JP2003055547A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JP2003055547A JP2002164968A JP2002164968A JP2003055547A JP 2003055547 A JP2003055547 A JP 2003055547A JP 2002164968 A JP2002164968 A JP 2002164968A JP 2002164968 A JP2002164968 A JP 2002164968A JP 2003055547 A JP2003055547 A JP 2003055547A
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克浩 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反応性ケイ素基を含有するポリオキシアルキレ
ン系重合体を用いた硬化性組成物において、作業性や硬
化性、接着性、変形追従性等を低下させることなく耐水
性を改善する。 【解決手段】反応性ケイ素基含有ポリオキシアルキレン
系重合体100重量部、1分子中に1個以上のエポキシ
基を含有する化合物0.001〜180重量部、酸化カ
ルシウムおよび/または水酸化カルシウム0.1〜80
重量部を含有する硬化性組成物を用いることにより上記
の課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の硬化性組成物は、シ
ーリング材、接着剤、注入材、パテ材等として使用した
場合、雨水や地下の水分に対し接着性の低下を抑えるこ
とができる反応性ケイ素基含有ポリオキシアルキレン系
重合体を用いた硬化性組成物である。
【0002】
【従来の技術】反応性ケイ素基含有ポリオキシアルキレ
ン系重合体を用いた硬化性組成物は、その優れた作業性
や硬化性、接着性、変形追従性等より、シーリング材や
接着剤、注入材、パテ材等に幅広く使用されている。と
ころが、該硬化性組成物を雨水の進入しやすい箇所や地
下の湿気の高い箇所、常に水と接する場所等で使用した
場合、接着性(耐水接着性)の低下や力学物性の低下が
起こる等の問題があった。
【0003】上記の問題に対し、特開平8−29580
6号公報では半水石膏及び/又は可溶性無水石膏を、特
開平8−311330号公報ではセメントを、それぞれ
反応性ケイ素基含有ポリオキシアルキレン系重合体に添
加して耐水接着性を改善する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法に
よる改善は、まだ十分なレベルには達しておらず、雨水
の進入しやすい箇所や地下の湿気の高い箇所、常に水と
接する場所等で使用した場合の接着性(耐水接着性)の
改善された反応性ケイ素基含有ポリオキシアルキレン系
重合体を用いた硬化性組成物は、なお強く望まれてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明者らが鋭意検討を行ったところ、反応性ケイ素基
含有ポリオキシアルキレン系重合体を含む系へ、1分子
中に1個以上のエポキシ基を含有する化合物、酸化カル
シウムおよび/または水酸化カルシウムを添加すること
が有効であることを見出し本発明を完成させるに至っ
た。
【0006】すなわち本発明の第1は、(A)反応性ケ
イ素基含有ポリオキシアルキレン系重合体100重量
部、(B)1分子中に1個以上のエポキシ基を含有する
化合物0.001〜180重量部、(C)酸化カルシウ
ムおよび/または水酸化カルシウム0.1〜400重量
部を含有することを特徴とする硬化性組成物に関する。
【0007】本発明の第2は、(A)反応性ケイ素基含
有ポリオキシアルキレン系重合体100重量部、、
(B)1分子中に1個以上のエポキシ基を含有する化合
物0.001〜180重量部、(C)酸化カルシウムお
よび/または水酸化カルシウム0.1〜400重量部、
(D)1種または2種以上のアクリル酸アルキルエステ
ル単量体単位および/またはメタクリル酸アルキルエス
テル単量体単位を分子鎖に含む重合体5〜120重量部
を含有することを特徴とする硬化性組成物に関する。
【0008】好ましい実施態様として、(A)成分の反
応性ケイ素基が、一般式(1): −[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa・・・(1) (式中R1およびR2は同一または異なり、炭素数1から
20のアルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭
素数7から20のアラルキル基または(R’)3SiO
−で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1また
はR2が2個以上存在する場合は、それらは同一であっ
ても異なっていてもよい。ここでR’は炭素数が1から
20の一価の炭化水素基であり、3個のR’は同一であ
っても異なっていてもよい。Xは水酸基または加水分解
性基を示し、Xが2個以上存在する時、それらは同一で
あっても異なっていてもよい。aは0、1、2または3
を、bは0、1、または2をそれぞれ示し、a+Σb≧
2を満足するものとする。またm個の−Si(R1 2-b
(Xb)O−基におけるbについて、それらは同一であ
っても異なっていてもよい。mは0から19の整数を示
す。)で表されることを特徴とする前記いずれかに記載
の硬化性組成物が挙げられる。
【0009】また、好ましい実施態様として、(A)成
分であるポリオキシアルキレン系重合体の主鎖骨格が、
ポリオキシプロピレンからなることを特徴とする前記い
ずれかに記載の硬化性組成物が挙げられる。
【0010】また、好ましい実施態様として、(B)成
分がエポキシ樹脂および/またはエポキシ基含有シリコ
ン化合物であることを特徴とする前記いずれかに記載の
硬化性組成物が挙げられる。
【0011】また、好ましい実施態様として、(C)成
分が酸化カルシウムからなることを特徴とする前記いず
れかに記載の硬化性組成物が挙げられる。
【0012】また、好ましい実施態様として、(D)成
分が、(a)炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリ
ル酸アルキルエステル単量体単位および/またはメタク
リル酸アルキルエステル単量体単位と(b)炭素数10
以上のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル
単量体単位および/またはメタクリル酸アルキルエステ
ル単量体単位を分子鎖に含む重合体である前記いずれか
に記載の硬化性組成物が挙げられる。
【0013】また、好ましい実施態様として、(D)成
分が、シロキサン結合を形成することによって架橋しう
るケイ素含有基を有する重合体である前記いずれかに記
載の硬化性組成物が挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明に使用される(A)成分の反応性ケ
イ素基含有ポリオキシアルキレン系重合体の反応性ケイ
素基としては、特に限定されるものではないが、代表的
なものを示すと、例えば一般式(1): −[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa (1) (式中R1およびR2は同一または異なる炭素数1から2
0のアルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭素
数7から20のアラルキル基または(R’)3SiO−
で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1または
2が2個以上存在する場合は、それらは同一であって
も異なっていてもよい。ここでR’は炭素数1から20
の一価の炭化水素基であり3個のR’は同一であっても
異なっていてもよい。Xは水酸基または加水分解性基を
示し、Xが2個以上存在する時、それらは同一であって
も異なっていてもよい。aは0、1、2または3を、b
は0、1、または2をそれぞれ示し、a+Σb≧2を満
足するものとする。またm個の−Si(R1 2-b
(Xb)O−基におけるbについて、それらは同一であ
っても異なっていてもよい。mは0から19の整数を示
す。)で表わされる基が挙げられる。
【0016】上記Xのうちの加水分解性基は特に限定さ
れず、従来公知の加水分解性基であれば良い。具体的に
は、例えば、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、
アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド
基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アル
ケニルオキシ基等が挙げられる。これらの内では、加水
分解性が穏やかで取扱いやすいという点でメトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基等のアル
コキシ基が特に好ましい。
【0017】前記の水酸基または加水分解性基は、1個
のケイ素原子に1〜3個結合することができ、(a+Σ
b)は2〜5の範囲であるのが好ましい。水酸基や加水
分解性基が反応性ケイ素基中に2個以上存在する場合に
は、それらは同一であっても異なっていてもよい。
【0018】反応性ケイ素基中のケイ素原子の数は1個
でもよく2個以上でもよいが、シロキサン結合等により
ケイ素原子の連結された反応性ケイ素基である場合には
20個程度でもよい。
【0019】特に、下記一般式(2): −Si(R2 3-c)Xc (2) (式中R2、Xは前記に同じ。cは2または3を示
す。)で表される反応性ケイ素基は、ポリオキシアルキ
レン系重合体へのが導入が比較的容易であるため好まし
い。
【0020】上記一般式(1)または(2)におけるR
1、R2の具体例としては、例えばメチル基、エチル基等
のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル
基、フェニル基等のアリール基、ベンジル基等のアラル
キル基、R’がメチル基やフェニル基等である(R’)
3SiO−で示されるトリオルガノシロキシ基等が挙げ
られる。中でも、適度な反応性を確保できる点より、R
1、R2,R’としてはメチル基が特に好ましい。
【0021】本発明に使用される(A)成分のポリオキ
シアルキレン系重合体の主鎖構造としては、−R−O−
で示される構造を繰り返し単位とする重合体であればよ
く、このとき、Rは炭素数1から20の2価の有機基で
あればよい。また、繰り返し単位の全てが同一である単
独重合体であっても良く、2つ以上の種類の繰り返し単
位を含む共重合体であっても良い。さらに、主鎖中に分
岐構造を有していても良い。
【0022】Rの具体例としては、−CH2CH2−、−
CH(CH3)CH2−、−CH(C 25)CH2−、−
C(CH32CH2−、−CH2CH2CH2CH2−等が
挙げられる。Rとしては、重合体を適度に低粘度化でき
る点や硬化物に適度な柔軟性を付与できる点から、特に
−CH(CH3)CH2−が好ましい。
【0023】(A)成分のポリオキシアルキレン系重合
体の主鎖骨格は、例えば開始剤と触媒の存在下、モノエ
ポキシドを開環重合することによって得られる。
【0024】開始剤の具体例としては、アリルアルコー
ル、メタリルアルコール、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブタンジオール、ヘキサメチレングリ
コール、ビスフェノールA、水素化ビスフェノールA、
ネオペンチルグリコール、ポリブタジエンジオール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプ
ロピレントリオール、ポリプロピレンテトラオール、ジ
プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールメ
タン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
等の1価アルコールや2価アルコール、多価アルコー
ル、水酸基を有する各種のオリゴマー等が挙げられる。
【0025】モノエポキシドの具体例としては、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、α-ブチレンオ
キサイド、β-ブチレンオキサイド、ヘキセンオキサイ
ド、シクロヘキセンオキサイド、スチレンオキサイド、
α−メチルスチレンオキシド等のアルキレンオキサイド
類や、メチルグリシジルエーテル、エチルグリシジルエ
ーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、ブチルグリ
シジルエーテル等のアルキルグリシジルエーテル類、ア
リルグリシジルエーテル類、アリールグリシジルエーテ
ル類等が挙げられる。
【0026】触媒としてはKOH、NaOH等のアルカ
リ触媒、トリフルオロボラン−エーテラート等の酸性触
媒、アルミノポルフィリン金属錯体やシアン化コバルト
亜鉛−グライム錯体触媒等の複合金属シアン化物錯体触
媒等の既に公知のものが用いられる。特に副反応が少な
い複合金属シアン化物錯体触媒の使用が好ましいがそれ
以外のものであってもよい。
【0027】この他、ポリオキシアルキレン系重合体の
主鎖骨格は、水酸基末端ポリオキシアルキレン重合体を
塩基性化合物、例えばKOH、NaOH、KOCH3
NaOCH3等の存在下、2官能以上のハロゲン化アル
キル、例えばCH2Cl2、CH2Br2等による鎖延長等
によっても得ることができる。また、2官能や3官能の
イソシアネート化合物によって水酸基末端ポリオキシア
ルキレン重合体を鎖延長する方法等も挙げられる。
【0028】反応性ケイ素基をポリオキシアルキレン系
重合体中に導入する方法としては、特に限定されず、種
々の方法を用いることができる。特に、 1分子中に一般式(3): CH2=CH−R3−O− (3) または一般式(4): CH2=C(R4)−R3−O− (4) (式中R3は炭素数1から20の2価の有機基、R4は炭
素数10以下の炭化水素基)で示される不飽和基を末端
に有するポリオキシアルキレン系重合体と、 一般式(5): H−[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa (5) (式中R1,R2,X,a,b,mは前記に同じ。)で示
される反応性ケイ素基含有化合物とを、8族遷移金属触
媒の存在下で反応させる方法が好ましい。
【0029】これ以外にも、水酸基末端ポリオキシアル
キレン重合体への反応性ケイ素基含有イソシアネート化
合物の添加や、イソシアネート基末端ポリオキシアルキ
レン重合体と反応性ケイ素基含有アミン化合物との反
応、イソシアネート基末端ポリオキシアルキレン重合体
と反応性ケイ素基含有メルカプタン化合物との反応等に
よっても得ることができる。
【0030】末端に一般式(3)または(4)で示され
る不飽和基を有するポリオキシアルキレン系重合体の製
造法としては、従来公知の方法を用いればよく、例えば
水酸基末端ポリオキシアルキレン系重合体に不飽和結合
を有する化合物を反応させて、エーテル結合、エステル
結合、ウレタン結合、カーボネート結合等により結合さ
せる方法等が挙げられる。例えばエーテル結合により不
飽和基を導入する場合は、ポリオキシアルキレン重合体
の水酸基末端のメタルオキシ化により−OM(MはNa
またはK等)を生成した後、一般式(6): CH2=CH−R3−X2 (6) または一般式(7): CH2=C(R4)−R3−X2 (7) (式中R3,R4は前記に同じ。X2はハロゲン原子)で
示される不飽和基含有化合物を反応させる方法が挙げら
れる。
【0031】一般式(6)または(7)で示される不飽
和基含有化合物の具体例としては、CH2=CH−CH2
−Cl、CH2=CH−CH2−Br、CH2=CH−C2
4−Cl、CH2=CH−C24−Br、CH2=CH
−C36−Cl、CH2=CH−C36−Br、CH2
C(CH3)−CH2−Cl、CH2=C(CH3)−CH
2−Br、CH2=C(CH2CH3)−CH2−Cl、C
2=C(CH2CH3)−CH2−Br、CH2=C(C
2CH(CH32)−CH2−Cl、CH2=C(CH2
CH(CH32)−CH2−Br、等が挙げられ、特に
反応性の点から、CH2=CH−CH2−Cl、CH2
C(CH3)−CH2−Clが好ましい。
【0032】不飽和基の導入方法としては、これ以外に
CH2=CH−CH2−基やCH2=C(CH3)−CH2
−基等を有するイソシアネート化合物、カルボン酸、エ
ポキシ化合物を用いることもできる。
【0033】8族遷移金属触媒としては、白金、ロジウ
ム、コバルト、パラジウム及びニッケル等の8族遷移金
属元素から選ばれた金属錯体触媒等が有効に使用され
る。例えば、H2PtCl6・6H2O、白金−ビニルシ
ロキサン錯体、白金−オレフィン錯体、Ptメタル、R
hCl(PPh33、RhCl3、Rh/Al23、R
uCl3、IrCl3、FeCl3、PdCl2・2H
2O、NiCl2等のような化合物が使用できるが、ヒド
ロシリル化の反応性の点から、H2PtCl6・6H
2O、白金−ビニルシロキサン錯体、白金−オレフィン
錯体のいずれかであることが特に好ましい。
【0034】この様な製造法は、例えば、特許公報第1
396791号、特許公報第1727750号、特許公
報第2135751号、特開平3−72527号公報の
各明細書に記載されている。
【0035】ポリオキシアルキレン系重合体の分子量に
は特に制限はないが、GPC(東ソー株式会社製HLC
−8120GPC、THF溶媒)におけるポリスチレン
換算での数平均分子量が500から100,000であ
ることが好ましい。更には取り扱いの容易さ等の点から
1,000から70,000であることが好ましい。数平
均分子量が500未満であると硬化物が脆くなるため好
ましくなく、100,000を越えると重合体の粘度が
高くなりすぎるため好ましくない。
【0036】本発明の(B)成分である1分子中に1個
以上のエポキシ基を含有する化合物としては、従来公知
のものを広く使用でき、例えばビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキ
シ樹脂やこれらを水添したエポキシ樹脂、グリシジルエ
ステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹
脂、脂環式エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、
ウレタン結合を有するウレタン変性エポキシ樹脂、フッ
素化エポキシ樹脂、ポリブタジエンあるいはアクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体ゴムを含有するゴム変性エ
ポキシ樹脂、テトラブロモビスフェノールAのグリシジ
ルエーテル等の難燃型エポキシ樹脂、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン等の
エポキシ基含有シリコン化合物等が挙げられる。これら
の1分子中に1個以上のエポキシ基を含有する化合物
は、単独で使用してもよく2種類以上併用してもよい。
これら1分子中に1個以上のエポキシ基を含有する化合
物の中では、作業性や硬化性、接着強度、被着体汎用
性、耐水性、耐久性等のバランスの点から、エポキシ樹
脂および/またはエポキシ基含有シリコン化合物の使用
が好ましい。エポキシ樹脂の中では、特に相溶性の点か
らビスフェノールA型エポキシ樹脂の使用が好ましい。
【0037】斯かる(B)成分は、(A)成分100重
量部に対し、通常0.001〜180重量部の範囲、好
ましくは0.01〜150重量部の範囲で使用されるの
が良い。(B)成分の使用量が0.001重量部未満で
は十分な接着性が得られないことがあり、180重量部
を超えると相溶性の低下等による物性低下が起こるため
好ましくない。特に、(B)成分の使用量が0.01〜
150重量部の範囲では、接着性、相溶性に加え、十分
な耐水接着性を得ることが可能となる。なお、エポキシ
樹脂を用いる場合のより好ましい使用量は5〜180重
量部、特に好ましくは10〜170重量部である。
【0038】本発明の(C)成分として用いる酸化カル
シウムおよび/または水酸化カルシウムとしては、従来
公知のものを使用することができる。具体的には酸化カ
ルシウムは、石灰石やカルシウムの炭酸塩、水酸化物、
硝酸塩を強熱して得られるものが挙げられ、水酸化カル
シウムは、酸化カルシウムと水を反応させるか、または
カルシウム塩の水溶液に水酸化アルカリを加えて得られ
るものが挙げられる。これらは単独で使用してもよく2
種を併用してもよい。貯蔵安定性、耐水性の点からは酸
化カルシウムの使用が好ましいが、酸化カルシウムは水
分と急激な反応を起こす場合があり、硬化性組成物中で
のそのような急激な反応が好ましくない場合には水酸化
カルシウムの使用が好ましい。
【0039】(C)成分の使用量は、(A)成分100
重量部に対し0.001重量部以上配合すれば効果が認
められるが、0.1〜400重量部の範囲が好ましく、
更には0.2〜300重量部の範囲で使用されるのが好
ましい。(C)成分の使用量が0.1重量部未満では十
分な耐水接着性が得られず、400重量部を超えると作
業性が低下したりし好ましくない。
【0040】本発明に用いる(D)成分である、1種ま
たは2種以上のアクリル酸アルキルエステル単量体単位
および/またはメタクリル酸アルキルエステル単量体単
位を分子鎖に含む重合体(以下、重合体(D)という)
におけるアクリル酸アルキルエステル単量体単位として
は、従来公知のものが広く使用でき、例えばアクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、
アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸tert−ブチル、アクリル酸n−ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸デシル、アクリ
ル酸ウンデシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸トリ
デシル、アクリル酸ミリスチル、アクリル酸セチル、ア
クリル酸ステアリル、アクリル酸ベヘニル、アクリル酸
ビフェニル等を挙げることができる。またメタクリル酸
エステル単量体単位としては、従来公知のものが広く使
用でき、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸tert−
ブチル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウ
ンデシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸トリデ
シル、メタクリル酸ミリスチル、メタクリル酸セチル、
メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ベヘニル、メタ
クリル酸ビフェニル等を挙げることができる。
【0041】重合体(D)は、1種または2種以上のア
クリル酸アルキルエステル単量体単位および/またはメ
タクリル酸アルキルエステル単量体単位を分子鎖に含む
が、それらの単量体単位の合計含有量は、重合体(D)
の重量を基準として50重量%をこえることが好まし
く、特に70重量%以上であることが好ましい。
【0042】また、これらの単量体の組み合わせの中で
は、相溶性、安定性の点から、(a)炭素数1〜8のア
ルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単量体単
位および/またはメタクリル酸アルキルエステル単量体
単位と(b)炭素数10以上のアルキル基を有するアク
リル酸アルキルエステル単量体単位および/またはメタ
クリル酸アルキルエステル単量体単位を分子鎖に含む重
合体が好ましい。
【0043】単量体単位(a)である炭素数1〜8のア
ルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単量体単
位および/またはメタクリル酸アルキルエステル単位
は、一般式(8): CH2=C(R5)COOR6・・・(8) (式中R5は水素原子またはメチル基、R6は炭素数1か
ら8のアルキル基を示す)で表される。一般式(8)の
6としては、例えばメチル基、エチル基等を挙げるこ
とができる。なお一般式(8)で示されるモノマーは1
種類でもよく、2種以上混合してもよい。
【0044】また、単量体単位(b)である炭素数10
以上のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル
単量体単位および/またはメタクリル酸アルキルエステ
ル単位は、一般式(9): CH2=C(R5)COOR7・・・(9) (式中R5は前記に同じ。R7は炭素数10以上のアルキ
ル基を示す)で表わされる。前記一般式(9)のR7
しては、例えばラウリル基、ステアリル基等の長鎖アル
キル基が挙げられる。なお一般式(9)で示されるモノ
マーは1種類でもよく、2種以上混合してもよい。
【0045】重合体(D)にはアクリル酸アルキルエス
テル単量体単位および/またはメタクリル酸アルキルエ
ステル単量体単位の外に、これらと共重合性を有する単
量体単位が含有されていてもよい。共重合性を有する単
量体単位としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸
等のアクリル酸;アクリルアミド、メタクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタク
リルアミド等のアミド基、グリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート等のエポキシ基、ジエチルアミ
ノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリ
レート、アミノエチルビニルエーテル等のアミノ基を含
む単量体;その他アクリロニトリル、スチレン、α−メ
チルスチレン、アルキルビニルエーテル、塩化ビニル、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、エチレン等に起因す
る単量体単位などがあげられる。
【0046】重合体(D)成分の分子量には特に制限は
ないが、GPCにおけるポリスチレン換算での数平均分
子量が500〜50,000であるものが好ましく、
1,000〜20,000のものが取り扱い易さの点で
更に好ましい。数平均分子量が500未満であると硬化
物が脆くなるため好ましくなく、50,000を越える
と重合体の粘度が高くなりすぎるため好ましくない。
【0047】重合体(D)は、通常のビニル重合の方
法、例えば、ラジカル反応による溶液重合法や塊状重合
法等により得ることができるが、特にこれらの方法に限
定されるものではない。重合は、通常、前記の単量体お
よびラジカル開始剤や連鎖移動剤、溶剤等を加えて50
〜150℃で反応させることにより行われる。
【0048】前記ラジカル開始剤の例としては、アゾビ
スイソブチロニトリルなどのアゾ系ラジカル開始剤、ベ
ンゾイルパーオキサイドなどの有機過酸化物等が挙げら
れ、連鎖移動剤の例としては、n−ドデシルメルカプタ
ン、t−ドデシルメルカプタン、ラウリルメルカプタン
等のメルカプタン類や含ハロゲン化合物等が挙げられ
る。溶剤としては、例えばエーテル類、炭化水素類、エ
ステル類のごとき非反応性の溶剤を使用するのが好まし
い。
【0049】重合体(D)は、最終接着強度の点から、
シロキサン結合を形成することによって架橋しうるケイ
素含有基(以下、反応性ケイ素基という)を有している
ことが好ましい。
【0050】重合体(D)に反応性ケイ素基を導入する
方法には種々の方法があるが、例えば、重合性不飽和
結合と反応性ケイ素基を有する化合物を、単量体(a)
および(b)とともに共重合させる方法、重合性不飽
和結合と反応性官能基(以下Y基という)を有する化合
物(例えば、アクリル酸)を単量体(a)および(b)
とともに共重合させ、そののち生成した共重合体を反応
性ケイ素基およびY基と反応しうる官能基(以下Y’基
という)を有する化合物(たとえばイソシアネート基と
−Si(OCH33基を有する化合物)と反応させる方
法、連鎖移動剤として反応性ケイ素基を含有するメル
カプタンの存在下、単量体(a)および(b)を共重合
させる方法、反応性ケイ素基を含有するアゾビスニト
リル化合物やジスルフィド化合物を開始剤として単量体
(a)および(b)を共重合させる方法、リビングラ
ジカル重合法によって単量体(a)および(b)を重合
させ、分子末端に反応性ケイ素基を導入する方法、等が
挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、〜の方法を各々任意に組み合わせることも可
能である。
【0051】記載の重合性不飽和結合と反応性ケイ素
基を有する化合物は、一般式(10): CH2=C(R5)COOR8−[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa・ ・・(10) (式中R5は前記に同じ。R8は炭素数1〜6の2価のア
ルキレン基を示す。R1,R2,X,a,b,mは前記と
同じ。) または一般式(11): CH2=C(R5)−[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa・・・(1 1) (式中R5,R1,R2,X,a,b,mは前記と同
じ。)で表される。
【0052】前記一般式(10)のR8としては、例えば
メチレン基、エチレン基、プロピレン基等を挙げること
ができる。なお一般式(10)または(11)で表される
モノマーは1種類でもよく、2種以上用いてもよい。
【0053】一般式(10)または(11)で表され
る、重合性不飽和結合と反応性ケイ素基を有する化合物
としては、例えば、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキ
シシラン等のγ−メタクリロキシプロピルアルキルポリ
アルコキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン等のγ−アクリロキシプロピルアルキルポリアルコキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチルジ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等のビニル
アルキルポリアルコキシシラン等を挙げることができ
る。
【0054】重合体(D)に含有される反応性ケイ素基
の数は、特に限定されるものではないが、接着力への効
果、コストの点から、重合体(D)一分子中に平均0.
1個以上3.0個以下、さらに好ましくは0.5個以上
2.5個以下がよい。
【0055】この様な製造法は、例えば、特開昭59−
122541号公報、特開昭63−112642号公報
の各明細書等に記載されている。
【0056】本発明の組成物における重合体(D)の使
用量は、(A)成分100重量部に対して5〜120重
量部の範囲が好ましく、更に好ましくは10〜100重
量部の範囲であり、通常、目的とする用途、性能に応じ
て選択される。重合体(D)の使用量が5重量部未満の
場合は接着性が低下したりし、また120重量部を越え
る場合は組成物の粘度が上昇しすぎたりするため好まし
くない。
【0057】本発明の硬化性組成物は、必要に応じてシ
ランカップリング剤や硬化触媒、エポキシ樹脂用硬化
剤、充填材、揺変剤、可塑剤、希釈剤、安定剤、着色剤
等を添加することができる。
【0058】シランカップリング剤の具体例としては、
例えば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチル
ジエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−ア
ミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジエトキシ
シラン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、N
−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−ベンジル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−ビニルベンジル−γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン等のアミノ基含有シラン類;γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
トリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエト
キシシラン等のメルカプト基含有シラン類;γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラ
ン等のエポキシ基含有シラン類;β−カルボキシエチル
トリエトキシシラン、β−カルボキシエチルフェニルビ
ス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−β−(カルボ
キシメチル)アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン等のカルボキシシラン類;ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリ
ロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−ア
クリロイルオキシプロピルメチルトリエトキシシラン等
のビニル型不飽和基含有シラン類;γ−クロロプロピル
トリメトキシシラン等のハロゲン含有シラン類;トリス
(トリメトキシシリル)イソシアヌレート等のイソシア
ヌレートシラン類;γ−イソシアネートプロピルトリメ
トキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキ
シシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジエトキ
シシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジメトキ
シシラン等のイソシアネート基含有シラン類等を挙げる
ことができる。また、これらを変性した誘導体である、
アミノ変性シリルポリマー、シリル化アミノポリマー、
不飽和アミノシラン錯体、ブロックイソシアネートシラ
ン、フェニルアミノ長鎖アルキルシラン、アミノシリル
化シリコーン、シリル化ポリエステル等もシランカップ
リング剤として用いることができる。これらシランカッ
プリング剤は単独で使用してもよく、2種類以上併用し
てもよい。
【0059】斯かるシランカップリング剤は、(A)成
分100重量部に対し、通常0.5〜20重量部の範
囲、好ましくは1〜15重量部の範囲で使用されるのが
良い。シランカップリング剤が0.5重量部未満では接
着性が低下し、20重量部を超えると組成物の反応性が
低下する場合があるため好ましくない。特に接着性の点
より、アミノシランやその反応物、エポキシシラン、イ
ソシアネートシランが好ましい。
【0060】硬化触媒の具体例としては、例えば、テト
ラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート等のチ
タン酸エステル類;ジブチルスズジラウレート、ジブチ
ルスズマレエート、ジブチルスズジアセテート、オクチ
ル酸スズ、ナフテン酸スズ、ジブチルスズオキサイドと
フタル酸エステルとの反応物、ジブチルスズビスアセチ
ルアセトナート等の有機スズ化合物類;アルミニウムト
リスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチル
アセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチ
ルアセトアセテート等の有機アルミニウム化合物類;ジ
ルコニウムテトラアセチルアセトナート、チタンテトラ
アセチルアセトナート等のキレート化合物類;オクチル
酸鉛;ブチルアミン、オクチルアミン、ジブチルアミ
ン、ラウリルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、オレイルアミン、シク
ロヘキシルアミン、ベンジルアミン、ジエチルアミノプ
ロピルアミン、キシリレンジアミン、トリエチレンジア
ミン、グアニジン、ジフェニルグアニジン、2,4,6
−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、モルホ
リン、N−メチルモルホリン、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウ
ンデセン−7(以下、DBUと略)等のアミン化合物、
あるいはこれらアミン化合物のカルボン酸等との塩;酸
性リン酸エステル;酸性リン酸エステルとアミンの反応
物;飽和若しくは不飽和の多価カルボン酸又はその酸無
水物;過剰のポリアミンと多塩基酸とから得られる低分
子量ポリアミド樹脂;過剰のポリアミンとエポキシ化合
物との反応生成物;γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−(β−アミノエチル)アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン等のアミノ基を有するシランカップリ
ング剤;等のシラノール縮合触媒、更には他の酸性触
媒、塩基性触媒等の公知のシラノール縮合触媒等が挙げ
られる。これらの触媒は単独で使用してもよく、2種類
以上併用してもよい。
【0061】斯かる硬化触媒は、(A)成分100重量
部に対し、通常0.01〜15重量部の範囲、好ましく
は0.1〜10重量部の範囲で使用されるのが良い。
0.01重量部未満では組成物の硬化性が低下し、15
重量部を超えると貯蔵安定性や接着性の低下等が起こる
ため好ましくない。特に硬化速度や貯蔵安定性の点よ
り、4価のスズ触媒が好ましい。
【0062】エポキシ樹脂用硬化剤の具体例としては、
例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ジ
エチルアミノプロピルアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、メチルペンタメチレンジアミン、トリメチルヘキサ
メチレンジアミン、グアニジン、オレイルアミン、等の
脂肪族アミン類;メンセンジアミン、イソホロンジアミ
ン、ノルボルナンジアミン、ピペリジン、N,N’−ジ
メチルピペラジン、N−アミノエチルピペラジン、1,
2−ジアミノシクロヘキサン、ビス(4−アミノ−3−
メチルシクロヘキシル)メタン、ビス(4−アミノシク
ロヘキシル)メタン、ポリシクロヘキシルポリアミン、
DBU等の脂環族アミン類;メタフェニレンジアミン、
4、4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジア
ミノジフェニルスルホン等の芳香族アミン類;m−キシ
リレンジアミン、ベンジルジメチルアミン、2−(ジメ
チルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノール等の脂肪芳香族ア
ミン類;3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカ
ン(ATU)、モルホリン、N−メチルモルホリン、ポ
リオキシプロピレンジアミン、ポリオキシプロピレント
リアミン、ポリオキシエチレンジアミン等のエーテル結
合を有するアミン類;ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等の水酸基含有アミン類;テトラヒドロ無水
フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチ
ルナジック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ドデシル無
水コハク酸等の酸無水物類;ダイマー酸にジエチレント
リアミンやトリエチレンテトラミン等のポリアミンを反
応させて得られるポリアミド、ダイマー酸以外のポリカ
ルボン酸を使ったポリアミド等のポリアミドアミン類;
2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール
類;ジシアンジアミド;ポリオキシプロピレン系ジアミ
ン、ポリオキシプロピレン系トリアミン等のポリオキシ
プロピレン系アミン類;フェノール類;上記アミン類に
エポキシ化合物を反応させて得られるエポキシ変性アミ
ン、上記アミン類にホルマリン、フェノール類を反応さ
せて得られるマンニッヒ変性アミン、マイケル付加変性
アミン、ケチミン、アルジミンといった変性アミン類;
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ルの2−エチルヘキサン酸塩等のアミン塩等が挙げられ
る。これら硬化剤は、単独で使用してもよく、2種類以
上併用してもよい。
【0063】斯かるエポキシ樹脂用硬化剤は、(C)成
分100重量部に対し、通常0.001〜100重量部
の範囲、好ましくは0.01〜90重量部の範囲で使用
されるのが良い。エポキシ樹脂用硬化剤の使用量が0.
001重量部未満ではエポキシ樹脂の硬化が不十分とな
り、90重量部を超えると界面へのブリード等により接
着性が低下する場合があるため好ましくない。特に硬化
性や接着性の点より、2液系では2,4,6−トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノールやポリオキシプロ
ピレン系ジアミンが好ましく、1液系ではケチミンやア
ルジミンが好ましい。
【0064】充填材の具体例としては、例えば、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、カーボンブ
ラック、溶融シリカ、沈降性シリカ、けいそう土、白
土、カオリン、クレー、タルク、木粉、クルミ殻粉、も
み殻粉、無水ケイ酸、石英粉末、アルミニウム粉末、亜
鉛粉末、アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維、ガラスビ
ーズ、アルミナ、ガラスバルーン、シラスバルーン、シ
リカバルーン、酸化ケイ素等の無機充填材や、パルプ、
木綿チップ等の木質充填材、粉末ゴム、再生ゴム、熱可
塑性あるいは熱硬化性樹脂の微粉末、ポリエチレン、ポ
リアクリロニトリル等の中空体等が有機充填材として挙
げられる。これら充填材は単独で使用してもよく、2種
類以上併用してもよい。
【0065】斯かる充填材は、(A)成分100重量部
に対し、通常50〜1000重量部の範囲、好ましくは
60〜900重量部の範囲で使用されるのが良い。充填
剤の使用量が50重量部未満では組成物のコストが上昇
し、1000重量部を超えると粘度が上がり作業性が低
下するため好ましくない。特に、品質、コストの点よ
り、炭酸カルシウムが好ましい。
【0066】揺変剤の具体例としては、例えば、水添ヒ
マシ油、有機アミドワックス、有機ベントナイト、ステ
アリン酸カルシウム等が挙げられる。これらの揺変剤
は、単独で使用してもよく、2種類以上併用してもよ
い。
【0067】斯かる揺変剤は、(A)成分100重量部
に対して0.1〜50重量部の範囲、好ましくは1〜3
0重量部の範囲で使用されるのが良い。揺変剤の使用量
が0.1重量部未満の場合は十分な揺変が得られない場
合があり、また50重量部を越える場合はコストが上昇
するなどの点で好ましくない。
【0068】可塑剤の具体例としては、例えば、ジオク
チルフタレート、ジブチルフタレート、ブチルベンジル
フタレート等のフタル酸エステル類;アジピン酸ジオク
チル、コハク酸イソデシル、セバシン酸ジブチル等の脂
肪族二塩基酸エステル類;ジエチレングリコールジベン
ゾエート、ペンタエリスリトールエステル等のグリコー
ルエステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシノール
酸メチル等の脂肪族エステル類;リン酸トリクレジル、
リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル等のリ
ン酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ
油、エポキシステアリン酸ベンジル等のエポキシ可塑剤
類;2塩基酸と2価アルコールとのポリエステル類等の
ポリエステル系可塑剤;ポリプロピレングリコールやそ
の誘導体等のポリエーテル類;ポリ−α−メチルスチレ
ン、ポリスチレン等のポリスチレン類;ポリブタジエ
ン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリクロ
ロプレン、ポリイソプレン、ポリブテン、塩素化パラフ
ィン類等が挙げられる。これらの可塑剤は単独で使用し
てもよく、2種類以上併用してもよい。
【0069】斯かる可塑剤は、(A)成分100重量部
に対し、通常10〜300重量部の範囲、好ましくは2
0〜250重量部の範囲で使用されるのが良い。可塑剤
の使用量が10重量部未満の場合には組成物の粘度が高
くなりすぎる場合があり、また300重量部を越える場
合は硬化物からの可塑剤の染み出しなどが生じる場合が
あり好ましくない。
【0070】本発明の硬化性組成物は、適度な粘度、硬
化性、接着性、強度、接着性、変形追従性、耐候性、お
よび良好な耐水性を有することから、土木、建築、工業
用途等の幅広い範囲でシーリング材、接着剤、注入材、
パテ材等として使用することができる。具体的には、内
外壁、床、各種コンクリート、金属等の目地シール、内
外装用床材の接着、内外壁へのタイル、石材、化粧パネ
ル等の接着、土管、マンホール、ケーブル等のシール接
着、ポッティング等の用途が挙げられる。
【0071】
【実施例】本発明をより一層明らかにする為に、以下に
具体的な実施例を揚げて説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。 (合成例1)数平均分子量約3,000のポリオキシプ
ロピレングリコール900g、数平均分子量約3,00
0のポリオキシプロピレントリオール100gを耐圧反
応容器に入れ、ナトリウムメトキシド(28%メタノー
ル溶液)を16.4g添加し、減圧撹拌しながら130
℃まで昇温した後2時間撹拌した。次いで塩化メチレン
を2.2g添加し1時間撹拌した後減圧脱揮した。更に
アリルクロリドを2.5g加えて1時間撹拌し減圧脱揮
した。得られた重合体をヘキサンに溶解し、ケイ酸アル
ミを詰めたキリ山ロートを通すことにより塩分を除去し
た。ろ液の濃縮によって得られたアリル基末端重合体4
00gを耐圧反応容器に入れ、メチルジメトキシシラン
8.3g、塩化白金酸触媒(塩化白金酸六水和物の5%
イソプロパノール溶液)0.072gを添加した後90
℃で2時間反応させた。GPC測定より数平均分子量は
19,000であり、1H−NMRより末端官能化率は
82%であることを確認した(ポリマーA)。 (合成例2)数平均分子量約5,200のポリオキシプ
ロピレングリコール800g、イソホロンジイソシアネ
ート50.2gを攪拌機付耐圧反応容器に入れて混合し
た後、錫触媒(ジブチル錫ジラウレートの10%DOP
溶液)0.8gを添加した。80℃で4時間攪拌後、イ
ソシアネート基の滴定を行ったところ、0.579%で
あった。これより求めた分子量は約15,000であっ
た。60℃まで冷却した後、γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン1.0[eq/NCO基]を加えて約30分
の攪拌し、IRよりNCO基の消失を確認した。(ポリ
マーB)。 (合成例3)110℃に加熱したトルエン43g中にア
クリル酸ブチル6.0g、メタクリル酸メチル66g、
メタクリル酸ステアリル13g、γ−メタクリロキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン5.4g、γ−メルカプ
トプロピルメチルジメトキシシラン7.0gおよびトル
エン23g混合物に重合開始剤としてアゾビスイソブチ
ロニトリル2.6gを溶かした溶液を4時間かけて滴下
した後、2時間後重合を行い、固形分濃度60%で、G
PC(ポリスチレン換算)による数平均分子量(Mn)
が2,200の共重合体を得た。
【0072】合成例1で得られたポリマーAとこの共重
合体とを固形分比(重量比)60/40でブレンドし、
エバポレーターを用い、減圧下、110℃加熱条件で脱
揮を行い、固形分濃度99%以上の透明で粘稠な液体を
得た(ポリマーC)。 (合成例4)数平均分子量約3,000のポリオキシプ
ロピレングリコール800g、数平均分子量約3,00
0のポリオキシプロピレントリオール200gを耐圧反
応容器に入れ、ナトリウムメトキシド(28%メタノー
ル溶液)を17.5g添加し、減圧撹拌しながら130
℃まで昇温した後2時間撹拌した。次いで塩化メチレン
を2.2g添加し1時間撹拌した後減圧脱揮した。更に
アリルクロリドを2.8g加えて1時間撹拌し減圧脱揮
した。得られた重合体をヘキサンに溶解し、ケイ酸アル
ミを詰めたキリ山ロートを通すことにより塩分を除去し
た。ろ液の濃縮によって得られたアリル基末端重合体4
00gを耐圧反応容器に入れ、メチルジメトキシシラン
8.5g、塩化白金酸触媒(塩化白金酸六水和物の5%
イソプロパノール溶液)0.072gを添加した後、9
0℃で2時間反応させた。GPC測定より数平均分子量
は15,000であり、1H−NMRより末端官能化率
は80%であることを確認した(ポリマーD)。 (合成例5)数平均分子量約3,000のポリオキシプ
ロピレントリオール311g、プロピレンオキシド39
g、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒
0.3gを耐圧反応容器に入れ、75℃で1時間撹拌し
た後プロピレンオキシド1,491gを徐々に滴下し、
数平均分子量15,000の水酸基末端オキシアルキレ
ン重合体を得た。この水酸基末端オキシアルキレン重合
体1,000gに対してナトリウムメトキシド(28%
メタノール溶液)を43.6g添加し、減圧撹拌しなが
ら130℃まで昇温した後2時間撹拌した。次いでアリ
ルクロリドを25.2g添加し1時間撹拌した後減圧脱
揮した。得られた重合体をヘキサンに溶解し、ケイ酸ア
ルミを詰めたキリ山ロートを通すことにより塩分を除去
した。ろ液の濃縮によって得られたアリル基末端重合体
400gを耐圧反応容器に入れ、メチルジメトキシシラ
ン6.7g、塩化白金酸触媒(塩化白金酸六水和物の5
%イソプロパノール溶液)0.072gを添加した後、
90℃で2時間反応させた。GPC測定より数平均分子
量は15,000であり、1H−NMRより末端官能化
率は80%であることを確認した(ポリマーE)。 (硬化性組成物の調製)表1および表2に示す組成で各
種配合材を混練し、実施例1〜21および比較例1〜5
の1液型硬化性組成物を作製した。なお、表1、表2中
のCML35およびCML31は何れも酸化カルシウム
である。 (物性評価)評価は下に示す項目について実施した。 接着性 モルタル基材へ上記硬化性組成物をビード状に塗布し、
23℃、50%R.H.の条件で7日間養生した。その
後硬化物とモルタルの間にナイフで切れ目を入れ、硬化
物を引き剥がして接着状態を観察した。モルタル側へ接
着剤が残った場合を○、残らなかった場合を×とした。
【0073】モルタル:50×50×15mm、エンジ
ニアリングテストサービス社製。
【0074】さらに水中に7日間浸漬した後同様の操作
を行い、耐水接着性を評価した。
【0075】評価結果を表1および表2に示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】水浸漬前は実施例、比較例、いずれの系も
モルタルに対し良好な接着性を示したが、水浸漬後は実
施例の系が依然良好であったのに対し比較例の系は接着
不良となった。
【0079】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物を使用することに
より、作業性や柔軟性、貯蔵安定性を低下させることな
く耐水接着性を改善することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63/00 C08L 63/00 A 83/06 83/06 101/06 101/06 C09K 3/10 C09K 3/10 E G L Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)反応性ケイ素基含有ポリオキシア
    ルキレン系重合体100重量部、(B)1分子中に1個
    以上のエポキシ基を含有する化合物0.001〜180
    重量部、(C)酸化カルシウムおよび/または水酸化カ
    ルシウム0.1〜400重量部を含有することを特徴と
    する硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 (A)反応性ケイ素基含有ポリオキシア
    ルキレン系重合体100重量部、(B)1分子中に1個
    以上のエポキシ基を含有する化合物0.001〜180
    重量部、(C)酸化カルシウムおよび/または水酸化カ
    ルシウム0.1〜400重量部、(D)1種または2種
    以上のアクリル酸アルキルエステル単量体単位および/
    またはメタクリル酸アルキルエステル単量体単位を分子
    鎖に含む重合体5〜120重量部を含有することを特徴
    とする硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分の反応性ケイ素基が、一般式
    (1): −[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa・・・(1) (式中R1およびR2は同一または異なる炭素数1から2
    0のアルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭素
    数7から20のアラルキル基または(R’)3SiO−
    で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1または
    2が2個以上存在する場合は、それらは同一であって
    も異なっていてもよい。ここでR’は炭素数が1から2
    0の一価の炭化水素基であり、3個のR’は同一であっ
    ても異なっていてもよい。Xは水酸基または加水分解性
    基を示し、Xが2個以上存在する時、それらは同一であ
    っても異なっていてもよい。aは0、1、2または3
    を、bは0、1、または2をそれぞれ示し、a+Σb≧
    2を満足するものとする。またm個の−Si(R1 2-b
    (Xb)O−基におけるbについて、それらは同一であ
    っても異なっていてもよい。mは0から19の整数を示
    す。)で表されることを特徴とする請求項1または2記
    載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分であるポリオキシアルキレン
    系重合体の主鎖骨格が、ポリオキシプロピレンからなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の硬化
    性組成物。
  5. 【請求項5】 (B)成分がエポキシ樹脂および/また
    はエポキシ基含有シリコン化合物であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性組成物。
  6. 【請求項6】 (C)成分が酸化カルシウムからなるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の硬化性
    組成物。
  7. 【請求項7】 (D)成分が、(a)炭素数1〜8のア
    ルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単量体単
    位および/またはメタクリル酸アルキルエステル単量体
    単位と(b)炭素数10以上のアルキル基を有するアク
    リル酸アルキルエステル単量体単位および/またはメタ
    クリル酸アルキルエステル単量体単位を分子鎖に含む重
    合体である請求項2〜6のいずれかに記載の硬化性組成
    物。
  8. 【請求項8】 (D)成分が、シロキサン結合を形成す
    ることによって架橋しうるケイ素含有基を有する重合体
    である請求項2〜7のいずれかに記載の硬化性組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101070A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Aica Kogyo Co Ltd シリコーン樹脂組成物
JP2009249418A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Aica Kogyo Co Ltd 湿気硬化性樹脂組成物
JP2011127007A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Cemedine Co Ltd 耐熱性が改善された硬化性組成物
JP2015504953A (ja) * 2012-01-12 2015-02-16 ピーアールシー−デソト インターナショナル,インコーポレイティド ポリチオエーテル、湿分硬化型組成物ならびにそれらの製造及び使用のための方法

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