連鎖移動剤を加えて50〜150℃で反
応させる。溶剤は、使用してもよく、しなくてもよい
が、使用する場合はエーテル類、炭化水素類、酢酸エス
テル類のごとき非反応性の溶剤の使用が好ましい。
【0042】共重合体(B)に反応性シリコン官能基を
導入する方法としては種々のものがあるが、たとえば
(イ)重合性不飽和結合と反応性シリコン官能基を有す
る化合物(たとえばCH2 =CHSi(OCH3 3
とを、〔化7〕および〔化8〕で表わされる単位を与え
る単量体に添加して共重合する方法、(ロ)重合性不飽
和結合および反応性官能基(以下、Y基という)を有す
る化合物(たとえばアクリル酸)を〔化7〕および〔化
8〕で表わされる単位を与える単量体に添加して共重合
させ、そののち生成した共重合体を反応性ケイ素基およ
びY基と反応しうる官能基(以下、Y′官能基という)
を有する化合物(たとえばイソシアネート基と−Si
(OCH3 3 基を有する化合物)と反応させる方法な
どがあげられる。
【0043】前記重合性不飽和結合と反応性シリコン官
能基を有する化合物としては、
【0044】
【化11】
【0045】(式中、R5 は重合性不飽和結合を有する
有機残基、R6 、X、a、bおよびmは前記に同じ)で
表わされる化合物が示される。〔化11〕で表わされる
化合物のうちで好ましいものは、一般式
【0046】
【化12】
【0047】(式中、R4 、Xおよびnは前記に同じ、
Qは−COOR7 −(R7 は−CH2−、−CH2 CH
2 −などの炭素数1〜6の2価のアルキレン基)、−C
2 6 5 CH2 CH2 −、−CH2 OCOC6 4
COO(CH2 3 −などの2価の有機基または直接結
合)で表わされる化合物である。前記〔化11〕または
〔化12〕で示される化合物の具体例としては、たとえ
ば次の〔化13〕および〔化14〕に示す化合物を挙げ
ることができる。
【0048】
【化13】
【0049】
【化14】
【0050】これらのシラン化合物は種々の方法により
合成されるが、たとえばアセチレン、アリルアクリレー
ト、アリルメタクリレート、ジアリルフタレートなどと
メチルジメトキシシラン、メチルジクロルシランなどと
をVIII族遷移金属の触媒下で反応させることにより
製造することができる。このような遷移金属錯体触媒と
しては、白金、ロジウム、コバルト、パラジウムおよび
ニッケルから選ばれたVIII族遷移金属錯体化合物が
有効に使用される。とくに白金ブラック、塩化白金酸、
白金アルコール化合物、白金オレフィンコンプレック
ス、白金アルデヒドコンプレックス、白金ケトンコンプ
レックスなどの白金系化合物が有効である。
【0051】前記(ロ)の方法について一例をあげて説
明する。(ロ)の方法で用いる化合物中、Y基および
Y′基の例としては種々の基の組合わせがあるが、一例
としてY基としてビニル基、Y′としてヒドロシリコン
【0052】
【化15】
【0053】をあげることができる。Y基とY′基とは
ヒドロシリル化反応をおこし結合しうる。Y基としてビ
ニル基をもち、さらに重合性不飽和結合を有する化合物
としては、アクリル酸アリル、メタクリル酸アリル、ジ
アリルフタレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1,
5−ペンタンジオールジアクリレート、1,5−ペンタ
ンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポ
リエチレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレ
ングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコー
ルジメタクリレート、ジビニルベンゼン、ブタジエンな
どをあげることができる。
【0054】またY′基としてヒドロシリコン基をも
ち、さらに反応性シリコン官能基を有する化合物の代表
例として、
【0055】
【化16】
【0056】(式中、R6 、X、a、bおよびmは前記
に同じ)で表わされるヒドロシラン化合物が示される。
〔化16〕で示されるヒドロシラン化合物の具体例とし
ては、トリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメ
チルクロロシラン、トリメチルシロキシジクロロシラン
などのハロゲン化シラン類;トリメトキシシラン、トリ
エトキシシラン、メチルジメトキシシラン、フェニルジ
メトキシシラン、1,3,3,5,5,7,7−ヘプタ
メチル−1,1−ジメトキシテトラシロキサンなどのア
ルコキシシラン類;メチルジアセトキシシラン、トリメ
チルシロキシメチルアセトキシシランなどのアシロキシ
シラン類;ビス(ジメチルケトキシメート)メチルシラ
ン、ビス(シクロヘキシルケトキシメート)メチルシラ
ン、ビス(ジエチルケトキシメート)トリメチルシロキ
シシランなどのケトキシメートシラン類;ジメチルシラ
ン、トリメチルシロキシメチルシラン、1,1−ジメチ
ル−2,2−ジメチルジシロキサンなどのハイドロシラ
ン類;メチルトリ(イソプロペニルオキシ)シランなど
のアルケニルオキシシラン類などがあげられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0057】なお、ヒドロシラン化合物をC=C結合と
反応させる際に用いるヒドロシラン化合物の量は、C=
C結合に対して任意量使用すればよいが、0.5〜2倍
モルの使用が好ましい。ただし、これ以上のシラン量の
使用を妨げるものではなく、これ以上使用しても未反応
のヒドロシランとして回収されるだけである。また、ヒ
ドロシラン化合物をC=C結合に反応させる段階で前記
VIII族遷移金属錯体の触媒を必要とする。このヒド
ロシリル化反応は50〜130℃の任意の温度で達成さ
れ、反応時間は1〜10時間程度である。
【0058】さらに、ヒドロシラン化合物として安価な
基礎原料で高反応性のハロゲン化シラン類が容易に使用
できる。ハロゲン化シラン類を用いた場合、得られる共
重合体(B)は、空気中に暴露すると塩化水素を発生し
ながら常温で速やかに硬化するが、塩化水素による刺激
臭や腐食に問題があり、限定された用途にしか実用上使
用できないので、さらに続いて結合しているハロゲン原
子を他の加水分解性基や水酸基に変換することが好まし
い。加水分解性基としては、アルコキシル基、アシロキ
シ基、アミノキシ基、フェノキシ基、チオアルコキシ
基、アミノ基などがあげられる。
【0059】ハロゲン原子をアルコキシ基に変換する方
法としては、 メタノール、エタノール、2−メトキシエタノール、
sec−ブタノール、tert−ブタノールまたはフェ
ノールのごときアルコール類またはフェノール類、 アルコール類またはフェノール類のアルカリ金属塩 オルトギ酸メチル、オルトギ酸エチルのごときオルト
ギ酸アキル類などをハロゲン原子と反応させる方法など
が具体的な方法としてあげられる。
【0060】また、アシロキシ基に変換する方法として
は、 酢酸、プロピオン酸、安息香酸のごときカルボン酸
類、 カルボン酸類のアルカリ金属塩などをハロゲン原子と
反応させる方法 などが具体的な方法としてあげられる。さらにアミノキ
シ基に変換する方法としては、 N,N−ジメチルヒドロキシルアミン、N,N−ジエ
チルヒドロキシルアミン、N,N−メチルフェニルヒド
ロキシルアミンまたはN−ヒドロキシピロリジンのごと
きヒドロキシルアミン類、 ヒドロキシルアミン類のアルカリ金属塩などをハロゲ
ン原子と反応させる方法 などが具体的な方法としてあげられる。
【0061】アミノ酸基に変換する方法としては、 N,N−ジメチルアミン、N,N−メチルフェニルア
ミンおよびピロリジンのごとき1級または2級アミン
類、 1級または2級アミン類のアルカリ金属塩 などをハロゲン原子と反応させる方法などが具体的な方
法としてあげられる。
【0062】チオアルコキシ基に変換する方法として
は、 エチルメルカプタン、チオフェノールのごときチオア
ルコールまたはチオフェノール類、 チオアルコールまたはチオフェノール類のアルカリ金
属塩 などをハロゲン原子と反応させる方法などが具体的な方
法としてあげられる。
【0063】ヒドロシリル化反応によりC=C結合に導
入されるシリル基に関し、ハロゲン原子のみ他の加水分
解性基に変換するのではなく、他のアルコキシ基、アシ
ロキシ基などの基も必要に応じてアミノ基、アミノキシ
基などの加水分解性基や水酸基に変換することができ
る。このようにヒドロシリル化反応により直接導入され
るシリル基上の加水分解性基を他の加水分解性基に変換
する温度は50〜150℃が適当である。また、これら
の交換反応は溶剤を使用しても、しなくても達成しうる
が、使用するばあいはエーテル類、炭化水素類、酢酸エ
ステル類のごとき不活性な溶剤が適当である。
【0064】本発明の組成物におけるオキシアルキレン
重合体(A)と共重合体(B)との比率は、共重合体
(B)の量がオキシアルキレン重合体(A)100部
(重量部、以下同様)に対して5〜5000部の範囲が
(A)、(B)各重合体の特性改善の効果が顕著にある
ので好ましく、さらに好ましくは5〜2000部の範囲
であり、目的とする用途、性能に応じて選択するのが通
常である。
【0065】本発明の組成物は硬化促進剤を使用しても
よく、硬化促進剤の種類によって特に限定されないが、
硬化促進剤としては、テトラブチルチタネート、テトラ
プロピルチタネート、などのチタン酸エステル類;ジブ
チルスズジラウレート、ジブチルスズマレエート、ジブ
チルスズジアセテート、オクチル酸スズ、ナフテン酸ス
ズなどのスズカルボン酸塩類;ジブチルスズオキサイド
とフタル酸エステルとの反応物、ジブチルスズアセチル
アセトナート;アルミニウムトリスアセチルアセトナー
ト、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、ジイ
ソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテートなど
の有機アルミニウム化合物類;ジルコニウムテトラアセ
チルアセトナート、チタンテトラアセチルアセトナート
などのキレート化合物類;オクチル酸鉛;ブチルアミ
ン、オクチルアミン、ラウリルアミン、ジブチルアミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、ベンジルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、
キシリレンジアミン、トリエチレンジアミン、グアニジ
ン、ジフェニルグアニジン、2,4,6-トリス(ジメチルア
ミノメチル)フェノール、モルホリン、N−メチルモル
ホリン、2-エチル-4- メチルイミダゾール、1,8 ジアザ
ビシクロ(5.4.0) ウンデセン-7(DBU)などのアミン
系化合物、あるいはこれらのアミン系化合物のカルボン
酸などとの塩;過剰のポリアミンと多塩基酸とから得ら
れる低分子量ポリアミド樹脂;過剰のポリアミンとエポ
キシ化合物との反応生成物;γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、N−(β−アミノエチル)アミノプロピ
ルメチルジメトキシシランなどのアミノ基を有するシラ
ンカップリング剤;などのシラノール縮合触媒、さらに
は他の酸性触媒、塩基性触媒などの公知のシラノール縮
合触媒などが例示される。これらの触媒は単独で使用し
てもよく、2種以上併用してもよい。
【0066】オキシプロピレン重合体(A)と共重合体
(B)との合計100部に対する硬化促進剤の量は、
0.1〜20重量部程度が好ましく、1〜10重量部程
度がさらに好ましい。硬化促進剤の使用量が少なすぎる
と、硬化速度が遅くなることがあり、また硬化反応が充
分に進行しにくくなる場合がある。一方、硬化促進剤の
使用量が多すぎると、硬化時に局所的な発熱や発泡が生
じ、良好な硬化物が得られにくくなるので、好ましくな
い。
【0067】本発明の硬化性組成物を使用するに際して
は、さらに必要に応じて、フュームシリカ、沈降性シリ
カ、無水ケイ酸、含水ケイ酸およびカーボンブラックの
如き補強性充填剤;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、酸化チ
タン、ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第二鉄、
酸化亜鉛、活性亜鉛華、水添ヒマシ油およびシラスバル
ーンなどの如き充填剤;石綿、ガラス繊維およびフィラ
メントの如き繊維状充填剤などの充填剤を適宜使用でき
る、特に強度の高い硬化組成物を得たい場合には、主に
フュームシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ
酸、カーボンブラック、表面処理微細炭酸カルシウム、
焼成クレー、クレー、および活性亜鉛華などから選ばれ
る充填剤を反応性ケイ素基含有オキシプロピレン重合体
100部に対し、1〜100部の範囲で使用すれば好ま
しい結果が得られる。また、低強度で伸びが大である硬
化組成物を得たい場合には、主に酸化チタン、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、タルク、酸化第二鉄、酸化
亜鉛、およびシラスバルーンなどから選ばれる充填剤を
反応性ケイ素基含有オキシプロピレン重合体100部に
対し5〜200部の範囲で使用すれば好ましい結果が得
られる。もちろんこれら充填剤は1種類のみで使用して
もよいし、2種類以上混合使用してもよい。
【0068】本発明の硬化性組成物においては、可塑性
を充填剤と併用して使用すると硬化物の伸びを大きくで
きたり、多量の充填剤を混入できたりするのでより有効
である。この可塑剤としては、ジオクチルフタレート、
ジブチルフタレート、ブチルベンジルフタレートなどの
如きフタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、コハ
ク酸イソデシル、セバシン酸ジブチルなどの如き脂肪族
二塩基酸エステル類;ジエチレングリコールジベンゾエ
ート、ペンタエリスリトールエステルなどの如きグリコ
ールエステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシノー
ル酸メチルなどの如き脂肪族エステル類;リン酸トリク
レジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニ
ルなどの如きリン酸エステル類;エポキシ化大豆油、エ
ポキシ化アマニ油、エポキシステアリン酸ベンジルなど
の如きエポキシ可塑剤類;2塩基酸と2価アルコールと
のポリエステル類などのポリエステル系可塑剤;ポリプ
ロピレングリコールやその誘導体などのポリエーテル
類;ポリ−α−メチルスチレン、ポリスチレンなどのポ
リスチレン類;ポリブタジエン、ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体、ポリクロロプレン、ポリイソプレ
ン、ポリブテン、塩素化パラフィン類などの可塑剤が単
独または2種類以上の混合物の形で任意に使用できる。
可塑剤量は、反応性ケイ素基含有オキシプロピレン重合
体100部に対し、0〜100部の範囲で使用すると好
ましい結果が得られる。
【0069】更に、必要に応じて、接着性改良剤、物性
調整剤、保存安定性改良剤、老化防止剤、紫外線吸収
剤、金属不活性化剤、オゾン劣化防止剤、光安定剤、ア
ミン系ラジカル連鎖禁止剤、リン系過酸化物分解剤、滑
剤、顔料、発泡剤などの各種添加剤を適宜添加すること
が可能である。本発明の硬化性組成物の調整法には特に
限定はなく、例えば上記した成分を配合し、ミキサーや
ロールやニーダーなどを用いて常温または加熱下で混練
したり、適した溶剤を少量使用して成分を溶解させ、混
合したりするなどの通常の方法が採用されうる。また、
これら成分を適当に組合わせることにより、1液型や2
液型の配合物をつくり使用することもできる。
【0070】本発明の硬化性組成物は、大気中に暴露さ
れると水分の作用により、三次元的に網状組織を形成
し、ゴム状弾性を有する固体へと硬化する。本発明の硬
化性組成物は弾性シーラントとして特に有用であり、建
造物、船舶、自動車、道路などの密封剤として使用し得
る。更に、単独あるいはプライマーの助けをかりてガラ
ス、磁器、木材、金属、樹脂成形物などの如き広範囲の
基質に密着し得るので、種々のタイプの密封組成物およ
び接着組成物としても使用可能である。接着剤として
は、1液接着剤、2液接着剤、オープンタイム後に接着
するコンタクト接着剤、粘着剤などに使用でき、更に、
塗料、塗膜防水剤、食品包装材料、注型ゴム材料、型取
り用材料、発泡材料としても有用である。 合成例1 1.5リットル耐圧ガラス製反応容器に分子量15,0
00のポリオキシプロピレントリオール(Mw /Mn =
1.38、粘度89ポイズ)401g(0.081当
量)を仕込み、窒素雰囲気下にした。
【0071】137℃で、滴下漏斗からナトリウムメト
キシドの28%メタノール溶液19.1g(0.099
当量)を滴下し、5時間反応させた後、減圧脱揮した。
窒素雰囲気下にもどし塩化アリル9.0g(0.118
当量)を滴下し、1.5時間反応させた後、さらにナト
リウムメトキシドの28%メタノール溶液5.6g
(0.029当量)と塩化アリル2.7g(0.035
当量)を用いてアリル化をおこなった。
【0072】この反応物をヘキサンに溶かしケイ酸アル
ミニウムで吸着処理した後、ヘキサンを減圧除去すると
311gの黄色透明なポリマーが得られた(粘度68ポ
イズ)。このポリマー270g(0.065当量)を耐
圧ガラス製反応容器に仕込み、窒素雰囲気下にした。塩
化白金酸の触媒溶液(H2 PtCl6 ・6H2 O25g
をイソプロピルアルコール500gに溶かした溶液)
0.075mlを添加後、30分攪拌した。ジメトキシ
メチルシラン6.24g(0.059当量)を滴下漏斗
より加え、90℃で4時間反応させた後、脱揮すると2
60gの黄色透明なポリマーが得られた。 合成例2 攪拌機付きフラスコに数平均分子量15,000のポリ
オキシプロピレントリオール(Mw /Mn =1.38、
粘度89ポイズ)220g(0.0447当量)とジラ
ウリン酸ジブチルスズ0.02gを仕込み、窒素雰囲気
下でγ−イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラ
ン8.45g(0.0447当量)を室温で滴下した。
滴下終了後、75℃で1.5時間反応させた。IRスペ
クトルを測定し、2280cm-1付近のNCO吸収の消
失と1730cm-1付近のC=O吸収の生成を確認した
後、反応を終了させた。213gの無色透明のポリマー
が得られた。 比較合成例1 数平均分子量が3,000のポリオキシプロピレングリ
コール420gと数平均分子量が3,000のポリオキ
シプロピレントリオール80gとを、窒素置換された耐
圧ガラス製反応容器に仕込んだ。水酸化ナトリウム40
gを加え、60℃で13時間反応させた後、ブロモクロ
ルメタン19gを60℃で10時間反応させた。(得ら
れたポリマーのMw /Mn は2.1であり、粘度は38
5ポイズであった。)続いて、塩化アリル15gを加え
36時間反応をおこなった。反応終了後、減圧にして揮
発物質を除去した。
【0073】内容物をビーカーにとり出しヘキサンに溶
かした。ケイ酸アルミニウムで吸着処理した後、ヘキサ
ンを減圧除去した。このポリマー500gを窒素置換さ
れた反応容器に仕込み、塩化白金酸の触媒溶液(H2
tCl6 ・6H2 O25gをイソプロピルアルコール5
00gに溶かした溶液)0.03gを添加した後、ジメ
トキシメチルシラン12gを加えて80℃で4時間反応
させた。反応終了後、減圧にして揮発物質を除去すると
淡黄色透明なポリマーが550g得られた。
【0074】合成例1、2および比較合成例1で得られ
たポリマーの粘度をB型粘度計(BMタイプローターN
o.4、12rpm)を用いて、23℃で測定した。ま
た、各ポリマーの数平均分子量(Mn )と分子量分布
(Mw /Mn )をGPCにより分析した。GPCは、ポ
リスチレンゲル(東ソー株式会社製)を充填したカラム
に留出溶媒としてテトラヒドロフランを用いて、オーブ
ン温度40℃で分析した。その結果を表1に示す。
【0075】
【表1】
【0076】合成例3 110℃に加熱した下記モノマー混合物のキシレン溶液
に重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを溶か
した溶液を6時間かけて滴下した。 アクリル酸ブチル 44.5部 メタクリル酸メチル 23 部 メタクリル酸ステアリル*1 119 部 トリメチロールプロパントリメタアクリレート 18.2部 KBM 502*2 3.0部 KBM 802*3 11.8部 AIBN *4 6.0部 キシレン 110 部 *1 三菱レイヨン(株)製のアクリエステルS *2 γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン *3 γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン *4 アゾビスイソブチロニトリル 2時間「後重合」を行ない、下記の特性の共重合体
(B)を得た。
【0077】 共重合体(B)の特性( *GPC測定による) 数平均分子量(Mn )* 9,000 分子量分布(Mw /Mn )* 3.4 重合転化率 99% 樹脂固形分 85%
【0078】
【実施例】
実施例および比較例 合成例1、2で得られたオキシプロピレン重合体(A)
と合成例3で得られた共重合体(B)を固形分比60/
40でブレンドした後、減圧下100℃でロータリーエ
バポレーターで溶剤を留去し、粘稠微変色透明の無溶媒
樹脂を得た。得られた無溶剤樹脂の粘度測定した結果を
表2に示す。
【0079】又、無溶剤樹脂100重量部に対し、硬化
促進剤としてジブチルスズジラウレート1部を添加し、
JISA5758に準拠し、タックフリータイムを測定
した結果を表2に併わせて示す。比較合成例1で得られ
たオキシプロピレン重合体を使用した以外は、まったく
同様の方法で実施した結果を表2に示す。
【0080】
【表2】
【0081】表2の結果から、本発明の組成物は、分子
量分布の狭いオキシプロピレン重合体を用いることによ
り、特異的に低粘度であり、作業性に優れた組成物が得
られる。又、硬化性に優れた(タックフリータイムが短
い)組成物が得られることがわかる。
【0082】
【発明の効果】本発明の組成物を用いると、オキシプロ
ピレン重合体(A)と、共重合体(B)の組成から予想
される粘度より低粘度もしくは作業性の良い組成物が得
られる。又、実用的に重要な硬化性についても、改善さ
れた組成物が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)重合主鎖が下記式〔化1〕で示され
    る繰り返し単位を含有し、 【化1】 水酸基または加水分解性基の結合したケイ素原子を含む
    ケイ素含有官能基を少なくとも1個有するオキシプロピ
    レン重合体であって、Mw /Mn が1.6以下で数平均
    分子量が6,000以上であるオキシプロピレン重合
    体、 (B)シロキサン結合を形成することによって架橋しう
    るケイ素含有官能基を有し、分子鎖が実質的に、(1)
    炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
    エステル単量体単位および(または)メタアクリル酸ア
    ルキルエステル単量体単位と、(2)炭素数10以上の
    アルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単量体
    単位および(または)メタアクリル酸アルキルエステル
    単量体単位、とからなる共重合体、 (C)硬化促進剤からなる硬化性組成物。
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